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人を食べたことはありますか?
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1:
名無しさん
その肉は
牛肉よりもやわらかく、豚肉よりもさっぱりしていて鳥肉よりも臭みがない。
そう、極上なんだ。2007-04-15 14:21:00 -
281:
名無しさん
「嘘つかないで!!だって所詮あんたなんて一人じゃ生きていけないヒモ男じゃない!女を騙さないと生きていけない馬鹿男でしょ!」
今、こうして平良を罵りながら気付く。整形を繰り返してきた見慣れた自分が、だんだん平良に似てきたことに。無意識のうちに平良そっくりに顔を変えていたことに。
そこまでする程、平良を愛していることに。2008-02-24 06:49:00 -
282:
名無しさん
.2008-02-24 07:14:00 -
283:
名無しさん
気付けば病院のベットの上だった。体を起こして考える。そういえば、あの後の記憶がない。
…ひどいこと、いっちゃったなぁ…。
ボーッと、あの時の自分の言葉を思い出す。2008-02-24 07:18:00 -
284:
名無しさん
思ってもみかったこと、と言えば嘘になる。多少の後悔もあるが、確かにあたしは、少なからず平良に対して不安はあった。
「表札を、二つ作らなくてもいいからだよ。」
どうしてあたしについて来たのか聞いた時、彼は笑ってそう言ったけれど、実際は…違うに決まってる2008-02-24 07:24:00 -
285:
名無しさん
あたし自身ですら、「飼い主とペット。」だと言っていた。今更あんなことを言われたところで、平良も困るだろう。
その証拠に、ここに平良の姿はない。きっと家に帰ったところで、平良は姿を消している気がした。…当たり前と言えば、当たり前な気がした。だってあたしたちは、"恋人同士"と呼ぶには、あまりにも掛け離れた関係だったから。2008-02-24 07:29:00 -
286:
名無しさん
「極度の栄養失調と貧血です。かなり無理な生活をしてたでしょう?当分入院をして、安静にして下さい」
心配する言葉とは裏腹に、意識が戻ったあたしを診た医師の顔は無表情だった。
「もう大丈夫ですから、家に帰らせて下さい。」
「荷物や入院費に関することなら大丈夫ですから」2008-02-24 07:34:00 -
287:
名無しさん
は?思わず聞き返す。そう言うことを心配して帰らせて下さいと言ったわけではもちろんなかった。
「いや、ですから…、入院費用も荷物も、貴方をここに連れて来られた男性からすでに渡されています。今はとにかく、安静にしていてくれないと。またいつ倒れてもおかしくありませんから。では、その点滴が終わりましたらナースコールを押して下さい。」2008-02-24 07:39:00 -
288:
名無しさん
聞く耳も持たず、医師は一気にそう言うと、颯爽と病室を出て行った。
その言葉に、初めて病室を見渡し気付く。
ベットの脇にあった二つの紙袋の中には、タオルやパジャマが綺麗に畳まれ、整頓されて置かれている。そして片隅には、さっき活けられたばかりのような綺麗な花が、花瓶の上に咲いていた。2008-02-24 07:49:00 -
289:
名無しさん
「平良―…。」
ごめんなさい、ごめんなさいと呟きながら、誰もいないたった一人の病室で
あたしは声を押し殺して、泣いた。2008-02-24 07:51:00 -
290:
名無しさん
.2008-02-24 07:52:00