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騙された淋しいバカな女
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1:
流歌
これはぁたしが実際に体験した事実です。18才になって初めての夜の世界、誘惑に満ちた世界で転落していくお話。
結婚を考えた彼氏
初めてのクラブ嬢
初めてのホスト遊び
初めての風俗…2007-10-07 00:42:00 -
250:
流歌◆VofQjq5eFc
一口飲み、味わう。
「やっぱりモエの方が美味しいゎぁ(笑)でも祝い酒やからね。」『俺はカフェパがいいゎぁ〜』「そっか。翔チェック」『ぇえ!?!?』席を立ち上がり驚く翔。あたしは笑顔で翔を見つめる。『まだ一口しか飲んでへんゃん!!まだ時間もあるで!!お金なぃんゃったら俺出すし、まだおりぃゃ!!』「今日はもう満足したから帰る」『なんでゃねん!!また何勘違いしてるん?』「そんなんしてないって(笑)明日昼から友達と会うから早く帰ろうと思っててん♪」『ほんまに?』「ほんまやで♪」『わかった。チェックしてきて』翔はヘルプにそう伝え席に着いた。『帰ったらメェルちょうだいな』「うん」
ヘルプが伝票を持ってくる。あたしはお金を渡し荷物を持ち歩き出す。2007-12-21 00:22:00 -
251:
流歌◆VofQjq5eFc
翔が慌てて扉を開ける。「ありがとう」そう言って店を出る。
外には人が溢れて綺麗なイルミーネーションに賑わう人達。そんな中をすり抜けタクシーをつかまえる。2007-12-21 00:33:00 -
252:
名無しさん
ホンマに主さんすごい良い人やわぁ〜。良い人すぎて恋愛運は悪くなっちゃうのかなぁ?ホンマに幸せなってなぁ?
2007-12-21 00:45:00 -
253:
流歌◆VofQjq5eFc
『ちひろ!!』翔がタクシーに乗り込むあたしを止める。「どうしたん?」『来週クリスマスやろ、だからその日会いたいねん』「まだまだ先の話やん(笑)多分仕事やから無理っぽいゎぁ…」『そっか…』「ありがとう、気持ちだけで充分です!ってか仕事頑張りや(笑)」『うん…』「ぢゃっ『ちひろ!!待って!!』「ん?」『店終わってから会われへん?』「ちひろと?」『え?うん…』「翔どうしたん?何か今日変やで(笑)」『いや…何か…って、ちひろの方が変やん』「かもね…翔…」『え?』「やっぱまだまだやなぁ〜(笑)あたしの事まだわかってないね。あたしは……………」
『え…?』「ごめんね、ずっと嘘付いてて。けどこれには理由があってん。許してな」『でも、サイン…』「あれも嘘。」『何でなん?』
「次会った時に言うわ。話したら長いから(笑)もう限界!!眠い〜帰るな」翔は何も言わない。あたしは無視してタクシーに乗り込み、声を出さず、
「さようなら」と言った。2007-12-21 00:56:00 -
254:
流歌◆VofQjq5eFc
>>262さん?
主は全然普通です?優しい人には憧れてます?心の狭い主ですが、皆さんが優しいので主も気持ちよく書けますし、頑張れます???本当に皆様には感謝です?
恋愛は本当にだめですねぇ?昔から見る目がないと評判でした(笑)2007-12-21 01:01:00 -
255:
名無しさん
主さん感想&応援スレ作っていい?
2007-12-21 01:06:00 -
256:
流歌◆VofQjq5eFc
タクシーの運転手に行き先を告げタバコに火を着ける。「やめるん?か…」そう呟いて小さく笑った。もし仮にやめて欲しかったら【続けるん?】と聞くと思う。あたしの今までの経験上、絶対とは言えないが人に物事を尋ねる際、意思とは逆の事を言う傾向が強い。翔はあたしに仕事を続けて欲しかった。だからやめて欲しくない気持ちが先だって【やめるん?】ときいてきたんだと思う。これはあたしの勝手な思い過ごしかもしれないけど、あたしにはそう感じた。
翔が最後に必死だったのもあたしがもう来ないかもしれないと焦ったから…。2007-12-21 01:15:00 -
257:
名無しさん
主何かすごい頭キレる心の広い女性っぽい?
2007-12-21 01:23:00 -
258:
流歌◆VofQjq5eFc
>>267さん?
そんな大人ぢゃないですよぉ??そんな女性をリスペクトしてるだけです(笑)実際当時騙されまくりでしたから??でも悔いはないです?これも人生経験と?2007-12-21 01:28:00 -
259:
流歌◆VofQjq5eFc
本当は引き止められた時泣きそうだった。けど最後は笑顔でさよならしたかったから…
カバンの中から携帯のバイブの振動が響く。電話は誰かわかってる。今気付いたんだね。本当はね、賭けてた…。席を立つ時左手でドンペリを触ってあたしの気持ち置いてきたの。淡いピンクの様な恋する気持ち。翔が追いかけてあたしの手首にもう一度付け直してくれたら翔をもう一度信じようって…。
やっぱりあたしにはあのブレス似合わないよ。2007-12-21 01:57:00 -
260:
流歌◆VofQjq5eFc
タクシーの中で左手首を目の前にあげてまた小さく微笑んでため息をついた。振動の音だけなのにやけに耳に響く携帯。このままぢゃダメ…
運転手に行き先変更を伝える。あたしはBARに行って気を紛らわす事にした。夜の繁華街は車が通れないので仕方なく手前で降りて少し歩く事にした。仕事終わりの女の子、キャッチをしてるホストの中を進む。
1人で歩いているとたいていホストは声を掛けてこない。友達や翔が言うには、あたしは声かけづらいらしぃ…。そう言われてみればそんな気がする(笑)今日真っ直ぐBARに向かう。
『涼!!!』2007-12-21 02:20:00 -
261:
名無しさん
気になる?
2007-12-21 02:37:00 -
263:
名無しさん
主さんありがとう?いつも楽しみです?
2007-12-21 02:48:00 -
264:
名無しさん
ゎくゎく??
2007-12-21 04:36:00 -
265:
265
主サンスレ作っちゃいました?
主サンのペースで無理せずこれからも頑張ってくださいね??2007-12-21 05:28:00 -
267:
流歌◆VofQjq5eFc
>>273からの続き。
あたしは何も言わず蓮から掴まれた手を離した。『嫌なん?』「人が見てるから」『お前かわいいなぁ』「どうも」本当はそんなんぢゃない。何故か今は誰にも触れて欲しくなかっただけ。
BARにはすぐ着いた。あたしはいつも通りカウンターに座る。何の躊躇もなくあたしの横に座る蓮。『よう来るん?』「うん、この辺りやったらここしか知らんから(笑)」『お前何かいっぱい知ってそうやけどなぁ〜』「こっちにはあまり出てこないから」『ホスト行く時だけ?』「翔に会う時だけ」『あ〜あいつか…お前、前そいつと歩いてたやろ?』「え?」『俺と最後電話した時』「…見てたん?」『おう、へこんだわ〜』あたしは思わず笑ってしまった。蓮の言葉で笑ったんぢゃない。
「あたし何やってんねやろな…」『え?』あたしは少ししか減ってないビールを一気に流し込み「帰るわ。チェック」と言った。2007-12-21 09:35:00 -
268:
流歌◆VofQjq5eFc
『もう帰るん?』「うん!!」『店寄らへんの?』バカバカしい台詞。けど…「今日はいかんで。気が向いたら行く」『ぢゃぁ、明日お待ちしてます』笑ってそう言いながら伝票を見てお金を払う蓮。
「あたしが出すって」『いいから。あとこれやるわ』そう言って蓮はあたしに自分が付けてたネックをはずしてあたしの首に付けた。『付けててな』
またあたしに新しい鎖がついた。
ミッタクをとめた蓮が『30分で家つくやろ?40分以内に電話してきてな』と言う。「気が向いたら」『あかん絶対してこい』あたしは笑って「わかった」と頷いた。2007-12-21 09:38:00 -
269:
流歌◆VofQjq5eFc
タクシーに乗り携帯を開く。翔からの着信とメェルがたくさん来ていた。あたしはメェルを開かず翔へのメェルを書いた。
翔へ
ごめんね。いつも急に色んな事ばっかりして迷惑かけて。あたしね、ホンマに翔の事好きやった。ホストしてる翔とかぢゃなくて人としての翔が。何をしてても誰と居ても思い出すのは翔の事ばっかり…。誰よりも信じてた。疑った事も沢山あった。ごめん…。けど、いつも翔の笑顔見たら頑張ろうって信じてついていこうって。ホンマはクルスマス一緒に過ごしたかった。けど、やっぱりあたしには駄目やった。どんだけ好きでも形が欲しかった。【彼女】って言う肩書きが。今のままぢゃ、あたしは翔のなんなのかわからへん。何度も割り切ろうとした。けど、翔の言葉…わからへんねん。本気で言ってるんか嘘なんか…。もう区別がつかないねん。割り切ろうにも割り切られへんねん。どこかで期待してる。もう一緒におるのが辛い…。翔とおるとね、一時の幸せよりいつも2人で平凡に過ごす方が幸せやねん。あたしも嘘ついててごめんね。彼女になれた時に言おうと思っててん。だって誰かに呼ばれる度、翔を思い出してしまうやん…。ありがとう。大好きやった。片想いやけどいっぱい愛してたよ。 【優より】2007-12-21 11:58:00 -
270:
流歌◆VofQjq5eFc
そう…あたしの本当の名前は優【ゆう】。最後に翔に言ったのは「あたしはちひろぢゃなくて優って名前だよ」って言った。【ちひろ】は偽名。これはお客さんに聞かれた時に使う偽名だ。きっといつもの癖であの時もそう言ってしまったんだろうか、今になってはわからない事。
*拓海が【ちひろ】と言っていたのは本当は【優】と言ってます。話の為に伏せてました。話の途中の訂正文に気分害した方には深くお詫び申し上げますm(_ _)m2007-12-21 12:07:00 -
271:
流歌◆VofQjq5eFc
あたしは送信ボタンを押し、そのままアドレスを変えた。ちょうどタクシーは自宅に前に着きお金を払い降りる。家に入り蓮に電話をかけた。
『もしもし?家ついた?』「うん」『そか、俺仕事中やから終わったらまた電話するな』「わかった」そう言って電話をきった。
時刻は朝の5時前…。睡眠中に起こされるのはキツィなぁ…起きとこう。とりあえずシャワーを浴びようと脱衣所に行く。服を脱いでいると首もとに光るネックを指先で触る。「縛り…」そう呟いて浴室に行った。2007-12-21 12:48:00 -
272:
名無しさん
?
2007-12-21 13:40:00 -
273:
流歌◆VofQjq5eFc
シャワーを浴びていると遠くから微かにだけど電話の着信音が聞こえる。何度も何度も自分に言い聞かせる。【でちゃダメ…】お風呂から上がり冷蔵庫からレモンティーを取り出し渇いた喉を潤す。退屈な時間…こんな時はいつも翔が電話で相手してくれた。けど、もうダメなんだ…あたしがそうしたんだ…
鳴り止まない電話…着信拒否にしなかったのは自分の為だったのかもしれない。あたしはまだどこかで期待してたんだ。翔の事を…2007-12-21 18:13:00 -
274:
名無しさん
?
2007-12-21 20:44:00 -
275:
名無しさん
?
2007-12-21 20:50:00 -
276:
名無しさん
ここまで読んだ?
2007-12-22 00:10:00 -
277:
流歌◆VofQjq5eFc
ベッドに横になり本棚からとった恋愛少女漫画を読む。一度は離れてしまう、けど最後はまた出会ってハッピーエンド。そんなありきたりな話だけど不覚にも泣いてしまう…。ねぇ?あたし達はどうなるの?そんな問い掛けしてもあなたは隣にいないのにね…。
マナーモードを解除した携帯が鳴る。着信画面には【蓮】の文字。
「はい…」『終わったわ。お前今から何するん?』「寝る」『ちょっとドライブ行かへん?』「飲酒運転反対」『昼ぐらいには抜けると思うから』「他のお客さん誘いいやぁ」『お前がええねん』「別にいいけど」『ぢゃあ、家出る時また電話するわ』「うん」そこで電話は終わった。ドライブか…気分誤魔化すにはいいかな…そう思いあたしは少し寝る為瞼を綴じた。2007-12-22 00:17:00 -
278:
流歌◆VofQjq5eFc
けど翔の着信の音で眠りにつけない。ふと携帯を見るとショートメールが入っていた。あたしは何も見ず未読メールを削除する。
結局昼まで起きていて寝不足のまま蓮とドライブに行った。
蓮は眠そうにあくびばかりしながらもあたしに話し掛ける。あたしは軽く返事をするだけで窓から景色ばかり見ていた。
『お前ってさぁ、強がるくせに弱いよな』「え?」『何か泣いてくせに平気な顔したり怒ったり興味ないふりしたり、ホンマは笑いたいのに我慢したり。』「そんな風に見える?」『めっちゃ(笑)』蓮はあたしの目を見て笑った。そして『ホンマは俺に惹かれていってるやろ?』あたしは急に顔が熱くなる。「違う。寂しいから紛らわしてるだけ」あたしが強くそう言うと『別に俺はそれでもいいよ。だってお前は昔の男忘れて俺に夢中になるから』ここまではっきり営業トークをされると逆に笑えた。そして翔の時には思わなかったが蓮との関係は割り切れる感じがした。「ははっ…蓮ってわかりやすいから好き」『ありがとうございます』2007-12-22 00:19:00 -
279:
流歌◆VofQjq5eFc
その後も意味もなく車を走らせ時刻は16時前。
「仕事やろ?帰ろ」『そやな、送るわ』「うん」少しの沈黙が流れた後『今日どうするん?』この台詞はいつきいても笑える。「だから気が向いたら行くって」『わかりました』
家の前につき「今日はありがとう」そう言ってドアに手をかけた時『ちゃんとつけてるやん』そう言いながらあたしの首もとにあるネックを触る。「物に罪はないからね」蓮の指先が肌に触れてそこだけが熱い。『良い子やな』そう言った蓮はあたしにキスをする。「ちょっ!!」あたしは慌てて蓮から離れる。
『気ぃ付けて帰れよ』蓮は満足げに笑ってそう言った。2007-12-22 00:34:00 -
280:
名無しさん
??
2007-12-22 03:22:00 -
281:
名無しさん
?しお?
2007-12-22 03:47:00 -
282:
流歌>>yuu
後ろを振り返らず家に入って行く。鼓動が早い。蓮からのキス嫌ぢゃなかった…。けど…
翔が居なくなった寂しさをあたしは蓮で埋めようとしてる…「あたしって最低や…」そう呟いてベッドに横になる。翔もさすがに寝たのだろう、携帯はもうなってない。
寝不足も重なり知らぬ間にあたしは眠りについた。2007-12-22 13:40:00 -
283:
流歌◆VofQjq5eFc
物音がして目覚ると夕方の4時。寝すぎて体がだるかったが今日から仕事が始まるので重たい体を起こし仕事の準備をする。久しぶりに美容院に向かいセットをしてもらいながら化粧をする。
『久しぶりやから楽しいわぁ』担当の美容師が言う。「そうですね。あたしも久しぶりで何か緊張します。」
綺麗にセットされた髪に少し濃い化粧。スーツに身を包みロングのコートを羽織る。あたしの向う先はもちろん…。
「おはようございます」『おはよう、久しぶりやね、涼ちゃん』そうあたしはこの世界に戻る事を決めた。ママやチーママ、お姉さん達に挨拶をする。「長い間すいませんでした。」『忙しい時に戻ってきてくれて助かったわ。お客さんには声かけた?』「はい」『涼ちゃん、ちょっと痩せたん違う??』少し心配気味のママ。「丁度いい感じです(笑)今までがちょっとあれでしたから…」あたしはママに笑顔で答えた。2007-12-22 16:06:00 -
284:
流歌◆VofQjq5eFc
あたしは運転手に行き先を告げる。少し嫌な顔をされたが、こんなのは慣れてるし酔ってるあたしにはどーでもいい事だった。携帯を取り出し電話をかける。『今から行く』そう言って電話を切った。あたしが向かった先は…
『お疲れ様。さぁ、どうぞ』「ありがとう、蓮」結局あたしは最低な女だ。寂しいからって蓮に会いに行く。 翔を信じれなくなったから別れを告げたのに着信拒否をせずにまだどこかで期待してる。水商売に戻っても最後まで落ちたあたしは結局お金で愛を買う事しか出来ない。もう…戻れない。
ねぇ?蓮はあたしを愛してくれるよね?1人にしないよね?嘘の言葉を並べてあたしを満たして…そして翔を忘れさせて…2007-12-22 16:35:00 -
285:
名無しさん
??
2007-12-22 17:59:00 -
286:
名無しさん
300
2007-12-22 18:56:00 -
287:
名無しさん
あげ?
2007-12-22 20:11:00 -
288:
名無しさん
マイペースでね??
2007-12-22 20:47:00 -
289:
流歌◆VofQjq5eFc
あたしは未収の件があってから何故かシャンパンコールをしなくなった。あたし達お客は決して無駄なお金を使ってるわけぢゃない、口座の為に、あるいは自分のストレス解消の為それぞれが理由を持って自分の身、生活を削って卸す。だからあたしはそのお金で卸したお酒を味あわず直ビンで流し込む様に飲み、挙げ句の果てには酔ってこぼす様な飲み方はあまり好きぢゃなかった。きっとそう思える様になったのは多額な未収を作り自分の身を削って返済したからだと思う。
けど騒ぐのも好きな人も居てる、実際あたしも嫌いぢゃない。そんな日だってもちろんある。実際前まではそんな風に騒いでいたのだから…。ただ、今はお金を大事に使いたいとそう思ったからだ。蓮はコールをせず卓で飲む事は良い事だと言ってくれた。嘘でも嬉しい一言だった。2007-12-22 21:13:00 -
290:
流歌◆VofQjq5eFc
ラストオーダーの時間になりあたしは首を振り帰る支度をする。蓮はナンバーホスト、今日も3組ほど被っていた。『ごめん、お前最後に送り出すから待っててな』蓮はそう言って他の卓に行った。あたしは直したタバコを取り出し火をつける。ヘルプが慌ててライターを探してる姿が少し笑えた。
『涼さんってどこのお店で働いてるんですか?』ヘルプがあたしに問い掛ける。「なんで?」この手の質問は嫌いだった。働いてる店でサイフの中身がわかる。だからあたしは絶対に言わない。『友達も働いてるんですよ〜だから気になって』そう言ったヘルプに「そう。」と素っ気ない返事をして空気を読ます。もちろんヘルプは気付き違う話をふる。伝票を渡されお金を出していると蓮が戻ってくる『ありがとうございます』「どういたしまして」
お釣りを貰って外に向かう。外は明るくて眩しかった。少し歩き『そこの喫茶店で待ってて』蓮の指差した方を見て「わかった」と言って手を振る。蓮は手をズボンのポケットに入れて店内に戻って行った。2007-12-22 22:23:00 -
291:
流歌◆VofQjq5eFc
喫茶店に入り冷えた手を暖めるためホットレモンティーを頼む。運ばれたカップに手を当てタバコを吸う。
携帯を開くとやっぱり翔の着信で埋まっていた。ショートメールを削除しようと思い受信メールを開いた時間違えてショートメールを開いてしまった。2007-12-22 22:43:00 -
292:
名無しさん
気になる?
2007-12-22 22:59:00 -
293:
流歌◆VofQjq5eFc
【話がしたい。連絡ください】本文にはそう書かれていた。泣きそうになるのを必死に抑え、携帯を閉じる。もう忘れなきゃ…。携帯をもう一度開き友達に電話をした。30分ぐらい話していると蓮からキャッチが入ったので友達に謝り電話をきり、蓮の電話にでる。『終わったからでてきてー』
会計を済ませ外に出ると蓮が笑って立っていた。何も言わず手を握り歩き出す。『俺さぁ、ききたい事あってんけど?』「何?」『今日ずっと携帯なってなかった?』「え?」『お前今日は携帯カバン中いれてたけど、ずっとなってたで。あれはマナーでもわかる(笑)』「気付かんかった…」『だから嘘つくん下手すぎやって。何やったっけ?翔?そいつやろ?』「……ついたで」『こらっ!(笑)』思わず笑ってしまった。蓮は受け付けを済ませちょっと拗ねながら部屋に向かった。2007-12-22 23:04:00 -
294:
流歌◆VofQjq5eFc
部屋に入り微妙な距離をとり座る。『何飲む?』「ビール」『お前まだ飲めるん!?!?』「だってさめてもーたもん」『ぢゃあ、俺も飲も♪』あたしに合わして無理をする蓮。そんな優しさが嬉しかった。『で、さっきの話の続き!!!!』「あぁ、翔やで」『まだ切れてないん?』「切った」『ホンマに??』「うん。なぁ、蓮…あたし1人は嫌や」『1人ちゃうやん、俺がおるやろ?』「そやな。歌おうか!!」『俺の事どう思ってるん?』あたしはきっと今も翔が好きだ…会わないだけぢゃ忘れそうにもない。「好きやで」だから蓋を被せる様にあたしはそう答えた。
2007-12-22 23:23:00 -
295:
名無しさん
??
2007-12-23 01:04:00 -
296:
流歌◆VofQjq5eFc
それから他愛もない話をしてカラオケを出る。『今からどうするん?』「今日も仕事やから帰って寝るよ」『タクシーで帰るん?』「うん、電車で帰る気力がない」『贅沢者やな』そう言って蓮はタクシーを止めてくれた。『帰ったら電話しといでな』優しくそお言いながらあたしの掌にセブンスターを乗せる。「やった♪ありがとう。」『おう、ぢゃあな。』あたしは満面の笑みで「おやすみ」と蓮に言ってタクシーを出してもらった。
家に着き蓮に電話をかける。『ついたか?』「寝てると思った」『お前の電話待っててん。もう寝るで。また起きたら電話するな』「わかった。ありがとう」『寂しかったらメールしておいで』「うん」『ほなな』電話をきり携帯の電源を落とす。【寂しかったらメールしておいで】その一言で今日1日ゆっくり寝れる気がした。色営業の台詞でもなんでもいい。今のあたしはそうでもしないと寂しくて翔を求めてしまうから。あたしはシャワーを浴びて眠りについた。2007-12-23 01:10:00 -
297:
流歌◆VofQjq5eFc
あの日以来仕事に行き終われば蓮の店に行って帰る。帰って寝て起きればまた一緒の繰り返し。次第に翔の事を考える時間が減り蓮の事を考える時間の方が増えて行った。でも決して本気にはならなかった。けどこんな生活、お金が保つはずがない。あたしは結局またソープに戻っていた。週3回朝から夕方まで入る、水商売は週5回レギュラー出勤。今思えばお客さんに会わなかった事が奇跡だろう…。
ある日祝日で仕事が休みだったのであたしは少し遠くまで友達と買い物に行った。こちらに帰ってきたのは深夜の12時すぎ 。今日は店に寄る気はなかったが近くにいたので友達の咲に「まだ遊ぶ?」ときいてみると『うん!ホストいきたい!』と言われた。ぢゃぁ、話は早いので開店まで時間を潰し蓮に電話をかける。2007-12-23 01:19:00 -
298:
名無しさん
??
2007-12-23 03:12:00 -
299:
名無しさん
?しお?
2007-12-23 08:42:00 -
300:
名無しさん
??
2007-12-23 13:07:00