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1:
麻奈 ◇b1Ucjzcv2I
いつか‥の麻奈です。ゆっくり書くので良ければ読んでやって下さい☆
(人´∀`*)
《コピペ》2006-06-13 16:28:00 -
2:
麻奈 ◇b1Ucjzcv2I
『はぁ〜』真っ白な息を吐きながら今日もそこへ向かう。
黒いスーツ・セットした髪・先輩に借りたロングコート。今日も寒さで手がかじかむ。家を出てどれくらいたっただろう‥
今、俺は梅田にいる。夢のため?そんなのとっくに忘れた、簡単にゆうと女が好き、酒が好き‥。
もちろんsex大好き(笑)
この街に来て3ヶ月‥俺、ホスト。2006-06-13 16:29:00 -
4:
毎日キャッチキャッチキャッチキャッチキャッチ‥
1ヶ月目なんか給料ないに等しかったし、こんだけ頑張っても売り上げあげなきゃ意味ないし‥。
2006-06-13 16:31:00 -
10:
『昨日まぁくん帰ってこやんかってん‥薫君なんか知らん?』
『あぁマサトさん店で死んでましたよ』
『そうなん?ほんまに?』
‥すんません、ほんまはマサトさん昨日『あの女マクってくるわ〜』ゆうて張り切って店出て行きました‥
なんてもちろん言えません、はい。2006-06-13 16:37:00 -
11:
かと思えば
『ウチもう付き合ってるのしんどくなってきた‥つらいよ‥』『いや、ゆうやさんいつも〇〇さんには感謝してる、あいつがおるから今の俺があるねんって俺にゆうてはりますよ!』『ほんまに〜泣‥薫君ありがとぉ‥なんか元気でた☆』
‥フォローもぬかりなく、さすがに泣いて感謝されると心が痛む、けどここはそうゆう世界。2006-06-13 16:38:00 -
15:
〈営業かけとこか‥〉
プルルル-
『もし、ハニー仕事の調子はどう?』
‥ハニーやって!(笑)自分でゆっててムズムズする、
2006-06-13 16:42:00 -
16:
『もしもし-忙しくて疲れたよぉ‥』
『なら今日は帰り?しんどいやろ?』
‥これ大切☆
『え‥でも薫客こないんやろ?』
『ええよ?わがの女疲れてんねんから、頑張るし!』なら決まって‥2006-06-13 16:43:00 -
17:
『‥薫の顔見たいし行くよ☆ありがと』ってな感じでゆうてくる、
『ほんま?嬉しいわ、でもあんま無理すんなよ?なら連絡待ってるな』
プツ-ツ-
2006-06-13 16:44:00 -
27:
なんでかな‥ホスト初めて俺は性格が変わってしまった。
女は、金・利用する物、てゆう考えになってしまった。
自己中にもなったかな。2006-06-13 16:53:00 -
29:
『えりちゃん可愛かったなぁ』
かなについてた当店No.1のゆうやさんが俺に言う。
『でしょ☆かなりヒットですよ!笑』
『こっちのかなって子はしんどいわ笑』
2006-06-13 16:55:00 -
30:
時刻はまだ2時。
〈そういや、なおソロソロかな‥〉
『まだ仕事中かぁ?俺はこのクソ寒い中キャッチです。バリ寒い〜!!なおも頑張れよ☆』
ーメール送信ー
2006-06-13 16:56:00 -
32:
『体大丈夫なんかぁ?』
『全然☆薫に会うってだけでウキウキやで?店入っとき?ついたら電話するから☆』
『ありがとぉ‥なら店戻っとくわ〜気つけてな☆ばいばい』プツ-
2006-06-13 16:57:00 -
33:
さてと、今日忙しいゆうてたから、こんぐらいまでならいけるやろ。
と、頭の中でお金の計算をしてる内になおから電話がなった。2006-06-13 16:58:00 -
38:
エレベーターをおり店の扉を開く
『いらっしゃいませぇ!』
〈いらっしゃいませぇ〜!!〉
席に案内し、トイレでツバを吐いた
〈チッ!!〉 スーツで口を拭ってなおの元に向かった2006-06-13 17:03:00 -
39:
『お疲れさん☆今日は頑張ったなおにヨシヨシしたるわな』
『薫も今日はキャッチあげたんやろ?頑張ったやん♪』
『おぅ、今日キャッチした子結構可愛かったで☆』
『‥‥』
2006-06-13 17:04:00 -
41:
『‥』
『薫‥?』
『‥だってなお最近俺の相手してくれへん‥俺何ゆうてんのやろ、ハズ‥』
『薫‥なおは薫しか見てないよ?大好きやで?』
〈うん、知ってるよ。〉2006-06-13 17:06:00 -
45:
職業 キャバ嬢
めっっちゃ可愛いねんこれが‥(笑)
ほら、被った女が可愛いと嫉妬心ってすごいやん?
なおの場合は異常。
2006-06-13 17:09:00 -
46:
泣く・怒る・叫ぶ・やかるetc.
お前は百面相か!って勢いで機嫌がコロコロ変わる。
自己中やし…
ま、使い方が半端ないから許すとして
2006-06-13 17:10:00 -
49:
〈はぁ…ウザイわぁ!!〉
なおはかなりの束縛女、相手にするこっちの身がもたない
一度ワガママがピークになり売り上げ無視でなおを切ろうと思って別れ話をした事がある…。
結果、2006-06-13 17:13:00 -
50:
名無しさん
略やめてね?
2006-06-13 17:30:00 -
51:
名無しさん
まだぁ?
2006-06-15 10:32:00 -
53:
「そんなに死にたいなら勝手に死ねや!!お前の事なんか知らんわ!!」
そう言いなおの家をでた
数時間後
俺の携帯が鳴る
着信は病院から。2006-06-15 14:21:00 -
54:
もうお分かりですか?(笑)
そう、このクソ女手首を切りやがった
しかも律儀に自分で救急車を呼んだらしい…
おまけに連絡先に俺を指名
〈こんな指名いらんねん…〉2006-06-15 14:22:00 -
55:
病院になおを迎えに行き家に送った
「ほんまになおはいらんの?泣」
「…」
「なお薫おらんのやったら死んだ方がましや!!なお本気やから!!」
〈ふぅん…本気ね…〉メンドイ…2006-06-15 14:23:00 -
56:
俺は面倒な事が大嫌いだ
〈ある意味こいつまだ使えるかな…〉
「…なお?ほんまにごめんな、俺はなおに苦労ばっかかけてる、好きやから、だから別れた方がいい…」
「イヤ!!そんなん薫の為やったらなんでもするよ!!イヤや!!」2006-06-15 14:24:00 -
57:
「…でも…」
「イヤやぁ!!なおの事好きなら別れへん!!泣」
「…なおは俺の事好きなん?俺いい男ちゃう、それでもいいん?」
2006-06-15 14:25:00 -
58:
「大好き!!薫じゃないと無理や!!」
「ありがとぅ…ほんまに嬉しい…苦労かけるけど2人で頑張ろ?俺もなおだけやから」
「薫…」
「ただ今度自分の体傷つけたら別れるからな!!」
2006-06-15 14:26:00 -
60:
「アッンッ…薫ッ…気持ちいい…」
「ハァ、なお…イッていぃ?」
「薫……中に出してッ」
〈ハィハィ〉
なおに対するイライラをなおの中に全部出した〈フゥ、スッキリ〉2006-06-15 14:28:00 -
61:
〈妊娠?大丈夫?彼女泡姫ですから笑〉
でも俺、基本的にsexは生中だし
だって気持ちいいやん?(笑)
不思議に女の子も生でした方が心は安心するみたい
〈あ、これ俺の勝手な考えなんで☆〉2006-06-15 14:29:00 -
62:
てな感じでなおと今も続いてる
女の子って不思議でさ、ちょっとドラマチックな展開で愛の言葉囁くと信じるねんなぁ…
普段冷たい俺がコレすると効果倍☆(笑)
2006-06-15 14:30:00 -
63:
愛?情?そんなん無いですよ
これっぽっちも
世の中金でしょ、金!!俺、営業の時自分で金すらだした事ない(笑)
え?やっぱ最低?
こんなやつばっかりですって2006-06-15 14:31:00 -
66:
プルルル-
「もしもしダァリン?どしたの〜?」
「もぉしハニー?まだ仕事中??」
「もうすぐ終わりだよん♪」
〈ヨシ!!笑〉2006-06-15 14:34:00 -
67:
「いや、実はさぁ…またあのなおが来ててさぁ、みき助けて〜」
「え?あいつまた来てんの?笑」
「そやねん〜みきはいつもと同じで座ってニコニコしてるだけでいいから、お願い!!」
2006-06-15 14:35:00 -
68:
「いいよ☆売り上げの為やし愛するダァリンの為やん☆」
「ほんまに?ごめんなぁいつも?…感謝してる!!みきスキやぁ〜!!笑」
2006-06-15 14:36:00 -
69:
「みきもスキやでぇ☆じゃぁ店下ついたら電話するね-」
「うん、分かったぁ☆変な男について行くなよぉ!!笑」
「はいはい☆笑じゃぁまた後でね〜」
プツ
2006-06-15 14:37:00 -
70:
〈…やっぱみき可愛い!!笑〉
女は素直じゃないと、都合がいいから
みきはその点かなり楽な女、だから金使わないけど大切に繋いでる。
2006-06-15 14:38:00 -
74:
〈ハァ‥〉ため息をついてなおの席に戻った
「薫遅い!!怒」
「ごめん?お腹痛くてさ〜笑」
「あははは」
なおも普通にしてたらマシやのにな‥2006-06-15 14:42:00 -
75:
なんて事を考えながら3人で楽しく飲んでいた
-ブブブブ-胸のポケットが震えた
〈あ、みきや☆〉
「なおごめん、客来るから下行ってくるわな」
みるみるなおの表情が曇っていくのを見るか見ないかで俺は席を離れた2006-06-15 14:43:00 -
76:
エレベーターの扉が開くとみきが立っていた
明るめの髪を綺麗にセットし、黒のコートにヒール、キラキラしたアクセサリーぱっちり二重に笑うと八重歯、白い肌、つやつやの唇、
〈やっぱり可愛い!!笑〉2006-06-15 14:44:00 -
77:
思わずギュッと抱きしめると甘い香りが鼻の奥を刺激した
「どしたん〜?もう酔ってるのぉ?」
「ううん〜やっぱみき可愛いなぁ思て…」
そう、みきは可愛い2006-06-15 14:45:00 -
80:
エレベーターに乗り込んでみきにチュウ
もちろんみきもなおも自分が彼女って信じてる
みきにはなおの事太客で痛くてしんどい女ってゆうてる
〈その通りやし〉2006-06-15 14:47:00 -
82:
「ほんまありがとぅなぁ?みきがおったらあいつ金使うからさぁ」
「いつも凄いもんなぁ…みきは薫の為に耐えるやん☆」
「ほんまみき可愛い〜嬉しい〜」
またギュッとみきを抱きしめた
2006-06-15 14:49:00 -
83:
エレベーターをおりて店の扉を開く
「いらっしゃいませぇぇ!!」
〈いらっしゃいませ〜〉
なおのいる席が視界に入った
〈ガン見しすぎですって姉さん!!笑〉2006-06-15 14:50:00 -
84:
でも気持ちは分からなくもない
だって従業員ですらみきが来ると喜ぶくらい
だってどうせヘルプつくなら可愛い子のがいいやん?2006-06-15 14:51:00 -
86:
みきをなおの席から軽く見える席に座らせた
みきが苦笑い
〈やんなぁ…でも協力してもらいます〉
みきと楽しそうに話す俺になおは嫉妬する。2006-06-15 14:53:00 -
88:
横目でヘルプが近づいてくるのが分かった
〈お、今日は早いなぁ〜〉
失礼します。とヘルプが俺の耳元で言う
「薫さん、なおさんシャンパンです」
〈待ってました☆笑〉2006-06-15 14:55:00 -
90:
恐る恐るなおの隣に座った
なおが口を開く
「あのクソガキしょぼいくせにまだ来てるん!?まじきしょい!!金使わんくせに!!なぁ薫!?育てって気づかん所が笑える〜」
「そぅやなぁ〜笑」2006-06-15 14:56:00 -
92:
「なおシャンパンおろすん?ありがとぅ☆何がいい?」
「あの女嫌いやわ…とりあえずカフェパ!!」
「味は??」
「さくらんぼ〜」
「分かった〜待っててなぁ」2006-06-15 14:58:00 -
94:
あ〜…カフェパかぁ…
裏になおと仲がいいヘルプの健がいたのでカフェパ以外をおろさせるように作戦会議をした
〈…〉
「OKっす!!なら俺マイクであおりますね!!」
「おぅ!!頼むわぁ」2006-06-15 15:00:00 -
96:
ついにシャンパンコールが始まる
音楽が流れ、照明が回る、そしてスポットライトがなおを照らす
健が叫ぶ
「薫さんテーブルなおちゃんよりカ-フェドパリ頂きましたぁ!!ありやっす!!」
〈ありやぁす!!〉2006-06-15 15:02:00 -
99:
仕方なしにかわしぼをあごにあて瓶に口をつけ上を向いた
〈さくらんぼはシャツのしみになるから嫌いや…〉
「あっけろあっけろ!!」
シャンパンが開いた2006-06-15 15:04:00 -
100:
そこですかさず健がマイクで話し出す
「どうもぉ〜安いシャンパンありやすぅ☆笑なおちゃ〜ん俺飲んでなぁい、いや次はカフェパリなんかじゃないよなぁ〜?笑」
「どうしましょっどうしましょっ3、2、1〜?」
マイクがなおに向けられた2006-06-15 15:05:00 -
101:
音楽が止まった状態に…
みきがおるのに断る訳がない
なおはプライドの固まりやねんから(笑)
「もう!!笑)じゃあドンペリ〜!!」
「ありやぁす!!ドンペリ持ってこぉ〜い!!」2006-06-15 15:06:00 -
102:
飲んでは煽って、飲んでは煽って
何回も繰り返し合計カフェパリ2本
ドンペリ2本
ドンペリピンク1本
まぁまぁかな…2006-06-15 15:07:00 -
103:
「おいしいシャンパン飲めたのはなおちゃんあなたのおかげです!!感謝の気持ちを込めまして、最初に3回パンパンパン真ん中2回パンパン最後に1回パンごちそうさまでしたぁ!!」
シャンパンコール終了2006-06-15 15:08:00 -
104:
なおの顔は得意げだ
〈調子乗りやがって…。〉
「あんなガキさっさと帰してやぁ?」
「は?」
「これで売り上げあがったやん?あんな女いらんやろ?」2006-06-15 15:09:00 -
105:
〈ここらでキレとくか。〉
「は?お前何調子のってんの?客は客やろ?なんでお前にそんなでかい顔されなあかんの?俺の気持ち分かってんの?」
「え?」
「そんな性格悪い女もうええわ、帰れや。」
「か、薫…?」2006-06-15 15:10:00 -
106:
「薫?怒ったん?ほんまごめん!!言い過ぎた。ごめんなさい。」
「ほんまにお前最近なんか調子乗りすぎ、もう帰れや。」
「いや!!帰りたくない!!好きやもん」
「なら勝手におれや!!知るか!!」
そう言いなおの席を離れて裏へ向かった2006-06-15 15:11:00 -
107:
「薫さん売り上げあがりましたねッ」
裏に入ると陽気に健が話しかけてきた
「は?あの程度であげたに入らんやろが?」
「…。」2006-06-15 15:12:00 -
108:
「あいつはまだ引っ張れる、もっと上げれる。ヘルプの仕事頼んだからな。」
「はいッ!!」
「あのクソ女にはまだ使ってもらわな腹の虫おさまらんわ」
「任して下さい!!」2006-06-15 15:13:00 -
109:
なおには目もくれずみきの席に戻った
「薫くん…あれ。」
みきがなおの方を見ながら口を開く
なおは健になだめられながら号泣していた2006-06-15 15:14:00 -
110:
〈格好悪…〉
「みきは気にするなって」
「うん、でもあの人ほんまにただのお客さんなん?」
〈こいつも詮索かよ、ダルいなぁ〉2006-06-15 15:15:00 -
112:
「なんで?違うよ!みきはちょっと気になっただけ!薫の事一番知ってるのは美樹(みき)やもん!」
(本当の俺?お前が知る訳ない。)
「そっか…でもほんまに奈緒(なお)はただの客やから、軽く色使う部分はあるけど、美樹が悲しむような事はないから、だからもっと俺の事信用して?」
髪を少し撫で切なく美樹を見つめた。2006-06-15 15:16:00 -
113:
「…もう、帰るか?」
美樹はうつむいて首を横にふった。
「そっか…俺奈緒どうにかしないといけない、大丈夫?」
コクリと首を縦にした
(本当、女って面倒くさい。)2006-06-15 15:17:00 -
114:
(ま、そんな俺が女を相手にしてるなんて一番不思議だな)
「まだ今月始まったとこだしカフェパリ1本だけ頼んでもいい?ツケでいいし、払えなかったら俺かぶるし…。」
「…うん。」
「じゃあ、コール無しでグラスで2人で飲もな?ちょっと待ってて。」2006-06-15 15:18:00 -
115:
席を立とうとした瞬間美樹がスーツの袖を掴んだ。
「どうした?」
「…美樹、美樹薫の事好き。…色じゃないやんな?違うやんな?」
「当たり前やろ?信用できひんのやったらいいよ?でも俺はほんまに美樹の事好きやで?」
と美樹に向かって笑う。2006-06-15 15:19:00 -
116:
「そっか!良かった。なぁ薫?美樹今月給料あるしピンドンにしてよ?グラスでカフェパリとか格好悪いやん?」
「大丈夫なんか?」
「大丈夫やで!薫の為だよ!」
「…お前本当いい女やわ。俺の自慢。」
席を立ち美樹の頭をポンとたたいて裏に向かった。2006-06-15 15:20:00 -
117:
チラっと奈緒を見るとまだ下を向いてうつむいていた。
(待っとけよ、もうすぐお前が主役になれるから。)
俺は笑いをこらえながらピンドンを持ち美樹の席に戻った
2006-06-15 15:21:00 -
118:
横目で奈緒が顔をあげたのが分かった
構わず美樹の横に座りポンとコルクをあけた。
ピンク色の半透明な液体がグラスでクラッシュアイスと混ざり合う。
2006-06-15 15:23:00 -
119:
美樹がシャンパンをおろすなんて奇跡。
珍しくヘルプにゆうやさんが座り3人でグラスを持った。
「かんぱぁい!」
ーチンー
2006-06-15 15:23:00 -
121:
シャンパンが半分程無くなった。
「じゃあ、奈緒んとこ行ってくるわ。」
「うん、頑張ってね!」
そして奈緒の席に戻った。2006-06-15 15:25:00 -
123:
「なら何か喋って頂けます?」
「ごめん。」
「悪いと思ってないのに謝らんでいいで?」
「ごめん。反省してるから…。」
「ふ〜ん、お前さぁ、彼女ならもっとヘルプに気ぐらい使えよ。ついてくれてんのにふてこい態度とんなよ。」2006-06-15 15:27:00 -
124:
「ごめんなさい。」と、奈緒はまた泣き始めた。
「泣くな!客きてるねん、泣くなら帰れ!」
「イヤや!泣かない!だからおらして!」
「店ん中やねんから客っぽくおれよ!」
「…薫、許してくれる?許して?」2006-06-15 15:28:00 -
127:
「か、薫!?」
「奈緒〜?ごめん。言い過ぎた、ほんまごめんな?ついカッとなった。」
「…薫〜。奈緒が悪いねん、許してくれてありがとう…。」
「…仲直りやんな?」
「うん!!!」2006-06-15 15:31:00 -
130:
奈緒の席に戻った瞬間、俺は心の中でガッツポーズをした。
小さなテーブルの上にシャンパンが並んでいる。しかもドンペリ。
「仲直りだよ!」
奈緒が笑った。2006-06-15 15:34:00 -
131:
「奈緒、ありがとうな。」
「ううん、今日はパァっと飲も!」
(時間かかったかいがあったな)
「おう!コールでよかったよな?待ってて。」2006-06-15 15:35:00 -
134:
俺はなかばヤケクソでピッチャーを上にあげた。
ドンペリの匂いで吐き気がするのを一緒に飲み込んだ。
カッターなんかビシャビシャ、口の中はシャンパンの味。
2006-06-15 15:38:00 -
135:
ピッチャーをあけてもドンペリの匂いで吐き気は止まらない。
「開きましたぁ!!奈緒ちゃんこの次は〜?!」
マイクを向けられた奈緒
「…じゃぁ、ピンク〜!」
また照明が回りだす2006-06-15 15:38:00 -
136:
ゆうやさんのマイクを奪った。
「あ!!薫!!」
「笑」
「お次はゆうや〜!!飲め飲め?1!!?1見したれ!!」
(ゆうやさんすんません、笑)2006-06-15 15:39:00 -
138:
奈緒は席で潰れて寝ていた
トイレに入りさっき飲んだシャンパンを吐いた。
「ふぅ…」
胃液で喉と鼻が痛い。うがいをして顔を洗って、美樹の席に戻った。2006-06-15 15:41:00 -
139:
「おかえり!薫大丈夫?」
「うん、大丈夫やで。」
「いっぱい飲んでたねぇ…シャツびしゃびしゃ。」
「クリーニングだしてな。」
「分かったよ〜」2006-06-15 15:42:00 -
140:
総チェックが入り美樹をタクシーに乗せ、奈緒は無理矢理起こして帰らせた。
掃除をすませ客席で眠りについた。
(おかん、元気かなー…)2006-06-15 15:43:00 -
146:
ものの見事にハマった。
葉っぱからバツ、シート、玉、注射以外なら手をだした。
だからといって依存じゃない。ただクラブの時だけ体に入れる。普段は葉っぱだけ。
2006-06-15 15:48:00 -
147:
ひろはソレらを流すプッシャー(売人)ー。
「もしもし?」
「おぅ、寝てたか?前ゆうてた草見つかったから。」
「あぁ、ありがとう!また連絡するわ。ほんじゃ」
2006-06-15 15:49:00 -
148:
ひろとの電話を切って携帯を見た。
時刻20:35ー
オープンは22時、焦って寮に戻り風呂に入って用意した。(頭いてぇ〜…)
2006-06-15 15:50:00 -
149:
簡単に髪のセットをして営業メール
昨日の新規のえり
「昨日はありがとう☆おかげで寒い思いせずにすんだわ、あんま喋られへんかったけど覚えてる?笑(^^;)って感じで今日も仕事頑張りまぁす!」
ー送信完了ー2006-06-15 16:17:00 -
151:
なんで麻里の夢なんか見たんだろう
引きずってる…訳ないか…ー。
女なんか女なんかっていいながら女がいないど食ってけない仕事してるんだ、俺
2006-06-15 16:19:00 -
153:
あり得ないだろうなぁ…ー笑
そんな事を考えてるとオープン時間。
白のカッターを着て、黒のスーツを身にまとう。
かかとを鳴らして街を歩く、こんな俺は誰が見てもホストなんだろうな…ー。2006-06-15 16:21:00 -
155:
寝て起きて仕事して、休みは営業して枕して、クラブ行って薬して…ー。
何やってんのか。
そんな日々が続いて半年
薫19歳ー2006-06-15 16:23:00 -
156:
あぁ…今年も寒くなってきたなぁ。
そんな話を健としながら今日も梅田に立っていた。
いつもと変わらないキャッチ…のハズだったんだ。2006-06-15 16:24:00 -
159:
「えッ?何?」(おもしろい…)
「どこ行くん?」
「あ!!えっと今から面接やねん!!遅刻やねん!!泣」
「大丈夫?!」
「わからんけど…」2006-06-15 16:27:00 -
160:
「よければ番号教えてや?」
「あ…はい、どうぞ。」
(どうぞやって!!笑)
○?○********ー
俺の携帯のサイケが流れた。2006-06-15 16:31:00 -
161:
「はい、これでOKやわ。俺、薫ってゆうねん。登録よろしく」
「あッうん。じゃあね!!」
「え!?電話するから出てやぁ!!」
振り向いてその子は手をふって友達と足早に歩いて人混みの中に消えていった。2006-06-15 16:32:00 -
162:
(名前ぐらい名乗れよ…笑)
「えらい急いでましたね。」
「ほんまやな、なんかウケた。」
この時間に歩いてる女はたいがいキャッチもかわしなれてる2006-06-15 16:33:00 -
163:
「絶対キャッチされたん初めてやわ、あの子。」
「そうなんすか?変わってますね。あんな急いでどこ行ったんでしょうね。」
そんな会話をしながらキャッチを続けた
2006-06-15 16:33:00 -
165:
奈緒の鬼電で目が覚めた。
「はい…」
「今どこ?何してたん?なんで連絡くれへんの?!」
「…お前なんやねん、酔って潰れとったんじゃ!!寮!!」
「連絡ぐらいくれてもいいやん…」2006-06-15 16:35:00 -
166:
「分かった分かった、じゃぁな。」
プツー、一方的に電話を切った。
奈緒は本当にうっとうしい
時刻はまだ18時
(あのバカ電話する時間ぐらい気を使えよ…)2006-06-15 16:37:00 -
169:
プルルルルー…カチャ…ー
「…はい、」
「ごめん寝てた?」
「…えっと、誰??」
「うわッひど!!登録してゆうたやん!笑昨日声かけた薫やで?分かる?」2006-06-15 16:40:00 -
170:
「あぁ、お猿さんみたいな人や。」
(失礼なやつやな…笑)
「なんか気になって電話してん。昨日あんなとこで何してたん?」
「仕事の面接やで、疲れたぁ…。」2006-06-15 16:40:00 -
171:
「そうなんや。何の面接?」
「キャバやで〜」
「てゆうか気になってんけど君ミテコやろ?働いたらアカンやん。」
「ミテコ?って?」
「18歳以下って事やで、夜の仕事は18からやからな。」2006-06-15 16:41:00 -
172:
「あぁ…私まだ16なったとこやわぁ…。」
「なんか訳ありなん?」
「まぁちょっとねぇ、薫くんは何歳なん?」
「言いたくないなら無理には聞かないけど、なんかあったらゆうてや。力なるし。俺は19なったとこ★」2006-06-15 16:42:00 -
174:
「もう友達が起きそうやから電話きるね。今日も仕事頑張って。」
「あ…うん、分かった。」
「じゃあばいばい」
「あッッ!!ちょっと!!」
「ん?」2006-06-15 16:44:00 -
177:
その電話から俺は彩音に色んな話を聞いた。
彩音はあの日、キャッチをしたあの日が初めての夜の仕事だったらしい、おまけに梅田も…
「梅田も知らんかったんかよ〜笑」
「うるさいなぁ仕方ないやんかぁ…」2006-06-15 16:47:00 -
178:
「しゃぁないやん、地元からでた事なかってんもん…ー」
「まあ、俺も似た様なもんや。」
「今日も仕事頑張るわぁ。」
「おぅ☆」2006-06-15 16:48:00 -
181:
「美樹どこでもいいよ☆」
美樹の体に目がいく(最近こいつとやってなかったなぁ)
「俺は2人きりになれるとこですかねぇ…」
「…薫スケベ…ホテル行く…?」2006-06-15 16:50:00 -
182:
ー部屋に入るなり美樹をベットに押し倒す。
「ちょ…薫シャワーは?」
「そのままがいい。早く美樹とやりたい…」
「…アッ」2006-06-15 16:51:00 -
185:
枕元にあるティッシュを美樹に渡しタバコに火をつけた。
フゥ〜ー
「なんだか今日の薫激しかったね☆たまってた?笑」
「あはは、お前が相手してくれないからなっ」
(あほか、体休まらんぐらいや…)2006-06-15 16:54:00 -
187:
いつものコースで、美樹との営業を終わらし久々のクラブに行った。
やっぱさいこぉぉ!!笑ー
草、バツ、シート
体に入れると吹っ飛んだ。2006-06-15 16:56:00 -
188:
ー目を覚ましたのは翌日の夕方だった。
ミソノとゆうホテルで死んでいた。
このミソノ別名ブリブリ療養所…笑
いつもお世話になってます…。2006-06-15 16:57:00 -
190:
今日はなんか静かやなぁ…。
「…あれ?携帯がない。うっそぉ!!やってもうたぁ!!泣」
ホストの命的な携帯をこの日無くしてしまった。2006-06-15 16:59:00 -
192:
なんとか、太い客や頻繁に来る客は連絡を繋げる事ができたが 美樹 と連絡をとる事が無くなった
で、悪い事って続くねんなぁ…笑
2006-06-15 17:01:00 -
197:
ー性病色枕の薫ーだのーミテコ妊娠さしたーレイプだの。
ある事ない事飛び交っていた。
「あぁ…!!泣もうまじやめてくれぇ…」
客が切れる。2006-06-15 17:06:00 -
198:
でも、俺は開き直った。
(なんかゆわれたら逆ギレしたったらええねん!!笑)
でもやっぱり細くても客の数はガタンと落ちた。
売り上げが、未収も飛ばれた。
マイナス地獄…2006-06-15 17:06:00 -
200:
いつもの営業終了後、オーナーが従業員にむけて言った。
「今月いっぱいでこの店がミナミに移動になる、寮も変わるから荷物整理しとけよ!!次の箱はミナミで一番ぐらいにでかいぞ〜」
(は??ミナミ??クラブがあるやん☆笑やった!客も多そうやし。)2006-06-15 17:08:00