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Dearest LOVE
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1:
雪弥
今まで愛した人は一人も居なかった。
あなたに会えて変わった。愛する事を知った。
あたしは汚れてますか・・・?2005-06-08 15:47:00 -
119:
プレッシャーなんかかけやがって、とさえ思えた。
京が私にそんな事望んでいない事位わかってる。
でも止まらない。
不器用な私。
何がしたいのだろう。2005-06-08 17:31:00 -
120:
「外で会わなくていいよ。会えなくても、お金だけは使うし」
ー本間はこんな事が言いたい訳じゃないー
ただ、ユキヤさんやお客さんに優しくしてあげて…とそれだけを願った。2005-06-08 17:32:00 -
121:
「他人の目には私は“偽善者”に映るのかな」
京に聞いた事があった。
京は嘘やお世辞は言わない。お客さんの事を考えたりするのは、はっきり言って“偽善だ”と言った。
だけど心が真っすぐで優しいとも言った。
偽善と言われてもいい。
他人を思いやる気持ちだけは無くしたくはない。
京の目に私はどう映っていたのか・・・。2005-06-08 17:33:00 -
122:
その日はなぜかイライラした。
何ヵ月かに一度あるかないか位の感覚。
物事をあまり深く考えない私は、知らない内に無理をしているらしく、そんな時期があった。
『何イラついてん?』
京が言った。
「別に」
と笑ってみせると、
『無理して笑わんでええし』
と京が無表情で言った。2005-06-08 17:34:00 -
123:
「酔いたいねん。酒持ってきて」
私はカクテルを一気に飲み干し京にじゃれかかった。
いつものように京の携帯にメールが入り京は返事をする
。私は京に抱きついた。
まるで
“盗らないで”と子供のように。2005-06-08 17:35:00 -
124:
京はメールを打ちながら私の頭を優しくナデナデした。
私は京の胸に深く顔を埋めた。
理由もなく悲しい訳でもない。でも涙があふれる。
気付かれないように必死に涙をこらえた。
ー京が愛しいー2005-06-08 17:36:00 -
125:
《決別の時》
『仕事辞めていいで』
と京が言った。
静かに私は言った。
「仕事を辞める時は別れる時だから・・。」と・・。
私達はお互いに違う方向を見て、
静かに煙草に火を付けた。2005-06-08 17:37:00 -
126:
その後、毎日あったはずの『仕事終わったよ♪』
という京からの電話が鳴る事は無かった。
私は何も言わなかった。
“何で電話ないん?メール位出来るやん?”
ー私の事・・・好き?ー2005-06-08 17:38:00 -
127:
《別れの朝》
電話が鳴った。
京からだ・・・。
私が勝手に京と心の距離を置いてから、わずか2日後
もはや心の距離は埋められず、修復不可能だ。
「・・・はい」
眠たそうに、けだるく電話に出た。
『今向かってるから』2005-06-08 17:38:00