小説掲示板誰にも話さなかった恋のスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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誰にも話さなかった恋

• 1:

  誰恋◆9hFedAA.KQ

  　
  「大阪、こおへんか。」
  
  
  「ほぇ？」
  突然の問いかけに、おかしな声をあげてしまった。
  
  「？ 来てるやん。今。」
  「もぉ〜っ、そんなボケいらんし、咲ちゃん。」
  ガッカリした顔で陽くんがつっこんでくる。
  
  「大阪に住まへんか、ゆう意味やしっ。」
  「は？いや。」
  即答。
  
  「ちょっ、考える時間は？」
  
  「ナイ。大阪コワイ。コワイ街、ムリ。」
  「なんでカタコトやねんっ。」
  
  「わからん。てかトイレの電球ひとつ替えたことない子やのに。咲がめっちゃさみしがりて知ってるやん、洋くん。１人暮らしとかド真剣に無理。絶対っ、無理。」
  
  「そやし。オレといっしょに住もってゆうてんねん。」
  
  「はぁ〜っ？！なにゆうてんの？咲が彼氏いるん知ってるやろ？」
  「でも、彼氏のこと好きちゃうやん。咲ちゃん。」
  「いやいやいやいやっ。ちゃんと好きやし。」
  
  「ウソや。絶対好きちゃう。」
  断言。
  
  「もし、好きって気持ちがあったとしても、それは、そこらへん散歩してる犬猫が可愛いゆうのとかわらんぐらいのもんやろ。」
  「むちゃくちゃゆうてるわ。」
  呆れ顔でわたしがそうゆうと。
  
  「オレやったらアカンか。」
  突然、ぎゅっと私の手を握りしめてそうゆった。
  
  「？？？？何？陽くんどうしたん？色恋ホストみたいになってんで。そんなんせんでもちゃんと毎週会いに来てるやんっ。」
  「オレ、咲ちゃんには色恋せーへん。最初からゆうてるやろ。」
  「は？今のこの状態が色恋じゃなくて何なん？」
  
  だんだんムカついてきた。
  
  「そうゆうのやめて。ほんまに腹立つし。咲、何年、ホスト通ってると思ってんの？中途半端な色営がいちばんキライって前からゆうてるやん。もう、咲帰る！チェックして！」
  
  立ちあがり振りこどこうとした手をさらにきつく握りしめて、
  「ちゃんとオレの話し聞いて！お願いやから。」
  そう言った、陽くんの目があまりに真剣だったから、わたしは、思わず座りなおしてしまった。
  

  2007-07-30 21:07:00
• 2:

  誰恋◆9hFedAA.KQ

  
  「ほんで？話しって何？」
  陽くんから手を振りほどき、離れて座りなおし不機嫌な顔で
  腕組みをしながら聞く。
  
  「...もう、これ以上見たないねん。咲ちゃんが、ボロボロになって
  壊れていくの。」
  陽くんが悲しそうな顔をして、口を開いた。
  
  「はぁ？咲、壊れてないし。」
  「壊れてるやん。毎週毎週、ウチ来て、つぶれるまで呑んで。」
  
  「.....お酒好きやし、しゃーないやん。」
  
  「..咲ちゃんてさ、ほんまはそんな、お酒好きちゃうやろ？」
  「えーっ、好きやし。」
  「酒が好きで呑んでる、ゆうより、最初から酔うこと目的にしてるやろ？
  酔うて、我を忘れるための手段として、酒を使ってるだけやろ。」
  
  その通り。なんでわかんの？
  
  「...そんなこと、ないもん。」
  図星をさされて、素直になれないわたし。
  「そんなことある。」
  また、断言。
  

  2007-07-30 21:21:00
• 3:

  誰恋◆9hFedAA.KQ

  　
  「もう、そんな咲ちゃん見たないねん。オレの側に置いときたいねん。てか、俺が側にいてほしいねん。」
  （なんや、やっぱり、売り上げしてほしいだけやん。大阪来て、風俗でもせぇてか。ごめんやわ、色彼なんか。）
  
  「もぅ、ええて、そんなん。陽くんだけは、しょうもない色恋しんといてくれると思ってたのに...。」
  
  「色恋ちゃうよ...。そんなんもわからんの？」
  しょんぼりと、陽くんが頭を下げてゆう。わたしは、だんだんイライラしてきた。
  
  「色恋違ったら、何なん！？枕でもしたいの？」
  
  「ちゃうわ！てか、もう、わかるやろ？！好きやねん！惚れてんねん、お前に。」
  
  
  
  　！？
  
  
  （惚れてる？わたしに？陽くんが？）
  

  2007-07-31 00:04:00
• 4:

  誰恋◆9hFedAA.KQ

  　
  わたしは頭の中がこんがらがって、
  「.....お前って、ゆわんといてよ。偉そうに..。そういうのイヤやって、前からゆってるやん。」
  （ヲイ..つっこみ所はそこじゃないやろ。）
  
  陽くんは、しまった！というような顔をして、
  「ごめん...！思わず、興奮してもた..。でも...、ほんまに、色恋とかちゃうから...。」
  
  「.............。」
  「.............。」
  
  重い空気。気まずい沈黙。
  
  
  「.....今、陽くんがゆうてくれたんが、ほんまでも、ウソでも、....無理..やわ。」
  
  「何で...？俺が、ホストやからか？」
  「違うよ...。そんなんじゃない。」
  
  「そやったら....何でなん？」
  

  2007-07-31 00:07:00
• 5:

  誰恋◆9hFedAA.KQ

  
  
  また、長い沈黙が続き、わたしは、重い口を開いた。
  
  　
  「咲、もう、人は好きにならへん。なれへん。」
  
  
  気持ちの本当を見せるのが心底苦手なわたしが、心の奥底にしまっていた本心を口にしたのは、
  いつ以来だったか、思い出せなかった。

  2007-07-31 00:11:00
• 6:

  名無しさん

  略ばっかうざいねん

  2007-07-31 00:30:00
• 7:

  名無しさん

  読みにくい！

  2007-07-31 00:34:00
• 8:

  誰恋◆9hFedAA.KQ

  もしかして、携帯からだと読めないんでしょうか？

  2007-07-31 00:37:00
• 9:

  名無しさん

  携帯からは読めるけど改行しすぎで略になるねん

  2007-07-31 00:52:00
• 10:

  誰恋◆9hFedAA.KQ

  どう書くと、ちゃんと読めますか？

  2007-07-31 02:14:00