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頑張れ?被害妄想の女?

スレッド内検索:
  • 1:

    ヒガコ

    だいぶイラっとする女ヒガコの話。

    2007-08-29 01:45:00
  • 2:

    ヒガコ

    バブルが弾けるか弾けないかに産声をあげたヒガコ。
    「元気に産まれましたよ!女の子ですよー!」先生がオカンに向かってそういった。
    にっこり笑うオカンも女の子が産まれて嬉しかっただろうが、まさか娘がこんなとんでもない娘になるなんて思いもしなかったろーに。

    2007-08-29 01:50:00
  • 3:

    ヒガコ

    オカンはうちにいっぱい女の子らしい可愛い服を着させて外に出た。
    「可愛い男の子ですねー!」「いや…女の子なんですよー…」残念な苦笑いのオカン。
    そんなオカンの顔をよく見て育ったヒガコ一歳。

    2007-08-29 02:01:00
  • 4:

    ヒガコ

    毛を長くしてやっと女の子に見られるようになってオカンもニコニコのヒガコ二歳。
    その頃アンパンマン、悪魔君、キタロウを覚える。オカンは女の子らしくりかちゃん人形を買ってプレゼントするがヒガコは怖くて泣いた。

    2007-08-29 02:08:00
  • 5:

    ヒガコ

    そんなヒガコに愛想が尽きそうな三歳。
    ウキウキワクワクの幼稚園に通いだす。しかし人見知りが出て仲良く出来ないヒガコ。
    男の子だろーが女の子だろーが関係なくフル無視。そして泣いて帰る。と幾日が続いた。

    2007-08-29 02:13:00
  • 6:

    ヒガコ

    そんなヒガコの様子を先生から聞き育て方が悪かったのかとオカン悩む。そんなオカンを横に悪魔君の笛をピーヒャラ吹く。
    そんなヒガコにそろそろマヂで愛想が尽きてしまいそーなヒガコ三歳と半年。

    2007-08-29 02:17:00
  • 7:

    ヒガコ

    いー加減幼稚園に慣れてきた頃ヒガコはある事に気付く。
    「ヒガコぶっしゃいくー!」純粋な三歳児達の悪気のない容赦ない一言。意味なんてわかってたのかわかってないのかその言葉によって泣き出すヒガコ。またその泣き顔がブルドック。

    2007-08-29 02:22:00
  • 8:

    ヒガコ

    自分が¨ぶっしゃいく¨な事に気付いたヒガコ。その¨ぶっしゃいく¨に敏感になるには早かった四歳の頃。
    「おままごとよーしーてー」「ヒガコちゃんとしたくないからやぁー!!」頑張れヒガコ。「…えー何でぇ?よしてよー」偉いぞヒガコ。「絶対いやぁ!あっち行ってよー!」「わーーーーん…」弱すぎるぞヒガコ…。

    2007-08-29 02:31:00
  • 9:

    ◆wdPrqDDV3Q

    おもしろそう?

    2007-08-29 08:12:00
  • 10:

    ヒガコ

    ありがとうございます。これからどんどんイライラしてきますが、見捨てないで下さいね。

    2007-08-29 14:08:00
  • 11:

    ヒガコ

    完全に組でいじめられ役になったヒガコはよく部屋の隅ぃぃっこでいじける事がしばしば。写真にもにっこりする事もなくふてぶでしい顔でぶっさいくが目立っていたヒガコ五歳。そんなヒガコに眉間が寄ってきたオカン。
    オカンはヒガコによってストレスが溜まってくる。オトンは会社経営をしてたのであまりオカンに構ってやれなかった。
    そんな状況でオカンは宗教に逃げ道を作った。

    2007-08-29 14:25:00
  • 12:

    ヒガコ

    そんな事も知らずヒガコはダンゴ虫を丸めて遊ぶ。沢山ダンゴ虫を捕まえたヒガコは嬉しくて久々の笑顔満点でオカンに見せに行く。
    オカン悲鳴と共に張り手。ヒガコ呆然。ひたすら左のほっぺをダンゴ虫と一緒にすりすりした。そして静かに泣いた。

    2007-08-29 14:37:00
  • 13:

    ヒガコ

    ヒガコ六歳になるかならないかの頃。オカンピンチになる。オトンに宗教に貢いでた事がバレて別居になる。
    そしてヒガコもいじめられてた幼稚園とオサラバ。保育所に行く事になった。
    けどやっぱりいじめられる。やっぱり¨ぶさいく¨と言われる。

    2007-08-29 14:49:00
  • 14:

    ヒガコ

    そんなヒガコもいっちょ前に好きな子が出来る。
    「ヒガコ不細工!あっち行ってぇ!」相変わらずの扱いをされてトボトボ歩くヒガコ。
    「ヒガコちゃんあそぼー!」見るとそこには女子からモテモテのアキラの姿。ヒガコチャンスだ!!

    2007-08-29 14:57:00
  • 15:

    ヒガコ

    この時すでにひねくれてたヒガコ。この優しさは嘘だと思うヒガコ。そっぽを向いて砂場に向かう。
    「ヒガコちゃんってばー!」あのモテモテのアキラがいじめられてる私と遊びたいなんてありえねーっつーの。どーせいじめてくるわ。フン。
    お山を作ってたら人陰が。また踏まれる。ヒガコはそう思った。

    2007-08-29 15:04:00
  • 16:

    ヒガコ

    「あーごめんヒガコ!間違えて踏んぢゃったぁ!」やっぱり。ヒガコはもう慣れっこだ。違う場所でまたお山を作りだした。
    「もうこっちくんなよ!」アキラの声。唯一遊べる砂場にまで言われたヒガコ。いくらなんでもヒドイ。
    「だって邪魔やったんやもん…」顔を上げると、目の前に女子とアキラのやりとり。完全にあっけに取られて思わず口を開け鼻水を垂らすヒガコ。

    2007-08-29 15:13:00
  • 17:

    ヒガコ

    この時にやられたヒガコ。アキラはヒガコの方に来てでっかいお山を作り出した。鼻水を拭き忘れて一緒にお山を作って笑ったヒガコ。
    オカンにアキラの事を話すとオカンも久々笑った。だけど笑った顔が嘘くさく見えたヒガコ五歳と半年の事だった。

    2007-08-29 15:21:00
  • 18:

    魔法のiランドのサイト下さいッ?

    2007-08-29 23:17:00
  • 19:

    ヒガコ

    前まであったんですけど、携帯紛失してからわからないんです。ごめんなさい。

    2007-08-30 04:03:00
  • 20:

    ヒガコ

    そんな幸せな日々が続いたある日。ヒガコに不幸が起きる。保育園での出来事。
    「アキラ君ヒガコの事好きなん?」なんとアキラ君女子達に廊下で詰められていました。
    ヒガコはもちろん階段から立ち聞き。かなりテレビのようなシチュエーション。

    2007-08-30 04:12:00
  • 21:

    ヒガコ

    困っているだろうアキラ君。さて何て言うアキラ君。
    「ちゃうし!!」「えーけどヒガコに優しいやん!!」「可哀相やからやもん!」
    ¨可哀相やからやもん¨ヒガコは頭に響く。アキラやっぱりお前もか。喜んだアタイが悪かったよ。

    2007-08-30 04:20:00
  • 22:

    名無しさん

    ★ミ

    2007-08-30 06:06:00
  • 23:

    名無しさん

    頑張って??

    2007-08-30 13:18:00
  • 24:

    名無しさん

    おもしろいッ

    2007-08-30 14:26:00
  • 25:

    ヒガコ

    皆さんありがとうございます。これを読んでストレス溜まってしまったらごめんなさいね。

    2007-08-30 15:07:00
  • 26:

    ヒガコ

    それからのヒガコはアキラを避けだす。光が見えだしたヒガコの心だったが完全に密閉される。
    そしてなんとか遊ぶ友達が出来るから気まぐれでいきなり裏切られる事もしばしば。そんなヒガコは顔色を伺いながら遊ぶ事が多かった。

    2007-08-30 15:14:00
  • 27:

    ヒガコ

    そんな中アキラはヒガコに付いて回る。しかし不細工でも乙女の純粋な心はズッタズタ。もう騙されるもんか。ヒガコもうすぐ六歳の頃だった。
    そんな頃オカンは別居してから浮気し放題のイケイケだ。もうヒガコの事は見ているようでも見えてなかった。ヒガコはそんなオカンでも大好きだった。

    2007-08-30 15:23:00
  • 28:

    ヒガコ

    ヒガコ小学生になる。なぜか小学生になるといじめはなくなっていた。そしてアキラも同じクラスだった。傷が癒えたのかアキラとも仲良くなり、クラスの子とも仲良く過ごした。ヒガコにもやっと春が来た。

    2007-08-30 15:35:00
  • 29:

    ヒガコ

    その頃オカン浮気がオトンにバレて大ピンチ。実はばらしたのヒガコ。悪気なんてないよ?男の人が家に来て遊んでくれたっておばあちゃんに言っただけだもん。
    オカン目つきが変わる。ヒガコ気付かず。ヒガコ家に帰るとオカンにしばかれる。

    2007-08-30 15:42:00
  • 30:

    ヒガコ

    オカンは決意した。ヒガコを手放すを。そしてヒガコ七歳の時オカンオトン離婚。最後見たオカンは笑顔だった。
    オトンに引き取られたヒガコ。オトンはちゃっかり彼女がいた。のちオカンになる。そしてヒガコの人生を変える。

    2007-08-31 03:40:00
  • 31:

    ヒガコ

    ヒガコ再び転校する事になる。新しい学校に来た早々
    「お前めっちゃ不細工やん!ブス!」あのぉ一応ピカピカの転校生なんですけど?
    昼休みなんて男子に永遠ブスだの不細工だの言われて何も言えず泣く。
    ヒガコ幼稚園の頃を思い出す。ヒガコ再び心に傷が出来た

    2007-08-31 03:46:00
  • 32:

    ヒガコ

    そして事件が起きる。学校から帰るとオトンが珍しく家にいた。嬉しくてランドセルを背負ったまま駆け寄ると
    「お前えー加減にせぇ!」
    ビンタだ。
    走った反動で飛んでいくヒガコ。そして鼻血。

    2007-08-31 14:06:00
  • 33:

    ヒガコ

    わけのわからないヒガコ。ただわかるのは右から出てくる温い鼻血。
    横にはオカンの姿が。助けろよ!ヒガコは心の中で突っ込んだ。
    「オカンはもう一人おるってゆーてたやろ?」「うん。」ビンタ。ヒガコ右から左から鼻血が出る。オトン殺気。オカン見てるだけ。

    2007-08-31 14:22:00
  • 34:

    名無しさん

    だれかヒガコを愛してあげてー

    2007-08-31 23:02:00
  • 35:

    ヒガコ

    ありがとうございます。こんなヒガコを愛するには勇気が必要なのです。

    2007-09-01 14:35:00
  • 36:

    ヒガコ

    それからのヒガコ何を勘違いしてか虚言癖がつく。
    言い訳をすると、オカンの告発といい、オトンの鼻血事件といい真実を発言する=しばかれる。という結論からである。
    よってかなり痛いヒガコ小学六年生。

    2007-09-01 14:40:00
  • 37:

    名無しさん

    お父さんには何故ビンタされたんですか?

    2007-09-02 08:27:00
  • 38:

    名無しさん

    後妻に気ぃ悪い事言うたからやろ?

    2007-09-02 08:33:00
  • 39:

    ヒガコ

    説明不足ですいません。39さんのおっしゃる通りです。当時オカンと喧嘩になって「オカンはオカン(後妻)だけじゃない。もう一人おる。」と発言したので、オトンにお叱りを受けたまでです。
    39さんありがとうございます。

    2007-09-03 02:12:00
  • 40:

    ヒガコ

    そしてそのまま中学一年になったヒガコ。
    小学校の数少ない友達は中学を上がると同時にヒガコの虚言癖によっていじめを開始。定番の無視。ヒガコは友達と信じていたのに無視。
    完全にヒガコ人を信じれなくなる。まぁ自分がまいた種ですがね。

    2007-09-03 02:23:00
  • 41:

    ヒガコ

    そんなヒガコ何故無視されたか考える。そして自分の虚言癖に気付く。しかし時既に遅し。学年中にヒガコの虚言癖の話は回っていた。

    ヒガコ完全に孤立する事となる。
    「ヒガコ不細工やし嘘つき!きっしょー」全く知らない女子にまで言われる。

    2007-09-03 02:29:00
  • 42:

    ヒガコ

    しかしヒガコ頑張って学校に行く。汚れたぞうきんを投げられても体操服がなくても机が廊下に出てもひたすら学校に行った。
    「ホンマ、あのヒガコの顔見たら吐き気する!」「ヒガコって子顔やば!」やっぱり顔ネタを言われるヒガコ。
    そんな毎日に絶望するヒガコは化粧というものに興味を持ち出す。

    2007-09-03 02:38:00
  • 43:

    ヒガコ

    プ〇セブンやらポップ〇ィーンやら雑誌を買い出す。雑誌で載っていた化粧品を自分で買える範囲は買い、買えないモノは万引き。
    良い方向に向かってるか向かってないか不明なヒガコ中学二年に上がる前の事だった。

    2007-09-03 02:50:00
  • 44:

    ヒガコ

    中二になりクラス替え。クラス替えによってヒガコ希望の光見える。
    「ちょ!自分名前何なん?」授業中に後ろから声が掛かる。当然ヒガコ自分じゃないと思い振り向かず。
    「ちょー!無視??」椅子を蹴られるヒガコ。無視されたからってあたるなよ。ヒガコイラっとする。

    2007-09-03 03:00:00
  • 45:

    ヒガコ

    「ちょ、無視されたからって私にあたらんといてや。」ヒガコなぜか強気に振り向き様に言う。
    「無視したんそっちやん!」「え?」ヒガコ驚く。ヒガコ焦る。また新手のいじめかと勘繰る。
    「え?ちゃうし!笑 なんなんその顔!笑」完全に顔を馬鹿にされたヒガコはイラついてまた前を向いた。

    2007-09-03 03:08:00
  • 46:

    ヒガコ

    「嘘やん!笑 ごめんって!暇やねんって!」(コイツ正々堂々といじめる気や)
    「しらんやん。」 「めっちゃ…」「お前らやる気ないんやったら出ていけぇ!!」ヒガコよりイラついていた先生が吠えた。
    ヒガコびびって前を向く。
    「うっさいなぁー出ていくわ!」 ヒガコ自分は逃れる事にする。

    2007-09-03 03:15:00
  • 47:

    ヒガコ

    「ちょ!自分だけ逃れるとかないわ!」ヒガコ手を引っ張られる。ヒガコ更にビビる。トイレに閉じ込められると悟るヒガコ。
    よく見るとなんと茶髪でスカートが短い。ヤンキーやん!
    ヒガコ更に更にビビる。諦めて手を引っ張られるのをやめて自ら歩く事にした。

    2007-09-03 03:22:00
  • 48:

    ヒガコ

    廊下に出たヒガコとヤンキー。ヒガコ死ぬ覚悟が出来る。
    「自分もサボりたかったんやん♪」ヤンキーヒガコに笑いかけてくる。しかしヤンキー顔整いすぎ。可愛すぎる。なんて死ぬ寸前に思うヒガコ。
    「あたし家このまま帰るけど自分どうするん?」「えっ?帰る!?」ヒガコ予想外の展開にびっくりする。

    2007-09-03 03:30:00
  • 49:

    ヒガコ

    「うん!あたしどーせ暇やし家来る?」ヤンキー普通に喋る。しかしヒガコ逆らうとしばかれると考えた。
    「あ、うん…」家に他の女子もおってほんで私を袋たたきするつもりや…ヒガコ泣きそうになる。
    「てか名前何なん?」「ヒガコ。」名前聞いてコイツ何するつもりなんやろ…ヒガコ眉間にしわが寄る。

    2007-09-03 03:38:00
  • 50:

    ヒガコ

    「あたしアミやで!てかヒガコって●●小の子やんな?見た事ないもん!」「あー…うん。」怖い怖い怖い怖い怖い!!
    ヤンキー改めアミの家に着いたら女子はいなかった。ほんの少し安心するヒガコ。
    「なんか飲む?麦茶しかないけど。笑」え?何で?私にそんなん聞くん?ヒガコパニックになる。

    2007-09-03 03:48:00
  • 51:

    名無しさん

    頑張れヒガコ?

    2007-09-03 16:00:00
  • 52:

    ヒガコ

    52さんありがとうございます。ヒガコは頑張ります!笑

    2007-09-03 20:26:00
  • 53:

    ヒガコ

    「あ…うん…ありがとう…。」アミが何の目的なのかさっぱり読めないヒガコ。グラスに入った麦茶をもらい下を向く。
    「てかさぁ、桃鉄せーへん?」は?ゲーム?ゲームなん!?
    「あ、うん。」ヒガコ疑いながらコントローラーを受け取る。

    2007-09-03 20:34:00
  • 54:

    ヒガコ

    実はヒガコ桃鉄が大好き。しばらく桃鉄をする二人。ヒガコ疑う事はもうしなかった。
    「ちょーヒガコ貧乏神やめてやぁ!!!!!!!」「あーごめん、わざと。笑」なんて友達みたいな会話。
    ヒガコふと目に時計が目に入る。昼の2時だ。
    「あ゛ぅ゛ぁ゛ー!!!!」ゴジラのようにいきなり叫ぶヒガコ。

    2007-09-03 20:40:00
  • 55:

    ヒガコ

    「なんなんその声!!笑」爆笑のアミを横にヒガコは焦る。学校を出てから何時間も経っている。先生に怒られる。
    しかも鞄を教室に置きっぱなし。学校の周りの子達にどーかされてるに違いない。
    ヒガコ絶望する。

    2007-09-03 20:47:00
  • 56:

    ヒガコ

    「学校やろ?もーいいやん、明日行けば?」「アカンって!」「何で?」「……………」
    ヒガコ現実に戻る。アミもグルでこの後いじめてくるに違いない。
    「学校嫌いなんやろ?」「えっ…いや…てか何が狙いなん!?」怖くなって発言するヒガコ。

    2007-09-03 20:52:00
  • 57:

    ヒガコ

    「は???」アミあっけに取られた顔。この顔は二度と忘れられない顔だった。
    「だから…何する気なん?」「え???」アミ?が頭に浮きまくる。
    「ヒガコ何なん!?笑 まぢおもろいねんけど!笑」ヒガコ笑われて混乱する。
    「ちょーもぅ冗談はいいって!アイツらと同じなんやろ!?」ヒガコは悲しくなった。いじめてくる奴達とアミは同じと思ったら涙がポロリと落ちた。

    2007-09-03 20:59:00
  • 58:

    ヒガコ

    「ちょ!何で泣くん!?アイツらって何なん?」
    どうやらアミはヒガコがいじめられてた事なんて知らなかったようだった。
    「いじめられてるん知ってるやろ?それやのに何でこんな事するん?」
    「は?アンタいじめられてるん!?あたし学校行かんから知らんし!別に関係ないし!」ちなみに初対面は今日です。何故かアミヒガコに興味があったようだ。

    2007-09-03 21:06:00
  • 59:

    ヒガコ

    ヒガコはアミがヤンチィな事を思い出す。今更泣きながらびびる。
    「あ…ごめん、だから…帰る。」「学校行くん?」「…うん。」「あたしも行くわ!携帯忘れたし!」絶対学校に着いたらいじめられるとヒガコ悟る。
    「一緒に行ったら大丈夫やろ?」私を完全死ぬ道にせんといてヒガコ思う。

    2007-09-03 21:13:00
  • 60:

    ヒガコ

    「あ…うん…」ヒガコ何も言えなくなる。
    「歩くんだるいから原チャで行くで!」「え…?うん…」ヒガコ原チャと言う言葉を知らない。アミに付いて行くと原付きがあった。
    「ケツ乗ってな!」「え?原チャってこれ?」「そーやで!早く乗って!」「乗り方しらへん…。」アミに教えられてケツに乗るヒガコ。

    2007-09-03 21:19:00
  • 61:

    ヒガコ

    ヒガコふと警察24時を思い出す。これって…捕まるよな?ヒガコ疑問に思う。
    「ほな行くでぇ!」「…待ってぇぇぇぇ!」またもや叫ぶヒガコ。
    アミヒガコを無視して走りだす。ヒガコまたびびる。
    「大丈夫!ポリおっても巻けるから!」ポリって何?ヒガコしばし考える。

    2007-09-03 21:25:00
  • 62:

    ヒガコ

    しかしそれもつかの間。学校に着く。そして教室に二人して着いた。やっぱり鞄はなくなっていた。
    「ヒガコ鞄あった?」「…ない…。」ヒガコ周りを見渡して教室にない事を確認した。なぜかアミに対して信じてる訳でもないのに申し訳ない気がしたヒガコ。

    2007-09-03 21:30:00
  • 63:

    ヒガコ

    「お前ら何してたんや!?」やっと口を開いた先生。
    「あ…」「鞄探しに来た。ないねんけど!」ヒガコの代わりにアミが口を開く。ヒガコ初めての事でどうしたらいいかわからなかった。
    「自分しらんの?」アミは周りにいたクラスメイト達に聞き出した。みんなアミにびびってか敬語まで使う子までいた。けどこれはクラスメイトの仕業だとヒガコは知っていた。

    2007-09-03 21:36:00
  • 64:

    ヒガコ

    それでもアミは先生を無視して教室内を探しだした。
    「アミもういいで?明日あるかもしらんし…」ヒガコこの状況に耐えられなかった。しかも明日また何をされるか怖くなった。
    「え、もしかしてこれ?」アミはごみ箱から中身が汚くなったからっぽになったヒガコの鞄を見つけた。

    2007-09-03 21:46:00
  • 65:

    ヒガコ

    「誰や!?こんなんしたんは!」先生怒りだす。しかしヒガコはこの状況に泣きそうになった。
    「自分がしたん?誰がしたん?」アミが近くにいた子に聞く。するとよくいじめてくれた女の子を指差した。
    アミは女の子の鞄を取りに行き同じように中身を出しごみ箱に入れた。

    2007-09-03 21:53:00
  • 66:

    ヒガコ

    「お前何してんねん!」先生もさすがに怒らずにはいられない。ヒガコもあっけに取られていた。
    「こーゆー奴は同じ事されなわからんねん!」アミの罵倒に自分の為にしてくれてるのにヒガコびびる。
    アミはやるだけやってヒガコの鞄とヒガコを引っ張って教室を出た。

    2007-09-03 22:01:00
  • 67:

    名無しさん

    ヒガコ〜ガンバレ〜?

    2007-09-03 22:05:00
  • 68:

    ヒガコ

    しばし無言のヒガコとアミ。
    「あたしあーゆーの嫌いやねん。アンタ何であんなんされて黙っとくん?」
    慣れたなんて今発言したら発狂される気がしてヒガコ返答せずにいた。
    「まぁ、またなんかあったら言ってな!」アミの優しさにヒガコ今まで溜まっていたのか泣き出す。校門前でウエッウエッ言いながらしゃがみ込こんだ。

    2007-09-04 14:13:00
  • 69:

    ヒガコ

    「えー?!ごめん!なんか悪い事言うた?」アミ突然で焦る。アミはそんなヒガコを原付きのケツに乗せて家に連れて帰った。
    「あ…ごめんな…」ヒガコ落ち着きシュンとなる。
    「謝る事ないって!うちらもう友達やしな♪」友達…友達??ヒガコ友達と言う言葉に感動する。

    2007-09-04 14:20:00
  • 70:

    ヒガコ

    そんな訳でアミと友達になったヒガコ。ヒガコは次の日からいじめられる事はなくなった。
    しかしヒガコ、疑問がある。何故アミはこんな不細工なのにここまでしてくれたのか、あの事件だけで何故いじめがなくなったのか。
    そしてまた疑うヒガコ。あの感動はどこに行ったのやら。

    2007-09-04 14:26:00
  • 71:

    ヒガコ

    ある日ヒガコの家にアミがいた。
    「ヒガコ何これ!?」そこには化粧品の山。アミがビックリするのは無理ない。ヒガコは化粧ッけもなけりゃ眉毛もいじっていなかった。アミといえば眉毛は細けりゃ、アイメイクもバッチリ。
    「あっヒガコ今日化粧しようや♪」「うーん…大丈夫?」「眉毛は剃るで?」「えーアミみたいに細すぎにはせんといてなぁ。」「バリ言う!!わかった。」アミに顔を委ねるヒガコ。

    2007-09-04 14:35:00
  • 72:

    ヒガコ

    「アンタだいぶ化粧映えするなぁ…。」「え?鏡見せて。」ヒガコ鏡を見る。
    「眉毛細いって!!!!!!!てすげぇ!!!!!」アイプチをされてアイラインだけだったけど目がかなり変わるヒガコ。
    「やり方教えて!」ヒガコ初めて化粧を覚えた。

    2007-09-04 14:52:00
  • 73:

    名無しさん

    ヒガコ好き(*´∀`*)

    2007-09-04 16:26:00
  • 74:

    名無しさん

    77ヒガ?

    2007-09-04 17:03:00
  • 75:

    ヒガコ

    76さん、ありがとうございます。ヒガコ真剣に照れながら疑いますよ。笑
    77さんラッキーヒガコと受け取ってもいいですか?笑

    2007-09-05 02:04:00
  • 76:

    ヒガコ

    それからのヒガコ化粧を毎日するようになった。
    アミといるようになって他校の友達も増えてきた。何もかもが上手くいってるかのようにみえた。
    が、ヒガコ上手く行き過ぎて怖くなってきていた。また裏切られる気がしてなかなかった。

    2007-09-05 02:19:00
  • 77:

    ヒガコ

    アミと他の子が遊んでると聞けば、悪口を言っているんじゃないかとさえ思うヒガコ。
    まだ人を信じる事が出来ないヒガコ中学二年の夏だった。

    2007-09-05 02:26:00
  • 78:

    ?

    しおり?????????????????

    2007-09-05 16:39:00
  • 79:

    ヒガコ

    81さんしおりありがとうございます。

    2007-09-06 00:11:00
  • 80:

    ヒガコ

    夏休みに入ってヒガコ髪を染める。そしてピアスを開ける。
    「ヒガコあたし彼氏出来た!」「ぅえ?もしかしてジュン君?」「えへ、そう!」アミ片思いが叶ってお付き合い成立。ヒガコ嫌な予感。
    周りの子を見ていると彼氏が出来ると友達とは疎遠になる可能性大なのだ。

    2007-09-06 00:19:00
  • 81:

    ヒガコ

    「おめでとう!やっと片思いが実ってよかったやん!」とは言ったものの心底は不安だったヒガコ。
    友達は何人かいてもアミ程の仲の子はいなかった。

    2007-09-06 00:31:00
  • 82:

    ヒガコ

    アミがジュン君といるようになってヒガコはマヤとよく遊ぶようになった。
    マヤは他校の子で何回か遊んだ事がある子だった。
    そんなある日、マヤの他に二人ぐらいで遊んでいたときヒガコとんでもないモノにでくわす。

    2007-09-06 00:36:00
  • 83:

    ヒガコ

    「ヒガコ!!絶対言わんといてな!」「えっ何を?」マヤの手にはペットボトルとビニール袋。
    ヒガコひたすらそれらを見る。
    「ヒガコもする!?」「何それ?」「ネタやん!」「お笑いの?」「はぁ!?シンナーやん!!」シンナー…そういえば体によくないもの…ヒガコ必死にマヤ達を止める。
    「ヒガコも吸ってみぃや!!絶対はまるって!!」「いや、いいわ!!」シンナーの独特の匂いにヒガコ顔をしかめた。

    2007-09-06 00:45:00
  • 84:

    ヒガコ

    「ヒガコ!!絶対言わんといてな!」「えっ何を?」マヤの手にはペットボトルとビニール袋。
    ヒガコひたすらそれらを見る。
    「ヒガコもする!?」「何それ?」「ネタやん!」「お笑いの?」「はぁ!?シンナーやん!!」シンナー…そういえば体によくないもの…ヒガコ必死にマヤ達を止める。
    「ヒガコも吸ってみぃや!!絶対はまるって!!」「いや、いいわ!!」シンナーの独特の匂いにヒガコ顔をしかめた。

    2007-09-06 00:46:00
  • 85:

    ヒガコ

    二回もスイマセン?

    2007-09-06 00:48:00
  • 86:

    ヒガコ

    マヤ達がおかしくなってくるのを見ながらヒガコ何故ちゃんと止めれなかったのか後悔する。
    「ヒラコもーしゅってみぃーやぁ」呂律の回らないマヤ。「いいわ。」ヒガコ冷静に答える。「ほりゃ、ヒガコ一回らけ!お願い!」次はチアキがヒガコに言い寄る。ヒガコお願いされたら断りにくい。

    2007-09-06 00:54:00
  • 87:

    ヒガコ

    マヤ達がおかしくなってくるのを見ながらヒガコ何故ちゃんと止めれなかったのか後悔する。
    「ヒラコもーしゅってみぃーやぁ」呂律の回らないマヤ。「いいわ。」ヒガコ冷静に答える。「ほりゃ、ヒガコ一回らけ!お願い!」次はチアキがヒガコに言い寄る。ヒガコお願いされたら断りにくい。

    2007-09-06 00:55:00
  • 88:

    ヒガコ

    「ホンマに一回だけやで!!」ニールに息をとめ顔を向け吸うヒガコ。そして咳込む。
    ん?なんかジーンと言うかジンジンする…。ヒガコまんまとハマってやがる。
    気が付く頃にはシンナーの匂いテンコ盛りのヒガコ。

    2007-09-06 01:04:00
  • 89:

    ヒガコ

    しかしヒガコその時罪悪感なんぞなかった。しらふに戻ってしまった事に少しガッカリしていた。
    「あたし吸うてたやんな?」「えー忘れたけど吸うてたでぇ。」マヤはどうやらもうシラフらしい。

    2007-09-06 01:11:00
  • 90:

    ヒガコ

    「ネタばりいいやろ!?またしよーぜぃ♪」マヤはヒガコに笑顔で言った。
    ヒガコ戸惑いながら、うん。と答える。
    それからのヒガコマヤ達と一緒にボケる。時々マヤ達以外の人がいたりした。
    ヒガコシンナーという薬物に侵されて夏休みが終わる。

    2007-09-06 01:17:00
  • 91:

    ヒガコ

    「ヒガコあんたなんか隠してるやろ?」いきなりアミからの電話。「なんかって何?」ヒガコ焦る。実はアミ薬物が大嫌いなのだ。
    「ボケてんやろ?」どこからの情報なのかアミは知っていた。しかしヒガコマヤ達の事もあるのでごまかし続ける。「えーしらんでぇ。」「一昨日〇〇公園おったやろ?ジュン君が言うてたけど?」

    2007-09-06 14:07:00
  • 92:

    ヒガコ

    確かにヒガコ一昨日もボケていた。
    「…………………」ヒガコ何も言い返せずにいると
    「今から家の近くの公園来てな。」アミは静かにそう言って電話を切った。
    ヒガコ変な汗をかく。どうしよう…。しばかれるだろうなぁ…。

    2007-09-06 14:15:00
  • 93:

    ヒガコ

    公園に着くとアミがすでに来ていた。
    「何で嘘つくん?ボケたんやろ?」「してないって!」それからの二人言い合いになる。これでもうアミとの仲はなくなるなぁっと思ったヒガコ。
    「ヒガコがそこまで言うんやったらマヤに聞いてみるわ。」アミ携帯でマヤにかけだす。

    2007-09-06 14:20:00
  • 94:

    ヒガコ

    「あんさー一昨日何しとったん?うん、公園おったんちゃん?……………」アミ切れぎみ。マヤは果たして秘密を守れるのかヒガコは不安だった。
    「あーそう、もうえーわ。」アミ電話を切る。
    「アンタ嘘つくなや!!」ヒガコ気が付くと頬が痛い。アミヒガコを打ったのだ。

    2007-09-06 14:28:00
  • 95:

    ヒガコ

    「ごめん…。」どうやらマヤは守れなかったらしい。ヒガコ覚悟を決めた。
    「なんなんアンタ!ネタもアンタが用意したらしいやん!」……ハイ?ヒガコ意味がわからなく思わず「はぁ!?」と言い返す。
    「はぁって何なん!?あたしアンタと一番仲良いと思ってたのに!!」ヒガコアミのスイッチを押したようだ。ヒガコアミに初めてしばかれる。

    2007-09-06 14:35:00
  • 96:

    ヒガコ

    「アンタもずっと男ばっかやん!!やのにそんなん言われる筋合いないわ!!」ヒガコ逆ギレ。それにアミ少し反応する。ヒガコ隙をついて反撃する。
    しばらくそんなやり取りをしていると警察が来る。
    二人してアミの家に逃げ込んだ。

    2007-09-06 14:41:00
  • 97:

    ヒガコ

    「あ…ごめん、逆ギレしてもーた。」ヒガコ気まずい空気だというのに我に帰って謝る。
    「えっ…いやあたしも手出してごめん…。」
    かなり気まずくなる二人。ヒガコ空気を読めたのか黙り込む。

    2007-09-06 14:46:00
  • 98:

    ヒガコ

    「あたしはなー薬物するイコール頭弱いって思ってるねん。だからヒガコにはして欲しくなかってんやん。しかもそれを黙ってられたんも腹立った。」「ごめん…。」
    「アンタネタどっから手に入れたん?」その質問にヒガコどう答えるか悩んだ。適当に嘘をついてマヤをかばうか、正直に話すか。

    2007-09-06 14:54:00
  • 99:

    ?

    頑張って??????

    2007-09-06 20:51:00
  • 100:

    ヒガコ

    102さんありがとうございます☆

    2007-09-07 03:10:00
  • 101:

    ヒガコ

    「先輩に売人の番号教えてもらってん。」ヒガコはささやかながらもやっぱりマヤをかばった。
    「はぁ!?誰!?」適当にシンナーを一緒に吸っていた先輩の名を答えた。ヒガコこれが間違いな事をまだ知らなかった。

    2007-09-07 03:17:00
  • 102:

    ヒガコ

    「もう…せんといてな…。」「うん!ホンマごめんな!」
    アミとヒガコは更に仲良くなった気がした。
    ボコボコになった二人の噂はすぐに回った。ヒガコはそれでも真面目に学校に行っていたので学校ではアミにしばかれたという噂が流れた。

    2007-09-07 03:23:00
  • 103:

    ヒガコ

    そしてもう一つヒガコには噂が流れ出していた。
    そんな事も知らずにヒガコ原チャリを乗り回す。ゆっくりとヒガコに影が忍び寄りだしていた中学二年の終わりだった。

    2007-09-07 04:29:00
  • 104:

    ヒガコ

    ヒガコ相変わらず学校に行くものの授業は爆睡。
    携帯が鳴っていたがヒガコ眠すぎて無視をする。
    「アンタ起きぃや!!!!」顔を上げるとかなりの剣幕のアミがいた。ただ事ではない事を悟るヒガコ。やましい事はないがびびる。

    2007-09-07 04:38:00
  • 105:

    ヒガコ

    「どないした…」バチーンと音と共に頬が痛くなる。
    「絶対何で!?」ヒガコ突然過ぎて日本語がおかしくなる。「アンタホンマ最低やな!!もうアンタと縁切るから!!」そうアミは言って教室を出て行った。
    ヒガコ意味不明過ぎてしばらく呆然とする。
    「アミ!!!!!」ヒガコアミを追い掛ける。

    2007-09-07 04:45:00
  • 106:

    ヒガコ

    携帯に掛けても出ないアミ。家に行ってみても鍵が閉まってて入れない。
    とりあえずマヤを始め色んな子に電話でアミの事を聞いたが誰も知らないの答えだった。
    ヒガコどう考えても理由が見つからなかった。

    2007-09-07 04:49:00
  • 107:

    ヒガコ

    何日かしてもアミからの連絡はなかった。
    やっぱりアミも私とは友達したくなかったやんや…だから何の理由もなくあんな事したんや…いやホンマは不細工過ぎるからかも…。ヒガコはそう答えを出した。
    ヒガコ完全に心を誰にも許さなくなった出来事だった。

    2007-09-07 04:53:00
  • 108:

    ヒガコ

    相変わらず学校に来ないアミ。そのままクラス替えになりアミとは離れてしまう。
    それをいい事に何かが始まろうとしていた。
    プリントが回って来たので後ろの女子に回そうとした時だった。
    「うちに触らんといてや!売春婦。」小さい声で確かにそう聞こえた。

    2007-09-07 05:06:00
  • 109:

    ヒガコ

    「は?何て?」ヒガコまだバージンだと言うのにどーゆ事だ。「あーん、怖い…。」そう言いながら隣の女子の方に向いた。ヒガコ殺意が芽生えたが、我慢した。言わせてたらいいそう思えた。
    しかしそれで終わる訳ではなかった。

    2007-09-07 05:11:00
  • 110:

    ヒガコ

    「ヒガコっていくらでしてるんやろなぁ?」また背後から聞こえる。いい加減にしつこいのでヒガコイライラしだす。「アミちゃんも誘われたらしいけど断ったらしくてそれで縁切れたんやろ?まぢヒガコきもいよなぁ。」
    とんでもない。何の話ですか状態のヒガコ。

    2007-09-07 05:29:00
  • 111:

    ヒガコ

    「アンタ人が黙ってるからっていい加減にしーや?そんな話誰から聞いてん?」ヒガコ真相を知りたいのとイライラをぶつけた。
    「はぁ?何で言わなあかんの?」女も負けじに言い返す。ブチンと来たヒガコ。「私も何でそんなん言われなあかんの?」「実際そーやん。笑」実際そーやんって何やねん?ヒガコ首を傾げる。

    2007-09-07 05:40:00
  • 112:

    ?

    気になる?

    2007-09-07 06:55:00
  • 113:

    ヒガコ

    ?さんありがとございます?

    2007-09-07 13:30:00
  • 114:

    ヒガコ

    「どーゆー事?」「さぁ…自分に聞けばぁ?笑」「あんなぁアンタ何がおもろいん!?いい加減にしーや!!」ヒガコイライラし過ぎて声がでかくなる。殺してやりたくなるヒガコ。しかし手を出さない。自分が不利になる事を知っていたヒガコ。

    2007-09-07 13:36:00
  • 115:

    ヒガコ

    が、ヒガコ女の髪の毛を掴み掛かる。
    「お前しばかれんで?えーねんな?」「痛い!!!!」「まだ言わんの?」「ヒガコ何してんねや!!」先生が入ってくる。「アンタ今更入ってくんなや!!」ヒガコ線が切れてしまったのか止まらない。
    先生が止めに入る。
    「何でこんな奴かばうん!?いっつも私が悪いようにして!!もーええわ!!」ヒガコ机だけ思いっきり蹴って出ていく。

    2007-09-07 13:44:00
  • 116:

    ヒガコ

    悔しくて涙が出て来るヒガコ。下駄箱でアミを見かける。
    目が合うがヒガコは逸らして靴を履き変え学校を出て行った。
    家に帰ってひたすら泣き続けた。

    2007-09-07 13:48:00
  • 117:

    ヒガコ

    「ヒガコーどうしたん?」オトンが家にいらしい。「何もない。ほっていて。」ヒガコ無愛想。「アミちゃんと喧嘩でもしたんか?」イライラヒガコ。「ほっといて下さい。お願い。」「パパとご飯付き合ってくれへんか?」オトンしつこい。「嫌、ママと行けば?」「ヒガコがいーねんやろぉ。笑」ヒガコオトンに枕を投げる。
    しかしオトンは部屋にい続けた。

    2007-09-07 13:55:00
  • 118:

    ヒガコ

    しかしヒガコ実はオトンが大好き。しゃーなしご飯に付き合う事にした。
    「パパはなー最近ヒガコ心配やねんなぁ。年頃やしやんちゃになってきてるのが目に見えてきてるから。」「ふーん。」「けどアミちゃんはいい子やな!あの子は筋が通ってる!」アミの名前が出ると暗くなるヒガコ。

    2007-09-07 14:01:00
  • 119:

    ヒガコ

    「お前も周りに流されず自分をしっかり持てよ!間違ってると思ったら間違ってる事が多いぞ。」
    「すいません、うに下さい。」「聞いてるんか!?」「うん。」「実は今日な、学校から電話があったんや。」「で?何て?」「クラスの子に手をあげたって。理由があったんやろ?言うてみ。」売春婦なんて言葉オトンに言えるだろうか。ヒガコ黙ってしまう。

    2007-09-07 14:08:00
  • 120:

    ヒガコ

    「オトンはいつでもお前の味方やねんで?言うてみ。」味方とは言えオトンだ。
    「…売春婦って言われた。」かなり小さい声で一か八か言ってみた。「お前いつの間に!?もう(バージン)違うんか!?」デリカシーと言う言葉をしらんのかオトンよ。
    「まだやって!!それやのに言われたんやん!!」恥ずかしいヒガコ。だいぶ後悔した。

    2007-09-07 14:14:00
  • 121:

    ヒガコ

    次の日オトンとんでもない行動を取る。完全に遅刻をして行くヒガコ。すると見覚えのあるベンツがある。
    ……オトンの?まさかなぁ。
    教室に入ると「ヒガコ職員室に行きなさい。」と言われる。また髪の毛を黒くされると悟る。
    ゆーっくりと職員室に向かう。

    2007-09-07 14:21:00
  • 122:

    ヒガコ

    「ヒガコ校長室に行きなさい。」校長室!?ヒガコ初めての流れでビビる。
    「失礼します。」見るとオトンとハゲ校長がいた。最悪。オトン言いに来てる。
    「お父さんから話は聞きましたが、ヒガコさんからもちゃんとお話を聞きたくてね。」ニッコリ笑うハゲ。ヒガコ逃げ出したくなる。

    2007-09-07 14:28:00
  • 123:

    ヒガコ

    なかなか話出さないヒガコ。当たり前だ。自分が言われた言葉が言葉なのだから。
    「私はそんな事を言われるような事は一切してません。」「わかりました。けどもう手を出すのはやめましょうね。」ホンマにわかってんか!?ヒガコ突っ込みを入れそうになった。

    2007-09-07 14:33:00
  • 124:

    ヒガコ

    しばらく話をしてオトンと一緒に校長室を出た。
    「こんなんやめて。」本気で嫌がるヒガコ。「意味わからん噂を起てられて泣いてる娘を見て放っておかれへんのがこのオトン。わかった?」カチーンときてヒガコ無視して歩いた。
    しかしチラチラと目線を感じる。そらそーだ。オトンは33歳で見た目ヤクザみたいなんだから。

    2007-09-07 14:40:00
  • 125:

    ヒガコ

    教室に戻り、ヒガコ授業を受ける。今日は最悪だ。ヒガコは落ちていた。
    携帯を見るとアミからのメールがあった。アンタのおっちゃん来てたけどなんかあったん?
    かなり普通のメール過ぎてびっくりするヒガコ。しかしヒガコそれだけじゃすまない。絶対アミもぐるでチクったかどうかの確認のメールや。
    しらん とだけ返信。

    2007-09-07 14:53:00
  • 126:

    ヒガコ

    しばらくして教室のドアの音がした。アミだ。コイツ何回授業中に教室出入りするんやろうと思ったヒガコ。
    「…あんた何でそんな…愛想ないん…。」「…え?」「人が心配してんのに。」「え?」ヒガコえしか言えない。一方的に縁を切られたのでなんて捉えたいいかわからないヒガコ。

    2007-09-07 15:00:00
  • 127:

    ヒガコ

    「もういいー!」アミまた教室を出ていってしまった。アミは意外と忙しい子なのかもしれないとヒガコは思った。
    何食わぬ顔でまたヒガコは授業を受けてアミの教室に向かった。

    2007-09-07 15:04:00
  • 128:

    ヒガコ

    「あんた転校するん!?」転校て。「いやちゃうで。」「おっちゃんにヒガコ頼むわって言われた。」喋っとんねん。「へー。」オトンがアミに喋ったかも知れない。恥ずかしくなったヒガコ。
    「ごめんな…。」「え?」「あたし勘違いしてた…」「何を?」

    2007-09-07 15:10:00
  • 129:

    ヒガコ

    アミが言うにはマヤ達がボケてる事に気付き詰めたらネタはヒガコにもらったと聞いたらしい。
    それでアミはヒガコにぶちギレ。しかしそれはマヤ達が責任逃れをしてヒガコに罪をなすりつけた事が最近にわかったらしい。
    ヒガコ笑えなかった。アミと喧嘩になったとき、マヤ達は何にも知らないと言い何食わぬ顔で今まで普通に連絡を取っていたから。

    2007-09-07 15:20:00
  • 130:

    ヒガコ

    それにアミもちゃんとヒガコに話を聞かずに縁を切った事。それだけの仲だったのかと思えばヒガコだんだん笑えてきた。
    「まぢごめんな…」「もういいよ。済んだ話やし。」結局友達なんて信じるモノじゃないとヒガコは思った。

    2007-09-07 15:25:00
  • 131:

    名無しさん

    りあーる?

    2007-09-07 15:27:00
  • 132:

    ヒガコ

    「ほんで何でおっちゃん来てたん?」「別にアミにもう関係ないやん。」ヒガコとんでもない言葉を発する。「まぁそうやけど…」悲しそうなアミの目が写った。
    「とか言ってぇ♪嘘嘘!取りあえず教室戻るわ!」ヒガコ心の中でごめんと謝った。

    2007-09-07 15:37:00
  • 133:

    ヒガコ

    134さんありがとうございます?

    2007-09-07 15:38:00
  • 134:

    ヒガコ

    しかしヒガコかなり葛藤していた。この人生ただひたすらいじめられてどんなに寂しいと思っても一人で生きてきた。今まで他人に心を許すと同時に裏切られる行為をされて、ヒガコはまた他人に心を許してもいいのか真剣に考えた。
    しかし答えが出ないヒガコ。

    2007-09-07 20:35:00
  • 135:

    ヒガコ

    シンナー吸いたいなぁヒガコ良からぬ事を考える。しかしアミを裏切る行為に繋がる事はわかった上での考えだった。自分が傷付く前に見放してもらいたくなったヒガコ。
    ごめんやけどもうアミと仲良く出来ひん。アンタの嫌いなシンナーも吸うから縁をホンマに切って。
    アミにそうメールを送りヒガコ早退してマヤにシンナーを売ってもらう。
    そして家の屋上でシンナーを吸った。

    2007-09-07 20:48:00
  • 136:

    ヒガコ

    ボーっとしてる意識の中で携帯が鳴っていて誰かと喋っている自分がいた。
    電話越しから聞こえたのは、不細工、うざい、きもいやらマイナスの言葉達だった。
    幻聴が始まったようだ。涙を流しながらシンナーを吸うヒガコの姿は異常そのものだった。

    2007-09-07 20:57:00
  • 137:

    ヒガコ

    「アンタ何してんのよ!!!!しっかりしぃや!!!!」ニールを取りあげられる。それでもヒガコまたニールを作りペットボトルを探し出した。
    「アンタもうないで!!!!」アミだった。バチンと叩かれた。
    「嫌やーもっと吸いたい…」ペットボトルを必死になって捜すヒガコ。

    2007-09-07 21:07:00
  • 138:

    ヒガコ

    「ないーアミ返してよーてかほっといてー」「誰が返すか!!いい加減にしいーや!!」
    ヒガコしらふに戻ってくる。
    だんだん今自分が置かれてる状況を把握する。

    2007-09-07 21:15:00
  • 139:

    ヒガコ

    「もうせーへんって言って?なぁお願い。」「……………無理。」ヒガコ意地を張る。その前にアミが何故ここにいるかわからなかった。
    「ごめんなぁ。ヒガコを信じてあげれんくて…。あたしがちゃんと信じてあげてたら今ヒガコはこんなんしてなかったもんな…」アミは泣き出した。

    2007-09-07 21:24:00
  • 140:

    ヒガコ

    「もういいよ。ホンマに。私もごめん。」「ホンマに…ごめんな…」ヒガコに抱き着くアミ。アミは自分をだいぶ責めているようだった。
    ヒガコもそんなアミを見て心から謝った。

    2007-09-07 21:28:00
  • 141:

    名無しさん

    ???

    2007-09-08 22:00:00
  • 142:

    名無しさん

    被害妄想あげ?

    2007-09-09 22:04:00
  • 143:

    名無しさん

    ヒガコー

    2007-09-10 00:47:00
  • 144:

    ヒガコ

    皆さんありがとうございます。今から更新します?

    2007-09-10 01:52:00
  • 145:

    ヒガコ

    落ち着いた後、シンナーの匂いが消えるまで部屋に戻らず屋上で二人で話した。
    「てかこの間泣いてたんどないしたん?」「あー後ろの席の奴に売春婦って言われてさぁ…」「やっぱそれなんや!!一回その噂聞いたわ。」アミは淡々と話し出した。
    「なんかアンタが駅前でベンツみたいな車から降りて来てお金もらったとこ見た子がおるらしいで。」「ベンツってオトンやん。笑」笑い話に変えようとするヒガコ。

    2007-09-10 02:10:00
  • 146:

    ヒガコ

    「えっ待って。それ心当たりある!!」ヒガコ思い出す。
    オトンに駅まで送ってもらってお小遣をもらった時だと。噂はさすがに大きくしてくれるものだ。
    「絶対アンタのおっちゃんやん!!笑 こんなんあんねんや!!」ヒガコ噂の真実を知って、泣いた事が馬鹿らしくなった。

    2007-09-10 02:16:00
  • 147:

    ヒガコ

    そんなアミとは対象的にヒガコ恋愛をしてなかった。それはやっぱり自分が不細工だからだった。不細工は彼氏を作れるものじゃないとヒガコは思っていた。
    どんなに化粧を頑張ったって可愛くなれない自分が嫌で仕方なかった。

    2007-09-10 02:45:00
  • 148:

    ヒガコ

    「どこの学校受けるん?」塾で勉強していたヒガコに一人男子が話しかける。
    「△△やで。」「やった!!俺もやねん!!一緒やなぁ!!てか番号教えて欲しいねん!!」「え…………。」ヒガコ初めての事で固まる。
    「あかんかった?もしかして彼氏おるん?」「(不細工やのに)おるわけないやん。(おちょくってんか)」ヒガコ恥ずかしくなって下を向く。

    2007-09-10 02:59:00
  • 149:

    ヒガコ

    「まぢで!?いてそうやのに!?」「ありえへん。(早くどっか行って)」ヒガコ口数がどんどん減る。
    「あんな……あの…友達ならへん?」ヒガコまた勘繰る。友達なろう言うて友達になるって何やねん。コイツ絶対不細工やから私の事気にくわんくてはめるつもりや。

    2007-09-10 03:06:00
  • 150:

    ヒガコ

    「…何で?(何企んでんねん)」ヒガコ気が弱いながらも聞く。
    「え………。可愛いと思ったから……。」「え…………。」ヒガコ赤くなる。しかし
    「思ってないのにそんなん言わんといてよ!」ヒガコ可愛いと言われむかつく。

    2007-09-10 03:13:00
  • 151:

    ヒガコ

    「いやホンマに!!俺の友達に聞いたらわかるって!!」「いいって!!ごめんて!!」ヒガコ観念する。
    「ホンマに可愛いで!また喋ろうな♪」そう言うと男子きつい香水の匂いを残して教室を出て行った。
    ヒガコ一人で頭がパンクしていた。

    2007-09-10 03:23:00
  • 152:

    ヒガコ

    「何言われたん?」塾で仲良くなったルリが話し掛けてきた。
    「別になんも…。てか誰かわからん…」「あの子おんなじ学校やねん。タツキっていうねんで!ちょっとカッコイイやろ?」「そーなんや。怖いけど。」「学校で結構もてるんやで?」「へー(香水臭いだけやん)」ヒガコそんな人に可愛いなんて言われたのが嫌だった。

    2007-09-10 03:32:00
  • 153:

    ヒガコ

    「まーじで!?タツキってなんか聞いた事ある!」アミに話したヒガコ。
    「もう嫌や。」「何で?」「明らかにおちょくってるやん。この顔に可愛いとか。」「ははは。まぁけどあたしもアンタ可愛い方やと思うで?」 「可愛い方、やろ?フォローなってないし。ちゃんと不細工って言って。」アミは苦笑いヒガコ落ちる。

    2007-09-10 03:41:00
  • 154:

    ヒガコ

    「けどアンタそこまで言う程不細工ちゃうで!!これホンマ!!」イコール不細工やん。ヒガコ突っ込まずに心に閉まった。
    「タツキって子の情報集めとくな♪」「何で?」「内緒♪」
    アミは笑ってるがヒガコはため息をついた。

    2007-09-10 03:46:00
  • 155:

    ヒガコ

    その日ヒガコ家勉強していた。
    そこまでいう程不細工ちゃうで!とアミの言葉を思い出し、信じて鏡を見た。
    「全然不細工やん。」ヒガコ悲しくて悔しくて涙が出てきた。周りのみんなのように可愛いくなりたい。顔に悩みたくない。顔で馬鹿にされたくない。色んな思いがヒガコを襲った。

    2007-09-10 04:01:00
  • 156:

    名無しさん

    ぁーヒガコぉー??

    2007-09-10 04:13:00
  • 157:

    名無しさん

    ヒガコはかわいいよ??

    2007-09-10 07:54:00
  • 158:

    ヒガコ

    お二人さんありがとうございます。
    ヒガコはちなみに生で見たらキツイですよ??笑

    2007-09-11 00:46:00
  • 159:

    ヒガコ

    次の日目を腫らしたヒガコ。アイプチもなにもかも上手くいかない。化粧をするのに鏡を見て自分の顔にもうんざりだった。
    この悩みを赤裸々に誰かに言えないのもヒガコはつらかった。言ったところで誰も理解はしてくれないと思っていた。

    2007-09-11 00:58:00
  • 160:

    ヒガコ

    次の日目を腫らしたヒガコ。アイプチもなにもかも上手くいかない。化粧をするのに鏡を見て自分の顔にもうんざりだった。
    この悩みを赤裸々に誰かに言えないのもヒガコはつらかった。言ったところで誰も理解はしてくれないと思っていた。

    2007-09-11 00:59:00
  • 161:

    名無しさん

    ヒガコまちのヒガコあげ??

    2007-09-11 03:41:00
  • 162:

    ヒガコ

    せっかく待って下さってたのにヒガコ爆睡してしまいました?すいません?

    2007-09-11 17:58:00
  • 163:

    ヒガコ

    学校を休もうと思うがヒガコ内申点がよくないので泣く泣くスッピンで行く事にした。
    「ヒガコすっぴんやん!!あんたやっぱスッピン犯罪やな!笑」カナがヒガコにグサリと矢を放つ。
    「わかっとるわ!笑」笑いながら返したものの心は血祭りだったヒガコ。

    2007-09-11 18:05:00
  • 164:

    ヒガコ

    昼休みみんなでコンビニに行くと男子にも「お前化粧しろよ!笑」と言われるヒガコ。
    笑うがヒガコもう心は血祭りじゃきかない。
    「ヒガコー!!おはよ!!えっスッピン!?アンタホンマ…笑」アミがとどめを刺した。
    ヒガコ苦笑いになる。

    2007-09-11 18:15:00
  • 165:

    ヒガコ

    それでもヒガコ化粧をしない。こんな不細工な顔を見たくないからだった。
    学校からすぐ家に帰る。即座に鏡を割った。
    それでも鏡の破片で自分の顔が写る。
    こんな顔に生まれるぐらいなら生まれてくるんじゃなかった。世の中不公平過ぎる…。

    2007-09-11 18:27:00
  • 166:

    ヒガコ

    ヒガコ泣きながら鏡の破片で手首をゆるく切る。
    痛い。こんな人間でも自分の危機を守ろうとする感情があるのかと思うとまた泣けた。しかしそれが嫌で何度も手首を切った。
    ところが同じ所は痛いので切らないヒガコ。
    やっぱりびびりだ。

    2007-09-12 00:22:00
  • 167:

    ヒガコ

    ヒガコ気が済む。
    「ヒガコご飯出来たよー。」部屋を開けたオカン。
    「アンタ何してんのー!!!!危ないやろ!!!!」オカン怒りながら鏡の破片を拾いだす。
    「何考えてんの!?」「ほっといてよ!!部屋から出てってよ!!」ヒガコ思春期なもので言い返す。

    2007-09-12 00:30:00
  • 168:

    名無しさん

    ヒガコなんか可愛い?

    2007-09-12 02:39:00
  • 169:

    ヒガコ

    ありがとうございます?内気なだけですがね?

    2007-09-12 08:26:00
  • 170:

    ヒガコ

    オカンとヒガコのバトルが始まった。オカンは気がかなり強い。頭の回転も早い。そんなオカンにヒガコ勝てる訳もなく惨敗。
    「アンタはどー思ってるかしらんけど、アンタはあたしの子供やと思ってるんやからね。心配かてするんやで。自分を傷付けるんはホンマに許されへんよ。」オカン泣き出してヒガコを抱きしめた。

    2007-09-12 08:35:00
  • 171:

    ヒガコ

    ヒガコ今までも前のオカンにもこんな事をされた覚えがないので変な感じだった。
    「やめてや!!何もわからんくせに!!」そのまままた屋上に逃げた。
    けどヒガコ女親の温かさをちょびーっと感じた出来事だった。

    2007-09-12 08:42:00
  • 172:

    ヒガコ

    しかし顔に悩み受験の為ヒガコ少しノイローゼ気味になる。
    友達達の言葉にもかなり敏感になる。
    そんな時、誰が誰をしばくしばかないという話がしょっちゅう出てきていた。
    ある日「ヒガコタイマン張ろうや。」とうとうヒガコにも声が掛かる。

    2007-09-12 08:55:00
  • 173:

    ヒガコ

    「嫌。」「はぁ!?きっしょー!!お前何様やねん?付き合いも最近悪いし調子乗ってんちゃうぞ!」びびるヒガコ。「…ごめんて。」ポツリと言うヒガコ。
    「謝るぐらいなら土下座しろや!」いくらなんでも土下座はヒガコ嫌だ。
    「…無理。」「調子乗ってんちゃうぞ!」ヒガコ蹴られる。

    2007-09-12 09:02:00
  • 174:

    ヒガコ

    ヒガコしばかれるとカッとなる。
    「アンタが調子乗ってんやんか!!」ヒガコ友達もくそもやっぱり関係なかったと思った。ヒガコ起き上がってグーで顔面を殴る。まさか当たるなんて思ってないヒガコびっくりする。

    2007-09-12 09:08:00
  • 175:

    ヒガコ

    もう後に引けないヒガコ。後悔するもやるしかない。
    こんなん嫌やなぁ…痛いしなぁ…そう思いながら戦っていた。
    「早く土下座しろや!!」「お前がしろや!!」「もーえーやん!!終わりにしよーや!!」
    周りにいた女子達が止めに入る。
    止めに入られて結局お互いがボロボロになった。

    2007-09-12 14:56:00
  • 176:
    ?

    ヒガコをどうしてもヒカゴと読んでしまう‥笑


    でもカナリ好き?

    2007-09-12 18:04:00
  • 177:

    ヒガコ

    ありがとうございます?ヒガコって呼び方正直呼びにくいですよね?わかりつつも…?お好きな読み方して頂けたら嬉しいです?

    2007-09-12 23:16:00
  • 178:

    ヒガコ

    決着も着かないまま終わったタイマン張り。
    ヒガコまた一人で悲しくなる。それなりに友達として遊んでいた子にこんな事をされるのだから。
    しかしヒガコまたか、と諦めの気持ちが混じっていた。

    2007-09-12 23:20:00
  • 179:

    名無しさん

    あげ

    2007-09-13 06:06:00
  • 180:

    ヒガコ

    ありがとうございます?今から少し更新します?

    2007-09-13 21:37:00
  • 181:

    ヒガコ

    人を信じたいがどうしても疑ってしまうのがこのヒガコ。しかし綺麗に裏切られるのがヒガコ。
    もう疲れたなぁ。この先また同じ事の繰り返しなんやろな。楽しい事なんて私にあるんかな。
    ヒガコ未来に絶望する。左手首にまた傷を作った。

    2007-09-13 21:46:00
  • 182:

    ヒガコ

    アミと久々に会う。ヒガコまだ戦った傷がまだ治らない。「アンタ派手にやったらしいなぁ。さすが私の親友やわ!!笑」思ってないくせに。暇な時だけやん。「アンタもたいがいやん!笑 やり過ぎたら捕まるで。」 アミ喧嘩はかなり強かった。けど自分からなどはしなかった。

    2007-09-13 21:56:00
  • 183:

    ヒガコ

    「あっそや!ヒガコ今日久々にジュン君とこおいでや!」「おー久々やなぁ。」ヒガコ達原チャで移動する。運がいいのか警察に追い掛けられた事がない二人だった。
    「おー!ヒガコ!久々やなぁ!オリャ!!」「やーめーてー!!!!!」ヒガコジュン君に会うと必ずといっていい程技を掛けられる。アミは見慣れてもう放置だ。

    2007-09-13 22:05:00
  • 184:

    ヒガコ

    「ヒガコ化粧直しした方がいいんちゃう?」「はぁ!?こんな状態で出来るかい!!」ジュン君力が強くなる。「まぢごめんて!!」「ジュン君!!早く放したげてよ!!時間ない!!」アミの声で解放されたヒガコ。
    「どっか行くん?」「行かんで?何で?」「いや…別に♪」変なの。ヒガコは思うが気にしもせずにいた。

    2007-09-13 22:13:00
  • 185:

    ヒガコ

    ♪♪♪ジュン君の携帯が鳴る。「おー鍵開いてるから入れ。」誰か来るらしい。しかし別に珍しい事ではない。
    「お邪魔します!!こんばんわ!!てかまぢありがとうございますね!!」声が聞こえる方に向くヒガコ。ちなみに二度見をしたヒガコ。

    2007-09-13 22:18:00
  • 186:

    ヒガコ

    「…トトトイレ行ってくる。」ヒガコてんぱる。いや、頭の中は宇宙人になっていた。
    「えっ…えー?えっいやーえ?いやいやいやいや。はい?」トイレで頭を抱える。
    「ヒガコ♪照れてんのぉ?」アミがついてきた。
    「いやーあのーあの人誰?」「本人に聞けば?笑」「いやいやいや!!」完全に奴だ。タツキだ。

    2007-09-13 22:24:00
  • 187:

    ヒガコ

    「早く出て来てなぁ♪」ヒガコ崖っぷちだ。しかしいつまでもトイレになんかいられない。トイレから出る事にした。
    「俺の事覚えてる?」「……あっうん。」恥ずかし過ぎてタツキの顔が見れないヒガコ。「おい!ヒガコさっきと全然ちゃうやんけ!笑」ジュン君茶々を入れる。しかし貝のように喋れなくなるヒガコ。

    2007-09-13 22:37:00
  • 188:

    名無しさん

    おもろい?

    2007-09-13 22:56:00
  • 189:

    ヒガコ

    面白いと思って頂けてありがとうございます?

    2007-09-14 13:21:00
  • 190:

    ヒガコ

    「タツキヒガコと一緒にコンビニ行ってきてくれん?」「はぁ…」「はい!何買ってきたらいいですか!?」ジュン君ニヤっとしながらヒガコを見る。ヒガコは黙ってながらもジュン君を睨んだ。
    「たばことなんか適当に。」「わかりました!」そう言いながらタツキはヒガコを見る。
    「…やっぱ俺一人で行ってきます!」「何言ってるん!?ヒガコ早く一緒に行ってきて!」アミにまで言われたら仕方なく行くしかない。

    2007-09-15 02:32:00
  • 191:

    ヒガコ

    「…行ってくるわ。」タツキと二人で家を出たヒガコ。
    チャリにまたがるタツキ。ヒガコ後ろに乗るのが恥ずかし過ぎて前と距離を空けて体の腕は後ろに置いた。
    「ヒガコちゃん元気しとった?」「…うん。」「最近塾来てた?」「…いいや。」無愛想なヒガコ。普通にすればいいのにどーしたらいいかわからないヒガコ。

    2007-09-15 02:39:00
  • 192:

    ヒガコ

    むしろ何でタツキは普通に喋れるのかがわからなかった。塾であんな態度を取ったというのに。申し訳ないやら恥ずかしいやら…様々な気持ちがヒガコにはあった。
    「俺学校受かるんかなぁ…ヒガコちゃんどない?」「…うーん、わからんなぁ。」「お互い受かるといいな!」
    そんな会話をしながらコンビニに着いた。

    2007-09-15 13:10:00
  • 193:

    ヒガコ

    「何買うー?」コンビニに入ってふとタツキを見る。
    ヒガコ初めてちゃんとタツキを見た。
    「どーしたん!?」「…なんもない。」スタスタと一人で奥に歩いたヒガコはまた困り果てた。
    おかしい。絶対おかしい。ありえへんて。うん、ありえへん。ヒガコタツキをカッコイイと思ってしまったのだ。

    2007-09-15 13:16:00
  • 194:

    ヒガコ

    更にヒガコは喋れなくなってしまった。こんな綺麗な顔の人が不細工な自分を可愛いと思うなんておかしい。ヒガコまた何か裏があると思い始めた。
    コンビニで横には並ばずにタツキと歩いたヒガコ。
    並べれる訳がなかった。タツキの友達ともたまたま会う。かなりヒガコ気まずい。

    2007-09-15 13:23:00
  • 195:

    ヒガコ

    「タツキもしかして…」「ヒガコちゃんちょっと待っててくれへん?」「うん。」すると友達とタツキは離れた場所に行った。
    どうしよう…タツキばれたらあかんかったんやわ…そりゃそうやわ…
    ヒガコ一人でコンビニを出た。

    2007-09-15 13:33:00
  • 196:

    ヒガコ

    しばらくしてタツキも出て来た。
    「ごめんなぁ!行こか。」普通のタツキ。気になるヒガコ。しかし聞ける訳もなくヒガコ一人で落ちる。
    ホンマどーしよう…下手したらしばかれたりすんちゃうん?いや、もしかしたら彼女にバレてとんでもないんちゃうんかなぁ?
    タツキは彼女がいてる設定になるヒガコ。

    2007-09-15 17:46:00
  • 197:

    ヒガコ

    タツキとの会話も上の空でジュン君の家に着く。
    「あんな、今度二人で遊ばへん?」「……………あー……。」完全に怯えモードのヒガコ。
    「俺の事やっぱり嫌い?」「………そんなんじゃないけど………。」こいつは一体なんなんだ?何考えてんや!?早く家に入りたいて。怖いて。ヒガコ泣きそうになる。

    2007-09-15 17:54:00
  • 198:

    ヒガコ

    「彼女いてんねやろ?大丈…」「おらんよ!まぢおらん!何ならさっきの奴に聞いてくれたらいいから!」「あ…はぁ…(嘘のくせに)」ヒガコ信じたいが信じれなかった。
    「なんなら電話してみんで!?」「いやいやいや!信じるよ!」だいぶタツキに振り回されるヒガコ。

    2007-09-15 18:06:00
  • 199:

    名無しさん

    ?

    2007-09-16 05:33:00
  • 200:

    ヒガコ

    ありがとうございます?

    2007-09-16 20:16:00
  • 201:

    ヒガコ

    ジュン君の家に帰り、四人で話す事になった。
    「ホンマにタツキはえー後輩やわ!!」「ありがとうございます!」「なぁ、ヒガコ?」「私あんま知らんもん…。」「これから知っていったらいいやん!?」アミカップルに押されタツキと番号交換する事になった。のちタツキとヒガコは付き合う事になる。

    2007-09-16 20:22:00
  • 202:

    名無し

    http://e.pic.to/fe6r0
    はい??

    2007-09-16 20:24:00
  • 203:

    名無し

    http://e.pic.to/fe6r0
    うん??

    2007-09-16 20:25:00
  • 204:

    名無しさん

    「アンタいい加減なんか発展したら?」「え…何で?」付き合ったもののヒガコ恥ずかし過ぎて二人で遊んだ事はなかった。
    「アンタらおったらあたしらエッチ出来ひんやん。」「…ごめん…。」「タツキの事だいだいどー思ってるん?」アミに突っ込まれ何と答えたらいいのかわからなかった。

    2007-09-16 20:32:00
  • 205:

    ヒガコ

    206、207の方申し訳ないですがそういう画像は削除させて頂きますね??

    2007-09-16 20:34:00
  • 206:

    ヒガコ

    付き合った事を報告したのはアミ一人だけだった。もしかしたら遊ばれてるんじゃないかと思って一人だけ馬鹿な事にはなりたくなかったヒガコ。
    それに周りにばれてしまうとあの不細工と付き合ってるとタツキに迷惑がかかると思ったから。

    2007-09-16 20:41:00
  • 207:

    ヒガコ

    「どー思ってるって…別に嫌いやったら付き合わんやん?」悪魔で本音は隠すヒガコ。「素直じゃないなぁ…まぁあたしヒガコから惚気話聞くまで待ってるわ♪」アミもヒガコの事がわかってきたみたいだった。

    2007-09-16 20:47:00
  • 208:

    名無し

    しょーもない

    2007-09-16 20:50:00
  • 209:

    ヒガコ

    そして私は天下統一したのだ 糸冬

    2007-09-16 20:51:00
  • 210:

    名無し

    けど織田信長は最強やったのだの巻スタート

    2007-09-16 20:52:00
  • 211:

    名無し

    徳川家康はホームシックにかかりすぐ家に帰るの巻

    2007-09-16 20:53:00
  • 212:

    ヒガコ

    タツキからメールが入るヒガコ。
    [今日学校迎えに行っていい?]
    嬉しいがるヒガコ。しかしバレては大変だ。
    [今日はちょっと無理やねん。ごめん。]ノリが悪いヒガコ。[ほんなら今日塾行くとき一緒に行こう?][オトンが送ってくれるねん…まぢごめん。]こんなに彼氏を疎遠する彼女がどこにいるんだろうか。

    2007-09-16 20:53:00
  • 213:

    ヒガコ

    塾行くん?俺今日休むから先生に言ってて

    2007-09-16 20:54:00
  • 214:

    ヒガコ

    私は「「「「「「「「「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」「」

    2007-09-16 20:55:00
  • 215:

    ヒガコ

    丈夫やったのだのの予定通りの予定通りの予定通り最強なときには行くためが行くときのため情けない?をラブで大切やったのだの

    2007-09-16 20:56:00
  • 216:

    ヒガコ

    守るから休むから灰皿喧嘩するぜぇ丸出し女平野の会議開催

    2007-09-16 20:56:00
  • 217:

    ヒガコ

    橋折りたたみにならない?それから!ちなみに!とにかく楽しみにしていますも料理店にならない行くときに観察したのだ3時で大切も寝言聞いてのこと作ったを

    2007-09-16 20:58:00
  • 218:

    ヒガコ

    夜遅くなりそうの夢にならない伝えたのさぁには喋るから灰皿喧嘩するぜぇ

    ャでも使うん?英語得意先も連絡ください

    2007-09-16 20:59:00
  • 219:

    ヒガコ

    893 964219 4649
    ヤクザコロシニイク ヨロシク

    2007-09-16 21:00:00
  • 220:

    ヒガコ

    盗みで大切も予定通りの夢
    灰皿喧嘩にならない。

    大切もデートスポットの予定変更


    連休で大切やったのだの

    2007-09-16 21:01:00
  • 221:

    ヒガコ

    左腕で大切の夢コタツで大切のユニバーサルで大切のマスタードソース飲みたいの家になればいい?

    2007-09-16 21:02:00
  • 222:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    何か気に食わない事がありましたか?よかったら教えて下さいね?

    2007-09-16 21:09:00
  • 223:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    216から続きです?

    2007-09-17 04:09:00
  • 224:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    電話が掛かって来た。
    「ごめん、俺…なんかした?」「え?何で?」「いや…なんか…」「何もしてないよ!あっまぢごめん授業始まるから切るなぁ。」ヒガコとことん避ける。
    すると
    [話あるから迎えに行くわ]と何とも意味深なメールが届いた。ヒガコとうとう振られる覚悟だ。

    2007-09-17 04:21:00
  • 225:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    [わかった。けど門前で待たんといて欲しいねん。]と返信した。
    授業が終わり、学校を出るとタツキはいた。…門前はやめてって言ったのに…。
    「ヒガコちゃん!お疲れ!」明らかに周りの目線が痛い。ヒガコ早くこの場所を去りたい。

    2007-09-17 04:27:00
  • 226:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    しかしヒガコまた怖くなった。振られるんだとビクビクしていた。
    チャリの後ろに乗り、公園へと二人は移動した。
    数少ない二人っきりだ。
    「正直に俺ら付き合ってるん?」「あ…うん。」「やんな…」タツキの言葉の続きが怖くなった。
    やっぱ無理、女出来た、金くれ、どれなんやろう…。

    2007-09-17 04:34:00
  • 227:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「よかったぁ…。笑」「えっ!?(何で)」横を振り向くとタツキの笑った顔と目があった。恥ずかしくて顔を背けたヒガコ。
    「…話ってそれだけ…なん?」恐る恐る質問をした。「あ…うん。それに早く会いたくなったから…。」そんなタツキの言葉に沈黙のヒガコ。

    2007-09-18 23:50:00
  • 228:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    沈黙が続く二人。だけどヒガコはこの沈黙も居心地が良かった。恥ずかしいながら幸せな気分というのだろうか。そんな女の幸せを味わっていた。
    「…手繋いでいい?」「えっ…え!?」「つーないだ!!笑」「ギャーーーー!!!!」ムードを完全に壊したヒガコの叫び。

    2007-09-18 23:57:00
  • 229:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「あっごめん…。」シュンとして手を離すタツキ。気まずい空気になってしまった。
    「…ごめん。」ヒガコも謝った。どーしたらいいかわからなくなった。タバコに火をつけるタツキ。怒らせたヒガコ。さっきとは全く違う沈黙。
    こんなんどーすんの!?まぢどーなんの!?私のあほ!!
    ヒガコテンパる。

    2007-09-19 00:07:00
  • 230:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「…たばこ…ちょうだい。」ヒガコ精一杯の言葉を発する。「…はい。」タツキの指に触れるヒガコはそのままタツキの手を掴んで思いっきり顔を背けた。
    「えっ…」タツキの困った声が聞こえた。「ごめん!ホンマごめん!」タツキの手を離してベンチから立った。
    やってもた……………。
    「かかかか帰る…!」ヒガコその場を離れたかった。

    2007-09-19 00:16:00
  • 231:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「あかんって!!まだ帰らんといてや!!」腕を掴まれまたベンチに座るヒガコ。絶対しばかれる…。
    「ごめん!ホーンマに反省してる!ホンマにごめん!」「俺嬉しかった!!」また手を繋げるタツキ。
    「ギャーーーー!!!!!」「もう離せへん!!笑」「わっわっうわ…」顔が火を吹くヒガコ。

    2007-09-19 00:24:00
  • 232:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「落ち着いてや!笑」タツキの一言で我に返るヒガコ。
    「あ……あ……うん……。」「ホンマ好きやで。」「ブッ………」嬉しすぎて吹き出してしまうヒガコ。「笑うなやー。笑」顔は見てないがタツキが照れているのがわかった。

    2007-09-19 00:29:00
  • 233:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    徐々にヒガコとタツキは二人でいる時間が増えた。塾も行き帰り一緒にするようになってきた二人が付き合って二ヶ月だった。
    はたから見たら幸せに見えた二人。しかしヒガコ愛される自信と自分に自信がなかった。
    タツキと一緒にいていいのか と考える事もよくあった。

    2007-09-19 04:01:00
  • 234:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ヒガコってあの子なん!?何であんな不細工とタツキが付き合えるん!?」タツキと同じ学校の子達だろうか、わざわざヒガコの学校まで来てそんな事を言いにきた。
    ヒガコは確かに…と内心同意した。
    「全然釣り合ってないやん!!笑」釣り合ってない…その言葉がグサリと心に刺さる。

    2007-09-19 04:06:00
  • 235:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    彼女達の前を素通りしようとするヒガコ。
    「なんか言えば?」挑発されたが周りがそう思うのも理解出来たでヒガコはただひたすらに耐えて帰った。
    悔しい…けどそう思われて仕方がない。
    現に自分は不細工だ。

    2007-09-19 04:13:00
  • 236:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    その日タツキと会ったヒガコは聞けなかった質問を投げ掛けた。
    「一つ聞いてもいい?」「うん、何?」「タツキは何で私と付き合えるん?」「好きやからやん!」「何で好きなん?」「えー…笑うなよー。」
    そう言うとタツキは塾に入ったときの話をしだした。

    2007-09-19 16:27:00
  • 237:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「俺話掛けたん覚えてる?番号教えてって言った前の話やけど…」「えーしらん。」「…笑。そんとき無視されてビックリして、こいつは手強いと思ったんやけど、また違う日見掛けたんやけど、そんトキヒガコちゃんおばあちゃんの荷物持ってあげようとしとったんやん。」覚えがないヒガコ。「人違いちゃう?」「いや、この鞄やったもん。笑」ヒガコ当時鞄が派手だった。

    2007-09-19 16:40:00
  • 238:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「そっからずーっと気になってて、顔もちゃんと見たら可愛いって思ってそっから好きやねん。」「へぇ…。変なの。」「てか俺も質問やねんけど…」「…何?」「俺の事好き?」今までに一度もタツキに好きだと言った事がなかったヒガコ。

    2007-09-19 16:46:00
  • 239:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「…………………。」言えないヒガコ。今日あった出来事がさらに言いにくくさせていた。
    「俺はめっちゃ好きやで!!」そう言うタツキにヒガコは苦しくなった。周りは不細工とタツキは付き合ってる。となっているのにタツキは平然とヒガコに好きだと言って。
    「ごめん…ごめんなぁ…。」そう言うとヒガコ涙が零れてしまった。

    2007-09-19 16:55:00
  • 240:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「…どうしたん…?」タツキはヒガコの肩を持ちながら心配そうに聞いた。
    「私…どうしたらいいかわからへん…。タツキの事好きやけど、わからへん…。ごめん…」ひたすら泣き続けるヒガコ。
    「何で泣くん?俺今初めて好きって言われて喜んでるのに。ヒガコちゃんが泣いてたら俺喜ばれへんやん。」
    「だって私不細工やしなぁ…。」思わず本音がポロリと出たヒガコ。

    2007-09-19 17:06:00
  • 241:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「そんなん誰が決めるん?俺は可愛いと思ってんねんで?」首をひたすら横に振るヒガコ。
    「私ら釣り合ってないよ…。タツキが可哀相になる…。」「何で?俺幸せやで?ヒガコちゃんと付き合えてホンマ良かったし。」タツキのその言葉で更に涙が出るヒガコ。

    2007-09-19 17:11:00
  • 242:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「けど…タツキには私より…」「もぉ言うなや!俺は誰よりもヒガコちゃんがいいねん!こんな好きやねんで?わかってや…。お願い。」更に泣きじゃくるヒガコ。化粧の事なんかすっかり忘れていた。
    泣きやんだのはいいのだが顔を見られては全て終わりだ。

    2007-09-19 17:17:00
  • 243:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「大丈夫?」「…うん。ごめんな…。」謝るものの今自分がどんな顔かと想像すると恐ろしかったヒガコ。
    「こっち向いて?」何を言い出すのかタツキはそんな言葉を発した。
    「…………それは無理…。」「お願い!ちょっとでいいから!」二人でやいやい言い合いになる。ヒガコ不意打ちをされて初めてスッピンを見せてしまった。

    2007-09-19 17:27:00
  • 244:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    そしてヒガコ大泣きをした。「不細工って思ったん…やろ…嫌いになったやろ…だから嫌…やった…のに…。もー帰る…」ヒガコお先真っ暗になった。もう駄目だ。
    「思ってないし!嫌いなんかならん!だから帰らんとってや!」タツキ精一杯反論する。

    2007-09-19 17:39:00
  • 245:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「嫌や…帰る…」タツキは嘘をついたとみたヒガコ。もうこの場にはいられないヒガコ。「帰ったら怒るで?いいん?」「嫌やぁ…。けど帰る…」ヒガコ完全に三歳児になっていた。
    「とりあえず化粧直したらいいんやろ?俺待っとくから!」タツキの提案に納得してヒガコ化粧を直す。

    2007-09-19 17:46:00
  • 246:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ヒガコちゃん♪こっち向いて♪」タツキの呼び掛けに振り向くヒガコ。
    「…………………………。」何が起こったかわからない。わかるのは目の前にはタツキの顔が至近距離にあるのと、唇に柔らかい感触が残った事だけ。事が理解出来たヒガコ。
    「…わ…………わっ」またタツキはヒガコにキスをする。ヒガコ初めてのキスを味わった中3の冬だった。

    2007-09-19 19:36:00
  • 247:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「明日受験やなぁ…。俺受かるかなぁ…。」「いや、私が落ちそうな気がする…。」そんな受験日前日二人で勉強していた。
    「そや、お守りお互いせーへん?」「どゆ事?」「首出して♪」言われた通りに首を出したらキスマークを付けられた。
    「俺にも付けて♪」「どないして付けるん?」ヒガコもタツキにキスマークをつけた。
    「これで二人は合格や♪♪」

    2007-09-19 19:52:00
  • 248:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    このトキはなんて事なかった事がヒガコにまた辛くなる道に傾いたなんて知らなかったヒガコ。
    受験当日、一緒に学校に向かった二人。
    「ほな後でな♪」「うん!」
    タツキと別れて一人で歩いていると見覚えのある女子達がいた。

    2007-09-19 19:57:00
  • 249:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ちょー待ちぃや。まだタツキと付き合ってんちゃうんやろな?」「アンタに関係ないやん。」「その首煽ってんの?見せ付け?」「だから何?」
    内心怖くてたまらないヒガコ。けどここで負けていてはタツキの彼女としてのプライドがなくなる気がした。
    「このぶっさいくが調子乗るなや。」「用それだけなん?じゃぁね。」
    スタスタと歩いたヒガコだったが手足は震えていた。

    2007-09-19 20:07:00
  • 250:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    席に着き気持ちを落ち着けた。今はタツキと受かる事を考えな。けどもしあの子らも同じ学校になったら…
    そう思いながらも自分に大丈夫といい聞かせてテストを受けたヒガコ。

    2007-09-19 20:14:00
  • 251:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    そして合格発表の日が来る。
    「俺の番号もヒガコもある!!」「まぢで!?やばい!!嬉しい!!」見事に二人とも受かり喜んだ。ヒガコは親とアミに報告した後タツキの家に向かった。

    2007-09-19 20:26:00
  • 252:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「お邪魔します!」「あらーヒガコちゃんおめでとうねぇ♪二人とも受かって安心したわぁ♪これからもタツキ頼むねぇ♪」「こちらこそ!!ありがとうございます!!」ヒガコこのトキすでにタツキのオカンと仲良くなっていた。

    2007-09-19 20:32:00
  • 253:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ホンマ可愛いわぁヒガコちゃん!!」「それはないですよ!!!!」「そんな事あるよ!!私が見込んでるねんからね♪自信持ちよ♪タツキ待ってるから早く行ってあげ♪」何故だかわからないがタツキのオカンには何だか見透かされてる気がするヒガコ。

    2007-09-19 20:38:00
  • 254:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    タツキの部屋に入るとタツキは寝ていた。
    仕方なしにゲームをしようと引き出しを開けたヒガコ。
    プリクラが何枚か入っていた。ヒガコと写ってるのもあれば、友達と写ってるのもあった。
    「ん?」ある一枚から目を離せなくなった。

    2007-09-19 20:44:00
  • 255:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    金髪のタツキとあの女の子のプリクラだった。
    「ん??」何かの間違いだと思い、目を思いっきりつぶってもう一度見た。変わりはなかった。もう一度同じ行動をしてみた。しかし変わる訳などない。
    フツフツとヒガコの中に嫉妬と悲しみが沸き上がる。

    2007-09-19 20:50:00
  • 256:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    聞くにも聞けない。どーしたらいいかわからないヒガコ。そもそも今沸き上がってるこの感情がわからなかったがただひたすら涙を流していた。
    あの子はタツキと付き合ってたんや…。そう思えば思う程あの子が気になった。だから私にあんな事を言うのかわかった。

    2007-09-19 20:59:00
  • 257:

    名無しさん

    ひゃっ何?気になるー

    2007-09-19 20:59:00
  • 258:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    261さん、ありがとうございます?

    2007-09-19 21:00:00
  • 259:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    そんな事より何故このプリクラがまだあるのか…だった。
    「…ヒガコ来てたん?ごめん、寝てて。」「……。」「どうしたん?怒ってるん?」「わからん。」「えっどうしたん?」タツキがヒガコの横に来た。
    「あ…………」どうやらタツキは絶句のようだ。

    2007-09-19 21:07:00
  • 260:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「…この子と付き合ってたん?」「…うん。けどめっちゃ前やで?」「この子好きやったん?」「…………。」「なんか言ってよ。」「別に好きじゃなかった。」「何でまだあるん?」「それは…。」
    「…帰る。」これ以上聞けば自分がどうにかなりそうだったヒガコ。

    2007-09-19 21:16:00
  • 261:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「捨てるから!!待ってや!!」タツキはそのプリクラをライターで焼いてしまった。
    「これは普通に忘れてただけやねん!!ホンマごめん。」「その子とは何までしたん?」聞きたくないのに聞いてしまう馬鹿なヒガコ。
    「…最後まで。」ショックだった。付き合って四ヶ月ぐらいだというのにまだタツキとはキスしかしてないヒガコ。

    2007-09-19 21:27:00
  • 262:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「そー…。」何も言えないヒガコ。
    「この際ちゃんと今までの女関係の事話すわ。だから変な勘繰りはやめてな?」
    「嫌…。聞きたくない。」「聞いてや。またこんなんなりたくないし。だからヒガコもちゃんと俺に話して欲しい。」それからタツキは真剣に今までの事と今ヒガコが大事だと言う事を話した。

    2007-09-19 21:33:00
  • 263:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「次ヒガコやで。」「私ない。」「何が?」「今まで付き合った人タツキしかおらへんねん…。不細工やからそんなんなかった…。好きになったのもタツキが初めてやねん…。」経験がない自分が恥ずかしかった。人並みより劣っていると思っていたヒガコ。

    2007-09-19 21:47:00
  • 264:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「そっか。じゃぁ俺責任重大やな♪笑」「きも…。笑」「てか俺ヒガコ以外の女の番号携帯に入れてないねんやん。ヒガコも俺以外の男の番号入れて欲しくないねんやん…。」「わかった。消すよ。」ヒガコはタツキに言われた通りに男の番号は消した。

    2007-09-19 21:56:00
  • 265:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「今日はごめん。けど俺からずっと離れんといてな。」「うん。」流れのままに任すとヒガコ押し倒される。
    「…いい?」「……………うん。」そういうとタツキはヒガコを思いっきり抱きしめた。
    「あかん、なんかめっちゃ緊張する…。」タツキはそう言いながらヒガコの服を脱がす。しかしタツキ以上に緊張してるのは紛れも無くヒガコだ。

    2007-09-19 22:07:00
  • 266:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「見んといて…。ホンマ見んといてな…。」「俺も見たらあかんで。」
    …………………。
    「痛っ」「痛い??ごめん…やめとく??」「いや、頑張る…。」「ホンマごめんな…。」
    とうとうヒガコ最後までやった中学終わりの事だった。

    2007-09-19 22:13:00
  • 267:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「…大丈夫…。」真新しい制服を着て自分に言い聞かせるヒガコ。これからは学校にアミがいない。またいじめにあっても今度は一人でやれる、誰も信じない。そう信じ込んだ。
    タツキと一緒に学校に向かいクラス発表を見た。
    「うわ、クラス別々やん!!」「ホンマや。そりゃこんなけいっぱいいたら離れるわ。笑」
    タツキと別れ教室に向かった。

    2007-09-20 13:24:00
  • 268:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    教室に着いてドアを開ける。すると中にいた生徒が全員こっちを向いた。
    あ…みんな私の事見て不細工って思った…。ヒガコ足がすくんだ。
    机に座り周りを見渡した。こっちを見てる子がいて誰かと喋っていた。
    あの子私を馬鹿にしてる…。怖くなったヒガコ。

    2007-09-20 13:30:00
  • 269:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    負けちゃだめだ…。
    ヒガコは気持ちを落ち着けてぼんやりしていた。
    「なぁ名前なんてゆーん?」一人の女子が話し掛けて来た。「ヒガコ。」「そうなん、じゃぁヒーちゃんやな♪あたしクミやで♪仲良くしてなぁ、あたしこの学校に友達おらんねん…。」「そーなんや。私もおらんわぁ。」「まぢでぇ!?一緒やん♪体育館一緒にいかへん?」「いいよ。」クミと喋るようになったヒガコ。クミはギャルそのままだった。

    2007-09-20 13:41:00
  • 270:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ヒーちゃんって彼氏いてるん?」「うん、一応ね。」「いいなぁ…どんな人?かっこいいん?プリクラ見せてや♪てかちょうだーい♪」よー喋る子だなぁと思うヒガコ。「プリクラないねん。同じ学校におるからそのうちわかるで。」「めーっちゃいいやーん!!」
    入学式が始まるので体育館に向かったヒガコ達。

    2007-09-20 13:52:00
  • 271:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    途中にタツキとたまたま会う。タツキはすでに三人組になっていた。
    「ちょぉ聞いて!こいつマサトっていうねんけど幼稚園とき一緒やってん!びっくりしたし!」興奮気味にヒガコに話しかけて来た。
    「凄いなぁ!!偶然ってあるもんやなぁ!!」「ヒガコ友達出来たん?」「クミって言う子やねん。」「ヒガコをよろしく頼むなぁ♪ほな行くわ。また後でな!!」
    「…今の人彼氏?」「うん。」「怖くない?大丈夫?」クミからまさかそんな言葉が出て来るなんて思ってなかったヒガコ。

    2007-09-20 14:06:00
  • 272:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ははは!クミ何言うてんのよ!笑」「ごめん!!だってヤンキー怖いんやもん!!笑」「嘘ぉ!?意外やし!!」当時ギャルはヤンキーというイメージがあったヒガコ。しかしクミと出会った事でそんなイメージはなくなるヒガコ。
    入学式も無事に終わり普通に授業が行われる頃クミ以外にもナツキ、アイコと友達になったヒガコ。

    2007-09-20 14:15:00
  • 273:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    四人で遊ぶ事が多くなったある日の事。
    「みんな門前見てん!ヤンキーいっぱいおるぅ!こわぁ…」「クミびびりやなぁ…ほっといたらなんもないやん。」「てか今日何するよ!?」 三人の会話を聞きながらヒガコは化粧を直していた。
    「ヒーちゃんタッチャン今日許可おりてるん?」「うん。奴も遊びに行くらしいよ。後で合流してみる?」「そーしよ☆」四人で喋りながら学校を出た。

    2007-09-21 04:03:00
  • 274:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    目の前にクミが言っていたヤンキー達が立っていた。
    ヒガコには見覚えがあった。「自分に用事あるからちょっと来てや。」明らかにヒガコに向かって話す。
    嫌な予感がしたヒガコ。
    「…何の用なん?」ナツキが言った。きっと嫌な予感はみんなしたのだろう。

    2007-09-21 04:08:00
  • 275:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「アンタちゃうねん。この子やねんけど。」「だからぁ…」ナツキは気が強いので言い返す。「わかった。行くわ。後で連絡するわ。」ナツキを巻き込む気がしてヒガコはナツキを遮った。
    恐怖に包まれた。何たって三対一だ。

    2007-09-21 04:14:00
  • 276:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    近くの公園に着くまでヒガコはびびりまくる。
    「てか自分タツキとまだ付き合ってるん?前言ったやんな?調子のんなって。」「だいぶ身の程知らずやん。笑」
    調子に乗ってる覚えもなけりゃ身の程知らずと言われる覚えもないヒガコはイラっとした。

    2007-09-21 04:19:00
  • 277:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「その顔でよー付き合ってるよな?恥ずかしくないん?」わかってるわと思ったものの仕方のない事だと思った。
    「なんか言えや!!ぶっさいく!!見てたらムカツクねん!!」悪いのは自分だと言い聞かせて我慢をした。

    2007-09-21 04:24:00
  • 278:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    しばらく罵声や馬鹿にされたが、ただひたすら耐えるヒガコ。
    「別れるか、しばかれるか選ばしたるわ。どっちがいいん?」 何とも理解しがたい選択を迫られる。
    「…別れへん。」「だからタツキはアンタの事迷惑なんこんな言うてんのにわからんのん?」「………。」「聞いてんやろ!?」蹴られるヒガコ。

    2007-09-21 04:32:00
  • 279:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    蹴られた反動でその場をしゃがみ込むヒガコに三人は襲い掛かった。
    「ホンマ見てるだけで気持ち悪いんじゃ!!」「不細工はインキャラと付き合っとけや!!」馬乗りをされ何度も顔や体を攻撃をされる。
    痛い。ただ単純な感情しかなくなってきたヒガコ。

    2007-09-21 04:41:00
  • 280:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「アンタら卑怯やねん!!」遠くからナツキの声がした。
    その声に反応したのか二人は動きをとめた。しかし一人はまだヒガコを蹴り倒す。
    「ミワ!!やばいで!!もうやめとき!!」初めて名前を聞いた。「コイツが悪いねん!!やめられへん!!」ミワは自分の仲間に止められてやめた。

    2007-09-21 04:53:00
  • 281:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ヒーちゃん!!!!あんたら最低!!!!」アイコがヒガコを抱き抱えた。
    「調子乗るから悪いねん。今日だけですむと思うなや。」ミワ達はそう言い残すと帰っていった。

    2007-09-21 04:56:00
  • 282:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「大丈夫?ホンマごめんなぁ!!行かせるんじゃなかった…」「来てくれるなんて思ってもなかった…ありがとう。助かったわぁ。笑」ヒガコは精一杯の笑顔を作った。この三人助けられたと思うと涙が出そうになった。

    2007-09-21 05:05:00
  • 283:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    クミなんて自分の制服でヒガコの鼻血を拭いだす。アイコなんて泣き出す。
    肩を抱かれ足を引きずりながらベンチに座ったヒガコ。かなり申し訳ない気持ちで一杯だった。
    「ホンマ巻き込んでごめん…。もう私と関わらん方がいいで。またこんなんなるかもしらんし。」「何言ってん!?友達やんか!!気にする事ないって!!」そう言われ更に申し訳なく感じた。

    2007-09-21 05:14:00
  • 284:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「てかばり痛いわ。笑」「そりゃこんなんなってたらな!笑 学校近いし保健室行こう!」三人に連れて行かれて保健室に向かった。
    「いやっどないしたの?」さすがに先生もびっくりしていた。
    「階段から落ちた。」ありきたりな嘘をついてみたが、砂がついてたりとしていたのでばれた。

    2007-09-21 05:22:00
  • 285:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    消毒をしてもらい、三人と別れてそのまま病院に連れて行かれたヒガコ。幸い重い打撲ですんだ。
    先生とも必死に懇願して黙秘してくれる事になった。しかし問題はまだある。
    タツキだ。ずっと電話が鳴りっぱなしだった。

    2007-09-21 05:30:00
  • 286:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ナツキ達に電話をしてタツキには階段から落ちたという事にしてて欲しいと言ってからタツキの電話を出た。
    「…何してたん?」明らかに不機嫌だ。
    「めっちゃごめん!!階段から落ちてもて病院に行ってたから電話出られへんかった。」「はぁ!?今から行くわ!!家やんな!?」「いや、こんといて。」スッピンより更に不細工になってるこんな顔を見られては困るヒガコは頑なに断った。

    2007-09-21 05:38:00
  • 287:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    病院までオカンに車で迎えに来てもらい家に帰った。
    「アンタなんで階段から落ちるんよー!!まさかしばかれたとかじゃないん?」「んな訳ないやん…」「アンタやったら有り得る話やろ!?前も…」「なぁ、何で私こんな不細工なんやろな…。ママ教えてや…」張り詰めていた気持ちが解けてしまった。

    2007-09-21 05:46:00
  • 288:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「もう限界やわ…。もう嫌や…。」そう言うとオカンは黙ってしまった。オカンは義理のオカンだったしまた綺麗な顔をしていた。そんなオカンにこんな悩みを打ち明けたって解決しない事を知っているのに言わずにはもういられなかった。

    2007-09-21 15:19:00
  • 289:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「それやったらアンタは努力してる?人は顔じゃないよ。努力やねんで?」「顔やん!!顔で人生決まってくるやん!!ママは不細工ちゃうからそんなん言うねん!!」オカンの言う事がさっぱりわからないヒガコ。

    2007-09-21 15:31:00
  • 290:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「そんなん言ってる今のアンタの顔が1番不細工よ。」「元からやしな!!」「ほら、ママも見た事ない不細工な顔やで。」ムカっと来たヒガコ。
    「ママに言うたんが間違いやわ!!もう言われんわ!!」理解してくれないオカンが嫌になった。やっぱり誰もわかってくれない。

    2007-09-21 15:40:00
  • 291:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    家に帰り泣き続けた。この傷も自分の顔が原因だと思うと更に泣けた。
    やっぱり不細工は誰かと付き合うのは許されない。現にタツキと一緒に歩くトキ怖いと思う事があった。あの子不細工やのに…と周りに思われてると思うと自然に下を向いて歩いていた事もあった。

    2007-09-21 16:07:00
  • 292:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    アミといるトキもクミ達といるトキもそう。みんな可愛いのに私だけ。そう思わす事が幾度かあった。みんなには話し掛けるけどヒガコには話し掛けないとか。
    しまいにはこの様だ。
    自分に生きる価値すらない気がした。

    2007-09-21 16:14:00
  • 293:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    その夜ヒガコはリビングに行きオカンがたまに飲んでる睡眠薬を探した。
    「どれやっけ?たぶんこれやな。」睡眠薬らしきものは三錠。他は何かわからなかったが、三錠では死ねないのはわかっていたので他の薬も持って行った。
    やっと楽になれる…。

    2007-09-21 16:23:00
  • 294:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    沢山の薬を口に含みお茶で体に流し込んだ。それを三回繰り返した。
    しばらくすると体に異変を覚えるヒガコ。
    やばい、吐く…。
    しかしここで吐いては水の泡。必死に堪えた。

    2007-09-21 16:28:00
  • 295:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    しかしヒガコの思惑に反して体が必死に拒絶反応を起こす。
    吐いてしまう…。そう思ったヒガコはトイレに向かおうと立った瞬間戻してしまった。足元もふらつきバタリと倒れたヒガコ。何度も薬がなくなるまで体が勝手に吐き出す。

    2007-09-21 16:41:00
  • 296:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    だんだん眠くなるヒガコ。意識が遠くなった。
    気がつくと病院にいた。オカンとオトンが視界に入る。
    「大丈夫?気持ち悪くない?」「…うん。」それ以上二人は聞いてこなかった。
    すぐに退院出来た。後に聞けば睡眠薬と鎮痛剤、大量のビタミン剤を飲んだらしかった。

    2007-09-21 17:01:00
  • 297:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    家に着くとヒガコが吐いた所が綺麗に掃除されていた。
    「ママごめんな。」そう言い残して自分の部屋に入ったヒガコ。死ねなかったのと、自分がそんな事をして恥ずかしかった。

    2007-09-21 17:13:00
  • 298:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    携帯を見ると電源が切れていた。充電をして電源を入れるヒガコ。
    メールが何件か入っていた。どれもタツキやクミ達からの傷の心配をしたメールだった。
    しかし誰にも返信をせずにヒガコは携帯の電源を切った。

    2007-09-21 17:20:00
  • 299:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    何もする気力がなかったヒガコ。
    「ヒガコ入るでぇ。タツキが家来てるけどどうする?」「寝てるって言ってて。」 「めっちゃ心配そうやで?」「起きへんって言ってて。」タツキにさえも何故か会う気がしなかった。

    2007-09-21 17:28:00
  • 300:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    しばらくするとタツキが入って来た。
    「あ…起こした?ごめん。」「いや…」「派手にこけすぎやろ!?めっちゃ痛いんちゃん?」何も知らないタツキは傷をただ心配するだけだった。そんなタツキに胸が苦しくなるヒガコ。

    2007-09-21 17:43:00
  • 301:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「大丈夫。来てくれてありがとう。」そう言うのが精一杯だった。
    「今日お前に手紙書いてん。いつももらってたから書いた!!きもいやろ!?笑」そう言ってノートをちぎって畳んだだけの紙をヒガコに渡した。

    2007-09-21 18:01:00
  • 302:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ありがとう。後で読むわ。」「んなバイト行って来るな♪また連絡するわ♪」そう言ってタツキは帰って行った。
    ヒガコは貰った手紙を読んだ。下手くそな字で書かれてあった。

    2007-09-21 18:04:00
  • 303:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ヒガコへ
    まじ暇やー!熱いー!てか何書いたらいいんや!?わからん!傷大丈夫なんかなぁ?朝連絡なかったけど寝てたんかなぁ?学校もおらんし寂しいしめっちゃ心配や…何してるん?腹減った。今日バイトや。その前にお前ん家行こーっと。おっちゃんおるんかなぁ?てかまじで俺お前おらな寂しくて死にそうやし。てか誕生日何欲しい?もうすぐやし何か決めててな。んじゃな。

    2007-09-21 18:16:00
  • 304:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ヒガコもバイトを始める。個人居酒屋で働く事にした。
    忙しくてママがいたその居酒屋は厳しくまた優しかったので居心地がよかった。
    「ヒガコ!!早く料理運ばな冷めるよ!!」「はぁい!!」ママの厳しい声と共にせっせと働くヒガコ。

    2007-09-21 22:01:00
  • 305:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「今日忙しかったねぇよー動いてくれた!疲れてない?」「大丈夫ですよ。」「まぁ、彼氏が癒してくれるもんなぁ♪ほな明日も待ってるね!」「はーい!お疲れ様です!」
    店を出ると大好きなタツキが迎えに来てくれる。ヒガコはしあわせだった。

    2007-09-21 22:06:00
  • 306:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「明日梅田行こうや。」「私バイトやで?」「それまでに帰って来るやん!な?」「えーわかったぁ…。」結構無茶な話だが承諾したヒガコ。
    次の日梅田に向かう二人。するとタツキはティファニーに向かう。
    「ちょっこんなとこ用事ないやん!!」「いーから!!」制服だった二人は明らかに浮いていた。

    2007-09-21 22:17:00
  • 307:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「これペアで下さい!」明らかに緊張しているタツキを横にヒガコはタツキの指差す方を見た。アトラスだった。前にヒガコが欲しいと言った物だった。
    「サイズはどういたしましょう?」店員さんに言われるがままに指のサイズを計ってもらいそのやり取りを目が点状態で見ていたヒガコ。

    2007-09-21 22:22:00
  • 308:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ホンマありがとう…。」キラキラしたペアリングを見てタツキを見てしみじみ言った。
    嬉しくてずっとにやついていたヒガコ。
    「ずっと一緒におってな。」タツキの言葉に頷くヒガコ。

    2007-09-21 23:38:00
  • 309:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「おはよーございまーす!!」「あっヒガコなんかいい事あったん?」すぐバレるヒガコ。「貰ったんですぅ♪」「いーやっラブラブやな♪あっ今日予約入ってるからね!!」「はーい!!」
    その日はただひたすらにニヤニヤしていたヒガコ。

    2007-09-22 00:56:00
  • 310:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    友達もいて、大好きな彼氏もいてバイトも上手くいって毎日が充実していたヒガコ。
    「ヒガコちゃんやんなぁ?」購買でパンを争奪してるトキに誰かに話掛けられた。振り向くと細くて純心そうな可愛いらしい女の子がいた。
    「…そうやで。」「やんなぁ♪良かったぁ♪私ミクって言うねん♪よろしくね♪」「あ…うん。」いきなり自己紹介をされびっくりしたヒガコ。

    2007-09-22 01:07:00
  • 311:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「私タツキ君と同じバイトやねん♪」「そーなんや。」「タツキ君かっこいいよなぁ♪彼氏って羨ましいわ♪」「ありがとう。」この子は何が言いたいんだろう?とヒガコは思った。
    「ミクとも仲良くしてね♪じゃぁね♪」そう言ってミクはヒガコの元からいなくなった。

    2007-09-22 01:12:00
  • 312:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「なんかぶりっこじゃない?アイコああいうの無理。」アイコがヒガコに言う。「可愛いやん。私は嫌いじゃないかなぁ。」
    これがミクとの出会いだった。

    2007-09-22 01:15:00
  • 313:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    タツキの教室に四人で遊びに行くとタツキは女の子と喋っていた。
    「タツキー!!」そう呼ぶと女の子が振り向いた。ミクだった。
    「ヒガコこの子…」「知ってるで!!ミクちゃんやろ?」「知ってたん?」「うん、同じバイトなんやろ?」「そうやねん。」「じゃぁミク邪魔なるから行くわぁ♪」そう行ってミクはその場を離れた。

    2007-09-22 01:25:00
  • 314:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「いい子やなぁ。気を使わなくていいのに…。」「…やなぁ。」何かある事にまだ気付いてなかったヒガコ。

    また違う日にタツキの教室に行くとミクがいた。
    「んじゃぁ行くね♪またメールしてもいい?」 「あ、うん…。」 その会話に違和感を覚えたヒガコ。

    2007-09-22 01:31:00
  • 315:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ミクちゃんとメールしてるん?」「うん、今彼氏の相談受けてるねん。」「ふーん…。私以外の女のメモリ入れてるんや。」「ちゃうやん!!ただ悩んでるから相談受けてるんやって!!」「じゃぁ私が他の男のメモリ入れててもいいん?」「アカン!!ごめんて!!相談終わったら消すから!!」「好きにしたら?戻るわ。」
    タツキがあのトキ言い出しっぺやったのに…。嘘つき…。ヒガコはショックを受けながら教室に戻った。

    2007-09-22 01:40:00
  • 316:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ごめんな。怒ってる?
    タツキからのメールが入ってきたが無視をした。その日タツキとヒガコはタツキの家にいた。
    「まだ怒ってる?」「いーや?」「怒ってるやん!!こんなんなるんやったらメモリ消すわ!!」「あかん!!悩んでるんやったら最後まで相談乗ったりぃ。それまで私も何も言わんから。」さすがにそこまで鬼にはなれなかったヒガコ。

    2007-09-22 01:56:00
  • 317:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「わかった。ホンマに何もないから信じてな。ごめんな。」タツキは申し訳なさそうに言った。ヒガコもタツキを信じるしかなかった。
    そしてしばらくして事件は起きた。

    2007-09-22 02:03:00
  • 318:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    タツキがヒガコの教室にやってきた。
    「お前昨日何してたん?」 「アミと遊んでたで?昨日言ったやん。」「嘘つくなや!!」今まで見た事のないタツキの顔だった。
    「…タツキ君どうしたん?怖いで。」「コイツが昨日何してたか知ってるんやろ?教えてや。」「アミちゃんとこなんやろ?」怖かった。ナツキの質問にうんとしか答えられなかった。

    2007-09-22 02:15:00
  • 319:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「隠せるとでも思ってん?」「何がよ?」「もーえーって。」「…何がもーえーなんよ?」イラ立つタツキの顔が怖くてヒガコは怯えた。
    「夜男とおったんやろ?」「おるわけないやん!!何言ってん!?」「しらこくなや。人が見てんねん!!」 全くの覚えのない事だった。

    2007-09-22 02:21:00
  • 320:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「誰に聞いたかしらんけど、私昨日はアミと遊んだ以外家おった。ホンマに!!何で信じてくれへんの!?」何を言っても信じてくれないタツキが情けなくて涙が出てきた。
    「タツキ君信じてあげーや。ヒーちゃん嘘つく子じゃないやん。」アイコ達もヒガコの味方になってくれた。

    2007-09-22 02:27:00
  • 321:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「…ごめん。ホンマにおらんかったん?」「うん。信じてってば…。」「わかった…ホンマごめん。」そう言うとタツキは教室を出て行った。
    「ヒーちゃん大丈夫?」「…うん。」「誰がそんなん言うてんのやろなぁ…」誰かがそんな事を言っててもタツキは信じててほしかったヒガコ。

    2007-09-22 02:36:00
  • 322:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「まだミクちゃんの相談受けてるん?」この件についてあれからタツキから何の一言もなかった。
    「あーうん…。」「まだなん!?三ヶ月近く経つで!?」「うっさいなぁ!!しゃぁないやん!!ごたごたしてんやから。」そう言われたヒガコは何も言えなかった。

    2007-09-23 01:33:00
  • 323:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ヒガコ思いっきって行動を起こす。
    「ミクちゃん!!」「ヒガコちゃん♪どうしたん?」「…あんさぁタツキに相談するんいいねんけど、まだ彼氏とごたついてるん?」「あー別れたよ♪」「えっ………」ヒガコ言葉を失う。「何で?」「いや、タツキからはまだ別れてないって聞いてたから…」かなり嫌な予感がヒガコを襲う。

    2007-09-23 01:40:00
  • 324:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「えー何でやろぉ?タツキ君めっちゃミクの事心配してくれてるからかなぁ…」「あーホンマにー。引き止めてごめんなぁ!」
    ヒガコはどっちを信じたらいいのかわからなかった。けどただ胸騒ぎは収まらなかった。

    2007-09-23 01:46:00
  • 325:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ヒガコはアミにもクミ達にもこの事を言えなかった。それはタツキの耳に入ると思っての事だった。
    「ママ今日相談乗ってもらえません?」「珍しい!!そしたら今日店終わったら聞くね♪」ママとは年の離れたお姉ちゃんのように慕っていたヒガコ。そしてママもヒガコを可愛がっていた。

    2007-09-23 01:53:00
  • 326:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ママに全部話したヒガコ。
    「だから最近大人っぽくなってたんやね!!断然今の方が似合ってるよ!!」「あ…ありがとうございます…。」面と向かって褒められるのは恥ずかしいヒガコ。
    「本人に聞くって言ってもそれが難しいんやんなぁ?んなら二人の様子を黙って見てみるしかないんちゃう?」「ですよね…。けどなんかあったら…。」「大丈夫!!もっと自信持ちなさい!!」
    ママはヒガコを慰めつつも応援した。ママありがとう。

    2007-09-23 13:31:00
  • 327:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    それからヒガコはミクとタツキが一緒にいてる姿を見ても何も言わなくなった。内心は嫉妬と焦りで溢れていた。
    「お前最近どうしたん?」「何が?」「いや、別に…。」さすがにタツキもヒガコの様子に気付く。しかしタツキはそんなヒガコに腹を立てているのか束縛がひどくなってくる。

    2007-09-23 13:43:00
  • 328:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    二年になりクラス替えになった。タツキはヒガコに一切男とは話すのも厳禁だと言い出した。
    幸いアイコが同じクラスになれたもののタツキの束縛で学校ではかなり気を使ったがヒガコは耐えた。
    そんなある日タツキの携帯を見た。お互いよくする行動だった。

    2007-09-23 13:54:00
  • 329:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ミクちゃん
    やっぱり他に気になる子ができたと思うよ。前会ってた子とか?ヒガコちゃんヒドイよなぁ…。

    ………はい?私?
    自分が話題になっていたヒガコはイマイチ理解が出来ない。

    2007-09-23 13:58:00
  • 330:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    メールを辿ればタツキも浮気をしたらいい、ミクで良ければ…。
    なんて内容だった。タツキは断りのメールだがその気にさすような感じもあった。やっとわかった。ミクがヒガコに濡れ衣を着させたんだ。
    「お前何見てんねん!!」部屋に戻ってきたタツキが携帯を取り上げた。

    2007-09-23 14:04:00
  • 331:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「人の携帯勝手に見んな!!」今までにタツキがこんな事を言った事があったっけ?
    「…何で…」その一言しか出てこなかった。信じてたのに。タツキは彼女の私を信じないとミクを信じて…
    「何がやねん!?」やましいからタツキはこんな言い方をするのだろうか…ヒガコは考えた。

    2007-09-23 14:10:00
  • 332:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「…タツキはミクちゃんの事信じてたん?おかしくない?彼女は…私じゃないん?」声が震えてるのが自分でもわかったヒガコ。
    「何を信じてん?」悪魔でもタツキは強気な姿勢を崩さなかった。「男と会ったて聞いたんミクちゃんなんやろ?私が今気になる人がいるって聞いたから束縛もキツクしたんや…ろ?」堪えても出てくる涙がとまらなかった。

    2007-09-23 14:18:00
  • 333:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「私と…別れたら…ミクちゃんと付き…合うんやろ?」「違うって!!それは断る理由にしたんやって!!ごめん!!」もうヒガコにはタツキの言葉は心に響かなくなった。ただずっと耐えて大好きなタツキを信じてきたヒガコは大きく失望した。

    2007-09-23 14:28:00
  • 334:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    大好きな人がこんなに悲しく情けなく自分の目に写るなんてこのトキまで思ってなかった。
    「他にも断る理由なんてあったんじゃないん?何でこんな言い方…もうタツキは…」これ以上言えなかった。タツキが私に愛がない事を認めるのが怖かった。

    2007-09-23 14:56:00
  • 335:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ごめん…。」タツキはその一言だった。何でもっと言い訳をしないの?そのごめんはどういう意味…?いくら待ってもタツキはごめんしか言わなかった。
    「…これ返すな…。」ヒガコは薬指にはめていた指輪を外した。
    「えっ…何言ってん?」「別れたい…」「…………嫌や。」頼りない声でタツキは言った。

    2007-09-23 15:11:00
  • 336:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「私だって!!嫌やわ!!ずっと信じ続けてたのにアンタは…他の女の言う事を信じて意味わからんメールして…私の立場はなんなんよ?」「ごめん…けど別れたくない…別れんといてや。無理やって…。」タツキが初めて涙を見せた。

    2007-09-23 15:24:00
  • 337:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「…わかった。もうこんなんやめてな…。もう嫌やで?」もう一度タツキを信じる事にしたヒガコ。しかし一度失った信頼は取り戻せなかった。
    お互いに独占欲剥き出しになり喧嘩がかなり増えた。

    2007-09-23 15:39:00
  • 338:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    もう何度泣いたかわらかないヒガコ。もう何度謝ったかわからないタツキ。お互い疲れてもただ一緒にいた。
    「離れんといてな…。」何度もお互いに言い合った。そんな関係が良い方向には向かわないのはお互いにわかっていた。

    2007-09-23 15:49:00
  • 339:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ヒガコ最近ちゃんと食べてんの!?顔やばいで!?」アミと久しぶりに会うとそんな事を言われた。「うーんあんま食べないかも…」ヒガコはあの喧嘩以来七キロ体重が減っていた。

    最近バイト先のママにもオカンにもやたらご飯を薦められていた。

    2007-09-23 15:56:00
  • 340:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「てか赤ちゃんおめでとう♪今何ヶ月?」今日はアミの妊娠祝いでアミの元を訪れていた。
    「ありがとう♪今は四ヶ月。」アミは少しふっくらして幸せそうだった。
    ヒガコはなんとなく自分と対象的だと思った。

    2007-09-23 16:04:00
  • 341:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    その日嫌いだけど鏡で自分をしっかり見てみたヒガコ。頬がこけていた。不細工がもっとひどく写った。そうえば制服のスカートやデニムが緩かった。
    やばいなぁ…。と思うだけで何も感じなかったヒガコ。

    2007-09-23 16:09:00
  • 342:

    名無しさん

    ぁーぉもろい?

    2007-09-24 05:22:00
  • 343:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ありがとうございます?感想スレを作って頂いたのでそちらに書いて頂けたら嬉しいです?

    2007-09-26 01:43:00
  • 344:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「お前もう化粧も髪巻くんもやめろ。」タツキがヒガコにそんな条件を出してきた。
    「…そんなん無理やって!!」「お前やましいんか?やましいから無理とか言うんやろ?」「何でそうなるん?私不細工やから無理やって!!」ヒガコは拒み続けた。しかもタツキはヒガコの顔がコンプレックスという事を知っているというのに。

    2007-09-26 02:04:00
  • 345:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「俺以外の奴によく見られたいだけやんけ!!絶対すんなよ?自分が不細工言うねんからそれらしくしろや!!調子のんなや!!」
    自分が不細工言うねんからそれらしく…?調子のんな…?なんなんそれ…。
    ヒガコは今までタツキの彼女というので周りにタツキが恥ずかしくないように服だって化粧だって不細工だから人一倍気をつけてきた。
    それをタツキは…。

    2007-09-26 02:30:00
  • 346:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「なんか言えや!!」「もーいいやろ…。」「はぁ!?何がやねん!!」「タツキは私を不細工自覚しろって言ったやんな?自覚してるの知ってるのにアンタまで言うねんな…。」プチンと弾けたヒガコ。
    「お前が悪いんちゃん!?」タツキは悪びれる事もしなかった。

    2007-09-26 02:44:00
  • 347:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「そーやな。…私が悪い。」「お前開き直りか!?」「疲れた。」「何が疲れたんじゃ!?」「アンタを好きなんも、私も何もかも疲れた。」 淡々と言うヒガコがそこにはいた。「意味わからんし!!俺の事好きじゃないって言うん?」 「…ううん。けど…もう…疲れた私。」涙すら出なかった。

    2007-09-26 12:16:00
  • 348:

    名無しさん

    タツキひどい?ヒガコの気持ち考えたら泣けるわ?

    2007-09-26 15:53:00
  • 349:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    357さん、ありがとうございます?まだタツキも若かったですからね?仕方のない事です?また感想スレの方に書いて頂けると嬉しいです?

    2007-09-26 22:58:00
  • 350:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「タツキ別れよう。」そう言うとタツキに怒鳴られるヒガコ。それでももう意志を曲げる事はなかった。
    「もっとお互い冷静になったらちゃんと話そう。私今日は帰るな。」そう言い残してヒガコはタツキの部屋を出て行った。

    2007-09-26 23:20:00
  • 351:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    帰ってからヒガコは泣いた。不細工はそれなりにしろや…というタツキの言葉がかなり響いた。好きな人に言われるとより一層感情が大きくなる。
    やっぱり私は身の程知らずやったんかな?何してもやっぱり不細工は変わられへんの?タツキにはやっぱり、私には似合ってなかったんかな?
    ヒガコただひたすらに自分に問い掛けていた。

    2007-09-26 23:30:00
  • 352:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    次の日からタツキの教室に行かなくなった。そして数日過ぎてタツキと会った。なんとも言えないこの空気。どっちからが話し出すのかお互い思っていたのかなかなか沈黙から抜け出せない。
    「…前言ってたんホンマなん?」「うん。ホンマやで。もう気持ちは変わらへん。」「そっか…。ごめんな。」「こっちこそ…。」「ありがとうな。」「私も…二年近く一緒にいてくれて…ありがとう。」「俺をこんなに女に本気にさしてくれてありがとう。最後にお願いがあんねんけど、聞いてくれへん?」「なに?」「最後に抱きしめさせて欲しい。」「…いいよ。」

    2007-09-27 00:39:00
  • 353:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ありがとう…。」ヒガコを離すとタツキは泣いていた。「俺男やのにアカンな…んな行くわ…。」タツキは行ってしまった。公園にポツンと残ったヒガコ。
    これで良かったんかな?少し後悔する自分と自分を説得する自分がいた。

    2007-09-27 02:34:00
  • 354:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    胸がただずーっと苦しくて泣きもしなかったヒガコ。
    「もーし?タツキとちゃんと別れた。」ヒガコが電話したのはアミだった。
    「それで良かったと思うよ。よく頑張ったやん。」「ははは、頑張ってないよ。それだけやからまた掛けるわ。」思ったより話せない自分がいた。つらいのはヒガコだけじゃないのに。

    2007-09-27 02:57:00
  • 355:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    それからのヒガコはタツキを避けた。見ると気になるし、苦しくなるからだった。家に帰ると寂しさがかなり込み上げた。友達といるとタツキの事を聞かれると思い、ただひたすらにバイトに明け暮れる事にしたヒガコ。
    「ヒーちゃんいつ遊べるん?寂しいやんかー。」「今バイト命やねん。笑」「もー早く休み取ってよー。」みんなわかってなのかあまりタツキの事は触れて来なかった。

    2007-09-27 03:10:00
  • 356:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    そんなトキヒガコはタツキがミクと一緒に帰るところを見てしまった。
    どうしようもなく動揺した。よりによって何で私の次にミクを…?ヒガコは自分があほらしくなった。自分だけが前に進めてない気がして悔しかった。

    2007-09-27 03:16:00
  • 357:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    悔しさと悲しさと寂しさにヒガコは負けた。と同時に自分を見失った。
    ヒガコはバイトを少なくして、その時彼氏がいなかったアイコと梅田やミナミに出るようになった。目的はナンパ待ち。「何してんのぉ?」ペラペラに軽い男子達がヒガコ達に声を掛ける。

    2007-09-27 14:10:00
  • 358:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「友達待ってるねん!!」いつも喋るのはアイコだった。ヒガコはまだ自分が不細工やから喋れなかった。
    そしてクラブもよく行った。ナンパ待ちよりクラブの方がヒガコは好きだった。
    自然に軽い男子の知り合いが多くなってきた。そして来るもの拒まず去るもの追わずという風にヒガコはなっていた。

    2007-09-27 14:26:00
  • 359:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    と言ってもこの人なら大丈夫?と淡い期待を持って、やっぱり遊びなんや、とガッカリする事が多かった。
    その度傷付いていた。人ってこんなもんなん?不細工やからなん?ヒガコ何度も思った。

    2007-09-27 14:31:00
  • 360:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ヒーちゃんあんな、内緒にしてて欲しいねん…」突然アイコは言い出した。「どうしたん?」「アイコなぁ実は風俗で働いてるねん。」「えっ!?」ヒガコはびっくりした。まだ17だし風俗なんて自分から遠いものだと思っていた。

    2007-09-27 14:44:00
  • 361:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    確かに最近のアイコはお金の羽振りが良かった。けどまさかアイコが風俗なんて…。
    「引いた?」「いや、びっくりした。なんでまた風俗なん?」「アイコお金欲しかったし、キャバとかやったらしんどいから…内緒やで!?」「そうなん、わかったよ。けどあんまりせんときなぁ…。」ヒガコはあんまりきつく言えなかった。

    2007-09-27 14:52:00
  • 362:

    名無しさん

    大好き上げ?

    2007-09-30 03:23:00
  • 363:

    名無しさん

    ひがこー書かないの??

    2007-09-30 14:15:00
  • 364:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    372さん、ありがとうございます?これから感想スレに書いて頂けると嬉しいです??
    373さん、ちょっとバタバタしてて書けませんでした?また感想スレで書いて頂けると嬉しいです?

    2007-09-30 23:08:00
  • 365:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ヒーちゃんも今度来てみる?」「うーん、お金ないけどいいわぁ。」そう断ってヒガコはその場を逃れた。
    気が付けば三年になっていたヒガコだった。
    進路をどうするか考えなければならなかった。

    2007-10-02 17:05:00
  • 366:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「進路まぢどーしよ…。」「アイコたぶんプー太郎するなぁ…。家あんまり負担掛けられへんし。ナツキとクミは?」「あたしは短大行こうかなぁとか思ってる。」「うちモデル目指すわ!!夢やし♪」
    そう言ったのはナツキだった。
    「モデルかぁ…ナツキやったら顔も美人やしスタイルもいいもんなぁ…」思わずヒガコ本音が出る。

    2007-10-02 17:11:00
  • 367:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「言ってもコネ使うけどな!!笑」「ずっるー!!笑」
    さて私はどうしょう…。ヒガコ全然先の事なんて考えていなかった。むしろなんとかなんだろー的な考えだった。

    2007-10-02 17:15:00
  • 368:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    卒業して気が付けば風俗に働いていたヒガコ。
    そして流されるままに店の子とホストに行きだした。しかしヒガコ全然楽しくない。
    私なんか相手して楽しくないやろ?とホストの子に聞きたくなるぐらいだった。

    2007-10-03 18:03:00
  • 369:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「大丈夫やって!!今人おらんねんて。助けたってや!!」「ぜーったい無理!!私可愛くないもん!!」頑なに断るヒガコ。
    「けどお前水商売興味あるって言ってたやん。」確かに興味はあるけど、この顔じゃ…。
    「取りあえず、オカンにもう言うてるし今度連れてくからいつ空いてる?」「一日だけやで!?」「わかった!!」一日だけだと言ったもののヒガコは怖かった。

    2007-10-03 18:21:00
  • 370:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    しかし一度はやってみたいと思っていた世界。しかしそれが関西で有名所の新地…。
    「えー…。どーしよー…。」何がいるとかもなにもかも聞かされてないヒガコはとりあえずその日までなにもせずに迎えた。

    2007-10-03 18:31:00
  • 371:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「私めっちゃ緊張してる。」「大丈夫やって!!普通やって。」そう言いながら着いた初めて見る北新地。
    着物を来てるお姉さん達。明らかに気が強そうな若い女の子。黒服達もいた。
    来るんじゃなかったと後悔するヒガコ。

    2007-10-03 18:35:00
  • 372:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    喫茶店に入り、ハジメのオカンを待つ。しばらくしてオーラがとてつもなく放つ着物の女の人が入ってきた。
    「あーどうも。ヒガコちゃんやんね?初めまして楓です。」「あっ…初めまして!!」「そんな緊張せんでえーねんよ。笑 水商売初めてなんやね?」にこっと笑う楓さんは優しい印象をヒガコに与えた。

    2007-10-03 18:42:00
  • 373:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ほな俺行くわ!!」そう言ってハジメはヒガコを置いて行った。ヒガコ無性に心細くなった。
    「ドレスとかは店に置いてるから適当に着てね。あとポーチあるかな?」「ポーチですか?」「もしかしてあの子言ってなかった!?」ポーチなんて聞いてもないし何故ポーチがいるのかもわからなかったヒガコ。

    2007-10-03 18:47:00
  • 374:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「あの…私みたいなんが働いてもいいんですか?」楓さんに質問をした。
    「何言ってるの!?みんな最初は初めてなんやから気にする事ないよ。あっ時間ないからここ出ようか。」そーいう意味もあるけど顔の事も言ってるんだけどなぁ…ヒガコ言えずに心にしまう。

    2007-10-03 18:51:00
  • 375:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    歩いてしばらくビルに入った。
    「ここがお店です。」楓さんの一言に更に緊張が走った。ドアを開けるといかにも上品な店造りだった。
    「おはようございます!」黒服達が楓さんに挨拶をした。「おはよう。この子ヒガコちゃん。今日からで水商売初めてやから仕事内容教えてあげてね。」楓さんはそう言うと同伴あるから後でねと言ってまた店を出て行った。

    2007-10-03 18:58:00
  • 376:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    そうこうしてるうちに同伴やら来店で店は賑わい始めた。
    「ヒガコさん、お願いします!!」そう呼ばれて行った席は楓さんの所だった。少し安心した。
    「し失礼します!!」「この子今日からなんです。田中さん優しくしたって下さい。」「ははは!!また若い子やなぁ!!名前は?いくつや?」「ヒガコです!!18です!!」田中さんはダンディーと言う言葉がよく似合った人だった。

    2007-10-03 19:26:00
  • 377:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ママみたいなええ女になるんやでぇ!!」「はい!!」後で知ったけど楓さんはこの店のママだった。
    その日はずっとママと一緒に接客した。
    お客さんにも若い子は嫌だと言って席を外されたりした。やっぱり私じゃダメなんだと肩を落とした。

    2007-10-03 19:31:00
  • 378:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「お疲れ様。今日ありがとうね。疲れたでしょ?」上がりの時間になり更衣室で着替えているとママが入ってきた。
    「いえっ何の役にも立てなくて…。」ヒガコはすごく申し訳なくなった。やっぱりここは別世界だった。

    2007-10-04 01:08:00
  • 379:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「それは初めてやからそう思うだけよ。はい、今日の給料。また来てくれる?」そう言われて給料を受け取った。「…私なんかでいいんですか?」「そのうち慣れて来るから大丈夫。私もまた仕事教えるし。ね?」そう言われてもう来ないと言えずにヒガコは店を後にした。

    2007-10-04 01:14:00
  • 380:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ヒガコはすぐにハジメに電話を掛けた。
    「やっぱ無理!!だって若いからって席外されたりしたし!!まぢ怖い!!」「まじで?すげーな!!けどそんな人ばっかじゃないやろ?」「うん、中にはいい人もいた…」
    しばらくハジメに今日の話をして電話を切った。

    2007-10-04 01:21:00
  • 381:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    地元に帰り駅に自転車を取りに行った。
    「はぁ…疲れたぁ…。」自転車に乗りコンビニに寄った。
    この日は金曜日だからなのか夜中なのに人がチラホラいた。
    立ち読みをしていると聞き覚えのある声がドアからした。

    2007-10-04 01:38:00
  • 382:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ふとドアに目線をやると…。心臓がドクンと早く打ち出した。タツキの姿と女の子だった。
    卒業してからタツキを見ずにすんだからほんの少しずつ忘れようとしていたのに。また思い出した。

    2007-10-04 01:42:00
  • 383:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    タツキは気付いてないのか普通に女の子と喋っていた。どうしよう…。ヒガコ下手に動けなくなっていた。
    ガラス越しに女の子の顔が見えた。美人だった。
    まるでヒガコと対象的だった。この状況が耐えれなくなり早々とコンビニを出ていった。

    2007-10-04 01:50:00
  • 384:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    うちら別れてよかったね…タツキ…。
    タツキの幸せそうな顔が離れなかった。ヒガコには見せなかったような笑顔をタツキはしていた。
    ヒガコ心がチクチクとまた痛みだした18の真っ盛りだった。

    2007-10-04 01:54:00
  • 385:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    見返したい…いつしかヒガコそう思えるようになった。
    だけどどうすればいいのか…。ヒガコは顔を見て色んな化粧をして研究しても納得出来なかった。ヒガコは整形という結論を出した。
    正直自分の顔をいじるというのは好きじゃない。だけど綺麗になりたい気持ちが大きかった。

    2007-10-04 02:05:00
  • 386:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「私整形するから!!」両親にそう告げた。「あかん!!絶対あかんぞ!!」オトンはかなりご立腹だった。「ママもアカンと思うやろ!?」とオカンにふった。
    「…私はいいと思うよ。」思いもよらないオカンの発言だった。「お前何言うてんねや!!」更にオトンは切れた。

    2007-10-04 02:11:00
  • 387:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「この子がそれで自信持てるんやったらいいと思うんよ。」「パパの娘や言うのに自信ないんか!?」オトンはヒガコに問いただす。
    「顔が不細工やから自信ない。だから言うてんねん!!もっと可愛い顔に恵まれてたらこんなん言わん!!」「もっとちゃんと考えろ!!パパは許さん!!」そう言うとリビングから出て言った。

    2007-10-04 02:25:00
  • 388:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「絶対整形するから!!」オトンに向かってそう叫んだヒガコ。
    「アンタの気持ちは女にしかわからん気持ちやと思うからパパは一生わかってくれへんと思うよ。」オカンは静かに言った。

    2007-10-04 02:28:00
  • 389:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    結局目を二重にするだけになってしまい、手術する日も決めて病院を後にした。腑に落ちないヒガコ。目だけじゃ綺麗になれる訳がない。
    「ママの言った事合ってたやろ?」そう言うオカンにイラっとしたが言い返せなかった。目以外直しようがないという事が何よりも嫌だった。

    2007-10-04 03:22:00
  • 390:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    そして手術の日。目だけと言ってもやっぱり緊張したヒガコ。
    ヒガコがしたのは埋没法で二重ラインを糸で縫うものだった。手術中麻酔をしていても瞼が縫われている感触がした。
    「はい、終わりましたよー。」あっと言う間に終わった。

    2007-10-04 03:45:00
  • 391:

    名無しさん

    気になる!

    2007-10-04 03:46:00
  • 392:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    鏡を見ると目が変わっていた。腫れてはいるが変わったのはよくわかった。
    「すごい…。ホンマに私の目?」ヒガコは嬉しくて何度も自分の目を見た。アイプチをしなくてもパッチリ二重な目。目を伏せた時アイプチで引っ張られている見た目もこれで卒業出来た…。ヒガコは浮かれた。

    2007-10-04 03:52:00
  • 393:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    406さん、ありがとうございます?これから感想スレに書いて頂けたら嬉しいです?

    2007-10-04 03:54:00
  • 394:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    家に帰りオカンに見せた。
    「…アンタ嬉しそうやな。笑 して良かったやん。」問題はオトンだ。あれから喋ってなかった。しかしヒガコ嬉しさのあまりオトンの部屋に行く。
    「パパ!!見て!!凄いやろ!?」オトンに駆け寄り目を見せた。
    「それ以上はしたらあかんで。可愛くなったな。」やっとオトンも諦めた。

    2007-10-04 04:00:00
  • 395:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    目の腫れが引き、ヒガコはなによりも楽しみにしていたアイシャドーを塗った。アイプチをしてると綺麗なグラデーションがどうしても不可能だった。
    「おーすげー…」目を閉じて確認をした。自分の瞼が綺麗に仕上がって満足なヒガコ。

    2007-10-04 22:40:00
  • 396:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    この頃から少し自信を持てるようになった。
    そしてヒガコはアイコと一緒に風俗を辞めてキャバに働く事にした。
    「初めまして!この店の専務のカイです!」そう言ってヒガコ達に名刺を渡した。
    明らかにチャラいという言葉が似合う人だったので、ヒガコ苦手だと判断した。

    2007-10-04 22:49:00
  • 397:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「綺麗な人多いなぁ…。アイコら大丈夫なんかな?」「うーん。まぁ頑張ろうな。笑」アイコもやっぱり不安だったみたいだった。
    けどヒガコはアイコがいてるからまだ不安は軽かった。

    2007-10-04 22:58:00
  • 398:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    働いて一ヶ月過ぎ。アイコはお客さんを呼ぶ事が出来た。しかしヒガコはまだ呼べていなかった。
    焦りと不安が込み上げる日々が続いた。そんな時、カイがヒガコにご飯に連れて行った。

    2007-10-04 23:11:00
  • 399:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「お客さんはどう?」「いや…なかなか…。」「呼びたい気持ちはある?」「ある…。けど…私可愛くないから…無理かも。」整形したのにまだ足りないんや、と言いたい気持ちになった。
    「まぁ、多少なりとも顔は必要やと思う!けどランは綺麗やと思う?」ランと言えばナンバー2の人だったが正直顔だけ見ると美人やら可愛いと言えない。

    2007-10-04 23:18:00
  • 400:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「正直美人とは言われへんやろ?けど何でナンバー入ってると思う?」ヒガコは答えられずにいた。
    「努力してるからやで。」「努力?どんな?」「お前には出来るかな?笑」ヒガコを挑発するようにカイは笑いながら言った。

    2007-10-04 23:23:00
  • 401:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「どーゆー意味?」やっぱりチャラ男は嫌いだと思いながら聞き返すヒガコ。
    「やる気あんの?」「あるわ!!」「その意気込みいいねぇ♪毎日お客さんと連絡取ってる?」「…………。」ヒガコは何も言えなかった。どーせこの人は指名してくれないと自分で見切りをつけていたし、場内が入った人も特に連絡してなかった。

    2007-10-04 23:30:00
  • 402:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「まずそこから始めようか。後、これからお客さんノート書こうな。その日着いたお客さんの事を書くねん。出来る?」「うん。」「それだけでも変わるから!!」
    カイに言われた通りにお客さんとちゃんと毎日連絡を取るようにし、ノートも作った。

    2007-10-04 23:35:00
  • 403:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    けどなかなか結果が出てこない。ヒガコはだんだん嫌になってノートを書かなくなった。
    「ヒガコ今度ノート持って来て!!」カイに突然そう言われた。
    「えっ何で?」「ちゃんと書いてるか見るねん!!」そう言われやばいと焦ったヒガコ。しかし言い逃れる訳もなく詰められ持って行く事にした。

    2007-10-06 01:39:00
  • 404:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「書いてるのこれだけ?」ノートを見せた途端カイはそう言った。
    「あんな、俺が何でノート書けって言ったかわかる?お前がやる気あると思って書けって言ったやろ?やる気ないんか?」「だって…書いてたのに全然やんか…。」ふて腐れるヒガコ。

    2007-10-06 01:44:00
  • 405:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「こんなけでお客さん呼べるんやったら誰でもすぐ呼べるわ!!ちゃんと毎日こういうコツコツ努力して結果が後に付いてくるねん!!わかるか!?」そう言われてシュンとするヒガコ。
    「お前もやったら出来る子やねんから!!これから毎日ノート見せてもらうから。」カイは励ますようにヒガコに優しく言った。

    2007-10-06 01:55:00
  • 406:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    仕方なしにまた言われた通り交換ノートのようにして、駄目だしを喰らいそれでも耐えながらノートを書き続けた。
    するとヒガコにもお客さんがついてきた。やっと結果が見えて嬉しくて心に余裕が出来た。

    2007-10-06 02:09:00
  • 407:

    名無しさん

    あげ?

    2007-10-07 05:20:00
  • 408:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    423さん、ありがとうございますね?感想スレに書いて頂けたら嬉しいです?

    2007-10-07 17:26:00
  • 409:

    名無しさん

    てゆうか、あげくらいでそんなんゆうならはよ書いたったらえーやん。

    2007-10-07 17:57:00
  • 410:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    425さん、ご指摘ありがとうございます?そうですよね?更新するつもりでお返事を書いてたんですが、ちょっと用事が入ってしまってその後更新が出来ませんでした。今はちゃんと更新出来るのでしますね?

    2007-10-07 23:32:00
  • 411:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    仕事が終わりアイコとご飯に行った。
    「ヒーちゃん夜遊びってサイト知ってる?」「なんじゃそれ?」「なんかキャバとかホストとかいっぱい掲示板のやつ!」
    そう言ってアイコはヒガコに夜遊びを開いた携帯を見せてきた。

    2007-10-07 23:45:00
  • 412:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「うちの店あるんちゃん?」そう言って何気なしに夜遊びを見ていた。
    すると店のスレを発見した。
    「あった!!アイコ見た事ある?」「いや、ホストしか見てなかった…笑」「あんた、ホンマ…笑」そんな会話をしながらスレを一から見ていくヒガコ。

    2007-10-07 23:49:00
  • 413:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ナンバー1桜さん潰しが特にひどかった。他にもナンバー入りしている人の潰しが書いてあった。
    「これ悪口ばっかやん…。」もしかしたら私もこんな風に書かれるんかな?嫌やなぁ…。だんだん日にちが新しく。
    「え……。」アイコの事が書かれてあった。

    2007-10-07 23:54:00
  • 414:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    いちびるな、不細工、子供いてるなど散々な書かれ方だった。
    「はぁ!?ありえんねんけど!!」アイコは怒っていた。しかし書かれていたのはアイコだけではなかった。
    不細工、嫌い、死ね、カイと出来てる、などヒガコも書かれていた。

    2007-10-08 00:02:00
  • 415:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    不細工は言われ慣れてたヒガコは別に何も思わなかった。ただカイと出来てると書かれてるのは気に食わなかった。
    最初は苦手で嫌いだったが、今は仕事の良きパートナーと言うべき人になっていたのに…。
    「ありえへんなぁ…。」二人して怒りを覚えた。

    2007-10-08 00:06:00
  • 416:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「まぁけど叩かれるって事は私ら目立ってるって事やん!笑 物は考えようやで!笑」ヒガコはあんまり気にしないようにプラス思考でいた。
    しかしそう言ってもショックな気持ちはあった。

    2007-10-08 00:15:00
  • 417:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「そうやんな!目立ちまくってナンバー入ったろや!笑」二人してショックな気持ちを笑い飛ばした。
    ただヒガコは風俗をしていた事がいつばれるか密にビクビクしていた。
    夜遊びで書かれてしまうかもしれない…そう思うと更に焦りがでた。

    2007-10-08 00:22:00
  • 418:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    そんな不安を抱えつつヒガコキャバ嬢になって半年が過ぎた頃。更衣室に成績表が張り出されていた。
    「先月何本取れたんやろ?」そう言ってアイコと二人で見た。
    「ヒーちゃん凄いやん!五位やん!!」「え!?まぢで!?」ヒガコは嬉しくなった。

    2007-10-08 00:34:00
  • 419:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    確かに先月は調子が良かった。けどまさか自分が五位になるなんて思ってなかった。
    すぐにドレスに着替えてカイの元にむかった。
    「ちょっ成績見た!?」「おう!やったなぁ!それもお前の努力やん!」「ばりびっくりしたし!この私がやで!?」「そうやなぁ。けどこれで満足してんちゃうぞ?」「わかってるわ!まじありがとう!」嬉しくて嬉しくて給料も楽しみになったヒガコ。

    2007-10-08 00:43:00
  • 420:

    名無しさん

    しおり?

    2007-10-08 00:44:00
  • 421:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    しかし現実は甘くなかった。先月は良かったものの今月の成績は思わしくなかった。坊主の日が三日続いた。
    「…何で?」ノートだって事細かに書いて、寝る前にも出勤する前にもお客さんには連絡していたのに…。ヒガコ病みだしていた。

    2007-10-08 00:48:00
  • 422:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「お前何くよくよしてんや!?くよくよする前にする事あるやろ!?」カイにまで煽られ気持ちに余裕が持てなくなった。
    やっぱり不細工やから…。一層そういう気持ちが大きくなった。

    2007-10-08 00:54:00
  • 423:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    どーしたらいいんやろう?
    ひたすらそう思っていた。セットに行ったっていつもみたいに自信ややる気が出ない。むしろ店を休みたいとまで思った。
    「ヒガコちゃん今日店終わったらご飯いかん?」ランさんが話し掛けて来た。この時には店の女の子と普通にご飯行ったりするほどになっていたヒガコ。

    2007-10-08 01:07:00
  • 424:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    その中でもランさんが1番仲が良かった。と言うか可愛がってくれていた。
    「珍しい!ランさん今日アフターとかないん?」「ないねん!てか今日はアフターしたくないねん!笑 んな後でねぇ♪」そう言ってランさんは行った。

    2007-10-08 01:17:00
  • 425:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    店が終わり、ランさんと焼肉に行く事になった。
    「ランさん病んだ事あります?」「そりゃ、もちろんあるよ!病んでるん?」そう聞かれて今の状況を話した。「誰でも調子悪い時あるよ。だから元気なかったんやなぁ…。接客にもそれ出てたで!アカンやん!プロやねんから!」怒られるとは思ってなかったヒガコは更に落ち込んだ。

    2007-10-08 01:34:00
  • 426:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「だって…やっぱり不細工やからなんかなぁって…。」「あら、自分でそんなん言ってたらあかんよ!自信がなくなるのはわかるよ!けど顔のせいにして言い訳してんねんで?」ヒガコ図星だったのかもしれない。何も言い返せなかった。

    2007-10-08 01:38:00
  • 427:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「あたしだって綺麗じゃないし顔でめっちゃ悩んだで?この店なんか可愛い子多いし、可愛い子は得なんもわかってたし。不細工は馬鹿にされるしな。」自分が思ってた事を見透かされたような気になる程同感だったヒガコ。

    2007-10-08 01:44:00
  • 428:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「自分が不細工って思ってるなら可愛い子に負けたまんまでいいん?」「勝てへんもん…。」「ヘタレ!!そんなんじゃ成績もあがんねんで!?」「………。」更に凹むヒガコ。
    「ヒガコ見てて努力してんのはよくわかるで?けどそれで満足してたらずっとそのまんまやで?」「これ以上どうしたらいいかわからんもん…。」「誰かに相談した?」「いいや…」そう言えばヒガコ何か悩んだ時いつも一人でどうにかしようとしていた。

    2007-10-08 01:58:00
  • 429:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「一人だけで考えたって成長はあんまりせーへんで?色んな人の意見聞いてどれが1番いいか自分で判断して行動したらいいねん。じゃないとしんどくなるんは自分やで?」「ホンマやなぁ…。」ランさんの言う事にかなり納得したヒガコ。

    2007-10-08 02:05:00
  • 430:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「頼れる人は誰でもいてるやろ?私だってアイコだってカイだって店の子だっておんねんから。変なプライドなんかいらんねんで!」「うん。」
    ヒガコは勇気を出してランさんに仕事の事で色々聞いた。するとヒガコ以上に色々お客さんにしていた。

    2007-10-08 02:14:00
  • 431:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「すげー!!そこまでしてるんや!!」「ここまでしてやっとナンバーワンになれてんやん。笑 やっと。」笑いながらランさんは言っていたけど、ヒガコは心から尊敬出来た。
    その日を境にヒガコは病む事をしなくなった。

    2007-10-08 02:19:00
  • 432:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    カイにも色々相談しだして、意見が合わなくて喧嘩もした。けどカイは一生懸命悩んで答えを出してくれた。
    ランさんも誉めたりしてくれた。
    アイコもお客さんを呼ぶからいい刺激になった。
    私って恵まれてるなぁ…。そう思えるようになってきた。

    2007-10-08 02:24:00
  • 433:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ある日、カイに言われた。
    「お前今日俺のお客さん来るから席つけ!」「どんな人?」「それは言えん!来てからの楽しみやで!けど金は持ってる人やから。」どんな人なんだろうと思いながらその人を待った。

    2007-10-08 02:45:00
  • 434:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ヒガコさんお願いします!」そう言って席を抜かれた。「来たで!八番テーブルやから!」テーブルを見ると明らかに同業のような…。
    正直同業は今まで接客してて1番苦手だったヒガコ。
    だが、カイが付けると言う事は期待されてると言う事だった。

    2007-10-08 02:49:00
  • 435:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    苦手だと言う事を知りながらカイはあえて私に付かせたみたいだった。
    「失礼します。初めましてヒガコです。」「どーも。」「タカシさんこいつ不細工でしょ?笑」カイが笑いながら言ったがヒガコ笑えねーよ。
    「ははは!じゃぁ何で付けるねん!笑」「私がどーしてもお願いしたんです!」不細工ネタを避けて発言したヒガコ。

    2007-10-08 03:00:00
  • 436:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「えーそんなん困るわぁ…。」タカシさんは本気に言ってるように見えた。だけどここで引き下がっては負ける。
    「いい仕事しますよー!笑 そこらの子には負けませんもん!」「なんやコイツ!!根性あるやん!笑」
    なんとかなってホッとしたヒガコ。

    2007-10-08 03:06:00
  • 437:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    話しているとどうやらキャバクラ経営している人で常連みたいだった。年は聞くと三十代だった。それでもって喋っていても頭の回転が早い人だとわかった。
    「あータカシさんやん!席に呼んでよ!」古株の女の子達も普通にそんな事を言った。
    誰かのお客さんだったのかな?そう思った。

    2007-10-08 03:16:00
  • 438:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「無理!お前らもうおもんないやん!しゃーなしランと桜追加指名したるわ!っていつもやんけ!」「私もいたいです!」「ええぞ!」
    無事に場内が入った。しかしヒガコ自分のお客さんがいたのでまたすぐ抜かれた。

    2007-10-08 03:25:00
  • 439:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「お前やるやん!苦手克服したやん!」そうカイに言われながら喜びながらお客さんの席に戻った。
    タカシさんの席に戻って来ると「お前実は売れっ子!?やり手やな!」「タカシさんこの子19やねんでぇ!」「若いなぁ!やっぱチェンジ!」「えー!?」タカシさんの席は楽しく感じたヒガコ。

    2007-10-08 03:31:00
  • 440:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    タカシさんが帰ってなんとなく寂しく感じたヒガコ。
    また会いたいなぁ。純粋にそう思った。けどあのタイプは遊び人だとわかっていた。しかしヒガコタカシさんに恋をしてしまった。

    2007-10-08 03:37:00
  • 441:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    そんなヒガコ実はもう誕生日前でそれどこではなかった。
    必死に営業、営業の毎日だった。もちろんタカシさんにもだ。
    そして誕生日のイベントが来た。

    2007-10-08 03:42:00
  • 442:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    同伴をして店に入ると沢山のスタンドの花や風船があった。
    こんなに沢山みんなが出してくれるなんて思ってなかったヒガコは嬉し泣きをしてしまった。
    この日の為に買ったドレスを着てホールに出て接客をした。細客と呼ばれる人達もシャンパンを卸してくれたりと嬉しかった。

    2007-10-08 03:50:00
  • 443:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    あちこちでシャンパンを飲んでフラフラになりながらも席を周り続けた。女の子もヘルプに着いてシャンパンをいっぱい飲んでくれたりとかなり助けてくれた。
    「しっかりしろよ!まだまだお客さんおるからな!」カイにも水をもらいながらそう言われた。
    「あと、タカシさん指名で来てくれてるから!」「え!?ホンマに!?指名!?」「そうやで!」正直週末だったのでタカシさんは期待出来なかった。なのに…。

    2007-10-08 04:05:00
  • 444:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「お前頑張ってるなぁ!半分ぐらいお前の客?」さすが水商売の経営者。聞くところが違うかった。
    「そんないてないよ。」「ほなまだ飲めるやろ!?ドンペリおろしたるわ!」
    タカシさんはドンペリを卸した。タカシさんの席は弱音を見せたら絶対ダメな事はすでにわかっていたので何も言わなかった。

    2007-10-08 04:13:00
  • 445:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    しかし卸して少し飲んだ所でまた席を抜かれたヒガコ。
    もう限界まで来ていたヒガコはトイレに入った。すると体は我慢していたのが解けたのかすぐに戻していた。
    体が少し楽になりまた接客に戻った。

    2007-10-08 04:18:00
  • 446:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    あっという間にラストになってお客さんを送り出した。タカシさんも送り出してやっと一息ついた。
    無事に誕生日が終わって肩の力がすっと抜けた。
    そしてその日タカシさんの元に向かったヒガコ。

    2007-10-08 04:29:00
  • 447:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「私タカシさん好きやねん。」「うん、金がやろ?」「いや、タカシさん丸まるが。」「はいはい。またドンペリ卸したるからな。」
    一緒に家まで行ってると言うのに。
    「付き合って下さい。」「うん。」「え?」「この返事あかんかった?」「いいの?」「おう。」この日からタカシさんの彼女になったヒガコ。

    2007-10-08 04:37:00
  • 448:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「俺遊び人やで?」「見てたらわかるもん。」「あっそー。」「だから毎日家行ってもいい?」「えー無理。」「あかんの?」「別にえーで。てか毎日やったら同棲なるやろ?」「バレた?笑」
    そうしてすぐに同棲が始まった。

    2007-10-08 04:52:00
  • 449:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    プライベートでも充実した中、成績表が張り出されていた。
    一位 ヒガコ
    「えーーーー!?」見たとたん叫んでしまったヒガコ。この私がナンバーワンになった?おかしくないかい?
    「カイ!成績表がおかしいで!」「別に合ってるで。」「いや、おかしいって!!」「おかしいのはお前の顔以外ない!!ナンバーワンなったんや!」そう言われても全然実感がなかった。

    2007-10-08 05:01:00
  • 450:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「今回は誕生日やったからだけの話やで!これ維持してみたら認めたるわ!」相変わらず上から目線のカイだったが維持してみせようと思ったヒガコ。
    この頃被害妄想もしてられない位仕事に必死になっていた。

    2007-10-08 05:11:00
  • 451:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「ヒガコよくも抜かしてくれた!おめでとう!ナンバーワン!」「ランさん私全然実感ないんですけど…。」「あたしもそうやったでぇ。これからナンバーワン争いやなっ。笑」「そんなん言わんといてよ!笑」
    ランさんにおめでとうと言われてもなかなか喜べなかった。自分がランさんを抜くなんて…。

    2007-10-08 05:17:00
  • 452:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    けどやっぱり次の月はどんなに頑張ってもランさんに抜かれてナンバーワンの座はランさんになった。
    ランさんにはかなわない。だけど悔しくなかったヒガコ。ここまで頑張れたのはランさんの温かい励ましとアドバイスだったから。

    2007-10-08 14:50:00
  • 453:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    そんなある日ランさんが話しがあるとご飯を誘ってきた。
    「あたし今月で水商売上がるねん。」「何で!?やめるん!?」「うん。妊娠したみたいで…。」「カイと結婚するん?」「そーいう事になるかな?」ランさんとカイが付き合ってるのは前から知っていたヒガコ。だけど急すぎて…。

    2007-10-08 14:56:00
  • 454:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「喜ぶ事やのになんか喜ばれへん…。やっぱランさんおっての店やもん。」「これからはヒガコがおっての店やで。桜はあんなんやし、ヒガコが下の子見てあげてな。」
    お酒がまだ残ってるせいなのかランさんの言葉で真実身が出たのかわからないがヒガコは泣いた。

    2007-10-08 15:01:00
  • 455:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    それからランさんは店にあんまり来なくなった。カイの事と妊娠の事は秘密になっていたので、女の子はみんな心配していた。それ程ランさんはみんなに愛されていたんだと実感した。
    そしてヒガコ繰り上げナンバーワンになった。
    なんだかなぁ…。そう思ってきたヒガコ。

    2007-10-09 02:01:00
  • 456:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「えっヒガコちゃんやんな!?」ある日若いフリーのお客さんに着いた時だった。
    「うん、ってヤス君!?」「そうやで!久々やん!」タツキの友達だった。何だか懐かしい気持ちでかなり話し込んだ。
    「タツキどうしてんの?」「大学行ってるでぇ!電話するわ!」「いや、いいよ!」ドキっとしたヒガコ。

    2007-10-09 02:44:00
  • 457:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「アイツずっとヒガコちゃん引きずっててんでぇ!」「それは嘘やわ。笑 すぐ誰かと付き合ってたし。」「いや、付き合ってもずっとヒガコが忘れられへん言ってたで。」あの時の思い出が蘇ってきたヒガコ。
    「懐かしいな…。笑」それ以上言えなかった。

    2007-10-09 02:53:00
  • 458:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ヤス君はまた来るわと言ってその日は帰って行った。また違う日に店に来てくれた。
    だけど忘れもしないそこには少し大人びたタツキの姿もあった。ヤス君が気をきかせてタツキの横にヒガコを座らせた。
    「久々やね。笑 元気してた?」「元気やで。お前も元気そうやん。めっちゃ綺麗になってたから最初わからんかったし。笑」タツキは久々にヒガコに笑顔を見せた。

    2007-10-09 03:01:00
  • 459:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    どうしてだろう…。ずっと心臓がうるさく聞こえる。
    いつもみたいに営業スマイル営業トークが出来ないヒガコ。
    すぐにまたタツキの席を抜かれ他のお客さんの席に戻されても動揺を隠せずにいた。

    2007-10-09 03:05:00
  • 460:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    また席に戻るとアイコ指名が入っていた。四人でゲームをして楽しい時間を過ごした。
    「今度普通に喋らん?」「いいよ。」タツキと番号交換をした。すると黙っていたが前からの番号だった。

    2007-10-09 03:11:00
  • 461:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    二人で会うまでに時間はそんなに掛からなかった。
    ヒガコはタカシさんには放置されていたのですんなり会いに行けた。
    普通にドライブをして遊びに行って…。あの頃から大人になった遊びになっていた。

    2007-10-09 05:10:00
  • 462:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「俺さぁ、別れてからずっとお前の事引きずってた。別れて一人で考えてずっと後悔してた。」「よー言うわ。笑 すぐ女作ってたくせに。笑」あの時どれだけ傷付いたか…。ヒガコは嫌味を含ませた。
    「確かに作ったけど!笑 すぐに別れた。誰と付き合っても好きになられへんかってん。お前の存在がでかすぎたと思う。」「私もずっと引きずってたで。けど卒業してめっちゃ可愛い子とタツキを見かけてん。悔しかった。」真剣にあの時の事を話し出したヒガコ。

    2007-10-09 05:39:00
  • 463:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「タツキは覚えてる?別れる前に私に不細工はそれなりでいろって言ったん。」「…うん。」「あの時タツキに釣り合うようにって私一生懸命やった。ずっと今まで周りに不細工って言われ続けてたから。頑張って周りにもそう言わせないように。やけどアンタが言った一言は1番言ったらアカン一言やった。」チクっと胸が痛くなったヒガコ。

    2007-10-09 05:47:00
  • 464:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「それから別れて見かけたら可愛い子と一緒やったし、タツキは不細工やった私を結局馬鹿にしてたんやなって…」「それは違う!俺は正直お前が可愛くなるのに焦ってた。他の男に取られたくなくって…。あんな言い方になってもたんやで。ごめんな。ホンマにごめん。若かった。」「やなぁ。」
    何年も経ってわかった事が沢山ありすぎた。

    2007-10-09 05:57:00
  • 465:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「今まで付き合った女で1番いい女はお前やったな。」「くっさー!!笑」「ホンマに!!今はもっといい女になってるけどな!笑」
    素直に嬉しかった。あの時は自分が頑張らないと釣り合わないと思っていた彼氏に今は一番いい女だと言われて…。

    2007-10-09 06:07:00
  • 466:

    名無しさん

    あげ

    2007-10-14 03:19:00
  • 467:

    糞小説さげ

    2007-10-14 18:04:00
  • 468:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    あの時頑張ってきた事がやっと今になって報われた気がしたヒガコ。
    「付き合ってくれてありがとうね。」ヒガコは心からタツキにお礼を言えた。

    2007-10-15 00:04:00
  • 469:

    名無しさん

    しおり?

    2007-10-15 08:48:00
  • 470:

    名無しさん

    しおリー(・_・?)
    まぢすきーすきー

    2007-10-17 01:05:00
  • 471:

    名無しさん

    ヒガコちゃうやんブサコやん?

    2007-10-17 04:39:00
  • 472:

    名無しさん

    ヒガコチャンゆっくりでいいんで更新まってます??

    2007-10-17 12:14:00
  • 473:

    名無しさん

    遅い削除依頼だします

    2007-10-17 13:18:00
  • 474:

    ↑やった?

    2007-10-18 19:14:00
  • 475:

    名無しさん

    200-400

    2007-10-19 01:56:00
  • 476:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    お待たせしてすいませんでした???お待ちして頂きありがとうございます?次からこちらの書き込みを感想スレでお返事を書かせて頂きますのでそちらをご利用願います?

    2007-10-20 03:31:00
  • 477:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    タツキと会ってからヒガコの中で疑問が出てきた。あの時はタツキと釣り合うようにと目標があったから頑張ってた。けど今は何が目標で何で今頑張ってるかわからなくなったヒガコ。

    2007-10-20 03:42:00
  • 478:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    ある日ある新規の席に着いたヒガコ。
    「お前がこの店のナンバーワン?たいした事ないやんけ!」ナンバーワンになってからこんな新規のお客さんがたまーにいた。初めての事でヒガコビックリ。しかもこの世界誰がナンバーだとかお客さんに漏らす事は潰しになる。

    2007-10-20 03:48:00
  • 479:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「えー誰がそんな事言ってたんですかー?私がなんて有り得ないですよー。」そう言って切り抜けたヒガコ。
    「じゃぁ誰がナンバーワンなん?」「私わからないです。何でそんなにこだわるんです?」「どんなレベルなんか見たいやん。」ヒガコなぜかイラっとした。

    2007-10-20 04:07:00
  • 480:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「へぇー。じゃぁ私がナンバーワンやったらたいした事ないんですよね?」「当たり前やんけ!」「はははー!ですよねぇ!」
    ヒガコ笑いつつもたいしたことないと言われた事がどうしても頭から離れなかった。

    2007-10-20 04:15:00
  • 481:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    現に今ナンバーワンは自分なのにはたから見れば、周りからはまだ認められてないという事、対した事ないヒガコがこの店のナンバーワンだという事。
    このお客さんにかなり思いしらされたヒガコは病みだした。

    2007-10-20 04:19:00
  • 482:

    ヒガコ◆jQL0jG/84s

    「もっと自信持て!ここまで頑張ったんやろ?」カイに相談すると言われた。
    「けど周りから見たら対した事ないやで?この店の評判にも繋がる話やで?」「けど今この店で一番客を呼んでるのはお前や。それは事実やん!悔しかったらそんなん言わせんよーにもっと頑張れや!プライドあるやろ?」そう言われてまた疑問に思うヒガコ。

    2007-10-20 04:31:00
  • 483:

    名無しさん

    てかナンバーワンてバラすのが潰しなん?。あたしがナンバーワンやったとき、ホストクラブの、やっぱり○○がナンバーワン!みたいな感じの、あたしの歌があってみんな歌ってたで。笑っ

    2007-10-20 07:04:00
  • 484:

    名無しさん

    それ、ホストだけやろ?コールとかで言われてただけのクチちゃうん?笑
    キャバの客は色々おるからなぁ。ナンバー入ってる人気嬢より、あんまり指名ない子の方が長い時間着くからいいってのもおるしな。

    2007-10-20 07:24:00
  • 485:

    名無しさん

    ↑何を勘違いしてるん?499さんホストクラブに行ったとか言ってないやん。
    理解力なさすぎ?
    ホストで言うようにキャバでも言うとこは言うって事やん

    2007-10-20 09:01:00
  • 486:

    名無しさん

    ヒガコ改め、ブサコみたいなんがナンバー1やったら普通に客に失礼やカラやん

    2007-10-20 10:05:00
  • 487:

    名無しさん

    499ですが、>>501さん解説ありがとうございます。

    2007-10-20 21:53:00
  • 488:

    名無しさん

    499みたいなのがNo.1とか…めっちゃショボ店そう。
    そういうこと こんなとこでいちいち言う?(^^;恥ずかし

    2007-10-21 15:33:00
  • 489:

    名無しさん

    別にショボないよ。そんな恥ずかしい女も今、新地のクラブでNo.ホスしてるし(笑)、キャバ時代にあたしの歌あったんとかそんなんもだいぶ昔の話やけどー?

    2007-10-21 15:49:00
  • 490:

    名無しさん

    主さん頑張って??

    2007-10-23 00:17:00
  • 491:

    名無しさん

    >>505何が言いたいわけ?(笑)そんな無駄話し書き込まれたら読む気うせるからやめてくれへん?迷惑。

    2007-10-23 01:51:00
  • 492:

    名無しさん

    もうこれ以上無駄な書き込みやめて。やるなら違うとこでやってや。読んでる人の迷惑やから。私もこんな書き込みして邪魔になってしまったけど、ごめんなさい。

    2007-10-23 11:18:00
  • 493:

    名無しさん

    最初応援しとったけど最近ブサコうざいわ

    2007-10-23 15:17:00
  • 494:

    名無しさん

    507ほないらんことゆうなやw 人貶すことゆうからやん

    2007-10-24 10:54:00
  • 495:

    名無しさん

    あげ

    2007-12-05 12:17:00
  • 496:

    名無しさん

    ヒガコ〜わし続きみたい(´;ω;`)

    2008-12-31 19:48:00
  • 497:

    名無しさん

    わたしも読みたい(T_T)

    2008-12-31 22:40:00
  • 498:

    名無しさん

    わしも〜(´Д`)
    ヒガコー

    2008-12-31 23:50:00
  • 499:

    名無しさん

    終わり?

    2009-01-14 08:57:00
  • 500:

    名無しさん

    おもろい?

    2009-01-14 13:07:00
  • 501:

    放置してしまってすいませんでした。
    ちゃんと謝罪したかったのですが、どれが禁止ワードかわからず…
    少しずつこれから書いていきます。

    2009-01-27 00:08:00
  • 502:

    私のプライドってなんやろ?プライドって?自分がナンバーワンな事にプライドて?
    盛り盛りな頭にグルグル回るヒガコ。
    家に帰るとたかさんがいた。
    「お前あほみたいな顔してどーしてん?」帰って来た所なのに容赦ない迎えの言葉だった。

    2009-01-27 00:21:00
  • 503:

    しかしこれはたかさんの心配の言葉なのはヒガコもわかっていた。
    「たかさんのプライドって何なん?」「いきなりやな。気持ち悪。」さらりと返され終了。
    あぁこの人に弱音は禁物だったと再確認したヒガコ。

    2009-01-27 00:29:00
  • 504:

    「じゃぁお前のプライドって何?」逆に聞き返されたヒガコ。
    「わからんから聞いた。と言うか自分で考えてなかったから先ちゃんと考えるわ。」「お前一人解決?おもろいなー。」
    そう言うとたかさんは漫画を読み出した。

    2009-01-27 00:35:00
  • 505:

    そんなたかさんを横目になぜかヒガコ思い付く。
    「たかさん、私今から京都行ってくる!」「はぁ!?そんなんしても…」「じゃ!!」
    ヒガコそのまま家を出て電車に乗る。
    今から出勤だろうスーツ姿の人や学生やら沢山いる中でケバいヒガコ一人電車に揺られていた。

    2009-01-27 00:44:00
  • 506:

    場違いとはこの事だと思いながら窓から見える景色を見ていた。
    空が綺麗だなぁなんて思ったり。ぼーんやりヒガコほのぼのする。しかし京都に行くのはいいが、京都は広い。ポイントを決めていなかったヒガコ。

    2009-01-27 00:49:00
  • 507:

    そーだ、川に行こう。
    一度家族と京都に行った時見た川を思い出す。しかし駅が何かわからない…。
    とりあえず嵐山?河原町?どっち?なんとなくで嵐山にしたヒガコ。
    車内のアナウンスを頼りになんとか嵐山に着く。

    2009-01-27 00:55:00
  • 508:

    あぁなんて場違いなんだろう…。駅を降りた瞬間思わずにいられないでかい頭のヒガコ。もう行くしかない。
    意外とすんなり川に到着した。しかし寒い。季節は冬だった。
    更に朝早いので店が開いてない。
    構うもんかとヒガコ川の近くの椅子に座る。

    2009-01-27 01:02:00
  • 509:

    ヒガコ◆FVy6jOawxQ

    そしてお決まりの携帯の電源を切る。電源を切るなんて久々だった。
    そして何をする訳でもなくぼんやりその場にいたヒガコ。 そして色々と思い出していた。

    2009-01-27 01:09:00
  • 510:

    が、しかし余りにも寒い為コンビニに入ったヒガコ。一人ぶるぶると震えながら温かいミルクティーを買い、立ち読みをする。
    だんだん眠気が襲う。
    イカンイカン!そう思いまた川に戻る。

    2009-01-27 01:18:00
  • 511:

    しかし何も答えが出てこない。
    ヒガコは歩く事にした。歩くとだんだん体は暖まってきた。
    そしてお寺に入る。
    京都っていいなぁ。しみじみ思ったヒガコ。火が付いたのかなんだか他のお寺にも行きたくなる。

    2009-01-27 01:24:00
  • 512:

    目的も忘れヒガコ観光に走る。
    案外一人でも平気だと気付くヒガコ。しかし何故だかわからないがお店が開く頃には、思い浮かぶ人達のお土産を買っていた。
    そして帰るヒガコ。

    2009-01-27 01:30:00
  • 513:

    なんだか幸せな気分だった。別にプライドがどーのとか何がどーのとかどうでも良かった。
    ヒガコにとって開き直る為の京都だったのかも知れない。
    帰りの梅田行の電車、揺られていい気持ち。目が覚めたら京都方面の電車になっていた。

    2009-01-27 01:39:00
  • 514:

    焦ってヒガコよくわからない駅に降りる。
    「あ!!!!!!!!!」ヒガコお土産を電車に忘れる。
    散々だ。更に声を上げた為周りがヒガコを見る。
    もう駄目だ。携帯の電源を入れ、たかさんに電話をした。しかし寝てるのだろう、出ない。

    2009-01-27 01:44:00
  • 515:

    名無しさん

    あげ☆

    2009-01-27 04:47:00
  • 516:

    531さんありがとうございます!

    2009-01-27 22:00:00
  • 517:

    とりあえず、駅員さんに尋ねると京都までまた戻らなくてはいけなくなった。
    ついてねぇなぁ。
    また電車に乗り揺られる。やっと忘れ物を取り戻し、また大阪に戻ったヒガコはクタクタだった。

    2009-01-27 22:09:00
  • 518:

    家に帰るとたかさんは家にいなかった。
    どっか行ってるや。お土産買ったのになぁ…。
    ヒガコそのまま眠りについた。

    2009-01-27 22:12:00
  • 519:

    起きると出勤ギリギリの時間だった。
    うわ!!遅刻や!!今まで無遅刻だったのでこの素晴らしい記録を崩しくたくないヒガコ。けど諦めるしかない。すぐにカイに電話をした。
    「おはよー!!今日の客予定は?」「あの…申し訳ないが……」「お前ないとか言わせんからな!!!!」朝一から話を聞かない奴はうざい。

    2009-01-28 20:15:00
  • 520:

    「てゆーか遅刻やねん。1時間後に出勤するわ!ごめん!」「あーえぇで!てかたかさんおる?」「おらんで。なんで?」「いや、さっき掛けたら電波飛んでたから。」
    まだ…?ヒガコは不安になった。

    2009-01-28 20:21:00
  • 521:

    カイとの電話を切り、たかさんに電話をする。
    まだやっぱり電波は飛んでいた。
    何してるん?他の女の所?ややこしい事件に巻き込まれた?
    ヒガコは色々考えた。
    たかさんやし、すぐ帰ってくるやろう。そう考えて急いで準備をした。

    2009-01-28 20:25:00
  • 522:

    出勤途中、たかさんの店で働いてるユナに電話をした。
    「たかさんしらん?」「まだ今日店来てないなぁ。どうしたん?」「あーそうなん!別になんもないけど。ありがとう!」
    電話を切った後どんどん心配になってきたヒガコ。

    2009-01-28 20:30:00
  • 523:

    仕事出来るかな?
    そんな事まで考え出した。
    あかん!私がこんなんなったら…ランさんに申し訳ない。
    すぐに営業をかけた。けどたかさんの事が頭から離れない。
    …ダレカタスケテ……。

    2009-01-28 20:35:00
  • 524:

    なんとか店前同伴してくれる人を見つけ、店に入る。カイに今の自分の顔の表情について触れられたくなかったヒガコ。
    カイに挨拶だけしてさっさと接客に入った。
    私笑えてる?

    2009-01-28 20:39:00
  • 525:

    気付けば時計の針はかなり早く進んでいた。
    何度も携帯を見てもたかさんの文字は見なかった。
    どうして…?
    その日の仕事を終え家に帰る。だけどたかさんはいない。

    2009-01-28 20:44:00
  • 526:

    考えないように…
    そう思いお客さんのメールを作る。
    突然、非通知の電話が鳴った。もちろんメールを打っていたので即出た。
    「はい。もしもーし?」「今何してん?」「家。何してんの?」聞きたい事が聞けないヒガコ。
    「俺の事忘れてくれ。」「は?!「ごめんな。お前やったら若いし、真面目やから他の男が幸せにしてくれる。」
    突然過ぎて現実味のない言葉ばかりだった。

    2009-01-28 20:59:00
  • 527:

    「どんな理由かしらんけど待っとけとかもない訳?」
    「俺はいい男でもなんでもないのにお前を繋ぎとめとかれん。言葉言われへん。」「いや…」「幸せになってくれ!じゃーな!」
    一方的に切られたヒガコ。ただただ呆然とした。

    2009-01-28 21:07:00
  • 528:

    ふと思い出すヒガコ。
    「女はすぐ裏切るから怖い。」「女でくくるとこちゃうやん!」「お前も若いしすぐどっか行くやろ?」「いけへんわ。馬鹿にしてんの?」
    あの会話はなんやったん?あんたがどっかいきなり消えたやん。

    2009-01-28 21:22:00
  • 529:

    涙も出ずに、ただひたすら何が起こったのか考えるヒガコ。
    もうこの家にはいれない…。
    すぐさま荷造りをして、とりあえず実家に夜中なのでタクシーで帰った。
    思いの外自分が冷静だったヒガコ。

    2009-01-29 21:34:00
  • 530:

    次の日もその次の日も普通に過ごせていた。ただたかさんと関わりある人との接触はかなり避けた。
    そんな日々を繰り返し、ヒガコは働き続けた。
    半年程過ぎてヒガコは北新地に足を付けた。

    2009-01-29 21:42:00
  • 531:

    今までと違ったシステムや客層。そしてオーママやママやチーママまでもがいるクラブでヘルプとして働き出した。
    いじめてくるスタッフが多かった。 キャバ上がりは汚いまでも言われた。が、ヒガコ全く気にも留めずただひたすらに働いた。

    2009-01-29 21:47:00
  • 532:

    広いこのクラブは二つの派閥があった。けどヒガコは面倒な事は嫌いだったので、どちらにも入らず一人でいた。
    もちろんそれが気に食わなくて嫌がらせも受けた。
    ―バシャッ―
    「あんたうっとーしねん!」突然受けたウイスキーの水割り。

    2009-01-29 21:53:00
  • 533:

    「すいません。」そう一言言って席を立つヒガコ。化粧を直すため更衣室に入った。
    「大丈夫?」そう声をかけてくれたのがチーママのヒカルさんだった。
    「大丈夫です。心配おかけしてすいません。」
    「あたしの席着いてくれへん?」「わかりました。」「それ以上直さんと!きて!」

    2009-01-29 22:11:00
  • 534:

    ヒカルさんはヒガコにそのまま自分のお客さんの席に座らせた。
    「さっきぶっかけられた子かぁ!」そう言って優しく迎えいれたこのお客さん。「田中さんよー見てたねぇ!私気付かんかったわー。田中さんがヒガコちゃんのぶっかけられたん見てて教えてくれたんよー。名刺出していいから。」ヒカルさんに言われるがまま名刺を出した。

    2009-02-01 21:29:00
  • 535:

    そのまま他愛のない話をして田中さんは帰って行った。
    「ヒカルさんご馳走様でした。ありがとうございます。」「いーえ。田中さん同伴してくれるし、いらやしくもないし、連絡入れときね。」「ありがとうございます。」
    「後、あんまり店で気を使わなくても大丈夫よ。」「え?」
    ヒカルさんは優しくけど鋭い感じで言った。

    2009-02-01 23:12:00
  • 536:

    「食うか食われるかの世界やからね。負けなさんなよ。」「あ、はい。」
    この世界はよく言われる言葉だなぁと思いながら着物姿のヒカルさんの後ろをついていった。
    食うか食われる…自分は必ず後者側だと思った。その時は。

    2009-02-01 23:16:00
  • 537:

    「ヒガコ!!!!起きて!!」
    寝起きに飛び込んで来たオカンの顔。
    「な…なんすか…」ただことじゃない気がしたので改まった。
    「パパが倒れた…。」「は?」「パパ倒れた。病院行くで。」
    現実味がなかった。

    2009-02-01 23:27:00
  • 538:

    「なんで?」「まだわからん。病院で聞く。」オカンは冷静を装ってた。しかしヒガコは気が気でないのを気付いていた。
    病院に着くまでオカンは無言だった。

    2009-02-01 23:36:00
  • 539:

    そんなオカンとは対象的に呑気なヒガコは事態を甘ーく考えていた。
    「パパな、脳梗塞で倒れたみたいやねん。」「なんそれ?」「パパもしかしたら…………。」オカンは何も言わずに泣いていた。
    病室に着くと、酸素マスクやら機械が付いたオトンが寝ていた。

    2009-02-02 00:00:00
  • 540:

    さすがのヒガコも驚いた。
    「パパ?パパ!!」肩を叩いても反応がなかった。いつもならうるさいとかなんだかんだ反応があったのに。
    オカンはずーと泣いていた。
    「パパ植物人間にもなる可能性あるって…。」「え…………。」
    言葉を失うヒガコ。

    2009-02-02 00:05:00
  • 541:

    何時間も病室にいた。
    けどオトンは起きなかった。ピッピッと鳴る機械音だけが響いていた。
    ヒガコは一人でこれからを考えた。オトンの会社の事、あまりいい状況にならないのはわかっていた。借金もある。

    2009-02-02 00:09:00
  • 542:

    何日かヒガコは仕事を休んだ。
    オトンは目を覚ました。が、体の一部が麻痺してしまっていた。
    脳梗塞が怖い病気だと目の前で思い知らされた。

    2009-02-02 00:16:00
  • 543:

    私がお金稼がなきゃ!!
    ヒガコは一人で勝手に意気込み、仕事に復活した途端必死になって営業、同伴、アフター、全てをした。
    すると、給料日にはいつもより少し厚みのある給料袋を貰えた。
    よし、この調子や!!

    2009-02-10 00:56:00
  • 544:

    いつしかヒカルさんと仲良くなっていたヒガコ。ヒカルさんの家に遊びに行く事になった。
    「ヒガコ何食べたい?」「肉です。」「若いっていいわねぇ。近くにステーキ屋さんあるから行こうか。」
    なぜか二日酔いのくせに肉が食べたくなったヒガコ。
    車に揺られ車が信号待ちした時だった。

    2009-02-11 16:19:00
  • 545:

    なんとなしに助手席から外を眺めていたヒガコ。
    遠くから親子三人が歩いてきていた。なんとなく見た事がある感じがした。

    どうしよう…目が離せない。

    2009-02-11 16:23:00
  • 546:

    紛れも無くタカさんの姿とユナ…とベビーカー。
    信じたくない光景。誰も信じれなくなる光景。ヒガコはしっかりとその光景を目に焼き付けた。
    するとタカさんがこっちを見た。少し驚いた表情だった。

    2009-02-11 16:30:00
  • 547:

    私がこの人をなんとかしてあげなきゃと思って
    私は離れないよ大丈夫だよと一生懸命伝えて
    私なりに愛を捧げた………

    全て壊されたこの瞬間、心底憎しみに変わってしまった。

    2009-02-11 16:35:00
  • 548:

    信号が変わり、車は動いた。
    車の中では何にもなかったように振る舞うヒガコ。
    ヒカルさんも気付く事なくその日は過ぎていった。

    2009-02-11 16:41:00
  • 549:


    「いくらやったらやらしてくれるんな?」アフターのお客さんに言われたヒガコ。
    そんな事言うような人じゃなかったハズなのに。酔いがヒドイのだろうか。
    「馬鹿にしてるん?もう店来なくていいですから。」そう言い残して店を出た。

    2009-02-11 16:51:00
  • 550:

    どいつもこいつも馬鹿にしやがって。
    そんな事をよく思うようになっていたヒガコ。今日は少し感情的になってしまったなぁと反省しながらタクシーに乗り込んだ。
    携帯がうるさく鳴る。さっきの客だった。
    だるい。そう思ったヒガコは電源を切った。

    2009-02-11 16:55:00
  • 551:

    名無しさん

    ヒガコちゃん復活してる?嬉しい

    2009-02-11 19:02:00
  • 552:

    567さん、ありがとうございます?遅くなってすいませんでした?

    2009-02-12 00:03:00
  • 553:

    家に帰って電源を入れたヒガコ。
    さっきのお客さんからメールが入っていた。
    さっきはすまんかった。冗談が過ぎた。また連絡くれるか?
    なんだこりゃ。今更やん。ヒガコは呆れて眠りについた。

    2009-02-12 00:09:00
  • 554:

    お昼過ぎストーカー並の着信で目が覚めたヒガコ。
    知らない番号だったのでかけ直す事にした。
    「もしもし。」 「俺やけど…。」
    タカさんだった。

    2009-02-12 00:11:00
  • 555:

    「……………。」「怒ってるか?」「だから?何の用?」
    意外と冷静なヒガコ。
    「ごめんな…。おまえいい女になっとったな。男出来たか?」「関係ないやん。」「そやわな…。」「切っていい?」無理矢理に電話を切ったヒガコ。

    2009-02-12 00:19:00
  • 556:

    悔しい……。
    声を聞くと昔を思い出したような気がして許してしまいそうだった自分が悔しくてたまらなかったヒガコ。
    しかし危なかったなぁ…けど元気なかった気がする…。
    そんな気持ちが生まれていた。

    2009-02-12 00:51:00
  • 557:


    「田中さんお久しぶりですねぇ!」「ヒガコの相手せんですまんかったなぁ!!仕事が忙しくて。」
    田中さんはヒカルさんの言った通りの紳士で安心出来る人だった。むしろかなり可愛がってくれていた。

    2009-02-12 00:54:00
  • 558:

    「ヒカルから聞いたけど、ヒガコ今凄い売れてるらしいなぁ!!もうぶっかけられる事なくなったやろ?笑」「いやー営業中以外でやられたり未だにしますよー。笑」「女って怖いな。笑」
    笑いながら話しをしていると、ボーイに席を外された。
    あぁやめてくれ。田中さんがいいよー。ヒガコ態度に出す。

    2009-02-12 01:16:00
  • 559:

    「キャバん時のお客さん?ヒガコ口座の人来てるわ。」「は?」前の店のお客さんは大概連絡が来てから来るのに…。首を傾げたヒガコ。
    席に案内されてみるとタカさんが座っていた。
    何で知ってるん?何で入れた?
    疑問が浮かぶばかりだった。

    2009-02-12 01:20:00
  • 560:

    ヘルプの人が先に席に付いてたのでまだ気持ちはましだった。
    「お久しぶりですー。元気にしてましたか?」まるでただの嬢と客との関係みたいな会話をただしていた。
    ヘルプが抜けた瞬間
    「アフターいけそうか?ちゃんと話がしたいねん。」そう言われたら行くと言うしかなかった。

    2009-02-12 01:34:00
  • 561:

    営業が終わり、タカさんが待つバーへ向かった。
    「今更何の用なん?」「ごめん、ホンマに悪い事した。実はあん時…」
    タカさんはヒガコは初めて信用出来てたが、ユナも関係があったと、そしてユナが妊娠してしまった事…そして今に至る事をヒガコに話した。

    2009-02-12 01:41:00
  • 562:

    「よりによってユナってヒドイな。連絡取り合う仲やったん知ってて。」「店の子やったし、切るに切られんかった。」「手出す方が悪いんやん。」
    アンタがまいた種に私は…。

    2009-02-12 01:44:00
  • 563:

    その話以外にも色んな話をした。懐かしい…。
    「そろそろ出ようか。」タカさんの言葉でバーを出た。
    「なぁ。」「何?」「ホテル泊まらんか?」「は?なんて?」
    タカさんの言葉を疑ってしかたなかった。

    2009-02-12 01:48:00
  • 564:

    「今日は一緒にいてくれ。これからも会いたいねん。」
    「……馬鹿にしてんの?なぁどこまで馬鹿にすんの!?まだ私があんたの事好きとでも思ってんの!?のぼせんといて!!あんたはえーやん!!自分でした事でこうなって!!私があん時どんな気持ちやったかわかる!?よーそんなん言えるわ!!二度と顔見せんといて!!なんなら死んで!!」
    そう言うとヒガコはスタスタと新地の街を抜けタクシーに乗り込んだ。

    2009-02-12 01:58:00
  • 565:

    何でここまで自分が感情的になったかはヒガコ自身わからなかった。
    ただわかるのはより一層憎しみが増した事だけだった。
    次の日からヒガコは腑抜けになってしまった。

    2009-02-12 02:07:00
  • 566:

    当日欠勤をし、しばらく休む事にした。
    ただ何をする訳でもなくただベットで布団に包まり続けた。
    そんなヒガコを見てオカンは異常だと思いながらも見守り続けていた。

    2009-02-12 02:13:00
  • 567:

    しかし、一週間経っても状況が変わらない事にオカンは心配しだした。
    話掛けても返事がなかったりあったり…。
    オカンはアミを呼び出しヒガコの部屋に投入した。

    2009-02-12 02:15:00
  • 568:

    「ヒガコー!!何してんねーん!!」そんな事を知らないヒガコはアミの声のでかさにびっくりする。
    「あ……………。」二年ぶりの再会だった。が、気分が乗らなかった。
    「あんた…連絡したって返しもしやんと…みの虫みたいになって…」
    一方的なアミは相変わらずだった。

    2009-02-12 02:21:00
  • 569:

    「ほっといてくれへん?」「はぁ!?」うるさいと苛々する…。ヒガコは更に布団に潜り込んだ。
    「……………。」沈黙が続いた。
    「明日また来るな。」アミはそう言って部屋から出て行った。

    2009-02-12 02:25:00
  • 570:

    ゴメン ユナって誰だっけ?

    2009-02-13 03:16:00
  • 571:

    名無しさん

    ↑タカの店のコやん?
    んで嫁的な?

    2009-02-13 22:35:00
  • 572:

    >>587ありがとう

    2009-02-13 23:18:00
  • 573:

    587さんありがとうございます?
    586、587さんまた読んで頂いてありがとうございますね?

    2009-02-15 20:38:00
  • 574:

    なんとなしに携帯を見たヒガコ。お客さんやひかるさんやら色んな人から連絡が入っていた。
    そしてやっぱりたかさんからも…………。
    ―ごめん、どうしてもまた会いたい―
    このメールを見ても殺意しかなかった。

    2009-02-15 20:42:00
  • 575:

    子供までいてるのにどういうつもりなんだろう?
    1番守りたいもの為に全てからヒガコからも逃げたというのに。
    あー重い。携帯を放り出してまたベットに潜り込んだヒガコ。

    2009-02-15 20:48:00
  • 576:

    次の日もアミは来た。
    「あんたの好きなプッチンプリン買ってきたぁ♪なぁ食べよや♪」食料で釣ろうと言うのだろうか。ヒガコは反応もなんもしなかった。
    「んーばり美味しい♪なぁヒガコ食べない?」無視。
    「今食べるならプッチンプリン二つ増えて三つ食べれます♪」どんな釣り方なんだと布団の中でヒガコは思った。

    2009-02-15 20:54:00
  • 577:

    アミの一生懸命な通販の販売員並の説得になんだか笑えてきたヒガコ。
    「あんた、ジャパネット出たら売れるで。」布団から出たヒガコ。
    アミはしっかりとプリンを3つ完食していた。

    2009-02-15 20:57:00
  • 578:

    「あ…あんた…………」アミは下を向いた。
    「何よ。」「顔こけてる……。辛かったんやな…。頑張ってたんやな…。」アミは泣いていた。
    やっぱりアミは1番の理解者だったんや。そう言われて涙が次から次へと勝手に出て来てしまっていた。

    2009-02-15 21:02:00
  • 579:

    「プリンだべぇ゛」「そうするわ。」手渡されたプッチンプリンは温かったけど、1番美味しく感じた。
    「美味しいなぁ。」二週間振りの食事だった。

    2009-02-15 21:05:00
  • 580:

    「私なぁ、失恋してん。」「うん。」「けど何にもなかったように過ごせてたんやで?」「うん。」
    自分から話したくせにそこから何も言えなくなってしまっていたヒガコ。

    2009-02-15 21:09:00
  • 581:

    「………だけどな、私妊娠しててん。私………」
    初めて他人に話せた。決して誰にも言わない、そう決めて一人でただここまで来た。
    「私な………。」

    2009-02-15 21:14:00
  • 582:



    「気分悪い…。」「お前体悪いんちゃうか!?」いつものようにキャバクラで働いていたヒガコは体調が悪かった。
    「酒飲み過ぎたんかなぁ…。気分悪い…。」ずっとトイレから離れないでいた。
    お客さんいてるのにやばい…。けど体が最近いう事が聞かない。

    2009-02-15 21:21:00
  • 583:

    ただストレスだと思っていた。
    「今日病院にいけ。なんなら俺が着いていくで?」「結構です…。」カイは相当心配してくれていたので、営業が終わり少し寝て病院に行く事にした。
    安定剤とかもらったらどーしよ…。待合室で不安になっていた。

    2009-02-15 21:25:00
  • 584:

    名前を呼ばれ中に入り色んな検査を受けた。
    そして
    「生理は最後いつ来ましたか?」「えっ?」「もしかしたら症状的に妊娠も可能性があります。」
    あっ…そういえば生理ずっと来てない…。まさか…。

    2009-02-15 21:29:00
  • 585:

    「産婦人科にも行ってきて下さい。」そう医者に言われすぐに産婦人科に向かったヒガコ。
    検尿してまた名前を呼ばれ先生を目の前にする。
    「妊娠してますね。エコーとりますのであちらにお願いします。」さらりと言う先生。何にも考えれずに診察台に寝転んだ。

    2009-02-15 21:35:00
  • 586:

    「大きさ的に四ヶ月ですね!!」そう言われエコー画面を見た。
    可愛い!!!!!まだ形もあやふやなのに我が子と思うとそう思った。
    「………けど……」「えっ?どうしました?」「心音が聞こえなくて…。」「…どういう事ですか?」「どうやらお腹で亡くなってしまってますね…。」「そんな事って…。」ごめんね………。

    2009-02-15 21:43:00
  • 587:

    その後、赤ちゃんを出す手術をする日にちを決めて帰ったヒガコ。
    エコー写真をずっと見ていた。何で気付いてあげれなかったんだろう……気付いてれば生きていたかもしれないのに。
    大好きなタカさんの子供やのに…。

    2009-02-15 21:48:00
  • 588:

    「ごめんね…こんなママで…。」泣きながらお腹をさすった。妊娠に気付いてタカさんに言っていたら、タカさんはなんて言ってたんやろ?
    あの人は喜んでくれたんだろうか…。

    2009-02-15 21:56:00
  • 589:



    「なぁタカさん!もし私が妊娠したらどーする!?」「産ます。」「その言い方…苦笑」「お前はどーすんねん?」「産むし!!だってタカさんの子供やで!?」「けどお前似やったら不細工なんやろなぁ…しゃーないか…」
    どーして…今タカさんおらんの?

    2009-02-15 22:05:00
  • 590:

    別れを告げられた日、妊娠がわかっていて言っていたら、横にタカさんはいたんだろうか…。なぁタカさん…。貴方の子供がいるとわかった瞬間この世にいないとわかって…。
    これが運命なん?
    誰か教えて…………。

    2009-02-15 22:11:00
  • 591:

    タカさんを失った感覚がこんなタイミングで今頃湧き出て、ヒガコはタブルパンチで限界だった。
    けどヒガコはお腹の子供が生きてると思い込んだ。

    2009-02-15 22:18:00
  • 592:

    手術の日もすっぽかして、店も休んで現実逃避の平和な日々を過ごしていた。
    しかし、ある日お腹に立っていられない程激痛が走った。
    救急車で運ばれ、緊急手術をされたヒガコ。

    2009-02-15 22:47:00
  • 593:

    目が覚めると病院で、点滴を打たれていた。
    側にはオカンがいた。
    「…赤ちゃん…おらんように…なったんやんな…。」「何も考えんとき。」オカンはヒガコの涙をタオルで拭いた。
    「嫌やぁ…………タカさんの子供やのに………。」ヒガコはお腹をさすった。
    もうこのお腹には…。

    2009-02-15 22:52:00
  • 594:



    「あほやろー。んでな、一年近く経った時、タカさん見てん。奥さんとベビーカーも一緒に。笑けるやろ。笑」「……………。」アミは更に泣いていた。
    「…こんな話って実際にあるんやな…。…そんなん…。」「殺してしまいたいって思った。」こんなヒドイ言葉を言ったら軽蔑されると思ったが有りのまま言葉にした。

    2009-02-15 23:01:00
  • 595:

    「今もそう思ってる。」「あたしやったら仕返ししてるわ…。」アミの言葉にはっとしたヒガコ。
    仕返し…………。
    「ホンマやなぁ。」笑ってそう返した。
    アミと笑いながら話をし、その日は終わった。

    2009-02-15 23:13:00
  • 596:

    次の日ヒガコはタカさんにメールを返した。
    この間はごめんな。会ってお詫びしたいねんけど、いつ会う?

    女を舐めんなよ。

    2009-02-15 23:15:00
  • 597:

    ヒガコは引きこもっていたのが嘘のように元気を出した。全ては仕返しの為に。
    タカさんは飛び付いたようにすぐに返事を返してきた。
    お前がいい日でいい。

    馬鹿じゃないの。

    2009-02-15 23:18:00
  • 598:

    ヒガコは仕事にも復帰し、周りに心配されたが前のように仕事をこなした。
    「ヒガコ、なんかあったんか?」田中さんはヒガコの目を見てそう言った。
    「何がですか?なんもないですよー!」「顔つき変わったな。」田中さんは鋭い人だった。だから大きな会社を持てたんだろう。

    2009-02-15 23:25:00
  • 599:

    ずっとタカさんと連絡を取り合っていたら、また急に店に来た。
    「何で店に来るんよー。来週会うのに。」「いや、どないしても会いたくて。」
    ヒガコは心の中で鼻で笑った。やりたいだけのくせに。

    2009-02-15 23:29:00
  • 600:

    「なぁ、今日アフターいけるか?」「今日はちょっと…。」「その後は無理か?」イラっとした。
    「なんで?」「話があるねん。」「話やったら会う日でいいやん。今日はお酒入ってるし。」少し必死に見えたタカさんをうまくかわしたヒガコ。

    2009-02-15 23:34:00
  • 601:

    それから約束の日がきた。
    タカさんの車に乗り込みただドライブに行った。
    「俺やっぱりお前が好きやわ。こんなん今更言ってもしゃーないけど…けど」「私もずっとタカさん忘れた事なかった。」 ニッコリとタカさんに笑いかけたヒガコ。

    2009-02-15 23:43:00
  • 602:

    「ホンマにごめん…。」そう言ってヒガコの手を繋いできたタカさん。
    「けどな、もうタカさんはユナもいてるし、子供もいてる。それを壊したくない。」
    私は知ってる。この男が凄く弱くてずるい事を。

    2009-02-15 23:46:00
  • 603:

    「…そしたらもう…」タカさんは少し悲しそうにヒガコを見た。
    「けど、会いたいって思ってしまうねん…。…ごめんな。」「お前がごめんとか言わんでいいねん。俺が悪いねん…」そう思ってもらわなきゃ困るわ。ヒガコの計算だった。

    2009-02-15 23:51:00
  • 604:

    じわじわ罪悪感を植え付けようとしていたヒガコ。
    最後にどんでん返しをしてやろうとしていた。
    そして徐々にタカさんと会う回数を増やしていった。
    「今日はやりたい。」来た。
    「あんな、私矛盾してるけど………やっぱりあの日の事トラウマになってる。しかも奥さんいてるし…。言いたい事タカさんやったらわかると思うけど…だからもう少しそれは…待って欲しいねんやん。…ごめん。ホンマにごめん…。」泣きそうな顔をタカさんに見せたヒガコ。

    2009-02-16 01:30:00
  • 605:

    「そうやわな…。ごめんな…。お前の気持ち考えずに…。」あの頭のいいタカさんが思ったより効いたみたいで少し驚いたヒガコ。
    この人こんな弱々しかったっけ?
    少しひっかかった。

    2009-02-16 01:35:00
  • 606:

    ある日、田中さんが会社の部下を数人連れてきたので団体で来店した。
    もちろん席に着いたヒガコ。
    田中さんの隣にまだ若めの人がいた。
    「初めまして。ヒガコです。」「あっありがとうございます。山本です!」まるで営業のようにしゃべる山本さん。

    2009-02-16 01:43:00
  • 607:

    「山本なぁ、こういう店初めてみたいやねん!ヒガコ歳も若いから喋ったってくれ!」田中さんが言ったように緊張してるのが見えた。「いやー社長みたいな人しかこんなとこいけんでしょー。」田中さんに対してはかなり笑顔だった。

    2009-02-16 01:47:00
  • 608:

    そりゃ社長だもんなぁ、愛想振るわ。そんな様子を見て水割りを作りながら思った。
    そして数名キャストが着き、ワイワイとした雰囲気で話をしていた。
    「山本さん、どうですか?慣れました?」「あぁ、まだ若干慣れませんけど、まだましですね!」笑顔で答える彼が何だか嫌いだった。

    2009-02-16 01:52:00
  • 609:

    山本さんは私の四つ上の27才だった。
    もう来る事ないなと思い、ペラペラと喋り、そして帰っていった。
    ヒガコはその日もタカさんと会った。
    「お前ってさ、何でこんな俺と一緒におれるん?」突然そんな事を聞いてきた。

    2009-02-16 01:58:00
  • 610:

    「好きやからやん。それ以外なにもない。てかそれ昔にも聞いて来てたよなぁ。」「…ホンマに信用出来る奴ってお前だけやな…。」なんかあったのかな?気持ち悪い。
    「俺…こんなに弱かったんやな…。」ざまーみろと思いながらタカさんの呟きを聞いたヒガコ。

    2009-02-16 02:05:00
  • 611:

    しかしタカさんは頭がいいのでもしかしたら演技かもしれないとヒガコは用心した。
    ただの騙し合いかもしれない。けど笑って勝者になりたいヒガコ。

    2009-02-16 21:44:00
  • 612:

    タカさんといてちくりと心が痛む事もあった。
    けど憎しみは消えないヒガコ。
    「タカさんの子供って何歳なん?」「今三ヶ月かな。」
    生まれてたらあの子も同じぐらいやったんやろうな…。また今日もちくりと心が痛んでいた。

    2009-02-16 22:42:00
  • 613:

    数日後、田中さんの会社のバーベキューに呼ばれていたのでヒガコとヒカルさんとサエの三人で行った。
    会社の人は大人数でお酒を注いだり、料理を取ったりと忙しくしていた。
    「ヒカル達そんな気を使わんと楽にしとけよー。」田中さんは言うもののお世話になってるのでそうはいかない。

    2009-02-16 22:48:00
  • 614:

    しかしヒガコお酒を飲み過ぎてフラフラになっていた。
    店で飲むのと違うなぁ…。やばい…。
    一人で座って俯いていた。
    「大丈夫ですか?」その問いかけに首を振るしか出来なかったヒガコ。

    2009-02-16 22:51:00
  • 615:

    「お水持ってきたんで、置いておきますね。」
    優しいなぁ…。顔も確認せずそう思った。しばらくして水を飲みまた俯いていた。
    周りはワイワイしていて楽しそうだった。飲み過ぎて馬鹿だなぁ…。

    2009-02-16 22:55:00
  • 616:

    「いけますか?車あるんでそっちで寝てた方が楽ですよ?どうしますか?」「寝る。」「立てます?」「無理。」「ちょっとの我慢なんで、手出して下さい。」
    その問いかけに手を出したヒガコ。

    2009-02-16 22:59:00
  • 617:

    ほんの一瞬だろうか、手を掴んだ人の手からジワジワジワと温かいような緩い電流が流れた。
    思わず顔をあげたヒガコ。
    「うわっ!!」驚いた顔のなんと山本さんだった。
    「……すいません。」それだけ言ってゆっくり立った。が、気持ち悪くてまた座った。

    2009-02-16 23:04:00
  • 618:

    「おんぶするんで、上乗って下さい。」「それは……結構です。」「寝たくないんですか?」「寝たいです。」
    23才にしてたくさんの人の前でおんぶされたヒガコ。
    あぁ私何してんだろう…。
    車の後部席で横になり、爆睡したヒガコ。

    2009-02-16 23:10:00
  • 619:

    目が覚める頃には家までヒカルさんが送ってくれた。運転は山本さんだった。
    お礼を言い、直ぐさまベットに行った。
    携帯を見るとタカさんからの着信が鬼のようにあったが、すぐに眠りについた。

    2009-02-16 23:18:00
  • 620:

    しかし、寝ているとまたタカさんからの着信で目が覚めた。
    「どうしたん?」「なぁ俺の事愛してるか?」「いきなり何?」「男出来たんか?」気持ち悪い…。
    「何言ってんの?」「俺から離れんといてな。」それだけ言うと電話が切れた。
    え?何?

    2009-02-16 23:27:00
  • 621:

    その日からタカさんの様子がおかしくなっていっていた。
    毎日沢山の着信、メール。
    ヒガコに依存しきってしまったのだろうか?
    うんざりしてきたヒガコ。
    もういっか。そう思いタカさんと会う事にした。

    2009-02-16 23:30:00
  • 622:

    いつものようにドライブをしていた。
    「なぁタカさん。子供可愛い?」「…うん。まぁ。」「そっか。」「どうしてん?」
    沈黙を作ったヒガコ。
    「私な、前タカさんの子供妊娠しててん。」「えっ?」「四ヶ月やってんで。見て?」タカさんにずっと肌身離さず持っていたエコー写真を手渡した。

    2009-02-16 23:38:00
  • 623:

    きっとタカさんは日にちやら何やら確認してる。
    「けどタカさんはさぁ…ユナを選んだよな。」「何で言うて…」「私も気付かんかった。気付いた時にはもうこの子死んでた…。」「…ごめん。」「ホンマに思ってる?」「………。」タカさんが初めて涙を見せた。

    2009-02-16 23:45:00
  • 624:

    そんなタカさんを見てヒガコはびっくりした。
    どんな時でもこの人は涙を見せた事がなかった。なのにこんなサラリと涙を見せた。
    演技かもしれない…。

    2009-02-23 22:01:00
  • 625:

    だんだんなんだか腹が立ってきたヒガコ。
    「泣いたからって済むと思ってるん?」その問いかけにもタカさんは反応しなかった。
    「…申し訳ない。そんな事があったのに俺はお前をまた傷付けようとしてたんやな。」「はぁ?何?同情?」感情がどんどん自分でもわからなかった。

    2009-02-23 23:12:00
  • 626:

    「俺はお前には心底幸せになって欲しいってずっと思ってた。お前の事やからずっと強がって突然ポキって折れてしまってるんちゃうかって考えてた。けどお前を見た時、他の男とおると思うと止まらんかった。俺の方が幸せに出来るって思った。」
    何言うてんだ?矛盾しまくってるタカさんの言葉にヒガコ冷静になってきた。

    2009-02-23 23:30:00
  • 627:

    「あのー………。矛盾しまくってませんかね?」「してる。わかってる。けどお前がいいねん。」開き直りかよ。
    「この子の墓立てへんか?」話飛びすぎ。てゆーか…
    「てゆーか、全部今更やねん。許すとでも思ってんの?いきなり捨てられて、今タカさん嫁おる、時間経って私にちょっかいかけて…やりたいだけなん丸わかり。」「今はまだ無理やけど離婚する。」ブチっと何かが切れた。

    2009-02-23 23:39:00
  • 628:

    「しょーもない。帰るわ。」
    ヒガコは車から出た。タカさんが走って来てた。
    「何でやねん!送るから戻ってこいよ!」「いらん。だるい。触らんといて。」「離婚するって言ったからか?」「わかってるやん。筋通ってなさすぎ。一人の女も幸せに出来ひんような男見たくもないわ。」一番筋が通ってないのはヒガコだ。

    2009-02-23 23:46:00
  • 629:

    言葉を失うタカさん。
    「てゆーか別にタカさん好きじゃなかってんで。仕返ししたかっただけ。一人で盛り上がり過ぎ。」「……ホンマか?」「ホンマやし。ユナとお似合いやで。タカさんいい嫁もらったやん。」「…そんなん言うなよ。」 「ばいばい。もう連絡してこんといて。してきたら番号変えるから。」
    スタスタと歩いて行ったヒガコ。タクシーを拾い帰った。

    2009-02-23 23:56:00
  • 630:

    何であんな男に仕返しをしようとしたんだろう?そんな風にしか考えれなくなっていたヒガコ。
    馬鹿だったとしみじみ思った。けどすごく開放感があった。
    家に帰るとオカンとオトンの寝室に寄った。

    2009-02-24 00:01:00
  • 631:

    二人共すやすや寝ていた。この二人はちゃんと綺麗な結婚だったんだろうか?
    オカンはオトンがバツ1の子持ちが嫌じゃなかったんだろうか?
    そんな事を考えて部屋から出た。

    2009-02-24 00:12:00
  • 632:

    自分がやった事はなんだったんだろうか?人の家庭にちょっかいを掛けたようなもんだから良くないって事はわかっていたヒガコ。
    けど逆に結婚もそんなモンなんだろうなと思った。

    2009-02-24 00:16:00
  • 633:

    タカさんからはそれからもう一切連絡はなかった。気にしてなかったは嘘になるがそこまでだった。
    平々凡々に毎日が過ぎて行っていた。
    ある日ナツキに会う為東京に行く事になったヒガコ。

    2009-02-24 00:22:00
  • 634:

    新大阪で切符を買ってお土産を買っていると見た事があるスーツ姿がレジの前にいた。
    「え…。山本さん?」人違いだったら恥ずかしいし、声を掛けるか掛けないか迷うヒガコ。
    しかし彼はいつもの笑顔をレジのおばちゃんに振り撒いていた。

    2009-02-24 00:27:00
  • 635:

    確信したので声を掛ける事にした。
    「山本さん!」呼ぶとキョロキョロしていた。目線が合う。
    「わぁ!ヒガコちゃん!びっくり!こんなとこで会うなんて!」「お久しぶりですね。どこ行かれるんですか?」「出張で東京に。」「えー一緒ですよ!笑」更に同じ新幹線だった。

    2009-02-24 00:33:00
  • 636:

    時間まで立ち話な感じで喋った。
    「また頑張って自分の金でお店行けるようにしますね!」「あーありがとうございます。笑」
    それぞれの車両に入った。番号交換すれば良かったかな?ふと思ったヒガコ。
    東京に着き、新幹線を降りたのはいいが、初めて一人で来たのでヒガコは迷子になりそうだった。

    2009-02-24 00:47:00
  • 637:

    「ヒガコちゃん!顔険しいで!笑」前の方から山本さんがやってきた。
    「どこまで行くん?僕何回か東京来てるからわかるはずやけど…わからんかったら駅員さんに聞きに行こう!笑」「すいません!一回友達に電話してみます。」ナツキに電話をしてみたが、なぜか出なかった。

    2009-02-24 00:53:00
  • 638:

    「不安やったら僕に電話して下さい!番号言いますね!」自然な流れで番号を交換した。
    「じゃ僕こっちなんで行きますね!」「ありがとうございます!」結局ナツキから電話があり、無事に辿り着いた。

    2009-02-24 00:58:00
  • 639:

    東京も満喫し、大阪に戻ったヒガコ。
    家に帰るとオトンと話した。
    ヒガコは少なからずの貯金を渡す日と決めていた。
    「少ないけど…これ使ってな。」貯金通帳をテーブルに置いた。
    「いらん。パパが受け取るとでも思ってるんか?」そう言ってなかなか受け取らなかった。

    2009-02-25 00:58:00
  • 640:

    「だいたいお前は勘違いしてるんちゃうか?今パパはこんな体になったからお金がいると思ってるんやろ?」「うん。」「社長なめとったらあかんぞ!笑 貯金もちゃんとしとるし、会社もちゃんとこんな体やけどやってけてる。その金はお前の為に使え。」オトンはそう言った。
    「でかい事言うようになったなぁ…。ありがとうな。」オトンはくしゃっと笑った。

    2009-02-25 01:04:00
  • 641:

    結局、もう頑張らなくてよくなったヒガコ。
    「じゃぁ、しばらくニートしますので。」そう言ってヒガコは二ヶ月後に夜の世界を辞める事にした。

    2009-02-25 01:06:00
  • 642:

    ヒガコは一つ決心していた。
    看護学校に行きたい。
    しかし看護学校に行くには学力がいる。
    大嫌いな勉強をしなければならない。それでもヒガコは看護婦になりたかった。

    2009-02-25 01:14:00
  • 643:

    昔自殺未遂した時の看護婦さんの対応、そして子供を失った時優しい言葉で励ましてもらった事がヒガコにとって救われたからだった。
    自分もそうやって人の命に関わりたい。自分の家族が何かあった時、助けてあげたいと思った。

    2009-02-25 01:19:00
  • 644:

    時は流れて二年後
    あれからヒガコは夜の世界を辞めて、予備校に通いなんとか看護学校に入れた。
    「やっべー!!ナースになれるで!この私が看護婦さんやで!?」「うっさいなぁ。何回言うねん。なぁあい君♪」今日はアミの家にいた。まな息子はアイルはもう小学生になろうとしていた。

    2009-02-25 01:46:00
  • 645:

    「うっさいんじゃばばぁ!」あーなんて口が悪いんだろう…。きっとアミに似てやんちゃくれになるだろうなぁと思うヒガコ。
    「あい!そんな事誰が言うの!!」
    のほほんとした親子けんかを横にヒガコは幸せだった。

    2009-02-25 01:51:00
  • 646:

    カイとランさんの子供ももう四歳になっていた。あの夫婦もうまい事いってるみたいだった。
    子供の成長と共に自分の衰えが身に染みる25才のヒガコ。
    ふと思い返すととんでもない人間だったんだなぁと自覚した。

    2009-02-25 01:57:00
  • 647:

    「じゃぁ帰るわぁ。」「おつかれー!学君?」「あ…うん。」「照れんなって!!」アミのマンションから出て前に車が止まってる。
    「学君!ありがとう!」
    そう山本さんが学君。これからずーっと一緒にいる人。

    2009-02-25 02:03:00
  • 648:

    なんでだかわからないが、夜を上がってからまた再会した。
    二回目となると偶然でもなんだかかなり親近感が沸いた。
    私の第一印象は「きつい水商売の姉ちゃん」だったらしい。そのまんまだが。

    2009-02-26 00:09:00
  • 649:

    そしてもう一つ、この人と結婚するんだろうなと変な直感があったらしい。
    そんなドラマみたいな話があってたまるかとヒガコは反論した。
    「ぷ。それってただの一目惚れちゃうん♪」「あ、それはないない。」バッサリ切られるヒガコ。

    2009-02-26 00:36:00
  • 650:

    調子に乗ってみて突き落とされたヒガコは一つ思い出した。
    「そーいえば私バーベキューんとき変な電流流れた。」「あ!それ俺も!手を掴んだ時やろ!?」「私だけじゃなかったんや!?」「すげーな!!これが運命ってやつなんかな!?」興奮しながら学君はヒガコに笑顔を向けた。あの時はこの笑顔が嫌いだった。

    2009-02-26 00:43:00
  • 651:

    この人は色んな人に人懐っこく笑顔を振り撒いた。人類皆友達といわんばかりに。あの時のヒガコはタカさんの事もあり、人はみんな敵だと思っていた。特に男性は。
    その事を話すと彼は言った。

    2009-02-26 00:53:00
  • 652:

    「お前が思ってる程みんながみんな悪い人じゃないで。自分が作り上げてしまってるだけやで。」納得してしまうヒガコ。
    確かに今まで思い返すと、激しい被害妄想で人との接触を避けてきた。

    2009-02-26 01:07:00
  • 653:

    その中で絆を作れた人達を思い出した。みんなが一歩踏み出してくれたお陰で、今の自分がいる事に気付いた。
    不細工でどうしようもないヒガコだが、周りにはしっかり助けてくれる人が沢山いてる。

    2009-02-26 01:13:00
  • 654:

    「看護士なるんやったら余計自分から進まなあかんな。」「人が嫌いなら看護士にもならんて。」「そやわな。」
    この人に出会えた意味はかなりでかい。
    今までにも出会えた人にも意味があると思う。傷付けて傷付けられて過ぎて行った人にももちろん。

    2009-02-26 01:20:00
  • 655:

    頑張れ

    2009-02-26 02:26:00
  • 656:

    お付き合いありがとうございます?

    2009-02-26 22:42:00
  • 657:

    そしてヒガコは学君とめでたく籍を入れた。学君もちろん強制婿養子。
    いつか子供が出来たらヒガコのようにひねくれず、素直に育ってくれるか心配で仕方ない。
    が、ひねくれても結局気付いて自分なりに人生を楽しんでくれたら……と思う。

    2009-02-26 22:46:00
  • 658:

    ヒガコは今看護学校二年目です。
    思っていた以上にハードで毎日必死でたまに挫折しそうになります。
    けど、今まで助けてくれた人達にいつか恩返しが出来たらと思いスパルタに耐えてます。

    2009-02-26 22:50:00
  • 659:

    もしこのぐだくだな小説をお読みの方で「どうせ自分は…」などお思いの方がいらっしゃれば、その考えをどうか捨てて「こんな私でも…」とプラスに考えて頂きたいです。
    ほんっとに私は不細工ですし、なんでも中途半端でした。こんな私でも恋愛をしてこれましたし、友達だって出来ました。
    後は自分次第なんです。

    2009-02-26 22:55:00
  • 660:

    なんか私すごく偉そうですよね…苦笑
    本当に皆さんに自分自身を傷付けたりして欲しくなくて書かせて頂きました。
    復活して書かせて頂いたものの物凄く文才力がないのと、話が飛び飛びだったり…がっかりされても仕方ない小説ですね。
    伝えたい事をしっかり伝えれずすいませんでした。

    2009-02-26 23:03:00
  • 661:

    最後に、最初から読んでいただいてた読者様に本当に途中で放置してしまってごめんなさい。ぐだぐだですが完結出来ました。
    本当にヒガコの話を読んでいただいて皆様ありがとうございました!
    これで完結になります。
    ヒガコ

    2009-02-26 23:07:00
  • 662:

    お疲れ様?

    2009-02-27 02:44:00
  • 663:

    >>672です おつかれさまでした。途中失礼しましたm(__)m

    2009-02-27 02:57:00
  • 664:

    名無しさん

    ありがとうね?

    途中はどうなるかと思ったけど完結おめでと?

    2009-03-01 05:39:00
  • 665:

    名無しさん

    幸せになってくれたのは嬉しいけど、完結したらなんか寂しい?

    2009-03-04 03:51:00
  • 666:

    名無しさん

    面白かった(*^ω^*)

    2009-03-05 11:43:00
  • 667:

    名無しさん

    おもしろかった♪
    あたしもナースと夜やってるょ☆実習がんばってね↑

    2009-03-05 17:28:00
  • 668:

    名無しさん

    ヒガコ‥(笑)?

    2010-12-08 14:16:00
  • 669:

    名無しさん

    面白かったです!ありがとうございますた♪( ´▽`)

    2010-12-18 17:17:00
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