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花
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1:
名無しさん
キャバクラに飲みに行ってアホな女が横についた。俺もアホやし話はずんで楽しい時間を過ごした。毎回飲みに行ったらこんなん。地方で仕事してるから大阪帰ってきたら仲良い地元の友達と飯食ってキャバクラ行って…。朝まで飲んで満足して地方に戻ってまた仕事。彼女なんてしばらくおらん。前付き合ってた子は長かったけど、愛想ついたって振られてからは一年まともな恋愛してへん。全く何もなかったわけちゃうけど、俺がこんな性格やから続く事なんかなかった。周りが結婚していく中で俺って大丈夫?って心配なりながらも勝手な性格は直らんって開き直りつつもあった。そんな時に出会ったんが【花】後に付き合う事になるねんけど、こいつがまた変わった奴やった。花との出会いと付き合ってた間の事を書いていきます。文章下手くそやけど、暇な人は読んだってください。
2007-08-20 12:06:00 -
100:
名無しさん
「あたし今大阪にいるんだよ」「はあ?!なんで?」「だから会って」はあ?意味わからん。絶対いや!その時、ピンポーン。「リコ悪い。後でかけるわ」掛け直す事は無いって思いながら電話切って、玄関に向かった。「はい」ガチャ。ドアの前に立ってたのはリコと隼人(リコの口座であり俺の幼なじみ)目を丸くする俺の顔を見て二人でケラケラ笑ってる。ん?全く状況がわからん。「何これ?」二人は顔を見合わせてまた笑った。とりあえず二人を部屋にあげて話を聞いた。
2007-08-28 13:33:00 -
101:
名無しさん
新キャラ隼人(もう登場せんけど)の紹介も兼ねて、説明します。
隼人は幼なじみで、俺がホスト始めるきっかけはこの男や。隼人が東京でホストやってて、誘ってきた。東京に行ってみたかった俺は、迷う事なく隼人と同じ店で働きだした。ある程度稼いだ頃に自分で店持ちたいと思った俺は、プレーヤーから経営者側になって地方に店を出した。隼人もついてきてサポートしてくれた。仕事出来んのに俺はプレーヤーでいいって言って俺の店で働いてくれてた。とゆうか実家が金属工場やってて、それ継ぐからホストは趣味みたいなもんやった。今も現役やねんけど、本職は金属工場やから週1くらいで店に顔出してる。俺は「もーええやん」言うねんけど本人は「俺の楽しみやねん」とか言ってる。リコの口座は最初から隼人やねんけど、ずーっと完全友営や。長い付き合いやからホンマに仲良しやし。この休みも二人で普通に隼人案内で大阪観光してたらしい。せっかくやから(何が?って感じやけど)リコは俺に恨みあるし意地悪してスッキリしたかったんやと。
それが今回の『妊娠した』に繋がるらしいわ。なるほどね「でもドッキリにしたら驚くにも内容にリアルさが足りひんし、いまいちやな」って言ったものの。リコの演技力は…完全に騙されるわ。女って恐いよな。2007-08-28 14:03:00 -
102:
名無しさん
そんなんしてる暇ないねん!額縁買いに行くねん!リコと隼人もついてくるって言うから一緒に行った。そこで「あれでもない、これでもない」額縁探しててさ。そこで気付いてんな俺。なんでそこまで気付かんの?って話やねんけど、俺ってホンマ悲しくなるくらいに前しか見てない男やねん。これするって決めたらそれしか頭ん中ないし。現に版画もちゃんと考えてから彫り始めてたら2回も3回もやり直してないはずやん?そうそう、薄々気付いてた人もおるかもしれんけど。
こんなデカイ額縁、飾れるわけない。2007-08-28 14:13:00 -
103:
名無しさん
そんなんめっちゃテンション下がるやん。リコと隼人も帰ってまうし。そしたら花から着信が!なんでや?「ひっくーんっ」わー耳痛い。「ただいまーっ」…へ?「は?お前明日帰ってくんちゃうん?」「ちゃうで、今日やで」「まじで?」「ちゃんとわかっといてやー」「え?あっ悪い悪い」俺の勘違いか?この電話の時に俺は謝ってんのにも関わらず、花にボロカス言われた。でも実際は俺の勘違いでも何でもなく。ただたんに花のミス。出発前にカレンダーに丸付けてから行ったんやけど、一日ずれとった。後で家帰ってカレンダーを見た花は笑いながら「ごめんごめん」ってヘラヘラ言ってた。なんてやつや。
2007-08-29 14:28:00 -
104:
名無しさん
「ん?これ何?」花が版画に気付いた。「触らんでえー」って言ってんのに花は無視してクルクルの版画を開いた。「わーこれ版画?すごい!あっこれ、この景色って!」花がキャイキャイはしゃいでる。「触んな言うてるやろ!」俺の声に少しビクッとした花。今でも覚えてる、あの時の感情。「うっさい黙れや」花は黙った。少し感じた優越感みたいなもの。花がここ何ヵ月でどんどん成長して、旅行から帰ってきて元気いっぱいの花。俺が何を言ってもダメージを受けないくらい強くなって帰ってきた花。俺は不安やったんか?俺の知ってる花じゃなくなるみたいで。どっかいってしまったみたいで。花のビクッとした後ろ姿を見てホッとしてしまった俺。あの感情はなんやったんや?
2007-08-29 15:15:00 -
105:
名無しさん
花はシュンとしてる。しばらくして「ソファー座りや」俺が言うと花は隣にきた「ひっくん怒ってる?」「…怒ってへんよ」無愛想に言った。花は何回も「ごめん」って言ってんのに俺は無視してた「疲れてんちゃうん、はよ寝ろや」そう言ってソファーを立った。今までの花やったら、泣いて俺にすがりつく。きっと今回も。
けど、花は俺が思ってる以上に成長してた。2007-08-29 15:55:00 -
106:
名無しさん
「アホちゃう」花は俺にそう言って、寝室に行こうとした。プチッ 俺ん頭ん中で音がなった。
この時の俺、アホちゃうって言われても仕方ない。行動から言動から何からガキ過ぎる。自分でも何に腹立ててるんかわからん。イライラを花に向けて、花のせいにしてあたってたんや。最低や。花にアホって言われて、自分でもわかってる事言われて、切れたんやと思う。
「お前誰に口聞いとんねん」花は何も言わず振り向きもせず。冷めた声で俺に言った「しょーもな」そのまま寝室に入って扉を閉めた。2007-08-29 16:08:00 -
107:
名無しさん
なんやねん。イライラしたまま家を出た。花なんであんな生意気やねん、めっちゃ腹立つ。意味わからん。ガキな俺はそのまま遊びに行って、朝方家に帰ってきた。
ちょっと帰りずらかったけど、俺の家でもあるんやし大丈夫や!って言い聞かせながら。
ただいま〜心の中で言いながらそっと部屋に入った。そしたらテーブルの上に手紙が置いてあった。2007-08-29 16:19:00 -
108:
名無しさん
そこには一言だけ書いてあった。
トイレのふた!
なんやこれ?俺はトイレにむかった。ドアをあけてトイレのふたを見たけど何もない。なんやねんって思ったけど、せっかくトイレ来たし出すもん出しとこ思ってふたを開けた。そしたらふたの内側に紙がはってる。そこには二言。2007-08-29 16:23:00 -
109:
名無しさん
ひっくんのおかげでトイレ掃除早くなった!
冷蔵庫ん中!
冷蔵庫の扉を開けた。今度はお土産らしきウインナーの上に紙が一枚。2007-08-29 16:28:00