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  • 1:

    名無しさん

    恋と愛の違いって何?

    恋と愛って似ているよぅでまったく別物やってんな。

    2007-05-27 10:30:00
  • 2:

    名無しさん

    『あたしが10通メール送るとするやん?そしたらミツルは2通くらいしか返してこんねんで!ありえんくない!?』
    綺麗に巻いた髪を指で直しながらミサが言った。あたしはコーヒーにミルクを入れながら適当に聞いていた。

    2007-05-27 10:38:00
  • 3:

    名無しさん

    適当にうん、うん言うあたしを無視してミサは一人マシンガントークになっていく。
    『あいつな、最近怪しいねん。絶対浮気してる気がするもん。』
    まぁ浮気は男の甲斐性って言うぐらいやからなぁ、とあたしはぼんやり思ったが口には出さなかった。うっかりそんな事を言えばミサは発狂するだろう。

    2007-05-27 10:43:00
  • 4:

    名無しさん

    ミサはミツルにベタ惚れだった。ミツルはあたしの彼氏の友達で、当時彼氏のいなかったミサに紹介してあげた。ミサはミツルを一目見た時からカッコイイと騒いでいた。ミツルも何気にミサを気に入ったみたいで二人が付き合うのにそぅ時間はかからなかった。

    2007-05-27 10:48:00
  • 5:

    名無しさん

    『なぁハルどぅ思う!?』いきなり話を振られてあたしはハァ?と言う顔をしてしまった。するとミサは少し怒ったよぅな顔をして言った。
    『だぁかぁらぁ、ミツルよミツル!ハル的に浮気してると思う!?』
    そんな事を聞かれても…とあたしは若干思った。

    2007-05-27 10:51:00
  • 6:

    名無しさん

    「ミツ君に限ってそれはないんちゃうかぁ?」
    とあたしが言うとミサは納得がいかないよぅな顔をしてアイスティーを一口飲んだ。そしてあたしの方を見て一言。
    『ハル、ミツルに聞いてや。』
    ?頭にハテナマークが浮かんだ。

    2007-05-27 10:54:00
  • 7:

    名無しさん

    「何を?」
    あたしがそぅ言うとミサがまた一言。
    『浮気の事。』
    ……………。あたしは言葉を失ったと同時にダルいわ。と思った。ミサは中学の時から1番仲の良ぃ親友だけど自分で解決出来ない事はすぐ人にまかせるよぅな子だ。

    2007-05-27 10:57:00
  • 8:

    名無しさん

    「いや、無理に決まってんやん。つかな、あたしがミツ君に浮気してん?って聞いて素直にしてるって言うとは思えんで。」
    あたしが言うとミサは『それもそぅやなぁ。』と鏡で自分の前髪を直しながら言った。その声はどこか不安そぅだった。

    2007-05-27 11:01:00
  • 9:

    名無しさん

    その日はそれでミサと別れた。家まで後、5分となったところであたしは彼氏の【ノブ】に電話を掛けていた。最後のミサの不安そぅな声が頭にこびりついていたせいで。
    「もーしぃ…」
    電話に出たノブは若干不機嫌だった。

    2007-05-27 11:06:00
  • 10:

    名無しさん

    「ノブ?ハルやけど今からあんたン家行っていぃ?」あたしが聞くと電話の向こうでノブが「え!?」って驚いた風に言った。
    「あかんの?あかんかった別にえぇけど。」
    ノブが慌てて言う。
    「全然いぃ!待ってるわ!」

    2007-05-27 11:09:00
  • 11:

    名無しさん

    そんなある日、あたしは2組の笹田に呼び出された。(笹田は同中だったので顔ぐらいは知っていた。)
    『なぁなぁ宮元って今彼氏おるん?』
    と笹田が聞いてきた。
    「いやおらんで。」とあたしが言うと笹田は誰かに電話を掛け始めた。あたしは何やねん?と思っていた。

    2007-05-27 11:22:00
  • 12:

    名無しさん

    すると電話を終えた笹田があたしに笑って言った。
    『今からノブ来るから話したってくれん?』
    「ノブってあんたのクラスの岩本信弘?何であたしが岩本と話せなあかんねん。つかあたし岩本とか知らんしな。」
    あたしは素っ気なく言った。

    2007-05-27 11:25:00
  • 13:

    名無しさん

    『知らんでえぇから!取り敢えず話だけしたってや。』
    笹田がお願い!と言うので仕方なく了承した。だけど話せったって何を話せばいぃんだ?とあたしは考えていた。そもそもあたしは岩本を知らない。知ってるのはヤリチンとかたらしとか言うぐらいだ。しかも噂で知ってるだけ。

    2007-05-27 11:27:00
  • 14:

    名無しさん

    「宮元さん?」
    いきなりあたしの後ろからあたしの名前を呼ぶ声がし、振り返るとノブがいた。初めて見たノブは目がパッチリとした二重で中々男前だと思った。
    「笹田から聞いたんやけど話って何?」
    あたしがそぅ言うとノブは「ちょっと着いて来て」と言った。

    2007-05-27 22:42:00
  • 15:

    名無しさん

    ここで話せよ。と思ったが敢えて言わずあたしはノブの後を少し離れて着いて行った。ノブは何処かに向かう途中一言も喋らない。
    「なぁ何処行くん?」
    沈黙にたまりかねたあたしが聞いてもノブは「まぁちょっと。」と言うだけ。

    2007-05-28 02:17:00
  • 16:

    名無しさん

    5分くらい掛けて歩いて来たのは南校舎の三階、立入禁止と書かれた看板のある屋上のドアの前だった。
    「ちょっと待ってな。」
    ノブが始めたて喋り、ズボンのポケットから鍵を取り出し屋上のドアを開けた。「何で鍵なんか持ってんの?」
    あたしが聞くとノブは少し笑いドアを開けた。

    2007-05-28 02:21:00
  • 17:

    名無しさん

    「煙草一本くれん?」
    あたしがそぅ言うとノブはビックリして言った。
    「宮元、煙草なんか吸うん?」
    「あかん?」
    あたしがそぅ言うとノブは箱から一本煙草を抜きあたしに渡した。お礼を言いあたしはスカートに入れてあるジッポで火を点けた。

    2007-05-28 02:32:00
  • 18:

    名無しさん

    ―オイルの匂いが鼻につく。あたしはジッポオイルの匂いが凄く好きだった。
    「ジッポとか渋いな。」
    ノブが言う。あたしは少し笑い煙草を吸い込む。
    「で、話って何なん?」
    急に話を振られノブが少し困った顔をして聞いてきた。

    2007-05-28 02:35:00
  • 19:

    名無しさん

    ―オイルの匂いが鼻につく。あたしはジッポオイルの匂いが凄く好きだった。
    「ジッポとか渋いな。」
    ノブが言う。あたしは少し笑い煙草を吸い込む。
    「で、話って何なん?」
    急に話を振られノブが少し困った顔をして聞いてきた。

    2007-05-28 02:35:00
  • 20:

    名無しさん

    「俺の噂とか聞いた事ある?」
    と、ノブが言った。あたしは頷く。するとノブはハァっと溜息をつき言った。
    「あんな俺の噂…あれ何て言うか…当たってたりするんよ。でもな…………………………………………。」ノブは少し黙りまた小さく溜息をついた。そして何かを決心したよぅな顔であたしの方を向いた。

    2007-05-28 02:41:00
  • 21:

    名無しさん

    「…俺な、宮元好きやねん。俺の噂、知ってるからえぇ加減な男やって思われてるかもしれんけど、宮元の事はホンマに好きやねん。付き合って欲しい。」
    一瞬の沈黙。
    あたしは何て言えばいぃのか分からなかった。だから「いつから?」と、普通に聞いてしまった。

    2007-05-28 02:46:00
  • 22:

    名無しさん

    下を向いて話すノブがその時何故か可愛く見えてあたしは言った。
    「で、今も他の女と遊んでん?そんなんやったあたしいらんで。」
    するとノブが言った。
    「宮元に告ろぅって決めてからはホンマ遊んでないし全部切った!って……宮元付き合ってくれるん?」

    2007-05-28 02:54:00
  • 23:

    名無しさん

    「あたし下の名前【羽琉】って言うねん。あたしもあんたの事ノブって言うからあんたもあたしの事ハルって言ぃな。」
    と、あたしが笑うとノブは満面の笑みで言った。
    「ありがとう!俺ホンマ宮元の事大事にするから!」そしてあたし達は付き合った。ノブはあの噂が嘘かのよぅにあたしを大事にしてくれた。

    2007-05-28 02:57:00
  • 24:

    名無しさん


    話は戻り、ノブの家の前につき勝手に玄関のドアを開けるあたし。
    「おじゃましまーす。」
    そぅ言うとキッチンの方からノブの母親が出てきた。「あら、ハルやん。ノブ部屋におるから上がり。」
    と言った。靴を脱ぎあたしは二階のノブの部屋へと向かった。

    2007-05-28 03:01:00
  • 25:

    名無しさん

    ノブの部屋の前につきドアを開けた。
    「ハルちゃーん!」
    ドアを開けてすぐノブがあたしに抱き着いてきた。
    「暑苦しい。」
    あたしはそぅ言ってノブを押しのけベットの上に座った。ノブはちぇっと言ってあたしの横に座った。

    2007-05-28 03:06:00
  • 26:

    名無しさん

    「どないしたん?ハルが自分から俺ン家来るの珍しいやん。」
    テーブルの上の煙草を取りノブが一本こっちに渡しもぅ一本を自分の口に運ぶ。「ちょっとな聞きたい事あってさ。」
    ジッポを取りノブの煙草に火を点けながらあたしは言った。ノブは煙を吐きながらあたしの顔を見た。

    2007-05-28 03:12:00
  • 27:

    名無しさん

    「ミツ君の事やねんけどさ。」
    「ミツの事?何?」
    「ミサがさ…何かミツ君が浮気しとうとか言うててさノブにそのうまくミツ君に聞いて欲しい訳よ。」
    あたしはそぅ言って自分の煙草に火を点けた。

    2007-05-28 03:15:00
  • 28:

    名無しさん

    「ミツが浮気ぃ?ありえんやろ!」
    と、ノブ。いや、あたしもそぅ思うけど……と言おうとしたけどやめた。
    「まぁありえんと思うけど一応探ってみてよ。」
    ノブは渋々、分かったと言ってあたしを自分の方に抱き寄せた。

    2007-05-28 06:50:00
  • 29:

    名無しさん


    「ハル飯食べてくやろ?」パンツ一枚だけの恰好でノブが言った。あたしは軽く頷き、どこかにいった自分の下着を探した。
    「つかホンマ頼むで。」
    「分かったって。まかしといて。」

    2007-05-28 06:57:00
  • 30:

    名無しさん

    あたし達は服を着て一階のキッチンへ向かった。
    『ハルあんたハンバーグ好きやろ?』
    キッチンに入るとおばちゃんがあたしに言った。
    「めっちゃ好きやで!」
    あたしが嬉しそぅに言うとおばちゃんはニコッと笑って『ほな楽しみに待っとき。』とあたしに言った。あたしはノブの母親が作るハンバーグが大好きだった。

    2007-05-28 07:55:00
  • 31:

    名無しさん

    あたしの家は両親が共働きと言う事もあって晩はいつも一人で食べていた。だからノブの家に来た時はいつも晩ご飯を御馳走になっている。一人で食べるご飯程寂しいものはないから。

    2007-05-28 07:59:00
  • 32:

    名無しさん



    ノブの家で晩ご飯を御馳走になりあたしは自分の家に帰る事にした。
    「家まで送るわ。」
    ノブが心配そぅな顔で言っていたけどあたしはそれを断る。
    「大丈夫。まだ外明るいし。それに何かあったら電話するし。」
    そぅ言ってノブの家を出た。

    2007-05-28 08:01:00
  • 33:

    名無しさん

    ノブの家からの帰り道。あたしはミサに電話を賭け、ノブに一応探りを入れてもらう事を報告した。
    『マジで!?ハル〜ホンマごめんやでぇ!ありがとう!!』
    「えぇよ。明日コーヒーゴチってな!」
    あたしが言うとミサは笑って『オッケー!』と言っていた。

    2007-05-28 08:06:00
  • 34:

    主です。

    訂正
    〇→掛け
    ×→賭け

    2007-05-28 08:08:00
  • 35:

    名無しさん

    少し他愛もない話をしてあたしは電話を切った。するとすぐにノブ専用のメール着信音が鳴った。
    ━受信:ノブ
    【ちゃんと家着いたらメールしてな!】とのこと。
    分かった、と返信し携帯をカバンの中に閉まった。

    2007-05-28 08:10:00
  • 36:

    又々、主です。

    又々訂正。
    〇→しまった。
    ×→閉まった。
    度々、すみませんm(__)m

    2007-05-28 08:12:00
  • 37:

    名無しさん

    そして家に着き、あたしは制服を脱ぎいつもの家着に着替えた。時間は夜の9時を回ったばかり。今日も両親は遅いらしい。リビングのテーブルの上には無造作に置かれた1万と置き手紙があった。
    「ラッキー。1万ゲット。」
    と独り言を呟きあたしはお風呂場に向かった。

    2007-05-28 17:12:00
  • 38:

    名無しさん

    熱いシャワーを浴びると今日、一日の疲れが全部とれそぅな気がした。
    「…あ。ノブにメールするん忘れた。」
    ノブはメール等に結構うるさい。でもお風呂に入ってしまったものは仕方ない。あがってからノブにメールを打つ事にした。あたしは体を洗おうとタオルに手を伸ばした時ふいに手首の方を見た。手の甲の少し下当たり。小さな根性焼きの後が一つ。

    2007-05-28 17:16:00
  • 39:

    名無しさん

    「消えへんか。」
    そぅ呟いて、あたしは体を洗う準備をした。


    お風呂からあがり、自室に行く。カバンから携帯を取り出し見るとメールが7件着信が5件あった。

    2007-05-28 17:20:00
  • 40:

    名無しさん

    メール画面を開くとメールは全てノブからだった。
    【家着いた?】【何でメールしてこんの?】【何やってん!?】……などといったメールばかりだ。
    「ダル…」
    そぅ言ってからあたしはノブにメールを送る。【風呂入ってた。家ちゃんと着いたで。】送信してからすぐにノブから電話が掛かってきた。

    2007-05-28 17:24:00
  • 41:

    名無しさん

    電話に出るなりノブが言った。
    「帰ったらすぐ連絡せぇ言うたやん!」
    ウザァと思いながらもあたしは我慢しノブに謝る。
    「ホンマごめんって。」
    それでもノブはまだ少し不機嫌そぅな声で言った。

    2007-05-29 03:26:00
  • 42:

    名無しさん

    「ホンマにまっすぐ家帰ったん?」
    ノブの言葉が更にあたしをダルくさせる。付き合ってもぅすぐで一年。ノブは極度の嫉妬しいだった。あたしが一日でも連絡を忘れれば浮気をしたと勝手に勘繰る。そしてあたしの携帯チェックは当たり前。あたしにプライバシーはないのか?と言ったもんなら「お前のプライバシーは俺のプライバシーでもある。」と訳の分からない屁理屈を言われる。

    2007-05-29 05:16:00
  • 43:

    名無しさん

    「帰ったし。てか眠いしもぅ寝るから切るで。」
    とあたしは言い何か言いかけているノブを無視して電話を切った。
    「別れよっかな。」
    そぅ呟いてあたしはベットに横になった。あたしの頭の横ではノブ専用の着信音が鳴り響いていた。それを無視してあたしは眠る事に専念した。

    2007-05-29 05:20:00
  • 44:

    名無しさん

    次の日キッチンからあたしを呼ぶ母の声で目が覚めた。
    「おかん朝からうっさいねん…。」
    キッチンに入るなりあたしは父の分とあたしの分のお弁当を作っている母に言った。
    「うるさく言わなあんた起きんやろが!」
    母は朝からえらく不機嫌だったのであたしはそれ以上何も言わなかった。

    2007-05-29 05:24:00
  • 45:

    名無しさん

    母が用意した朝ご飯を食べ学校に行く準備をする。
    「ほな行って来るわぁ。」玄関で靴を履きながら言うと父と母の寝室から父が出て来たところだった。
    「気ぃ付けて行きや。」
    父はそぅ言ってトイレへと入って行った。

    2007-05-29 05:27:00
  • 46:

    名無しさん

    家を出てすぐにあたしはミサに電話をした。
    「おはよー。今家出たからすぐ駅行くわ。」
    『分かったぁ!ミサももぅすぐしたら着くわ。』
    電話を切り少し急ぎ足で最寄駅へと向かう。駅の改札前に頭をクルクル巻いたミサが立っていた。

    2007-05-29 05:30:00
  • 47:

    名無しさん

    『ハルおはよぅ〜!』
    あたしに気付いたミサが言った。
    「おはよう。あんた朝からえらい気合い入れてんなぁ。」
    あたしがそぅ言うとミサが言った。
    『ハルはいっつもストレートやな。たまには巻いたえぇのに。』

    2007-05-29 05:32:00
  • 48:

    名無しさん

    age

    2007-05-30 14:59:00
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