小説掲示板なぁ?喜怒哀楽?のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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なぁ?喜怒哀楽?

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  • 1:

    じん

    お前に、出会えて本間によかったで?
    なぁ?
    お前は、どないやった?
    もぉ、返事は帰ってこんな…。

    2007-09-15 01:20:00
  • 2:

    じん

    「なぁ?人生なんてそんなもんなんちゃうん?あんた色々望み過ぎやん!笑」

    お前は、いつだって俺の気持ちを楽にしてくれる。
    何回救われたやろ?
    甘えすぎてたな…。

    2007-09-15 01:25:00
  • 3:

    じん

    ―プッチン―
    はい。やかましいの言葉に愛里切れましたー。笑
    愛里「…誰がやかましいじゃ?はよ用意して学校行けや!しばくぞ?」
    俺「…お前なぁ?今日土曜やで?休みやん。お前口も悪いけど頭も悪るなったんか?笑」

    2007-09-15 03:23:00
  • 4:

    じん

    愛里「…くそがっ!お前に頭悪いゆわれたないわ。頭悪すぎて休みまで補習行かなあかんのんどこのどいつや?…お前やろがーーー!」
    愛里の口の悪さは、さておき…笑。愛里の言葉に、俺は、やっと補習があった事を思い出して、慌てて時計を確認。

    2007-09-15 03:24:00
  • 5:

    じん

    俺「…はぁ!?もぉ8時やんけっ!!おまっ!はよ起こせやー!!!」
    慌ててベットから跳び起きる。そんな俺を横目に、
    愛里「…自業自得じゃ!」
    と、つぶやく愛里。

    2007-09-15 03:28:00
  • 6:

    じん

    俺「…」
    愛里「…」
    はい。その通りですよね。はい。すんません。
    そんな睨まんでも…
    愛里は、なにも言い返せない俺に納得したのか、愛里は、部屋を去って行く。

    2007-09-15 03:31:00
  • 7:

    じん

    俺「本間だるいってー。本間ないわー。絶対愛里のせいやん…ブツブツ…ブツブツ…」
    愛里のゆうた通り、自業自得やねんけど、元々朝機嫌の悪い俺は、遅刻しそうな事もあって愛里のせいにする。
    俺「…愛里のせいや…愛里のせいや…」
    ふっと視線を感じ、ドアに目を向けると愛里がドアを少し開けて俺を睨んでいた。…こわっ!!

    2007-09-15 03:38:00
  • 8:

    じん

    愛里「…お前今なんてゆーとった?」
    いつもよりワントーン低い声の愛里に少しびびった俺は、
    俺「いや…愛里が起こしてくれんかったら休まなあかんかったから助かったなーって…」
    と、とっさに嘘をついた。バレてませんよーに。聞こえてませんよーに。
    俺、ショボっ。泣

    2007-09-15 03:41:00
  • 9:

    じん

    愛里「…ほなええけど。…あと、飯食って行きや。阿呆がもっと阿呆なったら困るわ。」
    いやいや、気持ちは、ごっつ嬉しいです。はい。嬉しいんですけど、食ってたら確実遅刻ですやん!
    俺「…あの、食べたいのは山々なんっすけど、食べてたら遅刻してしまいますし、あの、本間に気持ちは、ごっつ嬉しいんやけど…あの、今日は…」
    ものごっつ恐縮してゆう俺。

    2007-09-15 03:44:00
  • 10:

    ◆BpkK6zKQLg

    おもしろそう?

    2007-09-15 19:38:00
  • 11:

    じん

    12さん!!!!
    読んでくれてありがとーです!初めてのカキコミあってマジやる気でました!今からまた更新するんでよかったらまた読んでください!本間ありがとう!

    2007-09-15 20:54:00
  • 12:

    じん

    愛里「…あんたどこまで阿呆やねん。時計1時間ずらしてるから間に合うやろ。はよ食え。」
    俺「…」
    意味が理解出来ず、部屋に置いてある時計と携帯の時刻を照らし合わせてみる…
    時計→8:28
    携帯→7:28

    2007-09-15 20:57:00
  • 13:

    じん

    俺「…あっ!…愛里ちゃ〜ん!」
    俺は、急いで部屋を出てキッチンへ。
    愛里「食え!」
    テーブルの上には、朝食の味噌汁、ご飯、鮭、出し巻き卵、サラダ、のり、が並んであった。

    2007-09-15 21:00:00
  • 14:

    じん

    愛里のこーゆー所めっちゃ好き。
    口悪いけど、態度でかいけど、…笑。なんやかんや俺の事、誰よりもちゃんと考えてくれてる。
    俺の負担を少しでも、減らそうと愛里自身しんどいやろに頑張ってくれてる。

    2007-09-15 21:55:00
  • 15:

    じん

    全部俺の為ってのもちゃんとわかってるで?
    本間はいっつも感謝してる。
    まぁこっぱずかしくて口には出せんかったけど…

    2007-09-15 22:03:00
  • 16:

    じん


    こんな事なるんやったらちゃんと『ありがとう』って、こっぱずかしくても言えば良かった…
    口に出さな伝わるもんも伝わらんわ!…お前の口癖やったのに…
    最後の最後まで、俺は『ごめん』しかゆわれへんかった。ごめんな?

    2007-09-15 22:08:00
  • 17:

    じん

    愛里「…おい!何にやけとんねん。気持ち悪いのー。」
    はい。ごっつ顔にやけてた思います。すんません。
    俺「…」
    慌てて真顔に戻す俺。

    2007-09-15 22:37:00
  • 18:

    じん

    愛里「…普通の顔も気持ち悪いのー。なんでもええから、はよ食えや!」
    愛里ちゃん。俺の顔がお気にめさない御様子。!…こー見えて俺一応モテますんやで?笑
    俺「はい。」
    言い返さず素直に従い椅子に座る俺。なさけねー。泣
    俺「いただかせていただきます。」

    2007-09-15 22:42:00
  • 19:

    じん

    愛里「ん。」
    ―モグモグ―
    俺「…うまいわー。やっぱり愛里が作った飯が1番やー。また和食ってのがええなー!」
    愛里はいつもの口の悪さと態度のでかさからは想像出来ひんぐらい料理がうまい。そこも俺にとって自慢やったり!笑

    2007-09-15 23:05:00
  • 20:

    じん

    朝は絶対和食とゆー俺と朝は絶対パンとゆーお前。
    それでも気付けば俺に合わせて、いつも和食を用意してくれるお前。
    そんな、ちょっとした気遣いが出来るお前。
    そんなお前は、家庭的。

    2007-09-15 23:23:00
  • 21:

    じん

    お前との家庭、どんだけ思い浮かべたやろ。
    結婚願望なんてない。
    母さんがはよーに死んだから、母さんがいて父さんがいる。そんな当たり前の家庭を知らかった。だから結婚がどんなもんで家庭がどんなもんなんか、よくわからん。
    でも愛里となら幸せな家庭が築ける!根拠もなくただ思っとったんやで?

    2007-09-15 23:26:00
  • 22:

    じん


    愛里「そらよかったなー。ニコッ」
    愛里も俺の反応に満足したのかご機嫌さん!…俺と一緒で単純!笑
    俺「うん!ニコッ」
    俺と愛里は、しょーもない事でめっちゃ喧嘩する!笑。でも基本二人して単純やから、すぐ仲直り!まぁだからええんやろけど!

    2007-09-15 23:58:00
  • 23:

    じん

    愛里「あっ!そや!今日何時ごろ補習終わる?」
    愛里は、なんか思い出したんか慌てて、飯食ってる俺の顔を覗き込む。
    俺「ん〜ん。前と一緒や思うから、課題終わったら帰れんちゃう?」
    はい。俺補習の常連!笑。前も何回か補習に行ってたから、なんとなく今回も一緒かなーみたいな!

    2007-09-16 00:03:00
  • 24:

    じん

    愛里「ほな、昼過ぎぐらいやな!頑張ってはよ終わらして帰ってきーや!ニコッ」
    俺「おん!ニコッ」
    やっぱりどんなに口悪くゆわれよーが態度でかかろーが俺はお前が好き。
    お前の笑った顔見れば癒される。お前の存在が俺を安心させてくれる。

    2007-09-16 00:05:00
  • 25:

    じん


    変わったな…俺。
    いや、変われた…の方が正解やな!

    2007-09-16 00:12:00
  • 26:

    じん

    ―――…
    愛里との出会い…。

    俺の家族は、父さん兄貴、俺の三人家族。母さんは、俺がまだちっさい頃病気で死んだ…らしい。
    俺はちっさかったから、母さんの記憶は写真の中でしかない。

    2007-09-16 00:45:00
  • 27:

    じん

    でもな、別に母さんがおらからって寂しかった訳じゃない。
    だって俺には、父さんと兄貴がおったから。
    父さんも少しでも寂しくない様にって仕事も俺が学校から帰って来るぐらいには終わる様に帰って来てくれとったしな。

    2007-09-16 00:48:00
  • 28:

    じん

    …でも俺が中学に入ったぐらいの頃俺も兄貴もでっかくなって来たしって事で、父さんは朝から晩までの仕事をしだした。
    こん頃からやろなー徐々に変わり出したんわ…。
    次第に家には帰ってこんくなった父さん。それと一緒に、兄貴も連れの家に入り浸る様なって帰ってこん。
    俺は、いつの間にか、この家で一人になっとった。

    2007-09-16 00:54:00
  • 29:

    じん

    初めて、寂しいと思った。
    初めて、母さんがおらんって事が、悲しかった。

    …そっから、俺も一人にならんでえーよーに、遊んで遊んで遊びまくった。

    2007-09-16 01:03:00
  • 30:

    じん

    正しい事も悪い事も、見境つかんくなって歯止めがきかんくなっとった。
    ただ、寂しさを埋めたかったんやと思う。
    その為に、何人もの女と寝た。薬にも手出した。
    それでも、埋まらんかった想い。
    ―SOS―
    口下手な俺からの救いを求める行動すらも届く事はなかった。

    2007-09-16 01:10:00
  • 31:

    じん

    ただ俺の存在を認めてほしかった。
    ただただ寂しかった…。
    なぁ?父さん…。
    俺の存在邪魔やったん?

    2007-09-16 01:24:00
  • 32:

    じん

    なぁ?父さん…。
    俺は、おらん方がよかったん?
    なぁ?父さん……。

    2007-09-16 01:50:00
  • 33:

    じん

    その日も、何人かの連れといつもの場所でいつもの様に溜まって、薬に手を出す。
    もー何の抵抗も何の後ろめたさも何の罪悪感もなーんもなくなっとって、ただ快楽に溺れとった。
    ただただ埋まる事のない気持ちを必死で埋めたかったんやと思う。埋まるはずなんてないのに…。

    2007-09-16 02:10:00
  • 34:

    じん

    ―スゥーーーッ―
    パイプの先に草を乗せ、ライターで火を付けると同時に、ソレを一気に肺へと送り込む。息を止め何度も何度も唾を飲み込む様にして体の奥までソレを入れる。
    ―ハァーーーッ―
    奥まで入れた、ソレを吐き出すと笑いが込み上げた。

    2007-09-16 02:18:00
  • 35:

    じん

    俺「ハッハッハハッ…」

    なんか笑える…。
    なにしてんねやろ?
    俺は、何がしたいんやろ?

    2007-09-16 02:23:00
  • 36:

    じん

    そんな時やった―――。

    愛里「おい!おい!お前何しとんねん!」

    お前、愛里に出会ったんは…。

    2007-09-16 02:29:00
  • 37:

    じん

    こん時も、お前は初対面にも関わらず、相変わらずの口の悪さと態度のでかさやったよな!笑
    でも、俺は救われたんやで?
    まるで、スーパーマン?…いや、お前は女やから、スーパーウーマンやな!笑

    2007-09-16 02:32:00
  • 38:

    じん

    でも、本間に感謝してる。
    ゆえずじまいやったけど…
    《本間にありがとうな》

    2007-09-16 02:34:00
  • 39:

    じん

    俺「…あ?なにしとんねんって見て分からん?」
    朦朧とする頭のまま、声のする方へ顔を向ける。
    愛里「…お前生きてて楽しいか?」
    そーゆったお前は、やたら悲しそーな顔をしてたのを今でも覚えてる。

    2007-09-16 02:52:00
  • 40:

    じん

    俺「…お前になにがわかんねん!」
    力なくゆった俺に、愛里はそっと近付いて、ゆっくり俺の隣に腰を下ろした。
    愛里「なぁ?あたし、愛里ゆーねん。あんたは?」
    さっきの口の悪さと態度のでかさとは、うって変わって、ゆっくりとしてて少しハスキーで落ち着いた雰囲気やった。

    2007-09-16 03:10:00
  • 41:

    じん

    俺「…じん。」
    なんで素直に答えたんかは自分でも分からん。でもたぶん、愛里の独特の雰囲気が俺を素直にさせたんやと思う。…お前は初めっから、変な奴やったでな?笑
    愛里「なぁ?…じん。何があったんかは知らん。そやけど薬はやめとき。…取り返しつかへん事なるで。」
    愛里がどんな思いでゆーてくれたんかも知らずに、こん時の俺は、自分の事ばっかやったよな。…本間情けないわ。

    2007-09-16 21:41:00
  • 42:

    じん

    俺「…もー遅いわ。別に生きとっても楽しないし。」
    その言葉に、愛里の何かが切れてもーて、左ほほにビンタが飛んで来た!
    …今思ったら見ず知らずの薬中の奴によーあんなんしたでな?笑。あいつに恐いとか、ないんやろか?笑。
    …愛里恐るべし!

    2007-09-16 21:51:00
  • 43:

    じん

    ―バチーンッ―
    愛里「…甘ったれてんのもええかげんせーや?生きとっても楽しない?当たり前じゃ!自分で楽しくなる様に努力でもしたんかいや?してへんやろが?お前は自分の事しか考えとらへんねん。頭冷やせや!」
    初めて人に怒鳴られた。
    初めて人に殴られた。
    …正直びびった。

    2007-09-16 21:54:00
  • 44:

    じん

    こんなどーしよーもない俺に本気でぶつかって来てくれる奴がおったんやー。って…
    俺は、ちゃんと動いてへん頭でぼーっと考えとったっけ…。
    俺「…いったっ。」

    2007-09-16 21:58:00
  • 45:

    じん

    初めて殴られた左ほほはジンジンして痛かった。
    愛里「…痛い?当たり前じゃ!お前は生きとんねん!痛いって感じれるうちは、生きとんねん。生きとったら、なんぼでもやり直しきくやろが?遅いってゆーんは、…遅いってゆーんは、死んでもーてからの事ゆーんじゃ!」
    愛里は、泣いてたっけ…。

    2007-09-16 22:13:00
  • 46:

    じん


    あれは、愛里自身があの人に投げ掛けたかった事やったんよな?ごめんな?辛い事思い出させてもーて…。
    でもな、俺は、俺には、お前の伝えたかった事、ちゃんと伝わったよ。
    …ありがとう。

    2007-09-16 22:17:00
  • 47:

    じん

    豪「なんやねんなー。なに騒いどんねん!…って、誰こいつ?じんの知り合い?」
    愛里の怒鳴り声に視点の合ってへん目の豪が近寄って来た。
    俺「…あーぁ。さっき知り合った。んでビンタくらったってー。ハハッ!笑。」

    2007-09-17 00:54:00
  • 48:

    じん

    豪「女に殴られるとかお前阿呆やん。ハハッ!笑。俺、豪!よろしくー。」
    豪は、おぼつかない足取りで、愛里に近づき、右手を差し出した。
    愛里「ん。あたしは愛里。よろしゅー。…ほな、ちょー、じん借りてくわ!」
    握っていた豪の手を離し、俺の腕を掴んだ。

    2007-09-17 00:57:00
  • 49:

    じん

    豪「キャッキャッ!ど〜ぞ〜!ど〜ぞ。ごゆっくり〜。」
    何を想像したんか、豪は笑いながら、右手をヒラヒラさせて、またみんなの元へ戻って行った。

    2007-09-17 01:01:00
  • 50:

    じん

    愛里「行くで!」
    俺「はぁ?どこ行くねん!」
    愛里「…」
    はい。無視!…この時から相変わらずですわ!笑

    2007-09-17 01:04:00
  • 51:

    じん

    俺「おい!どこ行くねんって聞いてるやろが!」
    愛里「…」
    はい。またまた無視!笑
    愛里は、俺の質問には答えてくれへんかった。
    …[まーなんでもえっか。]

    2007-09-17 01:07:00
  • 52:

    じん

    愛里に連れて行かれる事、数分…
    ベンチとブランコだけの公園についた。
    愛里「…そこで座って待っとけ!」
    愛里は、俺をベンチに座らせ、またどっかへ消えて行った。

    2007-09-17 01:10:00
  • 53:

    じん

    俺「…変な奴…」

    ぼーとした頭で、なぜか空を見上げた。
    [綺麗なー…こんなに星あってんなー。]
    そんな事を考えたっけ。空を星を見たのは何年ぶりやったやろ?

    2007-09-17 01:13:00
  • 54:

    じん


    今でも、俺は、俺は、思い出す。
    お前を思い出す度に、あの時と同じ様に、空を星を見上げる。
    愛里…。愛里も、俺を思い出す時はある?

    2007-09-17 01:17:00
  • 55:

    ◆BpkK6zKQLg

    あいりかっけぇ??

    2007-09-17 12:17:00
  • 56:

    じん

    57さん!
    読んでくれてありがとー!愛里かっけーやろ!笑。あいつは、ただのやからやな!笑。
    今からまた更新しますわっ?

    2007-09-17 15:02:00
  • 57:

    じん


    愛里「…はい。」
    やっと戻って来た愛里は、俺の目の前で、缶コーヒーを二つ抱えていた。
    俺「おー。ありやす!」
    愛里「いいえ。…ってか今何見てたん?」

    2007-09-17 15:04:00
  • 58:

    じん

    俺「ん?」
    そーゆって、俺は、また空を星を見上げた。
    俺「…上。…空がなー星がなー綺麗なーって思てな。」
    俺の言葉に、愛里も上を見上げる。
    愛里「そやなー。綺麗なー。」

    2007-09-17 15:07:00
  • 59:

    じん

    数分、無言のまま、二人して、ただ空を見上げてたっけ…。
    ―――
    俺「なぁ?聞いてえー?」
    沈黙を破ったんは、俺の言葉。

    2007-09-17 15:12:00
  • 60:

    じん

    愛里「ん?…えーよ。」
    俺も愛里も、空を見上げたままやった。
    俺「愛里はな、なんで泣いてたん?」
    ずっと気になっとった。見ず知らずの俺の前でなんで泣いてたんやろーって。

    2007-09-17 15:13:00
  • 61:

    じん

    愛里「…あ〜。なんでやろな?愛里もよー分からんけど、必死やってんやろなー。」
    愛里は、何かを思い出してる様やった。
    俺「必死?見ず知らずの奴やのに?ほっとったらよかったやん。」
    愛里「…ん?うん。そやねんけどなー。今度こそ助けたかったんよー。愛里には、じんが助けてってゆってるよーに見えたから…。」

    2007-09-17 15:16:00
  • 62:

    じん


    なぁ?愛里。
    この時誰を思い浮かべてたん?
    愛里がゆった『今度こそ』、俺は、お前に助けられたで?お前に救われたんやで?

    2007-09-17 15:19:00
  • 63:

    じん

    俺「…そっかー…」

    それから、何も言葉を交わす事はなかった…。
    ただなんとなく、二人で空を見上げていた…。
    …不思議と愛里との、この空間は、なんか俺を安心さしてくれた。言葉がなくても、居心地が良かった。久々に、俺の気持ちは満たされててんなー。

    2007-09-17 15:22:00
  • 64:

    名無しさん

    奇妙な同居生活読んでるとこんな小説糞みたいやなワラ

    2007-09-17 15:23:00
  • 65:

    じん

    66さん。
    初めて書くんで糞みたいゆわれてもしゃーないです!でも一生懸命書くんでまたよかったら読んでください。ありがとー。

    2007-09-17 15:25:00
  • 66:

    じん

    ―――
    愛里「…そろそろ明るなって来たから、星見えへんくなってきたなー。」
    そーゆわれて初めて、何時間もただただ空を見上げてた事に気付く。
    俺「えっ!あ〜そやなー。」
    ぼーっとこの空間に癒されとった俺は、愛里の言葉に夢から覚めた感じやった。

    2007-09-17 15:27:00
  • 67:

    めぃ

    頑張って?読んでるよ?

    2007-09-17 15:30:00
  • 68:

    じん

    めぃさん!
    読んでくれてありがとー!頑張ってとか…めっちゃ頑張るやん!笑。しょーもないけど頑張るからこの先もお付き合いよろしゅーです!

    2007-09-17 15:32:00
  • 69:

    じん

    愛里「そろそろ、じん返さな、豪に怒られてまうし行こか!」
    なんか、つい何時間か前に、初めて会ったのに、前から知ってる様な本間そんな感じ。

    2007-09-17 15:35:00
  • 70:

    じん


    俺「…なぁ?一緒におって?」

    気付いたら、立ち上がる愛里の腕を掴んで、ゆーとった。…掴んだ愛里の腕は、折れそーなぐらい細かった。

    2007-09-17 15:38:00
  • 71:

    じん

    愛里「…なんやねんなー!笑。一人が嫌なったんか?笑」
    俺「…いやっ…ちゃうねん…ってちゃう事ないけど。あの、………おん。」
    なんか、愛里には嘘付いても一緒やなーって。思った。
    愛里「…しゃーないなー。笑。素直なったから今日はおったるわ!ニコッ」
    そーゆって、笑った愛里。

    2007-09-17 15:41:00
  • 72:

    じん

    朦朧とした頭がやっとシラフに戻って来た、そんな中、初めてちゃんと愛里の顔を見た気がした。…正直自分でもビビッた。笑
    目の前に立ってる愛里はビビる程綺麗かってん。…ちょい自慢!笑
    いや、自慢ちゃうけど…いや、自慢やな!笑。
    でも、本間綺麗やってん。笑

    2007-09-17 15:49:00
  • 73:

    じん

    愛里「…なんやねんな?そない人の顔みやんでくれるか?」
    俺「…あーっ!…すまん。」
    愛里「ほな、行こか!ニコッ」
    俺「…おん。」
    そーゆって、二人で俺の家へ向かって歩き出した。

    2007-09-17 16:00:00
  • 74:

    じん


    …なんか、愛里の笑った顔見たら調子狂う。
    たぶん、初めて愛里にビンタくらった時、俺は愛里を好きになったんやろなーって思う。あの一発は、俺の心にグッとキタね!笑

    2007-09-17 16:03:00
  • 75:

    じん

    ―歩く事、数十分―
    俺「…俺ん家ここ。」
    俺ん家、到着。
    愛里「マンションなんやー。」
    はい。俺ん家は、マンションです。…12階建ての10階。父さんが一軒家よりマンションが好きやからってゆー、しょーもない理由で買った家。

    2007-09-17 16:06:00
  • 76:

    じん

    俺「おん。まー誰もおらんし適当に上がって。」
    愛里「はーい。お邪魔しまーす。」
    愛里は、一言ゆーてから、綺麗に靴を揃えて上がった。…こーゆー礼儀正しい子ってえーよね?笑。自然にこーゆー事出来るとこも好きやった。

    2007-09-17 16:09:00
  • 77:

    じん

    俺「俺の部屋すぐ右の部屋やから入って適当に座っといてー」
    愛里「はいはーい。」
    愛里の言葉に、俺は、ダイニングに行き、冷蔵庫からコーヒーを二つ出して部屋に戻った。
    俺「はい。」
    コーヒーを渡す。

    2007-09-17 16:59:00
  • 78:

    じん

    愛里「ありがとー。ニコッ」
    笑顔でコーヒーを受け取る愛里。…可愛い。笑
    でも、違和感が…
    俺の部屋は、黒と白で統一してて、黒のベットと黒のソファー、ガラスのテーブルにテレビ、コンポしかない殺風景の部屋。でも一応ソファーもベットもある。そやのに愛里は、ソファーにもベットにも座らず、冷たいフローリングの上に正座で座っていた。

    2007-09-17 17:00:00
  • 79:

    じん

    俺「なぁ?なんで地べたなん?ソファー座ったら?」
    愛里「ん?えーねん。地べた好きやから!」
    …本間変な奴。
    俺「ほならえーねんけど…」

    2007-09-17 17:38:00
  • 80:

    名無しさん

    じんさん続き書いてww

    2007-09-29 10:35:00
  • 81:

    名無しさん

    続きめっちゃ読みたいぃ〜!!
    お願い☆書いてくださぃ♪

    2007-09-29 15:38:00
  • 82:

    もう遅いわって…草ごときでwきしょっ!

    2007-09-29 16:26:00
  • 83:

    名無しさん

    ↑草ごときでとか人馬鹿にするしかできん85!
    あんたのほうがきしょい、もう遅い、手遅れ!!イネや!!

    2007-09-29 16:38:00
  • 84:

    じん

    83さん。84さん。
    読んでくれてありがとう!久々に見たら、上がってたからビックリしたわ!笑 今からまた更新するなー!

    2007-09-29 21:57:00
  • 85:

    じん

    85さん。
    読んでくれてるんかな?ありがとー!きしょいし、しょぼいよな!でもあの頃は、もう取り返しつかん事手出してもたーし遅いって、あかん事でも快楽に溺れて辞める事から諦めとってん!でも草やろーがタマやろーがシャブやろーがきっかけと人のぬくもりと自分の意思で全然やり直しきく事なんよな?本間、もー遅いわとかゆーてた俺、きしょいわ!笑 ありがとー。また読んだってください!

    2007-09-29 22:06:00
  • 86:

    じん

    86さん!
    読んでくれてありがとー!あと、かばってくれたんよな?ありがとー!人ぞれぞれの感じ方がある思うし、実際俺が草とかやってもー遅いとか考えとったんがあかん訳やしゆわれてもしゃーないわ!笑 でもかばってくれたんめっちゃ嬉しかったで!本間ありがとう!これからも読んでください!

    2007-09-29 22:14:00
  • 87:

    86

    いえいえ☆ でしゃばったコトしてごめんなさい↓↓汗
    確かに、もう遅いって諦めてたんはアカンかったかもやけど、そこから、ちゃんと変わっていってる風な内容なってたのに!!ってちと腹たちゃって。。すみませんでした☆
    頑張ってくださいねww

    2007-09-29 22:33:00
  • 88:

    じん

    俺は、愛里が座っている位置から少し離れた、ベットに腰を下ろした。
    愛里「…じんの部屋って何もないけど最低限のもんしかなくて落ち着く!なんかじんらしい。」
    …俺らしい?愛里には、俺は、どんな風に映ってるんやろ。

    2007-09-29 22:38:00
  • 89:

    名無しさん

    2007-10-02 16:25:00
  • 90:

    名無しさん

    読んでます♪続きまっています。がんばってください

    2007-10-10 10:26:00
  • 91:

    名無しさん

    .

    2007-10-12 22:46:00
  • 92:

    じん

    読んでくれてる人へ
    遅なってすいません。今から更新させてもらいます!また少しづつですが読んだってください!

    2007-10-13 20:32:00
  • 93:

    じん

    俺「あ〜、まー、あんま、ごちゃごちゃしてるん好きないから、必要なもんしか置いてへんけど…俺らしいってなんなん?どんなんやねん?笑」
    煙草を一本取り出し、火は付けず、デュポンのフタをはじき、何度も音を鳴らす。

    ―ティーン…カチ・ティーン…カチ―

    2007-10-13 20:35:00
  • 94:

    じん

    愛里「なんやろなー、自分にとって利益だとか得するもんしか自分の傍に置かへんって感じ?直感やけど…やっぱ身の回りのもんとかって自分の素出るやん?」
    …お前は、なんやねん!笑。エスパーカ!?笑
    俺「あ〜。…うん。そーかもなー。」
    …実際、自分の不利になるもんは、人やろーが物やろーが、いらん。…だって必要ないやん?笑。だから、彼女ってゆー存在ですらも、だるくて、ただただ俺にとって、必要ないもんで邪魔なもんに過ぎひん!だから、女はその場だけ!って思っとった最低な俺。泣

    2007-10-13 20:40:00
  • 95:

    愛里「それも、じんの性格や思うし、利益とか得を相手に求めるのがあかんとも思わん。その方が分かりやすいしなー。ま〜、だからこそ愛里にとっては、落ち着く感じたんやろけどなー。」

    ―ティーン…カチ・ティーン…カチ―" " "07/10/13 20:52

    2007-10-13 20:52:00
  • 96:

    俺「…なんそれ!笑。」
    …本間変な奴。
    愛里「それに、物が多いと本間に大切な物が分からんくなるし見付かりにくくなる。本間に大切で必要な物だけ傍におったらえー。」

    ―ティーン…カチ・ティーン…カチ―" " "07/10/13 21:11

    2007-10-13 21:11:00
  • 97:

    俺「ま〜な!よー分からんけどそやなー。でもまー落ち着くならよかったやん!」
    …お前には、いつも大切な事を大切な時に教えてもろた。俺が、自分自身では、気付かへん事、気付こーとせん事を自然な形で教えてくれる。俺が成長する為には、お前が必要やねんで?

    ―ティーン…カチ・ティーン…カチ―" " "07/10/13 21:19

    2007-10-13 21:19:00
  • 98:

    じん

    愛理「うん!あと、煙草吸うてえーよ?落ち着きやんねやろ?笑。愛里も吸わしてもらうし!」
    俺「えっ!あっ。おん。」
    こーやって、言葉には出さない行動でも俺のいろんな思いに気付いてくれる。…それでも、過去を振り返えれば、伝えなあかん事伝えな伝わらん事たくさんあったよな?お前なら、分かってくれる、伝わってるはずって決め付けて言葉には出さんかった俺。やっぱり俺は、お前に甘えてばっかりやったよな。

    2007-10-13 21:33:00
  • 99:

    ―――
    SOS…
    父さんには、届かんかった思い。愛里、お前は、気付いてくれたよな。それは、きっと愛里自身、救ってあげたい、助けてあげたい、そー思っていたからこそ届いた思いやったんやろな。お互いの矢印が向き合っていたからこそ届いた思い。父さんとは、お互いの矢印が向き合う事、それはなかったんかな?父さんには、そーゆー気持ちはなかったんかな?
    父さん、貴方にとって俺への矢印が向く事は、ありましたか?
    ―――" " "07/10/13 21:41

    2007-10-13 21:41:00
  • 100:

    名無しさん

    更新されてる♪ いつも読んでますww
    頑張ってくださいね☆

    2007-10-14 18:36:00
  • 101:

    じん

    103さんへ
    いつも読んでくれてありがとー。今からまた少しやけど更新するな!

    2007-10-14 22:53:00
  • 102:

    じん

    ―ティーン…ジュー…カチ―

    煙草に火を付けて、初めて気付く。
    愛里と出会って一日3箱は吸う俺が一本も吸うてへんかった事。

    2007-10-14 22:58:00
  • 103:

    じん

    俺「そーいえば、俺愛里とおって煙草吸うてへんかったわー。愛里も、煙草吸うねんな?」
    愛里も、俺といた数時間、一本も吸うてへんかった。
    愛里「ん?愛里は、吸う人の前やと吸うけど吸わん人の前やと吸わん。」
    そーゆーて、愛里は鞄から、KOOLを取り出し、―カチッカチッ・ジュー―
    火を付けた。

    2007-10-14 23:01:00
  • 104:

    じん

    俺「ふーん。ほんなら、別に吸わんでも大丈夫なんやろ?そやのになんで吸うてん?」
    …俺には、分からんかった。
    愛里「…ん?煙草吸うてる人には、吸うてへん人にはない、独特な匂いがあるからかなー。この匂い好きやねん…」
    愛里は、笑顔で話してたけど、俺にはどっか悲し気で無理して笑ってる様に見えた。

    2007-10-14 23:05:00
  • 105:

    名無しさん

    しぉり

    2007-10-15 08:47:00
  • 106:

    じん

    108さん。
    読んで、しおりまでありがとー。今からまた少しで申し訳ないけど更新するなー。また読んだってください!

    2007-10-15 10:05:00
  • 107:

    じん

    俺「な?愛里?…俺今まで、あんま、人に興味持った事ないから、よー分からんけどさー、…別に無理して笑ったり、無理して強くおらんでえーんちゃうかなー思うんやけど…?」
    なんか、分からんけど俺は愛里を、今まで出会って来たしょーもない女と一緒には見れへんかった。なんかが違う。でも愛里は違うん?…そー思うとなんか寂しかったし悲しかった…
    愛里「えっ!?…そんなつもりなかったんやけどなんかごめん。でも…うん…ありがとー。」
    笑顔ではなかったけど、微笑んでくれた愛里。

    2007-10-15 10:10:00
  • 108:

    じん

    俺「…おん。…俺には、あんまってか、全然?…人の気持ちとか分からんし、分かりたいとも思わんかった。そやけど、愛里はさー、見ず知らずの俺に本気でぶつかってきてくれたやん?あれ…う、うれ、嬉しかったし・・・。…だから、あの、俺も愛里に本気で、ぶつかっていきたいなー、みたいなね!思った訳よ…。なんか、こー、上手くゆえへんけど、あれや、あの…・・・」
    どもりまくる俺。笑。…なさけねー!笑。
    それでも、ちゃんと、向き合いたかった。俺なりの愛里に対しての【ありがとう】を伝えたかった。
    …それでも、たった一言。ゆえんかった【ありがとう】の言葉…。

    2007-10-15 11:02:00
  • 109:

    じん

    俺は、煙草を消し、デュポンを弾く。

    ―ティーン…カチ・ティーン…カチ―

    2007-10-15 11:10:00
  • 110:

    愛里「笑。じん?…ありがとー…やろ?笑。ニコッ」
    笑顔で、ゆー愛里。この時も愛里に助けられたよな?
    …なんで、たった一言【ありがとう】がゆえんかったんやろなー。
    俺「…おん。それやそれ!」
    ―ティーン…カチ・ティーン…カチ―" " "07/10/15 11:36

    2007-10-15 11:36:00
  • 111:

    じん

    愛里「笑。じんはさー、もっと思ってる事、言葉に出さなあかんし、出してえーと思うで?人には、ちゃんと伝えたい事を伝える為に、言葉ってゆーもんがあるんやから。伝えたい時に伝えたい言葉を自分なりの伝え方で伝えれば、何かが変わる時だってあると思うよ。ニコッ」
    …俺は、この笑顔に何度助けられたやろ?
    この笑顔には、不思議な力があったよな…出会ってたった数時間。それでも俺にとって、心を開くに充分過ぎるぐらいの時間やった。
    俺にとって伝えたい時、それは、今この瞬間やと思ってん。

    2007-10-15 11:45:00
  • 112:

    じん

    ―ティーン…カチ―

    弾いていた、デュポンをテーブルの上に置く。

    2007-10-15 11:49:00
  • 113:

    じん

    俺「俺なー…」
    …つぶやく様に、ゆっくりと、今まで思っていた事を少しづつ絞り出す様に、声を発した。…愛里の事をもっと知りたい。守ってやりたい。それと同じぐらい、俺の事をもっと知ってほしい。支えてほしい。そー思ってん。

    2007-10-15 14:23:00
  • 114:

    じん

    俺「…居場所、…居場所がほしかってん。・・・…ただ俺ってゆー存在に、気付いてほしかったし、認めてほしかった。…俺ってゆー存在にも、生まれて生きてる意味があるって気付きたかった。望まれて生まれて来て、望まれて生きてるって思いたかった…・・・。ただ…、ただ…、それだけやったと思う。」
    …気付けば、俺の目から溢れ出る、何かが頬を伝っていた。
    …自分で言葉を発しながら、俺自身、こんな風に思ってたんやって思った。

    2007-10-15 14:26:00
  • 115:

    じん

    愛里「…じん…」
    フローリングに座っていた、愛里も、大粒の雫を流しながら、そっと俺に近づき、包み込む様に抱きしめてくれた。
    俺「こんな俺でも、俺ってゆー、存在理由、ちゃんとあるんかなーって…。望まれてんかなーって思ったら、自分がよー分からんくなって来て…。」
    …自分で言葉を発しながら、苦しかった。それでも、伝えなあかん気がした。今この瞬間を逃してしまったら一生ゆえへん様なる気がしたから…。

    2007-10-15 14:30:00
  • 116:

    じん

    俺「俺さー…、誰かが待ってる場所、帰る場所がある。そー思いたかったてん。でも、気付いた時には、そんな俺の居場所は…なくなってたんよなー。家帰っても、真っ暗な部屋に、一人。誰もおらんかった。いつの間にか、俺がこの家で誰かを待つ様になってた。俺は、信じてたよ。帰って来るって…。でも、待っても待っても誰も帰って来てくれる事はなくて。…いつの間にか、俺は、一人っきりやった。…あー俺は、捨てられたんやーって思った。俺にはなー、元々母さんってゆー存在は、おらんかってん。ちっさい時、病気で死んだらしいわ。俺は顔も覚えてへん。母さんのぬくもりってやつ?そんなん俺には、分からん。でもなー…それでも父さんと兄貴がおって…、俺は、それだけでよかってん。たった、三人の家族。そやけど、俺にとって、かけがえのない家族やったから…。」

    2007-10-15 14:55:00
  • 117:

    じん

    俺は、ここまで話すと、煙草を一本取り出し、火を付けた。

    ―ティーン…ジュー…カチ―

    煙りを一気に肺へと送り込むと、今までのいろんな思いを思い出し、少しだけ、言葉に詰まった。

    2007-10-15 14:59:00
  • 118:

    じん

    俺「…・・・俺にとって、・・・俺にとっては、大切な家族やから。切っても切れへん、繋がりがあるって俺は、思っとった。・・・でも、中学に上がったぐらいん時、父さんは朝から晩までの仕事に変えて帰ってこんくなった。それと同時に兄貴も連れん家入り浸って帰ってこんくなって…。初めて、寂しい思たし、母さんがおらん事が悲しい思った。そやけど、父さんも俺ら兄弟養って行く為や思たら俺も我慢しな思たし、兄貴も寂しんや思たら、我が儘はあかん思た。でもやっぱ、誰もおらん、真っ暗なこの家に一人でおるんが嫌んなってきて、俺も帰ってこん様になって、なんとか、この気持ち、埋めたくってさー、女に手出して好きでもないどーでもえー、名前も顔も覚えてへん様な女抱きまくって、薬にも手出すよーなって…それでも、この気持ちは埋まる事はなくって…。それでもさー、薬やってる時だけは、なにもかもがどーでも良くなって、楽なれて、嫌な事一瞬忘れれた気になれて…、一回だけ思ってた事が…、一回が二回、二回が三回って、後一回、後一回が結局続いて…、いつの間にか、あかん事ってゆーのすらも分からんくなってた。少しでも、現実から逃げ出したかったんよ。この埋まらん気持ちを消したかったんよ。それと同時に、気付いてほしかってんやろな。お前は間違ってるって、怒鳴ってほしかったんやろな。俺に目を向けてほしかったんやろな。でも、どんどん現実から逃げだして行くうちに、戻れへんよーなって、戻る気もなくなって…・・・俺、今まで怒鳴られた事とか殴られた事とかなくてさー、初めて愛里に怒鳴られて殴られてん。初めて面と向かってぶつかって怒られた気がした。甘えてたなーって、俺自身間違ったやり方しか知らんかったけど、やっと自分の気持ちとかどーなりたいとか気付けた気してん。…・・・こんな俺にも、まだ手を差し延べてくれる奴は、おったんやー思たら、素直に嬉しかった。…・・・俺にも、まだ存在理由あるかな?俺にも、存在価値はあるかな?」
    俺は、今まで誰にもゆえんかった気持ちを愛里には聞いてほしい。そー思った。
    …愛里、俺お前がいたから、変わりたい思えてんで?

    2007-10-15 15:02:00
  • 119:

    じん

    愛里「…じん?じんは、生まれて来てよかったんよ?生きててくれてよかったんよ?…ちゃんと望まれてるから。…存在理由とか存在価値とか、そんなん誰にも分からん。じんってゆー存在自身が存在理由で存在価値やないん?…。じんが生まれて生きてる事に意味があるんやないん?…・・・愛里は…、じんが生まれて来てくれて生きててくれて、今出会ってくれて、…それだけで、充分やで?」
    …愛里は、俺の目を見てゆってくれたよな?数時間前に会ったばっかの俺の話しを聞きながら、自分の事の様にずっと涙を流してくれてたよな。

    2007-10-15 23:47:00
  • 120:

    じん

    俺「愛里ー…。ってお前なんでやねん。なんでお前が泣くねんなー!笑」
    …本間は、めっちゃ嬉しかったで?こんな俺の為に涙を見せてくれるお前。初めて人を愛しいと思った。
    でも、俺素直じゃないからさ!笑
    …俺は、愛里の頭を抱え込んで胸に押し付ける様にして、俺の顔が見えへん様にした。

    2007-10-16 00:12:00
  • 121:

    じん

    俺「はいはいー。もー泣き止んでー。お前が泣いてたら俺が泣けへんやんけー!笑」
    笑っていた俺の目からも、また涙が込み上げて来る。人の気持ちが人のぬくもりがこんなにあったかい事を初めて知った瞬間やった。
    愛里「…ごめ゙ん゙…でも゙…じん。…・・・じんがどんな生まれ方やろーが、どんな生き方やろーが、じんってゆー存在は、たった一人やろ?ヒック。代わりなんておらん、たった一人の存在やろ?ヒック。どこ捜したって、じんってゆー存在は、あんたしかおらんねん。ヒック。たった一人しかおらん、代わりなんておらん、じんってゆー存在をまずは、自分が認めて必要としてあげて?ヒック。それは、じんが生まれて生きてる存在理由にはならへん?ヒック。存在価値にならへん?ヒック。じんが自分を認めて必要としてあげられへんのやったら、愛里が認める、必要とする。ヒック。忘れんといて?ヒック。じんってゆーたった一人の存在を、愛里は、認めて、必要としてるから。ヒック。ゔ〜。」
    そーゆった愛里は、俺の胸から離れ、視線を合わせる様に向き合っていた。そんな愛里の目には、必死で流れ出そうとする、涙をたくさん貯めていた。

    2007-10-16 00:14:00
  • 122:

    名無しさん

    age

    2007-10-16 16:01:00
  • 123:

    じん

    125さん。
    読んでくれてんかな?あげてくれてありがとー。少しづつやけど今からまた更新します!

    2007-10-16 20:59:00
  • 124:

    じん

    …そんな、愛里を見て、俺も伝えなあかんって思ってんな…
    俺「なぁ?愛里…、俺に気付いてくれて、俺に出会ってくれて、俺を認めてくれて、俺を助けてくれて、俺を救ってくれて、俺を必要としてくれて…・・・ありがとーなー。」
    これが俺の最初で最後の【ありがとう】の言葉やったよな?でも、この時、本間に心の底から伝えたかった【ありがとう】やってん。

    2007-10-16 21:04:00
  • 125:

    名無しさん

    読んでいて、涙がとまらなくなりました。頑張ってください☆

    2007-10-18 02:26:00
  • 126:

    名無しさん

    128さん。
    読んで涙してくれてありがとー!これからも少しづつやけどよろしくね!頑張ります!

    2007-10-18 20:55:00
  • 127:

    じん

    愛里「うわ〜ん。あ、あい、ヒック…愛里が、ヒック、あり、ヒック、ありがとー、ヒック、や、ヒック、ねーん。うわ〜ん。」
    愛里は、必死に我慢していた涙が、俺の言葉に一気に溢れ出たのか、上手く話せていなかった。
    …強い様に見えるお前。それでも、本間は怖くて怖くてたまらんかったよな?だって女の子やもんな。笑。必死で我慢して、強くい様としてくれてたんやろ?誰だって見ず知らずの奴に向かっていくのは、勇気がいる事やと思う。それでも、俺を見捨てる事も見放す事もせんと、向き合う事を選んでくれたお前。お前は、やっぱ誰よりもかっこえーし、俺にとって、やっぱり、スーパーウーマンに違いないで?
    …それに、俺に伝えてくれた【ありがとう】の言葉、俺には心の奥底まで伝わった。
    でも、お前がこの時、向き合って認めて助けて救ってやりたかったんは、俺でも誰でもない、あの人やったんやない?本間は、あの人に【ありがとう】そーゆーてほしかったんやないん…?

    2007-10-18 23:11:00
  • 128:

    じん

    俺「はいはい。もー、泣かんでえーから。笑。」
    俺は、ヒックヒック泣く愛里が、可愛くて、愛しくて、…それでも、どーしたえーか分からんくて、抱きしめてやる事しか出来んかった!
    愛里「だって、ヒック、だって…ヒック、愛里、ヒック、じんまで、ヒック、死ん、ヒック、死んでまう…、ヒック、思ってんもーん。ヒック」
    俺「なんで死ぬねんなー。笑。大丈夫やから!笑」
    …俺が、今こーやって、おれるんは、こん時のお前がおったから。だから、お前が本間に向き合って認めて助けて救ってあげたかったんが俺でも誰でもない、あの人やったとしても、俺は、やっぱり、お前に【ありがとう】そー、伝えたい!

    2007-10-18 23:17:00
  • 129:

    じん

    愛里「うん…。ヒック。分かってんのに、ヒック、じんは、ヒック、いなく、ヒック、ならへんって。ヒック。でも、ヒック、いなくなってまう気がして、ヒック、怖かってん。ヒック。じんは、おらんくなったり、ヒック、しやんよな?ヒック。」
    …こん時の俺には、お前が抱えている痛みを分かってやる事は出来へんかったよな。そんなちっさい体でいろんなもん背負って…少しは、俺にもお前の痛み背負わしてほしかったんやで?お前の痛みやったら、俺、一緒に背負っていきたい、そー思えるで…?
    俺「…おらんくなんかならんよ!大丈夫…。」
    俺は、そっと愛里の頭を撫でてやった。
    …なぁ?愛里?お前は、自分の事、自分の気持ち、もっと大切にしてもえーんちゃうかな?自分じゃない、ちゃう奴の事考えるんも大切やし必要やと思う!でも、まずお前自身、自分の事、自分の気持ち、もっと大切にしなあかん。俺、あほやからさー?お前がゆー本間の幸せ?理解してやれんかったけど、今ならほんの少しだけ、わかんねん。

    2007-10-18 23:20:00
  • 130:

    じん

    『大切な人が幸せでおれるんやったら自分はどーなっても、幸せ。そー思える事が本間の幸せ。』

    …お前がゆー本間の幸せ。今なら分かる気がする。
    俺も今、お前に同じ様に思うから…。
    …なぁ?愛里。お前は、今幸せですか?

    2007-10-18 23:24:00
  • 131:

    名無しさん

    あげ!

    2007-10-21 06:01:00
  • 132:

    じん

    134さん。
    あげてくれてありがとー。今から少しやけど更新します!ぼちぼち少しづつで本間申し訳ないです。

    2007-10-21 20:25:00
  • 133:

    名無しさん

    かかんのん?

    2007-10-23 22:02:00
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