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★人生勉強★
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1:
さち
二十歳を向かえた今、あたしの戸籍にバツが1つついた。
思い返せば長かったようで短い時間やった。いろんな勉強をさしてもらったし、後悔はしていません。
そんなさちのお話です♪2007-09-21 15:37:00 -
2:
さち
〜1987年〜
父は42才、母は36才、姉が11才の時、4人家族の次女としてあたしはこの世に生を授かった。貧乏でも裕福でもない普通の家庭でたくさんの愛情をもらいながらぬくぬくと育った。2007-09-21 15:43:00 -
3:
さち
小学生まではごく普通の女の子やったあたしは、中学生になって少しずつ変わり始めた。何がそうさせたのか、いつからそうなったのか、今となってはもうわからないけど、中学生になり確かに違う人生を歩み始めた。2007-09-21 15:47:00 -
4:
さち
あたしが自ら進んだ道。それは母や父が最も嫌う、姉とは正反対な人種やった。
あたしはそんな人達に憧れ、どんどんと悪い道に踏み込んで行った。
その時は何も気づかなかった。ただ楽しさをひたすら求めるだけで、後に後悔する事なんてこれっぽっちも思っていなかった。2007-09-21 15:53:00 -
5:
さち
学校にも全く行ってなかったので、友達といえば年上ばっかりやった。同じ人種の仲間。〜類は類を呼ぶ〜まさにその言葉のとおり。
家にも帰らなかったあたしはどんどん家族と遠い存在になっていた。
その事あたしの家では、「あの子はもう死んだんやって思おう」〜そう言われていた。2007-09-21 15:56:00 -
7:
さち
悪い事をたくさん覚えた。悪い人達とたくさん出会った。悪い友達がたくさん増えた。悪い経験がたくさん増えた。
悪い自分に満足していた。
そんな人生を歩み、今のあたしに残ったもの。
・・・何1つない。2007-09-21 16:02:00 -
8:
さち
16才になった頃、友達(ヒトミ)と共に水商売に飛び込んだ。それまでに飽きる程遊んできたので、遊ぶのとは違う何かをしたいと思っていた。そんな時に、ヒトミの知り合いから声がかかった。
「あんたらいつまでもしょ〜もない事しとらんとウチで働きいや!」
その人は地元では有名な、いわゆる元ヤンってやつやった。年は27才でかなりのべっぴんさんで美由紀さんと言う。2007-09-21 16:16:00 -
9:
さち
ヒトミは以前、美由紀さんの弟と付き合っていて、それ以来別れた今も仲良くしてもらっているようやった。
あたし達は断る理由もなく働く事にした。ヒトミはあたしの2つ上で18になっていた。
「なんやサチはまだ16なんかぁ〜♪(笑)ヒトミとようおるから一緒やと思ってたやん♪まぁ今日からもうヒトミと同い年って事にしたら大丈夫や♪」
・・・と美由紀さんはこんな感じで、とても気さくな人やった。2007-09-21 16:22:00