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店内恋愛

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  • 1:

    結愛

    これは、私の現在に至るまでの実話です。
    どこにでも溢れている、だけどかけがえのない、たった一つの自分だけのストーリー。

    2006-05-30 14:07:00
  • 81:

    結愛

    すみません、89“祐樹が迎えに来てくれていた。”は“大樹が迎えに来てくれていた。”です?
    90さん、ありがとうございます?
    今日はここまでです?
    本日更新分>>60-92、トータル更新分>>1-93

    2006-05-31 22:58:00
  • 82:

    名無しさん

    ?

    2006-05-31 23:44:00
  • 83:

    結愛

    急いで着替えるとみんなに挨拶を済まし、大樹と外に出た。
    「飯でも食うか?」
    『妹達のお弁当とか朝ご飯作らなあかんから帰るわ。ごめんな。』
    「全然えぇよ。えらいな〜お前は。俺今日車やから送ったる!!」

    2006-06-01 12:19:00
  • 84:

    結愛

    帰りの車の中。
    男の人と二人っきりで車なんか乗った事がなかった私は、ひどく緊張していた。「な〜彩花。」
    『うん?』
    大樹は仕事中以外は私を本名で呼ぶ。

    2006-06-01 12:22:00
  • 85:

    結愛

    「俺がゆう事ちゃうかもやけど…夜の人間は信じたらあかんで。」
    『何で…?』
    「まぁ…中にはめっちゃえぇ奴もおるけど、純粋な子程痛い目見る世界やから…今までそんな子いっぱい見てきたしな。」
    わかった、と返事をしたものの、この時の大樹の言葉の意味を本当に理解したのは、それから数ヵ月後のこと……。

    2006-06-01 12:32:00
  • 86:

    結愛

    『じゃあ…今日はほんまにありがとう。お金出来たら絶対返すから!!』
    「ほんまいいって。これ俺の番号とメアドやから、携帯買ったらかけてきてな。」『うん、気つけてな。』
    車のドアを閉め、大樹の車が見えなくなるまでまだ薄暗い空の下、手をふり続けた。

    2006-06-01 12:37:00
  • 87:

    結愛

    妹達を起こさないように気を遣い、玄関の扉を静かに開けると階段を誰かが下りてくる足音が聞こえた。
    「彩花?今帰ってきたん?」
    一つ下の妹、直美は私を呼び捨てにする。
    『うん、仕事見つかったで。』

    2006-06-01 12:41:00
  • 88:

    結愛

    「その頭…もしかして水商売?」
    『うん…』
    直美は見た目は派手なわりに頭も良く、少し硬い考えを持つ子だ。
    「そんなんせんでも直もバイトするし普通の仕事しぃや!!」

    2006-06-01 12:46:00
  • 89:

    結愛

    「彩花、ありがとう…。」普段よく憎まれ口をきく直美が、素直にお礼を言うのを見て何だか可愛く思えた。それから二人でお弁当と朝ご飯を作り、三人で朝食を食べ学校へ送り出した。片付けや掃除、洗濯を済ますと時刻はもう十時をまわっていた。
    化粧だけ落とし布団に潜り込むと五分もたたないうちに眠りについた。

    2006-06-01 13:03:00
  • 90:

    結愛

    ピピピピ…ピピピピ………目覚ましが鳴り響く。昨日のシャンパンが残っているのか頭が痛い。お客さんがほとんど飲んでくれていたので二、三杯しか飲んでいないとは言え、お酒をあまり飲んだ事がなかった私には結構きつかったようだ。
    重い体を起こし、お風呂に入ると少しすっきりとした。

    2006-06-01 13:14:00
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