小説掲示板【―脱落人生―】のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

夜遊びweb掲示板 関西夜遊びweb掲示板 関西
エリア選択

夜遊び掲示板を検索する

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。

掲示板リストメニュー

【―脱落人生―】

スレッド内検索:
  • 1:

    はじめて書かせてもらいます。恥を忍んで赤裸々に私の人生を書きたいと思います(/_・、) 下手な文章ですが読んでもらえると嬉しいです。

    愛、当日16歳。その頃はヤンチャに毎日遊び暮れていた。

    2005-05-04 12:37:00
  • 2:

    バイトも何もせず毎日遊んでいた私は、とうとうお金が底をついた…
    ある日、年下の朋子とチャリを乗りながらブラブラしていた。「愛さん、ちょっと前乗ってこいでもらえます?」と朋子が言ってきた。何でこがなアカンねん!と思いつつ、いつもこいでくれてるし少しならいいかーと思いかわった。

    2005-05-04 12:39:00
  • 3:

    人通りのない道にさしかかったとき朋子が「愛さん、私ちょっくら鞄パクってくるんで戻ったら速攻でチャリ走らせて逃げて下さい!」えっ…それひったくりやん…私はそんなんしてまで金は欲しくなかった。そう頭で思ってるとチャリから朋子がおりて、ひったくれるカモを探しに行った。

    2005-05-04 12:40:00
  • 4:

    それから5分もしないうちに息を切らしすごい勢いで走ってくる朋子の姿が見えた。「愛さん、ダッシュで適当にここから遠くへ行って下さい!」と言いながら後ろに座った。 私は、何故か言われる通りに凄い勢いでチャリをこいだ。10分くらいこいだだろう…『もう大丈夫やろ〜』と朋子に声をかけた。

    2005-05-04 12:42:00
  • 5:

    とりあえず近くに公園があったので公園で先ほどひったくりした鞄をあさる事にした。
    『どんな人狙ったん?』と朋子に問い掛けてみた。「年寄りのおばぁちゃんですよ!パクった瞬間キャーって言いながら倒れました!」と笑いながら言った。そうゆう朋子に私は『最悪やん!』と言いつつ本当にコイツ頭おかしいわ。と思った。

    2005-05-04 12:43:00
  • 6:

    結局財布の中には五千円ぽっちしか入っていなかった 私たちは、そのお金を握りしめ鞄を近くのゴミ箱へ捨てその場を立ち去った。 朋子「今からどーします?外いてポリに会ったらマズイでしょ。帰りましょうか!」私は早く帰りたかったのもあって朋子に家まで送ってもらい別れた。

    2005-05-04 12:45:00
  • 7:

    家に帰り部屋で一息つきながら煙草を吸った。 今日の出来事を思い返し、ひったくりした事に対して申し訳なくなった…『年寄り狙うなんて卑怯やなぁ〜』と思いながら捕まりませんように!と願った。

    2005-05-04 12:46:00
  • 8:

    亜由美「ぢゃー千秋に電話する☆」と言い亜由美が千秋と電話している間、私はどんな人やろ?と舞い上がっていた。
    亜由美「千秋が愛、明日行ける?って聞いてるけど」私は何も予定なかったので『いけんでー☆』と言った そしたら明日、千秋の地元に来てとの事で明日の予定が決まった。

    2005-05-04 12:48:00
  • 9:

    亜由美は電話を切り「明日楽しみやなー♪」と言ってニコニコした。私も『楽しみ☆』と言い、その日は亜由美の家に泊まり二人は明日に備えて早々眠りに入った。。。

    2005-05-04 12:50:00
  • 10:

    ―次の日―
    物音で目を覚ました私。見ると亜由美が風呂上がりで「もう昼やで!愛も早く風呂入っておいでよ!」と言い私は眠たい目を擦りながら急いで風呂に入った。 風呂から上がると念入りに化粧をしている亜由美に『気合いいれすぎ!笑』 「可愛いやろ?笑」と他愛もない会話をし二人して昼間っからテンション上がっていた

    2005-05-04 12:51:00
  • 11:

    私も亜由美が気合い入れてるのを見て、いつも以上にバッチリきめてみた。
    そうこうしているうちに夕方になり、亜由美の家から30分程かかる千秋の地元へ向かった。 バスに乗り電車に乗り換え普段なら長く感じる道のりが早く感じた。それは亜由美も感じていただろう。

    2005-05-04 12:52:00
  • 12:

    プルルル… 亜由美の携帯が鳴った。千秋かららしい。 亜由美「もうすぐ着くよ!…分かった☆」と言い電話を切った。亜由美「千秋、改札のとこで待ってるってさ!」そんな会話をしてるうちに、降りる駅に到着。私たちは急いで改札口へ向かった。

    2005-05-04 12:53:00
  • 13:

    改札の向こうに千秋の姿が見え「お待たせー☆久々♪」と私らは言いながら千秋に近付いて行った。
    千秋「あんなー男の子らまだやねんやん…少し待たなアカンけどゴメンなぁ」
    とりあえず三人で近くの階段に座り今から来る男の子達の話題をした。

    2005-05-04 12:54:00
  • 14:

    名無しさん

    当日?
    当時?

    2005-05-04 12:54:00
  • 15:

    15サン。ご指摘ありがとうございます(^-^;私も気付いていたんですが、書き込んだ後だったんで手遅れでした(>_

    2005-05-04 13:00:00
  • 16:

    はしゃいでいると、ヤンシャに改造した原チャリが二台こちらに向かって走ってきた! 千秋が立ち上がり手を振っている。「こっち!!」いかにもヤンキーみたいな二人がこっちに向かってきた。「二人とも本間に男前やからっ♪」と千秋が笑いながら私ら二人に言ってきた。亜由美と私は目を合わし二人してドキドキした。笑

    2005-05-04 13:02:00
  • 17:

    「おう!!」と言いながら男の子二人は原チャリを降りてきた。千秋が男の子らに「愛と亜由美やで!仲良くしたりな!」と紹介してくれた。一人は15歳、千秋が言った通り可愛いらしい顔をしてる浩二。もう一人は背は低いが顔は整ってる勇気くん17歳。私より一つ上の勇気くんに私は一目惚れをした。この人が私の脱落人生のきっかけになるとは知らずに…。

    2005-05-04 13:03:00
  • 18:

    とりあえず五人で近くのカラオケに入った。 亜由美は浩二を気に入ったらしい…やたら二人は会話が盛り上がっていた。 それに比べて私は緊張して勇気くんとあまり喋れてない…【第一印象最悪やわ。もう無理や】と諦めてカラオケの本をめくり歌を歌おうとした。 トントン 肩を叩かれ振り向くと勇気くん… えっはぃ? …

    2005-05-04 13:04:00
  • 19:

    なんと勇気くんから喋りかけてくれた…☆「自分、愛やっけ?」『うん…』「愛ってあんま喋れへんなぁ」と少し笑いながら話しかけてくれた。『なんか緊張してるねん…』と私は頬を赤らめた。笑った顔が目に焼き付き虜になった。

    2005-05-04 13:06:00
  • 20:

    千秋が歌を入れ、その場を盛り上げてくれた!しばらくし、私と亜由美はトイレに立ち二人でミーティングをした 『亜由美、浩二といい感じやんけ☆どーなんよ?』「うーん☆浩二可愛い♪ちょっと惚れそうやわ。笑 愛は勇気くんどない?☆」『緊張して喋られへんし!何話したらいいか分からんわ。』とスネ気味で言った

    2005-05-04 13:07:00
  • 21:

    「ぢゃーうちらが、きっかけ作ってくから愛ちゃんと喋んやで?わかった?」 『…うん』と照れながら私は頷いた。 気合いを亜由美と入れ部屋に戻ると三人はビールをこっそり持ち込んで飲んでいた。「愛、ビール飲める?」と勇気くんが声かけてくれた☆私はビールなんて苦くて飲めんかったけど勇気くんの誘いを断るなんて出来なく私は嫌いなビールを少しづつ飲みだした…

    2005-05-04 13:08:00
  • 22:

    全員でビールを飲みながら歌をうたい、あっという間に時間は過ぎた。私は既にホロ酔いに出来上がってた。笑 亜由美と浩二は酔って二人でジャレてる。唯一シラフなのが勇気くんと千秋だったそんな私たちを見兼ねて勇気くんが「ちょい原チャリで ブラッチしよか☆酔い覚ましにな!」と言い全員大賛成した☆

    2005-05-04 13:10:00
  • 23:

    カラオケを出て「どーする?二台しかないなぁーどっちか三ケしな。」と勇気くんが言いだし亜由美が「千秋と浩二と三ケする!」と言った。亜由美は私の方を見てウィンクした。そんな亜由美の気遣いもあって私は勇気くんのケツに乗せてもらった☆ 「ちゃんとつかまっときや☆落ちたら危ないから」と声をかけてくれた♪「そっち三人も気付けて着いてこいよ!」勇気くんは皆に優しい☆…更に惚れた。。

    2005-05-04 13:11:00
  • 24:

    「愛?どっか行きたいとこある?」勇気くんが聞いてきた。『どこでもいい☆勇気くんと一緒やったら♪』と酔った勢いもあって大胆に言ってしまった。笑
    「ぢゃー俺の地元行くな」『うん☆』勇気くんは後から着いて来てる三人に「俺の地元のタコ公園行く!」と告げ先を走った。勇気くんの原チャリはマフラーをいじってて人の声が聞こえにくいくらいの音がしていた。

    2005-05-04 13:14:00
  • 25:

    走り出して10分くらい勇気くんが何か話している。原チャリの音に掻き消されながら聞こえたのが「愛って…可愛いなっ…」確かにそう言った。私は聞こえない振りをし笑いながら『何か言ったー?』と聞き返したが「何もない」と勇気くんが照れた。気持ちが舞い上がった私は勇気くんの腰に手を回しギュッとしがみついた

    2005-05-04 13:15:00
  • 26:

    走り出して20分くらいたっただろう。住宅街に入り公園が見えてきた。さっき勇気くんがタコ公園って言っていたからタコが見えすぐ分かった。 ― 到着 ―
    勇気「着いたよ☆」『アレ?後ろの三人来てないで?』と焦りながら私は言ったが「タコ公園って言ってるし浩二も千秋も場所分かるから大丈夫やろ☆」と勇気くんは答えた。 二人っきりに緊張して全く喋れなくなってる自分がいた。勇気くんも明らか意識してるのが分かった。お互い目を合わせれなかった…

    2005-05-04 13:17:00
  • 27:

    そんな中、この空気をきり口をひらいたのは勇気くんだった。「愛って学校行ってるん?」普通の質問だった。『行ってないよ!中卒やねん』…「俺と一緒や!毎日何してん?」…『遊んでるかな☆』…「そうか、悪い事はしたらアカンで!笑」と言ってきた。悪い事…ふっと前に朋子としたひったくりが頭をよぎった…。そんな事勇気くんにバレたらカッコ悪い…『悪い事なんてしてませーん♪』と茶化してしまった。

    2005-05-04 13:18:00
  • 28:

    「…彼氏はいてるん?」とまだ質問攻めに合っていた 『いてないよ…いたら今日遊びに来てないし!勇気くんは?』……「最近までパクられてたから、その間に振られた!笑」一瞬勇気くんが悲しげな顔をした。『ゴメンへんなん聞いて…』勇気くんの事は気になるが聞いたら駄目だと思い私は口を閉ざした。しばらく沈黙になり…勇気くんが「愛可愛いな」…へ?今なんて言った?と私はビックリした 何て答えたらいいか分からず黙ったら、いきなしキスしようとしてきた…

    2005-05-04 13:19:00
  • 29:

    『えっ…ちょっと待って…出来ひん…』私は動揺した 彼氏でもないのに出来ひん。勇気くん軽すぎるわと少しショック受けた。勇気くんはすぐに「ゴメン…」と言って離れた。 その時見計らったように亜由美達がやっと到着した。『遅いー!何してたんよー!』と私の問い掛けに三人は「途中でポリに追い掛けられて巻いてた!ごめんてー」 そうゆう事やったんや。まぁタイミング良かったし許してあげた

    2005-05-04 13:20:00
  • 30:

    もう、時間的にも遅くなり日も暮れて真っ暗。とりあえず皆で輪になり他愛もない話をしていた。
    プルルル…♪ 「携帯鳴ってるで!誰?」と誰かが言った その携帯は私だった。『ちょっとゴメン』と言ってその場を離れた。 液晶を見ると…着信―たいき―… 地元の男友達だった。

    2005-05-04 13:21:00
  • 31:

    『はい?何?今遊んでて忙しいんやけどー!』とふてこく出た。「遊んでる場合じゃないで!お前!今すぐ地元戻って来いよ!」たいきは慌ただしく戻れと言わんばかり。『無理やし!今すぐは嫌やわ!』…「お前なぁ〜…。朋子おるやろ?アイツ、パクられよった!」……『まじで?なんで?』私は焦った。朋子がパクられたら私まで芋釣る式にひっぱられるんちゃうん…と思った。とりあえず地元に戻ったら連絡すると伝え、電話を切った。。。

    2005-05-04 13:23:00
  • 32:

    亜由美が「電話誰?」と聞いてきた。『たいきやで!なんか地元で色々あったみたいで今すぐ来いって言われた』…「行くんか?」と亜由美に聞かれ、居てもたってもいれなくて私は『行かないとアカンっぽい』と皆に伝えた。 それは仕方ないと言ってくれ亜由美にだけ朋子の事を伝え私は帰ろうとした。

    2005-05-04 13:26:00
  • 33:

    私は立ち上がり電車で帰ろうと思い駅の場所を聞いたら「送ってってあげる」それだけを言い勇気くんが立ち上がり原チャリにエンジンをかけた。『ゴメン。ありがとう』とだけ言い亜由美達と別れた。

    2005-05-04 13:28:00
  • 34:

    「地元どこ?」…えっ?地元まで?『愛の地元こっから30分はかかるで!遠いから駅でいいし』って言ったがそれでも「どこ?」と聞いてきて場所を伝えた。 地元に向かう途中、一言も言葉を交わさなかった。30分くらいたった頃、見慣れた地元近くまで来ていた それから少しすると、いつもたまり場にしているーたいきの家の近くまできていた。『次の信号のとこでいいよ』… −到着−。

    2005-05-04 13:29:00
  • 35:

    …『ありがとう。ごめんね』…「ぢゃー番号とアド教えて☆」と笑いながら聞いてきた。私は両方教えて、その場で勇気くんと別れた
    急いでたいきに電話をした 『もうたいきの家の近くやけど!』「おう!鍵あいてるから上がってこいよ☆」 そう言われ、たいきの家へ足早に歩いた。

    2005-05-04 13:30:00
  • 36:

    ピピピッ♪
    −メール一件受信− 開いてみると、知らないアドレス…。【勇気やけど、今日は楽しかったわ。また遊ぼうな!はよ帰れよ☆ 俺、愛の事…好きになったっぽい】…勇気くんからのメールだった 好き?うそぉ?めっちゃ嬉しい♪すぐに【愛も☆今日はありがと♪】と送信した。。これっきり連絡がとれなくなるとも知らずに…

    2005-05-04 13:31:00
  • 37:

    少し歩くと、たいきの家が見えた。 ―ガチャ―
    ドアを開けると、大量の靴がグチャグチャに散乱していた たいきの家は一階に台所があり部屋は二階にある。二階から皆の声がしている 階段をのぼり、たいきの部屋を覗いたら男女7、8人 がいた。「おう愛!」皆が出迎えてくれた!「愛ともう少しで会えんなるなー」とたいきが言ってきた。私は意味が分からなかった…『意味わからんて!何でなん?朋子の話聞かせて!』と皆に問い掛けた。

    2005-05-04 14:44:00
  • 38:

    たいき「朋子な、一週間前くらいに窃盗でパクられてんて…それで愛も前に朋子の奴とひったくりしたやろ?あいつの事やからお前の事まで言いそうやろ…」私は頷きながら話を聞いた。確かに朋子は口が軽く私の事まで言ってそうな予感はした。 たいきが話を続けて「朋子がパクられてから一週間くらいやん?そろそろお前にポリ来てもおかしくないかなって…」

    2005-05-04 14:44:00
  • 39:

    それを聞き私は『仕方ないわ。愛前科ないし一ヶ月で出てこれるやろ?ちょっと旅でたと思って☆』…皆心配してくれて言ってくれてるのに私は、平然を装った 「手紙書くわなぁ〜!」まだパクられるとも決まってないのに勝手に話進めんなよ…と思いながら『淋しいから絶対書いてなぁ』と話を終わらせた。 はぁ〜『今日は疲れたから帰る』と皆に告げその場を後にした。 家に帰るまで約10分くらい…いつもより家が遠く感じた・・・

    2005-05-04 14:46:00
  • 40:

    帰りながら今日の出来事を振り返ってた。勇気くんの事ばかり…頭から離れない 家に帰ってからも、メール しようか悩んだ末明日メールする事にした。亜由美には【今家帰ったわ〜!先帰ってゴメンなぁ(T-T)また明日浩二との報告待ってる☆】とだけ送信し、その日は寝る事にした。

    2005-05-04 14:47:00
  • 41:

    ―翌朝― ピンポーン〜♪やたらひつこく鳴ってる家のチャイムで目が覚めた。 何やら玄関の方で男の人の話し声がする。。 トントントン…と誰かが私の部屋をノックした。 ガチャ……「警察や。自分が何したか分かるな?とりあえず今から署に来てもらうから三日分くらいの着替えを用意してきなさい。」警察の人は、それだけを私に伝え私の部屋をあさりだした。。 もう心臓止まるかと思った。いきなりすぎる…予告してくれよと思いながら言われた通り仕度をする。

    2005-05-04 14:48:00
  • 42:

    着替えに部屋を出て、婦人警官に体チェックされて凶器を持ってないかなど調べられた。。チェック完了!「ぢゃー行こうか。お母さん、後で署の方に来て下さい。それと愛さん三日くらい帰れませんから少しお金を渡してあげて下さい。」と警察は母に告げ母から五千円渡された。母は私が連れて行かれる前に「愛ちゃん…。」何が言いたかったのかは痛い程わかる。 母の泣きそうな顔をみて胸が、ギュンと詰まった感じがした。『ごめん』とだけ言い私は背を向け家を出た。

    2005-05-04 14:49:00
  • 43:

    警察に腕を持たれながら、少年課と書かれた部屋に通され、その中の更に小さな部屋がありそこへ案内された。 ―ガチャ― 扉が閉められ体の大きい男の人が入ってきて「今から読み上げる事に間違いないか確かめてくれな」それだけを言い渡し私は『はい』と答えた。

    2005-05-04 15:41:00
  • 44:

    「平成○年×月△日 私、石川愛は菅原朋子と共謀し……【省略】ひったくりをした事に間違いありません。
    どうや愛!間違いないか?」途中まで聞いていたが面倒臭くなり聞き流していたが『はい』とだけ答えた。

    2005-05-04 15:43:00
  • 45:

    「よし!ぢゃー名前を書いて左手の人差し指でハンを押してくれな!」もう何もかも始めての体験で頭がいっぱいやった。。言われる通りにし次は逮捕状を読み上げた。先ほど読み上げた内容と似ていた。「【省略】石川愛を逮捕する。」と言われワッパ(手錠)をかけられた。「今日は午後から現場検証して留置所に入ってもらうからな?」…『はい』とだけ答え黙り込んだ

    2005-05-04 15:44:00
  • 46:

    それから母は警察所に来たみたいだか説明をうけただけで私とは会わずに帰って行った。きっと母の顔を見たら泣きそうになってただろう。。 ―数時間後―

    現場検証も終わり留置所に通され、その日はそこで眠った。 案外ノー天気な私は安らかに眠りについた。

    2005-05-04 15:45:00
  • 47:

    ―翌朝― ガチャガチャと鍵を開ける音がした。歯磨や洗顔。朝食を食べた。
    午後になり、昨日会った体のでかい男の人がきて、「今から裁判所に行くから出ようか」といわれ又手錠をされた。裏口に出て車へ乗り込み30分くらい車を走らせてただろう。【家庭裁判所堺支部】に到着し又も裏口から入った。

    2005-05-04 15:45:00
  • 48:

    お次は何すんねん?と不思議でたまらなかった。
    小さな部屋へ通され体の大きい男の人と女の人と私で待ち合い室みたいな所で待たされた。 しばらくすると別の部屋へ通され「そこの長椅子に座りなさい」と言われ私は素直に従った。 私の目の前には老婆という感じの女の人が座っていた。…この人が裁判官?…と一人考えていたら老婆の人が挨拶をし「今から石川愛さんに対して審判を行います」…ん?意味がわからなかったが延々と老婆の人が喋り続け「石川愛さんを少年鑑別所へ送致します」と言う審判結果だった。

    2005-05-04 15:46:00
  • 49:

    【やっぱりカンベかぁ…】
    「さぁー鑑別所に向かおうか!ここからすぐや。同じ堺の田出井町ってとこやからな」…私は少し楽しみにしていた!罪を犯したのにワクワクしていた。前にテレビで広末主演の《リップスティック》のドラマを見ていて、あんなんやと勝手に思い込んでいた。車に乗り込み10分もしないうちに鑑別所に到着した。

    2005-05-04 15:53:00
  • 50:

    建物の中に入り、警察の人とはここでお別れ。鑑別所の先生に向かって「石川愛です。お願いしますと引き渡され又調書に来るからな」と言いその場を去って行った。
    女の人が来て身体検査をされた。全裸にされブラをはずされた。…『ブラしないと乳首すけますやん!』と小さな抗議をしたが、ワイヤーが入ってあり「凶器になるから駄目だ」と言われた 【なかなか厳しいやん】と一人で呟いた。

    2005-05-04 16:01:00
  • 51:

    次に女の人は「これを着なさい」とブラウスとジャージを持ってきた。…一通り生活の流れや説明を受け生活に必要な物をカゴに入れカゴを持ち女子寮4号舎へ案内され個室部屋に通された。
    「用がある時は小さな食器口からほうきを出しなさい」とだけ言われ女の先生は消えて行った。…部屋に通され入ってみた印象は【狭い!ドラマと違うやん!】……当たり前だ。ドラマなんて信じてた私はアホだった…笑 トイレもカーテンで仕切られてるだけで小さなタンスと小さなテレビに小さな勉強机に布団。それだけしかなかった…

    2005-05-04 16:10:00
  • 52:

    何故か、この狭い部屋にいると淋しさが込み上げてきた。。。はじめて味わった孤独感。その夜、私は布団にもぐりながら泣いた。
    勇気くん…亜由美…たいき…お母さん…すごく皆に会いたくなり今まで当たり前に一緒にいた友達や家族に会えなくなり、当たり前だった日々を思いだし泣き続けた。そして私は極度の淋しがり屋だったことを思い知らされた。

    2005-05-04 16:17:00
  • 53:

    入所して一週間それなりにしっかり規則を守り平凡に過ごしている中、手紙が何通か届いた…。一通目差し出し人【亜由美】からだった。先に看守が手紙をチェックしてから渡される。既に開封されていた…《大好きな愛へ☆元気かな?愛がいなくて皆淋しがってるよ…早く帰ってきてね(>_

    2005-05-04 16:26:00
  • 54:

    また手紙を読んでたら涙が溢れてきた…私は手紙から亜由美の元気を貰った!

    二通目、差出人《たいき》愛へ。はよ帰ってこいよ。みんな待ってるからよ!ぢゃーな。 …それだけだった。【不器用なたいきが一生懸命書いてくれた手紙、どんな顔しながら書いたんやろ?】と想像したらニヤけてた。笑

    2005-05-04 16:32:00
  • 55:

    …三通目…差出人《母》
    愛ちゃん、自分のした事の重大さをよく考えてしっかり反省してきて下さい。母は愛ちゃんの事を想うと一晩中寝れません。お父さんも愛ちゃんが美味しいご飯を食べてないだろうと言って何もご飯食べません。毎日ビールしか飲まずに皆耐えてます。一日も早く愛ちゃんの顔が見れますように…面会にも行きますね。母
    …と書かれていた。…震えが止まらない。母親の手紙を読み私は又涙が出た。胸が締め付けられる思いで…

    2005-05-04 16:38:00
  • 56:

    みんなの手紙を読み、早く帰りたいと強く思うようになり私は真面目に生活をしていた。 毎日何より楽しみなのが勇気くんからの手紙♪いつ届くか待ち遠しかった。 ―しかし―
    勇気くんからの手紙はいつまで待っても届く事なく…審判の日を迎えた…。

    2005-05-04 16:42:00
  • 57:

    ―審判当日―予定時刻は16時からだ。朝起床し、いつもの用に掃除をし、ぼんやりしながら昼食を済ました昼休憩の間に女の先生に「出る仕度をしなさい」と言われ身支度を始めた。…やっとこの日が来た♪…身支度を終えたと同時に女の先生が迎えに来た。
    「石川!審判に行くから出なさい」と言われ入所した時に身体検査をされた部屋へと入り又も検索され私服に着替えた。

    2005-05-04 16:50:00
  • 58:

    『お世話になりました』と軽く頭を下げた。「二度とここへは帰ってきては駄目ですよ」『はい!』と言い車へ乗り込み鑑別所を後にした…。 ―数分後― 裁判所に到着した。午後からの審判は私を合わせ男三人、女二人だった。一人一人約30分づつくらいで審判は始まった…。私の手にはまだ手錠がはめられている…。この手錠は今日はずされるのか…家にちゃんと帰れるのか…審判が始まるまでドキドキしながら待っていた。

    2005-05-04 16:57:00
  • 59:

    刻々と時間は過ぎ予定時間の16時を迎えた。―コンコン―ドアがひらかれた…「石川愛!でなさい」私は静かに立ち上がり審判室の前で手錠外された。
    ―コンコン―『失礼します』ゆっくり扉を開けると、そこには以前鑑別所へ送致すると言った老婆がいた。
    私の座る長椅子の後ろに両親もいた。裁判官が「どうぞ!お座りください」と微笑みながら言った。

    2005-05-04 17:04:00
  • 60:

    「それでは審判をはじめます。全員起立。」と挨拶を交わした。 裁判官は分厚い私の調書を読み上げた 「石川愛さん、鑑別所はどうでしたか?しっかり反省できましたか?」…『はい。被害者の方に申し訳なく思い深く反省しました』と私は裁判官に告げた。…「そうですか。では、もし一般社会へ戻れたら何をしますか?」…『一生懸命仕事をして美容師になる夢を叶えたいと想います』…と少し大袈裟に返答した。…「それでは石川愛さんに審判を下したいと思います………石川愛さんを…保護観察にします…」

    2005-05-04 17:12:00
  • 61:

    【ヤッタ♪出れる!やっと亜由美とか勇気くん皆に会える☆】心の中でガッツポーズをした。。…全く本当に反省したのか分かりやしない
    保護観察という審判結果になったので審判室を後にし保護観察館と保護司を紹介して貰い簡単な説明を受け私たちは帰宅した。

    2005-05-04 17:18:00
  • 62:

    久々に自宅に着くと、たった一ヶ月なのに懐かしく思えた。 とりあえず両親に謝り部屋へ引きこもった。 久々の部屋、まず携帯を充電した。センター問い合わせ 何件もメールが届いてた。
    勇気くん…【何してるん?俺のこと嫌なん?俺なんかした?】パクられたと聞く前に送ってきたのだろう… 誰よりも先に連絡しよ☆とドキドキしながら電話をかけてみた…発信…《おかけになった電話番号は現在使われておりません…》……へ?何で?何度も何度も発信しても繋がらなかった…

    2005-05-04 17:25:00
  • 63:

    どうしたのかと心配になり亜由美に電話をした。
    『もっしもーし♪亜由美』「愛出れたん!?お帰り♪声聞きたかったわぁ☆元気そうやな!笑」…『亜由美こそ元気そうやん☆声聞いてるだけで涙でそーやわ』「亜由もやし♪今日夜亜由美の家泊においでよ☆」…『うん♪行く☆あっ!それとさ〜勇気くんに電話してんけど繋がらんかった…何でなん?元気してるん?』「…勇気くんなぁ〜…まぁ会って話すわ!とりあえず用意して来てなっ♪」

    2005-05-04 17:31:00
  • 64:

    そう言い電話を切った…。【なんか絶対勇気くんの事隠してるわ〜】と勘ぐりだした。【手紙も結局一通も来んかったんやし…。】一人であらゆる妄想をし凹んで行った…。でも亜由美と会ったら何か分かる!そう確信し急いで風呂に入り久々の化粧をした。

    2005-05-04 17:35:00
  • 65:

    亜由美の家に向かう途中、たいきに電話をした。
    プルルル…「お帰りー!!」何人かで声を揃えて言ってくれたのが分かった。『もしもし?誰がいるんよ!』たいきが「俺と由香里と文とやっちゃん!」…みんな地元の友達やった。「お前今から来いよ!みんないるし!」…『今、亜由美の家向かってるねん…』「ぢゃ後で亜由美と来いよ☆ささやかなパーティーしようぜ!」『ありがとう。亜由美に聞いて又連絡する』と言い電話を切った。私は本間に良い友達に囲まれてるわ☆と嬉しくなった♪

    2005-05-04 17:44:00
  • 66:

    たいきらと喋ってる間に亜由美の家の近くまで来ていた。…プルルル『亜由美?もう着くで!』「分かった下りるわ☆」と会話を交わした。 少ししたら亜由美の家の方向から「あーいー」と叫んでるのが聞こえて足早に亜由美の元へ走った。 『亜由美〜!!会いたかった〜!』「うちもや〜」とうちらは抱き合った!笑

    2005-05-04 17:48:00
  • 67:

    亜由美の家へ入り、一息ついて勇気くんの事を話はじめた…。『なぁ亜由美?勇気くんどうしてん?』…「あぁ〜…勇気くんなぁ〜…」と言いにくそうに話をじらした。『愛なんも思わんし平気やからちゃんと話して?』…そしたら重い口を亜由美は開いた。

    2005-05-04 17:54:00
  • 68:

    「勇気くんな、今ミナミおるで!」…『ミナミ?何しにミナミにいるん?』…地元オンリーだった私からしたらミナミなんて都会で恐いと思ってた。…以外に小心者なんで…

    「でな勇気くん、ミナミでホストしてんねんて…」
    『ホスト!?本間に?』「それで仕事忙しくなってな、地元にも帰ってこんと携帯解約されて、皆連絡とれんくなったねん…」

    2005-05-04 18:04:00
  • 69:

    【…ホスト…どんな世界か何も知らんし…】亜由美まで肩を落とし重い空気が流れた。『そーなんや☆生きてるだけで良かったやん♪亜由美言いにくそうに話すから死んだとか思った』と私は平然を装った。

    2005-05-04 18:07:00
  • 70:

    『まぁーホスト選んだんやったら頑張ったらいいんちゃうかな☆うちは勇気くんの事忘れるし。』…「本間にいいんか?無理やろ?本間に忘れれるんやったらいいけど…」亜由美は心配してくれたんや…『大丈夫♪すぐ次の恋みつけるし☆…あ!たいきらが出処パーティーしてくれるゆうてて亜由美と来いゆうてるから行かん?』私は話を終わらし、たいきらの場所へ行こうと促した。「いいよ♪」ぢゃー電話するわ☆

    2005-05-04 18:12:00
  • 71:

    プルルル…「あいよ!」たいきがいつもの様に出た。…『今から亜由美と行くで』「おう」 …そう言うと電話を切り歩いて、たいきの家へ向かった。…10分歩いて到着。今まで通りいつもの様に勝手に家へ上がり込んだ。 二階へ上がりドアを開くと…そこには変わらない友達が待っていてくれた

    2005-05-04 18:17:00
  • 72:

    みんなが「お帰り」と声かけてくれる。 本当にささやかなパーティーがひらかれた みんな片手にビールを持ちたいきが仕切る。「それでは!愛が出所したという事でカンパーイ♪」 みんな一気に飲み干した。私も勇気くんの事を忘れるかのように朝まで飲み明かした…。
    酔っぱらって私は大泣きしながら…勇気くんが…勇気くんが…と呟いていたらしい。 よっぽどショックだったんだろう… 私の初恋は16の夏に散った…。

    2005-05-04 18:22:00
  • 73:

    ↑訂正※京の束縛の激しさ にでした??

    2005-05-04 18:32:00
  • 74:

    それでも平凡な毎日を京と過ごしていた…そんなある日、京がとんでもない事を言い出した。「愛、俺ホストするわ!先輩に誘われてて断れんかってん。」…【ホスト?忘れていたはずの勇気くんもホストしてる…】私は当時ホストなんて理解できなかった…。『絶対無理!するんやったら別れる!それでもホストしたいんやったら私は家出てくし。』とまで言ってやった。別れてまでホスト選ばんやろ☆って思っていたが私の予想を覆すような返事が帰ってきた。

    2005-05-04 18:39:00
  • 75:

    「はっ?別れる?意味わからんねん!女は黙って男に付いてきとったらええねん」…何それ。逆ギレってやつやん…。『ホストなんか認めれる訳ないやん!もういいわ!』とだけ言って家を飛び出した。【もういい、別れたんねん】そう思いながら私は実家へ舞い戻った いつになく鳴りやまない京からの電話。私は着信拒否までした。

    2005-05-04 18:44:00
  • 76:

    ―数日後― ピピピッ…新着メール一件 京からのメールだった。《わかった。ごめん》と二言だけだった…《明日荷物取りに行くから》とだけメールを送信した。
    ―翌日― 私は京と過ごした家に向かった。部屋に着きドアを開けようとしたら鍵がかかっていた。【なんでいないねん。荷物取りに行くって言ったのに…】。仕方なしに一人で荷物をまとめ部屋を後にした。もう二度と京とは会うまいと思いながら…。

    2005-05-04 18:51:00
  • 77:

    京とも別れ、やっと束縛から開放され自由になった私は毎日友達と遊ぶような毎日に戻っていた。
    ―プルルル♪着信―涼子―
    涼子は友達の紹介で知り合った子。『あいよー☆どしたぁ?』「スタービーチで知り合った子と遊ぶ事なったから一緒に来て!」と頼まれた。だか涼子はいつも車持ちを選ぶ。『車やろ?』「当たり前☆」『ぢゃー行かない』とだけ言い電話を切った。出会い系なんて興味がなかったが涼子に影響されて少しするようになった。【のちに出会い系が私の運命を大きく変える事とは知らずに…】

    2005-05-04 19:02:00
  • 78:

    …ピピピッ♪―新着メール一件― 【スタビで知り合った龍くん】龍くんは結構私の家から近くに住む同い年。キャバクラのボーイとBARを掛け持ちで働いていた。「何してる?」『ボーっとしてる』とだけ送信した。するとすぐに返事が帰ってきた…。「一生のお願いやねん。明日の夜キャバクラで少し働いてくれへん?」 キャバクラ?そんなん私には無理だと思ったし水商売が原因で今まで大切な人達を犠牲にしてきたから私まで水商売は無理と思った。『無理やで』一言だけ送信した。

    2005-05-04 19:11:00
  • 79:

    ―プルルル♪着信―龍―
    ほんまひつこいと思いながらも出てしまった。『なにか?』「一日だけでいいねん!頼みます。」『私まだ17やから無理やん』…「大丈夫!そんなん俺かて17やし。店の人は話分かってくれる人やから大丈夫!」あまりにもひつこかったから『一日だけやで!』と念を押した。「ぢゃー明日、20時にミナミ来てな☆」と言われ電話を切った。【はぁ…キャバクラかぁー。何すんねやろ…京とか勇気くんに会いませんように…】キャバクラで働く事を私は誰にも言わず翌日一人でミナミへ行った

    2005-05-04 19:18:00
  • 80:

    一人でミナミなんてはじめてで小心者の私はビビってた それに龍にも会うのは初めてや…。【変な店ちゃうやんな〜】と不安になりながら龍に電話をした。
    ―プルルル『もうミナミのナカヌキヤの前きたよ〜』「おう!俺もおるよ!」と横をみたら龍らしき男と目が合った。

    2005-05-04 19:23:00
  • 81:

    「愛???」『はい…そうですけど…』「初対面☆龍やで☆』 私はビックリした。出会い系とかで知り合ったから絶対不細工だと思い込んでいた。でも【めっちゃ普通に男前やん!】。目鼻立ちがはっきりしてて美男子と言えるだろう…。

    2005-05-04 19:27:00
  • 82:

    「ぢゃー愛行こうか☆店すぐ近くやから!」と言われるがまま龍の後をついて行った。…こんな夜飲み屋街など来た事なくて圧倒され気味だった。笑

    「ここ!着いたよ☆」と沢山ビルが立ち並ぶ地下に店はあった。《フローラル》と看板に書いてある… 龍について行き扉を開けるとスーツ姿のギャル男みたいな人がいた。ここの店長らしい…
    「店長、昨日話した今日体験の愛です」私はペコリと頭を少し下げた。店長「17歳やねんな?」『はぃ』「分かった。とりあえず紙に記入して!」と言われ、私は従った。

    2005-05-04 19:37:00
  • 83:

    店長「愛ちゃん、源氏名何する?」『げんじめい?』「あーお店で呼び合う架空の名前!」名前なんて何でも良かった。【だって一日だけやし】と思っていると「ぢゃー葵にしよう!うちの前いたNO1の名前☆縁起かついでな!」
    〜今日一日だけキャバ嬢、葵が誕生した〜…

    2005-05-04 19:42:00
  • 84:

    「よし!開店や!龍キャッチ行って客連れてこいよ!」と店長が龍の背中を押しながら言った。「行ってきます」唯一頼りにしていた龍が行ってしまって心細くなった… 待機中に給料システムの事やら接客の仕方を教わった。【なんか面白そう♪】私は水商売にのめり込みそうな感じがした…

    2005-05-04 19:56:00
  • 85:

    名無しさん

    愛さん続き楽しみにしてます★

    2005-05-04 23:14:00
  • 86:

    89サンぁりがとうございますm(._.)m 誰も読んでくれてなぃのかと泣きそうになってました(T-T)一人でも読んでくれてる人がいる限り書き続けます☆

    2005-05-04 23:19:00
  • 87:

    「いらっしゃいませー」…龍の大きな声に私はビックリした…。。二十代後半と思われるリーマン二人組が来店。「ぢゃー早速、葵ちゃん行ってみよう♪とポンっと店長に背中を押された。
    【どーしよ。緊張する】とりあえず待機中に書いておいた名刺を握りしめ龍の後ろにへばりつき「葵ちゃん入りまーす♪」と龍が満面の笑みで私を案内した。「お隣り失礼しまぁーす☆初めまして葵ですぅ。今日初めてなんです☆やさしくして下さいね♪」と得意のスマイルを見せてみた。

    2005-05-04 23:39:00
  • 88:

    しばらくすると龍が来て、「ルリちゃん入りまーす」初対面ルリちゃんって子と一緒に接客する事になった 四人で話をしていると、ルリちゃんは昨日入店したばかりらしい…。私らはすぐに気が合い二人して『まだお客さんがいないし店に馴れてなくて淋しいの』と少し甘えてみた。笑
    すると私側に居たお客さんが「ボーイさん!この二人指名するわ」と言ってくれて結構な額を使ってくれた 初めてのお客さんだから今でも覚えてる…二時間半くらいいてくれただろう… チェックに入り番号とアドを交換しといた。

    2005-05-04 23:48:00
  • 89:

    お店の上まで行きルリちゃんと私は『ご馳走様でした☆気をつけてね?ありがとうございました』と深々頭を下げ姿が見えなくなるまで見送った…。
    私とルリちゃんは目を合わせ『ヤッタね♪』「私ルリって言います☆よろしく」…『私葵ですっ!よろしくね」と挨拶を交わした。

    2005-05-04 23:51:00
  • 90:

    その日は暇だったみたいで待機してる時間が長かった ルリちゃんも待機していたので話し掛けてみた…。『ルリちゃんって何歳?』「えっ…本当は16歳。葵ちゃんは?」…『私?17☆』年が近いのもあり仲良くなるのに時間はかからなかった。

    2005-05-04 23:54:00
  • 91:

    それから何人か接客をし、B指名?本とった☆…店が閉店し、店長に呼ばれた。「葵お疲れー☆キャバ初めてで指名とれるなんて凄いよ!はい、今日の給料な☆」手にとった初めてのキャバの給料約二万円。…私には大金すぎた…【こんなに貰えるん…?】楽しく過ごしてお給料貰えて私は天職だ☆と思った。

    2005-05-05 00:01:00
  • 92:

    「明日21時出勤で行ける?」と店長に聞かれた…。
    私は「……」【だって今日だけって…】店長「葵なら絶対売れるよ!頑張ったら給料増えるし。」『わかりました。とりあえず、まだ体験と言う事で明日来ます』と伝え用意されていた送りで真っ直ぐ帰宅した。

    2005-05-05 00:06:00
  • 93:

    【ほんとに私って意思弱いし流されちゃうわ〜】と反省した…。今日は、なんだかんだ疲れたから眠る事にした。

    ―翌日― 夕方に目が覚めた私はミナミに行く仕度をした。なぜだか気分は楽しい 入店しちゃってミナミに住もうかな?とまで浮かれていた。 私の性格、思い立ったら即行動!!後先考えないで突っ走る!!足早に覚えたてのミナミの街を歩き店へと向かった。

    2005-05-05 00:12:00
  • 94:

    『おはよーございます!』そこには店長の姿があった 「おう!おはよう☆」…『店長、私入店します…。それで寮に入りたいです』と伝えた。「入店大歓迎♪寮も明日にでもすぐ入れる部屋があるし、仕事終わったら入居してええよ!家賃は毎月7万!今月は日割りでいいし☆」私は喜び即入居すると決めた!!

    「おはようございますぅ」とルリが出勤してきた。『今日から入店したんだ☆』「本間に!?一緒に頑張ろう♪」と二人で誓った。
    そうこうしてるうちに開店の時間…「ルリと葵と龍の三人で少し店前でキャッチしてくれへんか?」

    2005-05-05 00:21:00
  • 95:

    私は訳が分からず龍とルリについて行きビル前に立った。龍が「二人は笑顔で一時間どうですか?って声かけるだけなぁ☆」私とルリは指示に従って声をかけつづけた。【結構面白い】とノッてきた。笑
    『どーですかぁ〜?♪』 キャチに夢中になってた私の肩を トントン 誰かが叩いた…振り返ると……。二度と会うまいと思っていた京だった…ビックリした顔で「お前…何してんねん…」と問い掛けてきた。私は平然を装い、『ん?キャバで働いてるけど?久々やん。京こそこんなとこで何してんよ。』…聞くまでもなかった。私よりホストを選び別れた奴なんやから。

    2005-05-05 00:31:00
  • 96:

    「見ての通りホスト。これでもナンバー入ってるんやし」と威張ってきた。聞けば、ミナミでは有名なホストグループで働いてるようだ…。『売れっ子か何か知らんけど仕事中やからあっち行って』と追い払った。「あとで電話するから出ろよ!」と言いながら去って行った。

    2005-05-05 00:35:00
  • 97:

    「なぁ〜葵ちゃん?今のホスト??」…『ホストみたいやけどよく知らん…友達の元彼やねん!』とごまかした。【ホストと喋ってるとこなんて私からしたら格好悪くしかみえなかった】
    『ホストなんて恐い恐い!笑』と笑いながら言ってたら龍が俺、ホストしたいと思ってると聞かされた。【まぁ龍は顔整ってるしイケんちゃう?】と思ったが、『やめとき!絶対向いてない』と言ってやった!!
    …が、実はホストに少し興味はあった…。この時からホストにハマってくとは誰も想像してなかった…

    2005-05-05 00:48:00
  • 98:

    《フローラル》で働き出して三ヶ月がたった…。ルリと私は二個一で常に売り上げを競い合ってた。…そんなある日… 前に京と会ってから電話すると言っていたくせに一度も電話がかかってきてなかった事を思い出した。【ちょっと京を驚かしたろ!笑】と企み仕事が終わり京の店の場所をホストに詳しい店の女の子に聞き出した。

    2005-05-05 00:54:00
  • 99:

    京の店は私の店から少し歩いた所にあった。
    【ここかぁ!】と私はためらわずに店内へと入って行った。―ガチャ― 爆音で音楽がかかっている…。やかましいと思いながら店内へ行くと周りのホスト達は誰か分からずに「新規ですか?」と戸惑いながら話し掛けてきた。『うん、初めて』「わかりました。どーぞ! …いらっしゃぃませー!!」「いらっしゃいませー」と次々に挨拶される。私の姿に気付いた京が近寄ってきた。「お前何しにきてんねん!」…昔と変わらず速攻逆ギレされた。『飲みに来たってんやん!ホスト初めてやで!ちゃんともてなしてや!笑』

    2005-05-05 01:03:00
  • 100:

    京「俺、客被ってんねん!お前いたら気になって仕事できへんやんけ!金いらんから今すぐ帰れ!」と追い出された。【ムカつく】
    京が店の人達に説明し「元カノなんでいたら仕事ならないんで帰らせます。」とだけ言って引っ張られた…『もぅ!せっかく来たのに追い出す事ないやん!』と切れながら言ってやった。「俺は仕事中やねん!終わったら電話するから起きてまっとき!わかったか?」私は京の勢いに負け『わかった』とスネ気味で答えた 「お前タクか?どこまで帰んねん!」『島之内…』「ぢゃー歩いて帰れ!わかったな!」そう言うと京は店へ戻った

    2005-05-05 01:11:00
新規レスの投稿
名前 (8文字まで)
E-mail
必須本文 (750文字まで)
【―脱落人生―】を見ている人におすすめの掲示板

スレッドタイトルを対象とした検索ができます。
※スペースのあり、なしで検索結果は異なります。