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≡≡≡誠≡≡≡
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1:
由里aya
――2005年7月20日――元気な男の子が産まれた ―名前は、「誠」
パパから貰った大切な名前パパ。 誠は6ヵ月になったよ――2006-02-08 03:12:00 -
362:
由里
授乳も終わり、赤ちゃんを預けて少し寝ようと思い、そのまま赤ちゃんを新生児室に預けた。2006-04-29 16:40:00 -
363:
由里
その日理沙をずっと待ってたけど出て行ったきり戻っては来なかった。お母さんや信人も…やっぱり誰も来なかった。2006-04-29 16:43:00 -
364:
由里
―入院3日目―
その日は朝からずーっと赤ちゃんと一緒に居た。
小さく瞬きをする可愛い赤ちゃんを見つめながら、
「名前何にしょっかー?」と語りかけたりした。2006-04-29 16:45:00 -
365:
由里
……決して信人を忘れた訳じゃない。
どうなってるのか知りたいに決まってる。
何も知らない、何も分からない、何も出来ない自分に1番腹が立つ。2006-04-29 16:46:00 -
366:
由里
…いや…分からないじゃなくて、分かろうとしなかったんかもしれん。
ただの現実逃避やったんやろな………。
赤ちゃんを今のうちにたくさんみて癒されて、大きなショックのクッションにしようと、頭の中が勝手に動いてたんかな。2006-04-29 16:47:00 -
367:
由里
ただボーっと赤ちゃんを見つめ………気付けば、お昼になっていた。2006-04-29 16:49:00 -
368:
由里
その時…。
2006-04-29 16:50:00 -
369:
由里
激しい息切れと動悸に襲われた。
「ハァ………ッッッ…ハァ…苦し………いっ!!」
誰か来て!と必死に心の中で叫んだ。2006-04-29 16:51:00 -
370:
由里
コンコンッッ!
ガラガラガラ…
「お昼ご飯ですよー…え?!!!だ、大丈夫?!ちょっと待ってな!先生呼ぶからね!!」
看護婦さんは急いで、ナースコールを押しながら私の背中をさすった。2006-04-29 16:52:00 -
371:
由里
《はぁ…ッッ!うっ…苦しいわ………息…でけへ…ん》2006-04-29 16:52:00 -
372:
由里
「大丈夫ですか―!??今、楽になるからねー」先生がきて酸素マスクをしながら言う。
呼吸が落ち着くまで、安静にと言われ、私はベットで寝ていた。2006-04-29 16:54:00 -
373:
由里
「なんで急にあんなんなったんやろぉ……。」
2006-04-29 16:56:00 -
374:
由里
【今思えば、あの発作は私と最愛の人との永遠の別れを意味してたんちゃうかな…。なぁ、信人…】
2006-04-29 16:57:00 -
375:
由里
……夢をみた……。
子供は幼稚園の歳になってて今日は運動会と、はしゃいでる…
「ママ」と呼ぶ笑顔は信人にそっくりで、世界一可愛い笑顔!2006-04-29 16:57:00 -
376:
由里
「ほらほらッッ!早く行かないと遅刻やでぇ!」
私はママらしくなってる。
「いってらっしゃい」と見送ったら、後ろから聞き覚えのある声で「由里!」と誰かが呼ぶ。2006-04-29 17:00:00 -
377:
由里
信人だった……。
その姿を見るだけで涙が溢れた。2006-04-29 17:02:00 -
378:
由里
「何泣いてんねん★しっかりせな★由里はママになったんやから★俺はパパや★」
優しい信人が、あの大好きな笑顔で私に言った…2006-04-29 17:04:00 -
379:
由里
「信人!どこ行ってたん?!!」
私が、泣きながら聞くと
「俺はなぁ、そろそろ行かなあかんねん。俺と由里の大事な子供を何があっても守っていこうな?俺は側には、いれないけどいつも一緒やからな?もう泣き虫由里は卒業や★カッコイイママになってや★子供に言うといてくれよ!パパはスーパーマンやでって…愛してる。世界で由里と赤ちゃんは1番や!」2006-04-29 23:56:00 -
380:
由里
「じゃぁな!由里……俺はいつも一緒や!」
少し涙が浮かんでるようにみえた。
「待って!!あかんって!いかんといて?!お願い!!どこ行くん?!!信人!!!」
何回も転びながら追い掛け、叫んだ。走っても走っても信人の居る所には辿り着けなくて…。それでも追い掛けた。2006-04-30 00:00:00 -
381:
由里
―でも、白い光に包まれ、信人は消えて行った―…
2006-04-30 00:03:00 -
382:
由里
私は、たくさん涙を流した跡を顔につけて目覚めた…。2006-04-30 00:04:00 -
383:
由里
「変な………夢…。」
2006-04-30 00:06:00 -
384:
由里
―――コンコンッッッ―――
「失礼しますー!目、覚めましたかぁ?どう?調子は。」
看護婦さんだ。
「はい…」
「そっか★よかったよかった★血圧、はからしてね」2006-04-30 00:07:00 -
385:
由里
沈黙が続く。
先に沈黙を破ったのは、看護婦さん…2006-04-30 00:09:00 -
386:
由里
「よく泣いてるの見掛けてるケド、どうしちゃったん?せっかく赤ちゃん産まれたのにぃ…」
「………」
「言いにくいよな(>_2006-04-30 00:10:00 -
387:
由里
夕飯も終わり、赤ちゃんを連れて来てもらった。
「一緒にネンネしようね(^-^)」と話し掛けて、同じベットに寝かした。
小さい手…小さい足…なにもかもが、小さくて可愛いくて仕方ない……。2006-04-30 00:13:00 -
388:
由里
見せてあげたいな…。
さわらしてあげたいな……
2006-04-30 00:14:00 -
389:
由里
【もし、信人がこの子を見たら、可愛いぃぃ!って言ったやろな。プニプニやぁ!って喜んだやろうな…
見せてあげれなくてごめんな…?】
2006-04-30 00:15:00 -
390:
由里
その日の夜は、ソワソワして寝れなかった。隣を見れば、スヤスヤ寝てる赤ちゃん…
息してるか何度も確かめたりして。2006-04-30 00:16:00 -
391:
由里
「おやすみ…。赤ちゃん」
2006-04-30 00:17:00