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いつもアンタは…

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  • 1:

    あゆみ

    なぁ…知ってる??…

    あたしら人間が     この世に生まれて    死ぬまでの間…
    どれだけ涙を流すんか…

    2006-01-07 16:29:00
  • 531:

    あゆみ

    それからあたし達は喋りながらミナミをブラブラしていた。
    『なぁあそこのホスト軍団、どっかで見た事ない?』っていきなり優が指を指して言いだすから、あたしは優の指が指す方を見た。

    『あれ涼の店の下の子やわぁ。』あたしはチラッと慶太が見えた。

    2006-02-23 19:09:00
  • 532:

    名無しさん

    始めてリアルで見てまぁす?
    がんばってぇ????

    2006-02-23 19:13:00
  • 533:

    あゆみ

    涼が入院中に、下の子達はお見舞いに来てくれたからあたしはほとんど顔見知りやった。
    でもなんか会いたくなかった――。

    優はそれがわかってか『忙しそうやな〜』って言ってさけてくれた。

    2006-02-23 19:14:00
  • 534:

    あゆみ

    気が付けば時間ももう11時前ぐらいだった。

    『帰ろかぁ〜』ってあたしが言うと優は、すかさず
    「家帰ってもおもろないやろ?たまにはウチ泊まっていき〜や」って言ってくれた。
    あたしは、ちょっと迷ったけど結局泊めてもらう事になった

    2006-02-23 19:19:00
  • 535:

    あゆみ

    優の家は一人暮らしにしては広いぐらいだった。

    机の上に散らばった無数の化粧品…小銭…雑誌…お菓子…なんか優らしいなぁとか思いながらあたしはソファでテレビを見ていた。

    優はお茶を出してくれた。二人でソファに座りながらテレビに映ってる芸能人の話とかしてた。

    2006-02-23 19:24:00
  • 536:

    あゆみ

    あたしは優に風呂を借りて済ませた。
    優とこんな長い時間一緒にいるのめっちゃ久しぶりやなあ―

    あたしは毎日がこんなんやったらいいなぁって思った。

    2006-02-23 19:28:00
  • 537:

    あゆみ

    あたしは意識的に腕の傷を気遣い、優に見えない様にしていた。

    「…あゆみ、自分大事にしやなあかんで」
    といきなり優がボソッと言った。
    あたしはなんて言ったらいいのかわからず思わず作り笑いをしてしまった。

    2006-02-23 19:31:00
  • 538:

    あゆみ

    優はそんなあたしを抱き締めて「辛い時は頼り。ウチがおったるやんけ。」
    優は泣いてた――
    あたしも泣いた――

    優…いっつもいっつもありがとう。あんたの事大好きや――

    2006-02-23 22:42:00
  • 539:

    あゆみ

    この日からあたしはちょこちょこ、こうして優の家に泊まるようになった―

    それでも腕の傷は消える事はなかった。

    一人になった時、あたしの手は無意識に剃刀を握っている。《やめな…》って思うねんけど切っては自分の惨めさに泣く毎日で。――

    2006-02-23 22:47:00
  • 540:

    あゆみ

    ある日、涼が働いてた店のオーナーである橘さんから電話がかかってきた。

    今からすぐ店に来てほしいという事やった――
    めちゃ急でスッピンやったあたしは急いで化粧をして店に向かった。

    2006-02-23 22:53:00
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