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ヤンキー時代。
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1:
ぁぃら
今からもう7年前からの話しです☆
へたくそだと思うけど、良かったら読んでください!2005-07-10 13:21:00 -
160:
ぁぃら
今日はここまでにしまぁす☆
あとで又時間があれば更新します(*^-^*)
読んでくれてる方本当にありがとう!いつも感想やしおりなど感激です♪
またお願いしますm(__)m2005-07-14 14:42:00 -
161:
えりな
待ってます(o^o^o)
2005-07-14 14:56:00 -
162:
いくみ
おもちろい?
2005-07-14 15:46:00 -
163:
ぁぃら
時間出来たので更新しまぁす♪
えりなさん*いくみさんありがとぉ^0^/
みんなのカキコがあると凄くやる気が出ます☆完結までまだまだですが
ヨロシクお願いしまーす!2005-07-14 16:17:00 -
164:
ぁぃら
170より続き→
PM10:30―
族の仲間が集合し始めた。私と美紀はみんなとは初対面だ。隆と拓矢にべったり引っ付いて
次々やって来る仲間達を見ていた。2005-07-14 16:20:00 -
165:
ぁぃら
みんなイカツイ単車にイカツイ人ばかり・・・拓矢たちが可愛らしく見えた。
中には私たちとタメの子も居たし、年齢はバラバラだった。
一台のヤン車が大きな音楽と共にやって来る。ウーハーと重低音が響く。
ドンドンと鳴る車から1人の男の人が出て来た。名前は大樹。
私たちは、たっちゃんと呼んだ。2005-07-14 16:25:00 -
166:
ぁぃら
拓矢『お疲れ様です!!』深く頭を下げて言う。みんなも揃って挨拶をした。
それだけで十分この人の威圧は伝わった。
たっちゃん『おつかれぇ!この子らか?』影から見ていた私達に気づいたたっちゃんは
隆に言った。隆『はい!お願いします。』たっちゃんは私と美紀の前まで来て
『名前何て言うん?こいつらの女?』と聞いた。2005-07-14 16:29:00 -
167:
ぁぃら
私達は名前を言ってコクリと頷いた。たっちゃん『そんな怖がらんといてや〜。』
と私と美紀の頭をポンッとした。拓矢『ぁぃらが俺の女です!』いきなり言う。
たっちゃん『そんな心配せんでも食わんて!・・・たぶんな。』ニヤリとして
拓矢をからかう。拓矢『まじ勘弁っすよー。』さっきまでの緊迫した空気が
なじんだ。拓矢はたっちゃんに懐いているらしい。たっちゃんも可愛がっているようだった。2005-07-14 16:35:00 -
168:
ぁぃら
私たちもすぐにたっちゃんには懐き、お兄ちゃんみたいだった。
みんなが集合した頃にはもう、日付は変わっていた。
たっちゃん『んじゃ、ぁぃらと美紀は車乗りや。』言われるがまま
後部座席へと滑り込んだ。全員で何人くらいいただろう。
単車の数は50台はあったと思う。2005-07-14 16:38:00 -
169:
ぁぃら
今日は誰かの追悼暴走らしい。二つの族が一緒になって走っているといった。
連合を組んでいる。よく分からなかったが「すごい組織だ。」と勝手に解釈した。
他の車は殆どなく大きな道路に広がって走る男達。
こけるんじゃないかと心配になるほどローリングをしてはケツに乗っている子は、
背中を思いっきりそって踊っていた。2005-07-14 16:46:00 -
170:
ぁぃら
交番や警察所の前を通過するときは思いっきりスピードを落とし、
リズムを刻む。後ろの子はたこ踊りをした。思いっきりポリを挑発している。
その挑発に乗るかの様にパッツンが出てくる。男の子達は顔にタオルを巻いたり
変なマスクを付けたりと顔を隠していたが、思いっきり名前を叫ばれていた。
サイレンの音が増える。私の興奮は絶頂に達していた。2005-07-14 16:54:00 -
171:
ぁぃら
ある地点を過ぎると、ポリをまき始める。みんながバラバラになると
たっちゃんは一気にスピードを上げ、目的地へ向かった。
事前に決めていた集合場所。みんなが集まってくる。ケツ持ちをしていた子が
最後だった。車からおり伸びをして拓矢の元へ行く。
私以上に興奮状態にある拓矢は何を言っているのか分からないくらいに騒いでいた。2005-07-14 17:02:00 -
172:
ぁぃら
今から折り返して地元へ戻るという。私と美紀の意見は一緒だった。
ぁぃら『ケツ乗っけて!』しきりにお願いした。
でも結局乗せては貰えず膨れながら美紀と車へ戻ると、引き換えしたのだった。
2005-07-14 17:08:00 -
173:
ぁぃら
その日から数日が経ったある日―
寝ている所を母に叩き起こされた。母『あんた学校どぉすんの?』
ちょうど夏休み前の事だ。私は学校へ既に行っていなかったが、
辞めた訳ではなかった。ぁぃら『やめる。』それだけ言うと又眠りに付いた。2005-07-14 17:10:00 -
174:
ぁぃら
夕方。また母に起こされる。私のはすっかり夜行性になっていた為、
いつも朝から寝て夜7時頃に起きる。
母に話しがあると言われダルイからだを起こしリビングへ降りた。
ソファには父の姿も見えた。2005-07-14 17:12:00 -
175:
ぁぃら
父『学校ほんまに辞めるんか?』そう言った父は悲しい顔をしていた。
ぁぃら『どうせ留年やろ?』テストも受けず、出席日数だって足りていないはず、
進級できるはずがないと思った。父『お父さんは行ってほしい。』
この時私は両親の顔をまともに見ることが出来なかった。
自分が悪い事をしていると気づいていたからだ。
2005-07-14 17:17:00 -
176:
ぁぃら
とりあえず学校は行ってくれ。と言われ私は了解した。
父と母の元気の無い顔・・・私にはそれ以上反抗する事ができなかった。
翌日両親と一緒に学校へ向かった。校長室で話しをされる。
すっかり変わってしまった私を見て担任は驚いていた。2005-07-14 17:19:00 -
177:
ぁぃら
髪の毛は金色になり、耳にはピアスがずらりと並ぶほど付いてあった。
目つきも変わったと言われた。
2学期が始まってちゃんと学校に来るれば進級できると言われた。
私はその言葉に少し安心して家に帰った。2005-07-14 17:21:00 -
178:
ぁぃら
だからと言って遊ぶ事を辞めた訳じゃない。学校へ行けばそれでいいだろう
と思っていたからだ。
夏休み、私たちは暴走を繰り返し休みが終わりに近づいた頃には
単車の後ろでたこ踊りをするほどになっていた。2005-07-14 17:25:00 -
179:
ぁぃら
特攻服を作りレディースを結成しようともしたが、女友達は少なく
自分達では単車を運転する事が出来なかった。何度か練習をしたが
足は地面に届かず、思い単車を支えることも出来なかった。レディースの
夢はあっけなく終わり、拓矢たちに混じって踊っていた。2005-07-14 17:27:00 -
180:
ぁぃら
二学期に入ると最初の1週間はちゃんと学校へ行った。
が、1週間後私はサボってしまった。シンナーを始めたからだ。
その日いつもの4人で集まった。そこに拓矢はボケて来た。別に珍しい事では
無かったがその日は無性に気になった。2005-07-14 17:31:00 -
181:
ぁぃら
今日はココまで☆
まだまだ先は長いです(。。;)どこを省略するべきか悩みながら結構詳しく書いていて、
ダラダラとなってしまってるんじゃないかと心配です↓
最後までお付き合いしてくれると嬉しいです(*^-^*)2005-07-14 17:39:00 -
182:
いくみ
楽しみにしてるね?
2005-07-14 17:49:00 -
183:
まり
しおり
2005-07-14 19:43:00 -
184:
ヘロヘロ君
続き楽しみに待ってます??
2005-07-16 02:00:00 -
185:
ぁぃちゃ
しぉりぃ?
2005-07-16 06:23:00 -
186:
名無しさん
?
2005-07-16 08:37:00 -
187:
ぁぃら
こんにちは★みんなカキコありがとう!
昨日は忙しくて更新できませんでしたm(__)m
今から更新しますねっ♪ヨロシクお願いしまーす(*>ω)ノ2005-07-16 12:51:00 -
188:
ぁぃら
192より続き→
ぁぃら『拓矢いつまで続けるん?』この頃付き合ってもう半年くらいだった。
一向に辞めようとしない拓矢がドンドン違う人へと変わって行くようだった。
拓矢『ん〜?』ボケている相手に聞いても意味のない事だった。2005-07-16 12:55:00 -
189:
ぁぃら
美紀と陵は全然気にしていないみたいだったが、私には気になって仕方がない。
そんなに気持ちいい物なのだろうか。
シンナーやシャブをしている人に対して私は偏見すら持っていなかった。
どちらかと言うと興味のほうが強い。ぁぃら『そんなに美味しいん?』
そう聞いた私に、拓矢は、にまぁ〜っと不気味に笑った。2005-07-16 12:59:00 -
190:
ぁぃら
この頃美紀にしきりに言われていた。美紀『うちらは絶対薬物禁止やで!』
もしどっちかが手を出したら殴ってでも止めようと言う約束をした。
ぁぃら『約束なっ!』私は自分がする訳ないと思っていた。
でも美紀との約束はあっけなく破られた。
2005-07-16 13:04:00 -
191:
ぁぃら
美紀と隆が後輩を迎えに行くと言って、その場から居なくなった時、
拓矢は見計らっていたかの様に言った。拓矢『ぁぃらも吸う?』
公園の草むらに入っていった。ビニール袋とシンナーの入ったペットボトル。
大事そうに抱え戻ってきた。ニールの底を結び透明な液体を入れると
私に手渡した。2005-07-16 13:07:00 -
192:
ぁぃら
私は迷うことなくニールに口を付けた。
最初は少しむせたりしたけど、直ぐに気持ちよくなった。
何も喋らず無言で吸い続ける。やたらとヨダレが出ていた。
美紀たちが戻って来たときは少し焦った。美紀との約束を破ったから。
でも直ぐにどうでも良くなって無視して吸った。2005-07-16 13:15:00 -
193:
ぁぃら
美紀『自分何してんねん!』しゃがんでいる私を美紀は蹴った。
それでも無視している。美紀は私を無理やり立たせ、持っていたニールを
取り上げた。ぁぃら『返してーよぉ・・』美紀から取り替えそうと必死になる。
その時の私はとても醜かっただろう。2005-07-16 13:17:00 -
194:
ぁぃら
美紀『何でやねん・・・。』美紀は悲しそうに泣いていた。
私は美紀の涙を見ても正気には戻らなかった。
バッチン―
思いっきりビンタをされ、私も泣き出した。
ぁぃら『何で殴るん?返してって言ってるだけやん。。』2005-07-16 13:20:00 -
195:
ぁぃら
美紀は言葉を失っていた。美紀『もう1発殴らせろ!』と言うと、
私を今度はグーで殴り去って行った。投げ捨てられたニールを拾い、
美紀の姿を見送ると、私は又拓矢とボケ始めた。
何か耳もとで呪文のような声が聞こえると私は完璧に飛んだ。
そこから先は全く記憶になかった。2005-07-16 13:33:00 -
196:
ヘロヘロ君
続き楽しみに待ってます??
2005-07-16 13:44:00 -
197:
ぁぃら
それからは結局学校も辞め、拓矢と二人毎日ボケるようになった。
いつも呪文のような声が聞こえると、記憶が失われた。
ある日、私は拓矢が約束の場所に来なかったので、美紀に殴られた日
以来に連絡を取った。電話に出てくれるか心配だったが、不機嫌そうに
美紀が出た、美紀『なに?』ぁぃら『怒ってるやんな?ごめん。』2005-07-16 13:46:00 -
198:
ぁぃら
ヘロヘロ君ぁりがとう!
もう少し更新しますのでヨロシクです(*^-^*)2005-07-16 13:48:00 -
199:
ぁぃら
美紀『んで辞めたん?』ぁぃら『・・・拓矢知らんかなって思って。』
私は美紀の質問には答えなかった。答えなくても美紀には十分わかっていた。
美紀『知らんし。』ぁぃら『そっか・・・。』しばらく沈黙が続いた。
陵『ぁぃら?』美紀の電話に陵が出た。陵『お前もう拓矢と別れろ!』2005-07-16 13:52:00 -
200:
ぁぃら
急に言われて何も言えなかった。陵『あいつもうパクられんぞ!』
ぁぃら『えっ?』私は意味が分からなかった。ずっと一緒にいたから
捕まるような事はボケてる事くらいだ。それなら私も捕まる。
でも理由は違った。隆『アイツ引ったくりしよった。』2005-07-16 13:54:00 -
201:
ぁぃら
拓矢はネタを手に入れる為、売人から買っていたのだ。
そのお金を引ったくって作っていたらしい。
私はそんな事全然知らなかった。どうやってネタを手に入れているかなんて
考えたこともなかったのだ。ぁぃら『んで何でパクられるって分かるん?』
2005-07-16 13:56:00 -
202:
ぁぃら
隆『一緒にやった奴がパクられてん。多分そいつ拓矢の事うたうで。』
同じ原チャで何度もしていたらしく捕まるのは目に見えていたようだった。
そいつがチクらなければ、拓矢は捕まらない。でも考えは甘かった。
いつの間にか拓矢は拘置所に送られていた。成人しているし、刑務所に入るだろう。
2005-07-16 14:00:00 -
203:
ぁぃら
拓矢が居なくなってもそんなに悲しくはなかった。きっと既に気持ちは
冷めていたのだろう。ただボケる仲間に過ぎなかった。それはお互いに。
私は手に入らなくなったシンナーを吸えなくなると、
いつの間にか考えもしなくなった。私がシンナーを吸わなくなると
美紀も前までどうりに接してくれるようになる。2005-07-16 14:08:00 -
204:
ぁぃら
美紀『隆たちに原チャ貰ってん!』美紀が明け方頃に電話をしてきて言った。
言ってみるとナンバープレートは折上げられ、鍵穴は壊れていた。
前のポケットにはマイナスドライバー、ぁぃら『窃盗もんやん?!』
美紀『ぅん。乗りに行こぉ〜!』私達はいつも誰かのケツに乗っていたので
運転経験はあまりなかった。2005-07-16 14:12:00 -
205:
ぁぃら
次の日の夜中に待ち合わせをする。昼間にホームセンターでパクっておいた
塗装用スプレーで原チャをピンク色にすると乾くまで、何処に行くかと盛り上がった。
2005-07-16 14:16:00 -
206:
ぁぃら
ココまでで一旦休憩★
時間があったら又更新します(*^-^*)
いつも読んでくれてありがとう♪2005-07-16 14:17:00 -
207:
(?・?・)
昔のコトを思い出すってゆーかココおもろい(?>?
2005-07-17 10:05:00 -
208:
ぁぃちゃ?
しぉりぃ??
2005-07-17 10:49:00 -
209:
名無しさん
http://a.look2.nu/novel0222/
2005-07-17 11:20:00 -
210:
ピンキ
ぴおり♪
2005-07-17 23:30:00 -
211:
ぁぃら
みなさんカキコぁりがとう!書きながら昔の事を思い出しながら
懐かしくて自分で「あほやな〜」って思います。
これからもヨロシクねぇ(*^-^*)
今から更新します★2005-07-18 15:54:00 -
212:
ぁぃら
217より続き→
その日は近くの山を登り夜景を見に行った。いくまでに酒を買い込み
運転を交代しながら頂上へ向かった。
走り屋がたくさん追い越して行き、その度に「うちら邪魔やろな〜。」と
思った。2005-07-18 15:57:00 -
213:
ぁぃら
ケツに乗るのも命がけだった。『事故る!事故る!』っとギャアギャア騒ぎながら
何とか無事に頂上の展望台まで到着した。
辺りには走り屋のチームがたくさんいた。ステッカーの貼ってある車、
自分達が場違いだと気づく。それでも負けじと二人で缶ビールを開け
夜景をおかずに呑み始めた。2005-07-18 16:00:00 -
214:
ぁぃら
美紀との話しの内容はいつも決まっている。
「いい事ないかな〜?」「お金ほしいな〜!」「早く結婚したい!」
「玉の輿乗りたい!」「カッコイイ彼氏ほしい!」
そんなくだらない話し・・・・夢を膨らませ自分達の永遠の友情を最後に誓う。
『オバちゃんなっても一緒に井戸端会議しよやっ★』2005-07-18 16:04:00 -
215:
ぁぃら
その日も散々喋って、山を降りた。翌日も原チャをオモチャに遊ぶ。
でもそんなオモチャも1週間後には無くなってしまった。
『美紀さんちょっと借りていいっすか?!』
私たちは後輩で公園にいた。後輩の一人が原チャを貸してほしいと言った。
美紀『いいけど、追われるなよ。』そして後輩は1人何処かへ走っていった。2005-07-18 16:10:00 -
216:
名無しさん
早く書いてぇ?
2005-07-18 16:12:00 -
217:
ぁぃら
それから5分後―
ウーウーとパッツンのサイレンが聞こえてくる。まさかと思ったがやっぱり追われているには
さっきの後輩だった。ぁぃら『あいつアホや〜★』美紀『めっちゃ必死やん!』
そんな姿を遠くから笑いながら見ていると、原チャは公園のほうへ向かって
走って来た。2005-07-18 16:13:00 -
218:
ぁぃら
228さんぁりがとう!
頑張って早く書きますね★2005-07-18 16:14:00 -
219:
ぁぃら
ぁぃら『何でやねん!』私と美紀、残った後輩は焦って、その辺に置いておいた
携帯や煙草を手に取ると、走りだした。美紀『まいてこいやっ!』大声で言ったが
逆効果だったのか、後輩は原チャを乗り捨てて走って来た。
全く迷惑な話だ。私達とポリの鬼ごっこが始まった。2005-07-18 16:18:00 -
220:
ぁぃら
ポリの数は増えババタンが2・3台とパッツン1台。走って追いかけてくるポリもいた。
団地に逃げ込んだり、草むらに隠れたり色々だった。
パッツンのスピーカーからは私と美紀の名前が叫ばれていた。
捕まったことは無いものの拓矢たちと暴走をしていた為、交番勤務のポリとは
仲良しだった。2005-07-18 16:21:00 -
221:
ぁぃら
必死に逃げた。30分くらいは追いかけっこをしていただろう。
やっとポリも諦めたと思い、携帯でバラバラになったみんなに連絡を取り
集合した。美紀『本間お前ありえん!』乗り捨てて来た後輩を責める。
ぁぃら『めっちゃ疲れた。。。』何が悲しくて走って逃げなければならないのだ。
2005-07-18 16:27:00 -
222:
ぁぃら
美紀『和希は?』ぁぃら『本間や!どこ行ったん?』後輩の1人がいない事に
気づいた。すると美紀の携帯が鳴った。美紀『隆〜?まじで?!』
なにやら酷く驚いていた。電話を切ると美紀が早口で話し始める。
美紀『和希が捕まったって!うたわれるかもしれん。』2005-07-18 16:31:00 -
223:
ぁぃら
なぜかこういう情報は早く回ってくる。隆がダレに聞いたのかは分からないが、
確かだろう。誤報も中にはあるが殆どが、当たっているからだった。
ぁぃら『大丈夫ちゃうん?』チクる何てありえないと思った。
仲間を売ると同じだ。そんな事をすればどの道和希は痛い目にあうだろう。
2005-07-18 16:35:00 -
224:
ぁぃら
念のため美紀と口裏を合わせてその日は大人しく家に戻った。
まだ時刻はPM7:00頃だった。
家に帰るとちゃんと私のご飯も用意されてあった。いつも食べないのに
毎日用意しておいてくれているみたいだ。こういう母の行動はたまに私の
胸を痛くさせた。2005-07-18 16:37:00 -
225:
ぁぃら
翌日―
朝っぱらから母に叩き起こされた。母『あんた何やってんの!』
もの凄い剣幕で怒ったかと思うと悲しそうな顔をした。私は何の事かは
直ぐに分かった。「チクられた!」と思い美紀に速攻で電話をした。2005-07-18 16:39:00 -
226:
ぁぃら
ぁぃら『もしぃ?美紀のところ電話あった?』
美紀《あったし!やっぱりうたわれたやん!!》美紀は凄く怒っていた。
ぁぃら『んでどうするん?』美紀《行かなしゃーないやろ?》ぁぃら『そやな。』
電話を切り駅前で待ち合わせをする。私達は警察署に呼ばれていた。
ブチれば家に来るだろう。それは厄介だ。2005-07-18 16:45:00 -
227:
ぁぃら
警察署に着くと見覚えのあるポリが迎えてくれた。
後藤ちゃんだ。少し前まで交番勤務だったけど、最近移動したらしかった。
後藤ちゃん『お前らやってくれたなぁ〜。』ぁぃら『見逃してぇーや☆』
美紀『本間頼むわ〜。』私達のそんな願いは聞き入れられるはずも無く
調書を取られた。2005-07-18 16:48:00 -
228:
ぁぃら
会議室みたいな所だった。壁には警察の制服を着たおじさんの写真が何枚か飾られていた。
「偉いさんかな?」と呑気な考えをしていた。テレビドラマみたいな個室じゃ
なかった。4・5時間掛かっただろう。なぜなら私達は嘘を付いていたからだった。
美紀と話しが合なければまずい。必死で質問に答えた。2005-07-18 16:53:00 -
229:
ぁぃら
本当は隆に原チャを貰ったが、それを隠さなければならなかった。
じゃないと隆が窃盗で捕まるからだ。
警察『原チャはどこで見つけたんや?』ぁぃら『駅の裏の道。』
警察『小林と二人でか?』ぁぃら『うん。』警察『どっちが盗もうって言ったんや?』
ぁぃら『どっちも。何か二人で自然にそうなった。』2005-07-18 16:58:00 -
230:
ぁぃら
嘘がばれないようになるべく感情を出さずはなした。
警察『どっちが鍵穴壊した?』ぁぃら『最初から壊れてた。』
私達は自分の罪も軽くしなくてはいけない。窃盗物を盗んだ。そういう
事にしたのだ。これは大きな違いだった。横領になるからだ。
窃盗よりは少し罪が軽い。2005-07-18 17:00:00