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1:
伊織
バチンッ!−『サイアクッ…!』
『イッタ…アイツまた殴られてんで。』『自業自得ゃろ?』『そぉそぉ…。』
放課後、私達は教室でお菓子を食べながらその光景を見ていた。2006-05-26 02:29:00 -
2:
伊織
私たち四人は凄く仲良がいい。周りからは【岡本軍団】と言われいつも一緒にいる。何故【岡本軍団】なのかと言うと、透矢が1番騒がしいからと言う理由だった。それに月1ペースでビンタを喰らう程、女の子とのトラブルを常に抱え有名だった。
2006-05-26 02:43:00 -
3:
伊織
それでも女の子は後を絶たない…−
『あんなヤツの何処がぃぃんゃろなぁ?』と小百合は言う。私は『ウン。』とだけ言って透矢を見た。
私も透矢を好きな女の子の一人だった。
2006-05-26 02:48:00 -
4:
伊織
岡本軍団の一員で良い。そうすればズット傍にいれる。入れ代わる沢山の彼女たちに嫉妬する事もあるけど、大丈夫。笑っていられる。
でもいつか…いつか自分の番が回って来ます様に−…2006-05-26 02:52:00 -
5:
伊織
心の奥底でそんな事を願っていた。
翌日−… 『伊織おはよ〜☆』『おはよ☆』校門の前で小百合に会い一緒に教室へ向かう。その後ろからキャッキャッと朝からハイテンションな声が聞こえた。『アイツもう次の女かいな…。』そう良いながら寄って来たのは修平だった。2006-05-27 21:11:00 -
6:
伊織
『ぁ…修平おはよ。』修平に挨拶してキャッキャッと騒がし声の方を見た。透矢と新しい彼女と思われる子が楽しそうに喋っている。『……。』チクチクする胸の痛みを抑えギュッと手を握った。『どーせすぐ別れるゃろ?』『ゃな!』小百合と修平が笑いながら言った。
2006-05-27 21:16:00