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サヨナラくらい…受け取ってよ
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1:
ユカ
キレイな自分が誇りだった。
その頃の私はもぅいない…2007-06-18 09:57:00 -
2:
ユカ
ユカは家族の愛情には餓えていたが仲間が沢山いた。そんな人達に支えられ素直に育っていた。
2007-06-18 10:02:00 -
3:
ユカ
工場や昼のパート、深夜は厨房で皿洗い…。ユカは自分に酔う性格なのか…毎日ほとんど睡眠もとらず仕事をしながら生活している自分が大好きだった。その間過労で倒れても…また頑張る…ダルマの様な自分に誇りすら感じていた…
2007-06-18 10:10:00 -
4:
ユカ
男性が怖い…信じれるのは自分だけ!
見た目が派手なユカは中学生の頃から何人もの執拗なアプローチに嫌悪感があり まだ人を本気で好きになった事もなかったのだろう…。2007-06-18 10:15:00 -
5:
ユカ
倒産などで仕事も変わりパチンコの店員になった頃…人一倍人見知りの激しいユカにも何人かの友が出来ていた。頼られる性格なのか職場の子達から相談は日増しに増えて行く。お人よしなんだろう…それを何時間も聞くユカ…ある日マキの相談の後二人で雑談をしていた時だ
2007-06-18 10:23:00 -
6:
ユカ
『マジ!ユカチャンてキレイよね?ウチずっと憧れてるねんで』 『何言うん(照)』『マジやって!ウチ前お水やっててんけどユカチャン見た時お水する為に産まれて来たような顔やと思った!キレイすぎ。やった事ないんやろ?もったいな〜い』ユカは水商売事態あまり知らず、それより汗水垂らして働く事に酔っていた。でも…この時のマキの言葉はとても心に残り…マキとの出会いが後々の人生を大きく変えて行く事になる。
2007-06-18 10:32:00 -
7:
ユカ
パチ屋に働き出し10ヶ月が経とうとしてたある日… 腰に激痛が…足が痺れる…
2007-06-18 10:35:00 -
8:
ユカ
オカシイな…と思いながらも数日仕事を続ける。 それは突然やってきた…。立てない…腰が痛い…。仕事を休む訳に行かず無理矢理仕事に向かう。開店から一時間歩くたびズキズキ…。
2007-06-18 10:38:00 -
9:
ユカ
普段から1番仲が良いユウリに『一回病院行った方がええでぇ』と言われ帰りに病院に行ってみた。
ヘルニアだった…
『重い物持ったり立ち仕事は辞めた方がいいなぁ〜』――・え――????・――2007-06-18 10:44:00 -
10:
ユカ
悩んだあげく社長と店長に電話し伝えた。ユカは職場でも人気があり『迷惑かかるし』と言う言葉に被せるように『無理な時は言うてくれたら何とかするし辞めんといて?』いきなり無職になる訳にも行かず甘える事にした
2007-06-18 10:48:00 -
11:
ユカ
定休日以外休むのは有り得ないというパチ屋では異例の事だ…。一日働くと三日は腰が痛く休む事に…それでも気持ち良く受け入れてくれていた
2007-06-18 10:51:00 -
12:
ユカ
さすがに二ヶ月続くと申し訳なさすぎ無理を言って辞めさせてもらう事にした。…ちょうど梅雨の時期…
『ヤバイなぁ…出来る仕事見つけなぁ』コインランドリーに行き洗濯物を乾かしている間に中を見回す… 『…ん?…』2007-06-18 10:55:00 -
13:
ユカ
ラウンジレデイ募集の貼り紙。 『でもな…』ユカは人一倍人見知りなのだ。しばらく見つめていた。どのくらい経ったのだろう…マキの言葉を思い出す。
2007-06-18 11:03:00 -
14:
ユカ
『お水になる為に産まれてきたみたい』…『まっ始めたら何とかなるやろ〜』ユカは元来かなり前向きな性格である
2007-06-18 11:05:00 -
15:
ユカ
そのまま携帯を出し貼り紙に書いてる番号にかけた。音楽と話し声の中『お電話ありがとうございます。(仮名店名)ナスビでございます』明るい透き通るような声がした『募集の貼り紙見たんで面接お願いしたいんですけど…』『面接ですか?しばらくお待ち下さい』…『もしもし?』少しドスの聞いた年配?の女性の声…
2007-06-18 11:11:00 -
16:
名無しさん
水に可愛い子いないよワラ お水するための顔て軽薄そーな馬鹿そーな顔やろ
2007-06-18 11:13:00 -
17:
ユカ
『あっお忙しい所申し訳ありません。募集の貼り紙を見たんですが』『はいはい♪いつ来れる?』『あっ迷惑じゃなければ今からでも…』『(笑)じゃ今から来て来れる?場所分かるか?』なんとも歯切れのいい話の早いお方…
2007-06-18 11:16:00 -
18:
ユカ
詳しく場所を聞くとすぐ近くだ!『15分くらいで行けると思います』電話を切った後 ドキドキしてきた…。しかもジーンズにTシャツという…かなりラフな格好。。
2007-06-18 11:20:00 -
19:
ユカ
『まぁ…ダメもとやし、いっか』とそのまま向かった。店の前に到着。緊張で口の中はカラカラに…。気合いを入れ!入り口を開ける。 『いらっしゃいませ〜♪』ザワザワした店内から明るく女らしい声で迎えられる。
2007-06-18 11:24:00 -
20:
ユカ
いくつか質問された後簡単に住所や名前、連絡先をかかされた。『いつから来れる?』『え!?…あっ…明日からでも』『ほんまか?』なぜか上機嫌のその人はナスビのママだった。『じゃ簡単に仕事の説明するから着いて来て』と店内を案内され説明をしてくれた。
2007-06-18 11:33:00 -
21:
ユカ
持ち物をおく部屋に連れて行かれた時ママは小声で、『他の女の子にも客にも時給の話はしたらあかんで。』『??はい…』『最初は様子みて1番低い値段から始めるんやけどウチあんた気に行ったしぇぇ金額出すから明日から頑張ってな』
2007-06-18 11:41:00 -
22:
ユカ
『ありがとうございます。頑張ります』出勤時間や服装を聞き店を後にした…。帰り道…『明日かぁ…頑張らなアカンな〜』と家につき洗濯物をたたみドキドキしながら眠りについた
2007-06-18 11:45:00 -
23:
名無しさん
24まで?
2007-06-18 11:45:00 -
24:
名無しさん
確かに…ホンマに綺麗なら水言う表現みたいな失礼な表現してこんわ…
モデルとかなら解るが…2007-06-18 12:29:00 -
25:
ユカ
不安を抱えながらもドキドキしながら出勤した。もう店内はお客さんがけっこう座っている。荷物を置くとママに店内へ急いで連れて行かれた。薄暗い店に照明がキラキラしてとても華やかだ。面接の時には気付かなかったが、そこにいる姉達はベッピン揃いだ。『すっげえ。…』
2007-06-18 12:46:00 -
26:
ユカ
おだてられ鵜呑みにして踏み入れた世界だったが見た事もないようなキレイな姉達。しばらく見とれているとママに引っ張られOPEN当時からの常連さんの前に連れて行かれた。
2007-06-18 12:48:00 -
27:
ユカ
『今日から入ったユカチャンや。可愛いがったってな。このお客さんは昔から来てくれてる人やねん、色々教えてもらいな』…ポツン…。
『…はじめまして』少し小太りで物腰柔らかいその人はニコリと笑いながら色々聞いて来た2007-06-18 12:53:00 -
28:
ユカ
ユカはタバコに火をつける、灰皿をかえる、酒を作る事に必死。しかも人一倍人見知り…酒も飲めない。話も続かない。
2007-06-18 12:55:00 -
29:
ユカ
しばらくの間沈黙が続き…お客さんは溜息と共に口をひらいた『…自分この店三日もたんやろな…』
確かに…自分でも何話して良いかも分からず職種間違えてる『帰りたい』頭の中でグルグル回っていた。2007-06-18 13:02:00 -
30:
ユカ
何人か違うお客さんの所に行かされたが結果は同じ。話せない。結局最初のお客さんの所で一日を終えた。
2007-06-18 13:04:00 -
31:
ユカ
その日から三日間は苦痛の毎日だった。さすがにママも呆れたのか大声で怒鳴られる『あんた!やる気あんのか!!!!ホステスがボケーとしとってどないするんじゃ!!このボケ女!』
2007-06-18 13:07:00 -
32:
ユカ
ビックリしたがその通り…。辞める事も視野に入れ『今日は楽しもう…で、辞めよう』飲めないのにすすめられるまま酒を飲みテンションも上がり騒ぎまくった。
2007-06-18 13:11:00 -
33:
ユカ
あっとゆう間に時が過ぎ今夜が終わった。『はぁ…疲れた。これで終わりや』最後のお客さんが帰ったその時『あんた今日頑張ったやん、あれでええんやで。うちが言うた事は気にしなや、わざとやからな、明日からも頑張りや。』
2007-06-18 13:15:00 -
34:
ユカ
?????『ほなお疲れさん。気ぃつけて帰りや』意味が分からないまま店の外へ…『今日で辞めるはずやってんけど…明日も?』ママの勢いに一言も言い返せずトボトボと帰った
2007-06-18 13:18:00 -
35:
ユカ
それからは毎日酒を飲んでテンションを上げ何とか一日一日が過ぎて行った。ただユカの楽しみは店でも一際キレイな1番人気のアキ姉を見る事だった
2007-06-18 13:22:00 -
36:
ユカ
『アキ姉ってどの角度から見てもキレイわぁ。どんな表情してもキレイし』生まれて初めて憧れた人だった
2007-06-18 13:24:00 -
37:
ユカ
それから三日後ユカをTOPへとのしあげるモトフユキ似に出会う
2007-06-18 13:27:00 -
38:
ユカ
モトフユキはアキ姉の、もちろん店でも敵なしの特上客だった。そんな事とは知らずいつものようにホロ酔いで席につく。『はじめましてユカでぇす』『自分新人か?』『新人でぇす。まだ一ヶ月経ってないですねぇ』ケラケラ笑いながら話してると『前どこにおったん』『全くの未経験やねぇん』初めての人とこんなに気軽にすんなり話せたのは初めて…。
2007-06-18 13:33:00 -
39:
ユカ
フユキも長い事店に通ってるがアキ姉以外とは一言も話さないチョット変わった人だったらしい
2007-06-18 13:35:00 -
40:
ユカ
アキ姉はお客も多いので特上客といえどベッタリいる事も出来ず唯一話せるユカが席につく事が多くなった
2007-06-18 13:37:00 -
41:
ユカ
入店から二ヶ月が過ぎようとしてたある日。店にフユキからユカを指名で電話が入った。もちろん店の姉達は大激怒。ネチネチとしたイジメが始まったのは言うまでもない…
2007-06-18 13:39:00 -
42:
ユカ
聞こえるように悪口を言いすれ違う時には足を踏んだりぶつかってきたり…しかしその頃にはけっこうお客がついていたので、そんな姉達を見て余計お客が増えて行ったのだ
2007-06-18 13:43:00 -
43:
ユカ
『ユカ負けんなよ』『気にすんなよ』お客から励ましのお言葉…しかし元々図太いのか全く気にもしていなかった
2007-06-18 13:45:00 -
44:
ユカ
一度姉達の前で『ユカみんなと仲悪いんかぁ』酔ったお客が聞いて来た横に居た観月ありさ似の姉は『そんな事ないよぉ。ねぇユカチャーン』ブリブリの声で間に入って来た
2007-06-18 13:50:00 -
45:
ユカ
『うん…嫌われてるだけやでぇ〜』ケラケラ笑いながら言った言葉に姉達シーン。お客爆笑
2007-06-18 13:54:00 -
46:
ユカ
入店から三ヶ月が過ぎた頃久しぶりにマキと会う事になった。マキはホステスになっていた事を聞き大喜びだった。
2007-06-18 13:56:00 -
47:
ユカ
マキとはパチ屋だけの付き合いでお互いの事はほとんど知らなかった。なんやかんやと雑談していると昔話になった。
2007-06-18 13:59:00 -
48:
ユカ
『ユカチャンて中学ん時とかどんなんやったん?』『ん〜普通やでぇ〜真面目じゃないかも知れんけど別にめっちゃ悪い事はしてないなあ』『そうなんや〜』『なんでなん?』
2007-06-18 14:02:00 -
49:
ユカ
『……』『…ん?』『マキな〜…勝手にユカチャンの事仲間や思っててん』『?』『…マキな今はヤメてるけど昔ポン中やってん…』ドッカーン…!!『…』
2007-06-18 14:05:00 -
50:
ユカ
『今はヤッてないで!けどユカチャンもそっち系かと思って変な仲間意識勝手に持っててん…ゴメンな…』アセッッ『いや…別にええけど…何でなん?そんな風に見える?』『…ゴメンな。ユカチャン黒目デカイし、掴み所ない雰囲気が…』
2007-06-18 14:10:00 -
51:
ユカ
『マジで??』『…うん』『…もう完璧ヤメたん?』『ヤメたよ』『そっか…』『…友達でおってくれる?』『…友達やろ?』それから話題を変えしばらくして帰った
2007-06-18 14:14:00 -
52:
ユカ
家に帰ってからしばらくぼんやり考えてた。警察24時でしか見た事ない世界が…でも辞めたらしいし…何でそんなんしてたんやろう?
2007-06-18 14:18:00 -
53:
ユカ
カミングアウトしたマキは安心したのか毎日か一日置きに電話してくるようになった
2007-06-18 14:19:00 -
54:
ユカ
少しづつマキはポン中時代の話をするようになった…。ユカはピンとこないまま話を聞いていた
2007-06-18 14:21:00 -
55:
ユカ
その頃ナスビでは相変わらず酒を飲まないと接客出来ないがお客も増え相変わらず嫌がらせはあったが楽しく働きやすい環境になっていた
2007-06-18 14:24:00 -
56:
ユカ
入店四ヶ月を過ぎた頃…。運命としか感じられない…いや…勝手に感じただけだが…………………………。ケンジが友達二人とナスビに来た。
2007-06-18 14:30:00 -
57:
ユカ
ケンジとは一言も交わす事がなかった。今まで一度もお客に興味を持った事なかったのだが…初めて見たケンジが気になって気になって仕方がなかった。
2007-06-18 14:34:00 -
58:
ユカ
一目惚れとゆうヤツだったのかもしれない2007-06-18 14:35:00 -
59:
ユカ
他のお客の接客をしてる間にケンジ達は帰ってしまった。一度も話せないまま…。
2007-06-18 14:37:00 -
60:
ユカ
家に帰ってからもケンジの事が気になる。話だけでもしたかった…もう来ないのかな…?
電話が鳴った。マキからだ。2007-06-18 14:39:00 -
61:
ユカ
ユカはケンジの事をマキに話した。興味津々でマキは話を聞いてくれた。
2007-06-18 14:42:00 -
62:
ユカ
『ユカチャン頑張りやぁ?』『なぁ!でももぅ来えへんかも…どーしよう。めちゃ気になる』ケタケタ笑いながらマキは『次来たら勝負やなぁ。相手お客さんやし一瞬のがしたら後悔すんで』
2007-06-18 14:46:00 -
63:
ユカ
『ほんまやなぁ…これで来えへんかったらマジ泣く』マキはゲラゲラ笑いながら『大丈夫やって』と適当な事を言って電話を切った。
2007-06-18 14:49:00 -
64:
ユカ
それから一ヶ月待ち人ケンジは一度も来ず…ホステスという仕事にもだいぶ慣れて来ていた
2007-06-18 14:51:00 -
65:
ユカ
フユキは毎晩通って来てくれお客も随分増えた。ある日パチ屋の社長と店長が知り合いを数人つれて遊びに来てくれた
2007-06-18 14:54:00 -
66:
ユカ
『後でBigゲストが来るでぇ』と店長がニヤニヤ…『ふうん』と気にもしていなかった。『いらっしゃいませ〜』
2007-06-18 14:57:00 -
67:
ユカ
ユウリだ!!『!!え〜?!』ユウリはよくパチ屋にも遊びに来ていてユカの友達という事で店長とも顔見知りだった
2007-06-18 15:00:00 -
68:
ユカ
ユカとユウリは一緒にいると漫才が始まる。ボケてツッコんで〜が毎度のパターン。その日は一日楽しかった。
2007-06-18 15:04:00 -
69:
ユカ
そんな楽しい一日が終わり。またいつもの接客の毎日に戻る。『今日はお客少ないなぁ…』珍しくヒマである。ユカは常連の不動産屋の席に座りのほほ〜んと仕事をしていた
2007-06-18 15:08:00 -
70:
ユカ
『いらっしゃいませ〜』 姉達が口々に言う
ユカも入り口に顔を向け いらっしゃ…!!!!2007-06-18 15:14:00 -
71:
名無しさん
72まで?
2007-06-18 15:15:00 -
72:
名無しさん
ラウンジごときでそんないじめあんの?
2007-06-18 16:55:00 -
73:
ユカ
<!!あの人や!!どうしよう…どうしよう>ドキンドキンッッ『やぁん?ケンチャーン久しぶりぃ』友近似の姉が席を用意する…
2007-06-18 19:11:00 -
74:
ユカ
彼は何とも言えない雰囲気を持っている…野性の様なでも柔らかな…男の色気というのか?なぜかセクシー…。ユカは目の前のお客の話も上の空で彼が気になって仕方ない
2007-06-18 19:15:00 -
75:
ユカ
時間はドンドン過ぎて行く。<今日も傍にも行かれへんのかな…>『ギャハハハハッッお前アホか』ザワついた店の中彼の声が聞こえる。
2007-06-18 19:17:00 -
76:
ユカ
前にいるのは友近姉とアキ姉だ。<どっちかが目当てなんかな…>不動産屋さん達を前にユカは彼ばかりに目が行く。<キラキラした人やなぁ…>
2007-06-18 19:21:00 -
77:
ユカ
もうすぐ12時…ナスビは1時まで…<もう無理なんかな…>友近姉が傍に来た。『ユカチャン。』『はい』『チョットあっちのお二人さんとこ行って来て』
<ヒャー来た!来た!どーしよう!ヤッタ!>2007-06-18 19:25:00 -
78:
ユカ
ドキドキしながら緊張でいっぱいいっぱいになりながら『お邪魔します。』一緒に来て居た小太りの人が『あーどうも。飲んで飲んで』『いただきます』烏龍茶を手にした時『酒飲まれへんのか?』
2007-06-18 19:29:00 -
79:
ユカ
彼がシレっと言った『や、や、や、飲めま…す』 どもりまくった…。『ん!』とグラスにお酒を入れてくれた。心臓がバクンバクンゆってる
2007-06-18 19:32:00 -
80:
ユカ
『ユカです。いただきます。』カンパイをした。目の前に彼がいる…顔が見たい、でも見れない…小太りの人は『こいつケンジ。俺チュン。まっ楽しもうや〜』
2007-06-18 19:36:00 -
81:
ユカ
<…ケンジ君…>少し酒がまわってきた頃ケンジはキョロキョロ辺りを見回してる。?。『誰か捜してるん?』ニヤニヤしながら『いや…』『?』『どんな客来てんかなぁ思って。…ふぅん』ケンジは一人で何か納得していた
2007-06-18 19:40:00 -
82:
ユカ
チュンが一人騒いでいると突然ケンジが『なぁなぁ、臭いねん』『は?私ですか?』ゲラグラ笑いながら『いや横のオヤジの足や。さっきからずっと我慢してんねんけど限界やねん、酒に匂いが混ざるねん』爆笑してしまった
2007-06-18 19:44:00 -
83:
ユカ
そこから一気に話やすくなり『ほんまやって!何とかしろってぇ』笑いが止まらなかった。隣のお客についていた姉から肘うちされ睨まれた。…確かに声でかいし絶対聞こえてる。気い悪くしはる
2007-06-18 19:47:00 -
84:
ユカ
ケンジはやはり変わった雰囲気を持っていた。愛想から始まる質問など一切なく女の子よりお客に興味があるようだ。
2007-06-18 19:52:00 -
85:
ユカ
ケンジはとても話上手だ。でも深く入り込めない何か壁のようなモノを感じる…。
楽しいけど気軽に話せないオーラ?ケンジという名前しか聞けないまま時間が来てしまった。2007-06-18 20:10:00 -
86:
ユカ
友近姉が『ケンチャンまた来てな。ありがとうね』チュンが『また来るわ〜』と答え、ケンジは『あ〜酔うたわ』と言いながらベンツに乗り帰って行った。
2007-06-18 20:13:00 -
87:
ユカ
<やったー話せた♪うれし〜カッコイイ!やっぱ好きやわぁ>嬉しくて嬉しくてまだドキドキしていた。
――あっ!!2007-06-18 20:16:00 -
88:
ユカ
<今度いつ来るか分からんし電話番号も聞いてないし名前しか分からんやん…>さっきまで浮かれてた気分が一気に落ちる。
2007-06-18 20:18:00 -
89:
ユカ
もぅ日課になっているマキからの電話『お疲れぇ』 『あかんわ…』『は?…どうしたん?』『今日あの人来てん。名前ケンジって言うねん』『え?前言うてた人?良かったやん、で?どうやったん』すごい勢いのマキ。
2007-06-18 20:26:00 -
90:
ユカ
『最後の1時間くらいつけたんやけど』『マージでぇ!で?で?』『なんもないねん』『…何が?』『話少し出来たけど…ドキドキいっぱいして嬉しくて番号も聞くの忘れてた。』
2007-06-18 20:34:00 -
91:
ユカ
半泣きで話すユカにマキは呆れたように『何してるん…』『ひー…もう会われへんかも…しれん゛〜』泣きながら電話に叫ぶ。
2007-06-18 20:38:00 -
92:
ユカ
初めて話しただけなのに…好きになっていた。泣きじゃくるユカにマキは困り『とりあえず落ち着き?どこの人か分からんの?じゃあ次来るの待つしかないやん』
2007-06-18 20:42:00 -
93:
ユカ
化粧がハゲるほど泣きまくりやっと落ち着いた。マキは『マジで好きなんやな…。次来たら絶対番号聞くんやで、チャンスは何回もないんやからな』
2007-06-18 20:47:00 -
94:
名無しさん
95
2007-06-18 20:48:00 -
96:
名無しさん
17やろワラ
2007-06-18 22:37:00 -
97:
ユカ
読んで下さった方?ありがとうございます。はじめて書きますが難しいですね?自己満足で書いていますがお目汚しになったら申し訳ありませんm(__)m
2007-06-19 06:14:00 -
98:
ユカ
またいつもの毎日が始まる…少しづつ垢抜けてきたユカ。今日もフユキが来てくれてる。フユキは変わったお客で店以外で会おうと誘う事もなく…しかも酒も飲めない。フユキは毎日お茶を飲みに来ている…。
2007-06-19 06:18:00 -
99:
ユカ
姉達とも少し話す機会が増えた頃…工藤静香似の姉に『ユカチャン?いつもさフユキサンと何話してるん?』『…ん〜毎回違いますよ?一昨日は友達との話をあーでもないこーでもないって感じで昨日は店のお客さん見ながらウォッチャーしてました』
2007-06-19 06:25:00 -
100:
ユカ
『アフターとか誘ってけぇへんの?』『一回もないから楽ですよ〜』『えー??そうなん。いいなぁ…でもほんまユカチャン以外とは一言もしゃべらんよな?私昨日挨拶行ったら総無視でビビッた』
2007-06-19 06:28:00