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ヤンキー時代。

スレッド内検索:
  • 1:

    ぁぃら

    今からもう7年前からの話しです☆
    へたくそだと思うけど、良かったら読んでください!

    2005-07-10 13:21:00
  • 201:

    ぁぃら

    拓矢はネタを手に入れる為、売人から買っていたのだ。
    そのお金を引ったくって作っていたらしい。
    私はそんな事全然知らなかった。どうやってネタを手に入れているかなんて
    考えたこともなかったのだ。ぁぃら『んで何でパクられるって分かるん?』

    2005-07-16 13:56:00
  • 202:

    ぁぃら

    隆『一緒にやった奴がパクられてん。多分そいつ拓矢の事うたうで。』
    同じ原チャで何度もしていたらしく捕まるのは目に見えていたようだった。
    そいつがチクらなければ、拓矢は捕まらない。でも考えは甘かった。
    いつの間にか拓矢は拘置所に送られていた。成人しているし、刑務所に入るだろう。

    2005-07-16 14:00:00
  • 203:

    ぁぃら

    拓矢が居なくなってもそんなに悲しくはなかった。きっと既に気持ちは
    冷めていたのだろう。ただボケる仲間に過ぎなかった。それはお互いに。
    私は手に入らなくなったシンナーを吸えなくなると、
    いつの間にか考えもしなくなった。私がシンナーを吸わなくなると
    美紀も前までどうりに接してくれるようになる。

    2005-07-16 14:08:00
  • 204:

    ぁぃら

    美紀『隆たちに原チャ貰ってん!』美紀が明け方頃に電話をしてきて言った。
    言ってみるとナンバープレートは折上げられ、鍵穴は壊れていた。
    前のポケットにはマイナスドライバー、ぁぃら『窃盗もんやん?!』
    美紀『ぅん。乗りに行こぉ〜!』私達はいつも誰かのケツに乗っていたので
    運転経験はあまりなかった。

    2005-07-16 14:12:00
  • 205:

    ぁぃら

    次の日の夜中に待ち合わせをする。昼間にホームセンターでパクっておいた
    塗装用スプレーで原チャをピンク色にすると乾くまで、何処に行くかと盛り上がった。

    2005-07-16 14:16:00
  • 206:

    ぁぃら


    ココまでで一旦休憩★
    時間があったら又更新します(*^-^*)
    いつも読んでくれてありがとう♪

    2005-07-16 14:17:00
  • 207:

    (?・?・)

    昔のコトを思い出すってゆーかココおもろい(?>?

    2005-07-17 10:05:00
  • 208:

    ぁぃちゃ?

    しぉりぃ??

    2005-07-17 10:49:00
  • 209:

    名無しさん

    http://a.look2.nu/novel0222/

    2005-07-17 11:20:00
  • 210:

    ピンキ

    ぴおり♪

    2005-07-17 23:30:00
  • 211:

    ぁぃら

    みなさんカキコぁりがとう!書きながら昔の事を思い出しながら
    懐かしくて自分で「あほやな〜」って思います。
    これからもヨロシクねぇ(*^-^*)
    今から更新します★

    2005-07-18 15:54:00
  • 212:

    ぁぃら

    217より続き→

    その日は近くの山を登り夜景を見に行った。いくまでに酒を買い込み
    運転を交代しながら頂上へ向かった。
    走り屋がたくさん追い越して行き、その度に「うちら邪魔やろな〜。」と
    思った。

    2005-07-18 15:57:00
  • 213:

    ぁぃら

    ケツに乗るのも命がけだった。『事故る!事故る!』っとギャアギャア騒ぎながら
    何とか無事に頂上の展望台まで到着した。
    辺りには走り屋のチームがたくさんいた。ステッカーの貼ってある車、
    自分達が場違いだと気づく。それでも負けじと二人で缶ビールを開け
    夜景をおかずに呑み始めた。

    2005-07-18 16:00:00
  • 214:

    ぁぃら

    美紀との話しの内容はいつも決まっている。
    「いい事ないかな〜?」「お金ほしいな〜!」「早く結婚したい!」
    「玉の輿乗りたい!」「カッコイイ彼氏ほしい!」
    そんなくだらない話し・・・・夢を膨らませ自分達の永遠の友情を最後に誓う。
    『オバちゃんなっても一緒に井戸端会議しよやっ★』

    2005-07-18 16:04:00
  • 215:

    ぁぃら

    その日も散々喋って、山を降りた。翌日も原チャをオモチャに遊ぶ。
    でもそんなオモチャも1週間後には無くなってしまった。
    『美紀さんちょっと借りていいっすか?!』
    私たちは後輩で公園にいた。後輩の一人が原チャを貸してほしいと言った。
    美紀『いいけど、追われるなよ。』そして後輩は1人何処かへ走っていった。

    2005-07-18 16:10:00
  • 216:

    名無しさん

    早く書いてぇ?

    2005-07-18 16:12:00
  • 217:

    ぁぃら

    それから5分後―
    ウーウーとパッツンのサイレンが聞こえてくる。まさかと思ったがやっぱり追われているには
    さっきの後輩だった。ぁぃら『あいつアホや〜★』美紀『めっちゃ必死やん!』
    そんな姿を遠くから笑いながら見ていると、原チャは公園のほうへ向かって
    走って来た。

    2005-07-18 16:13:00
  • 218:

    ぁぃら

    228さんぁりがとう!
    頑張って早く書きますね★

    2005-07-18 16:14:00
  • 219:

    ぁぃら

    ぁぃら『何でやねん!』私と美紀、残った後輩は焦って、その辺に置いておいた
    携帯や煙草を手に取ると、走りだした。美紀『まいてこいやっ!』大声で言ったが
    逆効果だったのか、後輩は原チャを乗り捨てて走って来た。
    全く迷惑な話だ。私達とポリの鬼ごっこが始まった。

    2005-07-18 16:18:00
  • 220:

    ぁぃら

    ポリの数は増えババタンが2・3台とパッツン1台。走って追いかけてくるポリもいた。
    団地に逃げ込んだり、草むらに隠れたり色々だった。
    パッツンのスピーカーからは私と美紀の名前が叫ばれていた。
    捕まったことは無いものの拓矢たちと暴走をしていた為、交番勤務のポリとは
    仲良しだった。

    2005-07-18 16:21:00
  • 221:

    ぁぃら

    必死に逃げた。30分くらいは追いかけっこをしていただろう。
    やっとポリも諦めたと思い、携帯でバラバラになったみんなに連絡を取り
    集合した。美紀『本間お前ありえん!』乗り捨てて来た後輩を責める。
    ぁぃら『めっちゃ疲れた。。。』何が悲しくて走って逃げなければならないのだ。

    2005-07-18 16:27:00
  • 222:

    ぁぃら

    美紀『和希は?』ぁぃら『本間や!どこ行ったん?』後輩の1人がいない事に
    気づいた。すると美紀の携帯が鳴った。美紀『隆〜?まじで?!』
    なにやら酷く驚いていた。電話を切ると美紀が早口で話し始める。
    美紀『和希が捕まったって!うたわれるかもしれん。』

    2005-07-18 16:31:00
  • 223:

    ぁぃら

    なぜかこういう情報は早く回ってくる。隆がダレに聞いたのかは分からないが、
    確かだろう。誤報も中にはあるが殆どが、当たっているからだった。
    ぁぃら『大丈夫ちゃうん?』チクる何てありえないと思った。
    仲間を売ると同じだ。そんな事をすればどの道和希は痛い目にあうだろう。

    2005-07-18 16:35:00
  • 224:

    ぁぃら

    念のため美紀と口裏を合わせてその日は大人しく家に戻った。
    まだ時刻はPM7:00頃だった。
    家に帰るとちゃんと私のご飯も用意されてあった。いつも食べないのに
    毎日用意しておいてくれているみたいだ。こういう母の行動はたまに私の
    胸を痛くさせた。

    2005-07-18 16:37:00
  • 225:

    ぁぃら

    翌日―
    朝っぱらから母に叩き起こされた。母『あんた何やってんの!』
    もの凄い剣幕で怒ったかと思うと悲しそうな顔をした。私は何の事かは
    直ぐに分かった。「チクられた!」と思い美紀に速攻で電話をした。

    2005-07-18 16:39:00
  • 226:

    ぁぃら

    ぁぃら『もしぃ?美紀のところ電話あった?』
    美紀《あったし!やっぱりうたわれたやん!!》美紀は凄く怒っていた。
    ぁぃら『んでどうするん?』美紀《行かなしゃーないやろ?》ぁぃら『そやな。』
    電話を切り駅前で待ち合わせをする。私達は警察署に呼ばれていた。
    ブチれば家に来るだろう。それは厄介だ。

    2005-07-18 16:45:00
  • 227:

    ぁぃら

    警察署に着くと見覚えのあるポリが迎えてくれた。
    後藤ちゃんだ。少し前まで交番勤務だったけど、最近移動したらしかった。
    後藤ちゃん『お前らやってくれたなぁ〜。』ぁぃら『見逃してぇーや☆』
    美紀『本間頼むわ〜。』私達のそんな願いは聞き入れられるはずも無く
    調書を取られた。

    2005-07-18 16:48:00
  • 228:

    ぁぃら

    会議室みたいな所だった。壁には警察の制服を着たおじさんの写真が何枚か飾られていた。
    「偉いさんかな?」と呑気な考えをしていた。テレビドラマみたいな個室じゃ
    なかった。4・5時間掛かっただろう。なぜなら私達は嘘を付いていたからだった。
    美紀と話しが合なければまずい。必死で質問に答えた。

    2005-07-18 16:53:00
  • 229:

    ぁぃら

    本当は隆に原チャを貰ったが、それを隠さなければならなかった。
    じゃないと隆が窃盗で捕まるからだ。
    警察『原チャはどこで見つけたんや?』ぁぃら『駅の裏の道。』
    警察『小林と二人でか?』ぁぃら『うん。』警察『どっちが盗もうって言ったんや?』
    ぁぃら『どっちも。何か二人で自然にそうなった。』

    2005-07-18 16:58:00
  • 230:

    ぁぃら

    嘘がばれないようになるべく感情を出さずはなした。
    警察『どっちが鍵穴壊した?』ぁぃら『最初から壊れてた。』
    私達は自分の罪も軽くしなくてはいけない。窃盗物を盗んだ。そういう
    事にしたのだ。これは大きな違いだった。横領になるからだ。
    窃盗よりは少し罪が軽い。

    2005-07-18 17:00:00
  • 231:

    ぁぃら

    その後、何で窃盗品やと分かったかなど、詳しく聞かれたが慎重に答えていった。
    調書がやっと終わったと思うと、回収されたあのピンク色の原チャの前で
    写真を撮られ、指全部の指紋も取られた。最後に身長を測り、前からと横からの写真を
    取られると警察署を後にした。

    2005-07-18 17:03:00
  • 232:

    ぁぃら

    **説明**

    小林とは美紀の事ですm(__)m

    2005-07-18 17:08:00
  • 233:

    ぁぃら

    ぁぃら『本間だるかったなぁ・・・。』美紀『まじ疲れた。でも隆の事はバレんで済んだな♪』
    ぁぃら『そやな!話し合わせといてよかったなぁ☆』
    この1件の事は忘れた頃に家裁から呼び出しが来て「注意」だけで済んだ。
           私達は一安心して次の遊びを考えた。

    2005-07-18 17:12:00
  • 234:

    ぁぃら

    そんな生活を始めた頃―
    私は家に全く帰らなくなった。美紀の家に住みついていた。
    親からの連絡も無視をし、毎日ナンパで知り合った違う男と遊んだ。
    遊び方は色々ある。酒を飲んだりカラオケをするだけの時もあった。
    がシン中やシャブ中と遊ぶ事もあった為、私は又シンナーを始めた。

    2005-07-18 17:21:00
  • 235:

    ぁぃら

    美紀もこの頃は私と一緒にボケていた。ただシャブはした事はない。
    理由は単純なものだった。素人に注射されるのが嫌だったからだ。
    それ以外でも方法はあったが、主にみんな注射器でしていた。
    見ているだけでも気分が悪かった。

    2005-07-18 17:24:00
  • 236:

    ぁぃら

    ボケながら暴走に出かけた。私達は別に何処にも属していない。
    その都度違う族の暴走を楽しんだ。
    ラリっているから、単車から落ちそうになった事もある。
    でも懲りずに美紀とラリってはケツに乗せてもらい汗だくになるほど、
    たこ踊りをしていた。

    2005-07-18 17:26:00
  • 237:

    ぁぃら

    1度、族狩りにあった事がある。あれは凄く怖かった。
    なんせ目の前で仲間の子が思いっきり跳ねられたのを見たのだ。
    何メートルも飛んで行った。それを見たときはさすがに素に戻った。
    その飛んで行った子がその後どうなったかは知らない。

    2005-07-18 17:28:00
  • 238:

    ぁぃら

    美紀の家で2ヶ月ほど生活をした頃―
    私は1つ年上の地元の男の子と付き合うようになった。
    その子とは成り行きでそうなったのだが、意外と気が合い毎日一緒にいた。
    美紀はと言うと、ナンパで知り合った男の子と姿をくらましていた。

    2005-07-18 17:33:00
  • 239:

    ぁぃら

    美紀の居ない美紀の部屋。私はそこで寝起きをする。
    おかしい話だが、美紀のお母さんは何も言わなかった。それどころか
    ご飯を作ってくれ、一緒にテレビを見たりしてすごした。
    その頃は彼氏の新語と毎日エッチに明け暮れた。それ以外はゲームセンターで
    遊んだり、たまにシンナーを吸ったり。美紀は一向に帰ってこなかった。

    2005-07-18 17:36:00
  • 240:

    ぁぃら

    **訂正**

    新語×
    真吾○    間違いばかりですみませんm(__)m

    2005-07-18 17:37:00
  • 241:

    ぁぃら

    美紀の携帯に何度連絡をしても電話に出ない。コールはなるのだが、
    喋ったのはもう3週間くらい前だ。
    どうする事も出来ず、ただ美紀の帰りを待ちながら真吾と一緒にいた。
    美紀のベットで眠りに着いた、夜中の3時頃、急に電話がなった。

    2005-07-18 17:40:00
  • 242:

    ぁぃら

    美紀からだ。私は慌てて電話にでる。
    ぁぃら『美紀?!自分何処おるん!!??』美紀『・・・・・。』
    返事がない。ぁぃら『美紀?』美紀『ぁぃら・・・・うち。』
    美紀が泣いているのが分かった。ぁぃら『どうしたん?』
    美紀『・・・・・。』何も喋らない美紀に私は『帰っておいで。』としか
    言えなかった。

    2005-07-18 17:42:00
  • 243:

    ぁぃら

    分かったとは言った物の美紀が心配だった。起きていて頻繁にメールを
    送った。AM5:00―
    ドアが開く音がした。ガチャ・・・・・私はベットから飛び降り玄関へ走った。
    美紀が靴も脱がずその場で立ち尽くしていた。
    私は目を疑った。ぁぃら『美紀・・・・!!』

    2005-07-18 17:46:00
  • 244:

    ぁぃら


    今日はココまでにしま〜す☆
    また後で時間があれば更新しますね(*^-^*)
    無ければ明日になりますが、又感想など、ヨロシクお願いします♪

    2005-07-18 17:50:00
  • 245:

    み〜☆

    初コメント〜☆(´∀`)ノ~☆
    読ませてもらッてま〜す☆
    ファィト(≧?≦)

    2005-07-18 18:39:00
  • 246:

    りさ

    ぁぃらサン読ましてもらってます^^パッツンとババタンてなんですか?ごめんなさいアホで・・・

    2005-07-18 20:05:00
  • 247:

    名無しさん

    続き気になる?(>_

    2005-07-18 22:29:00
  • 248:

    名無しさん

    パッツンゎパトカ━

    2005-07-18 22:56:00
  • 249:

    名無しさん

    ババタンゎおまわりさんのバイク

    2005-07-19 00:35:00
  • 250:

    み〜☆

    ババタンッてシロバイの事?

    2005-07-19 03:22:00
  • 251:

    名無しさん

    美紀ちゃんに何があったん?気になる?

    2005-07-19 05:21:00
  • 252:

    名無しさん

    白バイゎ白バイ(´・ω・)ババタンゎ新聞配達の人等がのってるようなバイクの事

    2005-07-19 06:44:00
  • 253:

    名無しさん

    楽しみにUてマス??めっちゃ読みやすいからぃいUャ??完結まで頑張ってや?

    2005-07-19 06:56:00
  • 254:

    名無しさん

    ???

    2005-07-19 08:09:00
  • 255:

    ☆らびゅ☆

    しぉり?
    気になるぅ???

    2005-07-19 08:10:00
  • 256:

    ぁぃら

    キャー^0^/たくさんカキコあって、めちゃ嬉しい(T^T)
    感激です☆りささん分かりにくくてごめんね↓ヤンキー用語(?)
    みたいのです(*^-^*)普通に書こうか悩んだんですが、当時ゎこぉ言っていたので・・・。
    みなさんが説明してくれたように、「パッツン=パトカー」「ババタン=バイク(新聞配達と間違える↓)」
    「白バイ=白バイ」です。説明してくれた方ありがとうございましたm(__)m今から更新します♪

    2005-07-19 13:28:00
  • 257:

    ぁぃら

    256より続き→

    美紀『・・・・っ。』美紀は声を押し殺すように泣きその場でうずくまった。
    私は状況がさっぱり分からず、黙って見ているだけしか出来なかった。

    2005-07-19 13:31:00
  • 258:

    ぁぃら

    美紀は、ボロボロになってしまっていた。
    綺麗に伸ばされた金色の髪も、ガタガタにばっさり切られ、服は泥だらけになり
    破れていた。靴もお気に入りだと履いていたものでは無く、何処かでパクッた
    であろうスリッパを履いていた。所々から出ている血はどす黒く固まってしまっている。

    2005-07-19 13:34:00
  • 259:

    ぁぃら

    そんな美紀を呆然と見ていたが我に返った。ぁぃら『何があったん?!』
    美紀『・・・・・。』ぁぃら『美紀!!』ただ無くだけの美紀に少し強く言った。
    美紀『・・うっ・・ぁ、ぁぃらー・・っ。』しゃくりあげながら私に抱きついて来た。
    背中をヨシヨシと撫でながら、ぁぃら『とりあえず中入ろ?』と言って
    部屋まで美紀を連れて上がった。

    2005-07-19 13:38:00
  • 260:

    ぁぃら

    *****訂正****

    ただ無く×
    ただ泣く○  すみませんm(__)m

    2005-07-19 13:39:00
  • 261:

    ぁぃら

    しばらくは、黙って泣いていた。私は何があったのか頭でずっと考えながら
    美紀の言葉を待った。「まさかレイプ・・・」と考えたが違った。
    美紀『ぁぃら?』ぁぃら『ん?』美紀『ごめんな・・・。』
    美紀はやっと喋りだした。私はなだめる様に1つずつ話しを聞いて言った。

    2005-07-19 13:42:00
  • 262:

    ぁぃら

    ぁぃら『何があったん?』美紀『ボコられた。』ぁぃら『誰に?!』
    美紀『たかの女・・・。』たかとはナンパで知り合った、男だった。
    そいつといる事は分かっていた。彼女がいたのだろうか。
    話しは良く分からなかった。美紀の話によると、美紀は浮気相手にしか
    過ぎなかったらしい。

    2005-07-19 13:45:00
  • 263:

    ぁぃら

    ぁぃら『その女1人にそんなにやられたん?』そんな訳ない・・・。
    一人相手なら美紀だって、戦えたはずだ。どう見たって男の仕業か
    複数にやられた。美紀『たかと女と後5・6人。』ぁぃら『たかも手出したん?!』
    私は怒りが込み上げて来た。

    2005-07-19 13:48:00
  • 264:

    ぁぃら

    たかの家に二人でいる時、女が来たらしい。既に仲間が5・6人いた。
    入って来るなり何も言わずに、美紀を部屋から引きずり出し、
    『誰の男に手出してんねん?!』と言われ一瞬のうちにボコボコに
    された。美紀が『彼女おらへんって言ったやん・・・。』と言うと。
    たか『お前嘘つくなよ。女おっても関係ないって言ってたやんけ!』

    2005-07-19 13:50:00
  • 265:

    ぁぃら

    と言ってたかにも殴られた。『外歩けんようにしてまうぞっ!』と
    彼女達の暴力はしばらく止まなかった。最後に髪をばっさり切られ、
    『二度と面見せるなよ。』と捨て台詞を吐かれた。
    話し終えると、美紀『悔しいっ・・・。』ただそれだけ言った。

    2005-07-19 13:53:00
  • 266:

    ぁぃら

    ぁぃら『なんなんそれっ?!』私はこの時すでに仕返しを考えていた。
    親友がこんな目に合うなんて許せなかった。
    なぜこんなにまで殴ったのか。理由なんてもうどうでも良かった。
    美紀『ぁぃら・・・うちどうしよう。』ぁぃら『何が?』

    2005-07-19 13:57:00
  • 267:

    ぁぃら

    私は、「やりに行くに決まってるやん。」と思っていた。
    美紀『うちアイツの子供おる。』ぁぃら『・・・・はぁ?』
    美紀『出来てもて、たかの所行ってん。』私はこの時だから殴られたんじゃ
    ないかと思った。妊娠させて責任取りたくないから。そして私の予感は的中する。

    2005-07-19 14:00:00
  • 268:

    ぁぃら

    ぁぃら『何も心配せんでいいから!』私はとりあえず隆に連絡を取った。
    もう1ヶ月は取っていなかっただろう。
    美紀の了解の下、隆に事情を話し来て貰った。ぁぃら『んでやりに行こ思ってんねん!』
    隆『アホか!お前1人で行っても一緒やんけっ!』その通りだ。
    ぁぃら『だから隆に連絡したんやん!』

    2005-07-19 14:03:00
  • 269:

    ぁぃら

    隆『でも相手女やろ?』ぁぃら『男もおる!!』私あ今直ぐにでも行きたいのを
    我慢し、鼻息を荒くしていた。隆『お前やれるんか?』私達はあまり喧嘩とかに
    縁がなかった。売られたら買う程度だ。周りには常に男仲間が居た為
    自分達が被害に合うことも少なかった。私は部屋に飾られてある
    昔作った、特攻服を指さした。

    2005-07-19 14:11:00
  • 270:

    ぁぃら

    《喧嘩上等》の文字が刺繍されている。
    隆は『分かった。』と言った。隆『10人くらいでええか?』ぁぃら『うん!』
    隆の声で直ぐに人は集まった。私はさしぶりにめぐみに連絡をした程度だった。
    所詮私には何の力もないのだ。めぐみは私たちの知る限りでは最強の女だった。
    唯一喧嘩なれしている女だ。

    2005-07-19 14:17:00
  • 271:

    ぁぃら

    めぐみは事情を聞くと速攻で来てくれた。心強い限りだった。
    美紀を連れていくのは危険だったが、場所が分からないので連れて行く事にした。
    美紀『うちもやり返したいし!!』と単車にまたがった。6台の単車をふかしながら
    よそ者の縄張りへ着く。

    2005-07-19 14:20:00
  • 272:

    ぁぃら

    美紀のガタガタにされた髪の毛を見ると、怒りがマックスに達した。
    たかの家の前に着き少し様子を伺う。家からは騒ぎ声が聞こえた。
    在宅のようだ・・・・ぁぃら『乗り込む?』めぐみ『余裕☆』めぐみは
    誰よりもやる気満々だったと思う。まず私とめぐみが二人たかの家に向かった。
    ベルを押す。

    2005-07-19 14:25:00
  • 273:

    ぁぃら

    ガチャ―
    ドアが開き中を見ると美紀をリンチしたであろう奴らがたまっていた。
    たか『誰?』ぁぃら『出て来いや。』とりあえず外に出すのが計画1だった。
    たか『はぁ?』めぐみ『ええから来いゆーてんねん!!』
    バコッ・・・めぐみはいきなり殴りかかった。めぐみ『ワレ、うち等の連れよぉどついてくれたなぁ!』

    2005-07-19 14:31:00
  • 274:

    ゅん

    やった?リアルタイム?いつも読んでます?頑張ってください?

    2005-07-19 14:34:00
  • 275:

    ぁぃら

    めぐみは玄関で殴り飛ばし怒鳴った。仲間ながらめぐみが怖かった。
    男を相手に止まる事なく殴り続けた。がたかの仲間も異変に気づきやって来る。
    計画は失敗だ。狭い玄関で喧嘩が始まってしまった。
    たかの女だと思われる奴を引きずり出した。私はこいつとタイマンをはる事になる。
    『ワレ誰どいっ!!』女の口調が変わる。

    2005-07-19 14:35:00
  • 276:

    ぁぃら

    ゅんさんぁりがとう♪いつも読んでくれてるんですか??
    本当に嬉しいです(*^-^*)よーし!頑張るぞっ☆これからもヨロシクね!

    2005-07-19 14:36:00
  • 277:

    ぁぃら

    ぁぃら『ワレこそ歩けん面にしたんぞっ・・ゴラァァ!』
    美紀には一人男をつけていた。『絶対守れよ!』とめぐみに脅されていたように
    見えた。たかはめぐみがボコボコにした。他の奴らはたぶん隆たちが
    やってくれたと思う。私は自分の事で精一杯だった。

    2005-07-19 14:40:00
  • 278:

    ゅん

    はぃ?初カキコなんですけどなんか昔思い出したりめっちゃワクワクして読んでマス?応援してるんで完結してくださぃね??

    2005-07-19 14:41:00
  • 279:

    ぁぃら

    相手の女は中々しぶとい・・と言うより私が弱い。
    人を殴るのはこっちも結構痛かった。輪つぃは殴るより蹴るほうが得意だ。
    蹴り飛ばすと女が履いていた厚底のサンダルが目に入った。
    美紀がお気に入りと言っていたサンダルだった。

    2005-07-19 14:43:00
  • 280:

    ぁぃら

    ゅんさん初カキコぁりがとう☆本当に励みになります(*^-^*)
    私も自分で思い出しながら書いています♪なんか本当にアホやな〜って。

    2005-07-19 14:46:00
  • 281:

    I?凜

    初めてカキコします?
    早く書いて????
    続き気になる?ぅ???

    2005-07-19 14:49:00
  • 282:

    ぁぃら

    怒りを通り越すとこういう事なのだろう。私は女の足を蹴り倒し、
    サンダルを奪い返した。そのサンダルを握り締めると馬乗りになり
    顔を殴り続けた。サンダルは血でにじみ、女はもう抵抗せず
    『やめて!・・・やめてっ。』と訴えた。
    でも私は止める事なく女をサンダルで殴り続けた。

    2005-07-19 14:50:00
  • 283:

    ぁぃら

    凛さんカキコぁりがとう☆頑張って早く書きますね(*^-^*)
    これからもドンドンカキコして下さいm(__)m
    私の頑張れる元なので♪これからもヨロシク!!

    2005-07-19 14:51:00
  • 284:

    ぁぃら

    その時は何の感情もなかったと思う。美紀の事も頭には無かった。
    私はめぐみに止められ我に返った。めぐみ『ぁぃら!!もうええで。』
    ぁぃら『・・・・・。』手をとめ辺りを見た。みんなの戦いはもう終わっていた。
    めぐみ『ぁぃら?』ぁぃら『たかは?』めぐみ『余裕やし!』Vサインをして言った。

    2005-07-19 14:55:00
  • 285:

    ゆかvI

    続き気になる??´3`)ノ
    頑張ってにゃン?
    楽しみにしてます?
    ?しおり

    2005-07-19 14:56:00
  • 286:

    ぁぃら

    女の上から降りると私は一目散に美紀のところに行った。
    ぁぃら『どうする?』美紀『・・・・。』これで解決した訳じゃない。
    美紀のお腹にはアイツの子が宿っている。ぁぃら『おい・・・お前や!』
    私はたかを呼んだ。たかはめぐみが見事にボコボコにしていた。動くのも辛そうだった。

    2005-07-19 14:58:00
  • 287:

    ぁぃら

    ゆかりさんぁりがとう!頑張りますねぇ♪
    できる限り更新していきますのでヨロシクでぇぇす(*>ω)ノ

    2005-07-19 14:59:00
  • 288:

    ぁぃら

    ぁぃら『お前どないすんねん。』たか『・・・・。』ぁぃら『責任逃れするぐらいやったら
    チンポ切ってまえやっ!』めぐみ『切る?ハサミ持って来るわ☆』勿論冗談で言ったが、
    男は十分怖かっただろう。めぐみなら本当にやりそうだ。
    美紀がいきなりたかの顔面を蹴り上げた。美紀『もういいわ・・行こ!』

    2005-07-19 15:04:00
  • 289:

    ぁぃら

    美紀は誰の顔を見ることもなく言った。どうする事も出来ない。
    本当に悔しかっただろう。私たちはもうそこにいる理由は無くなった。
    ぁぃら『美紀ごめん・・・サンダル血まみれにしてもた。』
    美紀『もう要らんで☆ぁぃら怖すぎなぁ〜!』笑っていたが、目が笑っていない様に
    見えた。

    2005-07-19 15:06:00
  • 290:

    ぁぃら

    私たちは地元に戻り美紀の家に集合した。ぁぃら『今日はありがとうやで!』
    隆たちにお礼を言って帰ってもらった。めぐみと残り女だけで話をしたかったからだ。
    隆たちもそれは分かってくれた。隆『おぉ!何かあったら又連絡して来いよ?』
    ぁぃら『ぅん!隆頼りにしてんで☆』隆は手をヒラヒラさせて帰っていった。

    2005-07-19 15:09:00
  • 291:

    ぁぃら

    ぁぃら『どうすう?』めぐみ『美紀はどうしたいん?』
    お腹にいる赤ちゃんの事を考えなくてはいけなかった。美紀は本当に辛かっただろう。
    この子のパパは最低な奴だった。美紀『うん。産んでも育てられるかな?』
    当然の不安だった。まだ16歳の私たちが1人で子供を育てるのは想像以上に大変な事だろう。

    2005-07-19 15:12:00
  • 292:

    ぁぃら

    ぁぃら『産みたい?』美紀『正直アイツの子供はほしくない。』
    めぐみ『んじゃ降ろすん?』美紀は黙って首を横に振った。
    矛盾している美紀だったが、何となく気持ちは分かる。子供は何も悪くないのだ。
    ぁぃら『出来る事は協力する!』めぐみ『うちにも連絡くれたらいいし!』
    思いつく限りの言葉で励ました。

    2005-07-19 15:15:00
  • 293:

    ぁぃら

    無責任と思われるかもしれない。でも私達なりの友情だった。
    美紀『うん。ありがとう・・・。』美紀は子供を産む決意をする。
    めぐみを送り出すと、私は荷物をまとめた。美紀の希望だった。
    今までお世話になったが実家に帰る事になったのだ。美紀は複雑な心境の中
    『一人になりたい。』と言った。

    2005-07-19 15:17:00
  • 294:

    ぁぃら


    今日はココまでにします(*^-^*)
    読んでくださっている方、応援ありがとう!これからも頑張ります♪
    また更新しますのでヨロシクですm(__)m

    2005-07-19 15:20:00
  • 295:

    字をよむことが大嫌いな私がだんだんハマっていってしまう…
    おもろすぎるーぅ☆
    しんどいし忙しいと思うけど頑張って━♪

    2005-07-19 15:27:00
  • 296:

    次はいつくらいに更新するの〜??
    めっちゃ?楽しみに?してます???

    2005-07-19 15:29:00
  • 297:

    ☆らびゅ☆

    しぉり?

    2005-07-19 17:49:00
  • 298:

    名無しさん

    しおり?

    2005-07-19 22:14:00
  • 299:

    ?舞花?

    なんか先輩?って感じ??本屋で発売してる小説とかよりもおもろい?がんばってください?

    2005-07-19 22:40:00
  • 300:

    ピカチュー

    今いっきに読んだ????めっちゃぉもしろぃ??

    2005-07-19 23:36:00
  • 301:

    しおり

    2005-07-19 23:42:00
  • 302:

    美咲

    こちらもまた覗きに来ましたぁぁぁ(^ε^)♪カキコぁりがとぅですp(^-^)qぁぃらさんの更新も楽しみにしてます♪完結に向かって頑張りましょうね♪

    2005-07-19 23:44:00
  • 303:

    えりな

    あいらちゃん頑張ってね(o^o^o)

    2005-07-20 00:48:00
  • 304:

    名無しさん

    しおり

    2005-07-20 08:29:00
  • 305:

    名無しさん

    ?

    2005-07-20 10:15:00
  • 306:

    ぁぃら

    しおりゃ感想本当にぁりがとう!!
    めっちゃぃっぱいカキコあってビックリしました♪
    今から更新しますね☆
    これからもヨロシクでぇぇす(*>ω)ノ

    2005-07-20 14:01:00
  • 307:

    ぁぃら

    306より続き→

    もう3ヶ月も家に帰ってない。今更どんな顔して帰ればいいのか悩んだ。
    というより家に入れてくれるのだろうか。私は一人荷物を抱え公園のベンチに座った。

    2005-07-20 14:03:00
  • 308:

    ぁぃら

    美紀の事も心配だった。一人にしておいて大丈夫なのか。
    とりあえず家に電話をしようと、私は携帯を取り電話帳を開いた。
    実家の番号が映し出され、それをじっと眺めた。
    中々発信ボタンを押せずにいると、急に電話がなった。

    2005-07-20 14:08:00
  • 309:

    ぁぃら

    公衆電話からだった。ぁぃら『はい?』《ねぇちゃん?!》
    弟からだった。心配してかけて来たらしい。3つ離れた弟にまで、
    心配かけて本当に情けない。ぁぃら『どうしたん?』《もう帰って来て!》
    ぁぃら『帰ろうと思ってんねんけど、おとん怒ってるやろ?』
    私はとりあえず弟に家の状況を探った。

    2005-07-20 14:11:00
  • 310:

    ぁぃら

    《体壊してるねん。ねぇちゃんのせいやで!》プチッ・・ツーツー・・・
    私は電話を切ってしまった。お父さんの具合が気になった。
    私のせい・・・ひどく罪悪感を覚えた。電話帳から実家の番号を出すと
    直ぐに発信した。《はい。》電話に出たのはお母さんだった。

    2005-07-20 14:15:00
  • 311:

    ぁぃら

    元気のない母の声に、驚いた。ぁぃら『うちやけど、今から帰ろうと思って・・・。』
    《気をつけて帰っておいでね。》ぁぃら『分かった。ごめん・・・。』
    電話を終えると涙がこぼれた。自分のした事がどれだけ親に心配かけただろう。
    直ぐに公園から出て家に向かった。

    2005-07-20 14:18:00
  • 312:

    ぁぃら

    ぁぃら『ただいま・・・。』母『おかえり。』母は私の顔を見ず言った。
    自分の家なのにとても居ずらかった。私がまいた種だ。
    出て行った時のままになってある部屋にこもった。これからどうすれば
    いいのかをひたすら考える。しばらくすると父が帰宅し、リビングへ降りてくるように言われた。

    2005-07-20 14:23:00
  • 313:

    ぁぃら

    とても気が重い。階段を下りそっとリビングに入ると、父と母が
    ソファに腰を下ろし私を待っていた。少し老けたような気がする。
    二人とも顔色もあまり良くなかった。
    ぁぃら『ごめんなさい。』私はとりあえず謝った。もう家出したりしないから
    許してほしいと願った。やっと父が口を開いたと思うと、私は耳を疑った。

    2005-07-20 14:31:00
  • 314:

    ぁぃら

    父『・・・・やっぱり嫌か?』ぁぃら『ぅうん・・行くわ。』
    内心は嫌だった。誰が好きでそんな所に行くものか。でも私は断れなかった。
    目に涙を浮かべる両親。きっと凄く悩んだのだろう。
    私はこの話をされてから3日後、児童相談所と言う所に入る事となった。

    2005-07-20 14:35:00
  • 315:

    ぁぃら

    児童相談所=児相と言っていた。
    そこは身寄りのない子供や、家庭内問題を抱えた子供がいる所だった。
    私のようないわゆる問題児も例外ではなかった。
    期限はバラバラだが、そこから養護施設や里子に出されたり教護院や鑑別所といった
    所に送られることとなる。

    2005-07-20 14:43:00
  • 316:

    ぁぃら

    私の場合は親が相談へ行き、少し友達から離れて生活を送り一人考える時間を
    作る事が目的だった。児相の中に入れば、そこから出られるときまで
    一歩も外出出来ない。外の光を浴びられるのは小さなグランドだけだった。
    周りは大きな建物に囲まれ逃げ出す事は出来ない。

    2005-07-20 14:46:00
  • 317:

    ぁぃら

    テレビは決まった時間だけ見れる。小さな子供もいるので体外アニメを
    見させられた。一番小さな子で2歳。私はその中でも年上のほうだったので
    小さな子の面倒をよく見させられた。子供は大好きだったし、懐いてくるので
    可愛かったが、退屈だった。就寝時間から起床時間まで決められ、
    お風呂も周に3回。知り合いもいないし、気が狂うかと思ったほどだった。

    2005-07-20 14:51:00
  • 318:

    ぁぃら

    同じ部屋には女の子が5人いた。仲良くなったのは2つ年上の香織ちゃんだった。
    香織ちゃんはずっと『うちカンベ決定してんねん!』と言っていた。
    私はその言葉にいつも不安になっていた。自分がここにいつまでいるのかも
    この先どうなるかも知らない。ただ毎日決められた生活を送るだけだった。

    2005-07-20 14:54:00
  • 319:

    ぁぃら

    私が児相へ入ってから3週間が経った頃―
    香織ちゃんは言っていた通り鑑別所に送られて行った。
    もう2度と会う事もないだろう。私は香織ちゃんが出て行ってから
    1週間後家に帰れることになる。

    2005-07-20 15:00:00
  • 320:

    ぁぃら

    『ぁぃらちゃんちょっと来て?』保母さんに言われ後を付いて行った。
    応接間に入れられると父と母が座っていた。そこには担当の近藤先生もいる。
    先生『そこに座り。』私は言われるがままに座った。キョロキョロと様子を伺っていると
    話は始まった。先生『では2日後でいいですね?』父『はい。ありがとうございます。』

    2005-07-20 15:03:00
  • 321:

    ぁぃら

    先生『ぁぃら?2日後に帰る事になったから荷物まとめておくようにね!』
    ぁぃら『まじで?!』私は凄く嬉しかった。母を見るとニッコリ笑っている。
    ぁぃら『ありがとう・・・。』私は涙を流し言った。
    そして2日後―
    母に迎えに来てもらい児相を後にした。

    2005-07-20 15:06:00
  • 322:

    ぁぃら

    家に着くと、しばらくは大人しくしていた。
    けど美紀が気になり、禁じられていたが連絡を取った。
    ぁぃら『もしぃ?美紀?』美紀『ぁぃら?!自分何してるん!!』
    美紀たちには何も言ってなかったのだ。ふとお腹の子が気になったが、
    聞こうとしたら美紀『ごめん!また掛けなおす!!』と忙しそうに切られた。

    2005-07-20 15:09:00
  • 323:

    ぁぃら

    私は仕方がなくめぐみに電話した。美紀に話したことをもう一度説明し、
    子供の事を聞いた。めぐみ『あぁ・・知らんねんなぁ。』ぁぃら『何が?』
    めぐみ『流産してもてん。』ぁぃら『うそやろ・・・。』
    私がいない間に流産してしまっていた。美紀はその時大丈夫だったのだろうか。
    自分が傍にいなかった事を悔やんだ。

    2005-07-20 15:13:00
  • 324:

    あぃちゃ?

    しぉりぃ?頑張ってね(^O^)

    2005-07-20 15:13:00
  • 325:

    ぁぃら

    あぃちゃさんぁりがとう☆めちゃ嬉しい(T^T)
    頑張ります♪これからもヨロシクですm(__)m

    2005-07-20 15:16:00
  • 326:

    ぁぃら

    それから私は何となく美紀に連絡を取りずらくなり、
    めぐみと遊ぶ事が多くなった。
    めぐみの友達と遊ぶようになり、知り合う男の子が増えた。
    それと同時に私の最初で最後のモテ期が到来した。

    2005-07-20 15:20:00
  • 327:

    ぁぃら

    けど、どれも長続きはせず変な奴ばっかりだった。
    最初に付き合ったのは光。彼は私より3つ年上だった。VIPに乗ってると
    自慢していた。初めて車に乗った瞬間気持ちが一気に冷めた。
    趣味の悪い内装・・・・全く統一されずカラフルなシートにビックリした。
    流れてくる音楽はダンスマニア。「違うくない?」と思ったが何も言わずに分かれた。

    2005-07-20 15:25:00
  • 328:

    ぁぃら

    ***訂正****

    分かれた×
    別れた○

    2005-07-20 15:26:00
  • 329:

    ぁぃら

    その後、また直ぐに彼氏が出来た。その子は1つ年下だったが
    かなりの美形で男前だった。私も直ぐに気に入り付き合った。
    いつも単車デート、どこでパクッたか窃盗品だった。いつもポケットには
    ハサミが入っている。でもそんな事は別に良かった。その子の地元に着くといつも周囲を
    気にしていた。

    2005-07-20 15:29:00
  • 330:

    ぁぃら

    理由は直ぐに分かった。『お前何処おってん!』彼拓海の友達だと思われる
    人がやって来た。と思ったらいきなり殴られていた。『煙草。』と
    言われるとそそくさとパクりに言った。時間が掛かると蹴られていた。
    「パシリかよ。」と思ってすぐ別れた。

    2005-07-20 15:31:00
  • 331:

    ぁぃら

    その次も直ぐに彼氏が出来た。この人も年上だった。名前は隼人。
    付き合ってその日にラブホに連れて行かれた。そこまでは別に何も思わなかったが、
    エッチが始まると人が変わった。彼は超M男だった。
    言うまでもなく速攻で別れた。

    2005-07-20 15:34:00
  • 332:

    ぁぃら

    この他にも何人かいたが、話にならなかった。
    そうこうして半年がたった頃、美紀にさしぶりに連絡を取った。
    美紀『何で連絡くれへんねん!』ぁぃら『ごめん?・・・最近どないなん?』
    美紀『どないって?ってか家来いやっ☆』と言われあの日以来始めて家に行った。

    2005-07-20 15:36:00
  • 333:

    ぁぃら


    少し休憩(*^-^*)
    また後で更新しまぁぁす(*>ω)ノ

    2005-07-20 15:37:00
  • 334:

    また続き気になる???
    早く書いて???

    2005-07-20 17:02:00
  • 335:

    あい

    初めまして??更新楽しみにしてます??しおりぃ??

    2005-07-20 17:05:00
  • 336:

    ココ

    おもしろぃ?頑張って完結さしてねぇ?しぉり?

    2005-07-20 18:54:00
  • 337:

    ぁぃら

    凛さん*あいさん*ココさん
    カキコぁりがとぉ☆今から更新しますねぇ♪

    2005-07-20 19:08:00
  • 338:

    ぁぃら

    345より続き→

    さしぶりの美紀の家、ドアの前で少し深呼吸をしながら入った。
    ぁぃら『おひさ〜☆』美紀『お〜来たかぁ♪』美紀が玄関まで迎えてくれる。

    2005-07-20 19:10:00
  • 339:

    ぁぃら

    美紀『自分冷たいんちゃん?!』ぁぃら『ごめんって〜・・・何か連絡しずらかってん。』
    美紀『まぁ〜こっちもごめんな☆』美紀は思ったより元気そうだった。
    ぁぃら『最近何してるん?』美紀『ん〜?お茶でいい?』
    私は度肝抜かれた気分だった。今まで一度もお客さん扱いなんかされた事が
    なかったからだ。

    2005-07-20 19:15:00
  • 340:

    ぁぃら

    ぁぃら『えっ?ありがとう。何か変わったなぁ?』美紀『そうかぁ?』
    ぁぃら『変わったで!お茶とか自分で入れろって言ってたやん!』
    美紀『言ってたな!ぁぃら買ってに冷蔵庫あさってたもんな☆』
    しばらく美紀は黙り込み、行儀良く座り直した。私もつられて正座する。

    2005-07-20 19:17:00
  • 341:

    ぁぃら

    美紀『赤ちゃん流産したの聞いたやろ?』ぁぃら『ぅん・・・。』
    美紀の目線の先には先輩から貰ったというベビーベットが置いてあった。
    美紀『めっちゃ落ちててさぁ。ぁぃら行方不明やし!』
    私は黙って話しを聞いた。

    2005-07-20 19:20:00
  • 342:

    ぁぃら

    美紀『めぐみに相談しようと思ったけど、あの子も忙しいやん?』
    めぐみは誰よりも良く遊び、喧嘩し、恋愛してた。
    美紀『んで、隆に連絡してん。正直元カレやし悩んでんけどなぁ・・・。』
    あの事件を知っているのは限られていた。隆しか相談できる人がいなかったのだろう。

    2005-07-20 19:24:00
  • 343:

    ぁぃら

    美紀『隆と会った?』ぁぃら『会ってないで?』
    美紀『・・・アイツめっちゃええ男になってるで。』美紀は思い出すように喋った。
    ぁぃら『隆は昔からええ男やったやん☆』話しの方向が全く見えないまま
    進んで行く。

    2005-07-20 19:27:00
  • 344:

    ぁぃら

    美紀『ずっと一緒におってくれた。本間はぁぃらにおってほしかったけど〜!』
    ぁぃら『ごめん・・・。』それを言われると弱い。
    美紀『勿体無いことしたわっ!』ぁぃら『もう1回頑張れ!』
    美紀が隆をまた好きになった事はすぐに察した。

    2005-07-20 19:29:00
  • 345:

    ぁぃら

    でも話しは私が思うよりずっと進んでいたようだった。
    美紀『隆に励ましてもらってる間に何も無かったと思う?』
    ぁぃら『え?何かあったんや・・・。』美紀『どうしよ。』
    またベビーベットを眺める美紀。ぁぃら『え?えっ?!まじで?』
    美紀はコクンと頷いた。

    2005-07-20 19:32:00
  • 346:

    ぁぃら

    ぁぃら『何ヶ月なん?』美紀『2ヶ月。』ぁぃら『そっか・・んで?』
    私は正直何を悩んでいるのか分からなかった。好きな男の子供だ。
    隆だってそんあに無責任な奴じゃない。美紀『隆に言ったらどう思うやろ?』
    ぁぃら『美紀はそんな所だけ弱気よなっ!隆は大丈夫やって!』
    何の根拠もなかったが、そう信じたかったのだ。

    2005-07-20 19:35:00
  • 347:

    ぁぃら

    ぁぃら『ちゃんと言い!』美紀『一生のお願いやねんけど。』
    美紀の一生は何回あるのだろうか。これまでもお願いされて来た気がする。
    それは私にもいえる事だけど・・・。ぁぃら『ん?』美紀『隆呼んでくれへん?』
    ぁぃら『それぐらいするやん!気持ち悪いなぁ☆』改まっている美紀が
    おかしかった。美紀『うるさいなっ!』

    2005-07-20 19:38:00
  • 348:

    ぁぃら

    私は早速隆に連絡を取った。隆は私だと気づくまで時間がかかり、
    ぁぃらだと名乗るともの凄くビックリしていた。
    隆《お前何処おんねん?!》ぁぃら『何でキレてるん?』
    隆《美紀が辛い時おらんかったからや!!》事情の知らない隆はご立腹だった。

    2005-07-20 19:41:00
  • 349:

    ぁぃら

    説明したい事は山ほどあったが、今は美紀の事が優先だ。
    ぁぃら『またちゃんと説明するから!』隆《なんやねんそれっ!》
    ぁぃら『もうちゃうねんって!今美紀の所おるから来て!』
    そういうと隆は少し黙った。隆《美紀とおるん?仲直りしたん?》
    ぁぃら『ってか喧嘩してへんから!来てよ!速攻やで!!』

    2005-07-20 19:44:00
  • 350:

    ぁぃら

    そういうと私は一方的に電話を切った。このまま喋っていたら、
    こっちまでイライラしそうだったからだ。
    ぁぃら『一応来てって言ったで☆』美紀は私たちの会話にお腹を抱えて
    笑っていた。美紀『昔からそんな感じやんな☆』

    2005-07-20 19:47:00
  • 351:

    ぁぃら

    電話を切ってから5分くらいで隆がやって来た。本当に速攻だ。
    美紀は緊張をしているようだったが、私はお構いなしに隆を迎え入れた。
    隆『どういう事やねん?』まだ電話の話しの続きをしようとする隆。
    ぁぃら『その話しは後でするから、ちょっと黙って!』

    2005-07-20 19:52:00
  • 352:

    ぁぃら

    隆は納得してなかったが、とりあえず黙って座った。
    ぁぃら『うちおらん方がええやんな?』美紀『えっ?おって!おってや!』
    そう言われ座り直した。美紀が話し出すまでには時間が掛かったが、
    隆も辛抱強く待っていた。美紀『あんな・・・子供出来てん。』

    2005-07-20 19:55:00
  • 353:

    ぁぃら

    美紀はやっとの思いで言った。
    隆『えっ?またかい?!誰の子やねん。』私はこの言葉に後ろから
    飛び蹴りしてやろうかと思った。美紀『・・・隆の。』
    隆『まじで?!女?男?』隆のとんだ発言に思わず吹きだしてしまった。

    2005-07-20 19:59:00
  • 354:

    ぁぃら

    気が早いのも程がある。それと同時に私は安心した。この二人なら大丈夫だ。
    隆『産むやろ?俺楽しみやぁ☆』美紀『おどろかんの?』
    隆『驚いてるやん!結婚しななっ!』美紀は嬉しそうに笑った。
    私は二人を見ていると無償に腹が立った。勝手にやってくれって感じだった。

    2005-07-20 20:03:00
  • 355:

    ぁぃら


    今日はココまでにします☆
    また感想とか入れてくれると嬉しいです(*^-^*)
    完結まで頑張りますのでヨロシクね♪

    2005-07-20 20:04:00
  • 356:

    まり

    しおり

    2005-07-20 20:10:00
  • 357:

    ピカチュー

    しぉり(*^・エ・)ノ

    2005-07-21 00:28:00
  • 358:

    えりな

    頑張ってね(*^_^*)

    2005-07-21 03:34:00
  • 359:

    ココ

    続き気になる??楽しみに待ってます?

    2005-07-21 05:09:00
  • 360:

    名無しさん

    あげ( ̄^ ̄)

    2005-07-21 09:47:00
  • 361:

    ?初代ヒoーチ?

    わーい

    2005-07-21 10:05:00
  • 362:

    ゆかvI

    頑張れェ?
    楽しみにしてます??
    ?しおり

    2005-07-21 10:44:00
  • 363:

    名無しさん

    ?

    2005-07-21 11:59:00
  • 364:

    なんか良い感じになってきたね???
    また続き読みたいわぁ??

    2005-07-21 16:07:00
  • 365:

    ???

    メッチャォモロィ∪ぃ??≧?≦??⊇れヵラも読ωτ"レ」きますッッ??

    2005-07-21 19:47:00
  • 366:

    ☆らびゅ☆

    しぉり?

    2005-07-22 10:26:00
  • 367:

    名無しさん

    2005-07-22 15:15:00
  • 368:

    ぁぃら

    いっぱいカキコしてくれてありがとう!
    昨日は忙しくて更新できませんでしたm(__)m
    今から更新しますねぇ♪又ヨロシクお願いしまぁぁす(*>ω)ノ

    2005-07-22 16:05:00
  • 369:

    ぁぃら

    367より続き→

    美紀たちはそれから結婚準備に忙しそうだった。挙式は出来ないが、
    家を探したり結納をしたりしていたみたいだった。
    私と美紀はこの時からあまり遊べなくなってしまった。

    2005-07-22 16:06:00
  • 370:

    ぁぃら

    ある日、駅前を横切った時―
    さしぶりにアイツと会ってしまった。直人だ。何もなかったかの様に
    声を掛けられ最初は戸惑ったが、昔の事だしと開き直った。
    直人『さしぶりやん!』ぁぃら『本間やなぁ。』直人『美紀らとまだつるんでるん?』
    ぁぃら『相変わらずやで☆』美紀のことを言おうか迷ったがやめておいた。

    2005-07-22 16:11:00
  • 371:

    ぁぃら

    直人『あっ!お前今、男おる?』ぁぃら『おらんけど?』
    直人『女紹介してくれって奴おるねんけど。』ぁぃら『いらんわ!』
    私は別に彼氏がいらないわけじゃないけど、直人の紹介とか絶対いやだった。
    そのまま私は家に帰り暇を持て余していた。すると知らない番号から
    電話が掛かってきた。

    2005-07-22 16:17:00
  • 372:

    ぁぃら

    ぁぃら『はい?』私はふてこく電話に出る。知らない番号の時はいつもそうだ。
    その癖は今でも変わらない。《ぁぃらって子?》ぁぃら『だれ?』少し舌を巻き気味で言う。
    《俺、直人の連れやねんけど番号聞いてん!》
    勝手に番号を教えられた。電話の相手が紹介してほしいと言う奴だと直ぐ分かる。

    2005-07-22 16:21:00
  • 373:

    ぁぃら

    ぁぃら『勝手にかけて来られても困るし。』《めっちゃ怒ってるやん!》
    そりゃ怒りもするだろう。《俺ゆうじって言うねんけど、一回遊んでや☆》
    ぁぃら『無理。』《友達連れて来てもええから!》ぁぃら『友達おらんし。』
    《うそは、ええって!》本当にいないんだけど、と思いながらゆうじとのやり取り
    は長く続いた。

    2005-07-22 16:24:00
  • 374:

    ぁぃら

    結局1時間近くで私は折れてしまった。全部おごりだと言うし、OKした。
    ゆうじも友達を連れてくるらしい。ゆうじ《こっちはいつでもええで☆》
    ぁぃら『んじゃ友達に聞いてから連絡するわ。』私は電話を切って考えた。
    美紀は連れて行けないし、めぐみしかいない。「男友達なら腐るほどいるのに!」
    と思いながらめぐみに連絡を取った。

    2005-07-22 16:28:00
  • 375:

    ぁぃら

    ぁぃら『・・・って訳やねんけど、めぐみ来れる?』私は一部始終説明し
    めぐみを誘った。これで断られたら終わりだ。一人で行かなければならない。
    そんな心配をよそに、めぐみはあっけなく了解してくれた。
    めぐみ『男前なん?何来て行こぉ♪』私より乗り気だった。

    2005-07-22 16:31:00
  • 376:

    ぁぃら

    約束の日―
    私達は駅前のマクドで待ち合わせをした。めぐみ『おっそいなぁ?』
    ぁぃら『もう帰る?』待たされるのは嫌いだ。待つ事15分くらいでゆうじ達は
    やって来た。ゆうじ『ごめん、単車止めるとこ探してた!』めぐみ『ええで〜☆』

    2005-07-22 16:34:00
  • 377:

    ぁぃら

    「え?さっきまで怒ってたやん!」と思った。めぐみはどうやらゆうじが気に入ったらしい。
    容姿はそんなに悪くない。ジャニーズ系とでも言えるだろう。
    もう一人後ろから歩いて来たのは晃だった。晃もゆうじと同じ感じだった。
    ぁぃら『どこ行くん?』めぐみ『からおけ行きたい!』ゆうじ『よっしゃ!』
    と勝手に二人で決めてしまった。

    2005-07-22 16:37:00
  • 378:

    ぁぃら

    私と晃は二人後ろを歩いた。めぐみとゆうじがくっつくのも時間の問題だろう。
    晃は無口で殆ど会話をしなかった。後に人見知りだと知る。
    2時間で入り、めぐみとゆうじのライブが始まる。私と晃は手拍子などを
    して完璧に観客になっていた。カラオケを出てもう帰りたいと思っていたら、
    ゆうじが『別れて遊ぼ!』と言い出した。

    2005-07-22 16:41:00
  • 379:

    ぁぃら

    別れてとは勿論めぐみと二人にならせろって事だろう。
    私と晃・・・何を話せばいいのだろうか。そんな事はお構いなしにめぐみ達は
    単車にまたがり何処かへ行ってしまった。
    ぁぃら『どうする?』晃『俺らもどっか行こか!』急に元気になった晃にびっくりした。

    2005-07-22 16:44:00
  • 380:

    ぁぃら

    ぁぃら『どっかって?』晃『どうしょ〜?』こういう時私は優柔不断だ。
    晃『そや!とりあえず乗って!』単車の後ろをポンッと叩くと、エンジンをかけた。
    私は言われるがままケツに乗った。走らせる事10分。
    目の前には、山しかなかった。晃は単車を止め山の中へ入っていく。

    2005-07-22 16:52:00
  • 381:

    ぁぃら

    疑問はいっぱいあったがとりあえず付いて行った。結構急な斜面にバテて来ると
    晃がそっと手を引いてくれる。無口な晃はその分優しかった。
    晃『もうちょっとやで☆』ぁぃら『何があるん?』晃は答えずニッと
    笑った。ちょうどもう駄目だと思った時、晃『着いたー!』と叫んだ。

    2005-07-22 16:55:00
  • 382:

    ぁぃら

    私は何があるのかと辺りを見渡したが、これと言って何も見当たらなかった。
    晃『こっち来て!』晃に呼ばれ思い足を動かす。そこには綺麗な川が流れていた。
    ぁぃら『めっちゃ穴場やん!』昔は無意味に川やら海やらが好きだった。
    大きな岩が一杯ありその間を水が流れている。少し奥まで進むと
    私では足が届かないくらい深い所もあった。

    2005-07-22 16:59:00
  • 383:

    ぁぃら

    ぁぃら『バーベキューできるな♪』晃『そやろ?この前見つけてん。』
    得意そうに言った。ぁぃら『どうやって見つけるん?!』
    晃『ポリに追われたから逃げ込んだ☆』少し苦笑いをした。
    水に手を付けるととても冷たい。晃は服を脱いでパンツ姿になった。
    晃『見てて!見ててっ!』さっきの無口な晃とは別人で無邪気な子供になっていた。

    2005-07-22 17:02:00
  • 384:

    ぁぃら

    その日自然と仲良くなった私たちは、翌日から毎日のように遊んだ。
    川へ行く事が多かったが凄く楽しかった。ちゃんと付き合い始めたのは、
    2週間がたった頃だった。
    ぁぃら『自分いい加減にせーや!』晃『うっさいんじゃ!』楽しかったのも束の間
    付き合い始めてから喧嘩が絶えなかったのだ。

    2005-07-22 17:09:00
  • 385:

    ぁぃら

    晃が何かを隠している事に気がついたからだ。どんなに問い詰めても
    一向に言おうとしない晃。喧嘩は日々ひどくなった。
    喧嘩をしては毎日泣かされた。最後には決まって『んじゃ別れたるわ!』
    と言われるからだ。私は晃を凄く好きだった。

    2005-07-22 17:12:00
  • 386:

    ぁぃら

    喧嘩ばかりが続いて10日くらいだった。晃から1通のメールが届いた。
    《ぁぃらごめんな。最後まで隠してて。もう一緒におられへんから、元気でな!》
    と言う内容だった。私は意味が分からずゆうじに連絡を取った。けど
    何も教えてくれなかった。翌日になると晃の携帯はコールすらならなかった。
    ずっと圏外だ。何があったのか。何を隠していたのか。関係はあるのか。

    2005-07-22 17:15:00
  • 387:

    ぁぃら

    ひたすら考えたが、何も分からない。私はただ遊ばれただけだったのだろうか。
    どうしていいのか分からず美紀に連絡を取った。
    ぁぃら『美紀?赤ちゃん順調?』美紀『順調やで☆何かあったん?』
    美紀は直ぐに元気の無い私に気づいた。全てを話したが結局、美紀にも何も分からないと言われた。
    当たり前の事だ。美紀『あんま考えこむなよぉ〜!』

    2005-07-22 17:18:00
  • 388:

    ぁぃら

    最後にそう言われて電話を切る。大きくため息を付きベットに横になるといつの間にか
    寝ていた。電話が鳴る音で起きると急いで電話に出た。
    ぁぃら『めぐみ?どした?』めぐみ『晃くんの事分かったで!』
    めぐみが心配してゆうじに聞き出してくれたらしい。

    2005-07-22 17:20:00
  • 389:

    ぁぃら

    めぐみ『なんかな・・・パクられてんて。』ぁぃら『えっ?』
    晃は私と出会う前、何かやらかしたようだった。それが何かは分からない。
    スリやポッコン、殺人未遂、色んな噂が後に飛び交ったがどれも確かでは
    無かった。本人は捕まるのも分かっていた。でも私には何も教えてくれなかった。

    2005-07-22 17:23:00
  • 390:

    ぁぃら

    ぁぃら『そっか・・・ありがとうなぁ。』元気なく電話を切ると私はその日、
    何年かぶりに号泣した。何もする気が起こらず、家からも出なかった。
    服も毎日同じものを来て、殆ど寝ていた。腐った人間だった。
    そんな生活をしているわつぃを心配そうに母は見ていたが、何も言っては来なかった。

    2005-07-22 17:26:00
  • 391:

    ぁぃら

    引きこもり始めて1ヶ月が経とうとした頃―
    ベルではなく家のドアがドンドンと叩かれる音がする。その時家には
    私しかいなかった。仕方がなく階段を下り少し髪の毛をとかしてドアを開けた。
    ぁぃら『・・・・?!』言葉が出なかった。そこには晃が立っていたのだ。

    2005-07-22 17:28:00
  • 392:

    ぁぃら

    晃『よぉ!』ぁぃら『よぉじゃないわ!何してるん?!』
    晃はパクられたはず。何でココにいるのか分からなかった。もう出てきたの
    だろうか。晃『とりあえず入れてくれへん?』辺りをキョロキョロしながら
    晃は玄関に入ってきた。ぁぃら『どういう事?!』

    2005-07-22 17:30:00
  • 393:

    ぁぃら

    晃『会いに来た!』そんな事見れば分かる。何がなにやら頭が混乱していた。
    ぁぃら『戻って来たん?今家おるん?』晃は首を横に振った。
    嫌な予感がする。ぁぃら『んじゃ今何処におるん?』晃『・・・・教護院。』
    ぁぃら『トンコしたん?』晃は頷いた。予感は的中した。教護院から
    逃げ出して来てしまったのだ。

    2005-07-22 17:39:00
  • 394:

    ぁぃら


    今日はココまでにします(*^-^*)
    少し落ち着いた話になりましたが、ココからまた大変になって行きます。
    また良かったら感想などお願いしますね♪いつも本当にありがとう!!

    2005-07-22 17:40:00
  • 395:

    しおり?まぢぉもろぃ?完結までがんばって??

    2005-07-22 18:38:00
  • 396:

    名無しさん

    ほんでチャーハン作るん?

    2005-07-22 18:44:00
  • 397:

    ?まり?

    オモロィ?完結までがんばってェー??

    2005-07-22 20:37:00
  • 398:

    名無しさん

    めちゃおもろぃ小説みつけた★
    ポッコンとトンコてなんですか??

    2005-07-22 22:06:00
  • 399:

    名無しさん

    しぉり

    2005-07-23 05:15:00
  • 400:

    ピピ

    おもろい?はやくかいてぇ??

    2005-07-23 05:21:00
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