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愛の為に君の為に

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  • 1:

    りん

    うちはめっちゃ恋愛バカ。
    恋愛してない時なんてない。


    うちはいつになったら運命の人と巡り会えるんかな…?

    2007-08-22 23:52:00
  • 2:

    りん

    リン「まっ…またその内できるやろ♪今度はかっこよくて〜束縛しやん人がえ〜わ!!(笑)」
    マユ「ほんまやな♪まぁうちとこはラブラブやねんけどな♪(笑)」
    マユとそんな話しをして、店に出勤☆
    お店にはもう何組か来ていた。着替えてすぐに席につかされる。
    リン「初めまして〜♪リンです♪」

    2007-08-23 00:12:00
  • 3:

    りん

    そう言って顔をあげた瞬間…あたしは固まってしまった。
    お客サン「ども♪座り〜や♪固まってへんと♪(笑)」
    か…かっこいい……。………はっ!!あかんあかん。仕事やん。
    あたしは笑顔で隣に座る。15才…それでも店に入ったらキャバ嬢。妙なプロ根性はついてきてた頃やったから、あたしの中でお客にトキメクなんてタブーやった。
    でも…心臓のドキドキは止まらない。

    2007-08-23 00:26:00
  • 4:

    りん

    絶対顔に出てるわ…最悪…。
    お客サン「リンちゃん酔ってるん〜?顔赤いやん(笑)俺は、祐希♪ちょっと酔ってまぁーす♪」
    綺麗な顔の男は、口を開くとすごく明るくてビックリしてしまった。こんだけ綺麗な顔してる人って、クールっていうか、冷たいんちゃうかな…みたいな勝手なイメージがあったから、祐希の明るい芸人みたいな喋りに驚いてしまったのだ。
    でも、その後会話は盛り上がって、うちは祐希クンに笑わせられっぱなしやった。
    ボーイ「失礼します。リンさん」

    2007-08-23 05:14:00
  • 5:

    りん

    席動かなあかん時間かぁ…祐希クンみたいな人が、うちなんて指名しやんやろ…
    そんなことを思いながら、あたしはごちそう様をしようとした。
    祐希「えっ!?リンちゃんどこ行くん!?ここおりや〜!!」
    えっっづ???
    リン「いや…指名って形になってまうから指名料がいんねんやん…」

    2007-08-23 05:18:00
  • 6:

    りん

    祐希「じゃあ俺リンちゃん指名で♪」
    ………マヂ!?正直めちゃくちゃ嬉しかった。お金のためやなくて、祐希クンともっと話せるってことが嬉しすぎる。
    祐希クンは三人で来てたけど、後の二人は女の子の指名はせずに、祐希クンだけがあたしに指名を入れてくれた。
    リン「祐希クンありがと〜。でも…うちに指名って変わってるな(笑)他に可愛い子ぎょうさんいてるやん(笑)」
    あたしは、正直ルックスに自信がない。特別不細工なわけじゃないけど、丸い顔と低い鼻がコンプレックスで、自分を可愛いと思ったことは一度もない。

    2007-08-23 05:26:00
  • 7:

    りん

    そんなあたしを、この綺麗な顔をした祐希クンが指名してくれてる…嬉しいんだけど、何だか信じれんかった。
    祐希「リンちゃん可愛いやん♪俺のタイプ♪それにオモロイし、酒強そうやから(笑)」
    …お・お・俺のタイプ!?
    絶対ないわ…。何企んでるんやろ。絶対ちょっとエッチしたいとかそんなんやわ。きいつけな…。
    異常な程警戒してしまうあたし。

    2007-08-23 05:32:00
  • 8:

    りん

    結局、その日はラストまで延長と指名をしてくれた。
    リン「今日はホンマありがと♪すっごい楽しかった〜♪」
    祐希「俺もやし♪じゃメールか電話するわな!ほな♪」
    そう言って祐希クンは帰って行った。
    マユ「リン〜!!!あんた指名してた人むっちゃかっこええやん!!」

    2007-08-23 05:39:00
  • 9:

    りん

    マユは、興奮しながら祐希クンのことを聞いてきた。他の女の子も皆興味津々…。それぐらいかっこいい祐希クンに指名されたあたしは、お酒も手伝ってかキャァキャァ言いながら祐希クンのことを話していた。
    リン「さっき、電話かメールするな〜♪とか言っててんけど〜!!」
    マユ「いや〜♪♪♪じゃあちゃんと番号交換してんや♪楽しみやな!!」
    …ん??? マユの言葉に止まってしまった。番号交換…………してへんやんけ。
    名刺にもアドレスも番号も入れてない。舞い上がりすぎてた自分に腹がたった。

    2007-08-23 05:46:00
  • 10:

    りん

    まぁ。祐希クンもどうせただの社交辞令やろうし…。男前見れて目の保養もできたし、忘れよっと。
    良い思い出ができた!!そんな気持ちで何日かを過ごしていた。
    ………はぁ。祐希クン何してるんかな?
    かかってくるはずもない携帯を凝視してみる。無駄なことは十分承知だ。
    たった一度しか会ったことのない人なのに、どうしようもないくらい頭から消えない。どうやらあたしは祐希クンに恋してしまったようだ。

    2007-08-23 05:56:00
  • 11:

    りん

    連絡先すら知らんのに、叶わなすぎな恋愛。うち…アホやな。
    そんなこんなで祐希クンが来てからニ週間が経っていた。
    リン「おはよ−ございます−。」
    ダラダラとドレスに着替える。最近元気でない上に、今日はマユがお休みだ。余計に元気が出ない。
    それでも、指名のお客さんが来てくれたからそこは仕事モードで乗りきっていた。

    2007-08-23 06:03:00
  • 12:

    りん

    ボーイ「失礼します。リンさん六番テーブルご指名です。」
    おっ♪誰やろ。今日はやる気ないのに、指名多いな〜。
    のほほんと六番テーブルに向かった。
    「リンちゃーーーん♪♪♪」
    …………!?!?!?!?!?

    2007-08-23 06:14:00
  • 13:

    りん

    六番テーブルに居たのは、祐希クン。一気に頭真っ白。顔真っ赤。
    な……ななな何で!? もう会えないと思っていた祐希クンが目の前に居る。
    祐希「こないだメールと電話するゆぅたのに、聞くん忘れてたねんやん(笑)やから、今日は番号聞きに来た♪」
    祐希クンは満面の笑顔をあたしに向けた。しびれるくらいかっこいい。

    2007-08-23 06:20:00
  • 14:

    りん

    その日は一回延長をしてくれて、番号交換して祐希クンは帰って行った。
    マユ「いや〜!!リン!!さっきの人ってこないだの人やんな!?」
    リン「うん♪番号聞きにきてんって!!ほんまかっこええし〜やばいわ!!」
    着替えながらマユと話していると、メールがなった。祐希クンや!!

    2007-08-24 00:32:00
  • 15:

    読ませてもらってまぁす??
    めっちゃ先が楽しみやわぁ??
    ココに感想書くのゎ最初で最後にするけど、コレからも読ませてもらうから、少しずつでも完結マデ頑張ってなぁ??

    2007-08-24 03:48:00
  • 16:

    りん

    16サン…ありがとぉ☆更新遅いと思いますが…できる時には沢山書くのでよろしくね♪下手な文章に付き合ってくれてありがとう☆

    ☆訂正☆15に書いてあるのはマユではなくて、アユです(>_

    2007-08-24 05:08:00
  • 17:

    りん

    祐希[今日もありがと♪リンと話してたら元気もらうわ〜(^v^)もし良かったら何やけど、今度遊びにいかへん!?(^O^)]
    リン「キャァ〜♪♪♪♪ヤバッツ!!アユ〜!!!見てって!!マヂやばいわ♪」
    アユ「えーやんけ!!(笑)よし♪今日は祝いやな☆飲みに行くど♪」
    アユは、一個上の16才で、この店で出会った。酒大好きで、かなりの酒豪。あたしも飲める方なのだが、アユには勝てない。ちなみにマユはビールコップに一杯で吐いてしまう(笑)
    リン「行く行く〜♪飲みまくるしな♪(笑)」

    2007-08-24 05:20:00
  • 18:

    りん

    あたし達はハイテンションで居酒屋に行くことにした。もちろん…祐希クンとメールしながら♪
    ビールをグイグイ飲みながら、祐希クンにメールをピコピコ。
    祐希[じゃあ♪明日とか遊ばれへん!?水族館行きたいねん♪]
    水族館!?行きたい!!でも…絶対起きられへんし…。
    現在の時刻、四時☆酒も結構入っている。

    2007-08-24 05:31:00
  • 19:

    りん

    リン[ごめん!!今居酒屋で飲んでて…行きたいねんけど絶対起きられへんわ↓]
    しょうがない。折角のお誘いやのに!って飲みに来たことを少し後悔した…ごめんアユ(笑)
    ヘコミながらも飲んでいると、すぐに祐希クンから返事が来た。
    祐希[ほな今からいけへん!?迎え行くし♪嫌やったら断ってな(>_

    2007-08-24 05:46:00
  • 20:

    りん

    アユ「ホンマうまいことやりよったな(笑)今度ごちってもらうから〜!!ヨロシク☆」
    アユはそう言って帰って行った。ちなみに彼女は、男(客)の前ではブリッコになるのだが、プライベートではヤンキー系サバサバ女である(笑)。
    アユとバイバイしてすぐに祐希クンが迎えに来てくれた。
    リン「おはよー♪迎えにこさしてゴメンやで! 」
    祐希「俺が誘ったんやんけ(笑)♪つかお前酒クサッ!!これ飲んどけ♪」

    2007-08-24 05:55:00
  • 21:

    りん

    祐希クンは、よく冷えたポカリを渡してくれた。優しいわ〜♪普通のことでも男前がすると、何倍も優しく感じてしまう。
    フタを開けて一気にがぶ飲み(笑)。ブリッコがどうしてもできないあたしは、好きな人の前だと余計に男っぽくしてしまうところがあるようだ…。
    祐希「リン〜がぶ飲みしすぎやから(笑)(笑)ホンマうけるやっちゃ♪よちよ〜ち(笑)」
    祐希クンがあたしの頭をヨシヨシした。キュンキュンキューン(ノ>д

    2007-08-24 06:02:00
  • 22:

    名無しさん

    おもろーLl?

    2007-08-24 10:46:00
  • 23:

    りん

    23サンありがとー(´∇`)ノ 遅くなりましたが更新します…☆

    2007-08-28 04:02:00
  • 24:

    りん

    裕希「ぶはッッツ!!リンって犬みたいやな〜(笑)てかな、うちの家で飼ってるコーギーに似てるわ(笑)!!んまかわえーな♪」
    爆笑しながら話す祐希クン………飼い犬扱い…人間ですらない扱いですか(._.)でも!!可愛い言ってくれたし♪コーギーやし♪パグちゃうだけましやな!!などと心の中で自分を慰めてみるあたし。
    慰めているうちにいつの間にか夢の世界に旅だってしまっていた。
    …………ン…リン…リン〜!
    祐希クンの声にはっとして起きた時に、うちはヨダレ垂れ流しの上、おマタぱっくり状態という女としてあるまじき格好だった。

    2007-08-28 04:13:00
  • 25:

    りん

    ……あかんッッツ!!!
    急いでアゴに垂れたヨダレを拭いて、そくざにおまたも閉じた。…ば…ばれてへん…
    祐希「ププ…おまッ…ほんま…マルコに似てる…ププ…ヨダレくってマタ広げて…ほんまうちの愛犬そっくり(笑)(笑)」
    わけないですよね。思いきりばれてる上に、犬の名前がマルコ…絶対まるっこいんやろな(..)

    2007-08-28 04:20:00
  • 26:

    リン

    祐希「まぁーついたし、行こか♪ヨダレ姫♪(笑)」
    祐希クンが太陽の光で余計にキラキラ光って見えた。そういえば、太陽はもう真上近くに来ている。携帯を見ると、11時前。
    確か…車に乗ったのが五時くらいだったから…六時間は経っている。休憩しまくったとか?水族館の看板を見る。
    〇〇水族館。
    ………?聞いたことのない水族館だ。

    2007-08-28 04:34:00
  • 27:

    リン

    リン「祐希クン〜??ここ何処の水族館なん??」

    祐希「あ〜♪ここは〇◇県やで!」
    〇◇県…!?めちゃくちゃ遠い…。てかいまいち何処にあるのかもわからん。
    はっきり言って、看板からして結構…なかなか寂れた水族館だ。祐希クンは何でここに来たんやろ?不思議でたまらなかったが、あえて聞かずに水族館の中へと入った。

    2007-08-28 04:56:00
  • 28:

    リン

    中も…とってもさびれてるよ〜。若さパワーで金色にしている髪の毛のあたしは、あり得ないくらい浮きまくっている。さいわいな事に、ポツ…………ポ…くらいしか人が居なかったので恥ずかしさは三分の一程度ですまされた。
    寂れた水族館の割に、クラゲの展示のコーナーはすごく力を入れていて色んな種類のクラゲが、水槽の中を泳いでいる。
    そのコーナーだけは明かりを落としていて、暗い中に浮かびあがる幻想的な光に、いつしか恥ずかしさも忘れて見いってしまっていた。
    ………そういえば何年ぶりの水族館だろ?小学校1年の時に来た以来だな。
    クラゲのコーナーを出て、イルカのところに行くことにした。

    2007-08-28 05:09:00
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