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俺は日本一の悪
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1:
バリバリ男児
俺がぐれたのは小学校三年生の時。それまではおとなしくて優等生タイプで学級委員を任される程だった。グレたきっかけはクラスの給食費が無くなった時に何故か真っ先に俺に疑いがかかったこと。もちろん俺はヤッテナイの一点張りだった。しかし移動教室でクラスの鍵を最後に閉めたのは学級委員の俺だったから皆は俺がやったと疑った。辛かった…。皆の冷たい視線が悲しかった…。ばれるのが恐かった。実は盗ってた。帰りにウマイ棒が食いたかった。 続く
2007-08-30 01:23:00 -
2:
バリバリ男児
放課後、担任の教師に職員室に呼ばれた。 「先生はお前のことを信じてる。でも魔がさすこともある。どちらにしろ正直に言いなさい。」だとさ。 「知りません」俺は言った。ウマイ棒が食いたかった。 「本当か?」 「はい、絶対やってません!」 「そうだよな!お前に限ってそんなバカなことせんわな。疑ってすまんな!」 「いいんですよ!疑われてしまうことも人生にはあると偉大な学者も言ってたような気がしますよテヘヘ」 「ははは!まぁなんだ、お前の身の潔白を証明するために一応持ち物検査をしていいかな?しかし先生安心したぞ!」 「やりました。」俺は言ったと同時に走って職員室から逃げ出した。全てのしがらみから逃れるように、まるで翼がはえて風にのったかのように素早く走り抜けた。気持ちが良かった。が大人の足は速かった。20メートル程で追い付かれそうになって焦って道路に飛び出した…そこから記憶が無い。病院のベッドで目を覚まして横にいた母と教師に話を聞いたところ、道路に飛び出た瞬間チャリのババァに跳ね上げられたらしい。 もうこの時には人生も今までの自分もなにもかもどうでもよくなっていた。この瞬間に本当の俺は産声をあげた 続く
2007-08-30 01:46:00 -
3:
バリバリ男児
ある日普段通り街をさまよっているとやたらと目を合わせてくる同年代の少年がいた。お互いに何か親しいものを感じたんやろうなぁ。なんかやっと見つけたみたいな安心感というか嬉しさと懐かしさを感じた。なにか同じ匂いのするそいつに名前を聞いたら「…そんなもの…無い」とかゆーから聞いちゃダメなんだと思って「そっか」って言ったんだ。そしたら恥ずかしげに「…ノビタ! クスクス」だって。 おもろい訳もないし気も合わんやろから帰った。そいつはそれ以来みかけたことは無い。 街にそまるとあんな風になると思った俺は次の日から学校に行った。 続く
2007-08-30 03:15:00 -
4:
名無しさん
ノビタ、オモロイやん
仲良くしたらよかったのに…モッタイナイ2007-08-30 03:29:00 -
5:
名無しさん
本間もったいない!
2007-08-30 04:53:00 -
6:
名無しさん
…ノビタ!
の後の クスクス がセンス良い?2007-08-30 05:47:00 -
7:
名無しさん
このスレ好き?
2007-08-30 23:01:00 -
8:
バリバリ男児
久しぶりに学校に行くと、学校が無くなってた。俺が登校拒否した後にすぐ火事で全焼したらしい。俺はまた疑いをかけられた。でももう慣れちまってた。疑いたきゃ疑えや 証拠は残しとらんわい。 俺は親の預金通帳を持って家を飛び出した。もう誰にも縛られない自由な街に行きたかったんだ。盗んだバイクで走った。マウンテンバイクだった。一息ついて俺は通帳から金を降ろしたんだ。暗証番号は知ってた。三千円しか入ってなかったが当時の俺には大金でした。 三日三晩走って辿りついた街、大阪。俺はこの街でこれから生きていく。 俺は産声をあげた 続く
2007-08-30 23:10:00 -
9:
名無しさん
産声何回あげてんだよ?笑
2007-08-31 00:33:00 -
10:
名無しさん
おかん…三千円て…
2007-08-31 01:16:00