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いつもアンタは―…?
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1:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
http://bbs.yoasobiweb.com/test/mread.cgi/yomimono/1136618946/l5
2006-03-10 03:25:00 -
150:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
それでも涼は頼んでた。「頼むから話してくれ」って…
何度も何度もあたし達に向かって言っていた。
ついこないだまでなんて話すら聞こうとしやんかったのに…
それでも嬉しかった。涼が傷つかないですむかもって―…2006-03-28 01:07:00 -
151:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
…全部が幸せだったあの頃に戻りたいなんて言わないから…
だから傷つかないで。
幸せになって―…。
あの頃よりもっと幸せになって…2006-03-28 01:12:00 -
152:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
気付くとあたしの頬にも涙が流れていた。
優は鼻をすすりながらもありったけの言葉を使って涼に伝えた。
時間も忘れるぐらい―。最後の最後まで馬鹿正直やった涼―。はにかんだあの笑顔から今も時間がとまったまま…2006-03-28 01:19:00 -
153:
名無しさん
看板の話した者ですが?返事ありがとうございます??ぅち千日前でバィトしてるんですケドこの小説読んで看板と一緒の名前ゃったカラ気になったんです??頑張ってくださいね??
2006-03-29 03:43:00 -
155:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
涼は最後の最後まで真麻を信じてた。
涼に何回頼まれてもあたし達は言えなかった。
涼を見てると言えなかった…。
言った方がよかったんかな?それは今もわからない。
最後に優は「自分大事にしてな。」って涼に言ってあたし達は涼を送り出した。2006-03-30 14:03:00 -
156:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
あたし達は部屋に戻り、いろいろと話した。
あたしの頭の中をかけめぐるのはついさっきの事ばっかり。
涼の表情や優の言葉が離れなかった。
あたし達はその後二人で仕事に出た。2006-03-30 14:07:00 -
157:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
仕事も順調でなんら変わりのない毎日が過ぎていた。
〜♪〜♪〜
枕の横に置いてあった携帯の着信に起こされ寝ていたあたしは目が覚めた。
体を起こし、携帯を開いた。2006-03-30 14:13:00 -
158:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
…「着信 涼」
涼の文字を見た瞬間、寝ぼけていたあたしは一瞬にして目が覚めた。
何やろ?
涼から?…2006-03-30 14:18:00 -
159:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
「…はい。」
「………もしもし。俺…涼やけど。」
涼………泣いてる?
「…うん。」
「…今日時間とかある?」2006-03-30 14:26:00 -
160:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
え…?
「…………時間…?」
「あ〜忙しいよな。…ゴメン。」
「時間ならあるけど…どうしたん?」
「いや別に。はは」2006-03-30 14:31:00 -
161:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
泣いてる気がしたと思ったら急に明るくなった。「………」
沈黙が続いて先に口を開いたのは涼やった。
「じゃあ…今から二時間後とかいける?」
「うん…。大丈夫…。」
「じゃあ、かにさん前おってな〜。」2006-03-30 14:42:00 -
162:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
「うん。」
「じゃあまた後で」
そう言うと電話を切った。
なんでイキナリ?って思ったけどとりあえずあたしはベッドからすぐ出て着替え、シャワーを浴び簡単に化粧を済ませ二時間後に間に合うように準備をした。2006-03-30 14:47:00 -
163:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
10分も早くついてたのにすでに涼はいた。
いつもあたしが待つ側やのに…なんか涼が先いるなんて珍しいな――。
とか思いながらあたしは涼にかけよった。2006-03-30 14:51:00 -
164:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
「…おぉ。ごめんな。急で。悪かった。」
「うん…。大丈夫。」
「てか俺…腹減った。」
「あはは。なんか食べに行こっか?」
涼の言葉で重たかった二人の空気が少し軽くなった。2006-03-30 14:57:00 -
165:
名無しさん
ぁげ(>□
2006-03-30 19:28:00 -
166:
名無しさん
素敵な小説?これからも頑張って下さい?応援しています((o(*^▼^)o))
2006-03-30 22:10:00 -
167:
名無しさん
バーリおもろい??
主頑張って??2006-03-31 06:54:00 -
170:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
やっぱり入ったのはびくドンでいつものメニュー。
久しぶりのようで久しぶりじゃないん…カナ‥?
「…仕事は…順調?」
「え?うん。まあ順調かな?涼は‥?」
「うん…俺も。まあ順調」2006-03-31 20:44:00 -
171:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
「そっか。」
こんなに涼の顔をちゃんと見てこんな話が出来るなんて思わなかった。
涼があたしの前で笑ってる…
時間がとまればいいのにな…2006-03-31 21:04:00 -
172:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
〜♪〜♪〜♪
「…………。」
「…涼?携…帯…」
「ん?あ〜いいねん。」
携帯を受けなかった理由…一瞬悲しそうな表情を見せた。その時はわからなかった。2006-03-31 21:17:00 -
173:
名無しさん
アゲ?
2006-03-31 21:46:00 -
177:
名無しさん
気になる?
2006-04-02 13:14:00 -
178:
名無しさん
ぁげ?
2006-04-02 20:14:00 -
179:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
あたしは何で電話を受けないのか、誰からなのか不思議に思った。
でもなぜか触れてはいけないことだと思いそっとしておく事にした。
でもなんか今日の涼変……。
気のせいかな?…2006-04-03 02:26:00 -
180:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
ううん。
だって――……
あたしが前にいても、涼はいつも下にあるご飯ばっか見てあたしの事なんかほったらかして食べるのに。
それやのに―…あたしの顔をじーっと見てる。
お腹すいてないんかな?…おいしくないんかな?‥2006-04-03 02:32:00 -
181:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
それに―…
なんか無理して喋ってる…。
やっぱり変。2006-04-03 02:35:00 -
182:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
「涼もっと食べ〜やっ」
「………………っえ?あ〜うん。食べてる食べてる」ほら―…。
またあたしの顔見ながらボーッとしてた…。
涼の大好きなチーズハンバーグやのに…
2006-04-03 02:39:00 -
183:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
「あたし、顔なんかついてる?」
あたしはカバンから鏡を取出し覗き込んだ。
「な〜んも!」
そう言ってヘヘッと笑う涼につられてあたしも笑ってしまった。2006-04-03 02:41:00 -
184:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
「へ〜んなの!」
「ハハハ。」
涼が笑うからあたしもつられて二人で笑った。
幸せだったあの頃にすこし戻った気がした。
戻りたかった……2006-04-03 02:45:00 -
185:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
「まだにんじん食べられへんのかぁ?」
涼があたしが残した皿の上のにんじんを見て何気なく言った。
ま―…だ―?…
その言葉に不思議そうな顔をしたあたしを見て涼は慌てた様子でこう言った。2006-04-03 02:50:00 -
186:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
「いやっっ…何かにんじん嫌いそうな感じやん?」
意味わからん。とか思いながら、
「っやっぱり?あゆみ本間にんじんだけはあかんねん。」
と話を合わせた。
この時は全く気付いていなかった。2006-04-03 02:54:00 -
187:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
「っせやろ?!」と言って涼は笑っていたけどあたしは涼の慌てた様子とさっきの《まだ》っていう言葉が不思議やった。
だって―…
あたしがにんじん嫌いなんあの頃のアンタと優しか知らんはず…
あたしの聞き違いかぁ。
そう思ってあたしは納得した。2006-04-03 03:00:00 -
188:
ぁゅ ◆hdAYUec8MA
よんでます?頑張って下さい?
2006-04-03 03:04:00 -
190:
名無しさん
続き気になる??
頑張って下さい??2006-04-04 01:10:00 -
191:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
それからあたし達は二人でつまらない話で盛り上がったり、いっぱい笑い合った。
本間にあの頃に戻ったみたいやった。
夢を見てるんじゃないんかと思ったぐらい―…2006-04-04 03:06:00 -
192:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
その後あたし達はいつか二人で行ったゲーセンに行った。
一途すぎる涼だけに真麻と何かあったのかうすうす感じていた。
だけどあたしはあえて聞かなかった。2006-04-04 03:10:00 -
193:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
もし――……もし…
真麻を忘れたくて、あたしとこうしてるんなら…
あたしはそれでも構わないと思った。
愛されなくても愛したいと思った。2006-04-04 03:12:00 -
194:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
そのゲーセンで涼はあたしにプーさんの抱きまくらを取ってくれた。
「その抱きまくら抱いたら俺が浮かんでくるおまじないかけといたで♪」
無邪気な笑顔であたしにそう言った涼―…
まるで子供のようでそんな涼があたしは大好きやった。2006-04-04 03:18:00 -
195:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
「涼、プリクラ撮ろうや!」
なんであたしはこんな事言ったんやろう―…
涼は「嫌やわ〜!」って嫌がったけど無理矢理撮った。
プリクラ好きなくせに嫌がった理由…なんて…
知るはずもなかった。2006-04-04 03:23:00 -
196:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
時計を見るとかれこれもう3時間以上経っていた。
仕事を休むわけにも行かへんし…
「そろそろ帰ろっか!」
そう言ってあたし達はゲーセンを出た。2006-04-04 03:26:00 -
197:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
久しぶりに見た涼の笑顔が新鮮で見るたびあたしは、なんだか嬉しくなった。
幸せな気分になれた。
どんな事があっても―…
やっぱりあたしは涼が好きなんやなって改めて、実感した。2006-04-04 03:31:00 -
198:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
楽しい時間―…なつかしい時間―…幸せな時間―…
過ぎていくのはあっという間だった。2006-04-04 03:36:00 -
199:
あゆみ ◆mcrLIkeMDQ
「今日は本間いきなりでゴメンな。楽しかった!ありがとう。」
「ううん。あゆみこそ楽しかった。プーさんありがとう!」
「うん!また夜電話する。じゃあなあ〜」
「わかった!じゃあまたぁ〜。ばいばい♪」2006-04-04 03:39:00 -
200:
名無しさん
リアルタイム?頑張って下さい?
2006-04-04 03:40:00