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世界で一番好きでした…

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  • 1:

    ユナ

    前書いてる途中で夜遊び一瞬止まったのでまた最初から書きます?

    2005-05-11 00:49:00
  • 2:

    ユナ

    17才から21才…     中途半端な子供から   中途半端な大人になる時 ず〜っと一緒にいてたね…あの頃のあたし達はこれからも一緒にいると    信じてた

    2005-05-11 00:50:00
  • 3:

    ユナ

    神田ユナ17才…あたしはクラス発表の掲示板を見てぼーぜんとしていた。
    『なぁんでユナだけサエとミキとクラスちゃうの〜?』           『ほんまやっ!選択授業も一緒に合わせたのにっ!』『ユナとサエは一緒に授業さぼりまくってたから離されたんちゃうかぁ?』
    あたしとサエとミキはめっちゃ仲良し☆特にあたしとサエはいつも行動を共にしていて三年の選択授業とかゆう3科目もすべて合わせて一緒にしていた…のにもかかわらずあたしだけクラスが離された。
    『まぁ選択授業の時は一緒やし寂しくなったらいつでも五組おいで☆』    『ふぁい…』      あたしは重い足取りで体育館に向かった。

    2005-05-11 00:52:00
  • 4:

    ユナ

    あたしとサエはいわゆる問題児とゆう奴だった、別に先生とは仲が悪くなかったがとにかく身なり素行があまりよろしくなかった。一方ミキは時々一緒にサボるけど頭も良く普段は身なり素行も優等生…あたしとサエがクラスを離されたのは先生方の正しい判断だろう…。体育館に入ると同じクラスになった子達が声をかけてきた。       『おっ!ユナも二組!?俺と一緒とか初めてやな!』『おは〜☆ユナとクラス一緒とかめっちゃ嬉しい☆』まぁたお前と一緒!?腐れ縁やな笑』
    親友とクラスが離れたとはいえ二年以上も通っていれば殆どが[知り合い]になる。別に寂しくはなかった。

    2005-05-11 00:55:00
  • 5:

    ユナ

    『まぁこれから一年よろしく☆★☆★』
    そういってあたしは適当に列に並んだ。 始業式が始まり校長のおもしろくない話が延々続く…
    「やっぱ10時位からこればよかった…」
    そう後悔していると…
    バンッ!!!
    突然閉じていた鉄のドアが開きシーンとしていた体育館に響きわたった。みんなが後ろを見ると…
    入り口には綺麗な金髪の頭に制服のシャツの下にTシャツを着てダボッとした制服のズボンをひきずりながら眠そうに歩く男の子がいた。
    「小西カケルだ」

    2005-05-11 00:57:00
  • 6:

    ユナ

    (略)
    突然閉じていた鉄のドアが開きシーンとしていた体育館に響きわたった。みんなが後ろを見ると…
    入り口には綺麗な金髪の頭に制服のシャツの下にTシャツを着てダボッとした制服のズボンをひきずりながら眠そうに歩く男の子がいた。
    「小西カケルだ」

    2005-05-11 00:59:00
  • 7:

    ユナ

    小西君は一年の時から有名人、学年一番の男前のヤンチャクレ…男からも女からも人気があった。確かに顔は男前…だと思う。いや男前とゆうよりかっこいい顔だ。すこし細めのいたずらっ子のような目、スーッとした顎、自分で切っているらしい無造作ヘア、細いけどちゃんと筋肉がついている体、でもあたしは小西君に興味はなかった。チャランポランだったし遊び人としても有名だったから。喋る事はあっても仲良くなる事はなかった。

    2005-05-11 01:01:00
  • 8:

    ユナ

    小西君登場でなんだかザワザワした中始業式が終わりあたしとサエはそのまま帰る事にした。
    『てかさぁサエ、小西と直人も良介も同じクラスやったわぁ☆』
    とサエが言った。
    小西君とサエは一年の頃からずっとクラスが一緒で仲が良かった、直人と良介は小西君と同じグループで良介は一年二年とあたしと同じクラスだったのであたしとも仲が良かった。
    『そうなん☆よかったやん』
    あたしがそうゆうとサエは少し残念そうに言った。
    『でも野田君とクラス離れたぁ…』
    野田君も小西君と同じグループの子で今現在のサエの好きな人。かなり惚れていて無口な野田君との事を小西君になにかと協力してもらっていた。

    2005-05-11 01:03:00
  • 9:

    名無しさん

    (略)
    あたしがそうゆうとサエは少し残念そうに言った。
    『でも野田君とクラス離れたぁ…』
    野田君も小西君と同じグループの子で今現在のサエの好きな人。かなり惚れていて無口な野田君との事を小西君になにかと協力してもらっていた。

    2005-05-11 01:04:00
  • 10:

    ユナ

    新学期が始まり選択授業の日が来てサエがあたしのクラスまで迎えにきた。選択授業は[家庭科]だ。あたし達がこれを選んだ理由は『将来お料理が上手なお嫁さんになりたいから☆』とかではなく選択授業の二日に一回のペースで調理実習とゆう楽しい時間があるからだ、だから家庭科には男の子もすこぶる多かった。そりゃ誰だって古典やら英語を勉強してるよりキャイキャイ料理作って遊んでいる方がいい。だから英語を選択したミキはほんとにえらいなと思った。

    2005-05-11 01:06:00
  • 11:

    ユナ

    初めの授業は調理実習ではないので一組の教室で授業だった。
    『あれ?サエ早くない?まだ休憩時間始まったばっかやで?』
    『だって野田君一組やん☆うまくいったらしゃべれるかも』
    な〜るほど☆
    『あっ!そや☆ユナに提案があるねん♪調理実習の班な、小西と直人と良介とサエとユナでやろやぁ?みんなでゆうててん☆』

    2005-05-11 01:07:00
  • 12:

    ユナ

    『おっ!いいでぇ☆なんか楽しそうやなぁ♪』
    そんな会話をしながら一組に向かった。

    2005-05-11 01:09:00
  • 13:

    ユナ

    別に嫌いな訳じゃない…ただ小西君は何を考えてるか分からない子だったのであたしは少し緊張していたのかもしれない…。
    授業が始まり今日は初めの授業なので実習の説明と実習の班決めをした、男女混合なのであたし達以外の班はなかなか決まらず時間がないのであたし達以外の班は先生が勝手に決めて授業が終わった。
    授業が終わって教室に帰る途中サエから野田君と遊ぶ約束をした事をきいた、なんだかんだゆっても自分で積極的に話を進めるのがサエだ。

    2005-05-11 01:12:00
  • 14:

    ユナ

    その日の夜…あたしは近くのコンビニに行った。適当に立ち読みをして煙草とお茶を買ってあまり店員の顔を見ずお釣りを受け取りレジから離れようとすると…『おい!神田さんっ!いい加減きづこーや笑』
    突然店員から呼び慣れない名字を呼ばれびっくりして顔あげると
    『え!?小西君!?何してるん!?』
    小西君だった。

    2005-05-11 01:13:00
  • 15:

    ユナ

    『何ってバイトやんっ!俺ずっと見てたのに全然気づかんしな笑』
    『だって小西君ここらの子ちゃうやろ?』
    『あんまり地元でやったらツレとかチャカシにくるやろ?だからここらでやってんねん、今日は休みやけど良介もバイトここやで☆』

    2005-05-11 01:15:00
  • 16:

    ユナ

    『そうなんやぁ…全然知らんかった!』
    それからあたし達はレジ前で三十分位喋り込んだ。気付くともう10時…
    『やっば!ユナもう帰らなっ!』
    『俺ももう上がりやっ!なんかめっちゃ話込んでもたな!ごめんやで!』
    そんな会話で終わってあたしは急いで家に帰った。家に帰るとメールが届いていた。

    2005-05-11 01:16:00
  • 17:

    ユナ

    〈今バイト終わったぁ☆ちゃんと家着いたか?あんまり夜女の子が一人で外ウロウロするもんちゃうで!〉あたしはすぐさま返信した〈お疲れ☆ちゃんと着いたよ☆明日初実習やな!よろしこ☆★〉
    〈おうよ☆ほなはよ寝〜やぁ☆また明日な!〉
    たったこれだけのやりとり…でもなんだか嬉しかった

    2005-05-11 01:17:00
  • 18:

    ユナ

    次の日家庭科の授業がやってきた。あたしのクラスにサエ、直人、良介、そして小西君が迎えに来た。小西君はあたしの顔を見るなりいきない話かけてきた。
    『神田さんっ!煙草とお茶て色気なさすぎやわっ!』『う、うるさいなぁ!絶対必要なもんやんかぁっ!』それから二年の時同じクラスだったのにあんまりしゃべらなかったのが嘘みたいに会話が弾んだ。それがなんだかすごく嬉しかった。

    2005-05-11 01:46:00
  • 19:

    ユナ

    それからあたしと小西君はよく話をするようになった。内容はバカみたいな話、エロ話、バイト先の話、いつも笑っていた。遅刻やサボりが多かったあたしと小西君だったがちゃんと学校にも行くようになっていた。そんな時…ある事件が起きた。
    いつものように学校に行くとサエがあたしの顔を見るなり走ってきて言った。
    『小西が入院したっ!なんか昨日ボコられて今集中治療室におるらしいっ!!』

    2005-05-11 01:47:00
  • 20:

    ユナ

    『え!?どうゆう事なん?』
    あたしは心臓がバクバクするのを感じた。
    『サエもよく知らんねんけどさっき一也が来て直人と良介に大きい声で喋ってんのんたまたま聞いてん!!』
    サエが聞いた話では昨夜一也と洋平君、そしてその二人の地元の子らと小西君と原付で走っていて後ろから来た車にいきなり金属バットで殴られそのまま小西君だけ捕まり集団リンチをくらったらしい。

    2005-05-13 22:53:00
  • 21:

    ユナ

    ちなみに一也はあたしが一年の初めに付き合っていた元カレ、イキリのくせに根性無しのもっともあたしが嫌いなタイプ…
    洋平君は一也と地元が一緒で小西君とも仲が良かった。
    『…でそのまま一也ら小西君を置いて逃げたん!?』『だからサエも詳しく知らんねんって!』
    『ユナが直接洋平君に聞くわ』
    洋平君はあたしと同じクラスだ、あたしはすぐさま洋平君の席に向かった。

    2005-05-13 22:54:00
  • 22:

    ユナ

    『…それ誰から聞いたん?』
    『なんか一也が五組ででっかい声で喋ってるらしいで!』
    それを聞いた洋平君は鋭い目になり小さな声で『あいつっ!』と舌打ちをして席を立った。
    『ちょっ!!洋平君っ!』あたしが呼び止めると洋平君があたしの耳元で言った

    2005-05-13 22:58:00
  • 23:

    ユナ

    『その話は本間やで、途中みんなバラバラにはぐれて小西だけが捕まってもてん、神田さんには最近小西と仲いいみたいやからゆうたけど小西の為にあんまみんなにゆわんといたってな、今から一也のアホどついてくるわ』
    そう言って教室から出ていってしまった。

    2005-05-13 22:59:00
  • 24:

    ユナ

    それから三日後…洋平君から小西君が今日退院すると知らされた。どんなケガだったとか、退院するとはいえ今どんな状態なのかとか全然わからなくて心配だった。電話したかった。
    小西君とは二年の初めにケー番交換したがそれから三年になるまでの一年間メールした事なんてほんの2、3回、電話で話した事なんて一度もなかった。いくら最近仲良くなっていたとはいえこんな時に電話するのはずうずうしいんぢゃないかと思い電話しにくかった。

    2005-05-13 23:00:00
  • 25:

    ユナ

    サエに相談してみる…
    『ん〜?別にいい思うで?退院するって事はもう体大丈夫って事やしさ』
    『でもサエは一年から仲良いけどユナ最近やで、なんか図々しい気がするわぁ…』
    『そんなん関係ないって!てかなんで小西相手に気使ってるん?!……ユナもしかして小西の事好きなん?』
    サエにそう聞かれてあたしは慌てて否定した。

    2005-05-13 23:01:00
  • 26:

    ユナ

    『そ、そんな訳ないやんっ!!』
    『そうやんな〜☆ユナには健太がおるもんな!まぁなんし電話しても全然大丈夫や思うで☆』
    そう言ってサエは帰って行った。サエが帰ったあとあたしは一人で考えた。
    「サエのゆうとおりあたし小西君の事好きなんかな…」

    2005-05-13 23:02:00
  • 27:

    ユナ

    バイトが終わり健太の家に少し寄って家に帰りあたしは携帯とにらめっこ。
    『どうしょ…でも元気かどうか気になるしなぁ…』
    あたしは思い切って小西君のメモリを呼び出し発信ボタンを押した。
    〜トゥルル トゥルル〜 ドキドキして電話を耳におしつけて待っていると…

    2005-05-13 23:41:00
  • 28:

    ユナ

    『はい〜』
    小西君が出た。
    『も、もしもしっ!』
    『神田さん久しぶりやん☆どしたん??』
    『あっ!あの、大丈夫かなぁて思って…』

    2005-05-13 23:42:00
  • 29:

    ユナ

    『ああ〜!大丈夫やで☆洋平から神田さん心配してたでって聞いたわ☆あしたから学校も行くしな!ケガもな頭何針か縫うただけで骨折もしてないしたいした事ないねん☆』
    『頭縫うたってたいした事やんかっ!』
    それからあたし達は一時間位しゃべった。
    最後に小西君が言った。
    『わざわざ電話ありがとうな☆また明日久しぶりに学校でゆっくり顔見てしゃべろな☆』

    2005-05-13 23:44:00
  • 30:

    ユナ

    電話を切ったあとあたしは嬉しくてサエにメールを入れた。
    《ユナ今日小西君に電話したよ!明日学校来るって☆》
    サエからのメールの返事はなかった。あたしはそのまま眠りについた。

    その日あたしは小西君の事が好きな事を自覚した。

    2005-05-13 23:45:00
  • 31:

    ユナ

    次の日学校に行くとサエがあたしを見つけて走ってきた。
    『ユナ〜おはよ!昨日メール返せんでごめんなっまた話すけどいろいろあってん…それより小西もう来てんで!五組おいで!』
    サエと五組に行くと小西君が教室の後ろの方でたくさんの男子達に囲まれていた。まだ頭やほっぺに包帯やらガーゼをつけていたけど真ん中で元気そうに笑っていた。

    2005-05-14 00:43:00
  • 32:

    ユナ

    『サエらもいこっか☆』
    とサエに手をひっぱられたがあたしは首を振って言った。
    『今はいっぱいおるしええわ、それよりサエ昨日どしたん?』
    『あぁ〜!実はなぁサエ昨日野田君に告ってん、まぁ見事に振られましたけど☆』
    『え!?そうなんっ!?』い、いつのまにそこまで…

    2005-05-14 00:45:00
  • 33:

    ユナ

    あたしがそんな事を考えて一人でニヤニヤしているとサエが逆に聞いてきた。
    『で、ユナは?ユナぶっちゃけ小西の事好きになってるんちゃうの?』
    『じ、実は好きになってるっぽい…。』
    あたしは正直に答えた。

    2005-05-14 00:48:00
  • 34:

    ユナ

    『やっぱり☆まぁええやん!サエから見ても小西ええ奴やし、頑張り☆ただし、サエはユナが健太と別れてからぢゃないと応援せんからねぇ!』
    ………自分の気持ちを改めて口にするとますます気持ちが盛り上がってきた。だけど元カレに似ている小西君をこれ以上好きになっていくのが怖かったしなにより安心を与えてくれる健太の元を離れる勇気もなかった。

    2005-05-14 00:50:00
  • 35:

    くらら

    ぉ?また復活ャン?応援しとるけ??ュナちん頑張って??〃

    2005-05-14 01:17:00
  • 36:

    ユナ

    くららやぁ?まだまだ前止まったとこまで追い付くん大変だ?ありがちょ?

    2005-05-14 01:22:00
  • 37:

    ユナ

    それから体育祭の準備に入る時期になった、うちの体育祭は毎年かなり盛り上がる、あたし達は今年三年で先頭に立つ立場だ。あたしやあたしの周りの子達は小西君も含めてみんな団の幹部の役職についていて違うクラスともなれば選択授業以外ではなかなか会えなかった。
    でもあたしが電話した日以来小西君は団の仕事を終え学校から帰ってからやバイトがおわってからメールをしてくるようになりあたしと小西君の日課になった。

    2005-05-24 04:34:00
  • 38:

    ユナ

    メールの内容はいたって普通だった。体育祭の話、今日の出来事、共通の友達の話。毎日小西君からメールが来るのはすごく嬉しかった。ある日恋愛の話になった。
    《俺今めっちゃ彼女欲しいわ〜》
    《小西君やったらその気になったらすぐできるよ☆》《めっちゃ人ゴトやん笑神田さんは彼氏おるからって!》
    《小西君モテるやんか☆あっ!でも遊び人やからなぁ笑》
    《俺な、今は本気でお互いの事大事に思って付き合える彼女が欲しいねん》

    2005-05-24 04:35:00
  • 39:

    ユナ

    なんだか…ドキッとした。あたしは思い切って聞いてみた。
    《小西君…今好きな人とかおるん?》
    《今はいてないなぁ》
    ホッとしたような悲しいような…
    《そっかぁ☆早く出来るといいね☆小西君遊び人やおもてたけど一応ちゃんと考えるようになってたんや☆》

    2005-05-24 04:36:00
  • 40:

    ユナ

    《俺確かに今までひどい事とかしてきたけどこれからはもう女の子泣かせるような事は絶対せーへん!これだけは絶対信じてな!》
    と最後に入ってきた。あたしは正直嬉しかったけど期待するなと心に言い聞かせた。

    2005-05-24 04:37:00
  • 41:

    ユナ

    体育祭三日前、忙しい中健太とはだいぶ会ってなかった。そんな時知らない番号から電話がかかってきた。『はい…誰?』
    『久しぶり………俺、トモキやけど……』
    あたしが健太と付き合う前に付き合っていたあたしの歴史上最低最悪の元カレ…トモキだった。今はあたしのバイト先の子と付き合っている。
    『なぁ、お前今の新しい男とうまくいってるん?』
    『そんなんトモキに関係ないやん』
    『…いや、お前の事紹介してってゆうてる奴おるから。』

    2005-05-24 04:39:00
  • 42:

    ユナ

    (略)         『ええからゆえって!!』

    2005-05-24 04:41:00
  • 43:

    ユナ

    『そんなんいらんし!今ユナ好きな子おるし!』
    思わずゆってしまった。するとトモキの口調が変わった。
    『は?そいついくつ?どこの奴やねん?』
    『別にトモキに答える必要ないやん』
    『ええからゆえって!!』

    2005-05-24 04:41:00
  • 44:

    ユナ

    47の略部分間違ってました?           『お前の事紹介してゆうてる奴おんねん』     です?

    2005-05-24 04:43:00
  • 45:

    ユナ

    トモキはしつこく聞いてきた、あまりにもしつこくて少しイライラしてたあたしはまくしたてるように言った。
    『井出岡のおない、ちなみにトモキの青年団といっちゃん仲悪い浦枕青年団に入ってるわ』
    『…そいつと今付き合ってるって事?』
    『ちゃうよ!ユナが勝手に小西君に片思いしてるだけや!だから紹介とかいらんからっ!バイバイ!』

    2005-05-24 04:45:00
  • 46:

    ユナ

    そう言って一方的に電話を切った。「何で今更電話かけてくるんよ……」
    声を聞いた瞬間ちょっとだけ嬉しかった自分が嫌だった。
    それからトモキからちょくちょく電話がかかってくるようになった。内容は今暇だとか遊ぼうとかばっかり…あたしも電話に出なきゃいいんだけどまだどこか気持ちが残っていてついつい出てしまう
    「信じたってまた裏切られる、今だってナミと付き合ってるくせに」

    2005-05-24 04:46:00
  • 47:

    ユナ

    そんな事を思いながらあたしはトモキに対して皮肉たっぷりに会話する、それでもトモキは電話をしてくる。あたしが嫌いになりきれてないのわかってるんだろうなぁ…。
    そして体育祭の日がやってきた、あたし達三年の幹部はみんなバタバタしていた、団長で忙しい小西君を見付けあたしも時間を作り小西君の団に行った、見てみると小西君は女子から一緒に写真をとってくれと頼まれまくってたがすべて断っていた。あたしも思いきって誘った。
    『小西君一緒に写真とろうやぁ☆』
    『えっ!いいわ〜〜』
    『一枚位いいやんか☆』

    2005-05-24 04:47:00
  • 48:

    ユナ

    『しゃーないなぁ☆』
    そう笑っていって一緒に撮ってくれた、嬉しかった……でもふとトモキの事が頭によぎった。小西君もトモキみたいな男なんかな……

    2005-05-24 04:48:00
  • 49:

    ユナ

    その日の夜はどこの団もみんな打ち上げだった。
    「小西君も今頃自分の団で飲んで騒いでんねやろなぁ…」
    そう思うと同じクラスのサエ達がうらやましく思えた。あたし達の団は二次会は三団(三組)と大きい公園で花火する事になった。花火に火をつけ友達らと騒いでいると…
    『あれ〜?小西!一也!どないしたん〜?』
    と男の子らの声がした、見ると小西君と一也が来ていた。

    2005-05-26 09:00:00
  • 50:

    ユナ

    『洋平にここで花火してるって聞いて抜けてきた!うちの団は今カラオケやわ☆』
    そう言って花火をしだした。回りの女の子はキャーキャー騒いでいる。何人かは小西一緒にしよ〜?と甘い声を出して近づいていった。いつもならうっとしそうにしている小西君も今日は笑顔で火をつけてあげている。相当酔っ払っているらしい。

    2005-05-26 09:01:00
  • 51:

    ユナ

    遠巻きにその光景をボーッと見ていると小西君と目があった。小西君はあたしを見つけるなり花火を投げ捨て走ってきて
    『神田さぁぁん!』

    と抱きついて…いや倒れ込んできたとゆうのが正しいだろう。
    『ちょっ!ちょっと!』

    2005-05-26 09:02:00
  • 52:

    ユナ

    あたしは小西君に押し倒されそのまま少し坂になっている地面に座り込んだ、小西君はそのままあたしの横にゴロンとあおむけになり寝転んだ。思った通り相当酔っている。

    2005-05-26 09:04:00
  • 53:

    ユナ

    『はぁ…しんど…』
    そう言って小西君は目をつむった。あたしもゴロンと横になってみる。
    途中うちの団の二年の子があたしに声をかけてきたが状況をどう察したのかそそくさと逃げていった。
    初夏の夜は暑くも寒くもなく天気のいい夜空は意外にも星がたくさん見えて綺麗だった。
    「……なんか久しぶりにこうやって夜空見たなぁ…」

    2005-05-26 09:06:00
  • 54:

    ユナ

    そんな事を考えながらあたしはぼーっと夜空を見ていた。すると小西君が口を開いた。
    『神田さん…やらせてや』はぁぁぁぁぁあ!?
    『は?何ゆってるん?』
    『ええやん、別に』
    あたしは小西君にそんな事を軽くいわれてめっちゃショックやった、でも必死で笑顔を作って言った。

    2005-05-26 09:07:00
  • 55:

    ユナ

    『そんなん好きな子にじゃないとゆうたらあかんよ』すると小西君が小声で言った。
    『好きじゃないとこんなん俺ゆわんし。』
    いや…好きやったらこんな簡単にゆえんやろ…………あたしは必死でなだめるように言った。
    『ぢゃっ!ぢゃあさっ!この後みんなでカラオケいこっ!?』
    『…みんなでやったら行かん、二人でやったら行く』ふ、二人!?あきらかヤリ目的やん、でもここでユナが断ったら他の子と…そんなん嫌やし何より小西君と一緒にいたい!!

    2005-05-26 09:09:00
  • 56:

    ユナ

    『いいよ!二人でいこ!』あたしは覚悟を決めていった。もうどうにでもなれ!すると小西君はニパッと笑い
    『よし!決まり!いこ☆』と起き上がりみんな大きい声で叫んだ。
    『俺ぇ〜今から神田さんと二人でカラオケ行ってくるからぁ!後はよろしく☆』そう言ってあたしの手をとり走った。あたしはひっぱられながら後ろを見るとみんなポカァンとした顔であたし達を見送っていた。

    2005-05-26 12:50:00
  • 57:

    ユナ

    あたし達は駅前のカラオケに向かった。途中小西君に良介から電話がかかってきた。
    『はい、え?今からみんなガスト行くん?俺今から神田さんとカラオケ行くねん!おう、また電話するわ』そう簡単に言って電話を切った。
    『小西君、自分の団戻らんでいいん?』
    あたしが聞くと小西君はあっけらかんと言った。
    『別にええやろ!』

    2005-05-26 12:52:00
  • 58:

    ユナ

    『そ、そっか☆』
    あたしは覚悟を決めたもののかなり緊張していた。駅前につき小西君の原付とあたしの自転車を止めていると
    『あっ!ユナやぁ☆あれ?小西君も?』
    同じバイト先でトモキの今カノ奈美だった。奈美は小西君と同じ地元だから小西君とも知り合いみたいだった。

    2005-05-27 22:55:00
  • 59:

    ユナ

    『今からカラオケ行くねん〜☆』
    そう言ってしばらく雑談していると奈美が急に真顔になって言った。
    『なぁ…最近トモキユナに連絡してない?』
    『あ〜なんか意味なくようかかってくるわぁ』
    あたしがそう答えると奈美はやっぱりって顔をして言った。

    2005-05-27 22:56:00
  • 60:

    ユナ

    『やっぱりそうなん!?あいつ本間ありえへんわっ』そんな事を話ているとなんとトモキから電話がかかってきた。
    『ユナ、トモキに奈美と一緒におるってゆわんと普通に電話でてみて!あっスピーカーにしてなっ!!』
    そーゆわれてあたしは電話をとった。

    2005-05-27 22:58:00
  • 61:

    ユナ

    『もし〜?あほユナ!何してん??』
    会話がつつ抜けなのも知らないでトモキはしゃべる。『今日体育祭やったからその打ち上げぇ、今からカラオケ行くねん』
    『俺今一人で暇やねん〜俺と遊んでやぁ☆』
    『トモキには奈美がおるやん、ユナ何時に終わるかわからんし』
    『そんなん行かんと俺と遊べって☆迎えに行くし!』

    2005-05-27 22:59:00
  • 62:

    ユナ

    『無理、無理。』
    『じゃあ終わったらあそぼ!電話しろよ、迎えに行くから☆』
    『考えとくわ』
    そう言って電話を切った。一連の会話を聞いて奈美が激怒した。

    2005-05-27 23:00:00
  • 63:

    ユナ

    『なんなん!?あいつ!本間信じられへん!!今日奈美が遊ぼて誘ったら忙しいとかゆうてたしっ!……なぁユナ、トモキにユナから聞いたってゆったらあかん?』
    『ええで〜ユナはいまさらあいつにどう思われようがええし、ガツンとゆうたり!』
    そう言って奈美と別れあたしと小西君はカラオケに向かった

    2005-06-08 01:31:00
  • 64:

    ユナ

    『は?誰からそんなん聞いたん?』
    『野田からやで!あいつ北中の奴やもん』
    『いや、そんなアイドルとかたいしたもんちゃうから』
    『野田はなんか北中のヤンキーの子らが神田さんのバイト先によく行っててその内の一人が抜けがけしたらしいってゆうてたで!てかサエッチ野田に告ったやろ』
    『そうそう!びっくりやろ!!』

    2005-06-08 01:34:00
  • 65:

    ユナ

    『ユナァ〜お前奈美にチクッたやろ!』
    『奈美はトモキの彼女、ユナは奈美と友達、当然の行動や思うけど?』
    『はぁ〜…もうええわ、また電話する。』
    そう言ってトモキは電話を切った。あたしは不思議だった、こんなにも普通にトモキに冷たくできたのは初めてだった。「もしかして小西君と一緒にいるからかな」そう思った。

    2005-06-09 04:37:00
  • 66:

    ユナ

    二人っきりのカラオケは朝まで続いた。あれだけ覚悟していたのに小西君はあたしに何一つ手を出してくる事はなかった、喋ったりふざけたり歌ったりで怪しいフインキになる事もなかった。
    『さぁみぃ〜〜!!』
    お会計を済ませて外に出た。五月とはいえ朝方はまだ寒い…
    『よっしゃ!神田さん送るわっ☆』
    小西君がニカッと笑っていった。目は相当眠そうだ。

    2005-06-09 14:09:00
  • 67:

    ユナ

    『ええよ!もう朝方やし遠いし…それに原付とチャリやったら走りにくいし遅いで!』
    『女の子一人で帰らすわけにはいかんわ!!』
    『ユナでも帰り彼氏んとこ寄るから…』
    『そ、そっか!じゃあ途中まで送るわ☆』
    そういって小西君は健太の家の近くまで送ってくれた。

    2005-06-09 14:10:00
  • 68:

    ユナ

    合鍵で健太の部屋に入る…健太はスヤスヤと寝ている、時間はまだ六時半、健太が起きなきゃいけない時間までまだ一時間もある。あたしは健太の寝顔を見ながら一人考えてた。
    「健太はトモキでボロボロになっていたユナを助けてくれた人、すごく幸せにしてくれたけど結局トモキの事忘れられんかってんな、でも小西君といるときは…」
    あたしの中で何かがはっきりした気がした。

    2005-06-11 01:22:00
  • 69:

    ユナ

    体育祭は金曜に行なわれたので次の日は土日で休みだった。結局土曜日は健太が仕事から帰ってくる前に家に帰り日曜日も何かと理由をつけて健太と会うのを断った。日曜日、家でゴロゴロしているとサエからメールが入ってきた
    《ユナ〜ヒマぁ?いろいろ話たい事あるし今から遊べへん??》
    あたしもいろいろ聞いてほしい事があったのですぐ返信して会う事になった。

    2005-06-11 01:23:00
  • 70:

    ユナ

    待ち合わせのカフェに行くとサエはもういた。
    『おは☆てかもう昼やな笑』
    なんだかご機嫌だ。あたしは席に座りミックスジュースを頼んでサエに聞いた。『……で、どんないい事があったん?』

    2005-06-11 01:24:00
  • 71:

    ユナ

    『あっわかった?その前にあんたも小西とどうやったんよ??』
    あたしは体育祭の打ち上げの時の話、そしてトモキから電話があった事を言った『トモキうざいな〜いまさらなんやねんってな!、てかあんた小西とヤッてなかってんや!?』
    『当たり前やんっ!!』

    2005-06-11 01:26:00
  • 72:

    ユナ

    『え!?展開早すぎやろ!?』
    『あんたなぁ恋愛なんてもんは勢いやろ!!遊ばれるか遊ばれへんかは自分の魅力しだいや☆ってあんたもゆうてたやんっ!』
    『…………………。』
    『とにかく健太と別れ!ぢゃないと話進まんわっ!』………もっともな事を言われたと思った。

    2005-06-11 01:28:00
  • 73:

    ユナ

    次の日、学校の昼休み、食堂に行く為に一組の前を通ると教室の廊下側の窓から顔を出したヨシに呼び止められた。ヨシは一年の時一也の次に付き合った元カレで顔は正統派の男前、性格もいいので別れてからも大事なお友達だ。
    『お前体育祭の打ち上げの時小西と消えたらしいなっ!』
    『え?!なんで知ってるん!?』
    『五団がガストおった時うちの団もたまたまおって良介が小西と電話して切った後にでっかい声で《小西今からユナと二人でカラオケ行くらしいでぇ!!》て叫んでた笑今や学年中の噂やで?゛小西カケルと神田ユナがヤッた´って!』

    2005-06-11 02:03:00
  • 74:

    ユナ

    あ…、良介から小西君に電話がかかってきた時だ。
    『……で、真相はどやねん?てかお前健太さんと付き合ってなかったっけ??』ヨシと健太は地元の先輩後輩の仲だった。
    あたしは一緒にいた友達らに先に行っててもらいヨシが座っている席の前の席に座った。
    『ユナと小西君ヤッてないよ。でもなぁ…健太とはもう別れよ思ってんねん…』

    2005-06-11 02:04:00
  • 75:

    ユナ

    『やっぱりなぁ!お前見た目派手やから遊んでるように見られるけど俺はお前は絶対ヤッてない思ってたわ…、でも小西の事好きなんやろ?だから健太さんと別れるんやろ…?』
    さすがあたしの元カレ…よくわかってる。
    『俺、健太さん本間にいい人や思う、でも小西の事好きになったんやったらしゃーないよな、頑張れよ!!小西モテるからはよしな取られんで!』
    『うん…ありがと。』

    2005-06-11 02:05:00
  • 76:

    ユナ

    そう言ってあたしは教室を出た。
    後ろからヨシの
    『遊ばれんなよっ!!』
    て叫んだ声が聞こえた。

    2005-06-11 02:06:00
  • 77:

    ユナ

    その日……あたしは健太の家に別れ話をしに言った。『好きな人ができたから別れて欲しい……』
    そう伝えると小西君か?と聞かれあたしはびっくりして黙っていると健太は静かに話した。
    『俺な、本間は気付いててん、ユナ三年になってから学校の話する時小西君の話多かったし俺にもあんまり会いにこやんようになったし、ユナが俺から離れていってるんわかっててん…』『ごめん……健太はユナを救ってくれたのに……』
    『そんなん関係ないよ、俺はユナが好きやから側におってん、ユナを離してしまったんは俺や、ユナが他に好きな子できるって事は俺にどっか問題あってんよ』

    2005-06-11 04:30:00
  • 78:

    ユナ

    『そんな事ないっ!!健太ごめっ!』
    あたしが謝ろうとすると健太はかぶせるように言った。
    『謝んな。もう帰ってくれ、お前の顔これ以上見るん正直辛いわ……今までありがとうな!』
    そしてあたしは健太の家を出た。
    一生の別れでもないのに涙がポロポロ出た。

    2005-06-11 04:31:00
  • 79:

    ユナ

    泣きながら帰ってる途中バイトの先輩からメールがきた。
    《健太からユナと別れたって電話かかってきた!今から会いに行ってくる、……健太電話で泣いてたよ?》あたしは健太のメモリを出して電話をかけようとしたがすぐ携帯をとじた。
    『今ここであたしが電話したって健太の涙を止める言葉何一つかけてやれないやん』
    あたしは心の中で健太に
    「今までありがとう…バイバイ」 と言った。

    2005-06-11 04:32:00
  • 80:

    ユナ

    それから何日かの間小西君との関係は変わらず毎日メールや電話、学校でもよく一緒にいててテスト期間に入った。テストを受け学校帰りにサエとミキとお昼ご飯を食べている時いい加減進展しろとせかされ遊ぼうと誘えと言われた。
    ドキドキしながら誘うとオッケーだった。そして一回家に帰って着替えてから体育祭の打ち上げの時花火をした大きい公園で待ち合わせとなった。

    2005-06-11 04:35:00
  • 81:

    ユナ

    大きい公園に行くと小西君はもう着いていた。
    『お、お待たせ〜☆』
    なるべく普通に喋ろうとしてるが内心心臓バクバクだった。
    『お〜!しかしもう暑いなぁ!』
    と小西君はベンチに座った。あたしも隣に座る。

    2005-06-11 04:36:00
  • 82:

    ユナ

    それからたわいのない話やふざけてこしょばしあいとかお腹がすいたらコンビニで食物買って食べたりなどをしていたら辺りはもう真っ暗だった。
    『てか今何時!?』
    『え?えぇ!?もう十二時やっ!!』
    『マジで!?俺ら待ち合わせしたん昼の三時やで笑てか俺らどっかいけよな笑』『楽しくて全然気付かんかったわぁ☆でももうユナ帰らなあかん……』

    2005-06-11 04:37:00
  • 83:

    ユナ

    『そうやな、神田さんは女の子やもんな!家まで送るわ☆』
    そう言ってバイバイした、遊んだもののついつい楽しくて本気で遊んでしまった笑あんまり進展はしてないけど楽しかったからまぁいいや☆と思った。

    2005-06-11 04:39:00
  • 84:

    ユナ

    『ほ、本間にええの!?』『ええよ☆付き合おーや!俺も神田さんの事好きやったもん☆』
    『めっちゃうれしい☆仲良くしよね☆』
    そう言って電話を切った。電話を切ってから小西君からすぐメールがきた。
    《俺、今までスロットよう行ってたけど我慢するようにするわ!神田さんとのデート代貯めなあかんもんな☆》
    幸せだぁ〜〜☆☆

    2005-06-11 04:41:00
  • 85:

    ユナ

    この日あたしとカケルは彼氏彼女になった。あの頃のあたし達はただ、ただ子供で未来はあたし達の為にあると思っていた。
    これからいろんな人と一緒に出会っていろんな事件が起きてあたし達は一緒に大人になっていく…

    2005-06-11 04:42:00
  • 86:

    ユナ

     〜〜チャララ♪〜〜
    小西君と付き合えた事で幸せな気分で寝ていたらマナーモードにし忘れた携帯の着メロで眠りを妨げられた。
    『もしもぉし〜…』
    寝呆けて電話をとると……『アホユナァ?何してん?』
    またもやトモキだった……

    2005-06-11 04:43:00
  • 87:

    ユナ

    『寝てたし………』
    あたしが眠そうに答えるとトモキはまったく逆のテンションで言った。
    『今さぁみんなで信也の家で飲んでるんやんかっ☆お前も来いよ♪』
    は?今、夜中の二時ですが?バカかこいつ……
    『あのさぁ…ユナは学校行ってる子やねん、無理無理!てかそんなん奈美誘い〜や』

    2005-06-11 04:45:00
  • 88:

    ユナ

    『いや、あいつはどうでもいいねんっ!お前前やったら確実に来てるやろっ最近学校も真面目に行ってるみたいやし…噂の小西君の影響かぁ??』
    トモキがちゃかすように言った。
    『あっ!そうそう☆ユナ小西君と付き合ってんやん☆だからもう電話してこんといてな☆』

    2005-06-11 04:46:00
  • 89:

    ユナ

    そうゆうとトモキの声色が変わった。
    『え……!?そうなん!?……ちょっと待ってや…』そしてトモキが回りに向かってなんか言って回りがザワザワしだして次々といろんな男が電話に出た。
    『神田さんっ!俺上村やで!わかる!?俺神田さんに遊び人っぽいてゆわれたからそれから女の子と遊んでないねん!俺じゃあかんの?』
    『ごめんね〜…』
    上村君…あたしトモキと付き合ってる時君に女の子紹介しましたけど…

    2005-06-11 04:47:00
  • 90:

    ユナ

    『俺樋口!!俺ずっと神田さんの事好きやってトモキとずっと別れんのまっててんけど!!』
    『す、すいませんっ!』
    あなた誰ですか!?
    『俺タケシやけど…神田さんは俺らのアイドルやねんから彼氏とか作ったらあかんねん!!』
    『いやいや………………』関係ないやん……

    2005-06-11 04:49:00
  • 91:

    ユナ

    あたしはたまらなくなり
    『ごめん……もう寝るわぁ』
    と言って無理矢理電話を切った。そして朝まで起きなくてもいいように携帯をマナーモードにして眠りについた。

    2005-06-11 04:50:00
  • 92:

    ユナ

    次の日のあたしの目覚めはすこぶる良かった☆
    《初めてトモキに電話してこんといてなってゆえた☆トモキより好きな人が出来た☆》
    これからの小西君とのラブラブライフを想像すると自然と顔が二ヤけてきた。
    だけど枕元に置いてあった携帯に目を通すと幸せな気分から一気に地獄に落とされた。
    『何コレ………』

    2005-06-11 04:51:00
  • 93:

    ユナ

     《不在着信:トモキ》
     《不在着信:トモキ》
     《不在着信:トモキ》
     《不在着信:トモキ》

    2005-06-11 04:52:00
  • 94:

    ユナ

    《不在着信:トモキ》  《不在着信:小西君》  《不在着信:トモキ》  《不在着信:小西君》 朝方までトモキと小西君から交互に着信があった。

    2005-06-11 04:53:00
  • 95:

    名無しさん

    あげ?

    2005-06-11 10:05:00
  • 96:

    この話バァリ良ぃ???続きゃたら気になァ??るゥ??頑張ってチョ??

    2005-06-11 10:55:00
  • 97:

    あぁぁぁぁぁ!!復活してるぅぅ!!
    前ずーっと見てて、無くなってショックやったから嬉しい!!

    2005-06-24 15:36:00
  • 98:

    ゆーか

    読んでます??めっちゃ?気になるンで更新してくださぃ?

    2005-06-25 01:58:00
  • 99:

    ユナ

    偶然…な訳がない…あたしは一番初めにトモキに好きな人がいるって事を伝えた時の事を思い出した、名前、年、青年団、地元、これだけあれば小西君やトモキの地域はすぐに調べられる…
    『……しまった。全部いっちゃってる…』
    トモキ達は今あたしが想像している事をやっちゃう子達だ。あたしはすぐ小西君に電話をした。
    『……………。』出ない
    あたしは次にトモキに電話をした。

    2005-06-28 15:59:00
  • 100:

    ユナ

    『はいよ〜!』
    トモキが出た!!
    『トモキ……あんな昨日小西君に…』
    あたしが言い終わる前にトモキが言った。
    『………あんな奴……やめとけ!!』

    2005-06-28 16:00:00
  • 101:

    ユナ

    『はぁ?やっぱりトモキ昨日小西君になんかしたん!?』
    『俺、あいつだけは許さん!!絶対許さん!!』
    『何!?なんなん!?』
    『お前が傷つくからゆわん!学校行って直接聞けや!まぁあいつはゆわんやろうけどな!』
    そう言ってトモキはまた電話すると言って電話を切ってしまった。

    2005-06-28 16:01:00
  • 102:

    ユナ

    あたしは急いで学校に行った。トモキの言葉も気になる…。学校に着くと一目散に五組に向かった。……小西君はまだ来てなかった。辺りを見回すとサエがあたしの姿を見つけてやってきた。
    『おはぁ☆メール見たで!おめでと〜☆』
    『サァエ〜!!助けて〜』あたしはサエに訳を話した『う〜ん…トモキのゆうてる事気になるけどたぶんなんもない思うで?ただ小西が何されたんか気になるなぁ…』

    2005-06-28 16:02:00
  • 103:

    ユナ

    『小西君がトモキに呼び出されたん明らかやろっ!付き合って数時間後にこんなややこい事なって小西君絶対ユナの事だるい思ってるわ…』
    『大丈夫やって!とりあえず小西きたら話聞いてみ』『そうする…ユナ保健室おるから小西君きたら待ってるって伝えといて』
    そう言ってあたしは保健室に向かった。

    2005-06-28 16:05:00
  • 104:

    ユナ

    保健室はあたしの憩いの場所だった。授業を受けるのがめんどくさい時、先生に追っかけまわされてる時、その度に保健室の先生(瞳ちゃん)に甘えて避難していた。
    『瞳ちゃーんおはよう〜』『あれ?ユナちゃん!まだ学校始まったばっかやでぇ』
    あたしは事情を説明した。『う〜ん…そーゆう事なら仕方ないなぁ…そのかわり小西君と話したら残りの授業はちゃんと受ける事!わかった?』
    『うん!ありがとう!』

    2005-06-28 19:55:00
  • 105:

    ユナ

    チャイムがなり授業が始まった。あたしはぼーっと外を眺めてた。二時間目が始まった頃セイジがきた。
    セイジは一年の時同じクラスで良介と地元が一緒で仲が良かったのであたしも仲が良かった。もちろんあたしが小西君の事好きなのを知って言って付き合った事を報告しようかと思ったがやめといた。もしかしたら今から別れ話されるかもしれないし…

    2005-06-28 19:57:00
  • 106:

    ユナ

    瞳ちゃんとセイジとたわいのない話をして三時間目が始まった頃
    ガラガラガラ
    『ごめん!遅くなって!』小西君がきた。
    瞳ちゃんは職員室に用事があるといって席をはずしてくれた。セイジもなんとなく察してくれたのか帰っていった。

    2005-06-28 19:58:00
  • 107:

    ユナ

    保健室にはあたしと小西君だけになりシーンとなった。
    『何があったか…話してくれる?』
    意を決して聞いてみると小西君が口を開いた。
    『昨日なぁユナちゃんとメール終わった後地元のツレから電話かかってきてお前に話があるゆうやつがおるからって呼び出されてん』それからの小西君の話の内容はこうだ。

    2005-06-28 19:59:00
  • 108:

    ユナ

    呼び出された所に行くと地元のツレ二人と北中の子が7〜8人いた。最初上村君が前病院で会った時に睨んだ睨んでないでつっかかってきた。(前小西君が集団リンチにあって入院したケガの通院の時一度顔を合わせてるらしい)小西君が落ち着いて否定するとおさまり座って雑談になった。

    2005-06-28 20:00:00
  • 109:

    ユナ

    いろんな話をしているとその内ユナの話になった。どうして付き合ったのか、どうゆうとこが好きなのかとか聞かれフイに上村君が言った。
    『でもぶっちゃけ自分遊び人やろ〜☆』
    『ま、まぁ昔はな、今はそんなんちゃうけど…』
    小西君がそう答えるとさらに別の北中の子が言った。『まぁでも女と付き合うんってヤルためだけとかあるやんなぁ』

    2005-06-28 20:01:00
  • 110:

    ユナ

    『さぁ?どうやろ……』
    すると次々に回りの子が言う。
    『いや、そうゆう時もあるって!』『絶対そうやって!!』上村君も
    『絶対一度はそんなんあるわな!』と笑ってゆう  『まぁ…そうゆう時も、あるわな』
    小西君がそう答えるとさっきまで一切しゃべらなかったトモキがものすごい勢いでキレた

    2005-06-28 20:02:00
  • 111:

    ユナ

    『……お前神田ユナともそーゆうつもりで付き合ってんのかっ!!』
    そう言って小西君の胸ぐらを掴んできた。
    『神田さんは違う!!』
    小西君がそう言ってもトモキはおさまらない。
    『お前今女はヤルためだけに付き合うもんゆうたやんけっ!』

    2005-06-28 20:03:00
  • 112:

    ?ォvノ??? ◆EmQljjeRiw

    ゃっと?復活ぢゃン??
    読ωτ"ゥヵラ??????
    頑張っτйё(??∪?)?

    2005-06-29 18:20:00
  • 113:

    ?ぁゃは?

    楽しみにしてるねんから早く完結しちゃってゃぁ?(??з?)?

    2005-07-01 15:36:00
  • 114:

    ユナ

    124番さん?毎回読んでくれてありがとうございます?待たせてごめんなさい??ぁゃは?さん?更新ほんま遅くてごめんなさい?なるべく早く更新するようにして絶対完結させますね?

    2005-07-07 00:47:00
  • 115:

    ユナ

    地元のツレ二人がトモキを必死に止めるがトモキはぶち切れている。北中の連中や上村君は
    『神田さんにそんなんしたらあかんわぁ〜』
    とまったくトモキを止める様子はない。
    《はめられたっ!!!》
    小西君は思った。

    2005-07-07 00:47:00
  • 116:

    ユナ

    トモキは小西君に顔を思いっきり近付けて言った。
    『あいつと遊びで付き合ってんやったら別れろやっ!ユナはそーゆう女ちゃうねんっ!』
    小西君はまっすぐトモキの目を見て言った。
    『絶対別れへんわ、神田さんは遊びじゃないねん!』その時北中の子がはやしたてるように言った。
    『遊びだろーが真剣だろーが別れたほうが身の為やでぇ』

    2005-07-07 00:48:00
  • 117:

    ユナ

    それでも小西君は黙ってトモキから目を離さない。すると上村君がトモキを止めた。
    『あかんわ、今日はこれ以上やってもどうもならん、トモキそろそろやめとけ』トモキは掴んでた手を離し言った。
    『お前絶対しばくからな!お前だけは絶対許さんからなっ!!』
    上村君は小西君が地面に置いていた携帯をとり言った『この携帯あずかっとくわぁ!明日学校終わったらこの北中の公園に女連れてこいや!この呼び出しはトモキ関係なく俺個人の呼び出しやから。』

    2005-07-07 00:49:00
  • 118:

    ユナ

    そして解散になったらしい…トモキと小西君から交互に電話があったのはトモキが電話しても出なかったので小西君の携帯からなら出ると思ったみたいだ。
    話を聞いてあたしはトモキに怒りを感じ同時に小西君に申し訳なく思った。
    『ごめん…なんかユナと付き合ったせいで変なんに巻き込まれて…』
    あたしがそうゆうと小西君は言った。

    2005-07-07 00:50:00
  • 119:

    ユナ

    『なんでユナちゃんが謝るん?ユナちゃん全然悪くないやん★とりあえず今日俺バイト休んで北中の公園行ってくるわ!』
    『そんなん行かんでいいよっ!携帯はユナが誰かにゆうたらいくらでも取り戻せるし…』
    『ここで逃げたら俺ユナちゃんと付き合う資格ないやん☆大丈夫やから☆』
    小西君は笑っていった。

    2005-07-07 08:43:00
  • 120:

    ユナ

    『じゃあ…ユナも一緒に行く!!上村君ユナも連れてこいゆうてんねやろ?』
    『あかんって!何されるかわからんねんから!!!』小西君が止めるのも無理はない、だけどあたしは小西君が一人で行くなんて絶対許せなかった。
    『大丈夫!!あの子らユナには絶対なんもせーへん!!連れて行ってくれへんねやったらユナ一人でトモキに文句言いに行くわ!!』小西君は困った顔をしていたが渋々あたしがついて行くのを承諾した。

    2005-07-07 08:44:00
  • 121:

    ユナ

    その後あたし達は教室に戻り瞳ちゃんとの約束通り最後まで授業に出た。あたしは授業中にトモキにメールを送った。
    《小西君に話全部聞いたから。あんなんあんたらがハメたようなもんやん》
    返事はなかった。
    そして放課後になり小西君がサエと一緒にあたしのクラスまで迎えにきた。

    2005-07-07 08:46:00
  • 122:

    ?あやは?

    あげぇ??がんばってね?

    2005-07-08 01:57:00
  • 123:

    名無しさん

    もう書かないんですか?楽しみにしてるょ?

    2005-07-22 15:53:00
  • 124:

    ユナ

    ?あやは?さん→ありがとうございます☆ 135さん→見ていただいてありがとうございます☆一気に書き貯めてたのを更新します?

    2005-07-25 20:26:00
  • 125:

    ユナ

    洋平君はニヤニヤ笑ってあたしと小西君の顔を交互に見て
    『おめでと……☆』
    と一言だけゆって帰っていった。
    『じゃあいこっかぁ☆☆』小西君はまるでちょっとした用事を済ませるかのように軽く言った。

    2005-07-25 20:28:00
  • 126:

    ユナ

    自転車でこいで北中の公園に着いた。上村君はまだ来ていない。あたし達はブランコに乗りながらいろんな話をした。小西君が緊張した様子がないからかあたしも自然と気が軽くなった。あたしは疑問に思っていた事を小西君に聞いた。
    『今回の事みんな知らんやろ。…なんで誰にもゆわんかったん?小西君が声かけたらいくらでも人集まるやろ』

    2005-07-25 20:29:00
  • 127:

    ユナ

    『だってこれは俺個人のケンカやん、しかもユナちゃんとの事やろ?ここでツレ巻き込んだら俺かっこ悪いやん笑負けてもいいから筋は通したいねん、あ〜絶対俺ドツカレるわ、痛いの嫌やねんなぁ』
    と笑って言った。
    あたしは…小西君を本気でかっこいいと思った。

    2005-07-25 20:30:00
  • 128:

    ユナ

    トモキはすぐ『俺らの軍団は〜』とか『俺めっちゃ強いからぁ〜』とか言っていた。あたしはそんなんよりも『俺ケンカ弱いからな笑』といいつつも絶対逃げずに一人で行く小西君の方がずっとかっこいいと思った。
    『てかいつからユナちゃんって呼ぶようになったん?』
    次に質問を投げ掛けると小西君は顔を赤くして言った

    2005-07-25 20:31:00
  • 129:

    ユナ

    『だって…彼女やのに名字で呼ぶんってなんか変やし……』
    あたしは嬉しくなって言った。
    『ぢゃあ《ちゃん》てつけんのも禁止〜☆』
    『じゃあユナも俺の事小西君って呼ぶのん禁止やわぁ☆』

    2005-07-25 20:32:00
  • 130:

    ユナ

    お互い照れながら言った。途中トモキから上村君がきたかどうかとメールが入ってきた。当たり前のように昼間にあたしが送ったメールはスルーだった。上村君を待っている間あたしと小西君……いや、カケルはいろんな話をした。
    気がつけば辺りは暗くなっていた。
    『上村けーへんなぁ……』『うん……』
    『もう…帰っていいかな』『い、いいやろ笑』
    あたし達は顔を見合わせて笑って言った。

    2005-07-25 20:34:00
  • 131:

    ユナ

    その日帰りにあたし達はマクドに寄ってご飯を食べて帰った。後から聞くとその日の夜…カケルの地元の子がカケルの携帯を持ってきてくれて上村君からの伝言を預かってきた。
    『仕事終わるん遅くて行けんかったっ!携帯とか連絡つかんから取り上げるもんちゃうな笑神田さんによろしく☆またな☆』
    と笑って言ってたらしい…相変わらずわけのわからん子だ。ただトモキだけはまだ怒り狂ってるみたいで…度々あたしの携帯に《小西どこにおるねんっ!》とか《俺は絶対認めんっ!》とかメールが入ってきた。

    2005-07-25 20:35:00
  • 132:

    ユナ

    それをカケルに話すと……『ほっとき〜!せやけどユナになんかしてきたらすぐゆえよ!お前になんかしてきたらさすがに俺も黙ってられんから!』
    とあっさり言った。
    今回の事件でなんだかんだ言ってあたしとカケルの距離が思いっきり近づいた気がした。

    2005-07-25 20:36:00
  • 133:

    ユナ

    そして小西カケルと神田ユナが付き合ったとゆうのは瞬く間に学校中に広まった。
    カケルは今までにない位恋愛バカになっていた。ほとんどの子が祝福してくれたが冷たい目で見る人間もいた。カケルに遊ばれた子達…そして元カノさえもカケルの恋愛バカになった姿を見て驚きと同時にイラだっていた。ただ元カノ達もみんないい子であたしには何一つ言ってこなかった。文句も祝福もどちらとも。

    2005-07-25 20:39:00
  • 134:

    ユナ

    『俺……今までの女にどんだけ嫌われてるかわかったわ……』
    昼休み、五組でみんなで溜まって喋ってる時フイにカケルが言った
    『小西……今頃気付いたん!?』
    サエがびっくりしたように言う。
    『あっことかナナとかあと二年の名前忘れたけどそいつとかとにかくみんな俺がユナとおる時冷たい目で見てくるしこの前ゆみなんてすれ違いざまに「死ね」とかゆうてきてんで!?どう思うコレ!!』

    2005-07-25 20:45:00
  • 135:

    ユナ

    『今更何気にしてんの☆』全員でカケルに言った。
    『まぁ日頃の行いやろ!ユナなんて元カレからも祝福されてるやん☆』
    良介が笑って言う。
    『あたしは誰かさんみたいに遊んでませんでしたから。人徳です。』
    あたしが冷たい声でそうゆうとカケルが焦ったように反論した。

    2005-07-26 00:19:00
  • 136:

    ユナ

    『あーもうわかったわかった!!とにかく小西は今まで遊んでたけどユナの事は本間に大事にしてるしまぁそれが鼻につく奴らがおんねやろ!一つゆうとしたらユナ…刺されんように気をつけろよ…』
    そう言ってあたしの肩をポンッと叩いた。
    『ごめん……あたし辞退するわ…』
    あたしがそうゆうと
    『お前……ひどいわ……』カケルが情けない声をだしみんな爆笑した。教室にチラホラいるあたしらに関係ない子らもあたし達の会話を聞いて笑っていた。

    2005-07-26 00:31:00
  • 137:

    あい

    しおり??????????????????

    2005-07-26 04:05:00
  • 138:

    ユナ

    あいさん→しおりありがとうございます??

    2005-07-26 11:42:00
  • 139:

    ユナ

    セミが例年よりも早く泣きだした初夏の時期のほんの少しの出来事だった。
    お互いの約束は守られる事はなかったけれどあの頃は純粋にずっと一緒にいようって思っていたよ…

    2005-07-26 20:05:00
  • 140:

    ユナ

    悩んだ末あたしはカケルに電話した。カケルは
    『ええで〜!急ぎやったら俺が今からかけるわぁ!』とアッサリ言った。
    『…嘘かもしれんでぇ〜』『嘘やとしてもええ加減ケリつけなあかんやろ!いつかは来るおもてたし☆』
    『うん…でも心配やぁ…』『大丈夫やって☆いざとなったらダッシュで逃げるから笑お前俺の逃げ足の早さ知ってるやろぉ!?』

    2005-07-26 20:16:00
  • 141:

    ユナ

    カケルはわざとおちゃらけて言った。
    『うん…めっちゃ知ってる……笑』
    あたしが少し笑ってゆうとカケルは今度は優しく穏やかな声で言った。
    『終わったら電話するから…な?』

    2005-07-26 20:19:00
  • 142:

    ユナ

    『うん…気をつけてね!』そう言って電話を切った。あたしは一人で待ち続けた。もうあれから二時間は経っている。心配で心配でたまらなかった。夜中の3時頃カケルの着メロ…ラムのラブソングが部屋中に響きわたった。

    2005-07-26 20:23:00
  • 143:

    ユナ

    集団の中からトモキが出てきてしきりに
    『お前井出岡の上に今回の事チクッた!?』
    と聞いてくる。もちろんカケルはチクっていない…どうやら井出岡の上の人らにトモキは狙われてるみたいだった。カケルは今回の事は関係ない事を伝えると、『俺とりあえずこの事で忙しいからひとまずお前らから手を引くわ!チクんなよっ!!』
    そう言ってあれだけ大騒ぎしていたトモキだったが今回の事件はこれであっけなく幕をとじた。トモキらしいといえばトモキらしい笑

    2005-07-27 01:36:00
  • 144:

    ユナ

    ちなみにトモキと奈美は別れたようだ。トモキがカケルにいちゃもんつけてきてた事をあたしは奈美に話していた。トモキはかなり怒られ携帯代も奈美の口座だったので別れるまで携帯を止められてて今まであたしに連絡できなかったらしい……

    2005-07-27 02:51:00
  • 145:

    ユナ

    何もかもがうまくいって夏休みに入った。夏休みに入ると毎日朝からカケルの家で遊んで夕方から二人共バイトに行きカケルと良介がバイト終わる頃にみんなでカケル達のバイト先に集合して朝方まで遊んだ。
    カケルとどこに行くのも何をするのも一緒だった。みんなで海にも行った。
    それなりに毎年夏を楽しく過ごしていたあたしだったが今でも夏になると思い出すのはその年の夏の事だった。

    2005-07-27 02:57:00
  • 146:

    ユナ

    夏休みが終わり『燦花祭』の時期になった。
    『燦花祭』は毎年十月に三日間にわたって行なわれあたし達の地域では秋のビックイベントだった。各地域によって青年団がありそれぞれ太鼓台を担いで祭りに参加する。

    2005-07-27 03:01:00
  • 147:

    ユナ

    青年団はカケルのいる青年団やトモキや上村君達がいる由家青年団の他に十個ある。全部の青年団が宮入りを済ませ神社前の中央にそれぞれの位置に揃った時はため息をつくくらい圧倒される。だから各青年団のファンもいてその分各青年団は祭りに関しては厳しかった。

    2005-07-27 03:06:00
  • 148:

    ユナ

    夏休みが終わると祭りの一ヵ月前になり青年団の集会が毎日あり学校以外では会う事が出来なくなった。
    その頃からあたし達はよくケンカするようになった、理由はささいな事だったがひどい時は授業中でも怒鳴り合いのケンカになった。でもいつも怒鳴り合ってる内にあほらしくなって仲直りしていた。

    2005-07-27 03:20:00
  • 149:

    ユナ

    そんなある日…休み時間カケルと二人でいる時にカケルがとんでもない事を言い出した。
    『なぁ〜俺ユナとサエっちとアイ以外の女のケー番全部消したからお前も俺の知らん男の番号全部消してや。』
    『え!?どうゆう事!?』『だって必要ないやん。あ、あとバイト先の飲み会とかももう行くなよな!!』『ま、待ってよ!そりゃもう関わらん子もおるやろうけどバイト先は無理やって!!』

    2005-07-27 03:27:00
  • 150:

    ユナ

    『じゃあ今から二人でどれ消していこーか話し合お☆』
    カケルが無邪気に笑ってあたしの携帯を勝手にいじりだした。あっとゆうまにメモリは消されていった。さすがに同じ学校の子は残してくれたがそれ以外はバイト先もすべて消されてしまった。

    2005-07-27 08:59:00
  • 151:

    ユナ

    その日からカケルはじょじょに束縛をするようになった。
    短いスカートを履くな、バイト先の飲み会とか行くな、男を見るな、俺とおらん時俺の仲良くない男と喋るな、
    ありえない程細かい事をゆわれた。

    2005-07-27 09:02:00
  • 152:

    あい

    しおり??????????????????

    2005-07-27 19:17:00
  • 153:

    ユナ

    あいさん→またもやしおりありがとうございます?

    2005-07-28 10:32:00
  • 154:

    ユナ

    なのにどうして束縛するのか…カケルは
    『信用してないとかじゃないねん、お前が男と喋ってるだけでむかつくねん!』と言った。わからないでもないが…束縛以外は浮気もしないし暴力もふるわない本当にいい彼氏だ。

    2005-07-28 10:35:00
  • 155:

    あい

    ユナさんどぅもです????バリ好きなんで頑張ってください??

    2005-07-28 10:36:00
  • 156:

    ユナ

    あいさん→初めてメッセージありがとうございます?頑張りますね?

    2005-07-30 08:55:00
  • 157:

    ユナ

    だから別れたいとも思わないしなんとなくゆう事を聞いていた。回りに相談しても直人や良介は
    『今まであいつそんなんちゃうかったで!めっちゃ愛されてる証拠やん★』
    と言うしクラスの女の子はうらやましがるだけだった。唯一サエだけはわかってくれた。

    2005-07-30 08:59:00
  • 158:

    ユナ

    『まぁ…それはきついわなぁ…でもサエは小西の気持ちもわくるしユナの気持ちもわかるわぁ。あいつユナにそんだけ束縛するだけあって自分の事もしっかりしてんもん、小西も頑固やから結局どっちかが譲るまで解決せーへんのちゃうかな…』
    あたしはどうしていいのかわからなくなった。まぁその時は学校も一緒で共通の友達も多かったから寂しい思いもあんまりする事はなかったしバイトの子達ともバイト先で会えるからまだマシだった。

    2005-07-30 09:05:00
  • 159:

    名無しさん

    つづき楽しみにUてますッ(?≧?≦)

    2005-07-31 09:29:00
  • 160:

    ユナ

    178番さん→ありがとうございます?最後まで見てくださいね?

    2005-07-31 12:15:00
  • 161:

    ユナ

    バイト先の友達にはカケルにメモリを消された事をいわなかった。メールや電話が来てもメアドや声で判断して電話に出てた。その頃からあたしはカケルに隠し事をするようになった。
    バイト先で一番仲がいいアイにいろいろ協力してもらっていた。

    2005-07-31 12:19:00
  • 162:

    ユナ

    アイはあたし達の地域で顔がひろくサバサバしてて男友達が多かった。その為女から嫌われる事が多いが裏表のないアイの事をあたしもバイトの子らも大好きだそんなアイだからみんなで遊ぶ時はめっちゃ協力してくれた。アイとカケルは会った事もあるしあたしの携帯の充電が切れた時はアイの携帯からよくかけていたので余裕で誤魔化せた。

    2005-07-31 12:24:00
  • 163:

    ユナ

    どうして悪い事をしてないのにこんなにコソコソしなければいけないんだろう…時々そんな疑問やうそをついてる罪悪感にさいなまれたがアイの言葉で正当化していた。
    『ツレはツレやん☆アイは女友達少ないから彼氏おっても男のツレとか切る気ないもん!だからそのブンちゃんとやったらあかん事はせーへんし!』     だんだんそうする事に慣れていった。

    2005-07-31 12:31:00
  • 164:

    ユナ

    あたしはいつもより髪をくりくりに巻いて化粧もいつもより念入りに、そしてその日の為に用意した服に袖を通した。
    服まで買うなんて大袈裟かもしれないがあたしにとって燦花祭は学校以外でカケルの彼女はあたしだとアピールする絶好の機会でありカケルの先輩や後輩にもいい彼女と見られたい為でもある。
    そしてみんなで合流して電車に乗り込んだ。二駅越して神社の前の駅につくとたくさんの人がいて電車を降りるといろんな青年団からそれぞれ一定のリズムで流れる太鼓の音が聞こえてきた。

    2005-07-31 18:03:00
  • 165:

    ユナ

    『今年も始まったなぁ☆』太鼓の音を聞いてワクワクしてきた。太鼓台はたとえ休憩の時でも決して音を絶やしてはいけない。太鼓の音はそれだけ大事なのだ。カケルにメールを入れてみる。祭りは朝から晩までだから祭りの時はカケルは学校に来れない、早く会いたくて仕方なかった。

    2005-07-31 18:07:00
  • 166:

    ユナ

    《今着いたよぉ☆どこ行ったらいい??》
    すぐ返事が帰ってきた。
    《そっかぁ〜☆今宮入り終わったとこ!上の神社前にもうおるから浦枕のとこ来て!今正面通路で法殿が宮入りしとーるから気をつけてこいよ!!》
    あたしは急いでみんなを連れて上に登っていった。

    2005-07-31 18:12:00
  • 167:

    ?なぁぎ?

    早く続き書ぃてほちぃれす(?∧?)??ュナチャンゎカケルクンとどぉーなったん?

    2005-08-08 21:08:00
  • 168:

    ユナ

    なぁぎさん→ありがとうございます★更新なかなかですみません?地道に最後までかならず完結するのでカケルとユナの行く末を見守っててくらはい?

    2005-08-08 22:35:00
  • 169:

    ユナ

    『あっ!いた…』
    浦枕の所に着くと青年団の集団の中にカケルを見つけた。
    『お〜!!みんなこっちやでぇ』
    カケルが手を振ってあたし達を呼んだ。あたしはいつもよりおしとやかに、そして可愛く声を使ってカケルの名前を呼んで駆け寄った。

    2005-08-08 22:39:00
  • 170:

    ユナ

    それからみんなで雑談をした。ハッピにニッカをはいた祭姿のカケル…あたしはなんだか照れてしまってうまく話せない。カケルはあたしの頭をポンポンと叩きながら
    『もうちょいで休憩やからまっとれよ!』
    と優しくいった。あたしはにっこり笑顔になった。

    2005-08-08 22:42:00
  • 171:

    ?なぁぎ?

    ュナチャン&ヵヶルクンの結末を楽しみに毎日見回りまぁぁす(?^ー')?頑張ってね??応援ちてまッ??゙

    2005-08-09 03:17:00
  • 172:

    ?汚嬢?

    初めて読ンだ?、めたはまった-(?´?`)頑張ってねッッ?しぉり?μ??

    2005-08-09 03:24:00
  • 173:

    ユナ

    なぁぎさん→連続カキコありがとうです?頑張りますね?
    汚嬢さん→ハマってもらえて嬉しいです?頑張りますね??

    2005-08-09 07:04:00
  • 174:

    ユナ

    ここでちょっと本編からズレて小西カケル伝説をちよっと…★☆
    カケルがどうして遊び人と呼ばれていたのか…それはヤッタ人数が多いとかではなく女に対しての冷たさ、残酷さからだった。
    いろいろ話があるが一つだけ例を上げると去年の祭の季節カケルは同じ学年に一人、一個下に一人、他校に一人とと三股していた。

    2005-08-09 07:12:00
  • 175:

    ユナ

    最初同じクラスの子に学校内での二股がばれ責められても悪びれる様子もなく次の日からつきあってるのに素無視、メール電話もすべて無視、あたし達と喋っている時にその子の目の前でメールを見せてきてうざいからメールいれてくんなよなぁ☆って聞こえるようにあたし達に喋っていた。結局そのまま自然消滅。

    2005-08-09 12:02:00
  • 176:

    ユナ

    そして一個下の子は祭の日『見に行くね?』
    と言って祭にきた。カケルは少し相手して
    『友達と回るから☆』
    といって全然別の女の子と手をつないで回っていた。その時…

    2005-08-09 12:14:00
  • 177:

    ?なぁぎ?

    ュナチャンも毎日忙しぃみたぃで、ぁんまり書けなぃみたぃだね???でも最後まで頑張って完結して?さぃね(??≦?)?毎日?覗ぃてみまぁぁひゅ???

    2005-08-10 04:05:00
  • 178:

    ユナ

    なぁぎちゃん→ありがとぉ?ユナは今昼夜両方やってるんでなかなか…なるべく頑張りますね??

    2005-08-12 20:30:00
  • 179:

    ユナ

    なんと友達と回っていた一個下の彼女とバッタリ!ばっちり目があって彼女は呆然としている、その時カケルがとった行動は謝る訳でもなく誤魔化す訳でもなくただ知らない人を見るような冷たい目で無視した、
    我に返った彼女が
    『どーゆう事なん!?』
    と詰め寄ると冷たい声で一言…

    2005-08-12 20:34:00
  • 180:

    ユナ

    『お前誰?気安く声かけてくんな、殺すぞ』
    二股とはいえ三ヵ月もつきあってた彼女になんの迷いもなくそう言ったカケル、結局その日からその子もカケルにブチられその日祭が終わった後カケルはこれまた全然別の女の子とエッチして次の日の祭もまたまた全然違う女の子と手をつないで回っていた。

    2005-08-12 20:39:00
  • 181:

    ?なぁぎ?

    ュナチャンゎ大変ゃなぁ??熱中症とかにならょぅに気を付けて仕事頑張ってね?自分ペースで頑張って書ぃてナァ(゚?≦?)??完結するまで見守ってまぁす?

    2005-08-12 20:57:00
  • 182:

    名無しさん

    2005-08-12 21:22:00
  • 183:

    ユナ

    なぁぎちゃん→本間に毎日チェックしてくれてるんや?ありがとう?熱中症にならないように頑張るっす?

    2005-08-12 23:18:00
  • 184:

    ユナ

    そんな女に対して情もなく残酷なカケルだからヤッタ人数はそんなに多くなくとも『遊び人』と呼ばれていた。遊んだ女とは一切連絡をとらないから遊んだ女には嫌われていたがカケルに寄ってくる女は後を絶たなかった、何度もカケルに告って振られ最終的に処女だけでももらってくれと迫り処女をカケルにあげた子もあたしと同じクラスにいた。

    2005-08-12 23:19:00
  • 185:

    かなみ

    ?たのしみ!がんばってね??

    2005-08-13 01:31:00
  • 186:

    ユナ

    かなみちゃん→ありがとう??楽しみにしててください??

    2005-08-13 03:04:00
  • 187:

    ユナ

    『さっきさぁ〜休憩行く前に後輩にお前の事ゆわれたわ』
    『なんてゆわれたん??』『あれ小西さんの彼女さんっすか?めっちゃかわいいですやんってゆわれた★』『まぢで!?めっちゃ嬉しい?んでカケルはなんてゆうたん??』
    『そうか?そうでもないで、ってゆうといた☆』

    2005-08-13 03:06:00
  • 188:

    ユナ

    『はぁ?ひど〜い!!』
    『へらへら自分の女誉められてせやろ?かわいいやろとかゆうてる奴きもいやん笑』
    『確かに…笑』
    そんな会話をしながら回っていた。努力が報われた瞬間だった。
    しばらく回ってるとすぐ真後ろからすごい視線を感じた。

    2005-08-13 03:07:00
  • 189:

    ユナ

    人が多くて身動きとれない中一生懸命首を動かして後ろを見た。すぐ後ろに三人組の女の子がいてあたし達を睨んでいた。特に一人の子があたしを物凄い目で睨んでいる、さっき書いたカケルに二股された一個下の女の子だった。同じ学校でカケル達と食堂にいる時もよく睨んで来ていたので顔を知っていた。

    2005-08-13 03:34:00
  • 190:

    ユナ

    カケルはまったく気付いてなかった。あたしはわざと後ろに聞こえる声でいった。
    『カケル〜、明日もユナと回るん??』
    『おう!なんやねん、嫌なんか??』
    『いや、他と回る予定とかないんかなって思って…』『そんなんないで☆もしツレに誘われてもお前も一緒に連れていくしな☆』

    2005-08-13 03:35:00
  • 191:

    ユナ

    『ほんまにぃ☆ありがとう☆★』
    『当たり前やんけっ!!』チラッと後ろを見る、三人組はますますすごい顔になっていた。
    あたしは嫌な女だと思う。だけどあたしにだって嫉妬とゆうものがある、たとえ遊びでもカケルとHした事があるとゆうだけでヤキモチを焼いてしまう、睨まれても文句をいわず我慢していたあたしのささやかな復讐でもあった。

    2005-08-13 03:36:00
  • 192:

    ユナ

    それから一通り夜店をまわった。途中学校の子や洋平君など知り合いにも何人か会った。カケルの休憩時間が後二十分で終わるとゆう時カケルが今のうちにトイレに行っとくと言ったので上の神社近くのトイレに行った。

    2005-08-13 03:37:00
  • 193:

    ?なぁぎ?

    ュナチャァァァン???ぁたりまぇらァァァ(?>?

    2005-08-13 06:16:00
  • 194:

    ユナ

    なぁぎちゃん→ファンとか照れますわぁ?でも励みになってちょっとの時間でも更新しようって思う?ありがとう??

    2005-08-13 12:10:00
  • 195:

    ユナ

    一人で待っていると……
    『お前ちょっとこいやっ』急に後ろから女の子に呼ばれ振り向くと相手の顔を確認できないまま腕を引っ張られ神社裏の人気のないところに連れていかれた。
    着いて壁に弾き飛ばされて相手を確認できた。
    さっきの三人組だった。

    2005-08-13 12:14:00
  • 196:

    ユナ

    何しにあたしをこんな所に連れてきたかだいたい想像できた。あたしが黙っていると次々に三人組はあたしに言ってきた。
    『お前ぶっさいくのくせに調子のりすぎやねん。』
    『カケル君と釣り合ってないねん!別れろや!』
    『黙ってやんとなんかゆえや!!!』

    2005-08-13 12:19:00
  • 197:

    ユナ

    あたしは前から学校でこの三人組に会う度気にいらなかった。他にもカケルに傷つけられた子は同じ学校にたくさんいる、だけどすべてあたしと付き合う前の話でみんなあたしには何も危害を加えてこない、だからあたしもその子らと接する時カケルの話は一切しない様に気を使っていた。

    2005-08-13 12:22:00
  • 198:

    ユナ

    なのにこの三人組はカケルではなくあたしに恨みをもっている、お門違いもいいとこだ、それでもあたしは心情を察して我慢してきた。けれどこんな風に直接危害を加えにきたのならあたしだって我慢しない。
    『カケルと別れてってゆわれてもカケルユナと別れたら死んでまう思うから無理やわぁ〜それにあんたらにはユナの事ぶっさいくに見えるかもやけどカケルからしたらユナは世界で一番可愛く見えてるみたいやでぇ☆』
    わざと可愛らしく言ってやった。こーゆうヤンキー系の女はキレている時にブリッコ系で喋られると余計むかつくのを知っていたから。

    2005-08-13 12:29:00
  • 199:

    ユナ

    『お前本間むかつく奴やの〜!カケル君には早紀みたいな女が釣り合ってんねん!お前知らん思うけど早紀はカケル君の元カノやで』ツレの子が一人の女の子を押し出した。早紀は言った『お前邪魔やねん!!さっさと別れて。』

    2005-08-13 12:34:00
  • 200:

    ユナ

    そんな早紀に向かってあたしは決定的な言葉を笑って言ってやった。
    『元カノ……?遊ばれた女の間違いやろ……?』
    この言葉で早紀はキレた。『お前本間むかつくっ!』そう言って早紀はあたしに殴りかかってきた。

    2005-08-13 12:38:00
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