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極貧女とお嬢様

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  • 1:

    恵未

    私の名前はメグミ。恵まれた未来を…という意味を持って付けられた。
    両親の思いとは裏腹に、私が恵まれる事はなかった。

    2007-02-23 14:41:00
  • 2:

    恵未

    この話は私が産まれる前からと20歳になった今までの話。
    ―今から23年前。明美という女は隆という男に嫁いだ。明美はその名の通り、明るく美しい女だった。そんな明美を妻に迎えた隆は誰から見ても幸せだった。

    幸せな2人は結婚と同時に小さい家を建てた。

    2007-02-23 14:48:00
  • 3:



    それが間違いだった。

    2007-02-23 14:49:00
  • 4:

    小さな小さな一軒家。夫婦は幸せに暮らしていた。
    1年後その隣にものすごく大きな家が建った。
    《岡山夫婦》が引っ越して来た。賢そうな夫《尚輝》と綺麗な妻《真希》。

    岡山夫婦と広瀬夫婦(明美・隆)はすぐに仲良くなった。

    2007-02-23 14:53:00
  • 5:

    岡山家の広いリビングで四人で食卓を囲む。
    ワインを飲み会話を弾ませ、本当に仲良く過ごしていた。明美と真希は姉妹のように仲良く、隆と尚輝は親友のように…そんな日々が1年続いたある冬。
    明美の妊娠が発覚した。
    その1週間後に真希の妊娠も発覚した。

    2007-02-23 14:58:00
  • 6:

    そして同じ日に出産をした。

    ―こんな運命、テレビの中だけと思っていた―。

    明美の子には《恵未》と名付けられ、真希の子には《遥奈》と名付けられた。

    2007-02-23 15:00:00
  • 7:

    恵未と遥奈。同じ日に産まれた事もあり、双子のように仲良く育てられた。
    医者の妻、真希は娘にブランドの洋服を着せた。
    大工の妻、明美は娘にスーパーの安売りの服を着せた。
    真希は恵未にも遥奈とお揃いのブランド服を買ってはプレゼントした。

    2007-02-23 15:04:00
  • 8:

    幼い恵未は明美が買ってくるスーパーの服を「着たくない」と言って泣きわめいた。そのつど明美は怒り悲しんだ。
    やがて2人の娘は小学生になった。学校が終わると仲良く遥奈の家に帰る日々が続いた。
    小学2年生になったころ、隆が事故を起こし、仕事をクビになった。

    2007-02-23 15:08:00
  • 9:

    元々苦しい生活がもっと酷くなり、明美が働きに出て生活をしていた。
    隆は毎日お酒を飲んで寝ていた。

    私たちが小学6年生になった時、大きな事件が起きた。

    2007-02-23 15:10:00
  • 10:

    ある日家に帰ると、隆が首をつって自殺をしていた。
    私はどうしたらいいかわからず、遥奈の元に行った。泣いてる私に真希は「何があったの」と聞いた。
    「お父ちゃんが死んでる」

    2007-02-23 15:13:00
  • 11:

    その日から母親と2人きりの生活が続いた。相変わらず岡山夫婦は私達母子に良くしてくれた。
    真希のブランド服は明美の物に。遥奈のブランド服は恵未の元に。
    あの時母が言った言葉は忘れない。
    「恵未は名前の通り恵まれてるね」

    2007-02-23 15:16:00
  • 12:

    でも私は惨めだった。学校へ行くと友達に
    「遥奈ちゃんの服や〜」とからかわれた。遥奈だけは「メグはハルの親友やねんから、そんな言い方したらんとって」と私をかばってくれた。
    私は遥奈が大好きだった。

    2007-02-23 15:18:00
  • 13:

    中学に上がると、母は水商売をはじめた。夜中に目が覚めると母はいつも違う男とセックスしてた。
    父親が首を吊った部屋で。私はそんな母が大嫌いだった。
    顔を合わせば喧嘩になった。

    2007-02-23 15:20:00
  • 14:

    「おかん!いやらしい事ばっかせんといてぇや!」

    「生活のためやんか!」

    母はどんどん派手になっていった。男達から体と引き替えにお金を貰っていたみたいだ。

    2007-02-23 15:22:00
  • 15:

    私もそれなりの生活が出来た。母の体で稼いだお金で。そんな毎日に嫌気がさしていたある日の夜中、見てはいけない物を見てしまった。

    いつものように母のあえぎ声で目が覚めた。いつになくイライラしていた私は、ふすまを開けて叫んだ。

    2007-02-23 15:25:00
  • 16:

    「おかん!もぉやめてよ」
    男と目が合った。――遥奈の父親だった。
    「…嘘やろ?」

    2007-02-23 15:26:00
  • 17:

    口止料と言って、遥奈の父親に犯された。母親の前で処女を捨てた中学2年生の春だった。

    それから私は学校にも行かなくなり、悪い先輩と毎日遊んでいた。家には帰らなかった。シンナー・カツアゲ・ひったくり、悪い事なら何でもした。
    先輩にまわされた事もあった。

    2007-02-23 15:30:00
  • 18:

    中学3年生になる頃、私は1年ぶりに学校へ行った。
    遥奈が走って私の元に来た。綺麗で真面目な遥奈が私に笑顔で話しかけた。

    嬉しくて、私は今までの事を全て話した。遥奈を傷つけた。

    2007-02-23 15:33:00
  • 19:

    「メグ…パパとエッチしたん?おばちゃんもパパにお金もらってヤってたん?」
    「うん…」

    遥奈は泣いて走って帰った。言ってしまった私は後悔した。

    2007-02-23 15:34:00
  • 20:

    謝ろうと思い、遥奈の家に行く。遥奈の母に水をかけられた。私は自分の家に帰り、毎日遥奈の家の前で謝り続けた。
    自分の家に戻ると母親に
    「あんたえらい事してくれたのぉ」と怒鳴られる日々。
    外へ出ると遥奈の母親に睨まれる日々。

    2007-02-23 15:38:00
  • 21:

    名無しさん

    頑張って?

    2007-02-23 16:01:00
  • 22:

    名無しさん

    おもしろぃ?
    頑張ってくださぃ??

    2007-02-23 16:02:00
  • 23:

    名無しさん

    おもろぃ?
    主さんがんばってね?

    2007-02-23 16:06:00
  • 24:

    名無しさん

    あげ

    2007-02-23 19:00:00
  • 25:

    ドラマチックやわ 悪いドラマの方やけど…

    2007-02-23 23:52:00
  • 26:

    感想ありがとうございます?頑張って完結させます!

    2007-02-24 02:51:00
  • 27:

    >>20
    そんな毎日の中、私は次第に何もかもが嫌になった。私はワルクナイ。被害者なんじゃないか。悪いのは母親と遥奈の父親でしょ?
    …私は遥奈に手紙を書く事にした。

    2007-02-24 02:53:00
  • 28:

    【遥奈へ。逢って話するのは遥奈が嫌だと思うので手紙で謝りたい。事情とは言え、遥奈の耳に入れるべきじゃなかったね。私遥奈の気持ち考えてなかったね、親友を傷つけた事ホンマに反省してみす。ごめんなさい。恵未】

    すぐ岡山家のポストに入れて返事を待った。

    2007-02-24 02:57:00
  • 29:

    ↑「事情」ではなく「事実」です。誤字すみません

    2007-02-24 17:26:00
  • 30:

    「広瀬恵未」名前を呼ばれて卒業証書をうけとる。

    今日から私は…どうなるんだろう。

    ふと振り返ると母親の姿が見えた。ド派手な化粧に真っ赤なスーツ。恥ずかしくてたまらなかった。

    2007-02-24 19:56:00
  • 31:

    式も終わり、同級生の皆は運動場で写真を撮ったり後輩から花束を受け取ったりしている。
    同級生に友達と呼べる子などいない私は足早に門を出た。門の前には先輩達が待ってくれていた。
    「めぐオメデトー」と私に花束をくれたのは雄大くん。2つ上で1番ヤンチャといわれてる人だ。
    「雄大くんアリガト〜」花束を受け取ってその場で喋っていた。

    2007-02-24 20:00:00
  • 32:

    私は雄大くんに恋をしていた。毎日のように逢っていた。キスはしたけれどその先は…怖くて拒否してた。
    だって私、普通のセックスした事ないから。
    そんな私の過去をしっている雄大くんは私に優しかった。
    「俺は恵未の事が好きや。だから心の準備ができたら俺と付き合ってくれ」と言われていた。
    もうほとんど付き合ってる関係。ただ私の「イエス」がまだ出ないだけ。…好きすぎて。

    2007-02-24 20:06:00
  • 33:

    「めぐ今日おれんち来いや〜単車持ってくるからちょー待っとけ」
    私は門の前で待っていた。そこに遥奈が来た。
    「めぐ!」
    「遥奈…」

    2007-02-24 20:08:00
  • 34:

    「あんた雄大先輩と付き合ってるん!?」
    遥奈がすごい剣幕で聞いてきた。
    「付き合ってはないけど…まぁ付き合ってるみたいなもんかな」

    「はる雄大先輩の事好きやねん!うちら友達やろ?協力してや、別れて」

    2007-02-24 20:10:00
  • 35:

    「協力は無理やわ…ゴメン」
    「は?あんた悪いと思ってないん?パパとやった汚い体で雄大先輩ともやってんねやぁ。」

    何も言い返せなかった…。すると雄大くんが戻ってきた。

    2007-02-24 20:22:00
  • 36:

    気になります。がんばってください。

    2007-02-24 21:42:00
  • 37:

    名無しさん

    気になる??

    2007-02-24 23:58:00
  • 38:

    名無しさん

    遥奈のおやじが悪いんやん??
    腹立つ?

    2007-02-25 02:35:00
  • 39:

    名無しさん

    頑張れ?
    見ててなんか辛いょ?
    主さん幸せなってほしぃわ?

    2007-02-25 03:41:00
  • 40:

    名無しさん

    アゲッッッ???????

    2007-02-25 20:18:00
  • 41:

    名無しさん

    しおり?

    2007-02-25 21:56:00
  • 42:

    名無しさん

    気になる?

    2007-02-27 08:01:00
  • 43:

    皆様レスありがとうございます?読んでくれる方がいて本当に嬉しい☆更新遅いけど、頑張りますね?

    2007-02-28 01:07:00
  • 44:

    >>36の続きです。
    「めぐ!…あれ?そっちの子めぐの友達か?」
    雄大くんの言葉に私が返事をする前に遥奈が言った。「はい!岡山遥奈です。恵未チャンとは産まれた時からずっと一緒で、幼なじみみたいな感じなんです」

    2007-02-28 01:13:00
  • 45:

    「ふ〜ん。恵に同期の友達おったとか俺知らんかったわぁ。ベッピンやな。」

    「ありがとうございます。恵はあんまり自分のこと話さないからぁ〜」

    「せやなぁ。てか今から俺んち行くんやけど遥奈ちゃんも来るか?」

    2007-02-28 01:15:00
  • 46:



    10分後には雄大くんの家に居て、ソファに並んで座る2人を、私は正面から見ていた。

    2007-02-28 01:47:00
  • 47:

    どっからどう見ても美男美女カップルと邪魔者だ。。
    こんな惨めな思いをしてる自分に無性に腹がたった。
    母親に似たおかげか、私はそこそこ見た目に自信があった。

    2007-02-28 01:50:00
  • 48:

    だけど遥奈の前じゃ私は引き立て役にしかなれない。
    遥奈は…認めたくないけどとても綺麗なんだ。

    顔だけじゃない。いつもブランド物に囲まれて、髪だってネイルだっていつも小綺麗にしてる。

    2007-02-28 01:53:00
  • 49:

    どう見ても不釣り合いな私達。それでも雄大くんは私を好きだと言ってくれた。
    こんなどうしようもない私に優しくしてくれたんだ――。

    2007-02-28 02:01:00
  • 50:



    ―――――――

    2007-02-28 02:01:00
  • 51:

    卒業後、私は家を出る事になった。母親が再婚したので邪魔になったそうだ。

    出て行けと母親の再婚相手にもらったお金でアパートを借りてもらった。

    家賃3万円。携帯代1万円。食費、光熱費…。

    2007-02-28 02:04:00
  • 52:

    1ヶ月間1人暮らしすると、生活費がどれだけいるか思い知らされた。
    私はある居酒屋の社員になった。昼はファーストフードでアルバイトをした。
    毎日仕事の繰り返しでかなり疲れていたが、頻繁に雄大くんの家に通った。

    2007-02-28 02:06:00
  • 53:

    まぃ

    しおり

    2007-02-28 04:11:00
  • 54:

    名無しさん

    更新うれしい??

    あげ?

    2007-02-28 12:10:00
  • 55:

    名無しさん

    頑張って? 見てます?

    2007-03-01 21:55:00
  • 56:

    コメントありがとうです?
    >>54のつづきから書きます

    2007-03-02 02:39:00
  • 57:

    ある日『今日来て』と雄大くんからメールが入り、仕事帰りに家に寄った。
    インターホンを鳴らす。
    「あがってや〜」と中から聞こえたのでドアを開けて入った。
    リビングのソファに雄大くんが座っていたので、私も隣に座った。
    いつもと同じようにビデオ鑑賞会。

    2007-03-02 02:45:00
  • 58:

    1時間くらい経って、眠気が襲ってきたので「帰るわ〜」と言った。
    「…待てや、今日は帰んなや。泊まって?」と言われたが、明日も朝早いし第一付き合ってもない体の関係もない男の家に泊まるって…抵抗があった。
    でも雄大くんの強引さに負け、泊まる事になった。
    お風呂を貸してもらい、ゆっくり浸かる。1日の疲れを落とし借りたぶかぶかのスウェットを着て部屋に。

    2007-03-02 02:50:00
  • 59:

    「めぐ、おいで?」ベッドの中から雄大くんが私に声をかけた。恥ずかしくて私はソファに座った。
    「私ここで寝るから気にせんでいいよっ」精一杯強がった。
    すると寝転んでいた雄大くんが起き上がり、私の隣に座った。
    「そろそろえーか?…付き合ってくれや」

    2007-03-02 02:53:00
  • 60:

    私は黙って頷いた。
    そのまま自然にセックスをした。震える私を優しく抱いてくれた。「大丈夫やからな、俺が守ったるからな。」…幸せだった。

    ―この日から私と雄大くんは恋人同志になった。

    2007-03-02 02:55:00
  • 61:

    彼は「ここに住め」と言ってくれたが、甘えたくなかったので断った。
    仕事が終わったら2日に1回は会いに行ってた。疲れてなければセックスした。
    完璧に依存。何をしてても彼が頭から離れない…。

    半年間2人は順調に付き合っていた。

    2007-03-02 02:58:00
  • 62:

    名無しさん

    ?付き合ったんやぁ?

    2007-03-02 10:52:00
  • 63:

    恵未

    しかし、破局は突然やってきた…何時もと変わらないセックスだったのに、彼がアナルへ挿入しなければ……あれから半年あたしはアナルがゆるゆるになってしまい、垂れ流し状態だった!だから、電車に乗るのも何時も各停のみ、何時も替えのパンティを三枚もって、正露丸、ダラニスケ、ストッパー下痢止め 等々…このままでは人口肛門になってしまう…あたしは黙ってられなかった。アナル被害者の会を立ち上げて、毎日駅立ちを行いながら活動している…

    2007-03-02 11:08:00
  • 64:

    アイ

    65めぐちゃんの偽やろ。うちんとこも荒らされたわ

    2007-03-02 11:14:00
  • 65:

    しばらく書けなくてすみませんでした。
    >>65は偽主ですm(__)mやめてください。

    2007-03-05 12:32:00
  • 66:

    >>63からです。
    昼間バイト中、雄大からメールが入ってきた。
    《今日家来る?》《今日居酒屋の社員ミーティングあるから朝方までっぽいし行けんわ》とやり取りをして居酒屋へ。
    しかし店長不在のためミーティングはなしになった。驚かそうと黙って雄大の家に行く事にした。

    2007-03-05 12:38:00
  • 67:

    もらっていた合鍵で中に入る。広いマンションに住んでる雄大。玄関が開いた音は寝室からは聞こえない。赤いミュールが玄関にあった。…浮気や。私は勢いよく寝室のドアをあけ、
    「おまえ何してんねん」と。。
    ――そこには雄大が裸で女にまたがっていた。

    2007-03-05 12:41:00
  • 68:

    ベッドまで行きうしろから雄大をひっぱると、女の顔が見えた。…遥奈の顔が。雄大は「ちゃうねん、この子が…」と何か言っていたが、私は遥奈から目が離せなかった。
    「…はる?何これ。。」
    「見てわからん?雄大先輩うちのもんやから!」
    悪夢やった。雄大が裏切った事よりも遥奈がここに居る事がショックだった。

    2007-03-05 12:45:00
  • 69:

    「…ふぅん。この男もういらん。はるにあげるわ」
    と言って部屋から出た。
    雄大が追いかけてきたが、私は無視して家に帰った。
    何もする気になれず2つの仕事をやめた。家から出ずに1週間すごした。雄大からの着信が嫌なので携帯を折った。どうせ雄大以外からの着信なんてない携帯だし。。
    家にも何回か来たがあわなかった。

    2007-03-05 12:49:00
  • 70:

    名無しさん

    めっちゃおもろい?

    2007-03-05 12:49:00
  • 71:

    しかし居酒屋からの給料は貰えず、バイト先の給料も残り3000円。冷蔵庫の中は空っぽ。…これからどうしよう。
    ピンポーン。また雄大かな?「広瀬さーん!家賃いただけますか!?期限だいぶ待ってるんですよー。出て行ってもらわないといけないですよー。」…大家さんだ。仕方なくドアをあける。「すみません。今週中にはちゃんと払います。」
    なんやかんやと言われたが、なんとか納得してもらえた。
    今週中とか言っちゃったけど…私無職やん。どうしよう。

    2007-03-05 14:25:00
  • 72:

    アパートの部屋の前で座りこんで考えてた。すると隣の住人らしき人が帰ってきた。若くて綺麗で派手なお姉さん。どうみてもこのアパートにシャネルのバッグは不釣り合いだ。じっと見てたらお姉さんが喋りかけてきた。
    「あんたここの子?」「はい。こんにちは」「毎日男の子うるさいんやけど?」「はぁ。すみません」
    「どうせ浮気されて別れたってとこやろ?許したりや〜」…なんやこいつ。

    2007-03-05 14:30:00
  • 73:

    「許せないんですよ…」
    「うん、わかるよ。でもなぁ男ってそんなんやで。強くなりぃ!浮気許せるくらい余裕もった女なり!我慢と苦労は絶対むくわれるからな」
    私なんで初対面の人に家の前で説教されてんねやろ。と思ったら情けなくて泣けてきた。
    「泣くなって!部屋入り〜な」「はい。おじゃまします」
    今思い返せば意味がわからない。でも彼女との出会いが私を変えた。

    2007-03-05 14:35:00
  • 74:

    部屋に通された。私の部屋よりは家具がちゃんとあるが、どれもボロボロ。汚い部屋だった。小さい机の上には散らかった化粧品やコンビニ弁当のごみ。
    彼女はそれらをバーッと手で床に落とし、冷蔵庫から取ってきたかんビールを私に渡した。「かんぱーい」何にかはわからないけど乾杯した。
    「あたし涼子。18歳。あんたは?」
    「恵未です。16歳です。」…ってか絶対25くらいやと思ったのに2コしか変わらんのかよ。

    2007-03-05 14:40:00
  • 75:

    それから私と涼子はお互いの事をたくさん話した。
    涼子も私と同じような生い立ちで、親に追い出されここに辿りついたそうだ。
    近所のスナックで働いているが給料のほとんどを親に渡していて、常に貧乏。ブランド物はお客さんから貢いでもらった物。本物もあれば偽物も。
    究極にお金に困ったら質屋に行くらしい。
    ストレスがたまってるらしく、めちゃくちゃ喋った。

    2007-03-05 14:44:00
  • 76:

    その日から彼女に会う事もなく、相変わらずの毎日。仕事を探すもののなかなか見つからない。1週間後にはとうとう残り300円。おにぎりを3つ買うかタバコを買うか…。空腹にたえれずおにぎりを買った。
    『ピンポーン』…大家だ。居留守を使おう。
    ドンドンドン「広瀬さーん。もう待てませんよ、出て行って!いてるんでしょ!?」
    「大家さん、さっきそこの子出てったよ」玄関のむこうから涼子の声が聞こえた。

    2007-03-05 14:48:00
  • 77:

    名無しさん

    めっちゃおもしろいです?頑張って書いてください?早くこの先が見たい〜?

    2007-03-05 16:51:00
  • 78:

    ありがとうございます!頑張ります?
    大家さんと涼子の話し声が聞こえたが、何を言っているのかは聞こえなかった。しばらくして、またインターホンが鳴った。無視していると「涼やって!めぐいてるんやろ?あとで部屋来て〜」と言われた。隣のドアが開く音が聞こえた瞬間、私は部屋から飛び出て隣へ行った。
    「あんた〜もう出ていかなアカンで〜…」「うん聞こえてたよ。涼ちゃんアリガト。。私お金ないねん。タバコ1本くれへん?」
    そうしてなんやかんや喋ってるうちに、涼子の出勤時間がきたようで化粧をしだした。
    「店ついといで〜」と言われ、涼子の化粧品を借りて化粧をした。

    2007-03-05 20:12:00
  • 79:

    涼子の店は歩いて5分くらいの場所で、なかなか広いスナックだった。
    ママが1人、お姉さんが涼子を含め3人いた。涼子に言われるがまま私はカウンターの端っこに座った。生ビールを出してもらい、ママさんと喋っていた。
    ママさんがいい人で、話もはずんだ。何人かお客さんが来たが、どの人も私の思い描いてた《スナックのお客さん》とはまったく違って若くて楽しい人だった。皆で話したりゲームしたりなかなか盛り上がった。酔っ払って私のとこに戻ってきた涼子が「めぐも働きよ〜」と言ってきた。ママも「ホンマやわめぐちゃん!働いてくれへんか?」と言ってくれた。

    2007-03-05 20:17:00
  • 80:

    名無しさん

    今日は更新ないん??待ってるネ?

    2007-03-06 18:24:00
  • 81:

    仕事もうすぐ終わるので、終わってから少し更新して寝ます?遅くてすみませんm(__)m

    2007-03-07 00:43:00
  • 82:

    お疲れ様?楽しみに待ってます?

    2007-03-07 00:45:00
  • 83:

    心さんありがとう?>>81の続きです☆
    「えー、でも私人見知りすごいし…水商売むいてないですよ。男の人苦手やし」と返事すると、ママさんが笑いながら「そんなん最初だけやで!慣れたら普通。この世界はね、意外と奥深いのよ。アホそうに見えてアホにはできないの。どう?」と言った。

    ━そして水商売の世界に足をふみいれた。17歳になる直前だった━。

    2007-03-07 01:44:00
  • 84:

    次の日の夕方。私は涼子の部屋にいた。もうすぐママさんが来る。仕事の説明をしに来てくれるそうだ。
    涼子「ママ遅いな〜。」
    私「うん…」
    ちょうどそんな話をしていた頃にママさんがやって来た。昨夜のような優しさはなく、厳しい仕事の顔に見えた…。

    2007-03-07 01:47:00
  • 85:

    とんとん拍子に話は進み、時給1500円で私は雇ってもらえる事に。8時から2時まで。
    ママさんは私に色々なルールを教えてくれた。私はおとなしい性格なので、それを売りにして聞き役になれと言われた。横で黙って話を聞いていた涼子も「うん、めぐ癒し系なり!」とノリノリだった。
    ママさんが帰った後、涼子に「てか部屋さがさな〜なるべく近いとこがいいわぁ」と言うと、「めんどいやろ?ここ住みやあ」と言われた。
    行くとこもお金もなかった私は「いいの!?」と喜んだ。―同居開始―家事が得意な私は家事担当。食費も買い物も私持ち。だけど家賃・光熱費は涼子もち。
    快適な暮らしだった。

    2007-03-07 01:59:00
  • 86:

    名無しさん

    はまってます。すごいおもしろいです

    2007-03-07 21:33:00
  • 87:

    めぐ

    ありがとうございます!そう言われるととても嬉しいです。仕事終わったら更新します。

    2007-03-07 21:41:00
  • 88:

    1番嫌っていた水商売という仕事をはじめて1週間がたった。最初はきつく感じたが、だんだん慣れていきヤリガイまで感じれるようになった。
    胸を触ろうとする客には手を握って逃げる技まで身につけた。何人かではあるが私目当てに来てくれるお客さんもいた。
    仕事が終わり家に帰っては涼子と語り合ったり飲んだり。そんな毎日だった。
    前ほどお金に困る事もなく、《普通の生活》に近づいていった。このあたりが私が1番贅沢した時だった。

    2007-03-08 01:51:00
  • 89:

    雄大とはキッパリ別れ、涼子に紹介してもらったダイキと付き合った。
    何もかも順調だった。
    ママは厳しかったが涼子が支えてくれていたので問題はなかった。遥奈とも会う事がなく、私の人生はバラ色といっても過言ではなかった。
    でも幸せは長くは続かない。17歳になった頃から歯車が狂いだした…。

    2007-03-08 01:59:00
  • 90:

    ダイキにふられた。「親友のおやじに初体験を売った汚い女」と言われた。言ったのは遥奈だった。私がダイキと付き合ってた事をどこからか知り、別れさすためにダイキに近づいたようだ。
    私と別れたあとダイキは遥奈と付き合ったらしい。遥奈は私を憎んでいたから。
    私の男なら誰でもいいんだろう…。

    2007-03-08 02:06:00
  • 91:

    名無しさん

    遥奈めっちゃ最悪やな?続きが気になる〜?

    2007-03-08 05:17:00
  • 92:

    不幸は恋愛面だけにとどまらなかった。母親から久しぶりに連絡があり、「今すぐ来てほしい」と言われ家に行った。懐かしいな〜と思いながら上がると母親と再婚相手が座っていた。
    「あんた今水商売してるらしいなぁ」「そやけど何?」「お金入れてくれへんか」「…金なんかないわ!」
    よく聞けば再婚相手が仕事をクビになったらしい。母親も働くにはもう体がしんどい。すなわち2人あわせて収入が0…。それで私に毎月20万入れろと言うのだ。
    無茶苦茶な母親だ。

    2007-03-08 17:16:00
  • 93:

    この頃、私の収入は平均月21万円。20万なんて金額とても渡せない。母親を無視して涼子の待つアパートに帰ることにした。
    いえのドアを勢いよく閉めると、隣の岡山家の前にダイキの車が止まっていた。無性に虚しくなりしばらく豪邸を見つめた…。

    「ただいまぁ〜」涼子の顔を見るとホッとした。「おかぁちゃんどないしたん?」…今日の出来事を話した。

    2007-03-08 17:34:00
  • 94:

    名無しさん

    今日は終わりかな?気になる(+_+)

    2007-03-08 17:48:00
  • 95:

    名無しさん

    いつも楽しく読ましてもらってます。
    これ実話?

    2007-03-08 18:40:00
  • 96:

    皆さんレスありがとうございます。とても嬉しいです。恥ずかしながら私の実話です。

    2007-03-08 20:55:00
  • 97:

    名無しさん

    はずかしくなんかない。めぐちゃんはやさしいよね。普通親友の親父にひどい目にあったら、こっちから怒るのに(;_;)
    はるなが切れる意味わからんわ。

    2007-03-08 21:45:00
  • 98:

    名無しさん

    100

    2007-03-08 22:50:00
  • 99:

    優しいとかありがとうございます。実際は自分の事なんでいいように書いてるだけで腹黒い考え持ってる人間ですよm(__)mでもすごい嬉しいです。>>95の続き。

    2007-03-09 03:15:00
  • 100:

    名無しさん

    寝ちゃった?

    2007-03-09 03:46:00
  • 101:

    名無しさん

    フィクションかと思ってた?
    頑張ってな?

    2007-03-09 07:55:00
  • 102:

    ごめんなさいm(__)m昨日寝てしまいました。

    2007-03-09 17:34:00
  • 103:

    話し終わると涼子は「おかぁちゃんワイルドやな」と苦笑いをした。そして私は3日後にはティッシュ配りのアルバイトをはじめた。実家に15万円持って行ったら母親はすごく喜んだが、母と目をあわす事が出来なかった。
    家では食事当番だったのにヒマがなくなり食事を作れなくなって、涼子は毎日コンビニ弁当を食べていた。私も毎日おにぎりを2個くらいしか食べなくて、気持ち悪いくらい痩せていった。ママやお客さんが私を不敏に思い、差し入れをたくさんくれた。嬉しさと申し訳なさと情けなさが混じった複雑な思いで泣きながら食べた。そんな毎日だった。月あたまに毎月15万円持って行く半年が過ぎ、「お母さん、持ってきたよ」と実家に帰ると「悪いけど来月から30万持ってきてくれるか?」と言われた。
    「もう無理やって…私も苦しいねん」と言うと「だから頼んでるんやんか!」とキレられた。めんどくさくなって了解して家に帰った…。

    2007-03-09 17:46:00
  • 104:

    名無しさん

    おかんひどいな?パートとかしたらいいのに?旦那もいるのに

    2007-03-09 18:38:00
  • 105:

    名無しさん

    おかん最低やん?ひどすぎるわ

    2007-03-09 21:02:00
  • 106:

    名無しさん

    縁切ればえーのに…そんな親?

    2007-03-09 21:18:00
  • 107:

    名無しさん

    書いて

    2007-03-11 00:34:00
  • 108:

    遅くなってすみません。母親はこれからも最低なやつです…。

    2007-03-11 03:47:00
  • 109:

    この頃私は涼子との約束の《買い物、食事は私担当。家賃光熱費は涼子担当》が出来なくなっていた。食事はバラバラだし買い物(日用品等)をする時間もなかった。家賃と光熱費と買い物を全部折半していたので、月に必要な分のお金も多少あった。母親に渡すお金なんて増やせなかった。申し訳ないが電話で断った。「鬼や」と言われ涙がとまらなかった…。「あと5万だけやで。。」
    そしてまた働いては20万渡す。本当に生活が苦しかった。朝10時から6時まで働いて2日に1回6時からお客さんと同伴した。ご飯がお腹いっぱい食べれるから…。いやしい考えだが、母親を見捨てられない私がいた。

    2007-03-11 04:04:00
  • 110:

    なんとか毎日生活できていた。私はもう18歳になろうとしていた。恋なんてしてるヒマは私にはなかった。そしてまた悪夢が。。
    母親がサラ金でお金を借りてきたのだ。3社から。月々2万ずつの返済で合計6万。借りたお金で家をリフォームしたらしい。当たり前のように私が返す事になっていた。母親に渡す額は26万になった…。再婚相手はほとんど家に帰らなくなったそうだ。
    もう涼子の家を出るしかなかった。涼子は「家賃とかもういらんよ、おりや」と言ってくれたが甘えてばかりではいけない。泣きながら実家に戻った。「何しに帰ってきたんよ。めぐの部屋なんかないで!」と言われ、台所に布団をひいて生活した。

    2007-03-11 04:14:00
  • 111:

    疲れて寝ているとき、母親の部屋から声が聞こえて目が覚めた。よく耳をすまして聞くと「じゃあ私の娘と1回さしたるからお金ちょうだいよ」と言っていた。何かが音をたてて崩れた瞬間だった。狂ったように泣き叫びながら母親の髪の毛を引っ張った。いつ眠ったのか覚えてないが、起きたら財布から貰ったばかりの給料と母親が消えていた。

    2007-03-11 04:24:00
  • 112:

    みか

    頑張ってね?

    2007-03-11 05:00:00
  • 113:

    名無しさん

    おかん最低や?いくら親子の情あってもウチならこんなおかん見捨てる。鬼とかいわれても「おかんもウチに鬼みたいな事したやん」てゆう?

    ちなみに子供いますがこんな事考えられない。

    2007-03-11 05:14:00
  • 114:

    名無しさん

    ゆうたら悪いけど主もアホやな
    人良すぎるにも程がある

    2007-03-11 08:55:00
  • 115:

    名無しさん

    ↑の人たちこれは小説やのに感情入れすぎ。実話でもあくまで『小説』です。
    それにたとえどんなにヒドイ親であろうと他人が人様の親の事そんな事言うたらあかんと思う。あなたたちがアタシやったらこうするとかこの小説に関係ないし、人の事や生き方評価できるくらい偉い人間なんですか?主の親の事かばったり肯定するわけじゃないけど人には事情ってものがある。
    主さん長文スミマセン。頑張ってください。

    2007-03-11 11:02:00
  • 116:

    名無しさん

    メッチャオモロい('-^*)/

    主サン続きたのしみにしてます(^O^)/

    2007-03-11 11:40:00
  • 117:

    名無しさん

    おかんは誰に「さしたるからお金ちょうだい」言ってたん?

    2007-03-11 12:49:00
  • 118:

    皆様貴重な意見ありがとうございます。読んでて私や母親に不快感をおぼえた方がいたら申し訳ありません。レスは感想としてありがたく受け止めてるので、これからもお願いします?母親が誰に電話したのかはわかりません…。

    2007-03-11 15:22:00
  • 119:

    >>114〜。
    母親が消えた事はいいのだが、お金がなくなったのが痛かった。こうゆう時のためにカバンを二重底にして3万よけておいたので、それが私の全財産。まだ給料まで1ヶ月ある。3万で過ごせるか…。借金以外の支払いだけで5万は確実になくなる。。
    それから何日か後、仕事に行くために家を出ると遥奈に逢った。隣にいるのは知らない男。ダイキと別れたのだろう。
    「めぐお金に困ってるらしいやん」と言われ黙って下をむいて歩いていると、追いかけてきて「あげよか?」と札束を財布から取り出した。
    のどから手が出るほど欲しかったが、わずかに残ってたプライドが許さなかった。「ありがとう、いいよ…」遥奈は「困ったらいつでも言ってな、親友やん!」と笑った。情けなかった。

    2007-03-11 15:29:00
  • 120:

    仕事が終わり家に帰ると電気がとめられていた。ガス…水道までとまったら……考えたらこわくなった。乾電池を買って懐中電灯を天井から吊してしのいだ。
    次の日店に行ってママに話をし、日払いで給料をもらえる事になった。2日働いて電気代が払えた。
    ママに「あんた誰かスポンサー見つけたら?若いし綺麗んやから。。」とパパ?を作る事をすすめられた。
    実際何人かのお客さんから誘われていたが、どれも軽く流していた。
    どうしよう…。

    2007-03-11 15:35:00
  • 121:

    私は性に関して少し潔癖なところがあった。初体験と母親の影響だろう。お金を貰って抱かれるなんて私に出来るだろうか…。でも少しでも楽になる。。
    恥ずかしい話だが相当悩んだ。18歳の女の子。オシャレもしたい、遊びに行きたい…。

    2007-03-11 15:37:00
  • 122:

    青山さんというお客さんがいて、「月50で買ったる」と言われた事を思い出して連絡した。
    「明日むかえに行く」と言われ電話を切った。私の心は50万でいっぱいだった。
    ちらしの裏に《ネイル1万、服10万、美容室2万…》などと使い道を書きこんだりした。
    次の日。

    2007-03-11 15:41:00
  • 123:

    私はあるホテルにいた。青山さんはシャワーを浴びている。震える体をおさえて『大丈夫、これで楽なるんや…』と自分に言い聞かせた。
    シャワーから出てきた青山さんに抱きつかれた。「あ、私もシャワー…」
    「そんなんええから!」
    キスをされた。その瞬間私は彼を思いっきり突き飛ばした。

    2007-03-11 15:43:00
  • 124:

    「ごめんなさい!私…どうかしてました!本当にすみません!!」そう言ってホテルからとびだした。
    自分から誘ったくせに根性が無くて逃げてしまったのだ。
    家に帰って泣いた。。次の日店に行くと、ママに怒られた。「青山さん怒らして!あんたどないしてくれんのよ!」…当たり前だ。青山さんはもう店に来ないだろう。涼子に「今日泊まりにおいで」と言われた。涼子も怒っていた。

    2007-03-11 15:47:00
  • 125:

    名無しさん

    ???

    2007-03-11 22:43:00
  • 126:

    仕事が終わり涼子の家に行てた。缶ビールで乾杯。「りょう怒ってる…?」と私が聞くと「うん」と言った。その後続けて
    「あたしが怒ってんのは客逃がした事ちゃうで。あんたは身体使う子ちゃうやろ?せやのに最終手段使おうとしたって事は相当キツかったんやろ?…なんで言ってくれへんかったん?私貧乏やけど支え合ったら生活できるんちゃうか。友達ちゃうん?」
    私は泣かずには居れなかった。「ありがとう」しか言えなかった…。

    2007-03-12 00:23:00
  • 127:

    「究極お金ない時にはあたしを頼り!あたしがどないかしたるから」そう言って涼子は眠りについた。
    朝起きて涼子に手紙を書いた。《涼へ。色々ありがとう。本当に困った時は相談させてもらうね。バイト行ってきます。また夜、店で》
    バイトが終わり実家に着替えに戻った。…母親がいた。
    「お金…かえしてよ」と言った。「使ったわ」と言われた。
    「お母さんちょっと話せぇへん?私店休むわ」

    2007-03-12 00:29:00
  • 128:

    母親と正面むきあって話すのなんて何年ぶりだろう。
    生活がきつすぎる事を伝えた。家で出来る仕事を紹介し、「これからは借金は自分で返してください。私は近いうち出て行きます」と言った。泣きながら「助けて」と言われて少し気持ちが揺らいだが心を鬼にした。

    家を出る決心がついた。1ヶ月間がむしゃらに働いた。もうお金の心配はいらない。私の稼いだお金は私のものだ。財布にゆとりができてきた。
    財布と携帯だけ持って「お世話になりました」と言って家を出た。何年かぶりに上をむいて歩けた。ためたお金は10万円。家の近所で遥奈とすれ違って嫌味を言われたが笑って返した。

    2007-03-12 00:39:00
  • 129:

    名無しさん

    いつも読ませてもらってます。完結まで頑張ってください
    ママ、最悪ーーーーー まるで売春斡旋所みたい 

    2007-03-12 01:34:00
  • 130:

    名無しさん

    早くみたいー

    2007-03-13 00:11:00
  • 131:

    名無しさん

    気になる?

    2007-03-13 00:19:00
  • 132:

    名無しさん

    あげ?

    2007-03-13 15:22:00
  • 133:

    名無しさん

    楽しみにしてます

    2007-03-13 20:08:00
  • 134:

    あげ?

    2007-03-14 22:28:00
  • 135:

    名無しさん

    ??お気に入り?

    2007-03-15 23:46:00
  • 136:

    名無しさん

    あげ?

    2007-03-16 14:55:00
  • 137:

    めぐ

    遅くなってしまい申し訳ございませんでした。
    >>131の続きです

    2007-03-16 19:35:00
  • 138:

    涼子の家に行った。「これからこの街を出て1人で生活してみる」と言うと、「私も一緒に行く」と言った。少し困ったが、大好きな涼子の誘いを断る理由なんてどこにもなかった。
    次の日、2人で電車にのってミナミにむかった。
    キャッチされて1番条件のいいところに行こうと言い合っていた。

    2007-03-16 19:40:00
  • 139:

    何人かに声をかけられ、時給3000円のキャバクラに決めた。
    貸しドレスを着て接客をする。スナックのママに接客はだいぶ教えてもらったので、楽勝だった。女の子たちの印象も良く、何より黒服が優しかった。スナックの時も黒服が1人いたのだがその人は厳しい人だった。キャバクラの黒服が神様に見えた。
    寮に涼子と2人で住む事になった。
    働きだして1週間。慣れてきだして仕事を楽しんでいた。そんなある日、また不幸が私に訪れた。

    2007-03-16 19:49:00
  • 140:

    リアルタイム(・∀・)

    2007-03-16 19:51:00
  • 141:



    つくづく思う。私は幸せになれないんじゃないかって。普通の生活ができないんじゃないかって…

    2007-03-16 19:54:00
  • 142:

    名無しさん

    楽しみにまってます?

    2007-03-18 22:36:00
  • 143:

    名無しさん

    展開どうなるかワクワク??

    2007-03-18 22:42:00
  • 144:

    名無しさん

    書かへんの?

    2007-03-20 13:52:00
  • 145:

    おそくなってすみません。忙しくて・・・
    今日夜中から更新したいんですが、できないと申し訳ないのでサゲさせていただきます。
    更新まちまちで本当にすみません。必ず書きますので見守ってください。

    2007-03-20 19:09:00
  • 146:

    母親の再婚相手から1本の電話。
    「明美が倒れた」…母が心臓の病気になって倒れた。入院する事になった。その時、最低な娘だが私が心配したのは母の体ではなかった。お金の心配だ。「また私か」と思ってしまったのだ。とりあえず病院に行った。
    病室に入ると母は涙を流しながら言った。
    「恵未にはホンマに苦労かけるね…おかんを許して」と。

    2007-03-21 15:06:00
  • 147:

    その瞬間私は自分の愚かさに苦悩した。母が倒れたというのに自分の心配をした事をものすごく悔やんだ。
    そして自ら言った。
    「お母さん何も気にしんでいいよ。私が全部ちゃんとするから」と。
    それから私は働いた。夜はがむしゃらに働き昼は母の病院に行く毎日。

    2007-03-21 15:15:00
  • 148:

    名無しさん

    更新されてる?ヤッター?

    2007-03-21 22:13:00
  • 149:

    皮肉な事に入院してからの母と私は、以前より親子の絆が深まっていった。
    歳をとったせいかずっと丸くなっていた。そんな母を守りたい、強くそう思っていた。いつものように病室に入ると、なんと岡山親子(遥奈たち)が来ていた。
    もちろん遥奈の父親も…。私は3人の顔も見ずに頭を下げた。
    「すみませんわざわざお越しいただいて。お母さん、私用事できたから夕方また来ます」
    と言って病室を後にした

    2007-03-24 02:57:00
  • 150:

    こわかった。あの日私が遥奈の父親にされた事を思い出した。同時に笑って見ていた母の顔を。
    気持ちをおちつかせ病室に戻ると母がニコニコしていた。何故かイライラして冷たく「なに笑ってん」と言った。
    「この病院ね、岡山さんの息かかった病院やねんて。お母さんの入院費免除してもらえるの。んでね、見舞金ってゆってこんなにくれはってん」
    そう言って封筒を見せてきた。ぱっと見ただけだが100くらいありそうだった。

    2007-03-24 03:11:00
  • 151:

    名無しさん

    あげ?

    2007-03-24 22:42:00
  • 152:

    名無しさん

    ハルナとママも公認?シンジランネー?

    2007-03-26 05:15:00
  • 153:

    名無しさん

    ワクワクするね。?

    2007-03-26 14:34:00
  • 154:

    名無しさん

    楽しみにしてます

    2007-03-26 23:03:00
  • 155:

    名無しさん

    更新まってま−す(´∀`)

    2007-03-28 00:48:00
  • 156:

    名無しさん

    更新まってま−す(´∀`)

    2007-03-28 00:48:00
  • 157:

    名無しさん

    楽しみに毎日のぞいてるので書ける時に書いて下さいね?

    2007-04-02 15:51:00
  • 158:

    名無しさん

    楽しみ

    2007-04-03 01:28:00
  • 159:

    名無しさん

    なんであがらんの?

    2007-04-09 00:27:00
  • 160:

    ◆qApLQcSJh6

    ??

    2007-04-10 17:51:00
  • 161:

    名無しさん

    ねたつきたんかな?

    2007-04-25 08:48:00
  • 162:

    名無しさん

    書いて欲しい?

    2007-06-22 04:34:00
  • 163:

    名無しさん

    あげ

    2007-06-24 20:56:00
  • 164:

    名無しさん

    ?

    2007-06-25 04:37:00
  • 165:

    名無しさん

    2007-06-25 20:26:00
  • 166:

    名無しさん

    書いてほしい?

    2007-07-14 21:02:00
  • 167:

    恵◆hXSQ6K35PY

    私はそのお金を持って、岡山一家を追いかけた。「あんたなにするん?」母の言葉を無視して無我夢中で走り岡山一家の背中が見えた。「待ってください…」岡山一家が私にきずき止まってくれた。

    2007-10-26 11:34:00
  • 168:

    恵◆hXSQ6K35PY

    「お金お返しします。入院費もなんとかします。気持ちだけで結構です」というと遥奈のお父さんは「これは私たちの気持ちだから」と言い、お母さんと遥奈は私の事を鼻で笑い、遥奈がひっそりと「貧乏人が痩せガマンして」と言った。

    2007-10-26 11:38:00
  • 169:

    名無しさん

    てか今更書いてまた放置するんやったらまじで書くん辞めろ

    2007-10-26 13:46:00
  • 170:

    名無しさん

    そんなん言うなよ 前にリアルタイムで読んでて中断したからガッカリしたけど、やっと書いてくれるねんから 待ってた甲斐があった!完結まで頑張れ!

    2007-10-26 14:50:00
  • 171:

    名無しさん

    ↑そうやけどまた放置されたらたまらんわ…こんなけ放置してたんやし…もう放置わ辞めてな



    次は完結目指して頑張れ

    2007-10-26 16:27:00
  • 172:

    主です。久しぶりに夜遊び開いたらあがっていてビックリです。忙しくて2、3日更新できずにいて…それからずっと放置してしまいました。大変申し訳ございませんでした。>>170さん、私のかわりに続きを書いてくださりありがとうございました。私なんかより文才あって迷いましたが、事実と異なってきてしまうので
    >>157から書かせていただきます。

    2007-10-26 18:04:00
  • 173:

    >>153〜でした。すみません!

    2007-10-26 18:08:00
  • 174:

    私は母から封筒を奪い、「こんなんいらんやろ。病院も移ろ!私手続きしてくるわ」と言った。母はまだ辛いはずの体を無理やり起こし、「私の金やぁ!」と叫びながら封筒を取り返そうとした。
    その時の母の顔があまりにもおそろしくて、思わず持っていた封筒を落としてしまった。すると母はしゃがみ込み散らばったお金をかき集め、自分の懐にしまいこんだ。
    情けなくて私は病室を飛び出た。その足で実家に帰って泣いた。泣いていると、再婚相手が帰ってきて「恵未ちゃん…1万くれへん?」と手をだしてきた。
    私は男にくしゃくしゃの1万を投げつけ、また家を出た。
    お金ってこわいなぁ…と冷静に思った。

    2007-10-26 18:15:00
  • 175:

    その足でミナミの寮に帰ると涼子が暖かく迎えてくれた。
    泣きながらも今日のいきさつを話し終えると涼子が口を開いた。
    「めぐ、あんな、言いにくいけど…あんたのおかん最低やわ。縁きった方がいいんじゃない?とりあえず入院費用とか、なんとかさんがしてくれはるんやったらもぉそれでいいやん。あんたもう楽しぃや。」
    と…。

    2007-10-26 18:21:00
  • 176:

    更新されるとやっぱ嬉しいな!応援するわ!!

    2007-10-27 00:05:00
  • 177:

    ありがとうです!!

    続き。

    「うん…。とりあえず明日お母さんに逢ってから考える。」そう答えてその日は寝た。

    2007-10-27 02:40:00
  • 178:

    次の日病院に行くと母は消えていたが、私は特にビックリもしなかった。どうせ岡山のお金を持って出て行ったんだろう。借金返済してくれたらそれでいいと私は思い、仕事にむかった。
    久しぶりに清々しい気分になっていた。心のどこかで母親の存在をうっとぉしく感じていたから…。正直居なくなってくれて有り難かった。これで私は私の生活が出来る。肩の荷がおりた。
    自分へのご褒美にディオールのグロスを買った。はじめて100均以外で化粧品を買った。
    店についたがこの日は暇だった。待機してる時にナンバーワンのリカが話しかけてかた。

    2007-10-27 02:54:00
  • 179:

    久しぶりに更新されてる?主サンまた更新してね?

    2007-10-27 22:38:00
  • 180:

    ?..MINMI?

    次の更新楽しみIニ
    してるよ(´_`)?
    頑張って完結?
    して下さLIねぇ?

    2007-10-28 04:44:00
  • 181:

    名無しさん

    凄い人生ですね…。
    私だったら信じられないです…頑張ってね?*・V・)ノ?゙
    めぐちゃん応援してるよ?

    2007-10-28 17:16:00
  • 182:

    名無しさん

    応援してます!
    頑張ってね!

    2007-10-28 19:17:00
  • 183:

    名無しさん

    応援してます

    2007-10-31 01:24:00
  • 184:

    名無しさん

    あげ

    2007-11-06 03:41:00
  • 185:

    名無しさん

    また放置(笑)

    2007-11-06 05:49:00
  • 186:

    名無しさん

    放置ならかくな

    2007-11-09 20:13:00
  • 187:

    名無しさん

    しぉり

    2007-11-10 01:57:00
  • 188:

    名無しさん

    続きお願いします

    2007-11-10 05:04:00
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