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おかん。
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1:
さや
私「お前殺すぞっ!朝から気持ち悪いって!声かけんなや!しゃべんなっ!」母「…っっ!お前誰に口きいてんの!?ええ加減にしぃや!」母の怒鳴り声とともに片手鍋がとんできた。毎朝飛んでくるその片手鍋…。それは私の学生生活では毎日おきる日課だった…。
2007-09-11 03:35:00 -
2:
さや
「本間すいません…っ!ほらっ!あんたも謝りっ!」母が平謝りをしながら私の後頭部をググーっとおし私の頭をさげた。舌打ちまじりに私は母を少し睨み付け渋々頭をさげた。
この当時の私は中学一年生…。ありあまった力を放つように毎日喧嘩をくりかえしていた。男、女、先生、後輩、先輩、同級生…。
人が痛がり泣き叫ぶ顔に快感を覚えていた…その頃…。友情や愛情…同情は私にとっては無縁のものだった。2007-09-11 03:43:00 -
3:
さや
そんな私の家は小さなアパートで母と二人暮らし…。朝はヤクルトを配り夜はパチンコ屋の清掃などと朝から晩まで働く母…。母のいない小さな部屋でタバコをふかしながらくつろぐ私…。1日のうちほんの数時間しか顔をあわせない母は私にとって家政婦のようなものだった。
2007-09-11 03:50:00 -
4:
さや
母の怒鳴り声で迎える朝は私にとってウザったくて仕方がなかった。
母「さやぁー!早く起きぃーっっ!今日も学校いかんのかーっっ!」小さな部屋には十分響き渡る母の声に私は枕で耳を塞いだ。母「さやぁーっ!ええ加減おきぃーっっ!聞こえてるんやろーっ」母の声がさらに大きくなった。それでも無視を続けると母は決まって私のかぶっていた布団を剥ぎ取った。2007-09-11 04:01:00 -
5:
さや
季節は冬…。朝の冷たい風を朝一番に味わった私はスイッチが入ったように飛び起き叫んだ。私「朝からやかましいんねんっ!ちゃっちゃとヤクルト配ってこいやっ!」母「ヤクルト配って来て下さいやろっ!誰のお陰で飯くえてるんやっ!ヤクルトとお母さんのお陰ちゃうんかっ!?えっー!」私「はいはいっ!もうマジうるさいから早く行ってこいって!」そう言いながら母の足元に落ちている布団を拾い上げ睨み付けた。すると母はフンっと鼻で笑うとキッチンに向かい片手鍋を右手にもち、また私の布団を剥ぎ取った。私「ちょっ!本間だっ!」続きの「るい」をいう前に私の頭のてっぺんを芯にポッコーンとイイ音がなりひびいた。
2007-09-11 04:10:00 -
6:
さや
私「いっっったぁぁ?」頭の皿をさすりながら母を強く睨み付ける私に…。母「ええからっっ!早く学校いってこいっ!!」私「うちに意見すんなやっ!」毎朝芽生える母への殺意…。やってやる気満々で私は母へと飛びかかった…が…空手経験のある母は強く、装備に片手鍋をもった母は、毎朝ありえない強さを発揮していた。
2007-09-11 04:18:00 -
7:
さや
毎日毎朝、母にケツをひっぱたかられ嫌々学校の門をくぐる…私にとってはこれほどにない苦痛な毎日だった。
友達もろくにいない…。桜の咲く学校の門を初めてくぐって半年以上たつのに私はまだ学校で笑った事がなかった…。2007-09-14 06:18:00 -
8:
さや
今になれば不思議に思う…。何をしていても楽しいはずの中学生活が何故私は人並みに楽しめなかったんだろう…。ただのひねくれていただけなのかもしれない…、でも今も覚えているのは、どうしようもなく湧き上がってきた怒りの感情…、何があった訳でもないのにただ湧き上がってくるイライラする気持ちだけを今でもはっきり覚えている。
2007-09-14 06:27:00 -
9:
さや
窓際の一番後の席…何度席替えしても私のその特等席は変わる事はなかった。風はつめたいのにポカポカする太陽の日を浴びながらするお昼寝は私にとって大好きな時間だった…。
いつものように太陽を顔いっぱい浴びながら眠っていると肩を軽く叩かれ目を覚ました私。ふと顔をあげるとクラスメイトの女子が立って私の顔を軽くのぞきこんでいた。寝起きの悪さもあり私はクラスメイトをキリッと睨みつけた。2007-09-14 06:37:00