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愛の方向
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1:
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いつもの朝、
いつもの風景、
どんなにそれが幸せな事だったんだろう…
2007-10-12 18:21:00 -
2:
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第?話
愛し合った二人、それを確かめるように結婚をし、夫婦の道を選んだ二人。
毎日が楽しく、毎日が新鮮で幸せだった。
そんな日々が続いていたある日、自分が重い病を患っていることを知った妻。
悲しみと苦しみを味わっていった。
しかし、夫に話そうとしない。
その後、二人は離婚の道を選んだんだ。
二人の間に病とゆう認識があったなら、きっと夫は妻に寄り添い、これからも一緒にいただろう。
ある日の夜、僕は妻の前に初めて姿を現したんだ。
ただ解らなかった。
なぜ一人で抱えこんだのか…
2007-10-12 18:25:00 -
3:
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妻は僕にこう話をした。
『愛しているからこそ、愛してる人だからこそ、先の将来を幸せにしてあげる義務があるの。
ただそれだけのこと。』
夫が妻の状態を知ったのは数年後だった。
2007-10-12 18:27:00 -
4:
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もう、女らしさもなくなり、すっかり病人の妻。
そんな妻を見ながら、
『かわいい。』
だだそれだけをゆう夫。
2007-10-12 18:29:00 -
5:
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妻が亡くなった日、夫はこうゆった。
『ずっと愛してるからな』
この日から二人の気持ちが離れることはなかったんだ。
そして、より深い幸せを手に入れたんだ。
2007-10-12 18:30:00 -
6:
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第?話 END
2007-10-12 18:31:00 -
7:
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第?話
泣いている女とうっとおしそうにしている男。
二人を見ていたところ、女が浮気したのだろう。
数時間後、仲直りをしたのか手を繋いで歩いていくカップル。
2007-10-12 18:54:00 -
8:
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浮気とはなぜするものなのか、ある日の夜、僕は女の前に姿を現し聞いてみた。
『自分に自信がほしくて』
彼女の自信に繋がると思い込んでいる行為ほど、無意味なことはないだろう。
2007-10-12 18:55:00 -
9:
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『きっと君の行為はほど遠く無意味に近い』
ただそれだけを彼女に伝えた。
2007-10-12 18:56:00 -
10:
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『きっと君の行為はほど遠く無意味に近い』
数週間後、彼女は見違えるほど美しい女性になった。
それは外見だけでなく内面まで…
きっと、本当の自信を見つけだしたのだろう。
2007-10-12 18:57:00