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恋愛ジャンキー
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1:
涼
旧掲示板作品です。
2005-06-02 17:03:00 -
521:
涼
『お前の好きにしたらいいよ。もう、こんでもいいし。』
嫌われたかもしれない。
あたしと龍は、喧嘩の後いつも筆談をするのがお決まりだった。お互い、意地っ張りで素直に謝ったりできないからいつもあたしがノートに書いて、龍にペンと一緒に渡す。そのまま、紙の上で会話する。あたしはいつものように、ノートとペンを取り出した。龍はわかったのか、隣で黙って書き終えるのを待っていた。2005-06-30 03:42:00 -
522:
涼
紙の上でなら、あたしは素直になれる。言いたくないことまで言わせてごめんね、系の事を、ノートの半分くらいまで使って書いた。
“もう、あんなに困らせへんから、切るとかやめてな?”恐る恐る書いて、龍に渡した。龍はタバコをくわえたまま笑った。
“切るとか何やねん笑 考えすぎやって”と返ってきた。ほっとした。2005-06-30 03:43:00 -
523:
涼
中身を知らなきゃ付き合えない、と言うのは前から言われていたのだが、あたしは【付き合いながら知っていけばいいやん】と思うタイプだったので、どうもほかの理由があるような気がしてならなかった。
でも、もう今日みたいに、龍にあんな思いをさせちゃいけない。あんまり素直になりすぎるのも問題だな、と思った。2005-06-30 03:44:00 -
524:
涼
龍は、あたしのことは特別だと言う。
毎日連絡することなんてないと。ほかの客には三日にいっぺんだったりして普通だと。
外で会うのだって、みんな断っている。でも、お前とは約束してるやろ?だから、特別だ、と。2005-06-30 03:45:00 -
525:
涼
二回、あたしの友達が龍の先輩だから、4人でご飯を食べに行ったことはある。龍からすれば、断れる状況なのに行ったんだから、お前は特別だ、と。
特別だとは言ってくれても、付き合ってはくれない。もどかしかった。そんなに特別なら、付き合ってくれればいいのに、といつも思っていた。
あたしの頭は毎日龍でいっぱいだった。誠ちゃんのことなんて全く考えなかった。2005-06-30 03:47:00 -
526:
涼
その日、あたし真美とバーに向かった。昼近くまで開いているそのバーは料理もおいしくよく真美といっていた。その日は、あたしの友達もいて3人で飲んでいた。話の流れからそこのバーテンの子二人とカラオケに行くことになった。
それからしばらくあたしは龍の店にも行かずに、夜はすぐに寝ていた。
日曜日、仕事の後に真美とよく行くカフェでまったりしていた。二人ともまっすぐ家に帰るのはなんだか好きじゃなくていつも寄り道して帰っていた。2005-06-30 03:48:00 -
527:
涼
龍専用の着メロがなった。日曜日なのに?と思いながら電話に出る。
『おはよう・・・』寝起きなのか、声が重い。
『おはよ〜、どしたん??日曜やのに』
『お前さぁ・・・好きな男出来たやろ』
は???????2005-06-30 03:49:00 -
528:
涼
『なにゆーてんの?何のことか全くわからん笑 ネタ?』
『セブンの男とカラオケ行ったやろ』
何で知ってんねん…ってかカラオケ行っただけで好きな人???
『行ったけど…二人じゃないで?5人やで?』
『え、そうなん?』
明らかに声のトーンが変わった。二人で行ったとでも思っていたのか?てかそもそも誰に聞いたんだ?あの二人と顔見知りだとは思えないし…カラオケに行っただけで好きな人だと思っているとも思えない。2005-06-30 03:50:00 -
529:
涼
略
明らかに声のトーンが変わった。二人で行ったとでも思っていたのか?てかそもそも誰に聞いたんだ?あの二人と顔見知りだとは思えないし…カラオケに行っただけで好きな人だと思っているとも思えない。
2005-06-30 03:51:00 -
530:
涼
『俺今日営業行こうかどうしようか迷ってんねん』
明らかにいつもの龍とは違う。龍はそんなことで悩まない。たとえ誘われても、行かないと即決するはずだ。なんとなく【行かないで】と言って欲しいんだろうなと思った。2005-06-30 03:53:00