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three
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1:
花◆CR4GNRsW4A
駒は3つ、選択肢は2つ
目的地の数は────゙?゙。
2007-08-10 13:54:00 -
2:
花◆CR4GNRsW4A
正しい基準なんて無いから、
正しい道だって無い。
選ぶのも歩くのもいつだって
自分自身なんやから。2007-08-10 14:00:00 -
3:
花◆CR4GNRsW4A
「はぁ〜あ………」
もう鳴らないって解ってるあの人
の指定着信音。携帯を見つめなが
ら何度も溜め息が溢れる。2007-08-10 14:05:00 -
4:
花◆CR4GNRsW4A
「玲華ぁ、また落ちてるん?」
「え?ん〜。まぁ……」
喫茶店で落ち込むあたしに、
親友の茜梨がカフェオレをかき混ぜながら聞いてくる。2007-08-10 14:10:00 -
5:
花◆CR4GNRsW4A
「自分からフッたくせに
何であんたが落ち込むねん(笑)」
「うん、せやんなぁ……」
昨日、4年付き合ってたホストの彼氏と別れた。理由は極々簡単で。素直に"疲れて"しまったから。2007-08-10 14:14:00 -
6:
花◆CR4GNRsW4A
長いようで短かった4年間。
浅いようで深かったあたし達。
でも、あの頃のように純粋に全てを受け止めれんくなったあたしは辛くなってしまう一方で。
……結局は逃げてしまった。2007-08-10 14:21:00 -
7:
花◆HOt8iACN4Q
「でもさ、ほんまに良かったん?
後悔はしてへんの?」
「してないよ」
……後悔してないっつったら嘘になるかもしれん。でも、あのまま一緒にいても何もならへん事は、あたしもあいつもきっと何処かで解ってたんやと思う。2007-08-10 19:03:00 -
8:
花◆CR4GNRsW4A
「こればっかはしゃーない。
もう終わった事や。過去や過去♪今日からフリーです(・∀・)」
「…まぁ玲華が納得してんならいいねんけど。無理はしなや」
「うん、大丈夫」
茜梨、ありがとう。この子はほんまによくあたしを理解してくれる。これ以上、この話をあたしがしたくない事も解ってるんやろな。2007-08-10 19:17:00 -
9:
花◆CR4GNRsW4A
「てゆうか、あたしまだ21やし?人生これからですよね」
「間違いない!!」「あっ、ごめん
茜梨は22やっけ(´∀`)」「そればりうざいな(゚∀。)」「(笑)。てか4時半や。仕事行くべ〜♪」「まじ?せやな〜。行こか」
この時、あたしの運命の駒は1つ終わりを告げた。告げただけで、まだまだ見えない道を進んで行く事だけは確かだったけれど。2007-08-10 19:39:00 -
10:
花◆CR4GNRsW4A
悲しむ暇も、過去の思い出に
浸る事もしたくない。
この4年間で、あたしは強くなった。良くも悪くも変わった。やけど臆病になった。人も、何もかも素直に受け止める事は出来なくなっていた。2007-08-10 19:57:00 -
11:
花◆CR4GNRsW4A
「「おはよ〜ございま〜す」」
二人してだらけた口調で店の扉を開けると「ふたりともおはよう♪今日も頑張ってね!!ご指名も入ってるからよろしくね!!(・∀・)」
「「………は〜い」」
職業?しがない風俗嬢。それなりに人気も指名もぼちぼち。それなりに頑張って、いつの間にか1年が経った。2007-08-10 20:40:00 -
12:
花◆CR4GNRsW4A
毎日毎日同じ日々の
繰り返し。こなすべき過程を何となくこなす。そんな生活。
ただ、いつもと違うのは
大事な恋を失くした事だけ。2007-08-11 07:17:00 -
13:
花◆CR4GNRsW4A
仕事が終わるとミナミに出て
二人で居酒屋。これがあたしらの毎日の基礎パターン。
「「お疲れ〜♪(・∀・)」」
あたしはビール、茜梨はチューハイ片手に乾杯。お酒が強くて好きなあたしはこの瞬間がたまらなく好きだったりする(´∀`)ノ2007-08-12 14:00:00 -
14:
花◆CR4GNRsW4A
「あ、てか!!玲華もうフリーなんやし自由の身なわけやんな!?」
甘いチューハイを
一口飲みほし、茜梨が目をキラキラとさせながら聞いてくる。
え?(笑)何?(-д-)」「久々に行こ〜や、ホスクラ♪」2007-08-12 14:08:00 -
15:
花◆CR4GNRsW4A
「ホストぉ?うちもう今
ホストは懲り懲りねんけど(笑)」「や、だからー初回で♪パァ〜と楽しく飲みに行こや」
「………楽しくねぇ」
元彼、光の店には今思えば"義務"のような感覚で行っていた。行くのが当たり前。ホスクラに対して"楽しむ"なんて感覚、とっくの昔に何処かに置き忘れてしまった。2007-08-12 14:18:00 -
16:
花◆CR4GNRsW4A
諸事情により
書けなくなりました。
削除お願いします。2007-08-12 20:58:00 -
17:
花◆4/9O7U9B4Q
上の書き込みは花じゃありません。途中トリップ漏れがあったので、トリップを変えて再度書いて行きます。2007-08-13 08:14:00 -
18:
花◆4/9O7U9B4Q
「……せやな、行こっか」
「ほんま!?(・∀・)やった♪」
何となく気晴らしに。その程度の気持ちやった。今頃なら光の店に居るこの時間帯。このまま帰ったって、何していいんか解らない。
そんなあたしの思いとは裏腹に、茜梨は早速カチカチとホストサイトで行く店を検索しはじめた。2007-08-13 08:26:00 -
19:
花◆4/9O7U9B4Q
ホスクラかぁ。他の店とか久々やな。昔は茜梨とよく光の目を盗んで、ちょくちょく他店行ったりしたけど、ハマる訳もなくまた結局は光の元に戻って、もう行く事もぱったりと無くなった。
「あ、あったあった!!
前からここ行きたかってん」
そう言いながら茜梨が携帯画面をこっちに向ける。2007-08-13 08:33:00 -
20:
花◆4/9O7U9B4Q
「ん〜?見せて」「そこのなぁ、遥人君って人がめっちゃ格好よくてなぁ。前からなぁ(´ω`)」
「ちょ、うるさいわ」
「………ごめんって(笑)」
茜梨が指定した店は、あたしも名前くらい耳にした事がある有名な大型店。公式HPを見ると、ざっと従業員が50人はいる。2007-08-13 08:53:00 -
21:
花◆4/9O7U9B4Q
「玲華もここ知ってるやろ?」
「うん。聞いた事はある」「ここでいい?なっ、ここでいい!?!?」「……ここがいいんやろ(-д-)」
「うんっ!!(´∀`)」
とまぁ、半強制的に決定(笑)。あたしからしたら何処でも良かったし、別にいいんやけどね。2007-08-13 09:25:00 -
22:
花◆4/9O7U9B4Q
この選択が、また新たな
運命の始まり。
"あたし"と言う名の駒は
少しずつ、でも確実に進んでく。2007-08-13 09:30:00 -
23:
花◆4/9O7U9B4Q
「あ、タイプな人とかいた?誰かメールしてから行こや」「はぁ〜?まじで?」「あたしはもちろん遥人君やけど(´艸`)」「あんただけメールしたらええやん」「あたしだけとか恥ずいやん!!(゚д。)玲華も適切に誰か見っけてメールしてや!!」「えー…(笑)」
恥ずい意味分からんし。
仕方なく【スタッフ一覧】で好みのホストを探す心優しいあたし。2007-08-13 10:13:00 -
24:
花◆4/9O7U9B4Q
新人嫌いなあたしは
役職しか目を通さない。役職付いてる人なら、間違いない気がするから。同じ金払うなら接客出来る奴の方が余裕でいいし。
「玲華さん、誰かいました?」
「……うん。決まった♪」てか、役職付きが5人くらいしかおらん中から選ぶんもどうなんやろな。2007-08-13 10:19:00 -
25:
花◆4/9O7U9B4Q
「あたしもうメールしたで♪」
「(早っ。)……あ、そうなんや。ほなあたしも送るわ」
「送り送り〜♪(・∀・)」
テンション上がりつつある茜梨が何ともおもしろいあたし(笑)2007-08-13 10:21:00 -
26:
花◆4/9O7U9B4Q
「玲華誰にメールしたん?」
「えと、"愁"って子」「しゅう?あ〜、はいはい愁君な。
めっちゃ男前な子やろ?」「かなぁ?確かに整った顔してんな。タイプではないけど」「せやな。ま、無難ですね(´∀`)」「ね(・∀・)」
〜♪♪♪〜。うだうだと話してる中、あたしの携帯が鳴り響いた。2007-08-13 10:29:00 -
27:
花◆4/9O7U9B4Q
「あ、返って来た。
3時からやってるって。行こか」「へ?玲華、なんて送ったん?」「店何時からですかって」「え、しょっぱな送ったメールがそれなん?」「え?うん。もう開いてるらしいし、行こや」
「……あんた強いなぁ(笑)」
そんなこんなで、既にほろ酔いの茜梨を連れて居酒屋を後にした。2007-08-13 10:36:00 -
28:
花◆4/9O7U9B4Q
ここまでにします。
また夜更新します(・∀・)
2007-08-13 10:41:00 -
29:
名無しさん
お疲れさま☆楽しみにしてます
2007-08-13 10:43:00 -
30:
花◆4/9O7U9B4Q
店に電話して、場所を確認しながらしばらく歩くと看板が見える。
「あったあった。あっこや」
「うわ、緊張してきた!!(゚д。)」「今更?はよ入んで〜」
うだうだ言い出す茜梨の腕を引っ張り、ゆっくり扉を開けた。2007-08-14 15:18:00 -
31:
花◆4/9O7U9B4Q
店に入った第一印象は
とにかく"広い"。広いし綺麗。
そら従業員も多いわけやな。しばらくすると、ボーイっぽい黒服があたし達に気付き近寄ってくる。
「───初回の方ですか?」2007-08-14 15:23:00 -
32:
花◆4/9O7U9B4Q
身分証の確認やらなんやらさせられて席に案内される。初回料金の説明をされ、「誰か気になった従業員がいたら、気兼ねなく言って下さい」そう言われ、
男メニュー的なものを渡された。
………ちょ、ばり丁寧やな。丁寧過ぎてかしこまるわ(´д`)ノ2007-08-14 15:48:00 -
33:
花◆4/9O7U9B4Q
「あたし最近他の店とか行かんし分からんけど、やっぱ大きい店はちゃんとしてるんやな〜」
「確かに。玲華、光君のとこばっかりやったもんな」「あいつの店とか、ばり適当やったもん(笑)」
「あはは。まぁな(゚∀。)」
箱は綺麗、黒服の対応も完璧。後は従業員の質だけ。それが一番重要なんやけど、どうかな〜。2007-08-14 16:00:00 -
34:
花◆4/9O7U9B4Q
「「初めまして〜!!!」」
はい、びっくりした。
一斉に5〜6人が席に着く。まだホスト始めて1週間です的な、顔面動物園達が。ちょ、お前等全員現実見よっか。まじで。
職安行く事お薦めします(・∀・)ノ2007-08-14 16:10:00 -
35:
花◆4/9O7U9B4Q
「ばり可愛いいすね〜」
「よく飲み行くんすか〜?」「番号聞いていいすか〜?」
がっつきすぎ。
ありきたりな会話。全員喋るから誰と何話してるか、全く謎。てかこいつ等の存在が謎。灰皿くらい変えろや、アホストどもが!!2007-08-14 16:20:00 -
36:
花◆4/9O7U9B4Q
これはさっさと目当ての人呼ぶ方が賢いと察したあたし。
横にいるアホスト代表に「遥人君と愁君呼んで」「……あ、はい」
しょげるアホスト達。え、そこへこむんや。意外と繊細なアホスト。いきなり口数が減るアホスト。分かりやすいねん、お前等(・∀・)2007-08-14 17:08:00 -
37:
花◆4/9O7U9B4Q
「今呼んでもらってるんで」
「あー、うん。ありがとう」
アホスト代表髪型変やけど大丈夫かな。わざと?つっこんだらまたしょげそやし…うん、ほっとこ。
「あっ、それと」「え!?(゚∀。)」2007-08-14 17:14:00 -
38:
花◆4/9O7U9B4Q
「遥人さんは?2なんで
忙しい人やから、少し遅くなるかもしれないです」「…あ、うん。全然おっけーです(゚∀゚)」
そっちね。びっくりした。髪型見過ぎて怒られるかと思った。
てか遥人って人、?2なんや。凄いな〜。顔は茜梨のモロタイプのくっきり一重の男らしい感じ。2007-08-14 17:21:00 -
39:
花◆4/9O7U9B4Q
ん?じゃあ、愁って人は?どうなんやろ。「なぁ……」
アホストに聞こうとしたその瞬間「初めまして、愁です」
あ、──本人来た(・д・)
第一印象?う〜ん。"クールそう"。あ、ちゃうな。素直に"格好いい"。そう思った。今思えば開けてびっくり箱やったけどな。2007-08-14 17:30:00 -
40:
花◆4/9O7U9B4Q
正統派な普通に男前。
そんな印象かな。誰が見ても格好いいって言うやろなーみたいな。全然あたしのタイプじゃないのが残念賞やけど(´ω`)
ま、ホストは顔じゃないからね。2007-08-14 17:35:00 -
41:
花◆4/9O7U9B4Q
「初めまして〜」
「隣いいですか?」「(いきなりかい)あ、はい」「お名前いいですか?」「玲華です」「れいかちゃん?あ、もしかしてさっきメールくれた子?」「あー、うん」
てかこいつ………
極度のナルやと思われ。2007-08-14 17:41:00 -
42:
花◆4/9O7U9B4Q
だってね、ず〜っと
表情変わらんの。ず〜っと決め顔やの(`・ω・´)キリリ!!
あなたが格好いいんは分かったから的な。肩の力抜こっか的なね。
初回で来たあたしなんかにそんなん思われたないか(笑)2007-08-14 17:46:00 -
43:
花◆4/9O7U9B4Q
愁とはたわいもなく、
普通に喋った。話してみて解った事が何個かあったけど、一番痛いんは笑いのツボが全く違うってオチ。1人で爆笑し出すんよね。
中々KY男かもな、こいつ。2007-08-14 17:56:00 -
44:
花◆4/9O7U9B4Q
「玲華はMかSどっち?」
「(もう呼び捨てかい)どっちやと思う?」「絶対M!!」「(なんの絶対か謎)ごめん、あたし究極のSやで」「嘘ぉ!?S!?(゚д゚)」
そない驚かんでも……。
てか、どうでもよくね?(爆)2007-08-14 18:02:00 -
45:
花◆4/9O7U9B4Q
「へぇ〜、じゃあ
どんな男が好きなん?」「んー。あたしSやのに、ドSな男に惹かれんねん。俺に付いて来い的な」
「ほんまに好きな男の前じゃ、Mなんや?」「かもなぁ(笑)」
あたしのこの一言に彼はスイッチが入ったみたいで。2007-08-14 18:08:00 -
46:
花◆4/9O7U9B4Q
「俺、ドSやから」を、連発。
何回言うねんてくらい連発。
言うたら勝ちってくらい連発。絶対あんたあたしがSな男好き言うたし、合わせて言うてるだけやん。びっくりするわ、この男。2007-08-14 18:13:00 -
47:
花◆4/9O7U9B4Q
───でも、笑えてた。
あたし笑えるんやん。光がおらんくても笑えるし、歩いて行ける。
それが寂しく感じた
あたしは、やっぱり弱いかな。2007-08-14 18:23:00 -
48:
花◆4/9O7U9B4Q
なぁ、愁ちゃん。
少なからずあの日のあたしを笑顔にしてくれたんは、
紛れもないあんたやった。
あんたと出逢ったあの日は、その先の運命なんて予想もして無くて。誰かを本気で好きになる事なんて、大袈裟かもやけどもう無いって、そう思ってたから。2007-08-14 18:26:00 -
49:
花◆4/9O7U9B4Q
今日はここまで(・∀・)
また夜か朝更新します。
2007-08-14 18:27:00