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???夜遊びWebで叩かれて???
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1:
名無しさん
「あ〜ネムッ!!!もうこんな時間か〜」
携帯を見て、ベッドからゆっくりと起き上がり、タバコに火をつける。
「今日は指名何本取れるっかな〜♪澤田さん来てくれるかな〜…って、あ!昨日の写メ、ブログに載せるの忘れてた!」
そう、あたしはキャバクラ嬢だ。2007-08-11 04:20:00 -
2:
ルミ
名前つけるの忘れてました?ルミです!
2007-08-11 04:26:00 -
3:
ルミ
毎日起きて、とびっきりの詐欺メイクをした後必ずする事。それは…
…キメ顔撮影…(--;)
お店のブログに毎日毎日自分の一番可愛いく写る角度で、光加減で、表情で!!詐欺写メを撮るワケです…。
一見「アホとちゃうか!?」と思われる行為ではありますが。サイト指名のお客さんを増やすため、自分のお客さんに見てもらうため、そしてハンパない量の人達にアクセスしてもらえるっていう…何より自己満足のため!!
頑張っているのです☆2007-08-11 04:38:00 -
4:
ルミ
「まぁ〜今日は花金やしな!サヤカもあたしもいっぱい客呼べるやろ!今月残りがんばろや★」
「せやな!ってゆぅ〜かルミぃ〜!!今日もかなりの詐欺写メの嵐やったやんかぁ☆笑さすがアクセスランキング2位!!」と、サヤカがおちょくるように言った。
「はぁ〜?あれ実物のまんまなんスけど笑」
「ルミばり調子こいてる〜!!♪まぁこんな調子こきよりフェンネのゆなちゃんのが可愛いかもな笑」2007-08-11 05:03:00 -
5:
ルミ
(ハア!!??)
サヤカが言ったただの冗談に、あたしは本気でイラっとした。
同じ系列店の有名嬢、【FENNEフェンネ】の看板嬢…ゆな。
見る人見る人が目を丸くして驚くほどにカワイイ…夜遊びWebにもスレが立ちまくるほど話題になっている…フェンネのゆな…
あたしはいくら毎日苦労して詐欺写メを載せても、
アクセスランキングでこのフェンネのゆなを抜く事はできなかった…。ここ最近、そのためにあたしは毎日毎日イライラしていたのだ。2007-08-11 05:13:00 -
6:
ルミ
負けず嫌いなあたしはライバル心に火がついた。
「あっそ!!ちょっとサヤカ!!ダラダラ歩いてんとさっさと店行くで!!」
「もぉ〜!ルミぃ、サヤカがほんまの事言ったからってイライラしすぎぃ☆怒らんとって♪」
あたし達は【ANNE】アンネへと急いだ。2007-08-11 05:20:00 -
7:
ゅち
実話ですか??
おもしろいです??
頑張ってくださぃ?2007-08-11 05:23:00 -
8:
名無しさん
気になる?
2007-08-11 05:27:00 -
9:
ルミ
化粧治しを終え、サヤカがトイレへ行っているスキに一服しながら…キャバ嬢の定番、夜遊びチェック…。
〔ANNEのルミ〕という、誰かが立てた下らないスレをもちろん最初にチェック(*_*)
いつも自分のスレを開く瞬間は、なかなかドキドキものだ。2007-08-11 05:41:00 -
10:
ルミ
………ホッ(;´д`)
あまり痛い事はまだ書かれていない…。
〈ルミちゃんって、彼氏いるの!???〉
〈おるに決まってるやん。キャバ嬢なんてみんな彼氏いますから〜〉
〈いや、おらんらしいぞ!!〉
〈この子地元どこ?彼氏の元カノに似てる〉
…よし。しょうもない薄い話題ばっかりや。2007-08-11 05:49:00 -
11:
ルミ
(あ〜平和平和☆荒れませんよ〜に☆)
あたしは目立ちたがりの癖に気が弱くて、傷つきやすいので、掲示板で話題になったりするのは本当は避けたい。でも中傷なんてされてないから削除依頼出せないなぁ…なんて思いながら何気なくキャバクラ板のスレ一覧を見る。すると…2007-08-11 05:56:00 -
12:
ルミ
〔FENNEゆなって…〕
〔♪フェンネゆなちャんファンだけ集合♪〕
〔フェンネゆな嫌いな人〕
〔フェンネゆな可愛い〕
そこにはフェンネのゆなのスレが一気に4つも上がっていた。
(え…やたらスレ多すぎちゃうん…?なんでこの子だけこんなに?)
そう思いながらスレを開くと…2007-08-11 06:12:00 -
13:
ルミ
〈ゆなチャンかわゆすぎ〜〜〜ッ!!!!!〉
〈こいつパン粉やでな〉
〈潰しすぎヤシ!!〉
〈ゆなちャん好きな子だけ語ろぉ☆〉
〈リアディゾンそっくり(・∀・)〉
〈は?こいつ直引きしまくってホスト通いまくってんで。うちの旦那の色カノやし〉〈↑直引き知ってる!自作しすぎのブッサイクやん〉
〈ほんま売れない嬢のヒガミ怖すぎぃ〜。ゆなちゃんの足元にも及ばんくせに〉…………2007-08-11 06:20:00 -
14:
ルミ
(この子凄い……)
あたしはスレの内容より、フェンネのゆなの注目度と話題性にくびっくりしてしまった。
(あたしなんかホメられても叩かれてもないし…話題性ナシやん…同じ系列店で、1位と2位やのに…)
『悔しい』
そう思った。2007-08-11 06:28:00 -
15:
ルミ
あたしだって一応看板やし、めちゃくちゃ努力してこんなに可愛いくなったのに…と、会った事もないフェンネのゆなに、さらにライバル心を燃やしていた。
「ちょっとぉルミぃ!いつまで化粧治ししてんのッ!?」
「あ…ゴメン、そろそろ客席行こっか。」
あたし達はフロアに出る。2007-08-11 06:37:00 -
16:
ルミ
化粧治し→化粧直しでした(>_
2007-08-11 06:41:00 -
18:
ルミ
気をとりなおして仕事、仕事♪
「こんばんは!失礼します★はじめましてルミです★」一発目のお客様は店のあたしのブログを見て指名で来店されたお客様……って、丁寧に言ってみたけど…。サイト指名のお客は、なぜかキツイのが多い(;´д`)
「ルミちゃんブログの写メみたいに上目遣いしてみてェ♪」「こないだ元気無さそうな表情だったけど何があったのぉ♪」
「ルミちゃん温泉行きたいって書いてたから、旅館取ったんだぁ♪」
…シワシワの嫁と風呂入っとけ☆2007-08-11 07:11:00 -
19:
名無しさん
.
2007-08-11 08:55:00 -
20:
ルミ
(金はなかなか持っとんな…でもこういう奴はミーハーやからあちこちでサイト指名しとんな。でもツンデレ好きそ〜やから〜…)
なんて満面の笑みの奥で考えてると
「ルミさ〜んお願いします!」と、ボーイに抜かれた。
席を立つ…。フロアを誘導しながらボーイが「澤田さんいらっしゃいました」と小声で言った。
待ってましたあ!!!!!!!!!!2007-08-11 08:57:00 -
21:
名無しさん
しぉり??
2007-08-11 09:02:00 -
22:
名無しさん
略なくして?読みにくい?
2007-08-11 09:12:00 -
23:
ルミ
あたしは普段のサヤカは好きだけど、仕事の時のサヤカは嫌いだった。今までに一緒の席についた時、サヤカはいつもの天然ぶりを発揮しすぎて何回もお客さんを怒らせて、あたしがとばっちりを食らった事があるからだ。悪気は無いんだと思っているけど、あたしは澤田さんがサヤカのせいで切れるような事だけは絶対に避けたかった。
2007-08-11 09:59:00 -
24:
ルミ
「エ〜!?いいやぁん♪サヤカはルミの親友やもぉん♪」サヤカは席を離れようとしない。だんだん澤田さんの顔から笑みが消えていった。
「澤田さぁん♪ルミねぇ♪ブログのアクセスランキング、フェンネのゆなちゃんに負けて怒ってたんですよぉ☆」と、サヤカが普段より数倍ブリブリの声で言った。(ハァ!?こいつ何考えとん!?)と、かなりイラついたが、澤田さんの前だ。むやみに怒れない。
「サ…サヤカ☆変な事言いなやぁ☆」
2007-08-11 10:14:00 -
25:
ルミ
「サヤカ変な事ゆった事なぁい☆」…やばい…コイツ完全に酔ってる。追い討ちをかけるようにサヤカがまたペラペラと喋り出した。
「澤田さぁん!ルミいっつも澤田さんのコト凄ぉくホメてますよぉ♪『良いお客』だって☆エヘヘ♪」
(ッ…こいつッ…!!)
バン!!!!!!!!!! 澤田さんが机を両手で強く叩いた2007-08-11 10:21:00 -
26:
?
この小説のルミのモデルは主さんですか??
2007-08-11 12:00:00 -
27:
ゆち
気になるー???
2007-08-11 15:33:00 -
28:
ルミ
?さん☆主がモデルですよ♪ゆちさん☆今から更新しますね♪
2007-08-11 19:54:00 -
29:
ルミ
ビクッ!!!!!あたしとサヤカの動きが一瞬止まった。普段温厚な澤田さんの表情が凍りついている…。(ヤバイ!またあたしが怒られて、切られる!またサヤカのせいで…!)あたしはオドオドしながら下を向く。すると澤田さんは
「……サヤカさん、君あっちに行っててくれるかな?君と飲みたくないから。」
「え…サヤカがぁ?なんで…」とサヤカがしつこく言った。いい加減にあたしも切れて「サヤカ!!迷惑やから」と強く言った。2007-08-11 20:06:00 -
30:
ルミ
しぶしぶ酔っぱらい女が退散した後、澤田さんは何も無かったかのように、いつものようにただただニコニコ笑いながら飲み始めた。あたしはホッとして接客を続け、1日の仕事を終えた。 更衣室に行き、サヤカの元へツカツカと歩いていく。
「サヤカ!!!!さっきのどういう事なん!?澤田さん切れるとこやったやん!!!!」周りの女の子の目も気にせずあたしは怒鳴った。するとサヤカは、「えぇ〜!?さっき酔っ払ってたから…何言ったか忘れた…ゴメンなルミ…ホンマにゴメン!!!!」
いつもの素直なサヤカに戻っていた。2007-08-11 20:16:00 -
31:
ルミ
あたしはサヤカを許し、あっさり仲直りをしてしまい、送りで家へ帰った。「ああ〜今日はなんか疲れた!!!写メ撮ってブログにのせて寝よ!!」 あたしは疲れを見せないようにニコッと笑顔を決めて写メを撮ってブログにのせた。ブログサイトを見ると、フェンネのゆなも何枚か写メをupしていた。「悔しいけどめちゃめちゃ可愛いな…。人工的な顔やけど、めちゃめちゃ可愛い…。」あたしはため息をついた。
ふと夜遊びの事を思い出し、キャバ板を見てみた。…相変わらずフェンネのゆなはたくさんレスがついている…なんて思っていたその時…!2007-08-11 20:27:00 -
32:
ルミ
〔ANNEのルミ〕というスレが上がっている事に気づいた。(めちゃレス増えてるし…何???)ドキドキしながらスレを開いてみると
〈まぢこいつぶさすぎ〉 〈え?可愛いいやん(>_2007-08-11 20:39:00 -
33:
ルミ
なぜか心臓がバクバクする。アドレナリンが上がっていくのを感じる。あたしは叩かれるのが初めてだったのだけど…正直こんなにキツイもんだと思わなかった…。有名税でしょ?ぐらいにしか思っていなかった…。
「不細工て…あんたらの顔見せぇや。自作なんかしてないっちゅーねん」 自作という言葉はなぜかプライドが傷つく(>_2007-08-11 20:48:00 -
34:
名無しさん
ぉもろぃ?ぁげ??
2007-08-12 00:53:00 -
35:
名無しさん
しぉり??
2007-08-12 04:16:00 -
36:
名無しさん
主これ実話?実話やったらいいなぁ???
マジおもろぃし?見ててやる気出たわぁ?2007-08-12 11:40:00 -
37:
名無しさん
あげ?
2007-08-12 11:58:00 -
38:
ルミ
次の日━━またいつものように昼過ぎに起きる。眠い目をこすりながら客電でカチカチとメールを打ったり、もらいものの珍しいぬいぐるみを写メってブログにのせたり…昨日の夜遊びの事もあって、顔写真をのせる気分にはならなかった。
【ANNEアンネ】は営業時間がものすごくく、だいたい7時から朝の5時6時まで店は開いているので、正直遅刻には全然厳しくない。だから出勤前は思う存分ダラダラできるのだ。2007-08-12 18:28:00 -
39:
ルミ
ダラダラしていると、ふと昨日の夜遊びの事を思い出した。
(また叩かれてるかなぁ…)そう思いながらも、自分の事が書かれているとどうしても気になってしまう…。「よし!見てまお!!!」
あたしはキャバクラ板を開いた。2007-08-12 18:32:00 -
40:
ルミ
〔ANNEのルミ〕
〈自作!?ルミちゃん自作してるの!?〉
〈とりあえずこいつキモい。案内所の写真もキモすぎ。喋り下手すぎ。〉
〈ルミちゃんってそんな子なん!?〉2007-08-12 18:37:00 -
41:
ルミ
(…そんな子ってどんな子やねん…サイト信じるアホが騒ぐなや!!つかこいつ誰やねん!!!)
見なければいいのにうっかり見てしまったあたしは、またものすごいイライラに襲われた…。『誰?・ムカツク・悲しい』この3つが頭の中をグルグル回っていた。2007-08-12 18:45:00 -
42:
ルミ
テンションはガタ落ち。もう何もかも嫌になって仕事に行く元気も無くなってしまった。いじめられて登校拒否になる子の気持ちがわかる…。
(休もう。中田に電話しよう。)
あたしは店長の中田に電話をかけた。
「プルルル……中田?あたし今日頭痛ひどいから休ませて。ほんまにヤバイねん」2007-08-12 18:51:00 -
43:
名無しさん
あげッ?
2007-08-12 19:44:00 -
44:
名無しさん
めちゃオモロイ?
2007-08-12 20:20:00 -
45:
ルミ
「そっか〜。ってかルミなら大丈夫やって!!!頭痛なんて仕事してるうちに治るもんや!!今日何時?」
…ボーイなんてこんなもんだ。女の子のズル休みなんてお見通しだ…というかハナっから疑ってかかるのがボーイだ。
「ほんまに無理!!病院行って痛み止めもらったけど効かんくて…」
「よっしゃ!!店来たら俺が痛み止めのおまじないしたろ♪ってかさっき案内所から連絡あって、もうすぐお前のお客様来るみたいやから急いでな!!!」
「…わかった」 負けた。2007-08-12 21:18:00 -
46:
ルミ
化粧をして、Y'sでセットをして、店に着く。お店には案内所からのあたし指名のお客なんていなかった。(また騙された…)こんなのキャバクラではお約束だ。
フロアに出るのはもう少し後にして、更衣室で化粧を直す。女の子のおはようございま〜す!というキャピキャピした挨拶に精一杯の愛想笑いをする。2007-08-12 21:26:00 -
47:
ルミ
正直自分が夜遊びで叩かれていて落ち込んでるって周りに知られたくないのが本音だ。
「え!なにそれ!?あたし叩かれてるん??知らんでそんなん!」あたしは白々しい演技をした。
「え!知らんかったぁん!?ほら見てェ!!!これやでこれぇ!!!」サヤカがあの嫌なスレをあたしの目の前につきだす。2007-08-12 21:37:00 -
48:
ルミ
(もう見たくないっちゅうねん…)そう思いながらもサヤカに白々しく驚いて見せた。
「ルミこんなん気にしたらアカンで☆有名な証拠やぁん☆ひがまれてるだ〜け♪」
(気にしたらあかんならわざわざ見せんなよ…)そう思いながらサヤカに軽く笑って見せた。叩かれて、有名な証拠って言われても全く素直に受け入れられないものだ。2007-08-12 21:43:00 -
49:
ルミ
嫌な気分で仕事が始まる。こんな日に限って指名が取れない、お客さんを呼べない…。待機するのはプライドが許さない。トイレの個室でこっそり暇潰しをしたりする。
(あたし何やってんねんやろ…)
虚しくてしかたがない━━。その時、誰かがトイレに入ってきた。2007-08-12 21:49:00 -
50:
ルミ
(やばッ!!!!ボーイにサボってんのバレた!?)あたしは慌てて火をつけかけていたタバコをしまう。
「…でさぁ〜…やってん!!バリうけるやろ!?」
「アハハ!!!ショボすぎやろその男!!」
(良かった…女の子や)
あたしはホッとして個室を出ようと立ち上がった。2007-08-12 21:56:00 -
51:
ルミ
…女の子達が出て行って、やっと我に帰った。【ANNEアンネ】には女の子が約100人在籍している。女の子を全員覚えられるはずがない。当然さっき話していた女の子が誰かもわからない…。だんだん怒りが込み上げてきた。
「…話題にもならんショボ嬢がほざいてんちゃうわ」
そう呟いた。2007-08-12 22:09:00 -
52:
ルミ
今から考えると、あの時のあたしは弱かった。人間の汚い部分を見るのが怖かった。怒りと、さっきトイレから出て、悪口を言っていた女の子を問い詰めれば良かったという後悔から頭がぐちゃぐちゃになった。
…更衣室に行き、ドレスの上からカーディガンをはおり、ロッカーからカバンを乱暴にひっぱり出し、店を飛び出そうと扉に向かった。2007-08-12 22:15:00 -
53:
ルミ
「お〜っとルミちんどこ行くねぇん!!?」
扉の前で通せんぼをしてきたのは…中田だ。
「どいて。やっぱ頭痛いから帰る」「ルミぃ☆そんな冗談ゆうてんと、フリーのお客さんつこかぁ☆」
中田はあたしの言葉をサラっと流し、背中を押してあたしをフロアへ連れて行った。
(もぉダルい…働かせんなや。ほっとけや)2007-08-12 23:55:00 -
54:
ルミ
「今からつくお客さんはかなり熱いからな〜!!絶対頼むでぇ☆ルミなら絶対いけるから!!な!!」
なんやねんと思いながらも、やっぱりあたしはキャバ嬢で看板嬢で仕事中だ。嫌な事は忘れよう…と落ちたテンションを無理矢理上げて、その「熱い」お客さんの元へ歩いていく。
「初めまして☆ルミです☆」隣に座り、お辞儀をしながら名刺を差し出し、顔をあげた━━━━2007-08-13 00:03:00 -
55:
ルミ
━━━その瞬間、あたしはキャバ嬢じゃなくなった。
こんな事は初めてだった。
一目惚れだった…2007-08-13 00:06:00 -
56:
名無しさん
リアル??
楽しみに待ってまーすっ2007-08-13 00:12:00 -
57:
ルミ
綺麗な顔、焼けた肌、筋肉質な体、座っていてもわかる長い脚…そして何より男らしくて怪しい、鋭くて少し怖い、でも寂しそうな目。
一目惚れなんて初めてだった
「こんばんは!ルミちゃんか。俺はユウジです。」2007-08-13 00:15:00 -
58:
ルミ
あたしはハッとして動揺を隠すように笑顔を作り、キャバクラの定番トークをした。
「ユウジさんですか☆おいくつなんですか〜?」「俺は30やで。オッサンやろ〜!?」
「えっ!!全然見えない〜!!!」
本当に見えなかった…あたしは25ぐらいやと思っていた。
「ルミちゃんはいくつ〜?」2007-08-13 00:22:00 -
59:
ルミ
「若いなぁ〜!肌とかめっちゃ綺麗やもんな〜!この店で最年少ちゃう?」
なんでもない定番トークなのに、あたしは完全に緊張していた。ミネを持つ手も自分でも分かるぐらいに危なっかしくなってしまう(_ _;)
(あんまりその目で見ないで…泣)
今まで『お客は金。それ以外の何でもない』…そう思っていたのに━━━。2007-08-13 00:33:00 -
60:
ルミ
「どうしたん!?なんか手震えてるやん!!笑 ルミちゃん酒が切れたか!?」
「ちゃいますよ!!笑」
「わかったわかった!ピンドンでも卸すから飲みや☆」
あたしは澤田さんのプラチナよりも100倍嬉しいと思った。
「えっ…ありがとうございます!!お願いしま〜す!!」2007-08-13 00:39:00 -
62:
ルミ
その後ピンドンを飲みながらユウジさんと色んな話をした。その話の中でわかった事は、ユウジさんは大阪と東京でバーをいくつも経営している事、彼女は半年ほどいない事などだった。
でもあたしがあまりにも緊張して言葉に詰まったりするとユウジさんはさりげなくフォローしてくれたりして、あたしは『この人はかなり飲み歩いてるな』という事もわかった━━
…あたしはこの事を…もっと覚えていれば良かったんだ…2007-08-13 00:54:00 -
63:
名無しさん
更新ありがとう?
頑張ってください??2007-08-13 07:21:00 -
64:
名無しさん
おもしろす?
2007-08-13 11:51:00 -
65:
名無しさん
?あげ?
2007-08-13 17:08:00 -
66:
ゅち?
おもろいー??更新頑張ってください???
2007-08-13 17:33:00 -
67:
ヒヨコ
おもろい?読みにくくなってまうんで感想スレ立てますね?
2007-08-13 20:50:00 -
68:
ルミ
ユウジさんはあたしに指名を入れてくれたが、用事があるとかでワンチェックで帰る事になった。「ルミちゃんおもろい子やなぁ〜☆また来るわな!!」
「あたしも楽しかったです☆もっと喋ってたかったな…」いつもは客をひっぱるために言うセリフ。この時のあたしの本音そのものだった。
(嘘臭いキャバ嬢の営業トークだと思ってるだろうな…)
あたしはユウジさんと番号とアドレスを交換して、ユウジさんを送り出した。
「また来てね!!!!」「お〜う!!」2007-08-13 22:56:00 -
69:
ルミ
営業終了後、更衣室の椅子に座って一息ついた。あたしは夜遊びの事も悪口の事もこの時から綺麗さっぱり忘れ去っていた。頭の中はユウジさん一色だった。
(用事があるって言ってたけど…どっかのキャバ嬢と遊んだりしてるんかな〜…ってかお客さんに惚れるとはなぁ〜ああゆう怪しげな雰囲気ある人に昔から弱かったっけ…)
「……ミ…ル〜ミ!!ルミってば!!!」2007-08-13 23:00:00 -
70:
ルミ
「え?あ!!ごめんサヤカ!!何?」「もぉ何ボーっとしてんのぉ?また夜遊びの事で悩んでんのぉ!?」
またコイツは嫌な事を思い出させてくれる(--;)
「まぁいっかぁ〜。ってかルミがさっきついてたお客さんおるやん?1人で来てて、なんかチョイ悪系な人ぉ!!」ユウジさんの事だ。
「その人がどしたん?」
「あの人バー経営とか言ってなかったぁ?」「え…なんで知ってるん!?」あたしは驚いて声を大きくして言った。2007-08-13 23:03:00 -
71:
ルミ
「やっぱりぃ☆西野ユウジさんやろ!?あの人新地でかなり有名なお客さんやで!!なんか男前やのにキャバ大好きで、気に入った子にはかなりお金落とす人なんやてぇ!!店同士取り合いみたいやでぇ?さっきルミが席つく前も代表が挨拶しに行ってたもん!!」
「え…そうなんや…!!」
「マジやで!サヤカが新地で一瞬働いてた時もあのお客さんだけめちゃ扱いスゴかったからお姉さんに聞いてぇん☆良かったやんルミぃ☆おめでとぉ♪」
2007-08-13 23:06:00 -
72:
ルミ
「せや!!ホンマによぉやった!!」と、中田がいきなり割り込んできた。
「ルミ…ほんまによぉやってくれた♪あの人がうちの店に通うてくれはったらホンマにうちの店の株が上がる!!オマエが澤田さんと西野さんを順調に呼んでくれたらフェンネに差ぁつけられるわ♪んも〜ルミお嬢様!!!これからも期待してるでぇ〜☆☆」中田は目をギラギラさせながら言った。2007-08-13 23:09:00 -
73:
ルミ
「あ…え〜わかったぁ〜。えらいプレッシャーやな(笑)」
あたしはキャストとして、熱くて有名なお客さんに指名してもらえたのは嬉しかった。あたしの力でフェンネに…差をつけられるのも嬉しかった。だけど…
(やっぱりかなりのキャバ通いかぁ…)さっき芽生えた恋心が少し傷んだ。2007-08-13 23:11:00 -
74:
名無しさん
期待あげ?
頑張って更新して下さい?2007-08-14 03:32:00 -
75:
ルミ
次の日━━━
今日は日曜日。普通の女の子なら彼氏と遊びに行ったり友達と遊んだりするんだろうけど、土曜日は【ANNEアンネ】が朝6時ぐらいまで営業しているので、その後ご飯に行き、家に帰って寝て起きたら大抵夜の7時ぐらいだ。毎週この時間からあたしは出かける気になんてなれなかった。
(あ〜眠い…あたし昨日帰ってきて…ブログにサヤカとのツーショットのっけて……ってヤバイ!!ユウジさんにお礼の電話してない!!)あたしは慌ててベッドから落ちそうになりながら飛び起きた。2007-08-14 04:30:00 -
76:
ルミ
(よし!!ユウジさんにお礼の電話━━━!!!…お礼の電話……。緊張するって…涙)
お客さんに電話をかけるのに緊張するなんて初めてだった。(どうしよ〜…でもお礼言わんとかありえへんしなぁ…ってか電話ぐらいで何中学生みたいにウジウジしてんねん!!笑 よし!かけよ!)
『プルルル…プルルル…プルルル…』
出ない。出られないのかな〜と思って電話を切ろうとしたその時…!2007-08-14 04:32:00 -
77:
ルミ
『…ッあい…もしもしィ…』まさに寝起き!!というか昨日のユウジさんの怪しげな雰囲気からは想像もつかないようなカワイイ声でユウジさんが出た。
『あッ!!ユウジさん…ですか?アンネのルミです!!』『ン〜…ルミちゃんやぁん☆昨日はどうもありがと様ねぇ☆』
『いえこちらこそごちそうさまでした!!…ってかかなり寝ぼけてはるってか…寝起きですよね?(笑)』『あ、バレバレやぁ…(笑)やっぱ前日朝まで起きてるから日曜日って夜まで寝てまうねんなぁ〜』『かなりお水の人〜な生活してるんですね(笑)』
あたしはさっきの緊張はどこへやら…。ユウジさんのかなり意外な寝起きの可愛い声に、すっかり和んでしまっていた。2007-08-14 04:35:00 -
78:
ルミ
『ホンマそれやわぁ〜♪ってかルミちゃん何してんのぉ?俺起きたんはいいけど二度寝するか迷うわぁ〜。』『あたしも起きたばっかりで暇してます〜!いつもは二度寝ですけどね☆ってか起こしちゃってごめんなさいね?』
(いつもはお客には日曜日も仕事してるっていうのに━━なんかこの人に嘘つけないな…)
ユウジさんはだいぶ目が覚めてきたらしく、ハキハキと『気にしやんといて☆でもルミちゃんが暇なんやったら二度寝とかせんとこ!!メシでも行かん?』と言った。2007-08-14 04:44:00 -
79:
ルミ
いつもなら場内指名をもらったぐらいで店外デートをするはずがない。むしろそんな簡単に誘ってくるお客はあたしの中で《ウザ客》決定だ。だけどユウジさんの声、まだはっきりと覚えてるユウジさんのあの目…
「いいんですか!?もちろん行く〜☆」
(ああ〜キャバ嬢の駆け引きもクソも無い…↓でも会いたくてしょーがないッ!!)2007-08-14 04:48:00 -
80:
ルミ
『ほんじゃ9時過ぎに迎えに行くわ!家堀江やったよな?○○通りの××とか近い?』『歩いてすぐです♪』『んじゃそこで9時過ぎに☆』
電話を切って急いでシャワーを浴び、メイクをして、服をあれこれ出してきて鏡の前で選ぶ。
(ンまに初デートの中学生みたい笑)
髪は昨日巻き巻きだったので、ギャップを見せてみようとサラサラのストレートにしてみた。2007-08-14 04:52:00 -
81:
ルミ
「お〜う!ルミちゃんこっちこっち!!」ドキっとして振り返ると、ベンツのゲレンデに乗り、窓から顔を覗かせて手をふっているユウジさんの姿。
(あ〜…ヤバかっこいい…)
あたしは自分でも気持ち悪いぐらいニッコニコの顔でユウジさんの元へ走った。「ルミちゃんおはようさん☆」「おはようさん♪あ〜業界挨拶やぁ(笑)」「まぁなぁ(笑)ほら乗り!!」2007-08-14 04:55:00 -
82:
ルミ
あたしは助手席に座ってユウジさんのほうをチラッと見た。
(やっぱかっこいい…)
と、ドキドキしながらチラチラ見てしまう。今更ながら…あたしは好きな人の前ではかなりガチガチになってしまうタイプだ。
するとチラっとユウジさんがこっちを見た。目が合った…あの目があたしを見ている━━━2007-08-14 05:00:00 -
83:
名無しさん
あげ?
2007-08-14 10:06:00 -
85:
名無しさん
あげ?
2007-08-14 12:24:00 -
86:
名無しさん
サヤカが黒幕…??
2007-08-14 12:46:00 -
87:
名無しさん
黒幕って?
2007-08-14 16:08:00 -
88:
名無しさん
ぽいよね?サヤカひがんでそやもん。
2007-08-14 17:12:00 -
89:
名無しさん
いやいや、くろまくはあがさ博士やろ
2007-08-14 17:23:00 -
90:
ルミ
あたしは目眩がしそうなほどユウジさんに見とれていた━━━その時ユウジさんがフッと笑って言った。
「どうしちゃったんや?ルミちゃん!(笑)何食べたい?」「あ…えっと!!あんまりこってりしてないモノなら☆オススメとかあります?」
「よっしゃ。お寿司とかで大丈夫?」「めっちゃ好きッ☆」
ユウジさんは梅田のお寿司屋へと車を走らせた。2007-08-15 08:19:00 -
91:
ルミ
「なんか昨日と雰囲気ちゃうなぁ。ストレート似合うやん☆可愛いわ。」「う〜んあたしホメられて調子乗るタイプなんですよぉ(笑)」
「もっと調子乗ったれ☆エエ女は値打ちこいてナンボやぞ☆」
(あ〜ユウジさんは 飲み屋で『エエ女』を何人も見てきてるんやろなぁ〜)なんていちいち勘繰ってしまう。あたしの悪い癖だ。
「それにしても昨日はなかなかびっくりしたわぁ」
「え?何がです?」「いや、ルミちゃんの評判いろいろ聞いててんやんか」2007-08-15 08:22:00 -
92:
ルミ
(…?…まさか━━━夜遊びの事!????嘘やん!!あれ見られてた!!??)あたしは胸がバクバクしだすのを感じた。
「いやぁ〜案内所の兄さんにな!!べっぴんやけどかなりやり手の子ですよ〜気はキツくてオラ入ってますね〜とか聞いてん。」「え〜…ほんとに〜?そんな変な事言いはる人おんねんなぁ〜☆」
(なんやぁ案内所か…ってオイ!!案内所の兄さん何ゆうてくれとんねん!!!涙)
…確かにあたしは基本的にはオラ営…というかワガママキャラの接客だ(*_*)2007-08-15 08:26:00 -
93:
ルミ
「おかしいなぁって!!(笑)まぁホンマはどうか知らんけどな☆」「もぉ〜(笑)」
「まぁそんな感じでアンネ行ってルミちゃんつけてもろた時、かなりイメージしてたんと違うかったからびっくりした訳や☆意外と初々しいなあ思ったな」
(初々しい…か。)
キャバ嬢として初々しいと言われるのはあまり嬉しいモノではない。素人っぽさを売りにしている子もいるが、仕事ができないという意味でもあるからだ。2007-08-15 08:28:00 -
94:
ルミ
(お客さんとしてひっぱれないかもな…ってかあたしはこの人に一目惚れしたのになんでこんな事考えてるんやろ…)
「ユウジさんだから緊張しちゃったんですよ〜?」と、あたしは言った。
「え〜?そんなんええって!ルミちゃん可愛い顔してやり手やな(笑)」
(あ〜…ユウジさんの中で色キャバ嬢決定↓)2007-08-15 08:32:00 -
95:
ルミ
あたし達は色々と話をしながら北新地で食事をし、その後バーで飲んだ。ユウジさんはかなりお酒が入っているのにも関わらず、一切口説いてこない。お客さんは店外で会えば、必ずと言っていいほど口説く生き物なのに…。
ユウジさんのそういう所に、あたしはモヤモヤする一方だった。2007-08-15 08:34:00 -
96:
ルミ
…あたしはまだ青かった
今思えば、あなたの言動も、行動も…何もかもが計算でつくられたモノだったように思えて仕方がないよ━━━
2007-08-15 08:37:00 -
97:
ルミ
「あ〜楽しかった☆ルミちゃんありがとうな!」「こちらこそごちそうさまでした☆」
「ってか忘れてた!!酒入ってもたから運転手呼ばな!」ユウジさんが慌てて携帯を取り出した。
「運転手…雇ってはるんですか!!ゼータク者☆(笑)」
「あはは☆雇ってる訳ちゃうがな!ま〜うちの会社の下っぱや♪俺の舎弟みたいな感じかな」2007-08-15 08:42:00 -
98:
ルミ
あたし達はその『舎弟』が来るまでの間、喫茶店で時間を潰していた。そして20分後━━━
「すんません遅くなって!!」
???聞き覚えのある声に振り返ったあたしは…
目を疑った。2007-08-15 08:48:00 -
99:
名無しさん
気になる??
2007-08-15 09:05:00 -
100:
名無しさん
澤田さん?
2007-08-15 09:26:00 -
101:
名無しさん
↑ぽいぽい?
2007-08-15 10:01:00 -
102:
名無しさん
それゎないやろ??
2007-08-15 14:16:00 -
103:
名無しさん
気になる〜?
2007-08-15 15:35:00 -
104:
名無しさん
めっちゃ気になる??
早くいっぱい更新してほしい?笑2007-08-15 16:00:00 -
105:
名無しさん
あげ?
2007-08-15 18:00:00 -
106:
名無しさん
あげげ
2007-08-16 02:16:00 -
108:
ルミ
「お〜う遅かったやんけ!!」ユウジさんが立ち上がって言った。「すいません社長から電話もらうまで寝てたんです…」
澤田さんはまだあたしに気づいていない。
「お前飲み屋通ったりせん癖に土曜の夜に何やっとってんな〜!!(笑)」
「いや〜社長がたまった雑務やっとけ言いはったんで〜僕朝まで頑張って……」と言い終わらないうちに澤田さんがふとこっちに目線を移した。唖然とした表情であたしを見ている…2007-08-16 04:14:00 -
109:
ルミ
(ヤバい!!どうしたらいいん…澤田さんは太客でお金持ちで、でもユウジさんの下っぱで貧乏で…飲み屋にも通ったりしなくて…ってかお客さんにお客さんとの店外デート見られて…ああもう!!)あたしの頭の中はぐちゃぐちゃだ。
そんなあたしと澤田さんの間に流れている気まずい空気に全く気づいていないユウジさん。2007-08-16 04:16:00 -
110:
ルミ
「なんや澤田頑張ってくれとったんかいな!まあ日曜日にわざわざ呼び出して悪いがな、俺と、この女の子乗っけて堀江まで行ってくれや☆」
澤田さんはあたしをじっと見つめたまま、
「…はい、社長。」とだけ言った。あたしはその目線から底知れぬ怖いモノを感じた…。2007-08-16 04:18:00 -
111:
ルミ
あたし達は喫茶店を出て、車に乗り込んだ。後ろの座席にあたしとユウジさんが座り、澤田さんが運転席に座り、車を走らせた。
「澤田〜この子ベッピンやろ?アンネってキャバの看板嬢のルミちゃんっていうねん。俺昨日アンネ行ってんやん。」
「そうなんですか…社長が気にいるなんて珍しいですね…」澤田さんは低い声で言った。
あたしは今の澤田さんの姿が信じられなくて状況がいまいち飲み込めずにいたが、『初対面のフリ』をしなくてはいけない事はわかった。2007-08-16 04:22:00 -
112:
ルミ
「いえ看板なんて…ナンバーワンでも無いし、ただ店側が無理して売り出してくれてるだけですよ〜☆」
「それでも凄いがな☆なぁ澤田!ってかこいつ飲み屋の子と面識無いからなぁ〜。たまに飲みに行こかゆうても速攻家帰るねん!!ってかお前緊張してんのか?ハハッ☆」
(いや…バリバリ週3回はアンネ来てますけど…)
あたしと澤田さんの間に気まずい空気が流れているのにもかかわらず、ユウジさんはノンキに笑っていた。2007-08-16 04:24:00 -
113:
ルミ
「あ〜忘れてた!!」ふとユウジさんが焦ったように言った。
「ユウジさんどうかしました?」「悪い、ルミちゃん!ちょっと心斎橋行ってもいい?今日中に目通さなあかん資料事務所に忘れてきてしもてん。」
あたしは「いいですよ☆」と答えた。「ルミちゃんすまんな〜!おい澤田!事務所寄ってくれ!」「はい、社長」
あたしは澤田さんが、本当にただのユウジさんの子分のような扱いだと思った…2007-08-16 04:29:00 -
114:
ルミ
心斎橋のユウジさんの事務所についた。
「澤田!!資料取ってきてくれ!!…って言っても場所説明しずらいな〜…。俺取ってくるわ☆ルミちゃんちょっと待っててな☆」「は〜い☆」
(…って、澤田さんと二人っきり!???ヤバイ…どうしよ…)
ユウジさんが出ていき、車内に沈黙が流れた。あたしは気まずい空気を何とかしようと思ったが、何を言えばいいのかわからない。事情は全く掴めないが、澤田さんの見てはいけない一面を見てしまったのは確かだ…。その時━━━━2007-08-16 04:32:00 -
115:
ルミ
「…ルミちゃん…びっくりしちゃった?」
先に口を開いたのは澤田さんだった。
「えっ?えっと…」
「わかってるよ。僕はルミちゃんのお客のお金持ちの社長の澤田さん、だもんね?」
運転席から顔を覗かせ、こっちを見つめる彼の目にあたしはゾッとするモノを感じた。そんなあたしにお構い無しで彼は話し続けた…2007-08-16 04:36:00 -
116:
名無しさん
期待あげ?
2007-08-16 11:14:00 -
118:
名無しさん
ドキドキ?
2007-08-16 17:23:00 -
119:
名無しさん
澤田さーん?
2007-08-16 18:53:00 -
120:
名無しさん
どきどき??
2007-08-16 19:07:00 -
121:
名無しさん
ワクワク?
2007-08-16 21:52:00 -
122:
名無しさん
気になりすぎるわ!
2007-08-16 22:49:00 -
123:
名無しさん
おもしろい?
絶対完結させて下さい?2007-08-16 23:26:00 -
125:
ルミ
「バレちゃったもんは仕方ないよね?僕がこんなカッコして、足に使われるような下っぱだなんてね…意外でしょ?そりゃ意外だよね…だってこれが僕のホントの姿だもん…クスクス」
あたしにじわじわと顔を近づけながら…アンネで飲んでいる時とは全く別人のように澤田さんは不気味な声で話している。
(気持ち悪い…怖い…!!)
あたしは座席に座ったままで後退りした。そんなあたしにお構い無しで澤田さんはさらに話し続けた。2007-08-17 01:08:00 -
126:
ルミ
「ぜ〜んぶ嘘だよ?大企業の社長なんて…このとおり、西野社長のただの雑用係だよ…超安月給のね♪名刺も見ずに信じちゃダメだなぁ?キャバ嬢失格だね…」
(嘘…??全部嘘やったん!?あたしが…騙されるなんて!!!)あたしは情けない気持ちでいっぱいになった。
「じゃあ…時計やスーツは…?」あたしは力無く尋ねた。2007-08-17 01:10:00 -
127:
ルミ
(そや!!安月給でもなぜか金は持ってるみたいやし、こんなキモイ奴やけど色かけて金絞り取ったろ…!!)
腹立ちがおさまらないあたしは、いっそ騙し返してやろうと考えた。
「そうだったんですか…あたしまた嘘つかれちゃったんや…。お客さんで嘘つく人多いけど、澤田さんは他のお客さんとは違うって思ってた。」目線を落としながら泣き出しそうな表情であたしは言った。ありきたりなセリフだが、完璧に演技した。何よりコイツは飲み屋慣れしていない…!!2007-08-17 01:17:00 -
128:
ルミ
(そや!!安月給でもなぜか金は持ってるみたいやし、こんなキモイ奴やけど色かけて金絞り取ったろ…!!)
腹立ちがおさまらないあたしは、いっそ騙し返してやろうと考えた。
「そうだったんですか…あたしまた嘘つかれちゃったんや…。お客さんで嘘つく人多いけど、澤田さんは他のお客さんとは違うって思ってた。」目線を落としながら泣き出しそうな表情であたしは言った。ありきたりなセリフだが、完璧に演技した。何よりコイツは飲み屋慣れしていない…!!2007-08-17 01:18:00 -
129:
ルミ
連カキすみません↓
2007-08-17 01:21:00 -
130:
ルミ
澤田の顔から気持ち悪いニヤニヤ笑いが消えた。何やら真剣な顔になった━━━
(よっしゃ!!かかったなコイツ!!)
あたしはもう一押ししようと、さらに続けた。
「あたし…プライベートな澤田さんの事知りたかった。隠し事されてたのはショックやけど…。あたしはもっと澤田さんの事知りたいねん!!」
(オッケ。こんなもんやろ!)あたしは完璧に演じ切った。澤田さんの…というかこういうキモオタが好きそ〜な純粋な女の子を。健気な10代の女の子を。2007-08-17 01:32:00 -
131:
名無しさん
おもろすぎる?
2007-08-17 01:57:00 -
132:
名無しさん
今一番のお気に入り小説?
2007-08-17 02:06:00 -
134:
ルミ
あたしをジッと見ている澤田さん…負けじと目を潤ませて見つめるあたし…。沈黙が流れた━━━
「プ……プハッ!!!!あっははははははは!!!プハハッ!!!ハハハッ♪」
澤田さんがあたしを指さして不気味に笑い出した…
(…!!!?なんやねんな…?)2007-08-17 11:22:00 -
135:
ルミ
「ハハハハハ!!!あ〜あ♪プッ!!ホントうまい事言うよね♪さすがキャバ嬢さんってかんじ☆ププッ!!いい仕事っぷりだよ〜?ル〜ミちゃん☆僕、西野社長とルミちゃんのデートをこんな近くで目撃したんだよ!?」
あたしは感情的になりすぎて状況を忘れていた━━
…そりゃそうだ。指名嬢が他の客と店外デートをしていた…よりによって自分をパシリのように使う男と━━━2007-08-17 11:24:00 -
136:
ルミ
…こいつもバカじゃない。許せるはずがない。
あたしは顔が熱くなった。
(このキモオタ…。腹立つ腹立つ腹立つ!!!)2007-08-17 11:26:00 -
137:
ルミ
「はぁ〜あ。もう一つ聞き忘れてる事あるデショ?スーツや時計だけじゃないよ…僕はお金も精一杯嘘ついたよ…クスクス」
澤田は車のシートを撫でながら余裕の笑みを浮かべて言った。あたしは頭に血が上ってヤケになった。
「ほんなら…どうしたんよ!!あんだけシャンパン卸す金どっから出したん!!?」2007-08-17 11:28:00 -
138:
ルミ
「え〜?怖いなあルミちゃん☆フフ…利子がた〜っぷりついちゃう金貸しさんにお世話になっちゃったよん♪」
(闇金だ…。コイツそこまで…)
「ほんとひどい女だよね〜ルミちゃんって。僕、アンネのブログ見てルミちゃんに恋に落ちちゃったんだよ☆それで僕はここまでしたんだよ?良いお客さん演じたんだ!ルミちゃんの『特別』になろうと思ってさぁ。」2007-08-17 11:30:00 -
139:
ルミ
澤田は目を見開いて止まる事無く喋り続けた。もう普通の精神状態じゃない…。
「だけど何回お店に通っても、デートのお誘いのひとつも無いしさぁ。サヤカだっけ?あんな品の無いウルサイ女呼んだりしてさぁ〜?で、一回店に来ただけの西野社長にはデートのお誘いしちゃうんだぁ?あんなチンピラみたいなルックスの男に燃えちゃうんだぁ?」2007-08-17 11:31:00 -
140:
ルミ
(…は?コイツは何を言ってるの?)
2007-08-17 11:36:00 -
141:
ルミ
「まっ!!僕は優しいから言ってアゲルよ☆あんなチンピラのサイッテーな遊び人はやめときなよ♪」
(どこがチンピラや。黙れキモオタ)
ルミちゃんが僕にチューしてくれたら許してあげるよ!!それでさっき言ってたみたいに僕の事を色々知れるんじゃない???
(黙れ黙れ黙れ)
社長にはルミちゃんが腹黒い色キャバ嬢だって黙っててあげるからさぁ♪」2007-08-17 11:41:00 -
142:
ルミ
━━━ブチッ…
あたしの中で何かが切れた。2007-08-17 11:42:00 -
143:
名無しさん
見てるで?気になる
2007-08-17 11:48:00 -
144:
ルミ
顔もわからない奴に夜遊びで叩かれ、店の女の子に悪口を言われ、あたしは『目の前では何も言えないクセに陰口を言う人間』に強い強い嫌悪感を抱いていた。
気がつくとあたしは澤田の真っ黒で少ない髪を掴んでいた。2007-08-17 11:50:00 -
145:
ルミ
「…おいお前、さっきから何調子こいてベラベラ喋っとんじゃ!!!!!!!」
澤田は髪を掴まれたまま目を真ん丸にしている。
「お前みたいな弱いキモオタがユウジさんの事悪う言える立場やと思ってんか?ええ?本人目の前にしたらなんも言われへんような奴がなぁ????」2007-08-17 11:51:00 -
146:
ルミ
止まらない。陰口野郎の澤田へ、悪口を言っていた女へ、夜遊びで叩いていた奴への鬱憤が…一気に吹き出して止まらない。
それに何より━━━━…あたしの好きになった人を悪く言う奴は許せない。2007-08-17 11:54:00 -
147:
ルミ
「自分に自信無いからって人の文句たれて…お前それで満足なんけ!????今仕事中ちゃうねん!!!笑顔でお前の気分良くしたるんはお前が金落としとる間だけじゃ!!!!」
(ッあ…言ってしもた…)2007-08-17 11:56:00 -
148:
ルミ
ただでさえ危ないオタク系の男にここまでボロカスに言った以上、逆上して何をされてもおかしくない━━━
(ってもう遅いか…。刺されるか…?車を急発進されてどっか連れてかれて犯されるか…?少なくともユウジさんにチクられるか…)
あたしは澤田の髪を離し、ドスン!とシートにへたりこんだ。2007-08-17 11:59:00 -
149:
ルミ
澤田はまだ目を真ん丸にして全く動かずに黙りこんでいる。
あたしは逃げるのもダサいし、もうどうにでもなれと思っていた。すると…2007-08-17 12:00:00 -
150:
ルミ
(え…?)
澤田がガタガタと震えて泣き出した。涙をボロボロ流す澤田を前にして、あたしはうろたえた。
(ちょっ…待って待って)
いつまでも一点を見つめたまま震えて泣く澤田を見て、あたしはさっき想像した展開とは違う恐怖を感じた。2007-08-17 12:02:00 -
151:
名無しさん
りあるたいむ?
2007-08-17 12:05:00 -
152:
ルミ
その時、
ガチャ…
「はぁ〜。悪いなぁ〜!!下のモンが別の場所に資料移しとってなぁ〜!!!遅なった…って、どしたん?」
ユウジさんが帰ってきた。2007-08-17 12:05:00 -
153:
ルミ
(うわぁヤバイ!!!助かったけど!!この状況どう言い訳したらいいん…!!)
あたしは焦りながらシートに座り直した。澤田は涙を流したままハッとユウジさんのほうを見た。
「澤田なんでそんな身のりだして後ろ向いてるん?…ってかお前泣いてない?」2007-08-17 12:07:00 -
154:
ルミ
(…はい、澤田に暴言はいて泣かせた最低女決定〜☆なんか澤田、要領良い魔性の女みたい〜あとはどういう言い訳してあたしを悪者に仕立て上げるかやな〜がんばれ澤田〜☆あたしの一目惚れ終了〜)
もう本当にヤケだ。2007-08-17 12:09:00 -
155:
ルミ
まさに漫画でよくある、クラスの魔性の女(小悪魔?)が、ターゲットの女を悪者扱いする状況…まあ澤田は男で、ただのキモオタだけど。ユウジさんは車のドアをあけたままあたし達をを不思議そうに見ている。
「タバコ…」
澤田が口を開いた。2007-08-17 12:15:00 -
156:
ルミ
「社長のタバコの吸殻片付けようとして…目に灰が入って、ルミさん…ッに鏡を貸してもらおうと…」
(……え?)
「ん?そーか。いけるか?目洗って来るか?」
「大丈夫です…。」
(なんで?澤田…?)2007-08-17 12:18:00 -
157:
名無しさん
シオリ
2007-08-17 14:05:00 -
159:
名無しさん
シオリせなあかん理由あるん?そんなに間空けてから読むん?更新早い小説やのに覚えてられんくらい阿呆なん?
2007-08-17 15:45:00 -
160:
名無しさん
↑何でもえーやんけ。黙っとけ
2007-08-17 16:05:00 -
161:
名無しさん
うっさい猿
2007-08-17 16:19:00 -
162:
名無しさん
これおもしろすぎ?
ルミさん頑張ってください?応援してます?2007-08-18 06:28:00 -
163:
名無しさん
あげ?
2007-08-18 17:50:00 -
164:
名無しさん
age
2007-08-18 22:02:00 -
165:
名無しさん
(*・ ̄`)ノ??q(―`p)
2007-08-18 22:11:00 -
166:
名無しさん
age
2007-08-18 22:14:00 -
167:
名無しさん
なんで無駄あげするん?主さんせかしたりなや感想スレもあんのに。読みにくくなるし
2007-08-18 23:03:00 -
168:
名無しさん
↑いちいちうるさい
2007-08-19 03:12:00 -
169:
名無しさん
↑こいつきもい
2007-08-19 04:37:00 -
170:
名無しさん
プ。何がきもいねん。バーカ?
2007-08-19 06:33:00 -
171:
名無しさん
↑デブス黙れwww
2007-08-19 06:34:00 -
172:
名無しさん
や〜め〜と〜け〜や〜
2007-08-19 07:51:00 -
173:
名無しさん
アゲ??
2007-08-19 08:54:00 -
174:
名無しさん
楽しみ??
2007-08-19 21:56:00 -
175:
名無しさん
あげ
2007-08-20 08:25:00 -
176:
名無しさん
あげ
2007-08-23 01:43:00 -
178:
ルミ
ミナミを走る3人を乗せた車。澤田は黙々と運転している。ミラーに写る澤田の顔には、涙の跡が少し残っていた。
(なんであんな事言ったんやろ…やっぱりあたしがいなくなった後でユウジさんにチクるんかな?ユウジさんもさっきの澤田の嘘見抜いてないんかなぁ…)2007-08-23 10:34:00 -
179:
ルミ
あたしは隣のユウジさんの顔をチラっと見てみた。ご機嫌な雰囲気だけど…その目はしっかりと前を見つめて、何かを考えているようにも見えた。
「あっ、この辺で大丈夫です…」あたしは運転席の澤田に言った。
「はい、ここで止めますね…」そう言いながらミラーごしにあたしを鋭い目で見る澤田。
(なんか怖いな…)2007-08-23 10:37:00 -
180:
ルミ
「ん?ルミちゃんここでいいんか?もうちょい先やったんちゃう?」
「いえ、ここからでも1分ぐらいでマンション着いちゃうんですよぉ☆」
そう言って家から少し離れた場所に車を止めてもらった。
(澤田みたいなヤツに家突き止められたら怖すぎやっちゅーの)2007-08-23 10:38:00 -
181:
ルミ
「そーかそーか♪なんし楽しかったわ!!ルミちゃんわざわざ休みの日にすまんかったな☆また澤田と店行くわぁ☆」
「えっ…!!やだユウジさ〜ん♪ルミもうユウジさんだけでいっぱいいっぱいやわぁ☆☆」
(…それだけはやめてぇ涙)
もう本当に勘弁してほしかった。2007-08-23 10:40:00 -
182:
ルミ
あたしは車から降り、とびきりの笑顔で
「それじゃごちそうさまでしたぁ♪電話するね☆」と言って、歩道を歩き出した。なんだかやけに疲れて、笑顔が一気に冷めた顔に戻る。
(もう訳わからん事だらけやわ…ユウジさんは何考えてんかわからんし、澤田とはゴチャゴチャなるし…)
「ルミちゃん!!!」
いきなり腕を掴まれてふり返った…そこには━━━2007-08-23 10:41:00 -
183:
名無しさん
チンポまるだしにしたゴリラが
2007-08-23 12:01:00 -
184:
名無しさん
しおり?????
2007-08-23 12:03:00 -
185:
名無しさん
ゆうじさんと見た!
2007-08-23 16:34:00 -
186:
名無しさん
↑空気読めば?いちいち予想すんのやめや。感想スレならまだしも本スレやったら主さんかなりやりにくいやろ。完結小説少ないのも空気読めん奴らのせいやん
2007-08-23 16:54:00 -
187:
名無しさん
↑お前もその一人な?
2007-08-23 18:59:00 -
188:
名無しさん
↑黙れデブス
2007-08-23 19:31:00 -
189:
名無しさん
↑太ってもないし未だかつてたった一度もしゃしゃ子のあんた以外からブスと言われた事もない?
2007-08-23 19:39:00 -
190:
名無しさん
あ…ごめん…スレ間違ってた…他スレでいちいちつっ掛かってくる奴いて同じっぽかったから…
勘違い すいません2007-08-23 20:36:00 -
191:
名無しさん
時間空いたら更新お願いします?
2007-08-25 08:05:00 -
192:
ゆち?
気になるー??主さん頑張ってください??
2007-08-25 14:11:00 -
193:
名無しさん
?
2007-08-27 20:20:00 -
195:
ルミ
「ユウジさん…」
そこには息をきらしたユウジさんが…あたしの腕を掴んでいた。その真剣な眼差しに息がつまりそうになった。
「どうしたんですかぁユウジさん☆あたし何か忘れもので…も…」
一瞬で━━あたしはユウジさんに抱き寄せられた。ユウジさんの大きな手が腰に当たっている。
(何何??何が起こったん!?)あたしはびっくりして腰が砕けそうになった。2007-08-27 21:15:00 -
196:
ルミ
「あ〜もう…ゴメンなぁいきなりこんな事して?」
甘くて低い声があたしの耳元でささやいた。
「なんか…何て言ったらええかわからんけど、いきなり一瞬でも自分のモンっぽくしてみたくなった☆(笑)」「ん…何ですかそれ(笑)」
ユウジさんの言葉があまりにも可愛いすぎてつい笑ってしまった。いやらしくない、そのぬくもりと言葉がたまらなく心地良い━━…2007-08-27 21:19:00 -
197:
ルミ
あたしから体を離し、ユウジさんはニコっと笑って見せてあたしの頭を撫でた。
「ついつい車から飛び出てきてもぉたわ!!まぁあんま気にせんといてくれや☆ほんなら今度こそ、おやすみルミちゃん☆」2007-08-27 21:20:00 -
198:
ルミ
そう言ってユウジさんは車に向かって歩いていった。
(やばい…気にせんといて言われても…ってか可愛いすぎるって↓涙)
あたしの心臓は有り得ないぐらいドキドキしていた。もう今すぐユウジさんに走り寄って抱きつきたいぐらいに…。トロンとした目でふとユウジさんの車に目をやると…2007-08-27 21:22:00 -
199:
ルミ
━━ウィーン
突然澤田が運転席の窓を開けて顔を覗かせた。こっちをジーっと見ている。
そしてユウジさんが車に乗った瞬間…2007-08-27 21:27:00 -
200:
ルミ
[バ イ バ イ]
ニヤニヤと不気味に笑いながら澤田があたしに手をふっていた…
(きもッちわる!!!)背中に冷たい空気が走った。やっぱりこいつはあたしを憎んでいて━━━何か仕返しをするつもりだ…あたしは澤田の視線からそれを悟った。2007-08-27 21:32:00 -
201:
名無しさん
こッわ?鳥肌立ったわ?笑
2007-08-28 02:51:00 -
202:
名無しさん
めっちゃ怖い?
せやけど期待あげ?笑2007-08-28 03:53:00 -
203:
名無しさん
クソおもんない?
2007-08-28 04:05:00 -
204:
名無しさん
↑ちゃっかり読んでるやん?笑
読むなら黙って読めば??
主さん頑張ってください??2007-08-28 07:35:00 -
205:
???
しおリン?
2007-08-28 11:59:00 -
206:
名無しさん
???
2007-08-28 18:29:00 -
207:
名無しさん
????
2007-08-28 22:22:00 -
208:
名無しさん
あげ
2007-08-29 13:13:00 -
209:
名無しさん
もぅ書かないんですか??
2007-08-31 07:43:00 -
211:
ルミ
澤田とユウジさんが乗った車が見えなくなった後、あたしは不安を抱えたままマンションに帰り、ベッドに倒れこんだ。あたしの頭は2人の男の事でいっぱいだった。
「…も〜めんどくさい事になったなぁ。誰かを好きになったのなんて久しぶりやのに…」
疲れきったあたしは化粧も落とさずにそのまま寝てしまった。2007-08-31 08:12:00 -
212:
ルミ
午前6時━━━あたしは腕の下にしいてあった携帯のバイブで目を覚ました。
(…はぁ?こんな時間に何??)
携帯を見ると、メールがきていた。寝惚けたまま受信ボックスを開くと━━━2007-08-31 08:14:00 -
213:
ルミ
fromさやか
〈ルミたン☆サヤカ前言ってたホストの翔クンに告られたぁ♪(^-^)今まで店外で遊んでてぇんッ!!!いきなりやってもたしッ☆ヤバすヤバす(>_2007-08-31 08:21:00 -
214:
ルミ
あたしは澤田からのメールじゃなくて良かった、と思った。
〈おー!!良かったやん☆頑張りや☆〉と送信。
サヤカはホスクラに結構頻繁に通っていたが、あたしはホストには全く行かない。
(翔って人ナンバーらしいし、サヤカあんなアホやし、もしかして色枕で騙されてるだけやったりして…)2007-08-31 08:24:00 -
215:
ルミ
あたしは密かにサヤカが心配だった。そして夜遊びのホスト板でこっそり翔の評判をチェックしてみた。
【個人別ミナミ】《MARS★翔たん》をチェック━━━━2007-08-31 08:27:00 -
216:
名無しさん
しおりン?
2007-08-31 08:35:00 -
217:
名無しさん
あげ
2007-09-02 00:03:00 -
218:
名無しさん
早く続きが読みたいです!!!
2007-09-02 00:32:00 -
219:
名無しさん
気になる??
2007-09-03 02:10:00 -
220:
名無しさん
??
2007-09-03 06:25:00 -
221:
名無しさん
?
2007-09-03 22:33:00 -
222:
名無しさん
待ってる
2007-09-05 12:08:00 -
223:
名無しさん
うちが読む小説は途中でみんな書かなくなる?
2007-09-07 03:00:00 -
225:
名無しさん
放置する作者多いよな?
2007-09-09 14:00:00 -
226:
名無しさん
楽しみにして読んでたのに放置するなら最初から書くなよー
2007-09-11 09:27:00 -
227:
名無しさん
本間にやでなぁ。完結する主の方が少ないんとちゃう?
2007-09-11 10:09:00 -
228:
名無しさん
んまそれ。人をその気にさしといて放置する主ばっかやワラ
2007-09-11 19:59:00 -
230:
名無しさん
.
2007-09-14 14:29:00 -
231:
名無しさん
age
2007-09-14 16:03:00 -
232:
名無しさん
2007-09-19 20:34:00 -
233:
名無しさん
楽しいわ??
またかいてね ?
まってますー?2007-09-26 17:38:00 -
234:
名無しさん
また書いて2007-10-13 07:09:00 -
235:
名無しさん
主さん忙しいんかもしらんやん??主さんあたしは気長に待ってますのでっ??すごいオモロイんで楽しみです?
2007-10-13 22:39:00 -
236:
.
あげ
2007-11-30 11:03:00 -
237:
名無しさん
懐かしいしアゲ?
2008-11-01 01:56:00 -
238:
名無しさん
続き読みたい?
2008-11-01 11:22:00 -
239:
ゆうり
おもろーーー!!!
2008-11-02 05:54:00 -
240:
名無しさん
まだかぬぁ
2009-03-02 15:11:00 -
241:
名無しさん
あげ
2009-11-22 02:26:00 -
242:
名無しさん
待ってます(>_
2009-11-25 04:15:00 -
243:
名無しさん
ちゃんと最後までかいてください。文章読んでる限りは最後までかいてくれてると思ってた…中途半端な人間ぽくないのに
2010-02-08 14:45:00 -
244:
ルミ
削除依頼済み。
2010-02-10 11:44:00 -
245:
名無しさん
誰か自信ある人、有志が続き書いてや
面白かったら誰でもいいし2010-02-10 16:49:00 -
246:
名無しさん
なんでいきなり削除なんですか?
2010-02-17 02:57:00 -
247:
削除削除されますた
あぼ~ん -
248:
名無しさん
そういう考えは書かないようにね?
2010-03-14 00:51:00 -
249:
ルミ
書いてほしいですか?なら批判してる人、やめて下さい。
また批判が1つでも書いてあったらやめます。2010-03-14 01:13:00 -
250:
名無しさん
おもしろいですよ!続けて欲しいです!!
2010-03-14 07:21:00 -
251:
名無しさん
やめたらええがな、主本人が 人気者の設定っつーのおめんないねん
2010-03-16 13:58:00 -
252:
名無しさん
面白い?
2010-03-16 21:31:00 -
253:
名無しさん
叩かれて有名人やで?名前すら出ないやつよりはいい
2010-04-07 17:10:00 -
254:
名無しさん
書いてほしい
2010-04-18 23:42:00 -
255:
名無しさん
暇人キャバ嬢
2010-04-20 09:55:00 -
256:
名無しさん
主様ガ書かれなくなッたらショック?久々に読み応えるある素敵な作品を出会ったと一心不乱に観覧させていただいたものですから
批判ゎ心傷つきますし、折れますよネ
ぢャァ、止めてしまおウと思われる主様のお考え、当然だと思います
ただ、私…以前から…夜遊びで小説執筆される方々、強い方達だなッて凜とされた方達だなッて敬意を持っていました
こうゆう場ですから、必ずとゆって心ない輩ガ出てくる
それを覚悟の上で書かれているのだから、お強いなァァッて関心する次第でした
止めるも主様ガお決めになられたら良い事ですガ、ドンナに叩かれようとも一度書いたとゆう責任からそれを果たされた作者様も少ないなガらおられます
主様の小説を気に入った私としましてゎ
エゴもござぃますガ…頑張れて欲しいな←と2010-10-26 10:12:00 -
257:
名無しさん
↑『が』を『ガ』とか所々無駄にカタカナ変換してるのはなんで?いちいちそんな変換してめんどくない?
てかせっかく良いこと書いてるのにそんなんじゃ台無し。2010-10-26 18:28:00 -
258:
名無しさん
えー見たかったのに??つかかなり月日経ってまんな?
2011-01-28 11:56:00 -
259:
名無しさん
うわー?続きみたいわ
2011-02-09 19:28:00 -
260:
名無しさん
主でてこんねやったら、勝手に続きかいてまうよ?
2011-02-17 22:12:00 -
261:
名無しさん
おもろかったのに
2011-02-19 16:32:00