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LOVE LETTER

スレッド内検索:
  • 1:

    亜希

    読んでください。

    2005-09-07 04:36:00
  • 2:

    亜希

    DEAR KEN         健のお嫁さんになりたい。

    2005-09-07 04:38:00
  • 3:

    亜希

    初めて書いた健への手紙は、何を書いていいのやら全く分からなく、可愛らしい便箋20枚のうち19枚は失敗して結局こんな訳の分からないたった一行の手紙だった。

    2005-09-07 04:41:00
  • 4:

    亜希

    運動神経抜群で、その上勉強もできて、正直学校中の女子からは人気があるのがすぐ分かった。

    2005-09-07 12:22:00
  • 5:

    亜希

    あたしは、特に可愛いわけでもなく普通中の普通で化粧もしないし髪は黒い。こんなあたしに健が告白してくれたのは今でも幻だろうと思う事がたまにある。  友達の鈴も不思議がっていたし、あたしだって疑問中の疑問って感じ。

    2005-09-07 12:42:00
  • 6:

    亜希

    健と付き合ってる事は鈴以外には内緒にしていたから、あたしが健と会話したりするのはメールだった。同じ教室にいる時もメールだったから変な感じだった。 なぜ内緒だったかと言うと、サッカー部は恋愛禁止だったから。健の夢はサッカー選手になる事だった。

    2005-09-07 13:00:00
  • 7:

    亜希

    「何で亜希の事好きかって?」休み時間の図書室、ここが唯一誰にも見つからない場所でたった五分くらいしかいれないけど大事な時間。二人共本が好きなんだ
    私からの質問に驚く健とうつむく私。健の横顔をちらっと見たら少し悩んでるみたいだった。「うーん。何でって聞かれてもなぁ…理由なんてないからなぁ」そう言ったあと健が私の顔を覗き込んで、

    2005-09-07 16:14:00
  • 8:

    亜希

    「亜希は俺の事何で彼氏にしてくれたん?」真面目な真っすぐな眼差しで見つめられた。
    あたしは固まった。
    だってこんな近い距離初めてで…心臓の音が健の耳にも聞こえちゃいそうで、

    2005-09-07 16:17:00
  • 9:

    亜希

    それが凄い恥ずかしく思えた。図書室に秋の風がカーテンを揺らしながらあたしと健の髪をとおりぬけた。やさしい日差しが綺麗な健の髪と白いカッターをきらきら照らした。

    2005-09-07 22:41:00
  • 10:

    亜希

    「亜希の全部が好きなんだ」
    その一言を真っすぐな眼差しで切なく優しくほほ笑みながら健は言った。そして健が少し周りを見てからあたしのおでこにそっとキスをして「先教室戻るわ」そう言って立ち上がり本を持って行った。

    2005-09-07 22:46:00
  • 11:

    亜希

    健へ。         あたしは、健の事ずっと前から本当は好きだったんだよ。
    だから健が告白してくれた時あたしの中ででっかい花火があがったみたいだった。うまく言えないけど世界中の誰よりも幸せな気分になった。

    2005-09-07 22:52:00
  • 12:

    未来

    もしかして下山亜希?

    2005-09-07 23:53:00
  • 13:

    亜希

    名前は架空ですよ(^O^)

    2005-09-08 00:07:00
  • 14:

    未来

    ぅそやん?ビスのパン屋で働いてたやん?

    2005-09-08 00:09:00
  • 15:

    未来

    あっ?まだビスにおるんよな?プッ

    2005-09-08 00:22:00
  • 16:

    ゅりな

    亜希まだビスぉるん?プッ 店長とゎどぉなん?

    2005-09-08 00:32:00
  • 17:

    亜希

    初めて健の体の一部があたしに触れた瞬間だった。たった一瞬だったけどまるで夢のようで、あたしは多分真っ赤な顔したままで教室に戻ったみたいで鈴におでこを触られた。
    「熱はないなぁ…あんた顔真っ赤やで?どないしたん?」

    2005-09-08 01:49:00
  • 18:

    亜希

    鈴が不思議そうな表情であたしの顔を見てくびをかしげた。あたしは目をそらして横を向いたら、たまたま健がこっちを見ていてよけい焦った。「な…んもっないわっっ!もうすぐチャイムなるし席戻るわ」

    2005-09-08 01:52:00
  • 19:

    亜希

    健とあたしの席は隣どおしあたしが窓際の一番後ろだった。鈴とは離れていて鈴は廊下側の真ん中だ。
    授業中鈴から手紙が回ってきた。〔なぁなぁ、もしかして田山と何か進展あったん?!図書室行ってたやろ、さっき?〕

    2005-09-08 01:59:00
  • 20:

    亜希

    女の感は怖いというのが正直なその時の気持ちだった
    田山は健の名字。あたしはその手紙を見て余計どきどきしたし、正直聞いてほしかったから嬉しかった。

    2005-09-08 03:34:00
  • 21:

    亜希

    先生が教科書を読みながらゆっくり教室を歩きだしたのであたしは鈴からの手紙を本とノートの間に急いで隠して先生が読んでいるページを見た。
    隣にいる健が少し気になって健の方を見たら健の斜め前の廊下側の席の青木さんと目があった。

    2005-09-08 03:39:00
  • 22:

    亜希

    青木さんは、あたしと違ってすっごい可愛くて女子からの憧れと男子からの人気がある。声も可愛くて細くて色白で優しくて栗色の髪、ぱっちり二重に黒目が大きくまるで漫画から出てきた子。神様は不公平だって思う。

    2005-09-08 03:43:00
  • 23:

    亜希

    青木さんとあたしの目があって、あたしがすぐにそらして少ししてからまた青木さんの方を見たら青木さんは、教科書を見ていてあたしはその時青木さんが健の事気になってるんかなぁって思ったけど気にしないようにした。たまたま見てただけ…。

    2005-09-08 03:47:00
  • 24:

    亜希

    しばらくして先生がまた教壇に立ってからあたしは、机の中から可愛い絵の書いてるメモ帳をゆっくり出して静かに一枚やぶりメモ帳を直してやぶったメモに鈴への手紙を書き出した。

    2005-09-08 03:52:00
  • 25:

    亜希

    〔今日放課後ミスド行かへん?その時話したいから。〕それだけ書いて手紙を回した。毎回手紙を回すときは緊張するもので先生に見つかりませんようにと毎回神様にお祈りする。

    2005-09-08 03:56:00
  • 26:

    亜希

    手紙が鈴に届いたのを見てから外を見た。教室から見た外の景色はどうして輝いて見えるんやろう…。

    2005-09-08 04:26:00
  • 27:

    亜希



    学校帰りにミスドに行って大好きなドーナツとホットミルクティをテーブルに置きさっそく本題に入る。「図書室で健にキスされた」あたしはうつむきながらそう言うと、鈴が身をのりだしてきた。

    2005-09-08 05:39:00
  • 28:

    亜希

    「キスしたん?!田山と?!」小さい声ながら驚いていた鈴の顔を見て小さくあたしはうなずいてからおでこを指差すと、鈴が不思議そうな顔するからあたしは「おでこだけどね」と答えた。

    2005-09-08 05:42:00
  • 29:

    未来

    ぉ?ぃ亜希?今日もパン屋????????????

    2005-09-08 07:16:00
  • 30:

    名無しさん

    キレイな文章が好き 頑張って☆

    2005-09-08 11:13:00
  • 31:

    未来

    32さんぁりがとぅ(o^o^o)

    2005-09-08 11:20:00
  • 32:

    亜希

    未来ちゃん可愛いね(^^)
    一番初めに書き込みしてくれて正直うれしかった。ありがとうm(__)m

    2005-09-08 11:41:00
  • 33:

    亜希

    「はぁ?何よそれぇ。」鈴は背中を椅子の背もたれにくっつけてがっかりした表情をした。「…鈴はなぁ、そういう経験あるからおでこにキスだけなん?って思うやろうけど、あたしはめっちゃドキドキしてんもん!」そう言ってドーナツをぱくりと一口食べた。

    2005-09-08 12:23:00
  • 34:

    亜希

    鈴は大学生の彼氏がいて全て経験済みで大人びている。あたしは、人より経験少ないし誰かの彼女になる事自体が初めてで、しかも大好きな健が彼氏になって今は幸せいっぱい。
    あたしには、鈴が当たり前のように抱き合ったりHしたりするのは、逆に理解できないよ。

    2005-09-08 12:28:00
  • 35:

    亜希

    ブーン…ブーン…
    テーブルに置いてる鈴の携帯のバイブが振動して鈴は嬉しそうに携帯をパカッと開き液晶を見て「学からや!」と嬉しそうにあたしに告げて電話に出た。あたしは、にやにやしながら茶化すように鈴の顔を見ると鈴がピースしてきた。

    2005-09-08 12:36:00
  • 36:

    亜希

    健へ。
    ねぇ、健は「ずっと永遠に」って言葉くれたけど、私はね、永遠なんてないのかなぁって思った事何度かあるよ。
    大事にすればする程弱く脆い人間の感情なんて崩れていったりするんだ。何だかは分からないけど大好きな人とはいつまでも繋がってはいられない…どんなにあがいても。

    2005-09-08 12:41:00
  • 37:

    亜希

    鈴が楽しそうに少しぶりぶり声で電話に出た。「もしもぉし」あたしまで恥ずかしくなっちゃうよ…。いいなぁ…。健はいつも練習してる時間だしこんな時間に連絡とか憧れるなぁ。

    2005-09-08 12:45:00
  • 38:

    亜希

    鈴の表情が急に変わった事にすぐ気付きあたしは鈴の顔をじっと見ていた。「…えっ」低い声でそう答えた鈴の目がおよぎだしてミルクティをまぜていたスプーンの動きが止まった。

    2005-09-08 12:51:00
  • 39:

    亜希

    鈴が急にあたしの手を握ってきたからびっくりしたけど、震えていた鈴の手をあたしは訳も分からないまま強く握りながら鈴の顔を見た。鈴は小さな声で電話先の彼氏に答えていた。一体何が起こっているんやろぅ…。

    2005-09-08 12:56:00
  • 40:

    亜希

    プチ。
    鈴が携帯を切って黙ってカバンに携帯を入れた。「なぁ、どうしたん?彼氏からやったんやろ??」あたしは鈴の顔を見ながら眉間にシワを寄せた。鈴は、少し泣きそうな声でうつむきながら
    「…あたしアホみたいやん…信じとったのに…彼女と別れたとか…信じとったのにぃ…」そう言って泣きだした。

    2005-09-08 13:53:00
  • 41:

    亜希

    「彼女と別れた?何それ?…なぁ鈴一体どないしたん?何言われたん??」鈴はあたしが差し出したハンドタオルで涙をふきながら立ち上がってカバンを持って店を出ようとしたのであたしもあわててカバンを持ち鈴を追い掛けた。

    2005-09-08 13:57:00
  • 42:

    亜希

    時刻は五時。秋の夕空にオレンジ色の長細い雲がゆっくり流れていた。ミスドの外に出るとうちの学校の生徒が結構歩いていて鈴が泣いている姿をみんな横目で見て通り過ぎて行った。

    2005-09-08 15:38:00
  • 43:

    亜希

    鈴は泣きながら早足で歩きだしてあたしも小走りで付いていった。「鈴?どこ行くんよ?!なぁ?」あたしが聞くと鈴はあたしの腕を掴んで引っ張って走りだした。あたしは、転ばないように訳も分からずただ鈴に付いていくしかなかった。

    2005-09-08 15:47:00
  • 44:

    亜希

    「ちょっと待っとって」鈴がそう言った。結構大きくてお洒落な外観の喫茶店の中に鈴は一人で入っていって、あたしはぽつんと入り口の前でつったっていて、3分くらい立っていても鈴が戻ってこないので喫茶店の中に入った。

    2005-09-08 15:52:00
  • 45:

    亜希

    入り口前にカウンターとケーキの入ったガラス張りの大きなケースがありそれをはさんで右奥にかなり広いスペースにいっぱい席があり、左奥にも広いスペースで席がたくさんあるのがわった。かなりお客さんがいるみたいであたしは入り口少し入ったところできょろきょろしていた。
    「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」店員さんがすぐあたしの所へ来た。

    2005-09-08 15:57:00
  • 46:

    亜希

    「あっ、友達がさっき…(店内に鈴の後ろ姿を発見した)いました!すいません」店員さんに軽く頭を下げて少し早足で左奥のフロアーに行くと一番窓際の席に鈴…の隣に鈴の彼氏と向かいに綺麗な女の人が座っていた。

    2005-09-08 21:18:00
  • 47:

    亜希

    あたしはそれ以上動けなくなって、立ち止まって見ていた。(何してんだろう…あの女の人は誰?)鈴はあたしの姿に気付き手招きをしたのでゆっくり歩いてその綺麗な女の人の隣に座った。

    2005-09-08 21:23:00
  • 48:

    亜希

    「ねぇ、もうだらだら話すんのだるいからさぁまとめるけどあんたさぁ、学の周りうろうろすんのやめてや」女の人がそう言ってタバコの煙を吐き出して鈴を見ていた。あたしは訳も分からずただ驚きながら鈴と女の人を交互に見ていた。

    2005-09-08 21:28:00
  • 49:

    亜希

    学さんをちらっと見るとだるそうにしていた。(あたし場違いやんなぁ…帰ろう)そう思って立ち上がると同時に
    ガタッ。鈴が勢い良く立ち上がってコーラーの入ったグラスを持って

    2005-09-08 21:39:00
  • 50:

    亜希

    学さんの携帯に全部コーラーをかけた。周りの席にいたお客さん達がびっくりして鈴に注目していて、あたしはただ本間に驚くしかなかった。学さんは立ち上がって鈴のほっぺをいきなり平手打ちして「何さらしとんどいや?!お前みたいなくそガキに本気になるわけあらへんやんけ!なめとったらいてまうど?!おい、裕子行こ」そう言ってわざと鈴の肩にぶつかるようにして去って行った後、女の人がテーブルから伝票を持って後を追い掛けていった。

    2005-09-08 22:06:00
  • 51:

    亜希

    店内は一気に静まり帰り店員が慌ててテーブルにこぼれたコーラーをふいていた。鈴は左手でほっぺたを押さえながらうつむいて黙っていて、あたしが鈴の肩を触ると鈴は椅子からカバンを持って下を向き歩きだしたのであたしも付いていった。

    2005-09-08 22:11:00
  • 52:

    亜希

    近くの公園に行って鈴とブランコに座った瞬間いきなり鈴がブランコから地面にぺたんとしゃがみこみ泣きだしたから、あたしは鈴を抱き締めた。

    2005-09-08 22:14:00
  • 53:

    亜希

    「…あたしだけって…あたしだけやでって言ったのにぃぃ…ずっと一緒に居ようって指輪くれたのにぃぃ…」あたしの腕の中で鈴は泣きながら声にならない声でくやしそうに言ったから、あたしも涙が勝手にでてきた。

    2005-09-08 22:27:00
  • 54:

    亜希

    あたしまで泣いたらだめだと思い、あたしは空を見上げた。
    吸い込まれそうな程の深い薄紫色の空に星がきらきら輝いていて悲しいほど綺麗いで世界中で取り残されそうな、そんな気分になった…

    2005-09-08 22:31:00
  • 55:

    亜希

    しばらく鈴は泣いていて、すっかり外が真っ暗になったくらいに落ち着いてきたから二人で帰る事にして歩いていた。
    「話すと長くなるし夜メールするわぁ…ごめんなぁ、今日」鈴と別れる時謝られた。「ううん。大丈夫?」あたしが心配すると鈴は悲しそうな顔をしながら無理して微笑んでうなずいたから泣きそうになったけどこらえた。

    2005-09-08 22:38:00
  • 56:

    亜希

    家に帰って晩ご飯を食べた後部屋に行き携帯を見たら健から一時間前にメールがきていたみたいで急いで開いた。【今部活終わったぁ(o^o^o)あぁ腹減ったぁ!亜希は、もう家?メールちょうだい!】
    すぐ返事をした【今メールに気付いたm(__)m今晩ご飯食べたとこやで(^-^)部活おそくまで大変だったね。頑張ってね!】

    2005-09-08 23:23:00
  • 57:

    亜希

    お母さんにお風呂をすすめられたので、鈴からのメールがきそうやったから気になったけどお風呂に入った。湯槽につかりながら、夕方の事を思い出して少し色々考えて不安になった。あたしが不安になったところで鈴の心の傷は治らへんのに。

    2005-09-08 23:38:00
  • 58:

    亜希

    お風呂から上がり部屋に戻ったらメールが2件受信していて慌てて開いた。1件目鈴【あんなぁ、私と学付き合って半年やんかぁ、出会いは前私がバイトしてたガソスタの客でなぁ、あっ、そのへん亜希知っとうやんなぁ(^o^;で、学見るからにして遊んでそうやけどめっちゃ優しいし本間毎日ちゃうけど週三回くらい会っててな、前さぁ学とラブホ泊まった時携帯に女からメールが来て学寝てたから見てもたらな、なんか付き合っとうぽかったから私めっちゃ

    2005-09-08 23:48:00
  • 59:

    亜希

    むかついて学起こして問い詰めたら、別れた彼女がしつこくまだメールしてくんねんって言ったねん。信じれんかったけど学あたしだけって言ってくれたし指輪とかくれたから信じとったら今日学の携帯からその女があたしに電話してきてな、学が迷惑しとうからいい加減やめてくれって言われて呼び出されてあの喫茶店行ったねん…ほんなら私が遊ばれてたんがすぐ分かった…信じとったのに最悪やぁぁ。】

    2005-09-08 23:53:00
  • 60:

    未来

    亜希チャンごめんm(__)m

    2005-09-09 00:08:00
  • 61:

    亜希

    あたしはとりあえず返信することにした【そうやったんやぁ…知らんかったぁ。鈴さぁいっつも幸せそうやったから、あたし鈴は悩みなんかないんやろなぁって思ってた(*_*)あたし経験ないし鈴にアドバイスとかできへんけど聞く事くらいやったらできるから言ってな!親友やねんから★】

    2005-09-09 00:08:00
  • 62:

    亜希

    未来ちゃん謝らんといてよ?本間に書き込みうれしかったんだよ(^-^)

    2005-09-09 00:10:00
  • 63:

    亜希

    あの頃の私達は、小さな事に簡単につまづき傷つき同情し手を取り合って立ち上がる事が友情だと思っていた。
    けど所詮人の痛みは分からないもので分かりたくないもの。それが例え愛する人であったとしても。

    2005-09-09 00:14:00
  • 64:

    亜希

    鈴からの返信を待つ間もう1件の健からの受信を見た。【そうそう、来週体育祭やなぁ(^-^)亜希はリレーやんなぁ?オレは学年対抗リレーやで(^o^;あと、学校好例の生徒代表でオレな、赤組の応援団長するねんて。今日先生からいきなり言われてかなり焦ったわ(・・;)】

    2005-09-09 03:23:00
  • 65:

    亜希

    そっかぁ来週体育祭かぁ…あたしが初めて健を見たのは去年の体育祭。健の名前だけは女子達がやたら騒いでいたからだいぶ前から知っていたけど実際見たのは体育祭だった。一際目立つ存在で名前聞く前にすぐ健だって分かった。

    2005-09-09 03:27:00
  • 66:

    亜希

    健は覚えてないだろうけど、あたしは体育祭の途中で気分悪くなってトイレに行った時、トイレから出たら健もたまたま出てきたところで目が合った。ただそれだけだったけど誰もいないあの時間は本間にドキドキした…。

    2005-09-09 03:32:00
  • 67:

    亜希

    鈴からの返信はなく、気付いたら眠っていて朝になっていた。

    校舎につく前にグラウンドがあり、サッカー部の練習が見えたので歩きながら横目でみたら健が真剣にボールを蹴ながら走っていて朝の日差しがそこを照らしていた。

    2005-09-09 16:25:00
  • 68:

    亜希

    「ほら!あそこ!ボール蹴ながら走ってる人!」「えっ?どれ?」女子の二人の声が後ろから聞こえてきたので何気なく後ろを見たら立ち止まりフェンス越しに楽しそうに誰かを指差していた。
    「あれやん!ほらこっち向いて走ってる人!」あたしはまた歩きだした。「あぁ!分かった!あれが田山先輩やろ?本間や格好いい!」

    2005-09-09 16:31:00
  • 69:

    亜希

    田山って…健の事やん・・・
    あたしはあんまり気にしないように歩いて校舎に入った。健は人気があるのはこの学校に入学してから知っていたから騒がれるのを聞いたり見たりするのは慣れていたし前はあたしも自分の中で健の姿見たりしたら浮かれてた。

    2005-09-09 16:34:00
  • 70:

    亜希

    健に告白して振られてる子もたくさん知ってるし健は女子に興味なんてなさそうだったから、あたしは告白する勇気すらもてなかった一年半。そして夏休み前健から呼び出されて行った川原で「前から好きやった。よかったら付き合ってほしい」の言葉。

    2005-09-09 16:39:00
  • 71:

    亜希

    あたしは、その瞬間だけは漫画のヒロインになれた気分と嬉しすぎる気持ちと緊張と夏の暑さで頭ん中パニックだった。
    今でも夢のようだし不安になる。

    2005-09-09 17:27:00
  • 72:

    亜希

    早くに登校したので、まだ教室には誰もいなくてクーラーの音だけが響いていた。あたしは席にカバンを置き窓からグラウンドを見ていた。小さく見えるサッカー部の練習と野球部の練習の声が小さく聞こえてきてあたしは、必死で健を探した。

    2005-09-09 17:31:00
  • 73:

    亜希

    健の姿はここからじゃ見えないや…。
    ガラガラッ。
    教室の後ろのドアが開く音がしてグラウンドを見るのをやめて慌てて机の上のカバンを机の横にかけた。

    2005-09-09 17:34:00
  • 74:

    亜希

    「白井さんおはよう。早いなぁ」あたしは声のする方を見るとそこには笑顔の青木さんがいて、青木さんはカバンを机の上に置くとあたしの前の席に後向きに座ってあたしと向かいあわせになってガムを噛みながらガムを差し出してきた。「ありがとう」ガムをもらってあたしも食べた。「新発売のガムやで。桜味」

    2005-09-09 17:39:00
  • 75:

    亜希

    「おいしい。はまりそうな味やな」あたしが答えると青木さんは笑顔でうなずいて窓の外を見た。青木さんの綺麗な髪が太陽の光で輝いている
    「田山ってサッカー部やんなぁ?」いきなり質問されてあたしは、青木さんの顔を見た。「うん…多分田山君サッカー部やと思うで…」

    2005-09-09 17:44:00
  • 76:

    亜希

    「あたし、田山の事好きやねん」
    いきなりだった。青木さんがガムで風船をつくりながらそういって、グラウンドをじっとまるで健を見つけて見つめてるかのようにじっと見ていた。クーラーの音と外の朝練の音だけが響いた。

    2005-09-09 17:48:00
  • 77:

    亜希

    ズキン・・・ズキン・・・ズキン・・・ズキン・・・
    「そうなんやぁ…田山君人気あるみたいやね」正直動揺して何言ってるのかよく分からない。「これ内緒やで★誰にも言ってないねんから。白井さん口かたそうやしついつい言っちゃった」

    2005-09-09 17:53:00
  • 78:

    亜希

    青木さんは、女の子が欲しいものを全てもっている…そんな子だ。肌は白くきめ細かくてスタイルも良くて、髪はCMにでてきそうな程きれいで、声も可愛くてしぐさも可愛い。運動も出来るし勉強も出来る。青木さんが健と前理科室でクラスで実験してるとき話してる所をたまたま見てお似合いだなぁと素直に思った。

    2005-09-09 19:40:00
  • 79:

    亜希

    あたしが男なら、自分よりも青木さんみたいな子を彼女にしたい…

    ガラガラッ。「あれ?亜希早いなぁ?」鈴が教室に入ってきて、あたしと青木さんを見て変な組み合わせだという顔をしていた。「おはよう★」青木さんが笑顔で鈴に挨拶してから立ち上がり青木さんは自分の席に行き鏡を取り出して髪をさわっていた。次々と生徒が教室にきだして気付けばいっぱいになっていた。

    2005-09-09 19:47:00
  • 80:

    亜希

    鈴は心なしか元気がないみたいなのに無理して平然を装っているように見えたけどあえて何も言わないようにしていた。
    ガラガラ。健と健の一番仲良しな奥村が教室に入ってきた。

    2005-09-09 21:18:00
  • 81:

    亜希

    健が教室に来ると女子達が急に元気になる。青木さんも友達と話ながら健の事を意識してちらちら見るのが分かった。
    「田山おはよ」クラスの男子が雑誌を開きながら健の前に行って挨拶すると健はひくい声で「うぃっす、あぁ涼しい…」そう言って席にカバンを置いて一瞬あたしの顔を見てから男子から渡された雑誌を見ながら椅子に座った。

    2005-09-09 21:24:00
  • 82:

    亜希

    健がいるだけで何でもないただの景色が華やかにかわるし、あたしは何かうきうきしてしまうし、女子達も急に元気になる。それってすごい事だよなぁ…。

    2005-09-09 21:27:00
  • 83:

    名無しさん

    ぉもろぃ?

    2005-09-09 21:40:00
  • 84:

    亜希

    本間ですか?!めちゃうれしいです?誰も読んでないんかと思った。

    2005-09-09 22:28:00
  • 85:

    のり

    読んでるょ?

    2005-09-09 23:04:00
  • 86:

    亜希

    チャイムが鳴りみんなが席に戻る時、鈴から手紙を渡されたので授業中に読もうと思いながらぼぉっと窓の外を見ていたら「白井、おはよう」びっくりして健を見ると小さい声で誰にも気付かれないようにこっちを見て少し健が微笑んですぐ目をそらした。

    2005-09-10 03:45:00
  • 87:

    亜希

    ドキン・・・ドキン・・・
    誰も気付いてないようで、あたしはものすごい嬉しくて挨拶しかえせなかったけど心の中で《おはよう》と言った。

    2005-09-10 03:48:00
  • 88:

    亜希

    授業が始まり、あたしは鈴からの手紙を見つからないようにそっと開いて読み出した。【DEAR:AKI★
    昨日は、本間ごめんなぁm(__)mあれから学に電話したけどつながらんかった…でもあたしがコーラーかけたから仕方ないねんけど笑。 めっちゃくやしいし正直淋しいし、本間は会いたいけど、あたし頑張って成長するわ!今はまだ無理やし泣いてまいそうやけどあたし頑張るよo(^-^)o 】 鈴からの手紙は前向きな文章でそれがあたしは余計つらくなった。そして二枚目を見た。

    2005-09-10 03:58:00
  • 89:

    亜希

    のり?さんありがとうございます!

    2005-09-10 04:07:00
  • 90:

    亜希

    【亜希は幸せになってな!FROM:SUZU】
    二枚目にはそれだけ真ん中に書いてあってあたしは胸がしめつけられそうになった。

    2005-09-10 04:27:00
  • 91:

    亜希

    あの頃は、夢のような日々だった。
    ただ目の前に映る全て真面目に純粋に受け入れていればそれだけで自分を描けていた。あの頃の私達は、誰よりも何よりもきっとただそこにいるだけで、それだけで充分だったんだ。

    2005-09-10 04:35:00
  • 92:

    亜希

    よかったら書き込みしてくださいo(^-^)o
    起きたらまた最新します!

    2005-09-10 05:03:00
  • 93:

    亜希

    鈴にはどうやって返事していいのか分からず家に帰ってから返事しようと思い手紙はカバンの中に入れた。「よし!じゃあ前と隣どおし四人で机向かい合わせにして!」先生がいきなりそういった…っていうか全く聞いてなくてびっくりしてる間にみんな隣と前の席の人と机を持って向かい合わせの形にしているから慌ててあたしも机をもち健と向かい合わせになる形で机をくっつけて、いつも前の席の松林さんとも席をくっつけて隣になった。あと松林さんの向かい合わせになったのは健の前の席の吉原君。

    2005-09-10 13:44:00
  • 94:

    亜希

    「松林さん…何で机ひっつけたん?…あたし聞いてなかった」小さい声で聞くと松林さんが耳打ちして、松林「うちらの担任授業中に修学旅行の話にかえだしたねん…」あたしはびっくりして「えっ?社会は?」と聞くと、松林「歴史よりも今日は冬にある修学旅行のスキーの班決めするぞ!って言いだしてん…意味わからん」

    2005-09-10 13:55:00
  • 95:

    亜希

    吉原「あぁ…だっるぅぅ!オレ修学旅行行かへんのに」健「えっ?吉原修学旅行行かんの?」吉原「行かへんわぁ。何で寒い時期に寒いとこ行くか意味が分からん。オレ寒いのあかんし、だるいし集団生活無理無理!松林と白井と田山の三人で話しといてオレ保健室で寝てくるわ」

    2005-09-10 14:01:00
  • 96:

    亜希

    吉原君は、ちょっと不良でいつも授業全く聞かないのに成績はすこぶる良くちゃんと学校にも来る事は来るんだけど喧嘩っ早いとことかだるがりな所とかちょっと恐いけど、友達想いの照れ屋って感じ。

    2005-09-10 14:06:00
  • 97:

    亜希

    ガタッ。吉原君は椅子から立ち上がりズボンのポケットに片手を入れて先生の前を通り過ぎた。クラスのみんなはいつもの事だと思ったんだろう、あまり気にしない様子だった。先生「おい、吉原どこ行くんや?席に座れ」先生がそう言うと吉原君は立ち止まり教壇に立つ先生の方を振り向いた。吉原「保健室」

    2005-09-10 16:11:00
  • 98:

    亜希

    先生「いいから座れ。」先生が吉原君にそう言って吉原君の席を指差すと吉原君は眉間にシワを寄せて教壇の前に近づいて先生をにらんだ。吉原「あ?オレは保健室に行くんや」騒いでた生徒は、静かになってみんな注目していた。先生「いいから座りなさい。今日くらい先生のしたい事に付き合えよ。お前も修学旅行行くねんから」吉原「行かへんわいや!調子のっとったら我いてまうど?」

    2005-09-10 16:19:00
  • 99:

    亜希

    恐い…。
    きっとクラスの女子はそう思ったと思う。
    ガタッ。健が黙って立ち上がり吉原君のとこへ行き吉原君の肩をさすって「吉原、席戻ろう」そう言って吉原君の腕をひっぱったら吉原君が黙って健にひっぱられて席に戻った。先生「吉原、お前のお父さんが今日電話でお前が反抗したらいつでも教えてくれって言ってたぞ。」それを聞いて吉原君は真っ赤な顔して黙って座った。

    2005-09-10 16:26:00
  • 100:

    亜希



    「吉原のおっちゃんめっさいかついからなぁ、あんなん言われたら誰でも黙るで」休み時間の図書室で健がそう言って微笑んだ。

    2005-09-10 16:28:00
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