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輝く翼

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  • 1:

    岬 ◆rYagzMs.go

    『白い翼を持つ美しい天使』

    2006-05-26 22:28:00
  • 2:

    岬 ◆rYagzMs.go

    AM11:30 ピピピピピピ―…
    「ん〜…」目覚ましで目を覚ました。今日は学校は休みだからこんな時間までぐっすり眠っていた。ベットから起き上がると部屋中に白いモノが沢山落ちていた
    「なんだよこれ…」

    2006-05-26 22:29:00
  • 3:

    岬 ◆rYagzMs.go

    俺はベットから降りてその白いモノを1つ手に取る
    「羽…根?」それは汚れのない白い羽根だった。それにしてもなんだよこの羽根。鳥にしてはこの羽根、大きいし…誰かのいたずらか? そう思う事にして俺は寝室を出て階段を降りて1階のキッチンに向かった。

    2006-05-26 22:30:00
  • 4:

    岬 ◆rYagzMs.go

    「喉渇いた…」冷たい飲み物を飲みたくて冷蔵庫に手を伸ばす。冷蔵庫から牛乳パックを取り出してコップを取ろうとキッチンの奥に行くと俺は手に持っていた牛乳を落として零してしまった
    「…………え?」キッチンの奥にいたのは目を疑いたくなる光景が広がっていた。まるで夢なんじゃないかって思う程

    2006-05-26 22:31:00
  • 5:

    岬 ◆rYagzMs.go

    そこにいたのは、 俺と変わらないぐらいの歳の少女で彼女の腰あたりまであるウェーブがかった長い金色の髪に長いクルリとした睫毛、渇きをしらない桃色の唇、細く白い腕の純白のワンピースを着た少女。そしてきわめつけはその少女の背中にある白く輝く大きな翼。
    「え…なに!?夢か!?」少女は壁にもたれて倒れていた。よく見ると翼は所々傷つき体にもかすり傷が沢山あった。夢でもなんでもいいからとりあえず彼女を手当てをしてやろうと思って抱き上げた。

    2006-05-26 22:32:00
  • 6:

    岬 ◆rYagzMs.go

    「うぉっ軽!」その軽さに驚きながらも抱き上げたままリビングのソファーに寝かせて2階の俺の部屋から毛布を持ってきて少女にかけた。どー理解すりゃいいんだよ、この状況…

    2006-05-26 22:33:00
  • 7:

    岬 ◆rYagzMs.go

    「…………」部屋に散らばった羽根を片付けてソファーに眠る少女の前にしゃがみ込みじーっと観察。いっこうに目を覚まさない少女を見る度、背中の翼が気になる。本物か?そーっと指を近付けてその翼に触れるとふわっと柔らかい感触がした。
    「柔らけー本物じゃん」

    2006-05-26 22:34:00
  • 8:

    岬 ◆rYagzMs.go

    なんとなくその状況にも慣れてきた。だが夢なのか現実なのかまだわからないままで…
    「さて…どーしたものか。起こした方がいいのか?」俺が悩んでいると少女の瞼が微かに動いた。

    2006-05-26 22:35:00
  • 9:

    岬 ◆rYagzMs.go

    「ん…」少女の瞼がそっと開いて瞳が見えた。その瞳はサファイアブルーの綺麗な瞳だった。少女は額に手を置いて頭を抱えたままソファーから起き上がった。
    「あの…」つい声がでてしまって少女は俺に気付くと一瞬驚いたようだった。

    2006-05-26 22:36:00
  • 10:

    岬 ◆rYagzMs.go

    「あ、この家の方?」
    「そうだけど…君は一体なんなの?」少女は何か決意したように俺を見て
    「驚かないで聞いて。私は天使なの」
    「はぁ…」まぁ信じられないがそんな気はしていたけど…やっぱりこの子は天使なんだ。

    2006-05-26 22:37:00
  • 11:

    岬 ◆rYagzMs.go

    第2障

    『親友につく天使』

    2006-05-26 22:38:00
  • 12:

    岬 ◆rYagzMs.go

    「で…?」
    「で、私をかくまってください」
    「はぁ!?」単刀直入だなこの天使は。

    2006-05-26 22:39:00
  • 13:

    岬 ◆rYagzMs.go

    「私達,天使は16歳になると人間界に落とされ1人の人間のそばにいて人間界について学ばなければいけないんです。これができないと私、帰れない…」
    「う…」そのしゅんとした顔がどうも断りずらくて
    「そ、その間だけだぞ!ただしその間は俺に従えよ!」精一杯の抵抗。こうして天使とボクの生活がはじまった。

    2006-05-26 22:40:00
  • 14:

    岬 ◆rYagzMs.go

    「外には出るな。わかったか?」今日は月曜日、彷徨は学校へ行こうとしていた。そしてイヴに「外にでるな」と忠告していたのだ
    「えー…」イヴは翼を立て宙に浮いたまま彷徨の肩に手を置いてついてまわった。

    2006-05-26 22:42:00
  • 15:

    岬 ◆rYagzMs.go

    「えー…ってお前がでたら怪しいって!」
    「大丈夫です」
    「は?」
    「私は彷徨以外の人間には見えません。だからついて行きます。それに外にでなくちゃ学べない…」

    2006-05-26 22:43:00
  • 16:

    岬 ◆rYagzMs.go

    「う〜……わかったよ…俺の邪魔すんなよ」
    「はい!あと私と彷徨は心で会話できますから」
    「心で会話?」
    「はい」

    2006-05-26 23:21:00
  • 17:

    岬 ◆rYagzMs.go

    イヴは彷徨の手に触れながら言った。彷徨はばかばかしいと思ったが
    『聞こえますか?』
    「え!?」確かにイヴの声は聞こえたがイヴの口は動いていない。

    2006-05-26 23:22:00
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