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ヤンキー時代。

スレッド内検索:
  • 1:

    ぁぃら

    今からもう7年前からの話しです☆
    へたくそだと思うけど、良かったら読んでください!

    2005-07-10 13:21:00
  • 2:

    ぁぃら

    私は当時14歳。早生まれの為中学3年生だった。
    GWが終え、修学旅行と言う中学生活3年間でもっとも大きな行事を終える。
    6月私は中途半端な時期に転校する事になった。

    2005-07-10 13:24:00
  • 3:

    ぁぃら

    その転校が私の人生を大きく変えたに違いない。
    転校といっても同じ路線で5駅位隣の町に引越しただけだった。
    でも「電車通学は危ない!」と言う父の一言で学校は変わってしまった。

    2005-07-10 13:26:00
  • 4:

    ぁぃら

    友達と離れるのは寂しかったけどすぐ会えるし、
    何より平凡な毎日、受験勉強に飽きていた私は新しい学校への期待で一杯だった。
    6月の第3週目の月曜日、私は一人みんなと違う制服で学校へ登校する。

    2005-07-10 13:30:00
  • 5:

    ぁぃら

    この日は母親と一緒に職員室へ向かった。違う制服がよほど珍しいのか
    たくさんの視線を浴びる。意味もなく優越感に浸っていた。
    職員室から出ると母親と別れて、担任だと言う男の先生について教室へ向かった。

    2005-07-10 13:33:00
  • 6:

    ぁぃら

    もう季節は梅雨前で蒸し暑く、どの教室も窓が浅海に開けられていた。
    自分の教室に着くまでの間、色んなクラスの子達が教室から身を乗り出して
    私を見ていた。3年5組の札が刺さってある教室の前で止まる。
    先生『ここが教室やからね。』ぁぃら『はい。』

    2005-07-10 13:36:00
  • 7:

    ぁぃら

    私は少し大げさに頷いた。ガラッ―
    教室の扉を開けるとみんなが一斉にこっちを見る。緊張の中先生の
    後ろに付いて黒板の前へ立った。

    2005-07-10 13:38:00
  • 8:

    ぁぃら

    先生『土曜日に言ってた転校生です。みんな仲良くするように!』
    それだけ言うと、先生は私を見て頷いてみせた。
    ぁぃら『浜崎ぁぃらです。宜しくお願いします。』頭を下げて言った。
    顔を上げるとみんなの視線が私を歓迎していない事を語っていた。

    2005-07-10 13:41:00
  • 9:

    ぁぃら

    そんな中1人、目に付いた男の子が居た。
    彼は金色の頭をしていて、耳には大きなピアスが付いていた。
    カッターシャツははだけ窓の外をぼぉ〜と見ている。

    2005-07-10 13:44:00
  • 10:

    ぁぃら

    私は一番後ろに用意された机に腰を下ろすと、斜め前に座る彼をじっと
    見る。別にタイプとかではなく、ただの好奇心だ。前の学校にもこんな子は
    いくらでも居たが私とは世界が違った。

    2005-07-10 13:49:00
  • 11:

    ぁぃら

    HRが終わると1時間目の授業が始まった。
    最悪な事に全然、授業に付いていけない。前の学校との授業のペースが
    違うのか何ページも飛んでいた。さっぱり分からないまま、
    その日の授業を終えると、一人教室を後にした。

    2005-07-10 13:52:00
  • 12:

    ぁぃら

    そう簡単に友達は出来なかった。誰1人として私に喋りかけてはくれず、
    遠くからこっちを見て話しをしているだけ。
    そんな日が何日も続いたある日、友達第一号が出来る事件が起こった。

    2005-07-10 13:54:00
  • 13:

    ぁぃら

    その日も、いつもの様に登校して教室へ入ると空気が一瞬にして変わった。
    クラスの誰もが私を冷ややかな目で見る。私は決して気が弱くない。
    なんたってB型だ。そんな目線は余計に私を反抗的にさせる。
    少し大きな音を立てて自分の席に着く。

    2005-07-10 13:56:00
  • 14:

    ぁぃら

    もうあの彼も登校していて机に顔を埋めて寝ていた。
    私は荒ただしく鞄から教科書を机にしまい、こっちを見ている奴らを睨み返した。
    心の中は煮えくり返りそうになりながら、相手が仕掛けてくるのを
    待った。

    2005-07-10 13:58:00
  • 15:

    ぁぃら

    そんな中、ある女の子が私の期待に答えてくれる。真理子だ。
    こっちを見て数人の女の子とクスクス笑ったと思ったら、こっちへ歩いてくる。
    金魚の糞みたいに一列になって来た。
    ガンッ―
    真理子『いったぁ・・。』

    2005-07-10 14:03:00
  • 16:

    ぁぃら

    その声を合図かの様に周りにいた女の子が騒ぎだした。
    『真理子大丈夫?!』『自分何しとんねん!』『最悪〜!』『真理子に謝れやっ!』など、
    意味の分からない事を散々わめかれた。自分が人の机に勝手にぶつかって来て
    転んだんだ。謝ってもらいたいのは、こっちだった。勿論わざとやったのは分かっている。

    2005-07-10 14:06:00
  • 17:

    ぁぃら

    私は、床に座り込んでいる真理子を黙って見下ろした。
    真理子も負けず私を睨んでいた。
    『何黙ってんねん!謝れやっ!』女の子の一人がまだ叫んでいる。
    ぁぃら『どんくさっ・・・。』私はとりあえず言葉を発した。

    2005-07-10 14:09:00
  • 18:

    ぁぃら

    真理子の顔が真っ赤になり何処かのオバちゃんみたいに、怒鳴りだした。
    真理子『はぁ?!転校生の癖に生意気やねん!』
    ぁぃら『だから?』真理子『お前の存在が邪魔やねん!消えろ。』
    私はその言葉でブチ切れてしまった。

    2005-07-10 14:13:00
  • 19:

    ぁぃら

    何も言わずに立ち上がり真理子に殴りかかった。
    というより、口より先に手が出たって感じだった。私は今まで他人と殴り合いの喧嘩なんて
    一度もした事がない。男鏡台の間で育ったからか、それなりにパンチやキックを
    取得していた。どんな風に殴っていたのかは殆ど覚えていない。
    ただお腹を思いっきり蹴り飛ばしてやった。

    2005-07-10 14:16:00
  • 20:

    ぁぃら

    訂正

    男鏡台×
    男兄弟○

    2005-07-10 14:17:00
  • 21:

    ぁぃら

    真理子は立ち上がるとお腹を押さえたまま教室から出ていった。
    我に返ると教室がとても静かだったことに気づく。みんなの視線は前にも
    増して冷たくなっていた。

    2005-07-10 14:20:00
  • 22:

    ぁぃら

    机の位置を直し、座り直すとふと金髪の彼と目があった。
    クスッと笑われ何だか恥ずかしくなった。
    その日の放課後、やっぱり担任に呼び出された。ぁぃら『失礼しまーす。』
    職員室へ入ると真理子やその仲間も居た。

    2005-07-10 14:23:00
  • 23:

    ぁぃら

    先生はガミガミ怒って、私の言い分なんかちっとも聞こうとしてくれなかった。
    私が一方的に殴ったみたいな言い方だ。こっちだって殴られているし、
    仕掛けたのは真理子のほうだ。でも何を言っても無駄なのは分かっていた。
    先生も私を嫌っていたから・・・。

    2005-07-10 14:25:00
  • 24:

    ぁぃら

    先生あ私を嫌いな理由。それはただの先入観だった。
    変な時期の転校、きっと前の学校で問題を起こしたのだろうと思われていた。
    問題児のためか名札も貰えず、生徒手帳だって受験の時にやっと貰えた。
    名簿にも私の名前はずっとなかった。

    2005-07-10 14:27:00
  • 25:

    ぁぃら

    でも別に問題児だから転校をしたわけじゃない。
    お気楽な両親が新築の家を購入した為、転校するはめになった。
    受験生の娘を抱え本当にお気楽だ。

    2005-07-10 14:28:00
  • 26:

    ぁぃら

    いたって真面目だった私。目立たず普通に学校生活を送ってきた。
    内申書見れば分かる事だ。でも私にはどうでも良かった。
    後もう少しで夏休みだし、もう直ぐ卒業出来る。
    先生の話しは右から左へ抜けていった。気が付くと時刻はもう5時になっている。
    いつもなら家でのんびりしている時間だ。

    2005-07-10 14:31:00
  • 27:

    ぁぃら

    帰っていいと言われ職員室を出ると少し伸びをして、学校をでた。
    帰りにいつも通る駅前を横切ろうとした時、急に呼びとめられた。
    『おいっ!』私は自分が呼ばれているとは思わず、まっすぐ歩く。
    『お前やってっ!』肩をポンッと叩かれ振り向いた。

    2005-07-10 14:34:00
  • 28:

    ミカ

    ぉもしろぃ♪頑張ってねぇ(*≧∪≦*)

    2005-07-10 14:36:00
  • 29:

    ぁぃら

    ぁぃら『あぁ〜っ!』私は何処から出たのか声を裏返して言った。
    私の驚いた顔を見て笑っているのは、いつも同じ教室に居る
    あの金髪の彼だった。彼の名前は直人。
    直人『自分驚きすぎやしっ。』そう言ってまだ笑っている。
    そんなにツボに入ったのか。

    2005-07-10 14:39:00
  • 30:

    ぁぃら

    ミカちゃんありがとう!感激です☆
    頑張りますのでこれからも宜しくねぇ(*>ω)ノ

    2005-07-10 14:40:00
  • 31:

    名無しさん

    おもろいっ↑↑ずっと見てるョ☆頑張って完結してなぁo(^-^)o

    2005-07-10 14:42:00
  • 32:

    ぁぃら

    31さん見てくれてありがとう!本間に嬉しいです☆
    完結まで頑張るので、お付き合い宜しくねぇ♪

    2005-07-10 14:46:00
  • 33:

    ぁぃら

    直人『おぉ!俺もアイツ嫌いやねんっ。』この日は真理子の悪口で意気投合を
    してしまった。喜んでいいのやら、とりあえず友達第一号が出来た。
    直人『又連れに紹介したるわっ!』ぁぃら『まじでっ?自分いい奴やな☆』
    そう言って笑って1時間くらい駅前で話した後、私は家に帰った。

    2005-07-10 14:50:00
  • 34:

    ぁぃら

    家に着くともう6時を過ぎていた。
    そっとリビングのドアを開けると私がただいまを言う前に、怒鳴られた。
    父『お前何時やと思っとんねん!』ぁぃら『ごめん。友達がやっと出来て・・。』
    父『遅くまで、どんな友達やっ!』私はしまったと思った。

    2005-07-10 14:53:00
  • 35:

    ぁぃら

    私の家は門限が厳しかった。6時を1秒でも過ぎたらアウトだ。
    これでも伸ばしてもらった方だった。友達の事を言われるのは1番嫌いだ。
    親はすぐ、あの子と付き合うなとか勝手に友達のせいにする。
    それだけはどんなに怒られても、譲れない事だった。

    2005-07-10 14:56:00
  • 36:

    ぁぃら

    今読んでくれてる人いるかな?
    少し用事が出来てしまったので、今日はココまで☆
    又更新しますので宜しくです(*^-^*)勝手ですみません↓

    2005-07-10 14:57:00
  • 37:

    名無しさん

    更新楽しみにまってまぁすっ????

    2005-07-10 15:03:00
  • 38:

    みほ

    頑張ってかいてなぁ?

    2005-07-10 15:06:00
  • 39:

    ミカ

    しおり

    2005-07-10 15:28:00
  • 40:

    愛ひめ

    めた2オモロイ☆★頑張ってにゃぁー(^O^)/

    2005-07-10 15:44:00
  • 41:

    名無しさん

    おもろい?しおり???

    2005-07-11 03:07:00
  • 42:

    名無しさん

    ?

    2005-07-11 07:37:00
  • 43:

    ぁぃら

    みんなぃっぱいカキコありがとう!!本当に励みになります☆
    遅くなってすみませんm(__)m今から更新しますねぇ♪
    又感想や意見お願いします。

    2005-07-11 17:59:00
  • 44:

    ぁぃら

    36より続き→

    私は友達の事を言われると、一気に不機嫌になった。
    ぁぃら『ごめんって言ってるやんっ!』毎回逆ギレをしては自分の部屋へと
    階段を駆け上がって行く。

    2005-07-11 18:02:00
  • 45:

    ぁぃら

    制服を脱ぎ捨て部屋着に着替えると、ベットへダイブした。
    母『ご飯食べなさ〜い!』ただそれだけ言われた。でも私には、
    そんな母の声もうっとうしくて仕方がなかった。
    食卓へ降り黙々とご飯を食べる。ぁぃら『ごちそうさま。』
    自分の食べた食器をシンクへ持って行くと又すぐ部屋へ戻った。

    2005-07-11 18:07:00
  • 46:

    ぁぃら

    私の食事はすごく早い。5分〜10分で済ませる。少しでも長く父や母と
    いたくないからだ。私は反抗期の真っ只中だった。
    部屋から出るのはご飯、トイレ、お風呂の時だけだ。『早く寝なさい』と言われれば
    夜中まで起きてた。何の意味もなかったけど、ただ反抗せずにはいられなかった。

    2005-07-11 18:12:00
  • 47:

    ぁぃら

    翌日―
    私はいつもの様に、朝ごはんを喉の奥へ流し込む様に食べると
    学校へ向かった。学校も好きじゃないけど、家に居るときほどイライラしなくてすむ。
    教室の扉をガラッと開けるといつもの様に空気が一瞬にして変わる。

    2005-07-11 18:14:00
  • 48:

    ぁぃら

    私もいつもの様にふてぶてしい態度で席に座った。
    直人『おはよぉ。』眠そうな声で直人が話しかけてきた。
    今まで教室で誰かに話しかけられた事など無かったから、ビックリした。
    ぁぃら『おはよ!!』無意味なほど大きな声で返事すると
    直人は笑いながら前の席へ座った。

    2005-07-11 18:20:00
  • 49:

    美咲

    命ー神様からの贈り物ーの美咲です?
    今一気に見さしてもらってます?メッチャ楽しみです?お互い完結頑張りましょうね??

    2005-07-11 18:24:00
  • 50:

    ぁぃら

    直人『今日放課後いける?』ぁぃら『今日?!』私はすぐにでも了解を出したかった。
    でも門限を考えると1時間くらいしか無理だ。
    ぁぃら『ぅーん・・・うち門限あるからなぁ。』少し残念そうに答えた。
    直人『まじでっ?!ダルイなっ。』せっかく出来た友達が遊んでくれなくなるんじゃないかと思った。

    2005-07-11 18:24:00
  • 51:

    ぁぃら

    美咲さんぁりがとう!美咲さんも書いているのに読んでくれるなんて
    嬉しいです♪私も見に行かせてもらいますね(*^-^*)
    お互い頑張りましょぉ(*>ω)ノ

    2005-07-11 18:26:00
  • 52:

    美波

    私、よんでる〜?

    2005-07-11 18:28:00
  • 53:

    ぁぃら

    ぁぃら『ダルイやろぉ?1時間くらいしか無理やわぁ。』
    直人『ちょっとでも連れんとこ行く?』ぁぃら『行くっ!』
    かなり嬉しかった。直人はいい奴だ。きっとその友達もいい奴ばっかりに決まっている。
    そう思うと放課後が待ち遠しかった。

    2005-07-11 18:32:00
  • 54:

    ぁぃら

    美波さん読んでくれてぁりがとう!
    文章とかへたくそやけど、宜しくです☆

    2005-07-11 18:33:00
  • 55:

    ぁぃら

    その日の授業が全て終わると掃除をサボって直人と一緒に教室を後にした。
    ぁぃら『サボって大丈夫?』私は出来る限り問題は起こしたくなかった。
    既に目を付けられているのにこれ以上はごめんだ。
    直人は『余裕』と言って早くと私を急かす。

    2005-07-11 18:36:00
  • 56:

    ぁぃら

    二人でたまり場だと言う所まで歩く。その間、仲間の事を色々聞いたりした。
    とりあえず『みんなめっちゃいい奴やで☆』という事だけ分かった。
    直人『そこにみんなおるわ!』直人が指さした方を見る。
    私は内心「おいおい。」と思った。そこには神社がポツンと建っていて
    辺りには何も無かった。

    2005-07-11 18:39:00
  • 57:

    ぁぃら

    直人『お疲れ〜!』みんなの方に手を振る。私はどうして良いのか分からず、
    直人の横で立っているだけだった。『お疲れ〜。転校生の子?』
    一人の女の子が興味津々で言った。彼女の名前は美紀。
    私の親友になる子だった。

    2005-07-11 18:43:00
  • 58:

    ぁぃら

    美紀『早くこっちおいでやっ☆』ぼけ〜と立っている私に言った。
    緊張しながら7・8人いる輪の中に入っていく。
    直人1人の時はそんなに感じなかったが、仲間が揃うと少し圧倒された。
    「ヤンキーや。こわっ・・」それが第一印象だった。

    2005-07-11 18:47:00
  • 59:

    ぁぃら

    その日美紀と仲良くなり、少しづつグループの沙耶とめぐみとも
    仲良くなった。何日かすると私も神社へ毎日行くようになり
    その場に居ても違和感さえ感じなくなった。やっと自分の仲間と居場所を
    確保した気分だった。

    2005-07-11 18:55:00
  • 60:

    ぁぃら

    学校へ行けば休み時間の度に、美紀たちと階段の踊り場で喋ったりする。
    放課後はその踊り場へ集合してコンビニに寄ってから神社へ向かった。
    直人たち男軍団はいっつも私達より先に神社で待っていた。
    ある日一人の男の子、誠が言った。誠『ぁぃらも吸う?』
    手渡されたのはセブンスター1本とライターだった。

    2005-07-11 19:05:00
  • 61:

    ぁぃら

    美紀たちも煙草は吸っていた。お酒も飲むし見てる分には何も思わなかったけど、
    自分が吸いたいとか思った事もなかった。少し戸惑ったが
    煙草とライターを受け取った。ただの好奇心・・・というよりもっと
    みんなと近い存在になりたかったのだと思う。

    2005-07-11 19:07:00
  • 62:

    ぁぃら

    ぁぃら『どうやって吸うん?』誠『吸いながら火付けるねん。』
    見本を見せてくれる。私は火の付け方さえも知らなかったのだ。
    美紀『セッタはキツイからこっちにしぃ?』そういって私の手から煙草を摩り替えた。
    マルボロ・メンソール・ライト。みんなはマルメラと呼んでいた。

    2005-07-11 19:10:00
  • 63:

    ぁぃら

    私は何がキツイのか分からなかったが、言われた通りにマルメラに
    火をつけた。ぎこちない動きに『かわい〜☆』と冷やかされながら
    見よう見まねで煙草を二本の指で挟むと思いっきり吸った。
    誠『ちゃうちゃう!肺まで入れるねん。』ぁぃら『どおやって?』
    美紀『二回吸うみたいな。』私はスッスッと二回吸い込んだ。

    2005-07-11 19:14:00
  • 64:

    ぁぃら

    むせたりはしなかった。でも美味しくないし何が良いのかは分からない。
    でもその日から私は煙草マルボロ・メンソール・ライトを今も7年間吸い続けている。
    二人からレクチャーを受けながらカッコ良く吸う方法など、ふざけながら
    教えて貰っていると、買出しに行っていたみんなが帰ってきた。

    2005-07-11 19:17:00
  • 65:

    ぁぃら

    直人『あぁー!!ぁぃらが不良になった!』泣きまねをして言った。
    沙耶『本間や。煙草吸うてるやん☆』みんながワイワイ騒ぎだす。
    私はなぜか嬉しくなった。買出しに行った、おかしやらジュース、お酒を
    広げ輪になって座る。そうやって毎日は過ぎていった。

    2005-07-11 19:20:00
  • 66:

    ぁぃら

    煙草を覚え、お酒も覚えた。みんなと過ごす毎日は本当に楽しい。
    でも私はいっつも仲間はずれになった気分に襲われていた。
    ぁぃら『もう時間やし帰るわぁ。。』時計は5時45分を指している。
    美紀『又明日なぁ!』みんなに手を振って神社を後にした。

    2005-07-11 19:24:00
  • 67:

    ぁぃら

    私はいつもみんながまだ遊んでいる中、一人さきに帰らなくてはいけなかった。
    門限があるからだ。学校が終わって1時間半くらい騒ぐと夢から覚めた気分になる。
    みんなとギリギリの時間まで遊んでダッシュで家に帰る。
    何回かは時間をすっかり忘れていて門限を過ぎた事もあった。
    その度に怒られて、私の不満は膨らんでいった。

    2005-07-11 19:27:00
  • 68:

    ぁぃら

    気が付けばもう受験シーズンだった。推薦で決まった子はもう春休み気分だった。
    私はと言うとろくに勉強もせず美紀たちと下ネタの話に華を咲かせていた。
    勿論私は未経験。美紀は中2で沙耶は最近、めぐみは自称小6で処女膜を破ったと言った。
    未知の世界に私はドンドン引き込まれて言った。

    2005-07-11 19:33:00
  • 69:

    ぁぃら

    沙耶が良いものを見せてくれると言って、
    その日は女4人で美紀の家に集合した。沙耶『じゃーん♪』
    沙耶が手にしたものはコンドームだった。私は始めてみる物に興奮せずには
    いられなかった。みんなに色んな知識を吹き込まれては興味が沸く一方だった。
    だからと言ってどうする事も出来ず、卒業が近づいたある日私は恋をした。

    2005-07-11 19:37:00
  • 70:

    ぁぃら

    私に煙草を勧めた誠だった。みんなにそれを打ち明ける。
    美紀『何処がいいん?!』沙耶『ぁぃら趣味おかしいって!』めぐみ『・・・・。』
    散々言われたが卒業式にボタンを貰おうと協力して貰った。

    2005-07-11 19:39:00
  • 71:

    ぁぃら


    今日はココまでにします☆まだこの話しの出だしですが、これから
    私のヤンキー時代の話しはもっと進んでいきます♪良かったら又
    感想などお願いします。(*^-^*)

    2005-07-11 19:43:00
  • 72:

    名無しさん

    やばいこれめっちゃおもろい?あいらさん頑張れ?

    2005-07-11 20:08:00
  • 73:

    名無しさん

    頑張ってなぁっ☆めっちゃおもろい〜!!!

    2005-07-12 01:40:00
  • 74:

    名無しさん

    2005-07-12 02:41:00
  • 75:

    ?みほ?

    早く書いてなぁ(^-^)頑張れよっ?

    2005-07-12 03:01:00
  • 76:

    名無しさん

    続き気になる???

    2005-07-12 03:02:00
  • 77:

    名無しさん

    しおり

    2005-07-12 03:42:00
  • 78:

    名無しさん

    ???

    2005-07-12 06:09:00
  • 79:

    名無しさん

    しおり?

    2005-07-12 08:01:00
  • 80:

    ぁぃら

    わぁーい☆いっぱいカキコしてくれてありがとう^0^/
    読んでもらえて嬉しいです♪本当に励みになります。
    今から更新しますねぇ(*^-^*)これからもヨロシクm(__)m

    2005-07-12 14:54:00
  • 81:

    ぁぃら

    沙耶も公立の受験が残っている。直人や誠、男の子達は私立も受ける事が
    出来ず、夜間学校へ進学する。みんなバラバラになってしまうのは目に見えていた。
    卒業なんてしたくなかった。
    けど、ほっておいても卒業式の日は訪れてしまった。

    2005-07-12 15:03:00
  • 82:

    名無しさん

    しぉり

    2005-07-12 15:05:00
  • 83:

    ぁぃら

    かったるい式ももうそろそろ終わりだ。私は最後のクラス5組の転校生の為
    卒業証書の授与は一番最後だった。1組から1人づつ授与されているのを
    長い時間ぼぉ〜と待ち、自分の名前が呼ばれる。
    きっと一番長く緊張していたに違いない。最後に校歌を歌うと、保護者や在校生の
    間を抜けて体育間を後にした。

    2005-07-12 15:06:00
  • 84:

    ぁぃら

    86さんしおりぁりがとう!本当に嬉しいです(*^-^*)
    これからもヨロシクねぇ♪

    2005-07-12 15:09:00
  • 85:

    ぁぃら

    運動場へ出ると涙を流し友達や先生と別れを済ます生徒がたくさんいた。
    私は涙の一粒も出ず、未練の欠片もなかった。唯一、仲間とバラバラに
    なる事だけが心残りだった。人で溢れ帰る運動場から美紀たちを探す。
    すると私が見つけるよりも先に美紀たちがやって来た。

    2005-07-12 15:13:00
  • 86:

    ぁぃら

    美紀『ぁぃら〜。こっち!こっち!』ぁぃら『何処おったか全然分からんかったぁ・・。』
    私は美紀たちの元へ駆け寄り、少しスネた感じで言った。
    めぐみ『ぁぃらは制服で目立つからなぁ☆』
    ぁぃら『そっか☆』必要以上に納得する。

    2005-07-12 15:18:00
  • 87:

    ぁぃら

    沙耶『誠は?』沙耶に言われてドキッとした。すっかり忘れていたのだ。
    私にって卒業式よりも、ずっと大きな大事なイベントが残っている。
    告白なんて1度もした事がなかった。ぁぃら『どうしよ!どうしよ?!』
    急にパニックになる。みんなが『大丈夫やって☆』と既に泣きそうな私を
    励ました。

    2005-07-12 15:21:00
  • 88:

    ぁぃら

    美紀『あっ!おったで☆』沙耶『ほらっ!』
    みんながグイグイ腕を引っ張って誠のところへ連れて行こうとした。
    ぁぃら『待って!本間待ってっ!』私の抵抗は意味のないものだった。
    めぐみが誠を大声で呼んでしまったのだ。

    2005-07-12 15:24:00
  • 89:

    ぁぃら

    誠が気づきこっちへやって来る。美紀『みんなは?』誠に聞いた。
    誠『直人らは後輩に捕まってるで。』二人が話している時、
    私はもう失恋する事に気づいてしまった。ふと、顔を上げたときに
    目に入った誠の姿。着ている学ランにはもう第二ボタンは付いていなかった。

    2005-07-12 15:29:00
  • 90:

    ぁぃら

    それには美紀たちも気づいたのか、私に無理やり告白させる事はしなかった。
    この状況で気持ちを伝える勇気はさすがになかった。
    沙耶『んじゃ又後でなっ!』沙耶が気を利かせ、誠の傍から離れさせてくれた。
    私の恋は告白もしないまま終わってしまった。

    2005-07-12 15:32:00
  • 91:

    ぁぃら

    人ごみの中から離れれると、みんなが心配そうに私をみた。
    ショックは大きかった。ぁぃら『誰にあげたんかなぁ?』ただそれが気になった。
    だってそれは憎き相手だ。美紀たちも心当たりはないようだった。
    めぐみ『気にするなぁ〜!ウチなんか失恋しまくりやで☆』
    確かにめぐみは失恋しまくりだった。でも慰めにはならない。

    2005-07-12 15:40:00
  • 92:

    ぁぃら

    私は黙って俯いていた。するといきなりめぐみが泣き叫ぶように言った。
    めぐみ『うちらだって辛いねんで?!ぁぃらに何て言っていいかも分からんし、
    何もしてあげられへんし!』沙耶はめぐみの背中をさする。
    私は顔をあげた。みんなが悲しそうな顔をしている。
    ぁぃら『ごめんなぁ・・・。』そういって思いっきり泣いた。

    2005-07-12 15:44:00
  • 93:

    ぁぃら

    ぁぃら『別れを惜しんでたに決まってるやん☆』私は何も無かった様に言った。
    美紀たちもそれには安心した様子だった。
    誠『もう行く?』美紀『行こかっ!』みんなが揃えば学校にいる必要もなかった。
    ぁぃら『お母さんに言ってくる!』私は走って母の元へ行き、先に帰っているように言った。

    2005-07-12 15:52:00
  • 94:

    ぁぃら

    神社へ付くと男の子達がカメラをドサドサッと鞄からだした。
    使い捨てカメラが10個ほどある。美紀『やるやん☆』直人『余裕やし!』
    ぁぃら『いつの間に?!』直人たちは近所のスーパーで万引きをしていた。
    そんな事が悪いとさえ思わなくなっていた。
    いっぱい写真を撮り酒を飲み騒いで過ごす。

    2005-07-12 15:55:00
  • 95:

    えりな

    それは突然の主のえりなです(^-^)いつも読ませてもらってます☆頑張ってくださいね(o^o^o)

    2005-07-12 15:56:00
  • 96:

    ぁぃら

    酔っ払うと決まって男の子達は服を脱ぎ出した。
    恥ずかしくないのだろうか。みんながフルチンで走りまわる。私には刺激が強すぎだった。
    いつも見ないように端っこで座っていた。
    直人『大丈夫なん?』直人が急にそういった。ぁぃら『ちょっと・・・・。』
    私はみんなが裸でいる事を言っていると思った。

    2005-07-12 15:59:00
  • 97:

    ぁぃら

    えりなさんぁりがとう!読んでもらえて嬉しいです☆
    えりなさんも書いてるんですか?忙しいのに本当にありがとうm(__)m
    私も又読ませていただきますね♪お互い頑張りましょぉ(*>ω)ノ

    2005-07-12 16:02:00
  • 98:

    ぁぃら

    直人『これやるわっ☆』そう言って私に手渡した。ボタンだった。
    ぁぃら『いらんしぃー。』そう言いながらちゃっかり貰った。
    深い意味は無いと思っていた。だって直人の学ランにはもう1つもボタンが無かった。
    私にくれたのは第三ボタンだ。直人たちは後輩にモテていたから
    直人だけじゃなく誠もみんな、ボタンは1・2個しか残っていなかった。

    2005-07-12 16:07:00
  • 99:

    ぁぃら

    私はふと「知ってたんや。」とその時初めて気づき少し恥ずかしくなった。
    私はその日もみんなより先に家へ帰らなくてはいけなかった。
    お酒も少ししか飲まない。酔って帰っては危険すぎる。もうみんな出来上がってしまって
    いる中、一人鞄を持ち神社を後にした。

    2005-07-12 16:10:00
  • 100:

    ぁぃら

    私が残念に思っている中、両親は喜んでいた。私は急にひらめき
    合格祝いにPHSを買ってもらう事をねだった。
    春休みだと言うのに今まで家を出してもらえなかった分、私は残りの休みを
    思いっきり遊ぶ。買って貰ったばかりのPHSでみんなに連絡を取り
    バラバラになってしまう不安は無くなっていった。

    2005-07-12 16:27:00
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