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いつもアンタは…
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1:
あゆみ
なぁ…知ってる??…
あたしら人間が この世に生まれて 死ぬまでの間…
どれだけ涙を流すんか…2006-01-07 16:29:00 -
131:
あゆみ
それから、私はタクシーを探して歩いていた。
頭の中はさっきの出来事を思い出してばかり。
でも嬉しかった。
タクシーを見つけ私は乗った。
「すいません。○○まで」と運転手に言い私はまだ涼の事を考えていた。2006-01-19 15:00:00 -
132:
あゆみ
涼の事を考えれば、考えるほど私の胸はしめつけられる思いがした。
涼とあんな雰囲気になったのは初めて。…
やっぱり涼が好き。…
会いたい……………。
「涼‥‥。」2006-01-19 15:04:00 -
133:
あゆみ
「すいません。止めてください!!!!これ!」
そう言い私は1000円札を財布の中からあるだけ取り出して運転手に渡した。
気付くと私はタクシーから降りていた。
運転手はなにか私に向かって大声で叫んでいた。でもそんなものは聞こえるはずがない。
私は今来た道を走って戻っていた。2006-01-19 15:10:00 -
134:
あゆみ
それは無意識のうちで多分距離も、そうとうあったに違いない。
そんな事なんて、どうでも良かった。
ただ私は涼に会いたい一心でただひたすら走り続けた。こんなに一人の人を好きになった事が今までの私にあっただろうか。
早く涼に会いたい。…
会って私の気持ちを伝えたい。2006-01-19 20:03:00 -
135:
あゆみ
一分一秒でも早く涼に会いたかった…。
髪はくずれているし化粧もボロボロ…。
いつもの私なら、1時間に1回は絶対に鏡を見て見た目の容姿には、人一倍気を使うのに。
その時の私は私でありながら私ではなかった。
涼を思う気持ちでいっぱいだった。2006-01-19 20:12:00 -
136:
あゆみ
涼の家の前で私は、ドアをたたいた。
ドンドンドンドンドン!!!!!
ドンドンドンドンドン!!!!!
涼が怒ったような表情で、ゆっくりドアを開けた。
髪も服も化粧も乱れた私を見て唖然としている……。私は「涼!!」と言って涼の顔を見た瞬間目からポロポロと涙がこぼれた。2006-01-21 10:49:00 -
137:
あゆみ
「あ…ゆみ‥?‥」
「涼、あゆみ来ちゃった?…あゆみもちゃんと、涼に言わな思って」
と泣きながら言った。
涼は状況をまだ理解できずびっくりしたままだった。それでもあゆみは話し続けた。2006-01-21 11:02:00 -
138:
あゆみ
「涼、あゆみ嬉しかったで??めちゃびっくりしたけど…。前にな涼があゆみに好きやから付き合ってってゆってくれた時あゆみ断ったやん?
それからあゆみな、涼の事だんだん気になりはじめて断った事ちょっと後悔した。…
涼の顔見てる時も声聞いてる時もあゆみはめちゃ幸せやし、おいしそうにハンバーグ食べるとことか、ちょっと憎たらしいとこもあゆみは好きやで?」2006-01-21 11:22:00 -
139:
あゆみ
涼は私をじっと見ながら、真剣に話を聞いてくれた。話せば話すほど涙が出て、目の前はぼやけて涼が2人いるように見える‥
しかも相手は有名な売れっ子ホスト。…
自分が傷つくだけやのに。‥わかってる!…
でも涼が好きな気持ちは、かわれへんもん。…2006-01-21 11:35:00 -
140:
あゆみ
傷つくんなら最初から好きになんかなりたくなかった。…
でも今の気持ちを伝えずに黙ってる事なんてあゆみには無理。…やった。
傷ついてでも伝えたかった。2006-01-21 12:18:00