小説掲示板月の下でのスレッド詳細｜夜遊びweb関西版

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月の下で

• 1:

  ひかり

  月の下で願う…おまえがまた笑ってくれること

  2007-09-18 05:38:00
• 2:

  ひかり

  こんなに好きになるなんて思わなかった。女なんてただの金づる。俺たちは飽きられるまで店にくる女から金を吸い取ればいい。なぁヒカリお前はそんな俺の姿を見てどう思ってた？

  2007-09-18 05:42:00
• 3:

  ひかり

  4年前-… 俺はまだ学生でミテコんときからホストをしだす-… 「まぢかっこえー！！椎名陣！｣ 空前のホストブーム。俺はこの椎名陣っていうホストにかなり憧れを抱いていた。派手な金髪に綺麗にセットされた髪。DVDなんかもでていて男の俺でも惚れてしまいそうな男。

  2007-09-18 05:50:00
• 4:

  ひかり

  ｢凉 俺の店手伝ってくれんか？｣先輩の誘いで俺はすんなりホストの仲間入りをする。俺は椎名陣の服装や髪型を意識して発出勤する！まぁ初日は散々だった。今思えば中途半端ショボホス…髪も金なくてプリンやしアクセも陣というホストがもってるウン100万円のもんなんてもてるはずないオーラもないショボホス客はつめたかった。

  2007-09-18 05:56:00
• 5:

  ひかり

  ｢凉〜ホストなんてやめてよっ付き合い悪いぢゃんっ｣小さい手で俺をひっぱたく女。美菜。おれの彼女。一つ下の17サイ。普通に可愛くて長い付き合いの女。椎名陣というホストに憧れて簡単に入った世界。遊び心ではじめたホスト…いつからか全部壊れた。

  2007-09-18 06:02:00
• 6:

  ひかり

  俺はホストを始めて一週間たらずだったけど学校との往復あとまったくもって客をつかめないし先輩の店が落ち着けばすぐ辞めるつもりだった。美菜｢凉！今日はずっとおってなっ！｣ ｢むーり！今日も仕事や｣

  2007-09-18 06:08:00
• 7:

  ひかり

  俺は椎名陣にはなれない。ずっと憧れの男。椎名陣はきっと悩みなんかもなくて女がたくさん寄り付いてきっと本命の女はかなり大切にしてて… でも俺は俺で美菜と結婚するつもりやしいい男なんねんっ このころの俺に戻れるんかな…ヒカリ…

  2007-09-18 06:12:00
• 8:

  ひかり

  月の光みたいに優しく笑うお前。俺は身代わりでもよかった。

  2007-09-18 06:16:00
• 9:

  ひかり

  今日もどうせ色んな席ついて酔っ払いやなあ…憂鬱な感じで店にでる。それにしてもまあテレビでみていた世界とちがって現実厳しいこと。綺麗なねーちゃんもくるけど動物さんたちが…

  2007-09-18 06:19:00
• 10:

  ひかり

  らっしゃいませー！！今日は忙しいな… 目が点になった。真っ白な肌にスタイルばつぐんのロングヘアーの女の子いや女の人といかにも金もったおっさんが入ってきた。｢マジきれい…｣ その女の人の席につけと俺はいわれたがなかなかつけなかった。

  2007-09-18 06:24:00
• 11:

  ひかり

  俺が席につくと金持ちそうなハゲ親父は女の人に万札をにぎらせどこかに消えていった。綺麗な女はいった｢急用ができたみたい…あの人ここの社長とお知り合いなのよ｣ 綺麗な女はすごく綺麗ですごく冷たい目をした女だった。

  2007-09-18 06:37:00
• 12:

  ひかり

  ｢初めまして。これ名刺っす…｣新人ホストらしい安い紙の名刺。｢ひかりってゆうの？私もヒカリよ…｣そっと笑った彼女はすごくおだやかで優しく笑う人だった。そのあと何人もホストはついた。みんなヒカリに必死だった。

  2007-09-18 06:42:00
• 13:

  ひかり

  ｢いい女やったなあー！クラブかな｣ ｢でしょうねー｣ ヒカリと名乗る女は誰も口座にせず帰った。 そりゃそうだ。ヒカリはそれくらい綺麗でこの店の従業員が金を払わないといけないくらいの女だった。

  2007-09-18 06:45:00
• 14:

  ひかり

  もう二度とあうこともない女… 俺は美菜をそっと抱いて眠りについた。
  
  ヒカリがいなくなってから俺は…俺はまだ 椎名陣を越えれないのか

  2007-09-18 06:53:00
• 15:

  ひかり

  次の日寝不足で出勤。ノーセットやる気0 代表によばれ席につく。ヒカリさんだった。｢待ってたよ｣ 俺は唖然とした。ヒカリさんが金をだして俺に会いにくることがミラクルすぎて。ドンペリなどを彼女は俺におかまいなしに卸してくれた。｢もういいっす。なんで俺なんスか？｣ ヒカリ｢初恋の人にすごく似てるのよ。｣

  2007-09-18 07:00:00
• 16:

  ひかり

  ヒカリさんは笑った。｢その初恋の人にもうあえないんすか？ヒカリさんくらい綺麗なら…｣ ヒカリ｢死んでしまったの…｣

  2007-09-18 07:07:00
• 17:

  ひかり

  ……ヒカリが家をでて行った後ニュース番組を見て俺は唖然とした…

  2007-09-18 07:10:00
• 18:

  ひかり

  なぁヒカリ…

  2007-09-18 07:12:00
• 19:

  ひかり

  そのころホストの爆弾サイトを知った。椎名陣のスレをまず見た。椎名陣結婚 嫁は同級生 昼職…えーまぢかよって感じだった。爆弾サイトは半分本当で半分嘘と聞いた…

  2007-09-18 07:22:00
• 20:

  ひかり

  なのに…俺は… ヒカリの傷も美菜の心もめちゃくちゃにした… 俺の憧れてた椎名陣は俺の中で勝手に作り上げられた理想像にすぎなかった。

  2007-09-18 07:31:00
• 21:

  ひかり

  小さな箱の店で俺はナンバーにはいれた…といってもヒカリさんがきてくれてたからというのもあるが。俺はヒカリさんを初めて飯にさそった。ヒカリさん以外の客ならすんなり誘えるのに。

  2007-09-19 06:40:00
• 22:

  ひかり

  ｢俺今月ナンバーはいれたんすよ。ヒカリさんのおかげやと思うし飯でもごちそうさせてください｣ 無理かなプライベートとかうざいかな…小心者の俺が憎い。ヒカリ｢ええ。いいの？じゃあつれていって。｣ヒカリさんが笑った。おれはやくそくの日を定休日にした。長くヒカリさんといたかったから

  2007-09-19 06:45:00
• 23:

  ひかり

  約束の日俺はかなり気合いを入れて待ち合わせ場所にたつ。ヒカリさんは時間になってもみえない。クラクションがなった。白のベンツのオープン。ヒカリさんだった… 俺はガキで金もなくてやっぱり届きそうもない…

  2007-09-19 06:50:00
• 24:

  ひかり

  ヒカリ｢御飯どこにつれてってくれるの？｣ヒカリさんは穏やかに笑う。俺はヒカリさんのような大人の女の人が喜ぶような店を知らない…無言の俺にヒカリさんは｢いきつけのお店あるからそこでいい？｣車を走らせた。これじゃまるで俺が…

  2007-09-19 06:54:00
• 25:

  ヒカリ

  ヒカリさんと入る店は綺麗なダイニングバーで正直俺だけういていた。すれちがう男どもはヒカリさんにくぎづけになる。｢ヒカリひさしぶりじゃんっ｣バーテンが話かける。やけに俺の顔をみながら。｢…昔の陸に似てるなぁ｣ ヒカリ｢でしょ？昔のね…｣ 陸ってゆうんや…ヒカリさんの初恋の男は

  2007-09-19 07:00:00
• 26:

  ひかり

  部屋はすっきりかたずいていてリビングには数え切れない写真がならべられていた。あどけない顔のヒカリさんと同じ男…俺よか断然男前だが少し似てる…この髪のだささとか…ホストなのか…スーツの写真もあった。あどけない顔のヒカリさんは今ほどのオーラはなくでも幸せそうに写真にうつっていた

  2007-09-19 07:15:00
• 27:

  ひかり

  ｢写真気になるの？｣ヒカリさんは聞いてきた。｢初恋の人ってこの人なんすか？｣ ヒカリ｢…そうよ｣ ヒカリさんは少しかなしそうだった。でもこの顔どっかでみたことあるような… ヒカリ｢もう6年まえのものだから｣ヒカリさんは25ｻｲ。俺は18だから俺ぐらいの時の物か…

  2007-09-19 07:22:00
• 28:

  ひかり

  ｢てかさっきの飯代払わしてください。お礼の意味ないじゃないすか？｣ ヒカリ｢なにいってんの。お姉さんなのにあたりまえのことよ。｣ 俺は悔しくてそしてヒカリさんの寂しげな目がほっとけなくて｢ちがうんやって！俺 ヒカリさんが好きやから店ももうきてほしくないし貧乏でたよんないかもしれないけど甘えてほしいし…｣

  2007-09-19 07:27:00
• 29:

  ひかり

  顔は真っ赤だったろう。ヒカリさんはいった｢本当にそっくり…｣ そういいおわらないうちに俺はヒカリさんを抱いた。ヒカリさんの冷たい目が俺の理性をぐちゃぐちゃにした。

  2007-09-19 07:31:00
• 30:

  ひかり

  俺らはこの日から恋人同士になった。

  2007-09-19 07:32:00
• 31:

  ひかり

  ヒカリさんは抱いてる最中ずっと泣いていた。

  2007-09-19 07:37:00