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Dearest LOVE
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1:
雪弥
今まで愛した人は一人も居なかった。
あなたに会えて変わった。愛する事を知った。
あたしは汚れてますか・・・?2005-06-08 15:47:00 -
11:
“拓磨・・・どうして…?”
私はフラフラと夜の街を彷徨った…。
気が狂いそう…。
もう目の前から愛する人が消えるのは嫌だった。
私は16の時、当時付き合っていた彼氏を事故で亡くしている。
バイクに乗っていた彼は不幸にもトラックと衝突し、50?吹っ飛び即死した。
お葬式には行かなかった。いや、行けなかった。
彼がもう、この世に居ない事を実感したくなかったからだ。2005-06-08 15:55:00 -
12:
削除削除されますた
あぼ~ん -
13:
啓介という…。彼はまだ18才だった。
京と出会うまでの私は、啓介と一緒に逝きたいと、いつも願っていた。
不幸は続くもので、拓磨との別れにより最大の不幸が訪れる。2005-06-08 15:56:00 -
14:
気が狂いそうだった私は、友達・・(冒頭で登場した、りの)
と夜の梅田へ行った。
忘れたい、忘れたい…。
真冬だったその日。
夜中3時の梅田には人通りもなく、
心が埋まる訳もなく、寂しさが増した。
そんな時
『送ったるわ』と声をかけられたと同時に、無理矢理クルマに押し込まれた。
車は2台・・・。人数は、6、7人…。
逃げれない。2005-06-08 15:57:00 -
15:
『名前何て言うん〜?』
リーダー格だろうか?車の運転手のΗが私に聞いた。
「・・・・雪弥」
『雪弥、綺麗な顔してんなぁ』
『本間やなぁ』男達も賛同した。
りのには興味が無かったらしく、男達は私に優しかった。
‐ターゲットは私だったのだろう‐2005-06-08 15:57:00 -
16:
『雪弥っ♪』
後ろからHが抱きついてきた。
「きゃあ!」
思わずはねのけてしまった。
Hの顔つきが変わる・・。『何さらすんじゃ、ワレ』「ごめんなさい、びっくりして…。」
もう遅かった
りのはもう1台の車に乗せられ私達は別々にされた。
男6人に車内で囲まれ、Hが私の髪をつかんだ。
「痛いぃぃ」
『黙れや!!』
男達は私を殴りつけた。2005-06-08 15:59:00 -
17:
しばらく殴り続けると、気が済んだのだろう。
Hが言った。
『お前の靴で車が汚れたやんけ、200万払えや!』「・・・っ、そんな大金ありませんっ」
半泣きになりながら言った。
でも不思議な事に、本当に辛い時、恐い時、涙もでないんだな。
冷静にそんな事を思っていた。
私は泣いていなかった。 『じゃあ…ぬげ』
男達はむりやり服を破った。
「いやぁぁぁ!」2005-06-08 16:00:00 -
18:
『うっさいんじゃっ!』
またグーで殴られた。
隙をついて車のドアを開け力いっぱい叫んだ。
「助けてぇ!りのー!!」
・・・りのは来なかった。
自分だけでも助かりたいのは仕方がない事。りのが悪い訳ではない。
また殴られた。もう殴られるのは嫌だった。2005-06-08 16:01:00 -
19:
それから、事が済むまでの事はあまり覚えていない。
私は男達の玩具だった。
車から降ろされた時、Hがお金を渡してきた。
―こんなものっ―
男達と別れた後、泣きながらお金を道に捨てた。
私は汚れてしまった…。2005-06-08 16:02:00 -
20:
18の出来事だった。
それからの私は毎日、薬漬けだ。
眠剤・・・安定剤。
もはや体に傷を付けなければ安心できず、家から出る事を一番に恐れた。
死にたいと思いながらも死ぬ勇気はなく、
“こんな私を誰が愛してくれる?親にも捨てられた私を誰が必要とするの?”
京と出会うまで私はこの考えを捨てれずに居た。2005-06-08 16:03:00