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numeri
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1:
pato
この安請け合い体質をなんとかしないといけない。
先日、仕事仲間から「悪い!得意先に挨拶行かないといけないんだけど、代わりにいってくれないか!」などと熱烈に頼まれてしまいましてね、ついつい安請け合いしてしまって「よっしゃ!まかせとけ!」と引き受けてしまったんですよ。
2007-04-14 10:45:00 -
71:
pato
子供の頃の俺、つまり1999年以前は本当に心の底からノストラダムスを信じていて、何かする度に「どうせ人類は滅亡するからいいよ」って投げやりだった。勉強はもちろん、遠足だって運動会だって本気で取り組まなかった。一度、クラスの皆で校庭にタイムカプセルを埋めようって話になったんだけど、どうせ滅亡するから誰も見ない、だから何も入れないって反対したっけ。
2007-04-16 11:53:00 -
72:
pato
当然、そんな毛色の違う子供は周りからイジメられるわけで、ことあるごとに冷やかされ、時には集団で殴られることもあった。別にそれでもいい、滅亡するんだから友達なんて作ったってしょうがないって思ってた。
そういう時、いつも飛んできて助けてくれたのは花江だった。鬼のような形相で駆けて来ていじめっ子どもをちぎっては投げちぎっては投げ、強かったなあ、花江。いじめっ子達を倒すといつも言ってたっけ、2007-04-16 11:56:00 -
73:
pato
「もっと強くなりなさいよ!」
「強くなったって仕方ないよ。人類は滅亡するんだし」
「しないわよ! バカじゃないの!」
2007-04-16 11:59:00 -
74:
pato
たぶん、花江のこと好きだったんだと思う。人類が滅亡するとして他に何もやりがいを感じられないとしても、心のどこかで花江のこと想っていたんだろう。花江と一つになりたいって…。
2007-04-16 12:02:00 -
75:
pato
「おい、起きろ! ダミ夫起きろ! 出勤の時間だぞ!」
いつの間にか眠っていたらしい。窓の外を見るとすっかり夜だった。寝ぼけ眼で身支度を整え、毎日着すぎてヨレヨレになったスーツを着て店へと出勤する。
2007-04-17 16:26:00 -
76:
pato
「絶対に今日はお前がトイレ掃除しろよ」
「わかってるって、じゃあ今日はお前が先に帰るんだな。部屋の鍵を持ってろよ」
「ああ、わかった」
2007-04-17 16:28:00 -
77:
pato
祐二はたくさん鍵のついたキーホルダーを渡してくる。このキーホルダーは飛び出しナイフになっているらしく、キーホルダーとは思えないほど重い。趣味が悪いといつも思う。
活気を取り戻した夜の歌舞伎町を二人で歩く。出勤時間にはまだ早いが、指名客を持たない俺達二人は多くの雑用を義務付けられている。少し重い足取りでダルメシアンへと向かう。そこで衝撃の事実を知らされるのだった。
2007-04-17 16:30:00 -
78:
pato
「聖夜さんが死んだ!?」
「ああ、今日の昼、ラブホテルで見つかったらしい。これから警察の方が来るから」
2007-04-17 16:32:00 -
79:
pato
支配人は真っ青な顔をして続けた。詳しいことはわからないが聖夜さんは他殺体で見つかったらしい。何か紐状のもので首を絞められての窒息死。もちろん、そこに犯人の姿はなかったらしい。そして、何故か全身にも縛られたような痕が残っていたらしい。とにかく異常な死体だったそうだ。警察は、一緒にホテルに入った女を追っているらしい。
2007-04-17 16:33:00 -
80:
pato
「なあ、祐二、お前…」
「ああ…」
青い顔をした祐二は支配人に話し出す。2007-04-17 16:35:00