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?特別になりたいの?
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1:
あい
「愛!メンバー出てきたよ!」
優の慌てた声を聞いて、自販機でコーヒーを買っていた私は
慌てて新大阪駅の構内を改札口の方へ向かって走る。大勢のスタッフとファンに囲まれて、改札口から出てきたのは
大人気のビジュアル系ロックバンド、「ループ」だった。2007-08-15 04:14:00 -
2:
あい
私は愛。歳は二十歳。
昼は普通のOLと、バイトでたまにホステスをしている。
「ループ」の大ファンで、ホステスをしてるのは三ヶ月前からいわゆる「追っかけ」をする為。
追っかけとは、全国ツアーのライブを回ったり
今みたいに移動中のメンバーを駅で待ったり、ホテルで待ったりすることだ。2007-08-15 04:19:00 -
3:
あい
「優〜、カイくん居てないんやけど…」
「多分後ろの方で東京からの追っかけ組に捕まってるんちゃうか」
カイくんとは、私と優が大好きな「ループ」のギタリストだ。
スタッフに遮られながら、目の前を通り過ぎるメンバーやファンの後ろの方に、カイくんの真っ赤な髪が見え隠れした。
「カイくん!!!」2007-08-15 04:25:00 -
4:
あい
私も優も、精一杯大きな声で呼び掛ける。
長身に真っ赤な髪、サングラスをかけて黒っぽい服を着たカイくんが、気付いてこっちに顔を向けた。
すかさず走りよる私と優。「今日ライブ頑張って下さい!」
と二人で手紙とさっき買った差し入れのコーヒーと煙草を手渡す。
2007-08-15 04:30:00 -
5:
あい
「いつもありがとう」
ファンに囲まれながらも、受け取ったカイくんはニッコリ微笑んでくれた。
(やっぱめっちゃカッコいい…!!)
胸がドキドキしすぎてその場に倒れてしまいそうだった。
優もそのままボーッとしている。二人で立ち尽くしているうちに、メンバーは今日のライブ会場へ待たせてあった車に乗り走りさっていった。2007-08-15 04:33:00 -
6:
あい
「愛〜!さっきカイくん『いつも』って言ってくれたよなぁ?ウチらのこと覚えてくれてたんやー!」
優が興奮気味に、嬉しそうにはしゃぐ。
「ほんまやなぁ…」
これこそ追っかけの醍醐味だ。
ただライブを見に行っていただけの頃には、覚えてもらうことなんて有り得なかった。2007-08-15 04:37:00 -
7:
あい
「おまけに今日のライブ二列目やし、ほんま楽しみやわ!愛どうする?一回家帰る?」
まだライブの開演まであと五時間以上ある。
昼の仕事を午前中のみのシフトにして、そのまま新大阪駅でメンバーを待っていたため
帰って着替えてメイクもやり直したかった。何たって今日は二列目!
「うん一回帰って、また会場着いたら電話するわ。」2007-08-15 04:43:00 -
8:
あい
「わかったー!じゃあ優、トモちゃんらもうすぐ来るから適当にしとくわぁ。後でね」
トモちゃん達は京都に住む同じく追っかけ仲間だ。
カイくんに覚えてもらっていた嬉しさの余韻と、ライブが楽しみなのとで
私の顔は電車に乗りながらにやけっぱなしだった。
これからとんでもない出来事が起こるなんて、全く知る由もなく。2007-08-15 04:48:00 -
9:
あい
元々「ループ」は好きだけど、追っかけをするほどではなかった。
けれど、ライブで知り合った同い歳の優に誘われるまま
ライブのあと新大阪駅から東京に帰っていくメンバーを待って、生のカイくんを初めて見れたのが三ヶ月前。
それ以来、追っかけをする度にメンバーとの距離が縮まっていく様な気分が嬉しくて、今では大阪以外の地方のライブまで
行ける限りは足を運んでいる。2007-08-15 04:54:00 -
10:
あい
「ループ」は熱狂的なファンが多く、追っかけもすごく多い。
なのでスタッフの警備も厳しく、近付けないこともよくあったが
その分少しでも言葉を交せた時の喜びはひとしおだった。
それに、言葉を交してるうちに今みたいに覚えてくれて
もしかしたらどこかで偶然ばったり会えて、二人で話せたり…2007-08-15 05:00:00 -
11:
あい
(アカンアカン!妄想してしまったわ…)
「ループ」をかけながら家で支度をしつつ我に返った。
無理なことと考えながら、たまに夢見てしまう。大勢のファンがいるカイくんの、特別になること。
今日の私の服装は、キレイ目な白いノースリーブのミニワンピに、お気に入りのシャネルのピアスとネックレス。
明るい茶色の髪も綺麗に巻いて、普通に見ると「ループ」のライブに行くとは思われないだろう。2007-08-15 05:06:00 -
12:
あい
ビジュアル系のバンドなのでコスプレやロリータも多かったが、私は絶対しない。
ホステスをして少し服装が派手目になったのもあるけど、元々女っぽいお洒落の方が好きだったし
勿論、できるだけカイくんの目に止まりたい。
そして用意が出来てタクシーに乗り込み、今日のライブ会場へ向かう。
少しして私の携帯が鳴った。2007-08-15 05:12:00 -
13:
あい
(優かな?)と思って目をやると、知らない番号だった。
「もしもし?」
とりあえず出ると
「愛さんですか?えっと僕、雅樹っていうんですが…わかります?」
「えっ!??雅樹くん?」2007-08-15 05:16:00 -
14:
あい
驚き過ぎて声が裏返ってしまった。
雅樹は「ループ」のスタッフで、カイくんがすごく仲良しなので有名で
カイくんのブログやファンクラブの会報にも度々登場するし
彼からカイくんの話を少し聞けたりするので、ホテルや駅でメンバーを待っている時なんかに私も何度か話したことがあった。2007-08-15 05:21:00 -
15:
あい
「スタッフの雅樹くんやんね?びっくりしたあ!何であたしの番号知ってるん!?」
「良かったーわかってもらえて。てか愛ちゃんカイくんのファンだよね?改めて聞くけど。」
「そうやけど…」
「あのさーカイくんが話したいっていうか、会いたがってるんだけど」
…今なんて…?2007-08-15 05:25:00 -
16:
あい
私は耳を疑った。
「えっ?!どーいう事!カイくんあたしの事なんか知らんし、なんで、なんで…」
パニクりすぎて頭が回らない。
「いや、知ってるし。愛ちゃんのライブの時のアンケートに番号書いてるから、電話してみてくれって頼まれたんだよね。カイくんに。」
「本気で言ってんのー!!」
信じられなくて頭がまだ真っ白だった。2007-08-15 05:29:00 -
17:
あい
カイくんがあたしの事を知ってる。
あたしに会いたいって言ってる。
頭がガンガン殴られたみたいだ。信じられない。
「愛ちゃん!聞いてる?」「あ、う、うん…」
「とりあえずライブと打ち上げ終わったらまた電話するから、ちょっと時間遅くなるかも知れないけど起きててね」2007-08-15 05:32:00 -
18:
あい
「う、うんわかった…」
「じゃまた後でね」
電話が切れた。後でって、後でって…
(今日カイくんに会うのー!!?)
しばらくしてやっと現実感が沸き起こってきた。2007-08-15 05:35:00 -
19:
あい
思わず優に電話しそうになり、慌てて我に返った。
ループの追っかけ友達で一番の仲良しだけど、同じカイくんファン。面白い訳がない。
それどころか絶交されかねない…
そうこう考えてるうちに、タクシーは開演ギリギリに会場に着いた。
何千人も入る大きな会場だ。私は中に入り二列目の席を目指して人をかきわけて行く。2007-08-15 05:39:00 -
20:
あい
優はもう先に席に座っていた。
「おそーい!なぁ席めっちゃステージ近くない?手届きそうやわぁ」
ステージを見て嬉しそうに話す。
数時間前なら私も同じ様にはしゃいでいたんだろうが…
近すぎる…さっきの電話のせいでカイくんを間近で見るのが堪らなく恥ずかしくて何だか気まずかった。2007-08-15 05:44:00 -
21:
あい
暫くして客電が落ち、会場はメンバーを呼ぶ大歓声に包まれる。
大音量の音と共に一人一人ステージに現れるメンバー。ステージはまだ暗い。
演奏が始まり、ライトが一斉にメンバーを照らした。(カイくんや…!)
手を伸ばせば届きそうな位近いステージの上にカイくがいた。
赤い髪を立たせ、メイクをしてエナメルっぽい衣装で固めている。2007-08-15 05:48:00 -
22:
あい
倒れそうな程カッコいい。けど…
恥ずかしくて顔が見れず、ギターを弾く手元ばかり見ていた。
いつもは曲に合わせてノリノリなのに、今日は無理。MCの時に優が
「愛今日どうしたん?元気ないやん」
「う、うんちょっと調子悪いみたいやわ…」2007-08-15 05:52:00 -
23:
あい
そう誤魔化しながらカイくんのほうを見ると、背中を向けて水を飲んでいた。
(あたし今日ほんまにこの人と会うんかな…)
なんかドッキリでも仕組まれてる気分だ。
そして全然カイくんの顔をまともに見れないまま、本編が終わりアンコール待ちになり
私は自販機で飲み物を買いに外へ出て、煙草を吸って一服していた。2007-08-15 05:57:00 -
24:
あい
「愛ちゃん!」
声を掛けられて振り返ると雅樹だった。
「雅樹くん〜!やっぱ信じられへんねんけど〜!ドッキリなんちゃうん?」
雅樹は笑いながら
「違うよ〜!今日多分二時過ぎると思うけど大丈夫?」と再確認された。2007-08-15 06:01:00 -
25:
あい
「う、うん…」
「あ、俺もう楽屋戻らないと。愛ちゃんももう席戻ったほうがいいよ」
言われて戻ると、五分ほどしてまたメンバーが現れた。アンコールだ。
曲の途中、またカイくんの手元ばかり見ていたけど、ふと目線を上にやってみた。
すると、そこには明らかに私を見るカイくんの瞳があった。2007-08-15 06:28:00 -
26:
あい
目が離せなくてそのまま吸い込まれるように見つめてしまった。
カイくんはしばらく私を見つめたあと、フッと笑ったかと思うと
こっちに向かってギターのピックを飛ばしてきた。
「キャー!!」
周りの子達が床に落ちたピックを目がけて群がってくる。2007-08-15 06:31:00 -
27:
あい
(今もしかしてあたしに飛ばしたんかな…)
考えながらステージを見ると、まだカイくんはこっちを見ている。
いつもなら飛び上がって騒いで喜ぶのに、恥ずかしくてまた顔をあげられなかった…2007-08-15 06:34:00 -
28:
名無しさん
おもしろい??
2007-08-15 10:06:00 -
29:
あい
28さんありがとうございます?
また読んでもらえたら嬉しいです?2007-08-15 15:40:00 -
30:
名無しさん
あたしも本気で好きになってしまった人が芸能人…
毎日こんな話あったらいーなって思ってる?
芸能人に恋ってアホな話やけどね?笑2007-08-16 02:23:00 -
31:
名無しさん
おもしろそう?
2007-08-16 09:21:00 -
32:
あい
30サン?
名前とかいろいろ変えてるけど実話なんですよ?
私もアホと思ってたけど人生何があるかわかんないと思います?
31サン?
ありがとうございます?今から少し更新します?2007-08-16 14:59:00 -
33:
あい
動揺しすぎていつもみたいに全く楽しめないままライブは終わった。
優やトモちゃん達ととりあえず居酒屋に来てみたものの、全然話が頭に入ってこない。
「でも今日カイくんのピック悔しかったなぁ〜愛〜」優が残念そうに話す。優はこの後私がそのカイくんと会うと話すとどんな顔をするだろう。
これってやっぱり裏切りなのかな…
相槌を打つ笑顔がひきつるのを感じた。2007-08-16 15:07:00 -
34:
あい
「そういえばリュウくんなぁ、大阪にオキニいてるらしいねん。めっちゃ気になるわぁ」
トモちゃんが口をとがらせた。
リュウくんは「ループ」のボーカルで、トモちゃんは彼のファン。オキニとは勿論お気に入りのこと。
ループはファンが多い分、メンバーの女関係の噂話も絶えない。
まぁ嘘や妄想も多いけど…2007-08-16 15:14:00 -
35:
あい
時間を見ると11時を回っていた。(どうしよう一回家に帰ろうかな…)
考えてるうちに携帯が鳴った。雅樹だった!
「ちょっ、ちょっとゴメン!」
慌てて外へ出て、ドキドキしながら電話に出る。
「もしもし〜愛ちゃん?もうちょっとしたら打ち上げ抜けてホテル戻るんだけど、今どこ?」2007-08-16 15:20:00 -
36:
あい
「今ミナミ。二時すぎるって言ってなかったっけ?早くない?」
「カイくんがあんま遅くまで待たせるのも悪いからって。梅田のウェスティンホテルわかる?」
「うん。」
「そこの○○号室に、一時間後くらいに来てくれる?」
えっ?いきなりカイくんの部屋に行くの!?2007-08-16 15:28:00 -
37:
あい
嬉しい反面、少し怖くなってきて恐る恐る雅樹に聞いた。
「いきなり二人きりとかちょっと怖いんだけど…」
「えっ違う違う!俺の部屋だよ!カイくんそこに来てるし三人だから少しは話しやすいでしょ。」
「う、うん…」
「じゃー待ってるね」2007-08-16 15:32:00 -
38:
あい
確かに雅樹いてくれたらちょっと緊張マシになるかな…
待てよ。
あたし騙されてて、行って二人にまわされたりしないよね?
てか雅樹に騙されてやられたりしないよね…?
悪い想像が膨らんでいく。2007-08-16 15:35:00 -
39:
あい
しかし幾ら何でも追っかけまでしてるファンにそんなことしないだろう。
噂だって怖いだろうし。
色々考えてるうちに、約束の時間が近付いてきてしまっていた。
「ちょっと店のママに呼ばれたから行ってくるわぁ」と、優たちに嘘をついて店を出た。
これからメンバーに会うなんて誰も夢にも思わないんだろうな。2007-08-16 15:40:00 -
40:
あい
そう思うと、罪悪感と少しの優越感を感じた。
私性格悪いなぁ…
タクシーに乗り、ホテルに着いた。緊張しすぎて気持ち悪い。
エレベーターに乗ってる間、念入りに髪やメイクをチェックして部屋の前に行き、深呼吸をひとつしてからベルを鳴らした。
2007-08-16 15:45:00 -
41:
名無しさん
めっちゃ気になる???
2007-08-16 17:50:00 -
42:
もえな
>>30です?
名前付けましたーっ?
ですよねー?
人生何があるかわからん…ですね!笑
主さんの話で、出会えた?のばビジュアルの人なんですかー??私の好きな人も、ビジュアルじゃないですけど近いです?笑2007-08-16 18:20:00 -
43:
安奈
おもしろい??めっちゃ気になるぅ??
2007-08-16 21:45:00 -
44:
名無しさん
期待あげ?
2007-08-17 02:18:00 -
45:
あい
41サン?
ありがとうございます?嬉しい?
もえなサン
ビジュアル系ですよー?ほんとに何が起きるかわかんないし頑張ってほしいです?
2007-08-17 09:58:00 -
46:
あい
安奈サン?
ありがとうございます?完結まで頑張ります?
44サン
ありがとうございます?期待を裏切らないように頑張ります?2007-08-17 10:01:00 -
47:
あい
ドアを開けたのは雅樹だった。
「おはよー!カイくん今マネージャーとちょっと話しててあと五分くらいで来るから♪」
なんだ、カイくんまだいないのか…少し気が抜けた。とりあえず部屋の中に入り、椅子に腰かけた。
雅樹がビールを手渡しながら笑う。
「愛ちゃんドア開けた時すごい怖い顔しててびっくりしたよ」2007-08-17 10:08:00 -
48:
あい
そりゃ緊張してるもん!
「しょうがないやん!けど何でカイくん、雅樹くんにあたしに電話するの頼んだん?」
だって電話なんてしようと思えば幾らでも直で出来る筈だし、どうしてわざわざ雅樹を通したのか不思議だった。
「あー最近さ、前にも増して痛いファン多くてさ。愛ちゃんがもしそういう子だったらいきなり連絡したらまずいし頼まれたんだ。」確かにループは痛いファンが多いので有名だし、わかる気もする。
「痛いにも色々あるし、有名なバンドマンに手を出したことを言いふらすのが生き甲斐みたいなヤツもいるからね」2007-08-17 10:18:00 -
49:
あい
「そーなんやぁ…でもあたしカイくんがちゃんと覚えてくれてるとか全然思ってなかったからさ、ほんまにびっくりなんやけど…」
本当に、顔は見覚えあるとかその程度だと思っていた。
「愛ちゃんカイくんのタイプだもん。
ずっといいなぁと思ってたみたいだよ。カイくんが女の子の話俺にするのとか初めてだもん。」
2007-08-17 10:23:00 -
50:
あい
嬉し過ぎて頭がクラクラした。
「マジで…」
「愛ちゃんさ、カイくんに手紙で俺とどっかの会場で話したこと書いたでしょ?それ見て『どんな子だった?』って聞かれたんだよ。」
そういえば、初めて雅樹と話した日にそのことを手紙に書いた気がする。特に何も考えずに書いたのに…
何がきっかけになるかなんて本当にわからないな…2007-08-17 10:27:00 -
51:
あい
すると、いきなりドアのベルが鳴った。
びっくりして思わずビールを落としそうになりながら、顔がこわばって行くのがわかった。
(ど、どーしよう…)
テンパる私をよそに、雅樹がドアを開けに行く。
うつ向いていた顔を上げると、そこには紛れもない私の憧れそのものがいた。2007-08-17 10:34:00 -
52:
あい
「初めまして…っていうのもおかしいかな?」
真っ赤な長めの髪。メイクをしなくてもハッキリした彫りの深い顔立ち。
長袖のTシャツにジーンズのラフな格好だけど、至る所にカイくんの好きなクロムハーツが光っている。
ニコッと微笑まれて、そのオーラに私は何も言えなくなってしまった。
「今日俺ライブ中めっちゃ見てたのに無視したやろー(笑)」2007-08-17 10:41:00 -
53:
あい
私の向かいの椅子に座りながら、カイくんは笑った。やっぱり見てたんだ…
「いや、恥ずかしくて…」「いつもはノリノリやのに今日おとなしかったやん」「そりゃそーですよ!!」カイくんも関西出身なので、同じ関西弁で話してると少しホッとしてくる。
「先週の博多の時とかも初めは一番前おったよな」
博多は大きめのライブハウスで、確かに初めは張り切って最前列にいた。けど…「でもすぐ後ろ行って脱落してたやろ。見てたで!」2007-08-17 10:49:00 -
54:
あい
そんな所まで見られてたとは夢にも思わなくて、めちゃめちゃ驚いた。
「カイくんあたしのこといつから覚えてたの?」
カイくんが煙草に火を点けるのを見ながら
そういえば昼間に新大阪で待って煙草や手紙を渡したのがもうずっと前の出来事のような気がした。
2007-08-17 10:55:00 -
55:
安奈
早く続きがっ?気になるぅ主さんがんばって?
2007-08-17 22:55:00 -
56:
名無しさん
.
2007-08-18 22:12:00 -
57:
名無しさん
これ何かいい?がんばれ?
2007-08-20 14:54:00 -
59:
名無しさん
嘉になる
2007-08-20 17:00:00 -
60:
名無しさん
書かないの?
2007-08-31 03:51:00 -
61:
名無しさん
誰かわかったわ
2007-09-01 03:52:00 -
62:
名無しさん
かいてほしいな
2007-09-01 03:53:00 -
63:
あい
ちょっと忙しくて放置してしまってすみません?また更新していきます?
2007-09-01 23:33:00 -
64:
あい
「いつやったかな?多分初めて新大阪おった時からちゃうかな?
めっちゃ怖い顔して手紙渡してくるから印象残っててん(笑)」
怖い顔って…そんなん緊張してたからに決まってるのに。
けどそんな初めから覚えていてくれたなんて、やっぱり嬉しかった。2007-09-01 23:38:00 -
65:
あい
やっぱり同じ関西人だからか、カイくんはノリも良くて
楽しくて、打ち解けるのにそう時間はかからなかった。二人だけだと緊張するなんて言っていたのに
気付いたら雅樹そっちのけで二人で盛り上がってしまっていた。
すると、雅樹の携帯が鳴った。
「リュウくんがラーメン食べに行こうって言ってるんでちょっと行ってきます」2007-09-01 23:49:00 -
66:
あい
「えっ!?」
焦る私をよそに
「一時間くらいで戻ると思うんで、ごゆっくり(笑)」そう言って雅樹は部屋を出て行ってしまった。
二人っきり…
さっきまで盛り上がってたのに、急にまた変に緊張してしまう。2007-09-01 23:54:00 -
67:
あい
「ビールもう一本飲もうかな!」
そう言って冷蔵庫を開けてビールを取り出すと
「俺も飲むわ」
って、カイくんも持っていたビールを飲み干したので取り出したビールを手渡す。
「じゃー改めて乾杯」2007-09-02 00:00:00 -
68:
あい
「そういやさ、愛の友達で優って子いるやん?」
カイくんが思い出したように言った。
「うん。仲良しだよ。同じカイくんのファンだし」
「あの子凄いなー…」
「?なんで?」私から見たら優は特に痛い事なんてしてない筈なんだけど。2007-09-02 00:03:00 -
69:
あい
「いや、あの子手紙にな『絶対電話下さい』って毎回携帯番号書いてあんねん(笑)知らんかった?」
「えー!?そんなん知らない!!」
びっくりした。優とは仲良しだけど、メンバーを狙ってる子達の事を
どっちかっていうと軽蔑してる感じだったし、まさか毎回番号書いてるなんて考えもしなかった。2007-09-02 00:08:00 -
70:
あい
ちょっとショックだった。もしカイくんが優に電話をかけていたら
優は絶対私に内緒でカイくんに会っていただろう。
でも、私も同じかな…
自分から番号教えたりはしてないけど、誘われてこうしてすぐ来てしまったんだから。2007-09-02 00:12:00 -
71:
名無しさん
リアル??めちあ楽しみにしてたからうれしい?
2007-09-02 00:19:00 -
72:
あい
ありがとうございます?また少し更新します?
2007-09-02 04:34:00 -
73:
あい
「だから、愛は友達みたいやし
もしかしたら同じ様な感じなんかなぁとか考えていきなり連絡しにくかってん」と、少し言いにくそうにカイくんは話した。
確かに…優とはいつもニコイチみたいな感じだったし、そう思われても仕方ないかも知れない。
けど私は手紙に番号なんて書いたことはなかった。
だって、書いてかかってこなかったら恥ずかしくて顔を合わせにくくなってしまう。2007-09-02 04:40:00 -
74:
名無しさん
書いて下さい?この話大好き?
2007-09-11 08:14:00 -
75:
名無しさん
やったあ?あげ?
2007-09-11 08:48:00