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世界で一番好きでした…

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  • 1:

    ユナ

    前書いてる途中で夜遊び一瞬止まったのでまた最初から書きます?

    2005-05-11 00:49:00
  • 2:

    ユナ

    17才から21才…     中途半端な子供から   中途半端な大人になる時 ず〜っと一緒にいてたね…あの頃のあたし達はこれからも一緒にいると    信じてた

    2005-05-11 00:50:00
  • 3:

    ユナ

    神田ユナ17才…あたしはクラス発表の掲示板を見てぼーぜんとしていた。
    『なぁんでユナだけサエとミキとクラスちゃうの〜?』           『ほんまやっ!選択授業も一緒に合わせたのにっ!』『ユナとサエは一緒に授業さぼりまくってたから離されたんちゃうかぁ?』
    あたしとサエとミキはめっちゃ仲良し☆特にあたしとサエはいつも行動を共にしていて三年の選択授業とかゆう3科目もすべて合わせて一緒にしていた…のにもかかわらずあたしだけクラスが離された。
    『まぁ選択授業の時は一緒やし寂しくなったらいつでも五組おいで☆』    『ふぁい…』      あたしは重い足取りで体育館に向かった。

    2005-05-11 00:52:00
  • 4:

    ユナ

    あたしとサエはいわゆる問題児とゆう奴だった、別に先生とは仲が悪くなかったがとにかく身なり素行があまりよろしくなかった。一方ミキは時々一緒にサボるけど頭も良く普段は身なり素行も優等生…あたしとサエがクラスを離されたのは先生方の正しい判断だろう…。体育館に入ると同じクラスになった子達が声をかけてきた。       『おっ!ユナも二組!?俺と一緒とか初めてやな!』『おは〜☆ユナとクラス一緒とかめっちゃ嬉しい☆』まぁたお前と一緒!?腐れ縁やな笑』
    親友とクラスが離れたとはいえ二年以上も通っていれば殆どが[知り合い]になる。別に寂しくはなかった。

    2005-05-11 00:55:00
  • 5:

    ユナ

    『まぁこれから一年よろしく☆★☆★』
    そういってあたしは適当に列に並んだ。 始業式が始まり校長のおもしろくない話が延々続く…
    「やっぱ10時位からこればよかった…」
    そう後悔していると…
    バンッ!!!
    突然閉じていた鉄のドアが開きシーンとしていた体育館に響きわたった。みんなが後ろを見ると…
    入り口には綺麗な金髪の頭に制服のシャツの下にTシャツを着てダボッとした制服のズボンをひきずりながら眠そうに歩く男の子がいた。
    「小西カケルだ」

    2005-05-11 00:57:00
  • 6:

    ユナ

    (略)
    突然閉じていた鉄のドアが開きシーンとしていた体育館に響きわたった。みんなが後ろを見ると…
    入り口には綺麗な金髪の頭に制服のシャツの下にTシャツを着てダボッとした制服のズボンをひきずりながら眠そうに歩く男の子がいた。
    「小西カケルだ」

    2005-05-11 00:59:00
  • 7:

    ユナ

    小西君は一年の時から有名人、学年一番の男前のヤンチャクレ…男からも女からも人気があった。確かに顔は男前…だと思う。いや男前とゆうよりかっこいい顔だ。すこし細めのいたずらっ子のような目、スーッとした顎、自分で切っているらしい無造作ヘア、細いけどちゃんと筋肉がついている体、でもあたしは小西君に興味はなかった。チャランポランだったし遊び人としても有名だったから。喋る事はあっても仲良くなる事はなかった。

    2005-05-11 01:01:00
  • 8:

    ユナ

    小西君登場でなんだかザワザワした中始業式が終わりあたしとサエはそのまま帰る事にした。
    『てかさぁサエ、小西と直人も良介も同じクラスやったわぁ☆』
    とサエが言った。
    小西君とサエは一年の頃からずっとクラスが一緒で仲が良かった、直人と良介は小西君と同じグループで良介は一年二年とあたしと同じクラスだったのであたしとも仲が良かった。
    『そうなん☆よかったやん』
    あたしがそうゆうとサエは少し残念そうに言った。
    『でも野田君とクラス離れたぁ…』
    野田君も小西君と同じグループの子で今現在のサエの好きな人。かなり惚れていて無口な野田君との事を小西君になにかと協力してもらっていた。

    2005-05-11 01:03:00
  • 9:

    名無しさん

    (略)
    あたしがそうゆうとサエは少し残念そうに言った。
    『でも野田君とクラス離れたぁ…』
    野田君も小西君と同じグループの子で今現在のサエの好きな人。かなり惚れていて無口な野田君との事を小西君になにかと協力してもらっていた。

    2005-05-11 01:04:00
  • 10:

    ユナ

    新学期が始まり選択授業の日が来てサエがあたしのクラスまで迎えにきた。選択授業は[家庭科]だ。あたし達がこれを選んだ理由は『将来お料理が上手なお嫁さんになりたいから☆』とかではなく選択授業の二日に一回のペースで調理実習とゆう楽しい時間があるからだ、だから家庭科には男の子もすこぶる多かった。そりゃ誰だって古典やら英語を勉強してるよりキャイキャイ料理作って遊んでいる方がいい。だから英語を選択したミキはほんとにえらいなと思った。

    2005-05-11 01:06:00
  • 11:

    ユナ

    初めの授業は調理実習ではないので一組の教室で授業だった。
    『あれ?サエ早くない?まだ休憩時間始まったばっかやで?』
    『だって野田君一組やん☆うまくいったらしゃべれるかも』
    な〜るほど☆
    『あっ!そや☆ユナに提案があるねん♪調理実習の班な、小西と直人と良介とサエとユナでやろやぁ?みんなでゆうててん☆』

    2005-05-11 01:07:00
  • 12:

    ユナ

    『おっ!いいでぇ☆なんか楽しそうやなぁ♪』
    そんな会話をしながら一組に向かった。

    2005-05-11 01:09:00
  • 13:

    ユナ

    別に嫌いな訳じゃない…ただ小西君は何を考えてるか分からない子だったのであたしは少し緊張していたのかもしれない…。
    授業が始まり今日は初めの授業なので実習の説明と実習の班決めをした、男女混合なのであたし達以外の班はなかなか決まらず時間がないのであたし達以外の班は先生が勝手に決めて授業が終わった。
    授業が終わって教室に帰る途中サエから野田君と遊ぶ約束をした事をきいた、なんだかんだゆっても自分で積極的に話を進めるのがサエだ。

    2005-05-11 01:12:00
  • 14:

    ユナ

    その日の夜…あたしは近くのコンビニに行った。適当に立ち読みをして煙草とお茶を買ってあまり店員の顔を見ずお釣りを受け取りレジから離れようとすると…『おい!神田さんっ!いい加減きづこーや笑』
    突然店員から呼び慣れない名字を呼ばれびっくりして顔あげると
    『え!?小西君!?何してるん!?』
    小西君だった。

    2005-05-11 01:13:00
  • 15:

    ユナ

    『何ってバイトやんっ!俺ずっと見てたのに全然気づかんしな笑』
    『だって小西君ここらの子ちゃうやろ?』
    『あんまり地元でやったらツレとかチャカシにくるやろ?だからここらでやってんねん、今日は休みやけど良介もバイトここやで☆』

    2005-05-11 01:15:00
  • 16:

    ユナ

    『そうなんやぁ…全然知らんかった!』
    それからあたし達はレジ前で三十分位喋り込んだ。気付くともう10時…
    『やっば!ユナもう帰らなっ!』
    『俺ももう上がりやっ!なんかめっちゃ話込んでもたな!ごめんやで!』
    そんな会話で終わってあたしは急いで家に帰った。家に帰るとメールが届いていた。

    2005-05-11 01:16:00
  • 17:

    ユナ

    〈今バイト終わったぁ☆ちゃんと家着いたか?あんまり夜女の子が一人で外ウロウロするもんちゃうで!〉あたしはすぐさま返信した〈お疲れ☆ちゃんと着いたよ☆明日初実習やな!よろしこ☆★〉
    〈おうよ☆ほなはよ寝〜やぁ☆また明日な!〉
    たったこれだけのやりとり…でもなんだか嬉しかった

    2005-05-11 01:17:00
  • 18:

    ユナ

    次の日家庭科の授業がやってきた。あたしのクラスにサエ、直人、良介、そして小西君が迎えに来た。小西君はあたしの顔を見るなりいきない話かけてきた。
    『神田さんっ!煙草とお茶て色気なさすぎやわっ!』『う、うるさいなぁ!絶対必要なもんやんかぁっ!』それから二年の時同じクラスだったのにあんまりしゃべらなかったのが嘘みたいに会話が弾んだ。それがなんだかすごく嬉しかった。

    2005-05-11 01:46:00
  • 19:

    ユナ

    それからあたしと小西君はよく話をするようになった。内容はバカみたいな話、エロ話、バイト先の話、いつも笑っていた。遅刻やサボりが多かったあたしと小西君だったがちゃんと学校にも行くようになっていた。そんな時…ある事件が起きた。
    いつものように学校に行くとサエがあたしの顔を見るなり走ってきて言った。
    『小西が入院したっ!なんか昨日ボコられて今集中治療室におるらしいっ!!』

    2005-05-11 01:47:00
  • 20:

    ユナ

    『え!?どうゆう事なん?』
    あたしは心臓がバクバクするのを感じた。
    『サエもよく知らんねんけどさっき一也が来て直人と良介に大きい声で喋ってんのんたまたま聞いてん!!』
    サエが聞いた話では昨夜一也と洋平君、そしてその二人の地元の子らと小西君と原付で走っていて後ろから来た車にいきなり金属バットで殴られそのまま小西君だけ捕まり集団リンチをくらったらしい。

    2005-05-13 22:53:00
  • 21:

    ユナ

    ちなみに一也はあたしが一年の初めに付き合っていた元カレ、イキリのくせに根性無しのもっともあたしが嫌いなタイプ…
    洋平君は一也と地元が一緒で小西君とも仲が良かった。
    『…でそのまま一也ら小西君を置いて逃げたん!?』『だからサエも詳しく知らんねんって!』
    『ユナが直接洋平君に聞くわ』
    洋平君はあたしと同じクラスだ、あたしはすぐさま洋平君の席に向かった。

    2005-05-13 22:54:00
  • 22:

    ユナ

    『…それ誰から聞いたん?』
    『なんか一也が五組ででっかい声で喋ってるらしいで!』
    それを聞いた洋平君は鋭い目になり小さな声で『あいつっ!』と舌打ちをして席を立った。
    『ちょっ!!洋平君っ!』あたしが呼び止めると洋平君があたしの耳元で言った

    2005-05-13 22:58:00
  • 23:

    ユナ

    『その話は本間やで、途中みんなバラバラにはぐれて小西だけが捕まってもてん、神田さんには最近小西と仲いいみたいやからゆうたけど小西の為にあんまみんなにゆわんといたってな、今から一也のアホどついてくるわ』
    そう言って教室から出ていってしまった。

    2005-05-13 22:59:00
  • 24:

    ユナ

    それから三日後…洋平君から小西君が今日退院すると知らされた。どんなケガだったとか、退院するとはいえ今どんな状態なのかとか全然わからなくて心配だった。電話したかった。
    小西君とは二年の初めにケー番交換したがそれから三年になるまでの一年間メールした事なんてほんの2、3回、電話で話した事なんて一度もなかった。いくら最近仲良くなっていたとはいえこんな時に電話するのはずうずうしいんぢゃないかと思い電話しにくかった。

    2005-05-13 23:00:00
  • 25:

    ユナ

    サエに相談してみる…
    『ん〜?別にいい思うで?退院するって事はもう体大丈夫って事やしさ』
    『でもサエは一年から仲良いけどユナ最近やで、なんか図々しい気がするわぁ…』
    『そんなん関係ないって!てかなんで小西相手に気使ってるん?!……ユナもしかして小西の事好きなん?』
    サエにそう聞かれてあたしは慌てて否定した。

    2005-05-13 23:01:00
  • 26:

    ユナ

    『そ、そんな訳ないやんっ!!』
    『そうやんな〜☆ユナには健太がおるもんな!まぁなんし電話しても全然大丈夫や思うで☆』
    そう言ってサエは帰って行った。サエが帰ったあとあたしは一人で考えた。
    「サエのゆうとおりあたし小西君の事好きなんかな…」

    2005-05-13 23:02:00
  • 27:

    ユナ

    バイトが終わり健太の家に少し寄って家に帰りあたしは携帯とにらめっこ。
    『どうしょ…でも元気かどうか気になるしなぁ…』
    あたしは思い切って小西君のメモリを呼び出し発信ボタンを押した。
    〜トゥルル トゥルル〜 ドキドキして電話を耳におしつけて待っていると…

    2005-05-13 23:41:00
  • 28:

    ユナ

    『はい〜』
    小西君が出た。
    『も、もしもしっ!』
    『神田さん久しぶりやん☆どしたん??』
    『あっ!あの、大丈夫かなぁて思って…』

    2005-05-13 23:42:00
  • 29:

    ユナ

    『ああ〜!大丈夫やで☆洋平から神田さん心配してたでって聞いたわ☆あしたから学校も行くしな!ケガもな頭何針か縫うただけで骨折もしてないしたいした事ないねん☆』
    『頭縫うたってたいした事やんかっ!』
    それからあたし達は一時間位しゃべった。
    最後に小西君が言った。
    『わざわざ電話ありがとうな☆また明日久しぶりに学校でゆっくり顔見てしゃべろな☆』

    2005-05-13 23:44:00
  • 30:

    ユナ

    電話を切ったあとあたしは嬉しくてサエにメールを入れた。
    《ユナ今日小西君に電話したよ!明日学校来るって☆》
    サエからのメールの返事はなかった。あたしはそのまま眠りについた。

    その日あたしは小西君の事が好きな事を自覚した。

    2005-05-13 23:45:00
  • 31:

    ユナ

    次の日学校に行くとサエがあたしを見つけて走ってきた。
    『ユナ〜おはよ!昨日メール返せんでごめんなっまた話すけどいろいろあってん…それより小西もう来てんで!五組おいで!』
    サエと五組に行くと小西君が教室の後ろの方でたくさんの男子達に囲まれていた。まだ頭やほっぺに包帯やらガーゼをつけていたけど真ん中で元気そうに笑っていた。

    2005-05-14 00:43:00
  • 32:

    ユナ

    『サエらもいこっか☆』
    とサエに手をひっぱられたがあたしは首を振って言った。
    『今はいっぱいおるしええわ、それよりサエ昨日どしたん?』
    『あぁ〜!実はなぁサエ昨日野田君に告ってん、まぁ見事に振られましたけど☆』
    『え!?そうなんっ!?』い、いつのまにそこまで…

    2005-05-14 00:45:00
  • 33:

    ユナ

    あたしがそんな事を考えて一人でニヤニヤしているとサエが逆に聞いてきた。
    『で、ユナは?ユナぶっちゃけ小西の事好きになってるんちゃうの?』
    『じ、実は好きになってるっぽい…。』
    あたしは正直に答えた。

    2005-05-14 00:48:00
  • 34:

    ユナ

    『やっぱり☆まぁええやん!サエから見ても小西ええ奴やし、頑張り☆ただし、サエはユナが健太と別れてからぢゃないと応援せんからねぇ!』
    ………自分の気持ちを改めて口にするとますます気持ちが盛り上がってきた。だけど元カレに似ている小西君をこれ以上好きになっていくのが怖かったしなにより安心を与えてくれる健太の元を離れる勇気もなかった。

    2005-05-14 00:50:00
  • 35:

    くらら

    ぉ?また復活ャン?応援しとるけ??ュナちん頑張って??〃

    2005-05-14 01:17:00
  • 36:

    ユナ

    くららやぁ?まだまだ前止まったとこまで追い付くん大変だ?ありがちょ?

    2005-05-14 01:22:00
  • 37:

    ユナ

    それから体育祭の準備に入る時期になった、うちの体育祭は毎年かなり盛り上がる、あたし達は今年三年で先頭に立つ立場だ。あたしやあたしの周りの子達は小西君も含めてみんな団の幹部の役職についていて違うクラスともなれば選択授業以外ではなかなか会えなかった。
    でもあたしが電話した日以来小西君は団の仕事を終え学校から帰ってからやバイトがおわってからメールをしてくるようになりあたしと小西君の日課になった。

    2005-05-24 04:34:00
  • 38:

    ユナ

    メールの内容はいたって普通だった。体育祭の話、今日の出来事、共通の友達の話。毎日小西君からメールが来るのはすごく嬉しかった。ある日恋愛の話になった。
    《俺今めっちゃ彼女欲しいわ〜》
    《小西君やったらその気になったらすぐできるよ☆》《めっちゃ人ゴトやん笑神田さんは彼氏おるからって!》
    《小西君モテるやんか☆あっ!でも遊び人やからなぁ笑》
    《俺な、今は本気でお互いの事大事に思って付き合える彼女が欲しいねん》

    2005-05-24 04:35:00
  • 39:

    ユナ

    なんだか…ドキッとした。あたしは思い切って聞いてみた。
    《小西君…今好きな人とかおるん?》
    《今はいてないなぁ》
    ホッとしたような悲しいような…
    《そっかぁ☆早く出来るといいね☆小西君遊び人やおもてたけど一応ちゃんと考えるようになってたんや☆》

    2005-05-24 04:36:00
  • 40:

    ユナ

    《俺確かに今までひどい事とかしてきたけどこれからはもう女の子泣かせるような事は絶対せーへん!これだけは絶対信じてな!》
    と最後に入ってきた。あたしは正直嬉しかったけど期待するなと心に言い聞かせた。

    2005-05-24 04:37:00
  • 41:

    ユナ

    体育祭三日前、忙しい中健太とはだいぶ会ってなかった。そんな時知らない番号から電話がかかってきた。『はい…誰?』
    『久しぶり………俺、トモキやけど……』
    あたしが健太と付き合う前に付き合っていたあたしの歴史上最低最悪の元カレ…トモキだった。今はあたしのバイト先の子と付き合っている。
    『なぁ、お前今の新しい男とうまくいってるん?』
    『そんなんトモキに関係ないやん』
    『…いや、お前の事紹介してってゆうてる奴おるから。』

    2005-05-24 04:39:00
  • 42:

    ユナ

    (略)         『ええからゆえって!!』

    2005-05-24 04:41:00
  • 43:

    ユナ

    『そんなんいらんし!今ユナ好きな子おるし!』
    思わずゆってしまった。するとトモキの口調が変わった。
    『は?そいついくつ?どこの奴やねん?』
    『別にトモキに答える必要ないやん』
    『ええからゆえって!!』

    2005-05-24 04:41:00
  • 44:

    ユナ

    47の略部分間違ってました?           『お前の事紹介してゆうてる奴おんねん』     です?

    2005-05-24 04:43:00
  • 45:

    ユナ

    トモキはしつこく聞いてきた、あまりにもしつこくて少しイライラしてたあたしはまくしたてるように言った。
    『井出岡のおない、ちなみにトモキの青年団といっちゃん仲悪い浦枕青年団に入ってるわ』
    『…そいつと今付き合ってるって事?』
    『ちゃうよ!ユナが勝手に小西君に片思いしてるだけや!だから紹介とかいらんからっ!バイバイ!』

    2005-05-24 04:45:00
  • 46:

    ユナ

    そう言って一方的に電話を切った。「何で今更電話かけてくるんよ……」
    声を聞いた瞬間ちょっとだけ嬉しかった自分が嫌だった。
    それからトモキからちょくちょく電話がかかってくるようになった。内容は今暇だとか遊ぼうとかばっかり…あたしも電話に出なきゃいいんだけどまだどこか気持ちが残っていてついつい出てしまう
    「信じたってまた裏切られる、今だってナミと付き合ってるくせに」

    2005-05-24 04:46:00
  • 47:

    ユナ

    そんな事を思いながらあたしはトモキに対して皮肉たっぷりに会話する、それでもトモキは電話をしてくる。あたしが嫌いになりきれてないのわかってるんだろうなぁ…。
    そして体育祭の日がやってきた、あたし達三年の幹部はみんなバタバタしていた、団長で忙しい小西君を見付けあたしも時間を作り小西君の団に行った、見てみると小西君は女子から一緒に写真をとってくれと頼まれまくってたがすべて断っていた。あたしも思いきって誘った。
    『小西君一緒に写真とろうやぁ☆』
    『えっ!いいわ〜〜』
    『一枚位いいやんか☆』

    2005-05-24 04:47:00
  • 48:

    ユナ

    『しゃーないなぁ☆』
    そう笑っていって一緒に撮ってくれた、嬉しかった……でもふとトモキの事が頭によぎった。小西君もトモキみたいな男なんかな……

    2005-05-24 04:48:00
  • 49:

    ユナ

    その日の夜はどこの団もみんな打ち上げだった。
    「小西君も今頃自分の団で飲んで騒いでんねやろなぁ…」
    そう思うと同じクラスのサエ達がうらやましく思えた。あたし達の団は二次会は三団(三組)と大きい公園で花火する事になった。花火に火をつけ友達らと騒いでいると…
    『あれ〜?小西!一也!どないしたん〜?』
    と男の子らの声がした、見ると小西君と一也が来ていた。

    2005-05-26 09:00:00
  • 50:

    ユナ

    『洋平にここで花火してるって聞いて抜けてきた!うちの団は今カラオケやわ☆』
    そう言って花火をしだした。回りの女の子はキャーキャー騒いでいる。何人かは小西一緒にしよ〜?と甘い声を出して近づいていった。いつもならうっとしそうにしている小西君も今日は笑顔で火をつけてあげている。相当酔っ払っているらしい。

    2005-05-26 09:01:00
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