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非恋愛体質

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  • 1:

    暇潰しにちょっと変わった日常を送った日々の事を
    書こうかと思います

    小学校4年生の時、父親の仕事の転勤で
    東京から大阪に引っ越す事になった。
    それまでの一緒に過ごして来た友人達と離れるのが嫌で
    数日、駄々をこねて父親と口をきかなかったのを
    大人になった今でも覚えてる。
    結局は子供の無意味な抵抗で
    否応無しに全く土地勘の無い大阪に来た。
    「新しい友人出来るのかな・・・」
    「いじめられないか・・・」
    そんな不安は見事に的中、どう見ても言葉遣いが全く違うあたしは
    いじめの対象に最適。

    2007-02-08 23:31:00
  • 11:

    >>10さん
    ごめんなさい_| ̄|○
    PCで打ってるから気付かなかったのです(´;ω;`)
    5行程なら大丈夫かな?

    2007-02-09 01:28:00
  • 12:

    「その制服は○○○学校だね?賢いね〜。制服も可愛いよね。似合うね」
    「あ、そうそう名前聞いていいかな?」
    おじさんは本当に満面の笑みで話を一方的にしていた。
    「名前は勝手に呼んで下さい(ばーか本名なんか言うか!)」
    そんな、あたしのふざけた返答でもおじさんは嫌な顔をせずに笑っていた。

    2007-02-09 01:45:00
  • 13:

    今度は罪悪感であたしの方の気分が沈む。
    そんな空気を察したのか更に明るい声で
    「いちごシェイク好きなの?じゃあイチゴちゃんって呼ぶわな」
    「え・・・ちょっとそれは・・・人に聞かれると恥ずかしい・・・」
    誰が聞いても偽名と分かる「いちごちゃん」だけは避けたかったけれどもおじさんは聞いちゃいない。

    2007-02-09 01:49:00
  • 14:

    こうなると受身になるしか無く嫌々あたしは「いちごちゃん」と言う名を受け入れた。
    周囲の視線を気にしながら、あたしはおじさんの話を聞き続けた。
    おじさんは歯科医をしている事や自分の好きな寿司の話をしたり
    あたしに気遣ってかSMAPの話題を話したりと色々な話題を話した。
    残念ながらSMAPに興味は持っていなかったけども聞き流す事無くあたしも「うん、うん」と
    頷いていた。

    2007-02-09 01:58:00
  • 15:

    日がどんどん暮れ出しおじさんはそれに気付き「夕飯一緒に食べに行こうか?」と
    聞いて来た。
    「ごめんなさい。門限8時で遅れると物凄く怒られるしお小遣いもくれなくなるんだ」と
    返事をするとおじさんは無理強いする事無く「そかそか、今日はありがとう」と言いながら
    あたしに笑顔を向けポケットから名刺を出し、あたしの手に握らせた。

    2007-02-09 02:12:00
  • 16:

    「いちごちゃんが暇な時にメールか電話頂戴?嫌なら今日限りでいいわ」と言って
    あたしの返事を待たずに早足にマックから出て行った。
    「はぁー」疲れた溜息と共に席を立ち、あたしも店を出たけれども
    おじさんの姿はもう街の人ごみに紛れて見えなかった。
    手の平の名刺をクシャクシャに握り潰し制服のポケットに突っ込みあたしは自宅へと足を向けた。

    2007-02-09 02:27:00
  • 17:

    おじさんとのお喋りで少しは寂しい気持ちが紛れたのは事実だったけれども
    朝になって学校に行く支度をしだした途端、あたしに暗い影を落とした。
    「電車乗るのも嫌、学校行くのも嫌、昼ご飯誰と食べたらいいの?ああ、でもずる休み出来ない」
    良くある思春期特有のネガティブな思考回路になり余計に気分が滅入り重くなる体をベッドに埋める。
    「あ、そうだ!」何を血迷ったのかそそくさと制服のポケットをあさり昨日、おじさんがくれた名刺を取り出した。

    2007-02-09 02:39:00
  • 18:

    本当は捨てるつもりだったけれどもおじさんの明るい笑顔を思い出したら
    気がとがめて結局そのまま名刺をポケットに入れたままだったのだ。
    クシャクシャに丸まった名刺を丁寧に手で伸ばしておじさんのメールアドレスを携帯に入力した。
    打ち出す文字は何の挨拶も無く用件だけ。
    「学校さぼるから会って下さい」

    2007-02-09 02:46:00
  • 19:

    数分して携帯が振動で揺れ出す。
    「午前中の診察終わった後でいいかな?」期待外れの返事でがっくりと肩が落ちた。
    「結局、学校行く羽目になったか・・・はぁ」溜息と共に返事を打ち出した。
    「了解。時間が空いたらメール下さい」何て愛想のないメール、おじさんの苦笑いが目に浮かぶ。

    2007-02-09 02:56:00
  • 20:

    再びおじさんからのメールが来たのは4時間目がそろそろ始まる頃だった。
    「もう、そろそろ終わるから1時間後に会えるよ」
    「了解。昨日のマックで待ってます」
    みんなが次の授業の準備をしている中、一人だけ場違いに教科書を鞄に詰め込み
    詰め込み終わると暗い顔をして保健室に向かった。

    2007-02-09 03:02:00
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