小説掲示板未完成のラブソングのスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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未完成のラブソング

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  • 1:

    名無しさん

    ぁたしは優香里。冴えない24歳。可愛くもなぃし、デブだし…今日もまた何もなぃ一日が終わった…目を閉じれば思い出すんだょね、もぉ二度と出会ぅ事のなぃ、ぁの人…。
    星になってしまったぁの人の事を…。

    2006-05-26 12:47:00
  • 2:

    名無しさん

    『優香里!!今月のショックス買ったぁ!?』大きな声で親友の美妃が声をかけてきた。『当たり前やん!今月憂樹くんカラーで載ってるんゃで!買わへん訳ないやろぉ』私は美妃に笑顔で答えた…優香里17歳。私は今、ビジュアル系のバンドに熱を入れこんでいる最中。憂樹とは、私が好きでよく見に行っているバンドのライブにたまたま出ていた東京のバンドのAngeraの憂樹。私は憂樹をステージで見た瞬間に彼に心奪われてしまったのでぁる…。
    『美妃、ぁたしバィト行ってくるゎ。今日も憂樹くんの為に頑張ってくるゎ』金持ちのお嬢様の美妃と引き替えに、ごく普通の家庭の私は、憂樹に会いに東京に行きたぃが為に毎日アルバイトに明け暮れる日々だった。

    2006-05-26 13:09:00
  • 3:

    名無しさん

    『ぃらっしゃぃませ』私は近所のレストランで週に6回、学校が終わってから夜10時までアルバイトをしてぃる。ここのマスターと奥さんは、本当に私の事を理解してくれてぃて、金髪のピアスだらけの私の事を、嫌味も言わずにょくしてくれる。ここでアルバイトをしだして、もぅ一年。居心地がとてもぃぃ。『ぁのぉ…来月の3、4日ぉ休みもらってぃぃですか?』私はマスターにそぅ告げた。『また東京かぁ?優香里は元気ゃな。ぃぃょ、休みなさぃ。』『マスターぁりがとぅござぃます』私はそぅ言って家路を急ぎました。今日も憂樹の事を思って…。

    2006-05-26 13:19:00
  • 4:

    名無しさん

    そして、東京に行く日がきた。私は学校が終わった瞬間、急いで自宅に帰った。『美妃!また後でね!』『わかったぁ!楽しみゃんな』と美妃と一旦別れて、嬉しい気持ちを押さえきれずに必死に自転車を飛ばして、とにかく急いだ。『優香里ぉかぇり。』母が先に帰ってぃた。優香里は階段をかけのぼり、部屋に入った。そして、クローゼットを開き、今日の為に買った、ピンクのワンピースを出した。袖を通しただけで、何だか幸せな気分になった。私は髪を巻き、ぃつもょり気合いを入れてメイクをし、美妃と待ち合わせをしてぃる新大阪駅に急いだ。『美妃!』『優香里!』二人で新幹線に乗り、東京へ。二人はぃつのまにか熟睡してしまぃ、気付けば東京駅に新幹線は到着してぃた。

    2006-05-26 13:32:00
  • 5:

    名無しさん

    二人は山手線に乗り、今日憂樹達Angeraのライブがある池袋に急いだ。優香里と美妃は開場ギリギリにライブハウスに到着した。会場はたくさんのファンでごった返してぃた。Angeraは東京ではかなり人気のあるバンドなので、優香里と美妃は、熱気でムンムンしてぃる会場で必死に背伸びをして、憂樹達が出てくるのを待った…。
    開演時間を少し周り、会場のライトが落ち、スモークと共にメンバーが現れた。

    2006-05-26 13:38:00
  • 6:

    名無しさん

    『憂樹くんゃぁ…』二ヶ月ぶりに見る憂樹の姿に、私は嬉しさのぁまり涙ぐんでしまった。横で美妃が『優香里ょかったね』と微笑んだ…美妃、ぃつもぁりがとぅね。特にAngeraのファンでもなぃのに、東京に行く度一緒に来てくれて。美妃は本当に大切な友達だなって、この瞬間ぃつも思う。ぁりがとぅ美妃…。
    憂樹はギタリストだ。今日の憂樹ゎ髪を紫に染めてぃて、衣装が新しくなってぃて、見る度素敵になってぃる。私は1ファンなのだけど、憂樹を見つめるだけで、本当に胸がドキドキして、熱くなってぃくのがゎかる…。
    『憂樹くんほんまにかっこぃぃなぁ…』ぃつしかその気持が軽い恋心になってぃってくのに私はまだ気付いてぃなかった。

    2006-05-26 13:47:00
  • 7:

    名無しさん

    ライブが終わり、美妃と私は出待ち(会場からメンバーが出てくるのを待つ事)をする事にした。私は昨日のぅちに書いていた、憂樹宛てのファンレターと憂樹が好きなスヌーピーのぬいぐるみのキーホルダーを持って憂樹が出てくるのをひたすら待った。私達以外にもAngeraのファンらしき子達がたくさんぃて、メンバーが出てくるのをずっと待っている…。
    寒くてかじかみそうな手に息を吹きかけ、憂樹を待った。

    2006-05-26 13:52:00
  • 8:

    名無しさん

    『優香里!憂樹きたょ!』美妃が私の肩を揺する。『ぁっ!』私は急いで憂樹が機材をつんでいる車の所へ走った。久しぶりに見る憂樹…私は緊張して言葉が出なかった。『憂樹くんおつかれっ!ほら優香里!』と美妃が憂樹に話しかける。『…お疲れ様です…』しどろもどろしながら憂樹に話しかける。『ぁっ!優香里ちゃん?今日も大阪から来てくれたんだ。ありがとう』とサングラス越しに憂樹が微笑む。

    2006-05-26 13:57:00
  • 9:

    名無しさん

    『ぁ、ぃぇ…これ読んで下さい!ぁと、スヌーピーのぬいぐるみ…』としどろもどろしつつ、憂樹に手紙とプレゼントを渡すと、憂樹はまた、サングラス越しに笑顔を見せてくれた。『憂樹くん、優香里と写真撮ったってゃ!』と美妃が憂樹に問掛けた。すると憂樹は『ぃぃょ』と言い、優香里と写真を撮ってくれた。

    2006-05-26 14:01:00
  • 10:

    名無しさん

    美妃は私の気持ちを分かってくれてぃて、ぃつもこぅして気を遣ってくれるのだ。心の中で美妃に感謝をしてぃると、突然憂樹が『優香里ちゃん達さぁ、今日俺達ファンの子入れて打ち上げするんだけど、よかったら来てょ』と言い出した。『マジでぇ!絶対行くわぁ』と美妃が憂樹に言い、私達はライブハウス近くにぁるホテルに帰り、打ち上げまでの時間を過ごした。

    2006-05-26 14:07:00
  • 11:

    名無しさん

    私は髪を巻きなおし、化粧をしなおし、少し赤めの口紅と、お気に入りの香水を振り、ドキドキしながら待った。すると美妃が、『優香里!髪の毛セットしたげるわ!』と言い、私の長い髪をいとも簡単にまとめあげ、自分の洋服につけてぃた、白のコサージュを頭につけてくれた。『優香里キャバクラ嬢みたぃゃぁん』笑いながら言う美妃に、私はぁりがとぅと言った。

    2006-05-26 14:11:00
  • 12:

    名無しさん

    10時半。憂樹に言われた場所に行くと、すでにファンの子がたくさんぃて、私達もスタッフのお姉さんに参加する事を告げ、お金を渡し、居酒屋さんに入った。広い店内を見渡すと、もぅ奥の席に憂樹はぃた。私達も席に座り、打ち上げが始まるのを待った。

    2006-05-26 14:15:00
  • 13:

    名無しさん

    頑張って作者さん((●´艸`●)

    2006-05-26 14:36:00
  • 14:

    名無しさん

    美妃は『泣くなゃぁ!そんな顔憂樹に見られたらどなぃすんねん!』と私の頭をポンポンと叩く。
    『ねぇねぇ、ぁなた達大阪のコなの?』と一人の女の子が話しかけてきた。目がくりくりした可愛い女の子だ…。

    2006-05-26 15:37:00
  • 15:

    優香里

    13さんぁりがとぅ?ょかったら読んでくださぃな?

    2006-05-26 15:38:00
  • 16:

    名無しさん

    美妃が『ぅん!ぁたしら大阪ゃねん』と明るく答えた。『二人はなかよさそうね、うらやましぃな』と彼女は寂しそうに呟くので、私は『いい友達やねん』と答えた。なんだか、彼女の目が寂しそうに見えた…。彼女の名前は悠里と言うらしぃ。私達ょり年上の二十歳。とにかく絵に書いた様な美人だった。

    2006-05-26 15:42:00
  • 17:

    名無しさん

    悠里は一人で来ていたみたぃで、私達は悠里と三人で、色々話した。Angeraの事、お互いの日々の話し、色々と話した。私も美妃も、気付けば悠里と話し込んでぃた。

    2006-05-26 15:44:00
  • 18:

    名無しさん

    悠里が『メルアド交換しょぅょ』とくりくりした目を輝かせて私達に言ってきた。私も美妃も、喜んで、メモに書き、悠里に渡した。

    2006-05-26 15:45:00
  • 19:

    名無しさん

    彼女が後に私の運命を変える人物だとは、その時の私は知る事もなかった…。

    『優香里!優香里!今憂樹が外に行ったで!』美妃が私の手を引き、外に引っ張り出す。少しオラオラで強引な美妃は、周りの目を気にする事なく、そのまま私を外に連れだして行った。

    2006-05-26 15:49:00
  • 20:

    名無しさん

    憂樹は外で電話をしてぃた。申し訳ない気持ちを持ちつつ、憂樹を側で見れるだけで、私は嬉しかった。憂樹が電話を終え、店に戻る時、美妃が大きな声で憂樹を呼ぶ。『憂樹くん!』憂樹が声に気付き振り向く。サングラスをしてぃなぃ素顔の憂樹の顔を初めて見た…。透き通る様な肌に、宝石の様にキラキラ光る瞳。私はある意味唖然としてしまった。

    2006-05-26 15:54:00
  • 21:

    名無しさん

    憂樹が私に話しかけてくれた。『優香里ちゃん手紙読んだよ。ぃつもぁりがとぅ。嬉しいょ』
    ただそれだけを言い憂樹は戻ってぃった。私と美妃も店に戻ると、ぃつもAngeraのライブについて回っている昔からのファンの集団が、私と美妃を激しく睨んでいる…。

    2006-05-26 15:58:00
  • 22:

    名無しさん

    私達に聞こえる様にあからさまに悪口が聞こえる。
    『何なの?ぁの子達。マジぅぜぇんだけど!』『最近きだした奴じゃね?』など…言いたい放題だ。気の強い美妃は今にも殴りかかりそうな勢いで、静かに怒りに震えてぃた。私は下を向いて、顔をあげる事が出来なかった。

    2006-05-26 16:04:00
  • 23:

    名無しさん

    私達は、打ち上げがお開きになるのを待たずに店を出た。美妃は悔しくて泣いていた…普段、明るくて元気な美妃が声を殺して涙を流していた。私は美妃に『私の為にしてくれたのにごめんね…』と言うと、美妃は『なんでゃねんな!優香里が謝る事ちゃぅゃろ』と、私に言い返した。

    2006-05-26 16:09:00
  • 24:

    名無しさん

    私達ゎそのままホテルに帰り、眠った。そして、昼にホテルをチェックアウトし、また山手線に乗り、東京駅に行き、大阪へと帰った。美妃はぃつもと変わらず明るく振る舞ってぃたが、私は昨日の出来事が少し引っ掛かっていた…。

    2006-05-26 16:16:00
  • 25:

    名無しさん

    家に帰ってきた。母がご飯を用意して待ってくれてぃた。私はご飯を食べて、お風呂に入り、早めに寝ることにした。美妃にメールを送り、早々と床に就いた。

    2006-05-26 16:18:00
  • 26:

    名無しさん

    『優香里ぉはょぅ』美妃が元気に挨拶をしてきた。私が気にする程の事ではなかったと思えた。そして今日からまたいつもの日々が始まる。学校に行き、バイト浸けの日々が…。次に東京に行くのは二ヶ月後。でも、ぁの日に美妃が撮ってくれた憂樹との写真を眺めては憂樹の事を考えて、また頑張ってぃけそぅだなって思えた。

    2006-05-26 16:45:00
  • 27:

    名無しさん

    私は焦りもあって、早々と介護の専門学校に行こうと決めた。まぁ将来役立つだろうと云うほんの軽い気持ちで…両親も賛成してくれた。しかし、東京の学校に行きたいと言った瞬間に顔が曇った…両親には、この学校は就職率がぃぃとか、あれこれ嘘を並べ、説得した。
    本当は少しでも憂樹に会いたい、ただそれだけだった。

    2006-05-26 17:00:00
  • 28:

    名無しさん

    美妃にだけは言った。東京の学校に行くと、憂樹に少しでも会いたいからと云う事も…美妃は笑いもせず、賛成してくれた。『3年D組 中山優香里 第一志望 東京福祉○×専門学校介護福祉科』迷いはなかった。

    2006-05-26 17:04:00
  • 29:

    名無しさん

    そして、半年後、私は書類のみで早々と合格が決まった。美妃は毎日塾に通い、二人で東京に行ったのはぁの時で最後になってしまった。私は住む家を探しに行ったりする為に何度か一人で東京に行き、Angeraのライブにも一人で行ったりしてぃたが、美妃がぃなぃ為に遠目から憂樹を見つめるだけしかできなかった。

    2006-05-26 17:10:00
  • 30:

    名無しさん

    私は家族、今までお世話になったバイト先のマスター、奥さん、美妃、友人に別れを告げ、これから始まる新しい暮らしに期待に胸を弾ませ、一人上京した。

    2006-05-26 17:16:00
  • 31:

    名無しさん

    東京都世田谷区。私の新しい住所。一人暮らしに不安はあるものの、毎日が楽しかった。ちょうどその頃、悠里から連絡がきた。私も悠里に東京に引っ越してきた事を伝えると、悠里は『何かあったら、私を頼ってね』と優しく言ってくれた。

    2006-05-26 17:22:00
  • 32:

    名無しさん

    学校は正直しんどぃ。毎日朝から夕方まで勉強勉強で、学校が終われば近くの居酒屋でバイト。毎日が同じ事の繰り返しの中、唯一の楽しみは憂樹のライブに行く事だけだった。

    2006-05-26 17:26:00
  • 33:

    名無しさん

    悠里とも日を追う事に仲が深まり、東京に知り合いのいない私にとって、悠里は頼りになる心強い友人になってぃた。
    『優香里☆元気にしてる?』と美妃からも連絡がたまに来るが、ゃはり看護学校は勉強が大変らしく毎日大変そぅだ。

    2006-05-26 17:32:00
  • 34:

    名無しさん

    ぁる日美妃から久々に電話がくる。『優香里?私な、今ネットでばり悪口書かれてるねんかぁ…』とぃつも強気な美妃が少し弱気になってぃた。『何のサイトなの?』と私は美妃に聞くと、『きつねの掲示板ってやつ…なんか好きなバンドの常連に好き勝手に潰されてるねん』と少し弱った声で話した。

    2006-05-26 17:35:00
  • 35:

    名無しさん

    『きつねの掲示板?』私はPCから検索し、その『きつねの掲示板』なるものを見付だした。『あがってるからすぐにゎかるょ…』と美妃が言ってた様に、一番上のスレッドに、おもいっきり名指しで、『田中美妃』と書いてあった。私はレスを読む事にした。

    2006-05-26 17:47:00
  • 36:

    名無しさん

    『ぁの女ぅざぃ』『死ね』『不細工』『パンコ』『殺す』…私は言葉をなくした…ぁまりにも軽々しく、死ねだの殺すだの、こんな書き込みをしてぃる人がどういう神経しているのか分からない。美妃は不細工でも何でもなぃ。友達思いの優しい子なのに…私は怒りに涙が溢れた。

    2006-05-26 17:53:00
  • 37:

    名無しさん

    しかし削除依頼を出しても出してもすぐに新しく立てられ、しまぃには電話番号ゃメールアドレス、写真までもが載せられてしまった。
    美妃は次第に弱っていってしまぃ、ぁまり連絡も取れなくなってきてしまった。あの強気な美妃が日に日に弱ってぃくのが私にもょくわかった。

    2006-05-26 17:56:00
  • 38:

    名無しさん

    気付けば、忙しさにかまけて憂樹のライブに行く事も少なくなっていった。憂樹の事は毎日毎日考えてぃるものの…。
    とにかく時間がなぃのだ。学校、バイト、学校、バイトの繰り返しだけなのだ。
    しかしたまに行く憂樹のライブに行く度、憂樹への思いは大きくなってぃく事、憂樹はバンドマン、私はただのファンだと分かってぃるけれど、気持ちは押さえられなかった…。

    2006-05-26 18:02:00
  • 39:

    名無しさん

    …こんな夜中に携帯が鳴りっぱなしだ…誰だろう?母だ。なんとなく嫌な予感がした…恐る恐る電話に出てみる。
    『優香里?優香里?』母の様子が変だ。『どうしたんこんな時間に?』と私が母に聞き返すと母は…『優香里、落ち着いて聞きなさいょ…』と話だした。

    2006-05-26 18:08:00
  • 40:

    名無しさん

    『優香里…美妃ちゃんがな…』『は?美妃がどしたん?何?』『…』『何やねんな!!』『…ぁんな、優香里…美妃ちゃんが亡くなったんゃ…』
    私は頭の中が真っ白になり、何が何だか分からなくなり、涙も出なかった…何より信じてなかった。信じたくなかった…『おかん何の嘘なん?』と聞き返すと、母はすすり泣き『自殺してもたんゃて…可哀想に…』と言った。

    2006-05-26 18:32:00
  • 41:

    名無しさん

    私は全然信じてなかった。美妃が死ぬ訳ない、ぁんなに強くてひたむきな美妃が自殺なんてぁりぇなぃ。とにかく私は朝一の飛行機に乗り、急いで実家に帰った…家に着くと、母が青ざめた顔をしていて、信じたくない現実を見てしまった気がした。美妃は私の両親にもすごく可愛がられてぃて、美妃の共働きで忙しい両親に代わって、娘の様に美妃を大事にしてぃたのだ。
    『絶対に嘘ゃ!!』とにかくそれしか頭になかった…。

    2006-05-26 18:38:00
  • 42:

    名無しさん

    母と弟と私は、近所の葬祭センターに急いだ。まだ私は信じていない。つぃこなぃだまで、毎日一緒に笑いあって、一緒にAngeraを見に東京に行って、夢に向かってひた走ってぃた美妃が…そんな訳なぃゃん、何かの間違いゃろ!と自分で自分に言い聞かせるしかなかった、それしか出来なかった…。

    2006-05-26 18:41:00
  • 43:

    名無しさん

    葬祭センターに着いた。階段を登るのがすごく怖かった…信じていないとぃぅ心の裏腹に…そして階段を登りきり、葬祭センターの社員さんに案内され、ふすまが静かに開けられた…。

    2006-05-26 18:43:00
  • 44:

    名無しさん

    そこには…。
    白い布を顔にかけられてぃる美妃がぃた…信じたくないけれど、白い布から見えている綺麗な茶髪が、美妃だと云う事を理解させた。私は駆け寄り、白い布を取った…。
    『…美妃?』
    紛れもない現実が、信じたくないなぃ事実が、そこにぁった。つぃこなぃだ、一生親友でぃょぅと誓って、共に旅立った、親友美妃の残酷な姿だった。

    2006-05-26 18:48:00
  • 45:

    名無しさん

    『美妃!美妃!美妃!!なぁ起きてょ?何で寝てるん?一緒にライブに行こうょ?憂樹くんに会いにぃこぅょ?なぁ美妃?早く起きてょぉ…!!美妃?美妃?ぁたしを一人にしんとってゃ?なぁ、なぁ…』私は半分気が狂ってしまったかの様に、泣き叫び、冷たくなった親友の体を抱き締め、泣き続けた…。

    2006-05-26 18:51:00
  • 46:

    名無しさん

    泣き疲れて、呆然としてぃる私に、美妃のお母さんが『優香里ちゃん、これな、美妃が残した遺書ゃねんな、優香里ちゃん読んでぁげてくれる?』と、美妃が大好きだったハローキティの封筒を、美妃のお母さんがそっと私に渡してくれた。

    2006-05-26 18:54:00
  • 47:

    名無しさん

    『お父さん、お母さん、友達へ…。
    お父さん、お母さん、美妃の大切な友達たち、先立つ不幸をお許しください…美妃は、生きる価値のない虫けらの様な人間です。色んな人に死ね、死ねとゅゎれたので、美妃は死にます…お父さんお母さん、今まで美妃を育ててくれてぁりがとぅ。また生まれ変わっても、お父さんとお母さんの娘として生まれたぃです。

    優香里へ
    美妃と友達になってくれてぁりがとぅ。美妃は優香里と過ごした日々はずっと忘れんからね☆一緒に行ったライブ楽しかった、毎日が宝物だったょ…ごめんね、こんな事して…でも美妃にはこぅするしかなかってん。天国から優香里の事見てるからな☆

    田中美妃 』

    2006-05-26 19:01:00
  • 48:

    名無しさん

    私は、声をあげて、泣きに泣いた…涙が枯れるんじゃなぃかと思う位、泣き続けた…美妃は、ぃつも何かぁる度、私を支えて、背中押してくれてぃたのに、一人悩み苦しんでる美妃の事を救ってあげられなかった自分に無償に腹が立ち、何とも言えない気持ちだった…美妃ごめんね、助けてぁげられなくて、支えてぁげられなくて、ほんまにごめんね…と二度と目を覚ます事のない美妃に何度も何度も呟いた。私の方こそ、美妃と過ごした日々は宝物だし、ぃつまでも色褪せない大切な思い出だから。
    また涙がこぼれる。

    2006-05-26 19:08:00
  • 49:

    名無しさん

    美妃の葬儀の日、私が友人代表で美妃に手紙を読んだ…。
    『大好きな親友 美妃へ。
    突然の出来事に、未だに心の整理がつぃてなぃょ…つぃこの間まで、毎日一緒に過ごして、色んな所に一緒に行って、美妃がぃて当たり前の毎日だった。私達が卒業し、お互い離れてぃたけど、ぃつも心は隣同士ゃったょね。私は美妃に支えてもらって、ぃつも元気で明るい美妃が大好きで憧れだった…美妃がぃてくれたから毎日が楽しかった、輝いてた。友達思いで、自分の身を削ってでも、悩んでる友達を選ぶ様な美妃が、何故こんなに辛い思いをしなければならなかったのか、私にはゎかりません。

    2006-05-26 19:13:00
  • 50:

    名無しさん

    けれど、美妃のその優しさ、笑顔に救われてきた人はたくさんぃます。そのたくさんの人達の心の中で、これからも生き続けてほしぃ。笑顔を咲かせ続けてほしぃ。言いたい事は数えきれない程ぁるけれど、私はまた生まれ変わっても美妃と親友でぃたぃ。美妃、ょく頑張ったね、辛かったね。もぅゅっくり休んでぃぃんゃで…どぅか向こうでゎ、その笑顔絶やさずに幸せになって欲しい。何年後かに私もそっちに行くから、その時まで待ってぃてほしぃ。一生親友ゃもんな。
    美妃、安らかに眠って下さい…中山優香里』

    2006-05-26 19:19:00
  • 51:

    名無しさん

    美妃の棺の中に、美妃が大好きだったバンドのCD、なりたかった看護師のナースキャップ、一緒に撮った写真、手紙を入れた。綺麗な花も入れた。美妃の笑顔はまるで向日葵の様に明るく、輝いてたので向日葵の花もぃれた。何度見ても、今にも起きてきそぅな綺麗な顔をしてぃる。自ら死を選んでしまったのに、本当に綺麗な顔だ…。

    2006-05-26 19:23:00
  • 52:

    名無しさん

    私は美妃の棺から離れる事が出来なかった…しばらくすると葬儀屋の人が『そろそろ、ご出棺のぉ時間です…』と言い出した。私はその時、蓋をするのを泣きわめいて拒否したそぅだ。美妃は生きてるから蓋をするのはゃめろと、葬儀屋にすがりつぃて止めたと、後々母から聞いたのだ。

    2006-05-26 19:26:00
  • 53:

    名無しさん

    そして気を失って倒れたそぅだ…。気付いたら自宅で目が覚めた。夢かと思ったが、夢ではなかった…。美妃が逝ってしまって、心に大きな大きな穴が空いてしまった気がする。目を閉じれば楽しかった事ばかりを思い出してしまぃ、途方にくれる毎日だった。

    2006-05-26 19:31:00
  • 54:

    名無しさん

    美妃の死から一週間、ょぅゃく正気を取り戻し、私は東京へと戻った。美妃の遺品でぁった指輪を右手の薬指にはめて…ぃつも近くにぃてくれる様な気がして。東京に戻り、悠里に全て伝えたら、悠里もすごく悲しい目をし、溜め息をつぃた…。

    2006-05-26 19:34:00
  • 55:

    名無しさん

    『原因ゎ何なのだろう…』『きつねの掲示板、ってやつゃと思うねん』『あ…きつねの掲示板ね…あれは結構書き方ひどぃょね…私も書かれてるし』と悠里が言葉を濁した。『悠里も書かれてるん?』『うん…私ね、バンドマンと付き合ってるのょ』と悠里か告白した。

    2006-05-27 00:05:00
  • 56:

    名無しさん

    『そうなん?』『うん、優香里ちゃん、そのへんの頭おかしいファンとは違う気がしてね…だから話したの』と頷く。悠里なら可愛いしありえると思った。その頃の私は、もぅ殆んど憂樹達のライブに行く事ゎなくなってぃた。

    2006-05-27 00:08:00
  • 57:

    名無しさん

    美妃の死から一ヶ月、ようやく気持ちも落ち着き、またぃつも通りの日々が戻ってきた。
    今日も右手の薬指には、美妃の形見の指輪が光っている。美妃の生きた証だと思って、肌身離さずつけてぃる。美妃が隣にぃる気がするからだ。『美妃、私頑張って生きてくから空から見守っててな!』抜ける様な青い空を見上げ、私は囁いた。

    2006-05-27 00:13:00
  • 58:

    名無しさん

    『優香里ちゃん、私の彼氏のバンドがね、スタッフさん探しているのょ、ゃってみなぃ?』と突然悠里から言われる。『ぇ?』と私は少し驚きつつ二つ返事で『ゃってみる』と答えた。これから始まる波乱万丈な生活を、その時知る訳もなく…。

    2006-05-27 00:17:00
  • 59:

    名無しさん

    悠里に連れられ、新宿のマクドナルドに行く。すると、悠里の彼氏がサングラスで顔を隠し、そそくさとゃってきた。『…見たことぁる』と私は思った。そして彼が、Angeraのボーカリスト、玲羅だった。

    2006-05-27 00:44:00
  • 60:

    名無しさん

    『ぁ!』と思わず私は声をあげた。玲羅とはぁまり面識がなぃ為、玲羅は『?』な感じの表情を見せた。私がAngeraのライブに顔を出してぃた事には気付いてなぃ様だ。悠里が玲羅に『友達の優香里ちゃん。』『Angeraのリーダーの玲羅です』と私に頭を下げた。

    2006-05-27 06:04:00
  • 61:

    名無しさん

    『ぁ…私中山優香里です。ょろしくぉ願いします』と玲羅に頭を下げ、玲羅が『もぅすぐしたらメンバー来るから紹介するね』と私に言った。すると五分もしなぃ間にメンバーが現れた。
    『…憂樹くんだ…』私は言いようのなぃ緊張感に包まれた。憂樹も『ぁ…』と一言だけ私に言い、何も言わずに笑顔を見せてくれた。玲羅がメンバーに『今度からスタッフしてくれる優香里ちゃんだょ。みんなょろしくね』と、メンバーに紹介してくれた。

    2006-05-27 15:22:00
  • 62:

    名無しさん

    そして、来週のライブから私はAngeraのスタッフとして正式に加わる事になった…。
    けれど私は憂樹に合わせる顔がなぃ…元々はファンとして憂樹の事を見つめ続けてきたのだから。たまたま知り合った悠里の恋人が玲羅だったと云う事が言い訳にならなぃか不安だった。

    2006-05-27 15:29:00
  • 63:

    名無しさん

    そしてライブ当日、私は玲羅に言われた通り、13時に目黒に向かった。ライブハウスの前で、メンバーが到着するのを待つ…10分もしなぃ内にメンバーが現れた。『優香里ちゃんぉはょぅ。今日からょろしくね!』とメンバーが私に話しかけてくれた。
    憂樹もだ。

    2006-05-27 15:33:00
  • 64:

    名無しさん

    私は何をしてぃぃのゃらさっぱりゎからず、あたふたしてぃると、先輩スタッフの若菜が声をかけてきた。『てか、前ぅちのライブきてた大阪のコだょね?どぅしてまたぅちのスタッフになったの?』と冷ややかに問いかけてきた。私は『友達に頼まれたんで…』とだけ答えた。すると以外にも若菜ゎ『まっ、これから一緒に頑張ろ』と、先程とは打って変わって、優しく私にそう言った。

    2006-05-27 15:38:00
  • 65:

    名無しさん

    なんだか安心した。私は楽屋に入りメンバーのヘアメイクを任された。元々コスプレぁがりの私は、正直楽勝でぁる(笑)早々と全員のヘアメイクを終え、裏口に出て一服してぃた。ガチャン、とドアの開く音がした。『ぉ疲れ様で…』振り向くと、そこに憂樹が立ってぃた…私は煙草の火を揉み消し、もぅ一度目の前にぃる憂樹に『ぉ疲れ様です』と話しかけた。恥ずかしくて消えてしまぃたくなった…。

    2006-05-27 15:50:00
  • 66:

    名無しさん

    『優香里ちゃんぉ疲れ様。ってゅぅかゃっぱり大阪の優香里ちゃんだょね?(笑)こなぃだマックで優香里ちゃんがぃた時俺すごぃびっくりしたょ(笑)まさか大阪の優香里ちゃんがこっちで俺らのスタッフなるとはね(笑)ま、これからょろしくね』憂樹ゎ、私に優しく言ってくれた。私も憂樹に『別に狙いとかそぉゅぅのじゃなぃんで分かって下さい…』と半分泣きそうになりながら憂樹に言った。すると憂樹ゎ『大丈夫だょ!そんな事思ってなぃから気にしなぃで』と言い再び楽屋に戻ってぃった。

    2006-05-27 15:59:00
  • 67:

    名無しさん

    がんばってな★

    2006-05-27 17:05:00
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