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†2nd,Love†

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  • 1:

    あたしは、永遠に、あの人の2番。
    どれだけ、頑張ったって、あの人の1番にはなれない。
    ねぇ、あたしを見てよ。

    2007-09-10 02:26:00
  • 2:

    ――♪♪
    いつも、決まった時間にしか鳴らない、指定着信音が、あたしの部屋中に、響き渡る。吸っていた煙草を消し、一呼吸おいて、通話ボタンを押す。聞き慣れた、低くて、だけど優しい声が、あたしの名前を呼ぶ。

    2007-09-10 02:30:00
  • 3:

    ―リィ。俺だけど、今から行ってもいぃ?
    電話の主は、遠慮しがちに、あたしに聞いてきた。あたしの返事は、分かってる筈なのに。
    ―いぃよ。待ってる。

    2007-09-10 02:34:00
  • 4:

    一分もかからない電話。
    電話を切り、あたしは急いで、部屋を片付ける。そして、スッピンの顔に、ナチュラルメイクを施し、綺麗な部屋着に着替える。あの人は、偽のあたししか知らない。だけど、それでいぃ。それで、あの人が、喜んでくれるなら。

    2007-09-10 02:39:00
  • 5:

    ピーンポーン。
    あの人が着た。あたしは、急いで、玄関まで行く。ドアを開け、彼を部屋に通す。
    ―ごめんな。
    彼が言った。

    2007-09-10 02:42:00
  • 6:

    いつもそぅ。一言めは、謝りから始まる。謝られるたび、あたしの胸の中の、どこかが痛む。そしてあたしは、笑う事しか出来ない。―適当にしてて。今、飲み物入れてくる。
    彼をリビングにおらし、あたしは隣のキッチンへ行く。

    2007-09-10 02:46:00
  • 7:

    冷たい麦茶を、グラスに入れてリビングへ戻ると、彼はソファに座り、テレビを見ている。綺麗な顔。グラスを持ったまま、立っていたあたしに、彼は気付き、声をかけた。
    ―どぅした?

    2007-09-10 02:54:00
  • 8:

    あたしは、咄嗟に言った。―うぅん。何でもない。
    彼は笑う。
    ―変な奴だな。
    あたしの、好きな笑顔で。

    2007-09-10 02:56:00
  • 9:

    今日はここまでにしますm(__)m

    2007-09-10 02:57:00
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