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100円玉の恋・・・
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1:
あきと
この話は今から15年前に私が実際に体験した話です。初めての書き込みなので、みなさん宜しくお願いします。
2005-05-01 16:11:00 -
101:
あきと
担当医と私とお母さん…3人は無言で廊下を歩き、そして会議室へと通されました。普段とは全く違う表情を見せる担当医…私とお母さんは黙って椅子に座った。そして担当医は…『覚悟しておいて下さい』と…。その瞬間、お母さんは泣き崩れ、私も溢れる涙を止める事が出来ませんでした。常に死と隣り合わせの生活は送ってきたが、死に対して心のどこかでは、遠い出来事であるかの様に思っていた。と言うか思い込んでいた。しかし今日ほど【死】という言葉が身近に感じた事は無かった…
2005-05-16 02:04:00 -
102:
あきと
お母さんは担当医に涙を流しながら、何度も何度も助けて下さいと頭を下げた…私も泣きながらボー然と立っていた…泣く事しか出来ない自分…妻が死んだら生きていても仕方ない…お前だけに寂しい想いは、させないからな…お前一人には、しないから安心しろよ…
と…2005-05-16 02:18:00 -
103:
あきと
担当医は私に何かを叫んでいる…けど私には、何も聞こえない…もう、こんな世の中に未練なんてないや…次の瞬間、左頬に痛みが走った。担当医のビンタだった。君がそんなんで、どうするんや!君だけが、辛いんじゃない!みんな辛いんや!けど一番辛いのは、君の奥さんやろ?その奥さんが頑張ってるのに、お前が、そんな事でどうするんや!私は担当医の一喝で我に戻った…
2005-05-16 02:37:00 -
104:
あきと
そして担当医は私に言った。妻は自分の死を早くから覚悟していると…愛する私の為に…私に少しでも心配かけまいと必死だった事…私が帰った後、私の表情は、どうだった?と担当医や看護婦に質問責めしていた事…鏡を見ながら毎日笑顔の練習をしていた事…そして毎晩泣いていた事も…
2005-05-16 02:52:00 -
105:
あきと
私は溢れでる涙を止める事が出来ませんでした。私の笑顔で妻を包み込むはずが、逆に私が包み込まれていようとは…あまりにも情けない自分を責めながらも私は今、妻に出来る事を改めて冷静に考えた。私に出来る事…妻に笑顔で永遠の眠りにつかせてあげる事…
担当医は私の肩をポンと叩いた。
そして私は涙を拭い妻の病室へと向かった…2005-05-16 03:08:00 -
106:
あきと
少しずつしか更新出来ませんが、頑張りますので、みなさん宜しくお願いします。次の更新は早急に出来る様、頑張ります。
2005-05-16 03:11:00 -
107:
あきと
病室に戻ると妻は、優しく私に微笑んだ。私はグッと来る感情を抑えて、笑顔で妻を見つめた。妻は私に、料理の勉強さぼってばかりでゴメンね。と一言いった…私は妻に退院してから勉強したらいいよ。って言うと妻は笑顔でうなずいた…これからは妻に心配かけない様に何があっても笑顔を私は忘れない…大好きで愛する妻の為にも…
2005-05-16 12:35:00 -
108:
あきと
ある日を境に妻の親戚の人達が、何回もお見舞いに来る様になっていた。初めて会う親戚の人達に夫として、挨拶を交わした。昔から妻を知る親戚の方の中には、妻の姿を見て可哀相だと泣き出す人も居ました。けど妻は必死で笑顔で対応していました。みんなが帰った後、妻は私に力なくつぶやきました。『私…もぅすぐ…死んじゃうんかなぁ…。』私は妻を抱きしめて「大丈夫。ずっと、お前のそばに居るから…何も心配する事ないよ…」と微笑むと、妻は何も言わず私に微笑んで二人、何度も何度キスをしました…。
2005-05-16 15:59:00 -
109:
あきと
次の日から妻の容態は、今までにない、悪い状況へと進行していきました。私もお母さんも、今にも崩れて消えてしまいそうな精神状態の中で、最後の力を振りしぼって覚悟を決めていました。
そして…妻も…。2005-05-16 16:07:00 -
110:
ひろ
見てます?
すんごぃ泣ける話ですね?
私わ自分の彼氏が‥って考えてまぅ所があるんですょ‥もぉ考えただけで泣けます?
マヂで頑張って完結して下さいね?2005-05-16 16:14:00 -
111:
あきと
雨が降り注ぐ日、妻とお別れの日がやってきました…。ちょうど妻の21回目の誕生日の2週間前だった…。妻は死ぬ間際に私につぶやきました…。『あきとは、頑張って生きて…。』と……。
2005-05-16 16:19:00 -
112:
あきと
その言葉が最後の言葉となりました…妻は、まるで寝ているかの様に、優しい顔をしていました。私は『早く妻を起こしてゴハン食べささないと…』と言いながら妻を揺さ振っていました…。何度も何度も妻にキスをしました…いつもなら目が開き始め、私を見るなり笑顔で抱き付いて、大好きといってくれた妻…けど今日は中々起きない…私は中々起きない妻に涙をおもいっきり溢れさせながら何度も何度もキスをしました…。早く目を覚ませ…早く起きて…
と……。2005-05-16 16:43:00 -
113:
あきと
ひろさん、みなさん読んで頂いて有難うございます。なにか書いている内に当時の辛い想い出が鮮明になってしまいました。少し気持ちを落ち着かせてから必ず更新しますので…みなさんゴメンなさい…
2005-05-16 16:51:00 -
114:
みき
書き始めカラ見ています?最後まで頑張って下さい?
2005-05-16 17:37:00 -
115:
かな
がんばってください。
奥さんはきっとあきとさんの中で生きています。2005-05-16 17:58:00 -
116:
あきと
みきさん、かなさん有難うございます。頑張ります。
2005-05-16 18:11:00 -
117:
あきと
そんな泣き崩れている私に担当医も涙を流しながら言いました。『奥さんは、本当に君の事を愛していたんやなぁ…顔見てみ…優しく微笑んで…最後まで君に心配かけたくなかったんやろなぁ…それなのに君が泣き崩れて、どうするんやぁ?』その言葉で私は我に返った。私は妻の顔を眺めながら、楽しい日々を想い出していた…。すると担当医は黙って一通の手紙を差し出した。それは、妻からの手紙であった…。
2005-05-16 18:24:00 -
118:
あきと
あきとへパート1
あきとが、この手紙を読む時は、私はこの世には居ないんですね。けど、あきと悲しまないでね。私は本当に幸せだったよ。実を言うと、あきとの事、入院した時から知ってたんだぁ。あの日、ジュース買いに行ったのも、あきとが居てるから、行ったの。まさか、あんな形で話できるとは思ってなかったけど(苦笑)。だから、あきとと付き合えた時は本当に嬉しかったの。あ〜これで人生悔いないと(笑)。 次へ2005-05-16 18:42:00 -
119:
あきと
あきとへパート2
あきとと付き合ってみて、ビックリ!本当に優しいんだもん。私の最後の人に相応しい人だなって思えた(笑)ちょっと偉そうな事を言ってしまったかなぁ(苦笑)あきとにプロポーズされた時は、本当に嬉しかったよ。結婚する夢もウエディングドレス着る夢も、あきとに叶えてもらえたしね。けど私は妻として、あきとに何も出来なかったのが心残りだなぁ…(半泣)
次へ2005-05-16 19:01:00 -
120:
あきと
あきとパート3
けど、あきとと過ごした日々は決して忘れないよ。私の話相手になってくれた、あきと。私に笑顔を教えてくれた、あきと。私に優しさを教えてくれた、あきと。私に人の温もりを教えてくれた、あきと。私に生きる喜びを教えてくれた、あきと。私に愛をいっぱい注いでくれた、あきと。私は本当に幸せ者でした。
次へ2005-05-16 19:13:00 -
121:
あきと
あきとへパート4
あっそうそう。封筒の中に100円玉があるでしょ?何か分かる?その100円玉はねぇ〜あきとと初めて話した時に自販機に受入拒否された100円玉なの(苦笑)…覚えてる?この100円玉が私と、あきとを結んだんだよ。だから私の宝物だったの。この大事な100円玉、あきとに、あげるよ。大切にしないと枕元に化けて出てやる〜(笑)だから大切にしてね…
次へ2005-05-16 19:28:00 -
122:
あきと
あきとへパート5
本当の本当に今まで有難う。いっぱい辛く悲しい想いさせてゴメンなさい。最後に、お母さんの事だけど、たまには話相手になってあげて。あ〜見えて結構寂しがり屋だから…(笑)あと、担当医さんに看護婦さん達にも、有難うございましたと伝えといてね。それと私は元気に幸せに旅立ちましたと…(苦笑)あきと、こんな私に今まで優しくしてくれて有難う。私は本当に幸せでした。あきとと、いう人に巡り逢えて…。2005-05-16 19:43:00 -
123:
あきと
手紙を読み終えた私は、涙しながらも笑顔だった…妻の優しく微笑みながら永遠の眠りにつく顔と、この手紙…。笑とか苦笑とか、有り得ないやろ?お前は、どこまで気使うつもりやねん。どこまで、私達に悲しい想いを、させんとこぅとするねん。夫の立場ないわ…どうせ、お前の事やから、天国に行っても気使ってるんやろなぁ…
これからは、そんな喜代美の分も一生懸命生きて行く。そう誓った日となった…次の日、少し落ち着いた、お母さんと話をしました…2005-05-16 20:02:00 -
124:
あきと
かなり辛くなりましたが頑張って書きました。手紙の内容は、本当の手紙をそのまま書き込みました。次の更新も早急にしますので最後まで、お付き合いの程、宜しくお願いします。
2005-05-16 20:06:00 -
125:
さぁたん
ずっとみてます!頑張ってください!
2005-05-16 20:10:00 -
126:
かな
素敵な奥さんですね。
わたしも相手をそんなに愛せる日がきたらいいな。
頑張ってください。2005-05-16 23:37:00 -
127:
かゅ
ボロ泣きして目が腫れてます?なんともいえないですけどいいですね?感動しました?
2005-05-17 00:32:00 -
128:
名無しさん
手紙のとこでマジ泣きしてしまいました。
ほんとに理想の夫婦ですね☆
奥さんは自分もツライのにまわりの人に気を最後まで使ってましたよね。
奥さんは強い方ですね。2005-05-17 01:02:00 -
129:
名無しさん
泣きました。心が打たれました。
2005-05-18 03:33:00 -
130:
あきと
さぁたんさん、かなさん、かゅさん、129さん、130さん読んで頂いて有難うございます。
2005-05-18 16:54:00 -
131:
あきと
お母さんは私に、今まで本当に有難う…と何度も何度も泣きながら頭を下げました。妻とお母さんは、二人暮らしだったので、妻が居ない今、お母さんも又、一人ぼっちになってしまったのです。私は、お母さんに喜代美の分まで、生きてる私達は一生懸命頑張りましょう。と笑顔で言うと、お母さんも、いつまでも泣いてたら、あの子に怒られるね。と笑顔で答えてくれました。
2005-05-18 17:04:00 -
132:
あきと
そして数日後、妻の葬儀を行いました。本当に最後の別れです…私は棺の中で笑顔で眠る妻に向かって言いました…『本当に、幸せやったよ…喜代美という女性に巡り逢えて…』喜代美は、私の言葉に答えるかの様な笑顔でした…私は絶対に涙は流さないと誓っていましたが、我慢出来ずに泣き崩れてしまいました…泣いたらアカン。泣いたら妻が心配する…泣いたら妻が悲しむ…私は笑顔で妻を天国に送ってあげないと、いけないのに…けどゴメン…今日だけおもいっきり泣かせて…明日から泣けへんから…喜代美、俺の最初で最後のワガママやから…お願いやから泣かせてくれ……
2005-05-18 17:28:00 -
133:
あきと
そして葬儀も終わり、私は一人ぼっちになりました…けど私の心の中には妻が居る。決して一人じぁない。いつも空の彼方から妻は私に微笑みかけている……。私に気を使いながらも(苦笑)……。
2005-05-18 17:38:00 -
134:
あきと
あれから早いもので15年の月日が経ちました。今でも、お母さんとは仲良く、お付き合いさせて頂いています。仕事は福祉関係の方で頑張っています。私は妻と死別してから再婚する事も彼女を作る事すら拒み続けています。お母さんは、そんな私を見て早く相手見つけなさいと言いますが、今でもそんな気が起こりません(苦笑)私の妻は、あとにも先にも、喜代美だけです。
2005-05-18 17:55:00 -
135:
あきと
みなさん読んで頂いて本当に有難うございます。又、色々な書き込みも、して頂いて本当に有難うございます。私の場合は、こんな感じですが、みなさんにも、愛する人は、おられると思います。どうか大切にしてあげて下さい。そして、みなさんが幸せに、なれる事を心より祈っています。みなさん長い間お付き合いして頂いて本当に有難うございました。
2005-05-18 18:03:00 -
136:
あきと
今でも、あの100円玉は
妻の想い出とともに
大事にしまっています…2005-05-18 18:10:00 -
137:
削除削除されますた
あぼ~ん -
138:
名無しさん
大切な思い出を話していただきありがとうございました
2005-05-18 19:56:00 -
139:
あきと
139さん読んで頂いて有難うございました。途中辛い想い出も蘇りましたが今一度、妻の事を鮮明に想い出す事も出来、私としては、書いて良かったです。
2005-05-18 20:11:00 -
140:
名無しさん
ホンマに久びさに泣けました。あきとさん御苦労さまでした。
2005-05-18 20:43:00 -
141:
あきと
141さん読んで頂いて有難うございました。
2005-05-18 21:00:00 -
142:
ゆき
心打たれました。人を愛するということはすばらしいですね。きよみさんも天国であきとさんを見守ってるでしょうね。
2005-05-18 21:55:00 -
143:
あきと
ゆきさん読んで頂いて有難うございました。本当に見守ってくれてたら、嬉しいですけど(苦笑)
でも笑われるかも知れませんが、見守られてるかなぁって感じた事は、あります。2005-05-18 22:38:00 -
144:
書き始めからずっと読んでました。何回も泣いてしまった。いつか喜代美さんも笑って認めてくれるような、あきとさんにぴったりな素敵な女性にまた巡り合えることを願ってます。お疲れさまでした。
2005-05-18 22:58:00 -
145:
あきと
翠さん読んで頂いて有難うございました。正直何回か彼女が出来そうな時期はありましたが、どうしても妻と比較してしまう自分がいました。相手の事を考えると…無理でした。けど翠さんが言われる様な女性が現れたら…どうでしょうか?自分でも分かりません。苦笑
2005-05-18 23:46:00 -
146:
名無しさん
あきとさん、ずっと読みました。めちゃ感動しました。心があたたかくなりました。こんな愛されてはる奥さんは幸せだろうなぁ。って…私は遺伝子に問題があるらしくいつ難病に侵されるかわからないです。でもくよくよしたって仕方ないって思いました。誰かを一生懸命愛していこうと…今は家族を精一杯愛していきます。大切な気持ちを教えてくれてありがとうございます。
2005-05-19 00:44:00 -
147:
あきと
147さん読んで頂いて有難うございました。私の経験談ですが、キツい言い方かも知れませんが、常に現実を直視して下さい。逃げては絶対にダメです。人間って弱いもので頭では分かっていても、それを実践する事は非常に難しい事であり勇気のいる事です。ただそれを乗り越えさえすれば必ず道は開けます。147さんでしたら必ず乗り越えれると信じています。本当に頑張って下さい。うまく説明できなくてすいませんが147さんが幸せでいられる様、心より祈ってます。
2005-05-19 01:47:00 -
148:
名無しさん
あきとさん、お疲れ様でした。みんなが言うように、本当に私も泣いてしまいました。
あきとさんにとって、その100円玉は、ただの100円の価値では無く、ものすごく価値のある神聖なものなのですね。あきとさんの、これからのご活躍、期待しています。2005-05-19 03:24:00 -
149:
まぁ
一気に読みました 素晴らしい奥様のお話を読ませて頂いてありがとうございます わたしもこんなに素敵な恋が出来たらいいなーと思います いろんな事を教えて頂いてありがとうございました
2005-05-19 03:26:00 -
150:
名無しさん
素晴らしい話、ありがとうございました。
生きるという事を改めて考えさせられました。
2005-05-19 03:32:00