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黄色い飴

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  • 1:

    あき ◆usfVixUTHs

    書くの初めてですけどがんばります!
    このいっぱいになった飴…もう食べていいですか?

    2005-12-03 23:08:00
  • 300:

    みぃ

    気になる?

    2006-01-06 18:39:00
  • 301:

    あき ◆usfVixUTHs

    みぃさん・頑張ります!

    2006-01-06 23:30:00
  • 302:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『俺の気持ち伝えれてよかった。ありがとう話聞いてくれて。』
    あき『ううん。こっちこそ嬉しか…』
    しょう『あっ』
    しょうの視線の先をたどると、飴がいっぱいに詰まったビンがある。

    2006-01-06 23:45:00
  • 303:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『あっ』
    しょう『てか全然食ってへんやん。おいしいのに〜』あき『なんか可愛いし食べるのもったいないかなって…思って…えっと〜』
    しょうは、きょどる私を見て笑った。

    2006-01-06 23:50:00
  • 304:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『下まで送るわ』
    しょう『ここでいい』そう言って、しょうは私の小さい体を大きな手でギュッと抱き締めた。
    数秒後しょうがドアに手をやり出て行った。ドアが閉まっていく。どんどん狭くなっていく隙間の向こうの彼をずっと眺めてた。
    バタンッ!ドアの音とともに涙が溢れた。

    2006-01-07 00:15:00
  • 305:

    名無しさん

    あげ?

    2006-01-07 02:09:00
  • 306:

    あき ◆usfVixUTHs

    名無しさん・あげてくれてありがとうございます?

    2006-01-07 04:03:00
  • 307:

    名無しさん

    書いて??

    2006-01-07 04:05:00
  • 308:

    あき ◆usfVixUTHs

    名無しさん・はい!頑張ります?

    2006-01-07 05:10:00
  • 309:

    あき ◆usfVixUTHs

    好きの言葉。私は踊りそうになるくらい嬉しかった。でも、その子には勝てないよ。《守ってあげなあかんって思う》この言葉は私の胸を苦しめる。
    この日私は、泣きながら浅い眠りについた。

    2006-01-07 05:12:00
  • 310:

    あき ◆usfVixUTHs

    朝の5時頃、優菜から着信が入った。
    優菜『電話くれました?』あき『うん』
    寝呆けながらも、しょうとの事を1から10まで説明した。

    2006-01-07 05:17:00
  • 311:

    あき ◆usfVixUTHs

    優菜『優菜やったら、好きって言ってくれてるから、受け止めると思う』
    優菜は、引きさがるなと言うような感じだった。
    あき『でも付き合ってって言われてないし。好きって言われただけやし。』
    優菜『あきさん、またいい人きどりですか?』

    2006-01-07 05:25:00
  • 312:

    あき ◆usfVixUTHs

    多分その通りなんだと思う。その子には、しょうしかいないからとか、手足が不自由だからかわいそうだとか、これも綺麗事になるかも知れない。結局は、しょうを自分の物にしたい。正直すぎるそんな優菜が羨ましいと思った事が何度もある。思った事を素直に言えて楽かどうかは知らないが、私よりはマシなんだろうと思った。

    2006-01-07 05:38:00
  • 313:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『なんかごめんな。優菜に聞いてもらってるばっかりに。』
    優菜『いいえ〜。今度優菜の話たっぷり聞いてもらいますからね』
    あき『まかしとけー』

    2006-01-07 05:43:00
  • 314:

    あき ◆usfVixUTHs

    ━━━8日後━━━
    寒い寒い朝、目はぱっちりと眠気も起こらない。
    今日は、名前も知らないその子に会いに行く。しょうに会った日から今日まで、連絡はとっていたが、あまり話をしていない。仕事も集中出来ないくらい思い悩んでたこの日がやってきた。

    2006-01-07 05:49:00
  • 315:

    あき ◆usfVixUTHs

    冬が来るとケリーは、いつも以上に私のそばへ寄ってくる。その時ちょうど、化粧をやっていた時だった。ケリーが私にへばりついてきて、メイクが失敗してしまった時。

    2006-01-07 06:09:00
  • 316:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『もう!!』とケリーの顔をヒジで、ぶってしまい『キャン!クーンクーン』と手で顔をこすり鳴いているケリーを見て見ぬふりをした。私は、なぜこんなになってしまったのだろう。私は、しょうに必死になりすぎてた。

    2006-01-07 06:12:00
  • 317:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『いってきます』と玄関まで歩くとケリーが私の後ろをついてくる。
    あんな事があっても、ケリーは玄関の前まで主人の私を見送ってくれた。
    それを見て胸がキューンと痛んだ。

    2006-01-07 06:34:00
  • 318:

    あき ◆usfVixUTHs

    〜♪♪♪
    しょうから着信。
    しょう『さっき家出たから後20分くらいでつくわ』
    あき『分かった〜』と言いつつ、私はすでに家を出てエレベーター前だった。
    そして下へ降りると自動販売機で温かいミルクティーを買い、寒い中大好きなしょうを待つ。

    2006-01-07 06:56:00
  • 319:

    あき ◆usfVixUTHs

    缶の開ける部分を見てウドそっくりだなぁと一人でうなずいていると、黒のセダンが私の前をゆっくりと止まった。私は緊張しながら助手席のドアを開ける。
    あき『おはよッ』しょう『おはよう』元気のない返事。

    2006-01-07 07:09:00
  • 320:

    あき ◆usfVixUTHs

    特に会話もないまま着いた先は、小さな喫茶店。汚くていい味が出てるとゆうかなんとゆうか。
    店員『ご注文の方は?』
    しょう『ミックスジュース』
    あき『あ。私も同じので』

    2006-01-10 01:48:00
  • 321:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『ここのミックスジュースおいしいねん』
    あき『楽しみ〜』
    しょう『そうそう。もう答え決まった?』
    あき『なんの?』
    しょう『付き合えるか付き合われへんか』

    2006-01-10 01:59:00
  • 322:

    あき ◆usfVixUTHs

    今さっきまでミックスジュースなんてかわいいなぁと、母性本能をくすぐられていた。そんな時、私はびっくりした。ただ好きと告げられただけで、付き合うとか付き合わないとかそうゆうのじゃないと思ってたから。

    2006-01-10 02:08:00
  • 323:

    あき ◆usfVixUTHs

    何にせよ答えを出さなきゃいけない。答えなんて一つしかないんだ。
    あき『付き合って下さい』
    しょう『笑』しょうが下を向いて意味深な笑みを浮かべている。
    あき『なんで笑ってん?』

    2006-01-10 02:11:00
  • 324:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『なんか固いな〜と思って。てか、よろしく〜』
    あき『よ、よろしく』
    こんな簡単に事が進んでいいのか。その前にその足の不自由な女の子はどうするのか。私の求めてた事がすんなり進んで嬉しいはずなのに、どうしても‥。なんかね。

    2006-01-10 02:20:00
  • 325:

    あき ◆usfVixUTHs

    12月15日あきとしょうは付き合った。
    しょう『おいしくない?』あき『かなり』
    付き合って何が変わったて、どうなるとか分からない。ただぐっと近くに感じれたような気がする。けれど、恋人はきっといつか別れが訪れるだと、皆知っていて知らないふりをする。

    2006-01-10 03:14:00
  • 326:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『そろそろいこか』あき『うん』
    私たちは1時間も経たない間に喫茶店を出て、病院へと向う。
    どんどん緊張してきたのが自分でも分かった。

    2006-01-10 03:40:00
  • 327:

    あき ◆usfVixUTHs

    まだ面会の時間じゃないので、タバコを吸って時間を潰そうと喫煙所に向う。
    あき『私見て、その子どう思うんやろ』
    しょう『俺は友達連れて行くって言ったけど』
    あき『‥あぁ〜。友達かぁ。だってその子と付き合ってるもんな』
    しょう『俺二股やん』

    2006-01-10 03:47:00
  • 328:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょうは今気づいたようにつぶやいた。ばか?二股をされているのに、しょうを憎めない私もバカなのか。
    しょう『いこか。もうちょっと時間あるけど、寒いから入れてもらお』と、笑ってなんの緊張もなく堂々としてた。

    2006-01-10 03:57:00
  • 329:

    あき ◆usfVixUTHs

    寒さで自由に動かない手をポケットに入れ歩いた。
    カツン‥カツン‥
    病院の中は朝も昼も夜も静けさが漂っている。またこの静けさが私の緊張を大きくした。ナースのお仕事とゆうドラマは本当にありえない。今ここに朝倉(ミズキアリサ)を呼んでドンチャン騒ぎして私の緊張をほぐしてほしい。

    2006-01-10 04:08:00
  • 330:

    あき ◆usfVixUTHs

    そしてしょうが立ち止まった。しょう『ここ』
    あき『‥うん』
    しょう『もうちょっとでリハビリの時間やと思う』
    しょうが部屋に入って行き、後を追うように私も部屋に入った。

    2006-01-10 04:15:00
  • 331:

    あき ◆usfVixUTHs

    そこは個室じゃなく、4人部屋で、体を起こしてテレビを見ている人もいれば、ボーっとしている人もいた。その中で一つ、カーテンを締めきっている所を見つけた。私は絶対そこだとカンが鋭く働く。

    2006-01-10 04:22:00
  • 332:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『ちょっと待っててな』と、そのカーテンの中へと入っていく。
    やっぱりそうだ。このカーテンの奥にはどんな子がいるの?名前も知らない。顔も知らない。緊張して足がすくみそうになった。
    すると、しょうがカーテンから出てくるなり手まねきをする。私は、その手まねきに吸い込まれるように歩いた。

    2006-01-10 04:34:00
  • 333:

    あき ◆usfVixUTHs

    今日はここまでです。前に最後の方まで書くと言ってたのですが時間がなくて書けませんでした。見てくれている方、紛らわしい事を言ってすいませんでした?

    2006-01-10 04:39:00
  • 334:

    名無しさん

    2006-01-10 04:42:00
  • 335:

    綾?

    ぃ?ょ?頑張ってかいてな?(?艸??)キュン

    2006-01-10 05:00:00
  • 336:

    あき ◆usfVixUTHs

    名無しさん・まとめてくれてありがとうございます?綾さん・許してくれてありがとうございます?

    2006-01-11 10:50:00
  • 337:

    あき ◆usfVixUTHs

    カーテンを横切り、私が目にしたものは、少し痩せた女の子。髪の毛が真っ黒で肩下まであって最近の子ではなく化粧はもちろん、何もしていない素朴でかわいらしい女性だ。
    そしてその子は私に、恥ずかしそうに頭を下げて挨拶した。

    2006-01-11 11:09:00
  • 338:

    あき ◆usfVixUTHs

    私もその子に小さくお辞儀した。
    そして私は何を話していいのかと考えていた。すると、助けるように看護婦さんがやってきた。
    その子は時計を見て、机の上の落書き帳に何やら字を書き出した。「リハビリいってくる。ゆっくりしていってね」お世辞でも綺麗とは言えない字で書いてくれた。私はその子と目が合うと、頭をコクンとさせた。

    2006-01-11 11:31:00
  • 339:

    あき ◆usfVixUTHs

    その子がベットから車イスに移動するのを、しょうは慣れた手つきで行なっている。それをずっと見てた。看護婦『ほな、あいちゃん行こか』と、車椅子を押して行った。
    あい?私はびっくりした。聞き間違いじゃなければ…と名前が書いてある部分に目をやった。

    2006-01-11 12:01:00
  • 340:

    あき ◆usfVixUTHs

    崎〇 愛。
    偶然としか言い様がない。私は鳥肌を立てた。
    だって。私の本当の名前は、亜衣(あい)だから。
    店長は私が14の時に、亜希とゆう源氏名を付けてくれた。もうすっかり自分の名前なんか忘れてた。そうだ。私、亜衣だった。

    2006-01-11 15:12:00
  • 341:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『私ほんまは亜衣って名前やねん』
    しょう『絶対うそ』
    あき『アジアの亜に、イは衣って字。わかる?』
    しょう『コロモってどんな字?』と、愛ちゃんの落書き帳を手に取った。
    しょう『書いて』

    2006-01-11 15:22:00
  • 342:

    あき ◆usfVixUTHs

    あき『これやん』
    しょう『あぁ〜分かった』

    画用紙の端に小さく【亜衣】と、2文字を書き残した。

    2006-01-11 15:29:00
  • 343:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『遅いな』
    あき『リハビリって何するん?』
    しょう『手と足と発声練習かな?でも、あいつ声は絶対出そうとせーへん』
    あき『そうなんや。リハビリ頑張って元に戻ったらいいのにな』

    2006-01-11 15:34:00
  • 344:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『あいつは無理やな』
    あき『なんて事ゆうんよ』
    しょう『あいつはもう退院してもいいのに、まだ入院してるねん。リハビリするからって。』
    あき『えらいやん』
    しょう『リハビリとか家で出来るし、いつまでも入院してたらお金の無駄やん』

    2006-01-11 15:42:00
  • 345:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『あいつ俺が別れたいの知ってるから、こんな事するねん』
    しょうと繋がっていれるのは、この病院だけなんだと愛は気づき、恐いのだろう。愛の気持ちが身に染みてくるように解る。

    2006-01-11 15:58:00
  • 346:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『ジュース買ってくるわ』と部屋を出た。
    私は部屋を眺める。約15分。
    しょうが車椅子を押して愛連れて帰ってきた。
    しょう『そこで会ったから連れて帰ってきた。はい』と、ジュースを渡される。

    2006-01-11 16:09:00
  • 347:

    あき ◆usfVixUTHs

    そしてしょうは、愛をベッドに移動するのをお手伝いする。愛が羨ましいと思えた。
    愛は落書き帳にペンをゆっくりと走らせる。
    【待たせてごめんね】
    私はコクンと頭を軽くふった。

    2006-01-11 16:16:00
  • 348:

    あき ◆usfVixUTHs

    【初めまして愛です。】愛が自己紹介をしてきた。私は、愛が持っていたペンを横取り紙に書き始めた。「初めまして亜衣です。名前一緒ですね」
    愛はそれを見て驚いていた。とゆうより喜んでた。声も出ず、表情で喜んでいる。

    2006-01-11 16:23:00
  • 349:

    あき ◆usfVixUTHs

    愛【うれしい!しょうがいつもお世話になってます】
    あき「こちらこそ。」
    愛【亜衣ちゃん仲良くしてね】
    あき「愛ちゃんもね」
    なんだかアイって言葉がおかしくなってきて、2人は笑ってた。

    2006-01-11 16:30:00
  • 350:

    あき ◆usfVixUTHs

    しょう『え。意味分からん』と、私と愛が書いていた会話を見て、首をかしげる。
    愛がまた紙に書き出した。【しょうは分からなくていいの】とお姉さんぶって笑っている。なんかそれが、可愛くみえてしょうがなかった。

    2006-01-11 16:36:00
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