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運営運営
ちんねんとおいしい飴玉
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1:
(´・ω・`)ちんねん
(´・ω・`)たぶん
(´・ω・`)たんぺん2007-09-14 20:18:00 -
2:
(´・ω・`)ちんねん
語尾に(ねん)をつける怪しげな生き物は、そう呟くと意味深にローソンの袋に笑いかけた。
「さぁ、そろそろ授業が終わるねん(´・ω・`)
ウヒヒねん(´・ω・`)」2007-09-14 20:41:00 -
4:
名無しさん
ちんね〜ん
2007-09-14 22:01:00 -
5:
(´・ω・`)ちんねん
>>5 はいねん(´・ω・`)シ
「ふぁ〜あつかったぁ〜!!もう帰ろ!あかんあかんもう帰ろ!」
ケンタロウは下敷きをうちわの代わりにし、生温い風を首筋に送りながらよたよたと校門をくぐった。2007-09-14 22:19:00 -
6:
(´・ω・`)ちんねん
「なんで只でさえ暑いのに・・・夏休みやのに・・・ぶつぶつ・・・あほか呪うぞ・・・ぶつぶつ」
補習を受けるため夏休み期間中登校していたケンタロウの苛立ちは、熱気を押し上げるアスファルトによって膨張し、負のオーラを辺りに拡散している。
ケンタロウの身なりが絶滅寸前の全身ヤンキーコーディネートなのも加わり、彼の周りのみ人がまばらであった。2007-09-14 22:36:00 -
7:
(´・ω・`)ちんねん
(´・ω・`){気持ち悪ねん2007-09-14 22:46:00 -
8:
(´・ω・`)ちんねん
突然表れたドラえもんサイズの物体にいきなり暴言を吐かれるも、ケンタロウはにやにやを止めなかった。
否、止めれなかった。
それほど気分が良いのだろう。勘違いなのに。
「なんや〜ちびどかんか〜い」2007-09-14 22:49:00 -
9:
(´・ω・`)ちんねん
行き交う人々は、皆ちらりちらりとケンタロウを横目に過ぎていく。
「哀れなおまえにこれやるねん(´・ω・`)ノ⌒●」
唐突に、その小さいのはケンタロウの手のひらへ何かを握らせた。2007-09-14 23:03:00 -
10:
(´・ω・`)ちんねん
「なんや〜?」
眉をハの字に寄せながら覗きこむと、それはスーパーボールより一回りほど大きいサイズの、真っ黒な石っぽいもの。
「これ、おいしい飴玉ねん(´・ω・`)一回も噛まずに舐めきったらちんねんおまえのお願い叶えたるねん(´・ω・`)」2007-09-14 23:08:00 -
11:
(´・ω・`)ちんねん
「飴玉て・・・まずそやな〜・・・」
ノドクロアメを彷彿とさせる黒々としたボディにケンタロウはげんなりと肩を落とす。
「・・いらなければ捨てるといいねん(´・ω・`)さらばねん(´・ω・`)」2007-09-15 01:43:00 -
12:
名無しさん
(^ω^)ちんねん?
2007-09-15 11:09:00 -
13:
(´・ω・`)ちんねん
>>14 はいねん(´・ω・`)ノ
「ちょ、おま」
ケンタロウの目の前で、チビは一瞬にして煙となり、すぐに掻き消えてしまった。2007-09-15 18:17:00 -
14:
(´・ω・`)ちんねん
残ったのは、握られた飴玉のみ。
「なんや・・・あれ。こわっ!!」
怖い。確かに。
しかし、どうしてだかケンタロウは、無意識にズボンのポケットへとそれをしまいこんでいた。2007-09-15 18:22:00 -
16:
(´・ω・`)ちんねん
真っ昼間からかなり奇妙な体験をしたケンタロウであったが、細かいことは気にしないタイプなので、その晩にはすっかり飴玉の存在など忘れて友人ショウタと自宅で酒を煽っていた。
「な〜俺さぁ〜ユミちゃんと付き合ってもうたしぃ〜うひょひょ!!」
「は?!!いつ?!!聞いてへんし俺!!」2007-09-15 20:59:00 -
17:
(´・ω・`)ちんねん
ユミちゃんとは、ショウタがここ最近お熱になっていたカフェの店員のことである。
容姿端麗で、はにかんだ笑顔がとても可愛い。そんな彼女に恋をするものは多く、ケンタロウに負けず劣らず古風なヤンキー道を突っ走っている彼には見向きもされなかった。
デートどころかアドレスすら教えてもらえなかったというのに、ショウタの話によるとユミちゃんが突然営業中に告白してきたらしい。2007-09-15 23:07:00 -
18:
(´・ω・`)ちんねん
「あ、ありえへん・・・。神様は一体なにをしとんねん・・・」
置いてけぼりをくらった気分だった。心に北風が吹き荒ぶ。
そんなケンタロウをじっと見ていたショウタは、もうこれ以上堪えきれないといった様子でぎゃははと大声で笑った。2007-09-15 23:12:00 -
19:
(´・ω・`)ちんねん
「そんな可哀想な顔すんなてww
ん〜・・・しゃあないな〜お前だれにも言うなよ?」
「?」
そう言って、彼は見覚えのある黒い球体をカバンから取り出した。2007-09-15 23:18:00 -
20:
(´・ω・`)ちんねん
「これこれ♪こいつのお・か・げ(はぁと)」
ショウタの人差し指と親指の間で琥珀のような色艶を魅せているそれは、まぎれもなく昼間、あの妙な生き物から渡されたものと同じ飴玉。
「ちょ、おまww
食ったんかいww」2007-09-15 23:23:00 -
21:
(´・ω・`)ちんねん
「あれ?お前知ってるん?」
つまらんな〜と言いながら、彼は飴玉を大切そうにしまった。
「ちっこい奴に昼もろたわ。怪しすぎて食わんかったけど・・・おまえ体どうもないん?」2007-09-16 12:25:00 -
22:
(´・ω・`)ちんねん
「おう!!まぁユミちゃんも手に入ったし、あとは何お願いしよかな〜♪あ〜迷う〜♪」
「え、ちょおまって、ユミちゃんってまさか・・・」
ショウタがニヤリと笑う。2007-09-16 12:44:00 -
23:
(´・ω・`)ちんねん
「て思いながら舐めきった。」
「・・・!!!!」
「まぁ、お前も何か願いあるなら食えよ。こんなん後にも先にももうないんちゃう?ほな、俺そろそろユミちゃんとこ行くわぁ〜♪ばいばいっ」2007-09-16 13:06:00 -
24:
(´・ω・`)ちんねん
バタン、とドアの閉まる音を背後で聞きながら、ケンタロウは「まじか」と呟く。
「あのきもいチビ何やねん・・・魔法使いか?いやいや・・・魔法使いて・・・」
その時2007-09-16 19:34:00 -
25:
(´・ω・`)ちんねん
「ちんねんチビじゃないねん(´・ω・`)」2007-09-16 19:35:00 -
26:
(´・ω・`)ちんねん
「ひっっっ!!!!!!!!!!」
散らばったチューハイの空き缶の中から、しゅるしゅると例のチビが(´・ω・`)←こんな顔をこちらに向けながら湧いて出た。
「おまっおまっおまっ・・・えぇえぇえ?!!!!」2007-09-16 19:38:00