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LOVE LETTER

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  • 1:

    亜希

    読んでください。

    2005-09-07 04:36:00
  • 101:

    10号

    ほのぼのしてて??いいね今後の展開気になり君だけど??? 頑張って??

    2005-09-10 16:33:00
  • 102:

    亜希

    ありがとうございます!「気になり君だけど」ってどういう意味ですか?

    2005-09-10 16:42:00
  • 103:

    名無しさん

    あたしは103じゃないけど多分、変換間違いじゃないかな?多分 気になり気味だけど…じゃない?

    2005-09-10 17:17:00
  • 104:

    10号

    『気になり君だけど』とは私自身が気になっているという意味で気になっている○○君という意味でした。理解しにくい言葉で申し訳ありません。

    2005-09-10 17:22:00
  • 105:

    亜希

    あやまらないでください(>_

    2005-09-10 18:03:00
  • 106:

    亜希

    「そうなんやぁ。。けど吉原君のあの姿で恐さが伝わったわぁ…」あたしが真剣にうなずきながら言ったら健が笑いだした。「亜希ってさぁ本間可愛いなぁ」

    ドキンッ!その言葉であたしは顔が熱くなるのが分かった。

    2005-09-10 20:53:00
  • 107:

    亜希

    「…。」何か言いたかったけど何も言えなくて、あたしは本を読んだ。健が隣にいるだけでドキドキするのに、その上あの吸い込まれそうな目で見つめられたら動けなくなるわ。
    「さてと、俺先教室戻ってるなo(^-^)oあっ、そうそう奥村に今日俺らの事言ったから」

    2005-09-10 20:58:00
  • 108:

    亜希

    健はそれだけ言うと本を持ち席を立った。「えっ?オレらの事って?」あたしが聞き返すと健は一瞬まわりを見て誰もいない事を確認すると小指を出してきて「亜希が俺の宝物だって事。じゃあ教室で」

    2005-09-10 21:02:00
  • 109:

    亜希

    この人は、どこまであたしをときめかせるんだろう。乙女モード全開。
    あたしの不安なんてきっと知らないはずなのに、健は何気ない顔であったかぁい気持ちにさせてくれる。あたしは健と永遠にずっといたい。本気で思った。

    2005-09-10 21:05:00
  • 110:

    亜希

    DEAR:KEN

    ねぇ、健はあの頃のあたしを大事だって言ってくれたけど、多分あたしの方が好きだったと思う。今でもあの晴れすぎた空を見るとすぐそこに健が優しく微笑んでくれるような気がしてたまに右を見てしまうよ。

    2005-09-10 21:11:00
  • 111:

    亜希

    奥村君は部活してなくて、健とは小学校からの友達らしい。あとで分かったんだけど奥村君にあたしと健が付き合ってる事言ってれば何かと都合がいいから健は言った。修学旅行の班あたしと健は同じ班になった。けど、男子四人女子四人で一つの班になるから青木さんも一緒の班になった。

    2005-09-10 23:22:00
  • 112:

    亜希

    放課後まだ生徒が教室に残ってわいわい騒いでる中、健は急いで部活に行った。鈴とあたしは一緒にいつものように教室を出ようとしたら、青木さんが友達の前田さんをつれて急いで教室を出ていって廊下から青木さんの「田山くぅん!待って!」という声が聞こえてきた。

    2005-09-10 23:29:00
  • 113:

    亜希

    鈴がびっくりしながらあたしの顔を見てからあたしの腕をひっぱり廊下に出て青木さんが走った方をじぃっと見てたからあたしもゆっくりそっちを見たら、少し離れた所で立ち止まってる青木さんと前田さんと健が見えた。下校時刻と重なって生徒がいっぱい歩いてるからなかなか見えにくかったけど確かに健だった。

    2005-09-10 23:33:00
  • 114:

    亜希

    ズキン・・・ズキン・・・。
    いやだ・・・見たくない・・・。何話してるんやろう。あたしが黙ってると鈴が「何なん?青木さんなんか最近やけに田山のまわりつきまとわってない?何で一緒にあっち行ったんやろ」小さい声でそう言った。「さぁ…けど大丈夫」

    2005-09-10 23:37:00
  • 115:

    亜希

    「ついていく?」鈴がそう言った時、トントン。肩を誰かに後ろから叩かれ振り向くと奥村君がいた。奥村「ちょっ、時間ある?」あたしはびっくりして見上げたまま。鈴「奥村どないしたん?」亜希「鈴先帰ってもらっていいかな。後でメールするから」

    2005-09-10 23:42:00
  • 116:

    亜希

    教室から出てきたクラスメイトがあたし達を見て少し不思議そうな顔をしたまま「奥村ぁじゃあなぁ!」そう言って通り過ぎて行った。奥村「おう。また明日なぁ」奥村君だって女子から人気があるからクラスの女子がびっくりしていたのが分かった。

    2005-09-10 23:45:00
  • 117:

    名無しさん

    2005-09-10 23:56:00
  • 118:

    名無しさん

    続ききになる(*^_^*)書いて!

    2005-09-11 18:55:00
  • 119:

    名無しさん

    気になって死ぬ??

    2005-09-11 20:30:00
  • 120:

    亜希

    すいません(>_

    2005-09-11 20:50:00
  • 121:

    亜希



    「別に小林居てもよかったのに。付き合ってる事知っとんやろ?」あたしは黙ってうなずいた。喫茶店で奥村君と二人変な感じだった。「いらっしゃいませ」奥村「俺コーラ…白井は?」亜希「あたしは…カルピス」店員「かしこまりました」

    2005-09-12 12:57:00
  • 122:

    亜希

    奥村君は携帯で多分メールしてるのかな、沈黙が続いてあたしはどうしていいのか分からず携帯をいじっていた。「おまたせしました」コトッ。コーラとカルピスがテーブルに置かれた。

    2005-09-12 13:00:00
  • 123:

    亜希

    コーラを少し飲むと携帯を閉じて奥村君は話始めた。「田山から聞いたねんけど、夏休み前から付き合っとんやろ?」あたしはうなずいた。「あいつさぁ心配しとうで」えっ…?あたしはびっくりして奥村君の顔を見ると奥村君はストローの入ってた袋で何かを作っていた。

    2005-09-12 13:05:00
  • 124:

    亜希

    亜希「心配?」奥村「ほら、あいつさぁ部活の決まりで男女交際禁止やんかぁ…秘密で付き合って白井はしんどくないんかなぁって」ズキン・・・ズキン・・・。
    なんで健じゃなくて奥村君がそんな事言うの?

    2005-09-12 13:08:00
  • 125:

    亜希

    「健がそう言ってたん?」奥村「うん…あいつモテルけど付き合うの初めてやねん…だからどうしていいか分からんみたいで」亜希「初めて?」奥村「見えへんやろ?…あいつサッカー一筋やからなぁ」亜希「何であたしなんかを選んだん?」あたしがそう言うと奥村君の手が止まった。

    2005-09-12 13:27:00
  • 126:

    亜希

    奥村「田山何も言ってないんやなぁ…あいつ」亜希「え?」奥村「白井さぁ中学の時風景画で賞もらった事あるやろ?」亜希「…うん」

    2005-09-12 13:34:00
  • 127:

    亜希

    奥村「あいつ絵とか本とか好きで、あいつも絵めちゃくちゃうまくて賞もらったんだよ。それあいつと見に行った時白井の絵に一目惚れしたんだ…あいつ」亜希「あたしの絵に?…けど何であたしって分かったの?」
    奥村「最初はあいつもその絵描いた奴が同じ学校の白井亜希なんて思ってなかったって。けど去年の学園祭の時白井の絵はってあって、それで分かったみたいやねん」

    2005-09-12 21:30:00
  • 128:

    亜希

    ドキン・・・。
    そうだったんだ…。あたしは、正直めちゃめちゃうれしかった。気持ちの表現が苦手なあたしにとって絵は命と同じで大切。それに恋したんだ。
    健の絵なんて見たことないけど何となく分かるよ。

    2005-09-12 21:35:00
  • 129:

    亜希

    奥村「体育祭の時あいつ白井の事見つけてめっちゃ喜んでてトイレで話したかったけどできなかったって」亜希「そうなんやぁ…」奥村「あいつな、想像したままでびっくりしてたで笑、白井にも一目惚れしたんだとさ」抱えてた不安が溶けていくのが分かって、早く健に会いたくなった…。健はあたしよりも前にあたしの事好きでいてくれたんや…。

    2005-09-12 21:45:00
  • 130:

    亜希

    奥村「俺からお願いがあんねん」亜希「お願い?」奥村「今日部活おわったらあいつ俺の家来るねんけど白井も内緒で俺ん家で待ってて驚かせたって。あいつもうすぐ試合あるから頑張れって言ってやって」

    2005-09-12 21:51:00
  • 131:

    亜希

    ねぇ、健。
    今でもあたし応援してるよ。
    ねぇ、もしもあたしのこの声が届いたら少しでいいから、ほんの少しでいいから…どうか…答えて。

    2005-09-13 03:11:00
  • 132:

    亜希

    あたしは家に電話して帰るの遅くなるからと言った。お母さんは、最近浮かれすぎちゃうかって怒ってたけど、あたしは健に会いたい一心でお母さんの言ってる事は全く耳に入らなかった。

    2005-09-13 03:15:00
  • 133:

    亜希



    奥村「どうぞ」亜希「お邪魔します…」奥村君の家は綺麗なマンションで奥村君の家は誰もいない感じだった。奥村「あぁ…うち今日両親帰って来ないから」リビングに案内されてソファに座ると奥村君がジュースを出してくれた。

    2005-09-13 04:41:00
  • 134:

    亜希

    亜希「何で?」奥村君はテレビを付けると向かいのソファに深く座ってからタバコに火を付けて煙を吐き出した。亜希「…?!…タバコ吸うの?!」奥村「ん?…あぁこんなんみんなやっとうし別に驚く事ちゃうやん笑…白井はまじめすぎやねん」

    2005-09-13 04:45:00
  • 135:

    亜希

    亜希「健も?」あたしの質問を聞いてからまたタバコを吸った。
    奥村「あいつは吸わへんで。サッカーしとうからな…あっ、白井門限何時?」亜希「八時やで。あっ、けど電話したから10時くらいまでは大丈夫」

    2005-09-13 04:49:00
  • 136:

    亜希

    奥村君は壁にかけてある時計を見てから携帯を取り出した。奥村「もう来るんちゃうかなぁ。六時やし」その時あたしの携帯がなった。奥村「田山からちゃうか?」
    奥村君の言うとおり健からメールが届いて、部活が終わったという内容だった。

    2005-09-13 04:55:00
  • 137:

    亜希

    感想とか書いてほしいです(>_

    2005-09-13 06:05:00
  • 138:

    亜希

    奥村「あっ、そうや!あいつの昔の写真見る?!」亜希「うん!見たい見たい!」あたしが元気よく答えると奥村君は優しくほほ笑み立ち上がった。
    奥村「ちょい、待っといてなぁ。持ってくるわ」そう言ってリビングから出ていった。

    2005-09-13 06:48:00
  • 139:

    あみ

    読んでます☆読みやすいしおもしろい(o^o^o)

    2005-09-13 13:29:00
  • 140:

    亜希

    あみさんありがとうm(__)m他の小説とか書き込みすごいけど、あたしのは全くやから淋しくて(^o^;

    2005-09-13 14:50:00
  • 141:

    亜希

    奥村君が写真を取りに行ってる間一人でリビングに居て変な感じがした。みんなの憧れみたいな存在の奥村君の家にいるのが何か変な感じがした。
    待ってる間鈴にメールを送った。

    2005-09-13 16:12:00
  • 142:

    亜希

    ドサッ!
    分厚いアルバムが3冊と卒業アルバムが2冊テーブルの上に置かれてあたしはびっくりしてしまった。奥村「じゃあまず小学校の時のやつを…あったあった!こっから見て」奥村君が一冊のアルバムを開いて最初のページを指差した。亜希「えっ?・・・どれ?」遠足?で撮った写真がそこには綺麗に貼られてて何かいっぱい男の子が写っててよく分からない(^o^;

    2005-09-13 16:19:00
  • 143:

    亜希

    奥村君が隣に座ってアルバムをじぃっと見た。奥村「ん?これやん!この訳の分からんポーズしてる奴笑!はははっ!あいつあほやなぁ!」
    奥村君が笑いながら指差した先には本間に理解しがたい意味不明なポーズとって笑ってる幼い少年健がいた。

    2005-09-13 16:23:00
  • 144:

    亜希

    亜希「ははっ★この写真はすぐ分かる!これやろ?」すぐ隣の写真を見てあたしは指差すと奥村君が写真を見て笑いだした。
    奥村「そうそう笑!田山やで笑!あいつ何で同じポーズやねん!こっちも同じやで!」

    2005-09-13 16:27:00
  • 145:

    ?りんご?

    85にぉもろぃ?って感想書ぃたんゃけど?覚ぇてるかなぁ?ずっと読んでます?毎回更新楽しみにしてるょ?

    2005-09-13 18:08:00
  • 146:

    亜希

    りんごさんありがとう!

    2005-09-13 19:41:00
  • 147:

    亜希

    アルバムには、楽しそうにポーズとってる奥村君と健がいて、二人はずっと一緒にいるのが分かった。亜希「めっちゃ仲良しやなぁ☆」奥村「まぁクラス一緒になること多いしなぁ…まぁ喧嘩もよくしたけど」
    ピーンポーン
    家のベルが鳴った。

    2005-09-13 19:45:00
  • 148:

    亜希

    奥村「おっ!田山ちゃうか?!」奥村君は立ち上がりモニターのとこまで歩いて行き受話器を取った。奥村「はいよぉ。…ロック開いた?…うん…じゃあ家の前来たらまたチャイムならして」カチャ。受話器を戻してあたしの顔を見た。

    2005-09-13 19:50:00
  • 149:

    亜希

    奥村「チャイム鳴ったら白井出てなぁ。俺トイレ行ってくる」亜希「えぇっ?!あたしが?!」奥村君は部屋を出ていく途中一度振り返り
    奥村「その方があいつ喜ぶって☆じゃあよろしく」

    2005-09-13 19:54:00
  • 150:

    亜希

    奥村君が部屋を出てすぐ
    ピーンポーン
    家のチャイムが鳴ったからあたしは立ち上がり小走りで玄関に行きドアをあけたら、健がいた。

    2005-09-13 20:01:00
  • 151:

    亜希

    健「…?!えっ?あっ、あっ、あきぃ?!…えぇっ?!何で何で?!」驚いた様子の健があたしの目に映った。亜希「お帰りぃ…」笑顔でドキドキしながらあたしはドアを全開開けた。

    2005-09-13 20:05:00
  • 152:

    亜希

    奥村「おまえ早く入れよ…」後ろから奥村君がやってきて健の腕をひっぱったら健が勢いよくはいってきた。

    2005-09-13 20:11:00
  • 153:

    亜希

    奥村「お前等ご飯食べてけよ。俺が作ってやるからさぁ」亜希「えっ?奥村君料理できるん?」健「っていうか奥村説明せえや。何で亜希がおんねん!」
    奥村「うっさいうっさい!まぁ俺スーパー行ってくるから待っといてやぁ。白井何か嫌いな食物ある?」亜希「えっ…なすびかなぁ」奥村「了解!んじゃ留守番よろしく」

    2005-09-13 22:12:00
  • 154:

    亜希

    健が何回か奥村君を呼び止めたけど、奥村君はそのまま外に出ていって健と二人きりに…‥二人‥きり?!二人きりになってしまったぁ。リビングに隣どおしに座って変な沈黙が続く。
    健「本間びっくりしたぁ…」亜希「ごめん」あたしがそう言うと健がいきなり抱き締めてきた。
    ・・・?!・・・

    2005-09-13 22:18:00
  • 155:

    亜希

    ドキンドキン・・・。
    健の腕の中であたしは固まった。
    健「汗臭くない?大丈夫?」優しく強くあたしを抱き締める。体の奥がキュンとするのが分かった。亜希「…健…好き」自分でもなぜそんな事言ったのか分からない。けど、素直になれた。

    2005-09-13 22:23:00
  • 156:

    亜希

    ぎゅぅぅぅっ…。
    健が強く抱きしてめきたから何故だか分からないけど涙が流れた。
    健の体が離れてあたしの顔を見つめると優しく切なくほほ笑みあたしの涙をティッシュでふいてくれた。健「亜希?」亜希「ん?」

    2005-09-14 02:58:00
  • 157:

    亜希

    秋の夜空には細い三日月が青白く光り小さな星が輝いていた。
    そんな夜に健はあたしにキスをした…。

    2005-09-14 03:01:00
  • 158:

    亜希

    健…。
    あたしの人生で健といた時間はいつまでも色褪せないでキラキラ輝いてるよ。
    健はいつまでもこの胸をしめつけるよ。
    ねぇ、もう一度あたしに微笑んで…。

    2005-09-14 03:07:00
  • 159:

    亜希



    三人で食べた夕食は本間楽しかったし、奥村君が作ったハンバーグはお世辞ぬきでめっちゃおいしくてあたしは三つも食べてしまった。健の顔見るたびめっちゃドキドキしたし恥ずかしかった。

    2005-09-14 03:14:00
  • 160:

    亜希

    亜希「今日はご馳走様でした☆本間おいしかったあ!」奥村君と健があたしの駅の改札前まで送ってくれた。奥村「おいお前ちゃんと送ったれよ!」健「この時間やったら大丈夫やんな…亜希、送るわ」亜希「こっから近いし見つかったらあかんねんしっ、いいで!」健はあたしの手を握りひっぱって無理矢理切符を入れて改札をぬけた。

    2005-09-14 03:21:00
  • 161:

    名無しさん

    読みゃすぃし、この話好き?
    更新待ってるよ(つ∀`о)頑張ってね??

    2005-09-14 06:25:00
  • 162:

    亜希

    名無しさん。ありがとう!

    2005-09-14 12:43:00
  • 163:

    亜希

    奥村君と別れて、駅から少し歩いた所であたしは健の手を振り離して立ち止まると健はあたしの顔を見て切なく微笑んでからポケットに両手を入れて空を見上げた。
    あたしの住んでる駅周辺は何もなくたんぼが広がっていていかにも田舎って感じ。外灯がぽつりぽつりとあるだけ。健には似合わない所だ。

    2005-09-14 12:49:00
  • 164:

    亜希

    健「綺麗な空やなぁ…」あたしは健の顔を見てから空を見た。深い深い吸い込まれそうな夜の色に星が輝いていた。

    2005-09-14 13:03:00
  • 165:

    亜希

    健「亜希…あんなぁ」健がそのまま空を見上げながら話始めたからあたしは星の明かりに照らされた健のシルエットを見つめた。
    健「もし、俺が…サッカー選手になったら…一緒に…」

    2005-09-14 13:24:00
  • 166:

    亜希

    健が近づいてきてあたしの顔を不思議そうな顔で覗き込んでからあたしの頭を撫でながら笑った。健「何で泣くねん笑。…よしよし」亜希「ごめっ…あたし嬉しくて泣いてもたっ!行こっか」健に見つめられるとあたしの中の中が締め付けられる感じがして体が熱くなるからあたしは苦手だ。
    涙を拭いてあたしは歩きだした。

    2005-09-14 13:35:00
  • 167:

    亜希

    健は鼻歌を歌いながらあたしの家の前まで送ってくれた。家に着くとお母さんとお父さんに少し説教されたけど心の中で今のあたしには何言っても無駄やでって思いながら聞いていた。
    健と絶対幸せになんねん!

    2005-09-14 13:40:00
  • 168:

    亜希

    健はあたしよりサッカーを選んだ。

    2005-09-14 15:07:00
  • 169:

    亜希

    テレビを見てる時、あたしの携帯が鳴った。亜希「もしもし鈴?どうしたん?」鈴「今大丈夫?」亜希「うん大丈夫やで」鈴「今日の同窓会田山来るんかなぁ?」
    亜希「さぁ…知らんけど日本には戻ってきとうみたいやからなぁ」鈴「さぁって…嬉しくないん?」亜希「うぅん…あたし行かへんしなぁ。鈴行くなら楽しんできてやぁ」鈴「えっ?!行かへんの?!何で?」

    2005-09-14 17:35:00
  • 170:

    亜希

    亜希「今日彼氏と会う約束しとうから」
    鈴「あっ、そっかぁ…そりゃしゃあないなぁ…了解☆また電話するわ」亜希「はいはぁい」電話を切ってため息を一つついてまたご飯を食べだした。

    2005-09-14 17:38:00
  • 171:

    亜希

    今日は夜から雨が降るらしい。

    2005-09-14 17:41:00
  • 172:

    亜希



    「めっさ冷たい!!さっぶぅ!」体育祭の練習中突然大雨が降ってきて急遽みんな教室に戻った。制服に着替えてみんなタオルで濡れてる手と足を拭いてる。

    2005-09-14 17:44:00
  • 173:

    亜希

    健は隣の席で髪を拭いていた。クラスメイトはみんな騒ぎながら楽しく濡れた髪を拭いたり、女子は髪を結びなおしたり。
    あたしは窓に打ち付けるものすごい雨をただじっと見ていた。

    2005-09-14 17:47:00
  • 174:

    ?りんご?

    ぁげぇ??

    2005-09-14 22:07:00
  • 175:

    亜希

    青木「田山君、これ良かったら使って☆」隣で可愛い甘えたな声がしたので見ると笑顔の青木さんが健にスポーツタオルを差し出していて、周りの男子も女子もびっくりして見た。
    健は一瞬びっくりしてから、「ありがとう…けど大丈夫やから」そう言ってすぐ奥村君の席に行った。青木さんは、差し出したタオルを持って前田さんの席に行った。

    2005-09-14 23:30:00
  • 176:

    亜希

    鈴がすぐあたしの席まで来てあたしの腕をひっぱり廊下に出て早足で歩きだした。亜希「ちょっちょっ、どこ行くん?!」あたしが鈴の手を振りほどくと鈴が振り返り何か怒ってるみたいだった。

    2005-09-14 23:34:00
  • 177:

    亜希

    鈴「なんなんあれ?!ばり腹立つ!」亜希「はぁ?何が?」
    鈴「青木愛に決まっとうやん!最近なんか田山のまわりに青木さん居すぎやねん!」亜希「鈴!声大きい!」あたしがそう言うと鈴は周りをキョロキョロ見た。

    2005-09-14 23:40:00
  • 178:

    亜希

    鈴「そりゃ前から田山の周りには常に女子が群がってるって感じやったけどさぁあきらかにでしゃばりすぎやねん!」亜希「健モテルんやからしゃあないやん…あたし教室戻るわぁ」鈴の言葉があたしの不安な気持ちにぐさっときて泣きそうになったからあたしはうつむき鈴に背を向けた。

    2005-09-14 23:46:00
  • 179:

    亜希

    あたしが歩きだそうとしたら
    鈴「奥村あんたらの事知っとんやろ?」冷静な声で鈴がそう言ったからあたしはうなずいた。鈴「あたしと奥村は味方やから…あんたらの事認めるから…つらいかもやけど自分の気持ちに嘘付いたあかんで」鈴はそう言ってあたしの手を強く握りひっぱって歩いた。

    2005-09-14 23:55:00
  • 180:

    亜希

    健は色んな女子によく呼び出される。同じクラスじゃない女子からも、違う学年の女子からもだった。この頃くらいから雑誌に小さく載りだしてちょっとした有名人になってきていてたまに学校でも雑誌の取材がきたりもしていてあたしは、ますます不安になっていく日が続いた。唯一の時間の図書室でさえも女子が来たりして健は来なくなった。

    2005-09-15 00:12:00
  • 181:

    亜希


    冬になった。健はサッカー頑張っていて大きな試合に出る選手に選ばれたらしく学校からも誇られていた。あたしは、将来の夢もさだまらず志望大学になんとか今の成績を通せば大丈夫といった感じだ。

    2005-09-15 00:23:00
  • 182:

    亜希

    青木さんは相変わらずといった感じ。最近じゃあもう慣れてきた。
    健からのメールは、サッカーの話が増えてきてあたしは、淋しくて仕方なくなっていた。あたしだってデートしたり一緒に帰ったりしたい。この人と付き合ってますって言いたい…。前までそんな欲なかったのに、最近いらいらする。

    2005-09-15 00:28:00
  • 183:

    亜希

    【明日練習休みやからさぁ、会わへん?】健からの突然のメールにあたしは驚いた。鈴「ちょっと!テーブルゆらさんといてやぁ」鈴がミルクティを二つ持って驚いた。亜希「ごめんごめん笑」あたしは返事を打つ【うん!明日土曜やしどっか行きたい!】

    2005-09-15 01:28:00
  • 184:

    亜希

    鈴「田山から?」亜希「うん☆」鈴が冷たい目で見てくる。
    鈴「えぇなぁ!ラブラブでぇ!あ〜あ!彼氏ほしっいわ」亜希「はぁ?あんた一ヵ月前から彼氏おるやん」鈴「大地はいまいちやねんなぁ…」

    2005-09-15 01:36:00
  • 185:

    亜希

    亜希「理解できん…いまいちやったら早く別れたらいいやん」鈴「だって淋しいやぁん。しかも来月クリスマスとかあるし冬休み一人はやばいやろ」あっ、そっかぁ…もうそんな時期近づいてんやぁ。
    亜希「クリスマスってさぁ何あげるん?」鈴「あっそうかぁ、亜希初めてやもんなぁ。今度一緒に買いに行こっかぁ☆」

    2005-09-15 06:24:00
  • 186:

    亜希

    ブーン…ブーン…
    健からメールがきた。【いいで☆俺ばれんように帽子かぶってくわ!(^-^)亜希とデートって初めてやもんなぁ!行くとこ俺が決めてもいい?後、明日何時?】ドキンドキンッ!
    やっぱ健の事大好き☆!明日のデートは頑張ってお洒落しよっ!亜希「クリスマスプレゼント今度買いに行こなぁ。」あたしは鈴にそう言ってミルクティを飲んだ。

    2005-09-15 06:31:00
  • 187:

    亜希

    「あれっ?白井さん?」え?
    あたしと鈴は隣を見た。
    ・・・青木さん・・・亜希「青木さん」青木「へぇ二人もここ来るんやぁ☆あたしもよく来んねん」やっぱ可愛いって思う。青木さんってお人形みたい。鈴「青木さんは誰かと待ち合わせ?」青木「うん☆田山君と」

    2005-09-15 06:37:00
  • 188:

    亜希

    健と?青木さんが待ち合わせ?
    青木さんは店内キョロキョロしてからすっごい笑顔で
    青木「絶対内緒やで!…実は付き合っとうねん…一ヵ月前から☆」鈴「はぁ?!まじで?」青木「小林さん声おっきいって☆田山君とあたしだけしか知らんねんから」

    2005-09-15 06:42:00
  • 189:

    亜希

    青木さんは少し照れながら舞い上がりながら嬉しそうにあたしと鈴に健の事を話した。あたしは必死で平然を装っていた。
    青木「田山君って…」やめて…やめて…聞きたくないっ…

    2005-09-15 06:46:00
  • 190:

    亜希

    鈴「あのさぁ…田山って」鈴がキレ気味に話しだしたからあたしはやばいと思って「鈴!」そう言うと青木さんが、「ん?田山君がどうしたん?」鈴「…何でもない」青木さんはちょっと不思議な顔をしてからカバンから手鏡とグロスを出して塗り始めた。

    2005-09-15 06:50:00
  • 191:

    亜希

    ズキン…ズキン…。胸の奥が痛い…。

    青木「あっ!田山君!こっちこっち」見たくない現実があたしの視界に入ってきた。健があたしの視界に。

    2005-09-15 06:53:00
  • 192:

    亜希

    健は、固まってあたしを見ていた。青木さんはにこにこして座ったままで、鈴は立ち上がりカバンを持ち、「じゃあそろそろ帰るね青木さん。行こっ亜希」青木「うん☆またね!白井さんもね」あたしはもう意味が分かんないくらい頭真っ白で鈴の後を付いていくのが精一杯で健とすれ違う時健に呼ばれたけど無視した。

    2005-09-15 06:58:00
  • 193:

    亜希

    ねぇ、健。
    健の描いてた未来に、あたしは居た事ある?希望溢れる未来に…
    あたしの描く丸い未来には、健がいつも居たよ。

    いつも…笑ってたよ。

    2005-09-15 07:29:00
  • 194:

    亜希

    喫茶店を出てすぐ奥村がいて、目が合った。奥村「あれ?白井」鈴があたしの手をふりほどき奥村の前に行った。亜希「…鈴っ「ちょっと話があるから来て!」あたしの呼びかける声を制止して奥村を無理矢理ひっぱった。

    2005-09-15 13:57:00
  • 195:

    亜希

    奥村「何?!どないしたん?何で小林怒っとん?」鈴「怒るでしかし!」亜希「…鈴、行こうよ」奥村「白井説明して…俺なんかした?」鈴「あんたじゃないわ!あの二人が何で付き合っとんねん」鈴は奥村君のブレザーをひっぱって怒鳴った。

    2005-09-15 17:18:00
  • 196:

    亜希

    奥村「はぁ?あの二人って?…青木と田山の事?」鈴「それ以外の誰がおんねん!あんた亜希と田山の事知っとってようまぁ平気な顔しとけんなぁ!」亜希「鈴!もういいからぁ…奥村君ごめんな…」奥村「あいつそんなんせえへん…っていうか何で小林泣いとんねん…泣くなって」

    2005-09-15 17:22:00
  • 197:

    亜希

    怒りながら鈴号泣。あたしはカバンからタオルをだして鈴に渡した。奥村「ここじゃあ何やから、俺ん家来いや…俺めっちゃ悪い奴みたいやぁん!ばり見られとうし…田山に言ってくるから待っとって」奥村君はそう言うと鈴が握ってるブレザーをゆっくり離して、喫茶店に入った。あたしは周りの視線に気付き周りを見るとめっちゃみんな横目で見ていた。

    2005-09-15 17:28:00
  • 198:

    亜希

    鈴はしばらく泣いて怒ってた。奥村君と三人で電車に乗り歩いてマンションまで行った。家に着くと奥村君のおばさんが笑顔で迎えてくれた。めっちゃきれいな人であたしと鈴はついつい見とれてしまい、おばさんは困っていた。

    2005-09-15 17:33:00
  • 199:

    亜希

    鈴「あんたのおばちゃん女優?着物ばり似合ってんなぁ」奥村「ありえん。おかん女優かって聞いとんで!よかったな」リビングのソファに三人で座ってるとおばさんがカウンター越しにやさしく微笑んだ。「じやぁ初(はじめ)仕事行ってくるわなぁ。二人共ゆっくりしていってね」おばさんはそう言うとジュースとお菓子を出してくれてから出ていった。めっちゃきれいな人やなぁ。

    2005-09-15 17:41:00
  • 200:

    亜希

    鈴「クラブのママなんやぁ!かっこええやん!やっぱオーラがあんなぁ!」奥村「そうか?どうでもええわ」亜希「奥村君っておばさん似やな」亜希と二人でじっと奥村君の顔を見ると恥ずかしがりながらタバコに火をつけた。

    2005-09-15 17:45:00
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