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年下男

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  • 1:

    名無しさん

    疲れた…仕事が終わってソファーに座って冷蔵庫のビールをあけた瞬間に携帯が鳴った。着信を見ると昔からの友達のミサからの電話。。『もしもし』
    『もし〜あんた仕事終わったんやろ?今からミナミ出ておいでやぁ?あたしこの前めっちゃいい店みつけてん?ホスクラなんやけど初回安いしかっこいい子いっぱいおるねんて』
    『ホスクラ?そんなんあたしら何才やおもてるん?場違いやって?』
    ミサが興奮して切り返す
    『あんた何言うてるん?あたしら年より若く見えるしごまかしてたら大丈夫やって!いつまでも前の彼氏の事引きずってやんと前みやな!気晴らしに出てきいょ!じゃぁTSUTAYA前12時集合やで!待ってるからな?』一方的にそう言って電話は切れた…
    今年29才…ユウカはソファの前に置いてる鏡で自分の顔を見ながらつぶやいた…年下男…―
    一ヵ月前に別れた彼氏も年下だった。職場が一緒のサトシはユウカより7才年下の22才だった。4月にユウカの働いてるメイクの会社に入社してきた。出会った頃、ユウカを見て彼はこお言った『僕より年上っすか?全然見えないっすよね?僕年上の女の人好きなんですよ?』
    『えぇ〜?そんなん言ってホントは年下の可愛い子が好きなんやろぉ?』
    『そんな事ないですよ?ぼく年下は疲れるんで?ゆうかさんこの店で店長してるんですね?バリバリのキャリアウーマンじゃないですか?憧れます?』無邪気な笑顔を見せる彼を可愛いと思った…ユウカとサトシが付き合うまでにそぅ時間はかからなかった。でもユウカにとって職場が一緒の年下の彼氏との付き合いは嫉妬の毎日だった。半年後彼には20才の同じ職場の女の子に惹かれてあっさりユウカの前から去って行った…別れ際『ユウカって重いんだよなぁ…なんかいちいち上から目線で一緒にいて疲れるんだよね。ユウカと居てたらなんか僕自身なにもできないダメな人って言われてるみたいで窮屈になるんだよ。ユウカの好きって気持ちには今の僕は答えれないよ』

    2007-09-05 17:41:00
  • 2:

    名無しさん

    『わかった。サトシにそんな重荷になってるの気付かなくて…ごめんね』あたしはホントに言いたい事を飲み込んでサトシにそう告げた。
    …あたしが重い?何も重い事なんてしてないし…あなたが仕事が終わって入れてきたメールに答えてただけ…あなたが会いたい時に合わせて会ってたし仕事の愚痴も一生懸命聞いて癒してきてたつもり…あたしが重い?わがままひとつ言った事なかったあたしが…
    あたしの言葉を聞いたサトシはホッとしてこぅ告げた『ユウカとは友達みたいな感じでこれからも付き合っていきたい?仕事の相談もしたいし?だめかな?』
    『いいよ』
    その返事をした瞬間満面の笑みを浮かべて『じゃぁそういうことで?』さとしは安心しきった表情を残してあたしの前から去っていった…一ヵ月前の事だった
    一ヵ月かぁ…ユウカは時計の針を見た。10時…ミサとの約束…

    2007-09-05 17:44:00
  • 3:

    名無しさん

    行ってみようかなぁ…
    前向くかぁ…あたしは飲みかけにしてたビールを空にして用意をしはじめた。
    ホスクラかぁ…昔一度会社の先輩に連れられて行った事がある。まぁ気晴らしになったらいぃかなぁ…
    そう思いながらユウカはミサと待ち合わせの場所へむかった。この時はこれがユウカの生活を一変する事になるなんて思っても見なかった。
    『遅い?』ミサがイライラしながら待っていた。『ごめん?タクつかったらめっちゃ道混んでて?』
    『とりあえずまだ店開いてないしお茶しよ?』
    ミサと近くの喫茶店に入った。『店一時からやねん?前行った時に指名した子にユウカと行くん言うてるから用意出来たらその子から電話かかってくるねん?』…ふぅ〜ん…あたしとミサは他愛もない話をして盛り上がってる時ミサの携帯が鳴った。ミサがウキウキしながら電話の相手と話している。どうやらもう店に行ける事になったらしい…
    ミサが目でユウカに合図する。出よ…あたしたち2人は店へ向かった。

    2007-09-05 18:04:00
  • 4:

    名無しさん

    『いらっしゃいませ』あたしは店に入った瞬間帰りたいと思った…シーンとした店内。ホストの男達の視線…場違い…帰りたい…ミサは楽しそうに出迎えてくれた男の子と話をしてる。たぶんあの子がミサのお気に入りの男の子なんだろう…案内された席に座るとミサを出迎えた男の子がミサの隣に座った。『はじめまして?諒です?名前聞いてもいいですか?初回は担当決まるまで色々なホストつけますね?どんな子がタイプとかあります?パネルもあるしゆっくり選んでください?』 『あっ…ハイ。名前はユウカです。適当につけてください?』ミサが緊張してるあたしを見て『ユウカ緊張しすぎ??お見合いじゃないんやから?』
    そっかぁ…それからいろんな男の子があたしの前に着いた。『名前はなんて言うんですか?』『どこに住んでますか?』かわるがわる来る男の子達に同じ質問ばかり同じ話ばかりが繰り替えされた…疲れた…一時間近く経った頃あたしの前にはたくさんのホストのおとこの子達の名刺でいっぱいになった。もぅ帰りたい?

    2007-09-05 18:51:00
  • 5:

    名無しさん

    そう思ってる時『席すわっていいですか?』声のする方を見てユウカが顔を上げた。ドキッ…エェ――カッコイイ?あたしの返答を待たずに彼はあたしの隣に座った『初めまして?俺の名前は和志。名前なんて言うん?』―…『ユウカです』その時ミサのお気に入りの諒が口を挟んだ『和志さんこの店のナンバー2なんですよ?』…ナンバー2…すごい人なんやぁ〜カッコイイもんなぁ…何才なんやろぉ…あたしより年下なんは確実やろけど……和志があたしの顔を覗きこんで話かけて来た『こういうとこ来るの初めて?』その和志の表情にあたしはまたドキッとした…『はい…』『そっかぁ?初めてかぁ?じゃぁ緊張してるんや?大丈夫?普通に話しよ?せっかく知り合ったんやし色々話しようや』

    2007-09-05 19:07:00
  • 6:

    名無しさん

    『うん?っていうか和志君何才なん?』思い切って敬語を使うのを止めて聞いてみた『俺?この前20才なったばっかり?ユウカちゃんは?』 『あたし?何才に見える?』 『俺とおないくらいやろ??』…ありえへん……『ありえへんし?和志君より年上だけど内緒?』 『うわっ?せこっ?俺だけ言い損やし?』和志はそう言うとユウカの頭をポンっとコツいた。ドキッ…あたしは和志の表情、仕草一つ一つにいちいちトキメイてた。夢中になって和志を見ていた。こんな風に初めて会った人の事想うなんてあたしどうかしてる…一目惚れ?なんでこんなにドキドキするんだろ…

    2007-09-05 20:25:00
  • 7:

    名無しさん

    略うざい

    2007-09-05 21:03:00
  • 8:

    名無しさん

    『あんた和志の事気に入ってたやろ?笑』 『別に…なんで?』『あたしとあんた何年の付き合いや思ってるん?そんなんすぐわかるし?』『カッコイイなぁとは思ったけどそれだけやし?相手ホストやし』『まぁなぁ…ホストにはまるのは絶対あかんっあの子らはハメる事をなんとも思ってないで。あぁいうとこは気晴らしに行くとこやし…ハマったら身も心も金も根こそぎ持って行かれるんやから?』…ミキが誘ったくせに…ハマるかぁ…さっきからあたしの頭の中から離れない和志の顔を無理矢理追い払った『わかってる』『ホストなんて好きでもないのに色かけてくるし枕はするし彼女や言うて本営するし深く関わらんと遊ぶのが一番やで?』…さっきからミキの口から出てくる言葉…色…枕…本営…何言ってるんやろ?…ユウカは疑問に思いながらもそれ以上聞けずにミキと別れてタクシーに乗った。

    2007-09-05 22:53:00
  • 9:

    名無しさん

    タクシーに乗り込むと行き先を告げて窓の外の景色を見た…和志…気付いたら彼の事ばかりを考えていた。笑った顔…冷たそうな目…従業員とふざけあってる時の子供みたいな顔…少し照れた時のぶっきらぼうな表情…あのほんの2時間であたしの中は和志でいっぱいになった。…もっと知りたい… そぅだッ和志の番号登録しとかなきゃ…カバンからもらった名刺を取り出した。その時携帯が鳴った…見ると番号登録外の電話番号…ドキッ―…『もしもし』 『もし〜俺…和志…もう家?』『まだ…今タク乗ってる』 『そっかぁ?今日ありがとうなッ気つけて帰ってな?また仕事終わったら電話するわ』 『うん?わかった?』電話は切れた…

    2007-09-05 23:37:00
  • 10:

    仕事終わったら電話するって?あたしに?これも仕事なんかなぁ…あたしをハメるため?ミキの言葉が頭をよぎった…ホストなんてハマったら身も心もお金も根こそぎ持っていかれる…29才でホストにハマる?あたし何してるんやろぅ…今のうちに関わらんとこ…家に着いて時計見ると4時…もぅ寝よう…仕事終わったら電話するわ……あかん…考えんとこう…ベットに入ると頭の中は和志でいっぱいになった…それを打ち消すかのようにユウカはきつく目を閉じた…―" " "07/09/05 23:55

    2007-09-05 23:55:00
  • 11:

    名無しさん

    どれくらいの時間寝てたんだろう…時計に目をやった…11時…携帯を見る…着信なし…やっぱりなぁ…ノリで言っただけかぁ…ナンバー2って言ってたしお客さんたくさんいるだろうしもうあたしの事なんて忘れちゃってるか…今日は仕事も休み…シャワーあびて家の片付けしなきゃ…重い腰を上げた瞬間、携帯が鳴り響いた…着信―和志君―かかってきた―…『もしもし』 『あっ俺…和志…寝てた?』『今起きたとこ』『仕事は?』『今日は休み?』『マジで?いいやん?俺今仕事終わった?あれからかなり飲まされてかなり酔ってるし』

    2007-09-06 17:00:00
  • 12:

    名無しさん

    友達の名前ミサからミキにかわってる

    2007-09-06 22:57:00
  • 13:

    名無しさん

    ↑主さん
    そんなん気にせんと頑張って書いて(pω・。)続き気になる。

    2007-09-06 23:26:00
  • 14:

    名無しさん

    がんばって完結して下さい。

    2007-09-06 23:42:00
  • 15:

    13さんすみません?間違ってました?ミサでした?
    14さん15さんありがとうございます?読んでくれててうれしいです?

    2007-09-07 00:24:00
  • 16:

    名無しさん

    『酔ってるの?大丈夫??』 『大丈夫ちゃうし?介抱して?』『そんなんばっかりみんなに言ってるんやろぉ?』『やっぱそう言われると思った?てか…ユウカって男おるん?』…―ユウカ…店ではユウカちゃんって呼んでたのに…酔ってるからかなぁ?…あたしは和志の口から自然に出てきたユウカって言葉に胸がキュンッとなった…『あたしは別れたばっかり和志君は?』…どうせいるんやろうなぁ…居てもいないって言うんだろうし…ホスト…―女の子をハマらすのが仕事…

    2007-09-07 00:26:00
  • 17:

    名無しさん

    『俺も居てない…俺この仕事して女信用できんくなった…だから女いらんねん』…女信用できない?女の子をハメるのが仕事なのに?よくわからないけど…深く聞けなくて『ふぅん…』と答えた…しばらく無言になって和志から切り出した…『ごめん…なんか話暗いな?おもろい話しよや?』
    それから何げない日常の中でのおもしろかった話とかをお互い言い合って笑い合って気がついたら一時間近く経ってた…『っていうか和志君…めちゃ電話してるけど大丈夫なん?』『ほんまやなぁ?でもユウカとの電話おもろいし?また俺起きたら電話するわ?』『わかった?じゃぁゆっくり寝て?おやすみ?』『おやすみ?』電話は切れた…

    2007-09-07 00:42:00
  • 18:

    名無しさん

    起きたら電話する…あたし和志の事好きになる?…そぅ考えた瞬間すごい恐怖と不安がユウカに押し寄せてきた…あたし和志と会ってからどうしちゃったんやろ…ユウカ自身今までの恋愛の中ですぐに人を好きになったりする事はなかった…一目惚れなんて自分にはないと思ってた…ホスト…―29才でホストに一目惚れ?…〈ホストなんてハマったら身も心もお金もすべて持っていかれる>ミサの言葉が頭をよぎった…29才…実家に帰ると親には結婚の話をされる…もう恋愛だけに突っ走れない年齢なのはユウカ自身痛い程痛感してきてるつもりだった…わかっててもそれを越えるくらいユウカにとって20才の和志は魅力的だった…あたしこの気持ち止めれないかも……

    2007-09-07 00:56:00
  • 19:

    名無しさん

    夜の10時…和志からの電話『もし〜今起きた?かなり寝たわ?何してたん?』…和志君の電話待ってた…『普通にテレビ見てた?』『明日は仕事やろ?何時からなん?』『11時から仕事?』そんな会話を続けてると和志の携帯にキャッチが入った…『ごめん?客からやわ?また仕事終わったら電話するわ?』そういって電話は切れた…お客さん…あたしも和志君にとってお客さんだよね?… 深く考えだすと疲れる…とりあえず寝よ…

    2007-09-07 01:12:00
  • 20:

    名無しさん

    朝10時いつもは仕事行くぎりぎりまで寝てるのにいつもより一時間早く起きて仕事行く準備をして和志からの電話を待った…10時半…『ごめん?電話遅くなって?もう仕事行く?』『うん?でもちょっとくらいなら大丈夫?』『ちょっとでもユウカの声聞きたくてさぁ?』こんな風にして和志と連絡とりだして一週間経とうとしている…和志とユウカは毎日連絡取り合っていた…朝早く和志が仕事終わった時は一時間近くユウカが仕事に行くぎりぎりまで電話していた…朝あまり話できない時は夜にかならず長電話をした…和志がホストだと言う事をユウカも忘れているくらい和志は普通の会話をし、ユウカの中では和志からの連絡は当たり前のようになっていた…その日の夜いつものように和志からの電話…『もし〜ユウカ…明日仕事終わってから用事ある?』『明日の夜は別に何も…』『明日俺仕事休みやねん…会われへん?』…ドキッ…―和志と会う…店じゃなくて…会える?『どうしたん?急に…』『あかん?』『いや…別に…』『俺と遊ぶん嫌かぁ?』『嫌じゃないょ?』『じゃぁ決定?とりあえず朝電話する?』電話は切れた…

    2007-09-07 01:36:00
  • 21:

    名無しさん

    バリ気になる(p>∧

    2007-09-07 19:57:00
  • 22:

    名無しさん

    22さんありがとうございます?あたしが書いたものを読んでくれてるってだけですごくうれしいです??頑張って書きます?

    2007-09-07 23:56:00
  • 23:

    …明日の夜和志と会える?…もう一度和志の顔が見れる…あの表情が見れる…和志と出会ってから一週間の和志との電話やメールのやりとりはユウカにとって『好き』って感情を芽生えさせすには十分なものだった……会いたい…―" " "07/09/08 00:00

    2007-09-08 00:00:00
  • 24:

    名無しさん

    会いたい…でも和志はあたしより9才も年下…仕事はホスト…ユウカ一人の決断で突っ走るにはやっぱり怖かった…ミサに相談しよう…ミサにおもいきって電話した…『ミサ…明日の夜…和志君仕事休みで会う約束したんだけど…』‥それからユウカはこの一週間の和志とのヤリトリを詳しくミサに話した…心のどこかでミサに背中を押してほしくて‥店に来てとも言わないし‥あぁ見えて実はホストっぽくないと必死で説明した…ミサはその話をだまって聞いていた…

    2007-09-08 00:01:00
  • 25:

    名無しさん

    『…ってこんな感じなんだけどミサどう思う?会ってみても大丈夫かなぁ?』『…』 ずっと黙って話を聞いていたミサが口を開いた…『やめとき…』『なんでなん?』『あたしはあんたを気晴らしにいいと思ってつれていっただけやんハマらすつもりでつれて行ったんちゃうし…ホストは真剣になったらあかん』『ホストっていうけど何も店行って会うわけちゃうやん』 『あんたがされてる事はただの育てやん』『育てって?』

    2007-09-08 00:03:00
  • 26:

    名無しさん

    『あんたは今、和志によって育てられてるねん…和志によってあんたがなんでも言う事聞くロボットに育てようとしてるねん…たぶんそう思う…ホストのサイトがあるからあんたに送ったるからそれ見てホストの現実見てみ…たぶん和志のスレもあると思うし…全部本間ってわけちゃうやろけど…それ見てもあんたが会いたいって思うんやったら会ったらいいんちゃう?』『……』『じゃぁサイト送るわ』…電話は切れた…

    2007-09-08 00:05:00
  • 27:

    名無しさん

    ミサから送られたサイト…《夜遊びweb》…ホストの事が書かれてるサイト…和志のスレもある…開いてみた…〈club レッド和志320> …これだ…―ユウカはカバンの中から名刺を取り出して店名を確認した―やっぱりこれだ…―ドキッ…何が書かれてるんやろ…

    2007-09-08 00:06:00
  • 28:

    名無しさん

    思い切ってサイトを開いた…そして時間が経つのを忘れるくらいユウカは和志について書かれてるスレを読んだ…読み終えて愕然とした…初めはサイト用語の意味がわからなくてとまどった…でも読んで行くうちにだんだんと理解できた…わからない用語はホスト用語で調べた…サイトに書かれてる内容は―…和志は色ホストで金になる女は誰かれかまわず枕をしてエース以外にも何人か本営にしてる女がいるらしい…サイトの中で和志の本命の女について何人かの女達が喧嘩をしてた…そして自分達がどれほどのお金を和志に注ぎ込んだのかを語っていた… ―最低――ホストってこんな酷い事するんだ…

    2007-09-08 00:30:00
  • 29:

    名無しさん

    ホスト……あの毎日の電話はあたしをハメるため?…全部嘘だったんだ…―全部全部……嘘だったんだ…―ユウカの目から涙が溢れてきた―…その涙は何なのか自分でもわからなかった…悔しさなのか‥悲しさなのか‥怖さからなのか‥和志の顔を思い出すたびに溢れだす涙が止められなかった‥ただ切なかった‥でもこんな和志を知ってもユウカは和志に会いたかった‥その想いがただただ溢れる涙を止められない理由だとユウカは思った‥‥

    2007-09-08 00:40:00
  • 30:

    どれくらいの時間経ったんだろう…携帯が鳴った…着信―…和志…取れない…着信が鳴り止むのをユウカは待った‥和志の電話に初めて出なかった‥am2時‥明日は和志との約束の日‥このままブチッたらピリオド‥たった一週間の短い恋‥今だったら押さえられる‥引きかえせるんだ‥―メール受信―和志‥―もう寝た?―" " "07/09/08 01:05

    2007-09-08 01:05:00
  • 31:

    名無しさん

    おもしろすぎ?
    絶対完結してね?

    期待あげ?

    2007-09-08 11:42:00
  • 32:

    ↑さんありがとうございます?頑張ります?

    2007-09-08 21:34:00
  • 33:

    和志からのメール‥返せない‥明日どうしょう‥もう一つメールが入った‥受信―ミサ―‥さっきの電話であんたにひどい事言ったけどあんたにはホストにハマってほしくない。遊ぶ程度の恋愛やったらいいけどあんたは和志に本気になる!ホストは女に金があるないは関係ないんやで。どんだけ自分に惚れさすかやで。惚れたら惚れただけ女は相手のために金を出す‥それが狙いやで。女を物としか思ってない。たとえ本命になれたとしても辛い事しか待ってないんやで‥よう考えて‥―" " "07/09/08 21:36

    2007-09-08 21:36:00
  • 34:

    名無しさん

    ‥―気晴らしに行こう‥おもしろい‥そぅ言ってたのはミサなのに―‥ミサだってあの夜‥諒を見て楽しそうにしてたのに‥本気と遊び‥あたしにそんな割り切りは無理だろうなぁ‥―もうこれ以上何も考えたくなかった‥寝よう‥ユウカはベットに入って目を閉じた‥‥

    2007-09-08 21:38:00
  • 35:

    名無しさん

    長い夜が明けた‥朝10時‥和志からの着信‥ユウカは鳴り止むのを待った‥2回目の無視‥今日は約束の夜‥しばらくして和志からメールが入った‥―今仕事終わった?もう仕事行ってるん?また仕事終わったら電話かメールちょうだい?俺は今からとりあえず寝るし?じゃぁ仕事頑張れよっ?‥―このメールを返さなかったら和志も何か気付くだろう‥

    2007-09-08 21:40:00
  • 36:

    名無しさん

    今日であたしと和志は終わるだろう‥ユウカはわかっていた‥もう一度和志に会うと―引き返せなくなる自分が居る事を‥―もう29才―‥次に恋愛をする人とは結婚を考えた恋愛―これは自分自身にも言い聞かせてきた事だ。25才を過ぎたあたりから実家に帰るたびに親から彼氏の職業や住まいを詮索されだした―‥ホスト‥ホストをしてても和志は和志‥あたしが一週間見てきた和志はホストの和志だったんだろうか‥‥

    2007-09-08 21:42:00
  • 37:

    名無しさん

    仕事が終わった‥今日一日仕事中もボォーッとして手につかなかった‥約束の夜‥pm10時‥和志からの着信‥3回目の無視‥あたしが仕事が終わる時間がいつも8時くらいなのは和志も知ってる‥わざとに無視してるってもう気付いてるだろうなぁ‥―‥メール受信‥―和志―‥ゆうか何かあったんか?とりあえず道頓堀の青山で待ってるわ!連絡ちょうだい!―‥‥

    2007-09-08 21:44:00
  • 38:

    名無しさん

    和志のメールから2時間‥もぅ待ってないだろうなぁ‥その間メールも電話もなかった‥これで終わり‥和志‥‥‥やっぱり会いたい!ユウカは衝動的に家を飛び出した‥タクシーに乗って行き先を告げる‥もう待ってるはずがない‥あたしから連絡ないからあきらめて今ごろ他のお客さんなり何人か居るであろう彼女と会ってるんだろう‥居なかったら‥もし居なかったら‥あきらめよう‥

    2007-09-08 21:45:00
  • 39:

    名無しさん

    続き気に入なる(pω・。)
    頑張れー★+。゚

    2007-09-09 15:18:00
  • 40:

    名無しさん

    話はおもろいけど主人公の30前のおばはんが痛々しいわ

    2007-09-09 16:05:00
  • 41:

    名無しさん

    頑張れ!みたい。

    2007-09-09 16:37:00
  • 42:

    名無しさん

    確かに重たい(笑)
    考えすぎ

    2007-09-09 17:19:00
  • 43:

    名無しさん

    主サン頑張って完結してネ☆彡
    楽しみにしてる☆(-^▽^-)☆

    2007-09-14 06:34:00
  • 44:

    名無しさん

    更新遅くなってすみません><

    2007-09-19 19:26:00
  • 45:

    名無しさん

    和志はユウカに気付くと触っていた携帯から目を離しふてくされた表情でユウカを見た‥『おぅ‥ってか遅すぎやろ?』『ごめん‥もう居てないと思った‥』ゆうかは和志と向かい合って席に座った‥『暇やったし待ってただけやから…てか昨日からどうしたん?俺ブチられたかと思ったし‥』ユウカは何も言えなくて和志を見た‥『なんかあったんか‥?』キュン‥あたしが好きな目‥冷たいのに優しい目‥ユウカは目をそらした‥『サイト‥和志君の事書かれてるサイト‥友達が送ってきて‥あたしホストの仕事って全然知らなくて‥それ読んでなんか怖くなって‥』…和志を見た…悲しそうな目…『ふぅ―ん。ユウカはそれを信じたってわけ?』『……』『とりあえず出よか』…和志は伝票を持って立ち上がった…

    2007-09-19 19:29:00
  • 46:

    名無しさん

    ユウカは和志の後を無言でついて行った…怒ってる?…表情のない冷たい目……その冷たい目をしてる奥底には和志の何が眠ってるんだろう…

    2007-09-19 19:31:00
  • 47:

    名無しさん

    しばらく歩いていると和志は繁華街の中にあるビルの前で立ち止まった…
    『俺の知り合いここでバァーしてるねんけど…飲み行く?』 『うん…』 二人は無言のままエレベーターに乗った。…―いらっしゃいませ…―『おぅ和志やん?女も一緒かぁ??』『久しぶりっす!マスターあっちの席いいっすか?』『おぅ!今日は暇やし使えや!まっ俺の前のカウンターでもえぇけどな?』『ハハッ?とりあえず向こうで?』和志は笑いながら少し離れた席を指さした。

    2007-09-19 19:32:00
  • 48:

    名無しさん

    和志と向き合って座った―…ドキッ…緊張するなぁ…化粧直しもしてないし…この時間…長時間化粧直ししてないと肌が気になる… 『何飲む?』メニューを見る…『カルアミルクにしよっかなっ』『甘いの飲むんやなぁ笑…じゃぁ俺もそれ飲も?』…和志は無邪気な顔で笑った…可愛い…冷たい目とやさしい笑顔… カッコイイよなぁ…

    2007-09-19 19:34:00
  • 49:

    名無しさん

    楽しみにしてるんで、ペース崩さず頑張って下さい???これからは陰ながら応援します!!

    2007-09-20 01:41:00
  • 50:

    名無しさん

    更新毎日楽しみにしてます。

    2007-09-26 22:49:00
  • 51:

    名無しさん

    主さん頑張ってください(^-^)

    2007-09-26 23:10:00
  • 52:

    仕事忙しくてなかなか書けなくてすみません?でも応援してくれてる人がいるのすごくうれしいです?ありがとうございます?

    2007-09-27 00:01:00
  • 53:

    名無しさん

    『俺の事怖いん?』和志がユウカの顔を覗き込んで聞いた…淋しそうな目をして…『怖くはないけど…でもやっぱりホストの世界ってあたしが思ってた以上にすごいんやなぁって…住む世界が違うっていうか…』 『ユウカな…サイト読んだんやろ?あれ嘘ばっかり書かれてる事とぶっちゃけほんまの事もある。この仕事してたら潰しにもあうし、客ん中にはいろんな奴おってホンマに病んでて俺に癒しを求めてくる客、色を求めてくる客、友営を求めてくる客、本気でハマりだす客、俺は俺なりに自分が答えれる範囲で客の要望には答えてるつもりや。

    2007-09-27 00:02:00
  • 54:

    名無しさん

    ある程度答えるのはこの仕事してたら当たり前の事やと思ってる。俺がユウカにしてる事は色って思われるような事してるんや思う…でも俺もホストである前に人間や…ユウカの事客にしたいとかそんなんの前にユウカと出会ってからユウカに電話して話することがなんかわからんけど自然に楽しかった…癒された…

    2007-09-27 00:04:00
  • 55:

    それはホンマや…会いたいと思った…ユウカを知りたいと思った』 真剣な目…もしかしたら嘘ついたり演技したりしてるのかもしれない…でもユウカは信じようと思った…和志が言ってた事…あたしも一緒だ…―和志と出会ってから毎日和志の電話を待っていた―話して楽しかった…和志に癒された…―いつも電話しながら和志の風貌を頭で思った…あたしが好きな目…茶髪の髪…笑うとできるエクボ…きれいな歯…少し色黒な肌…ヤンチャな雰囲気…―それを思いながらいつも思ってきた―………会いたい………―" " "07/09/27 00:06

    2007-09-27 00:06:00
  • 56:

    名無しさん

    更新してる!嬉しい?

    2007-09-27 19:43:00
  • 57:

    名無しさん

    58さんありがとうございます?少し更新します?

    2007-09-27 20:44:00
  • 58:

    ◆egWcz6vH1w

    話終わると和志がユウカをジッと見つめた―…シーン…―言葉が思いつかなった…言いたい事や聞きたい事はいっぱいあった。でも和志をもう少し見たいと思った…会いたいって気持ちはユウカの中ではもう収まりきれないものになっていた…『和志くんの事信じるよ。』

    2007-09-27 20:48:00
  • 59:

    ◆egWcz6vH1w

    ホッとした顔で和志が笑った『そっか?信じてみて?』その日初めて見る和志の笑顔だった…可愛い…年下男…何才くらいから年下の男が自分の恋愛対象になっていったんだろう……
    それから和志と色々な話をした…

    2007-09-27 20:49:00
  • 60:

    ◆egWcz6vH1w

    和志は親が離婚していて母親に女手一つで育ててもらった話。5年前に母親が再婚して3才の妹がいること。和志は母親の再婚相手とうまくいかず2年前から家を出た事。大学も奨学金で行っていたけど今は休学中であること。1年前に彼女と別れて街を一人でブラブラしているところをスカウトされてホストになった話…

    2007-09-27 20:51:00
  • 61:

    ◆egWcz6vH1w

    軽い気持ちでホストを始めてみたけど続けてるうちに本気で勝負してみたくなった事…そして自分の力で成功して母親と小さな妹を養って行きたいと思ってる事…ホストを続けてるうちに人の事を愛するという気持ちを忘れてしまった事…

    2007-09-27 20:52:00
  • 62:

    ◆egWcz6vH1w

    ユウカは黙って話を聞いていた…和志の真剣な顔…しばらくの沈黙…『俺さぁ…ユウカと電話してたり会って話してたら落ち着くねんなぁ…素でおれるっていうか…今まで関わってきた女となんか違うっていうか…まぁこんなん言っても信じてくれんやろけど…』『それはあたしと和志君が9才も年の差があるからそう感じるだけちゃう?』あたしはこの時初めて和志と自分の年の差を口に出して伝えた…

    2007-09-27 20:54:00
  • 63:

    ◆egWcz6vH1w

    『9才も離れてるん?ユウカ三十路前やん?はよゆえやぁ?』今までも会話の中で歳の話には何度もなったけどユウカはいつも本当の歳は和志に伝えてなかった『だってなんか言いにくいやん?』『ていうか29に見えへんし?俺ユウカから見てガキ?』『そんな事ないよ?あたし精神年齢低いし?』

    2007-09-27 20:56:00
  • 64:

    ◆egWcz6vH1w

    『俺ユウカの彼氏になるんは無理?』『……』『明日仕事?』『休み…』
    『一緒におりたい…』『……!!』エェ―…どうしょう……『一緒におれん?俺ん家来てや…なんもせんから』

    2007-09-27 20:58:00
  • 65:

    名無しさん

    あかん…ハマります!おもしろい?

    2007-09-27 21:41:00
  • 66:

    名無しさん

    67さんありがとうございます?読んでくれてるだけで励みになります?今日は時間あるので少しずつ書きますね?また読んでやってください?

    2007-09-27 21:52:00
  • 67:

    ◆egWcz6vH1w

    『エェ…』どうしょう…でもあたしも一緒にいたい…和志ともっといっぱい話したい…もっと一緒にいたい…『ユウカは俺の事どう思ってるん?20才のホストなんて恋愛対象外?』しばらくの沈黙…―『一目惚れ…あたし和志くんに一目惚れしたんだと思う…あの日…和志くんがあたしの席に座った時から頭から離れなかった…歳の差も仕事も全部わかってた…けど…会いたくて…なんか自分でもびっくりするくらい出会った時から好きだった…かも』言っちゃった…自分の気持ち…―素直な気持ち―…
    『出よっか』『マスターおあいそして』和志が伝票を持って席を立った。店を出て和志はユウカに手を差し出した…ユウカはその手にそっと触れた…ギュッ…―和志はその手を強く握り返し無言のまま歩きだした

    2007-09-27 21:55:00
  • 68:

    ◆egWcz6vH1w

    『近いけどタク乗ろか?』和志がタクシーを止めて先に乗り込んだ『おいで?』先に乗った和志がユウカに手を差し出す…その手を握りユウカも和志の隣に座った…ワンメーターの距離…ユウカの心臓は和志にも聞こえるんじゃないかと思うくらい爆発寸前の鼓動だった…フッと和志と目が合った…ユウカは咄嗟に目をそらした…『ユウカ』和志の声にもう一度そらした目を和志に向けた…その瞬間…和志の唇がそっとユウカの唇に触れた―キス―優しいキス…重なり合う唇…魔法がかかったみたいにユウカは動けなかった…

    2007-09-27 22:25:00
  • 69:

    名無しさん

    和志は自分の目にかかった前髪をかきわけておでことおでこをくっつけた…
    『てか俺らの初チューやな?バリ照れるし?』恥ずかしそうな笑顔…あたしは恥ずかしくてうつむいた…『照れてるん?』和志は笑いながらユウカをそっと自分の胸に抱き寄せた…『コンビニよろか?』うつむいたまま抱き寄せられてるユウカの耳元でささやく『……』和志が覗きこんで言う『てかおまえ照れすぎやって?俺の方が恥ずかしいわ??顔あげろって?』『いや?みんといて??』

    2007-09-27 22:41:00
  • 70:

    今日はここまで?また時間ある時更新します?いつも応援してくれてる人ありがとうございます?

    2007-09-27 22:44:00
  • 71:

    名無しさん

    おもしろい♪
    主さん応援してまぁす

    2007-09-27 23:51:00
  • 72:

    名無しさん

    おもろすぎ??

    2007-09-28 01:56:00
  • 73:

    名無しさん

    かなり更新ある?本当ハマってます?

    2007-09-28 11:29:00
  • 74:

    72サン73サン74サンいつも応援ありがとうございます?少し時間あったんで更新しますね?

    2007-09-28 18:07:00
  • 75:

    72と75の間違いです?すみません?

    2007-09-28 18:08:00
  • 76:

    ◆egWcz6vH1w

    『なんか俺ら中学生みたいやん?タクのおっちゃんも笑ってるで?』『もぉ?』二人でじゃれあいながらタクシーを降りてコンビニで買い物した『俺ん家このコンビニの横のマンションやねん?』和志の家…ユウカの中で和志に自分の想いを伝えてからもう何の迷いもなかった…いろんな事を深く考えるより和志を見たいと思った…ミサからホストの話を聞いてから自分なりに和志との距離を置こうと思った…でも動きだした気持ちにうそをつく事はできなかった…人ってこんな短い時間に恋をするんだ…一目惚れ…初めて抱いた気持ち…目の前にいる和志を眺めながらユウカは自分の動きだしてる気持ちの最後の確認をしていた…

    2007-09-28 18:09:00
  • 77:

    ◆egWcz6vH1w

    『結婚』今年だけで友達の祝儀にどれだけの金額を払っただろう…まわりの友達が結婚していくたびに親にチクチクと嫌味を言われてきた…〈わたしらももう若くないんやから孫の顔早く見せて安心させて〉…和志との結婚…気がとおくなるくらいありえない話…29才と20才…相手はホスト…―あぁ?また婚期遅れるな…フッと親の顔がよぎるのをユウカは慌てて頭から拭い去った

    2007-09-28 18:11:00
  • 78:

    ◆egWcz6vH1w

    …―和志の家―…
    『俺んちバリ汚いで?ビックリするで?どうぞ?』『……!!』『あれ?なんか言ってや?』『ほんまに汚いと思って?どうやったらこんな汚せるんかなぁと思って?』『まじで?そんな汚い?ユウカ毎日掃除して?』

    2007-09-28 18:12:00
  • 79:

    ◆egWcz6vH1w

    1LDKの部屋…とりあえず散らばってる漫画の本や飲みかけで置きっぱなしのペットボトルを片付けて座るところを確保した…『ユウカって嫉妬やき?』和志は買ってきたお菓子をあけながら質問した…『急にどおしたん?嫉妬やくけど相手には妬いてるとこ見せないかなっ?』『地味に妬くんや?俺かなり嫉妬焼き?いい?』『何が?』『今日から俺の女になってや…』『……うん』『やった?一年ぶりの女や?』『へぇ…』『俺…本名は隆志…和志はホストの源氏名やねん?今日からは隆志って呼んで?』…和志が隆志…『隆志君…?』『おぅ?それそれ?てかトイレ行ってくるわ?』

    2007-09-28 18:14:00
  • 80:

    ◆egWcz6vH1w

    和志がトイレに行ってる間部屋の周りを見渡した…フッとユウカの目がとまる…伏せている写真立て…ドキッ…そっと開ける…可愛い笑顔の女の子と今より少し幼い笑顔で写ってる和志…
    たぶん同い年くらいなんだろう…見なきゃよかった…

    2007-09-28 18:15:00
  • 81:

    名無しさん

    やったー?また更新ある?

    2007-09-28 19:53:00
  • 82:

    少し更新しますね?これからは和志は本名の隆志で描いていきますのでよろしくおねがいします?ややこしくてすみません?

    2007-09-28 21:19:00
  • 83:

    ◆egWcz6vH1w

    写真立てに飾ってる2ショットの二人の笑顔…写真立てに飾るなんてよっぽど好きだった子だったんだろうな…笑顔の可愛い女の子…若い彼女…伏せてても今も飾ってるって事はまだ好きなのかなぁ…一年前に別れた彼女なのかなぁ…和志じゃなく隆志だけを知ってる彼女…次から次にユウカの中に吹き出てくる不安な気持ち…考えないようにそっと写真立てを元の位置に伏せた…

    2007-09-28 21:22:00
  • 84:

    ◆egWcz6vH1w

    隆志がトイレから戻ってきた…膝を抱えてうずくまっている…『ユウカ…さっきトイレから戻る時に膝打った?バリ痛いって?ちょいこっちきて?』すごく痛そうな隆志の顔…今にも泣きだしそうな声…『大丈夫なん??』ユウカは隆志の横に駆け寄って座った瞬間…―隆志の顔が悪戯な笑顔に変わってユウカを抱き寄せた―…『うっそぉ?騙されたやろ?』『もぉ??心配したやん?』『ほんまにちょい打ったんやって?』
    …目と目が合う…
    …隆志の真剣な目…

    2007-09-28 21:23:00
  • 85:

    ◆egWcz6vH1w

    ―…キス…―
    隆志の唇がユウカに触れる…触れてしまったら止められない…あふれ出してくる気持ち…目を伏せた顔…唇の形…こんなにキスが愛しいなんて…隆志…いつもは他の誰かのものなのかもしれない…でも今だけはあたしのもの…あたしだけのもの…隆志の唇があたしの身体をたどっていく…心が身体か反応する……『ユウカ好き…』隆志が耳元でささやく…『ユウカ…』『隆志くん…』

    2007-09-28 21:24:00
  • 86:

    ◆egWcz6vH1w

    …―ベットの中―…
    『ユウカ…ちゃんと見せて…』『嫌…身体見られるの恥ずかしいもん…』『いいから…ちゃんと見せて…』身体中が隆志でどんどんいっぱいになる…隆志くん…離れたくない…ずっとこのまま感じていたい…あたしの事感じててほしい…隆志くんの胸で抱かれていたい…

    2007-09-28 21:26:00
  • 87:

    ◆egWcz6vH1w

    隆志に抱かれて思い知らされた気持ち…隆志くんの胸の中……好き……好き……身体中が隆志でいっぱいになる…

    2007-09-28 21:27:00
  • 88:

    ◆egWcz6vH1w

    隆志に抱かれて思い知らされた気持ち…隆志くんの胸の中……好き……好き……身体中が隆志でいっぱいになる…
    ベットの中…隆志の腕枕…『まだ恥ずかしがってんの???』隆志がユウカを覗き込む…ユウカは隆志に背を向ける…『恥ずかしいな決まってるやん?』…20才の男の子に裸見せちゃった…さすがに後になってどんどん恥ずかしさがこみあげてきた…『ユウカ可愛いな?』『可愛くないし?』……ジャレ合う二人…フッとユウカの頭に写真の中の彼女が思い浮かんだ…

    2007-09-28 21:29:00
  • 89:

    名無しさん

    読んでまぁす

    2007-09-29 01:27:00
  • 90:

    名無しさん

    私も読んでます?

    2007-09-29 23:47:00
  • 91:

    名無しさん

    大好き上げ?

    2007-09-30 03:22:00
  • 92:

    名無しさん

    主さんもぅ書かないの?

    2009-03-29 00:52:00
  • 93:

    名無しさん

    めっちゃおもろい?
    待ってるから書いてな?

    2009-04-08 10:48:00
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