小説掲示板Dear 永遠に愛しぃ人のスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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Dear 永遠に愛しぃ人

• 1:

  名無しさん

  誰にでも“忘れられなぃ人"や“忘れられなぃ恋"があるみたいです。
  私もその１人です。
  たぶん将来結婚して、子供が出来たときに『お母さんね、こんな大恋愛したんやで〜』って微笑みながら話してる情景が浮かびます。それだけ私の中で印象深いモノがあるんでしょうね(○vωv)

  2007-05-26 11:04:00
• 2:

  名無しさん

  『なんかラクそうやし、この仕事いぃやん!!!!!』
  と友達のﾐｶが、強引に私を誘ってくる。
  『でも時給800円って…ん゛〜〜』
  今まで時給1050円で働いてた私は、なかなか即答できんかった。
  私達は派遣会社の登録にきてたのだ。
  でも家でｺﾞﾛｹﾞﾛしてﾌﾟｩさんしてるよりは働くか…!!と思い、引き受けるｺﾄにした。今になって思えば、あのときの強引なﾐｶにめっちゃ感謝してる。
  あなたに出会えたから……

  2007-05-26 18:55:00
• 3:

  名無しさん

  仕事内容は、佐川急便のｻﾎﾟｰﾄ。ｻﾎﾟｰﾄってゆぅても、ﾄﾗｯｸの後ろで、朝から夕方までひたすら立つだけ。現場がﾐﾅﾐでよく警察が駐禁にくるから、その対応と荷物の見張り仕事ってわけ。11月12月やったから、とにかく寒かったなぁ〜〜

  2007-05-26 19:01:00
• 4:

  名無しさん

  朝、８時に事務所集合で、現場の住所を書いた紙をわたされる。
  事務所から車を出してもらえるが、近くまで来たら下ろされる。何十人も女がおるから、時間をとれないらしい。
  『とりあえずﾄﾗｯｸ見つけやな…!!』
  通勤ﾗｯｼｭのｽｰﾂの人ｺﾞﾐの中、下ろされた私は、めっちゃ不安↓
  後ろのほうからｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗと荷台の音がした。
  ふりかえると、佐川のﾄﾗｯｸ。そして、1人の男の人がいた。

  2007-05-26 19:10:00
• 5:

  名無しさん

  『あのぉ…この住所の現場ってここであってますか？』
  不安だった私は、まっ先に聞いた。
  『おう!!ここやで。今日はじめての子？』
  この人地元の先輩に似てるわぁ〜〜
  心の中でそんなｺﾄ思ってた。まさかこの男性が、私の人生に大きな何かをもたらすとも知らず……

  2007-05-26 19:15:00
• 6:

  名無しさん

  うわぁぁ〜〜、重そう…
  ﾄﾗｯｸの後ろでﾎﾟｹ〜っと立ってる私は、寒さに耐えながら仕事ぶりを見ていた。
  えぇ!？あの人仕事中にｼﾞｭｰｽかってるやん〜〜ｱｶﾝやろ〜〜
  心の中でつっこむ。
  ｼﾞｭｰｽを持ってﾄﾗｯｸに戻ってきた。
  『ﾐﾙｸﾃｨ飲める？』
  『はい』と答えると、『じゃあ、あげる』
  あったかぁぁい!!!かじかんでた手がﾎｯﾄの缶のおかげで、だいぶやわらいだ。なんや、あの人私のために…
  私は昔からおちょくられるﾀｲﾌﾟやったから、こんな見え見えの優しさにﾄﾞｷｯとした。嬉しかった。

  2007-05-26 19:28:00
• 7:

  名無しさん

  てゆぅのも当時付き合ってた彼氏は、絶対こんなんしぃひんﾀｲﾌﾟ!!２年も付き合ってるから、なおさら新鮮さはなかったｹﾄﾞ、長年一緒におるﾒﾘｯﾄでお互い居心地はよかった。

  2007-05-26 19:33:00
• 8:

  名無しさん

  昼前になるとﾄﾗｯｸは荷物をとりに会社に戻る。
  ｻﾎﾟｰﾄは適当にご飯を食べ、ﾄﾗｯｸが戻ってくるまで待機。
  『番号…迷子なったらｱｶﾝから番号おしえといて』
  男が言ってきた。これがｷｯｶｹで私達は番号を交換した。
  ﾀｶって名前なんやぁ。
  
  午後からの仕事。
  ﾀｶは配達が終わってﾄﾗｯｸに戻るたびに、しゃべりかけてくれた。同じ年齢ってｺﾄが分かった。お笑い系のﾀｶは初対面と思えんぐらい、すごい気があった。

  2007-05-26 19:42:00
• 9:

  名無しさん

  翌日。
  ﾀｶのとこの現場やったらいぃのになぁ〜〜
  ﾁｪｯｸすると違うかった。
  ｶﾞｯｸｼ…!!
  車で現場に移動中、ﾀｶからメールが来た。
  『今日現場どこなん？』
  ﾀｶも気にしてるんかな!？と思うと嬉しくなった。
  
  それからもﾀｶの現場はあの日っきりやった。でも夜になると、必ず電話かﾒｰﾙしてた。
  当時付き合ってた彼氏は大工の仕事で、毎日お疲れ…電話してもいつもﾀﾞﾙそうな声。仕事で疲れてるから仕方なぃって頭で分かってても、彼氏よりも連絡が多いﾀｶのほうが、近くに感じだしたのがこの頃やったな…。

  2007-05-26 20:03:00
• 10:

  名無しさん

  いつものように電話。
  でもその日はめっちゃ眠くて、話しながらｳﾄｳﾄしてた。でもﾊﾟｯと目が覚めた。ﾀｶに『ぶっちゃけ気になってるねん…』って言葉だけがﾊｯｷﾘ聞こえたから。嘘みたいな本間の話(笑)
  とっさに、ﾉﾘで返したｹﾄﾞ内心めっちゃ嬉しかった。
  でも彼氏のｺﾄがよぎった………

  2007-05-26 20:14:00
• 11:

  名無しさん

  翌日、ﾀｶのことをはじめてﾐｶに相談した。ﾐｶの登場久しぶりやな(笑)
  とりあえずﾀｶと飲みに行くことになった。
  待ち合わせは京橋。会うのはあの日以来でちょっぴり緊張〜〜
  
  私のほうが早くついた。ｽｸﾞにﾀｶも来た。
  ﾀｶはやっぱりオモロイ!!飲んでる最中、私はずっと爆笑。こんな笑ってくれたら嬉しぃわぁってﾀｶも喜んでたな。
  彼氏とおっても、こんな純粋に笑ってないのに…あぁ〜もっとﾀｶと話したいなぁ…
  お店を出たときには終電がなくなっていた。
  私達はﾎﾃﾙに泊まった。

  2007-05-26 20:25:00
• 12:

  名無しさん

  でも私はｴｯﾁをする気はなかった。もし、せまられても、泣く演技をして相手を冷静にするか、ﾌﾞﾂを思っきし蹴るつもりやった。ただ純粋に始発まで待つ気持ちやった。やっぱり彼氏のｺﾄを思うと胸が痛んだから……
  部屋に入ると、先にお風呂はいってきていいよとﾀｶが言う。私が洗面所にいくと、誰かと電話してる声が聞こえてきた。ﾄﾞｱに耳をくっつけて聞くと、優しい声。『彼女か…』ちょっと胸がﾁｸｯとした。でも私も彼氏おるやん…
  なんか複雑な気持ちになった。

  2007-05-26 20:36:00
• 13:

  名無しさん

  ﾍﾞｯﾄﾞに入った。
  私はﾜｻﾞと背を向けて寝た。朝方、目が覚めた。ﾀｶはまだ寝てた。私は寝顔を見るのがめっちゃ好きな人間だ。あゆの曲で、そんな歌詞あったｹﾄﾞ、まさしく同感した(笑)
  
  なんとなくフと、もうこれっきりで会えない気がした。すっごい寂しくなった。ﾀｶが起きた。…顔が近づいてきた…ﾊﾟﾆくりながら気がついたときにはﾁｭｳしてた…そして、そのまま…
  拒否ろうと思えば拒否れたのに…ﾀｶになら抱かれてもいぃやって気持ちになってた。

  2007-05-26 21:42:00
• 14:

  名無しさん

  駅のﾎｰﾑでﾊﾞｲﾊﾞｲするとき『ちゃんと家ついたら連絡してな〜』ってﾀｶが言ってきた。
  ﾀｶはただｴｯﾁしたかっただけで、これっきりでこの先連絡もないやろぉと思ってた私はその言葉が嬉しかった。ｷｯｶｹみたいに思えて。
  家についた。私は真実が知りたくなって『ぶっちゃけ彼女おる？私はおるねん。あんまうまくいってないけど』って送った。私から恋人がおるってぶっちゃけたらﾀｶも本間のｺﾄ言ってくれると思ったから。
  『俺も…今距離おいてる』
  ﾀｶからのﾒｰﾙ。
  距離おいてるわりには、昨日電話してたやん…って思ったけど。
  それからは毎日お互いの彼氏彼女の相談話になった。

  2007-05-26 21:50:00
• 15:

  名無しさん

  ﾀｶの彼女は２つ上で、会ったら喧嘩をしてるみたいな感じやった。
  
  よく周りの友達やﾃﾚﾋﾞで、付き合ってる人がいるのに他に好きな人が出来たって話を聞くと、最低と思ってた。でもその最低が自分になってしまった。
  好きな気持ちは止められへんってｺﾄに初めて実感した。だから今は、そぉゆぅ人がいても、人のｷﾓﾁはいつ変わるか分からんし、止められへんｷﾓﾁも分かる…
  
  このときの私はｽｺﾞｲ葛藤してた…友達からも『一時期の感情やって!!』と反対された。私もよく考えた。２年ちかくも一緒におった人とこんな簡単に…!？
  

  2007-05-26 22:00:00
• 16:

  名無しさん

  ﾀｶに会うたびにひかれていったのを覚えている。なんてゆぅか『ﾀｶとおると幸せになれる』そんな変な自信があった。ﾀｶにも同じことを言われた。
  まさに相思相愛ってやつ。
  
  私達は同じ日に恋人に別れをつげるｺﾄにした。
  私が別れるｺﾄに決めた理由は、ｸﾘｽﾏｽが近づいてたある日の彼氏の電話のとき。
  『ｸﾘｽﾏｽなんてどぉでもいぃやん』の彼氏の発言。それだけのｺﾄ!？って思われるかも知れんけど、私は彼氏のそっけない態度に限界きてた。あと過去に出会い系で人妻とｴﾛﾒｰﾙしてたｺﾄとか、他にも浮気はたくさんされたｺﾄ。そして愛されてない…と思ったから。

  2007-05-26 22:11:00
• 17:

  名無しさん

  ﾀｶから電話。
  『今別れてきた…』
  電話の向こうでﾀｶが泣いてる……いつも笑ってるﾀｶが今日は泣いてる。
  
  数時間後、私も別れをきりだした。彼氏は『本間か？!』って顔。ってゆぅのは私は今までに何十回も“別れる"って言ぅては、結局別れんかった。なんてゆぅか、よく朝方まで遊びにいってた彼氏を直接怒るｺﾄはなかったけど、彼氏から連絡くるまでｽｺﾞｲ不安やったし、嫉妬してまう自分がしんどくて別れてしまえばﾗｸになれる…と思うたびに別れを告げてた。

  2007-05-27 09:05:00
• 18:

  名無しさん

  今までの様子とあきらかに違う私に彼氏の顔が暗くなった。他に好きな人が出来たってｺﾄはさすがに言えんかった。悲しませたくなかった…。『ｸﾘｽﾏｽなんかどぉでもいぃって言われたんがｼｮｯｸやったし…もうｱﾝﾀには限界…』
  今までの彼との思い出がﾌﾞﾜｧ〜と出てきたのと、ｺﾞﾒﾝﾅｻｲの気持ちで私は泣いてしまった。
  

  2007-05-27 09:11:00
• 19:

  名無しさん

  彼氏が私の頭をﾎﾟﾝﾎﾟﾝｯと優しくたたいた。
  『俺ってﾎﾝﾏ無器用やわぁ〜ｸﾘｽﾏｽあんな言い方したけど、俺ん中でｻﾌﾟﾗｲｽﾞ考えとってん。最近仕事がんばってたんも、お前に指輪買ってﾌﾟﾛﾎﾟｰｽﾞするつもりやった』
  笑いながらも寂しい表情…
  ｺﾞﾒﾝﾈ…ﾎﾝﾏにｺﾞﾒﾝﾅｻｲ…
  ありがとう…

  2007-05-27 09:16:00
• 20:

  名無しさん

  最後に彼氏に忠告された。『お前は思いつめると、悪いほうにばっか考えるけど、お前がそんなんやったらどんな優しぃ人も優しくなくなるぞ』
  このときはまだ、意味が分からんかった。でも、あとあとこの忠告がｽﾞﾊﾞﾘ当てられるｺﾄになる。
  さすがやなぁ…だてに２年も付き合ってなかったんやな…

  2007-05-27 09:21:00
• 21:

  名無しさん

  .

  2007-05-30 15:00:00