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お前依存症

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  • 1:

    あき◆CYX2tODNDU

    もっとお前の名前呼んどいたらよかったわ。
    もっとお前に触れといたらよかったわ。
    もっとお前を大事にしてやったらよかったわ。
    もっとお前に「愛してる」って言ってやればよかった・・・

    2007-11-06 23:11:00
  • 2:

    あき◆CYX2tODNDU

    女なんかにはまる男が信じられへんかった。周りでも何人か居てたけど格好悪いって思ってたし。
    正味内心バカにしてたしな。もてへん男が一人の女に執着するねんって思ってたし。

    2007-11-06 23:18:00
  • 3:

    あき◆CYX2tODNDU

    俺女騙して生活しててん。酒飲むんと嘘つくんとが俺の仕事。
    ホスト18からずっとしててん。最初は嘘つくこととか、店に来てもらう為に色かけるんとか罪悪感あった。
    でも4年もこの仕事してたら感覚麻痺してきて、ホストするまでの当たり前の感情が持てんようになってきてん。

    2007-11-06 23:26:00
  • 4:

    名無しさん

    ほんで?

    2007-11-06 23:34:00
  • 5:

    あき◆CYX2tODNDU

    別に寂しくはなかったで。金があるし、金はあるし、金もあるし(笑)
    金ばっかりやけど実際金で手にはいらんもんはないって思ってた。
    「お金で買えないものはある」ってただの貧乏人の偽善って思ってた。
    そんなことなかってんな。今やったらわかるで。お前が教えてくれたからな・・・

    2007-11-06 23:35:00
  • 6:

    あき◆CYX2tODNDU

    『おはようございまーす!!』威勢のいい声で迎えられる。
    「おう。」声をかけてきた従業員の顔を見ず返事し、奥のソファーに腰をおろす。
    たばこに火を付け携帯をいじる。

    2007-11-06 23:39:00
  • 7:

    あき◆CYX2tODNDU

    4サンほんでまだ続くから時間あったらまた覗いて(笑)

    2007-11-06 23:42:00
  • 8:

    あき◆CYX2tODNDU

     【受信メール18件】
    〈おはよう☆今日ちょっと聞いて欲しいことがあるから店行くね♪〉〈昨日何で電話でてくれへんかったん(T_T)?〉〈今までありがとう。楽しかったよ・・・〉・・・
    全員に返信するのがめんどくさくて今日店に来られそうな客には《おう♪待ってるわ☆》って一斉送信。
    何か面倒くさそうなのには《今度ゆっくり話聞くわ!!》と送信。

    2007-11-06 23:51:00
  • 9:

    名無しさん

    おもろそう?頑張って書いてな?

    2007-11-07 00:46:00
  • 10:

    あき◆CYX2tODNDU

    9サンありがと☆

    2007-11-07 17:27:00
  • 11:

    あき◆CYX2tODNDU

    意識がどっかにいったままミーティングが始まる。
    売り上げが悪い従業員には容赦なく店のオーナー【翔】の罵声が飛ぶ。
    『客からクレームがあったぞ!!お前どんな営業してんねん?実力をともなわへん事して店の格おとすな!!』
    罵声を浴びせられているのは、入ったばかりの充やった。

    2007-11-07 17:34:00
  • 12:

    あき◆CYX2tODNDU

    充はきれいな顔してて、気が強いいわゆるオラ営の新人ホストやった。
    新人の中では群を抜いて客が多かったが、その勝ち気な性格と、口が悪いせいで客は長続きせーへんかった。
    充は、下を向き怒りをこらえながら話を聞いていた。ミーティングが終わり、同伴へ出かけるものは慌ただしく店を後にし、残った者は店の準備に取りかかった。

    2007-11-07 17:40:00
  • 13:

    あき◆CYX2tODNDU

    同伴を原則としてしない俺はソファーに腰を下ろした。
    『あきサンやってられんすわー。色かけてる客が俺が連絡してこーへんから店いかん!!とか(笑)』
    あきが俺の横にどさっと座った。「お前もっとうまくやれよ(笑)」あきを宥めた。
    充は店では一風変わった男で、誰もが一線引いて接していたが俺はこいつが好きやった。

    2007-11-07 17:46:00
  • 14:

    あき◆CYX2tODNDU

    何だかんだと充と話をしているとオープンの時間になった。
    開店と同時に俺の客が1組来た。昼職のゆきとゆきの友達のりんだ。
    『おはよー☆一回ぐらい同伴してや(笑)』「俺の同伴はメシだけですまされへんからな(笑)」
    そんな話をしながらりんの口座のハルトと四人で席に着いた。

    2007-11-07 17:53:00
  • 15:

    あき◆CYX2tODNDU

    ゆきは自分では友営のつもりなんやろうけど、俺のこと好きなのはめっちゃわかる(笑)
    お酒が回ってくると、過去の生い立ちや男性遍歴等、ベタベタくっついて時には泣きながら話す。
    次の日には決まって《昨日はごめんな。酔っぱらいすぎて何も覚えてないねん(-_-)何かしでかした!?》
    ってメールがくる。《めっちゃ飲んでたもんなー。別に何もしでかしてないで(笑)》って返信するんがここ2年間続いている。

    2007-11-07 17:58:00
  • 16:

    あき◆CYX2tODNDU

    そこで《めっちゃ辛そうやった。何かあるんやったらいつでも話聞くから。》
    ってメールしたらもっと楽やったかもしらん。でも俺は「友営きどり」の客は残しときたかったからいわんかった。
    ゆきたちとそこそこ盛り上がって1時間程したら、俺の色カノ達が続々と入店してきた。
    「ゆき、ごめん!!ちょっと俺他のテーブル回るわ。飲み過ぎんなよ。」と一言残し他のテーブルへ移動する。

    2007-11-07 18:02:00
  • 17:

    あき◆CYX2tODNDU

    「奈々ーお前何で今日俺がお前に会いたいんわかったん!?」と言いながら隣に座る。
    『だって今日で4ヶ月記念やん★』と嬉しそうに手帳を見せる。
    「そうやでー。お前ちゃんと覚えとったんやなぁ♪」(ってもう4ヶ月か?てかいつから?てかいっつも記念日やって来るやん(笑))
    奈々は出会った頃はキャバで働いていたが、店に来る金欲しさに風俗へ変わった。

    2007-11-07 18:08:00
  • 18:

    あき◆CYX2tODNDU

    奈々は俺に仕事かわったことを絶対言わなかった。
    俺に嫌われると思ってるらしいが、俺は金さえ店で落としてくれたら嫌ったりしない。
    『今日なーお酒飲み過ぎてもてん♪指名も最近新規で増えだしたし★』嘘で固められた奈々の世界に俺は入る。
    「そっか☆あんまり飲み過ぎんなよ。」って。

    2007-11-08 13:44:00
  • 19:

    あき◆CYX2tODNDU

    5組ほど客が来ていた為、テーブルをめまぐるしく回る。
    どこのテーブルに行っても、客は自分の世界を持っていて、何も疑うことなくその世界に自分が入ってしまえば、客は満足するんやから。
    ちょうどお酒も回ってきて店内を見渡すと、ゆきがふてくされていた。
    『ゆきーただいま!!やっぱここが一番居心地ええわー。』

    2007-11-08 13:49:00
  • 20:

    あき◆CYX2tODNDU

    ゆきの席に戻ると、ゆきはお茶を入れてくれた。「お疲れー。彼女が多いと大変やな(笑)まぁゆっくり休んで♪」
    『ありがとー。やっぱりお前みたいにさばさばしたヤツとおるんが一番楽やわ。』とゆきに見えない釘を刺す。
    「何よそれ(笑)」とゆきは笑っていたが、《お前はああなるなよ》って言う俺からの忠告だった。
    【私は特別】ってみんな思ってるから、そう思えるように俺は嘘をつく。

    2007-11-08 13:54:00
  • 21:

    あき◆CYX2tODNDU

    全ての客を送り出して、店の外に出た。
    朝日が眩しすぎて、一晩の嘘が全部浄化されていくような気分がした。
    でも染みついてもて本間は消えへん。消えたようなつもりになってまた今晩も嘘を重ねる。
    そんな毎日やった。

    2007-11-08 14:00:00
  • 22:

    あき◆CYX2tODNDU

    夕方客からの電話で起こされた。「あき・・・相談したい事があるんやけど・・・」
    『どないしてん?』「私もう仕事したくない・・・。」電話の相手は本営の風俗嬢の愛だった。
    『何かあったんか?』「私あき以外の人に体触られるんも見られるんももう耐えられへんねん・・・。」
    『俺やってそら嫌やで。自分の女が他の男に抱かれとる何か考えたくないわ。』
    「そうやんなぁ・・・。」『話ゆっくりしたいけど、今時間ないから今日店来れるか?』「わかった。」愛と電話を切り俺は出勤の準備をした。

    2007-11-08 14:10:00
  • 23:

    あき◆CYX2tODNDU

    またいつものミーティング。
    片手間に愛にメールを送った。【今までお前みたいに好きになった女はおれへん。】
    ミーティングが終わりいつものように充とじゃれていた。
    正味、愛の事を心配なんかしてへんし、「好きやで」とか「愛してるで」とかホストのあいさつやって思ってたから。

    2007-11-08 14:19:00
  • 24:

    あき◆CYX2tODNDU

    開店と同時に愛が店に入ってきた。「今日はヘルプに誰もつけんといて。」と言い二人で席に着いた。
    『夕方はごめんなー。時間なくてゆっくり話しも聞けんと。』「いいよ。メール見たから。」と愛は嬉しそうに下を向いた。
    『お前が仕事やめたいんやったらやめたらええやん。』「ううん。もうな、あきからのメールで元気になってん。最初に会った時にあきは風俗の仕事に偏見もないって言ってくれたし。仕事としてしてるんやから恥ずかしがることもない。って言ってくれたんが本間に嬉しかったし、私もうちょっと頑張るわ。」
    愛は目に涙をためて言った。
    《知ってる。お前が俺に言って欲しいこと。「一緒に暮らそう。」って言葉期待してた事。仕事やめたら?って言うたんは俺いつも言ってるよな?「俺は強い女が好きや」って。》

    2007-11-08 14:28:00
  • 25:

    続きゎなL1んですカ〜??楽Uみレニ見てます〜?

    2007-11-08 14:52:00
  • 26:

    名無しさん

    面白い?

    2007-11-08 16:32:00
  • 27:

    あき◆CYX2tODNDU

    25サン、26サンありがと☆
    今から更新するわぁ〜

    2007-11-08 17:48:00
  • 28:

    あき◆CYX2tODNDU

    その日の愛の会計は50万を超えていた。『ごめんなぁ、若い子らにもようけ飲ましてもろて。』「ええよ☆今日は楽しかったし♪」上機嫌のふりして愛は帰っていった。
    店が終わり俺は愛のマンションへ向かった。部屋へ入るなり俺は愛を抱いた。
    俺にしがみつく複数の傷跡のある手首は今にも折れそうで、愛の心の傷の深さを物語っていた。
    夕方になり愛のマンションから店へ向かう。

    2007-11-08 18:20:00
  • 29:

    あき◆CYX2tODNDU

    その日ののミーティングは新規を増やせとのことやった。
    「手が空いてるヤツは外で客を引っ張って来い!風俗、飲み屋引っ張れそうなとこにはとことん営業に行け!!」翔が熱く話している。
    その時隣にいた充が小声で「今日、風俗営業行きません?違う店でホストやってるつれが楽勝やって教えてくれたんすけどね。」『おぉ〜風俗なんか行くん久しぶりやわぁ〜。新人の時以来やわ(笑)ほんなら店終わりいこか。』俺は風俗に営業に行くことを承諾した。
    営業に行ってもセックスはしないと言うのが、必勝法やった。やってもたらプラスマイナス0で相手にかり残せへんやん?だから「一回ぐらい店いこかなぁ。悪いしなぁ。」って相手に思わしたら勝ちやねん。

    2007-11-08 18:32:00
  • 30:

    あき◆CYX2tODNDU

    パネルを見ながら充は色が白くてかわいらしい女を指名した。「あきサン真剣選びすぎ(笑)どの女でもいっしょですって。」『わかってるわ!ぢゃあこの子で。』と受付の男に伝えた。
    俺が指名した女は、どこか寂しげな雰囲気をもつ瞳の大きな子やった。
    「あきサンやっぱり面食いっすね(笑)」充に茶化されながら俺達は別々に部屋へ向かった。
    何でこいつにしたんかわからへん。寂しそうやからすぐに引っ張れるかなって単純にそう思ったんかなぁ。

    2007-11-08 18:45:00
  • 31:

    あき◆CYX2tODNDU

    『えぇーもっと話したいわ。何かそんなことだけでトキちゃんと繋がりたくないし・・・。』「これで今日は5人目やわ。ホストの営業。」トキは吐き捨てるように言った。
    『営業ちゃうし!!めっちゃ顔がタイプやったから入ってもたゆーたやん!!そんなにホストは嫌いなん?』「別に嫌いじゃないで。ホストでも汚いおっさんもみんなお金やし。でも何もしやんとお金もらうんは嫌い。どうせ汚いお金なんやったらこれだけまともなお金でも意味ないし。」と俺を睨み付けるようにトキは言った。
    『そうなんやぁ。じゃあ営業で来てない事証明する為に今日はサービス受けさせてもらうわ。』と言うと「ありがとうございます。」とトキはにっこりと微笑んだ。
    90分みっちり俺はトキの愛撫を受けた。店に入ったばっかりの頃先輩に連れられて風俗行って、結局その時は何も分からずサービス受けてめっちゃ怒られた。それからは絶対にそんなヘマはせんかったし、プライドもあった。何で俺はトキには逆らえへんかったんやろ・・・。

    2007-11-08 19:08:00
  • 32:

    あき◆CYX2tODNDU

    トキの背中にはでっかい牡丹の花が描かれていた。白い肌によく栄える真っ赤な牡丹。
    トキはなんでここで働いているんやろ。トキは何を考えてるんやろ。トキは何を背負っているんやろ。そんなことをぼんやり考えながら俺は部屋をでた。
    外で充が待っていた。「あきサン長いっすよ(笑)」『悪かったなぁ。お前あの子行けそうだったか?』「楽勝っすね☆後2、3回通ったら落ちるかな(笑)あきサンはどうやったんすか?」『・・・おぉ、まぁぼちぼちちゃうかー。』俺はとっさに嘘をついた。
    後輩に相手にペースを取られたなんか言えるわけないし。「また来ましょね♪」充は無邪気に言葉を残し帰っていった。

    2007-11-08 19:18:00
  • 33:

    あき◆CYX2tODNDU

    『はぁ〜。やってもた。』一人になり深いため息がこぼれた。
    絶対あの女はめたる!!って思いこんでた。
    でも本間はトキの事が、もっと知りたくて、気になってしょうがなかった。
    でも言える訳ない。トキは俺の嫌いなヘルス嬢。俺はトキの嫌いなホスト。

    2007-11-08 19:23:00
  • 34:

    あき◆CYX2tODNDU

    でも俺はトキをはめたる!!って思いこんでたから、いかんかったらええのにまた行ってもてん。本間はめっちゃ多分出会った時から俺はトキに恋してた。
    2回目にトキにあったのはそれから2週間程してから。また充に連れられて、ビーナスに向かう。
    充はまた前の女を指名した。「じゃあ後で♪」にかっと笑い別々に部屋へ向かった。俺はもちろんトキを指名した。
    「いらっしゃいませ。」トキは前回と同様表情一つ変えずそこにいた。

    2007-11-08 19:31:00
  • 35:

    名無しさん

    おもろい???

    2007-11-08 19:33:00
  • 36:

    あき◆CYX2tODNDU

    「あきサン・・・また来たんですか。私に営業かけても店には行きませんよ。」『わかってるって。今日も抜きにきてん。頼むわ。』「ありがとうございます。じゃあベッドに横になって下さい。」と作業のように俺に言った。

    俺はトキに「抜きに来た」とかそんなことを言いたかったんじゃない。会いたかっただけやねん。顔が見たかっただけやねん。
    でも俺は嘘を付き続けた。ただの男として金でトキの時間を買ってる。そうせなトキは笑ってくれんやろ?

    2007-11-08 19:38:00
  • 37:

    あき◆CYX2tODNDU

    37サンありがと★★もうちょっと俺の話聞いてな(T_T)

    2007-11-08 19:41:00
  • 38:

    あき◆CYX2tODNDU

    そんな関係が半年程続いた。トキと俺との関係は小さい箱の中だけでいつも時間が決められている。
    トキと出会って俺は前以上に仕事を頑張るようになった。今までしなかった同伴も、アフターもすすんで行くようになった。
    客も増え、売り上げも店で一番になった。「お前最近頑張ってるなぁ。この調子で頑張ってくれや。」ミーティング後、翔は上機嫌で俺の肩を叩いた。
    『はは・・・。』愛想笑いを浮かべ、俺は同伴へと出かけた。待ち合わせ場所へ行くとゆきが嬉しそうに手を振っている。

    2007-11-08 19:50:00
  • 39:

    あき◆CYX2tODNDU

    ゆきと居酒屋でご飯を食べ、店に向かう。ほろ酔いのゆきは上機嫌で「あきは最近優しくなったよなぁ。」と俺の手を取りはしゃいでいた。
    『んんー変わったんかなぁ。自分ではわからへん。でも今は一番を維持する事が俺の目標やねん。』「店外は戦略なんや(笑)まぁ私は正直なあきが好きやから応援するけど♪」そんなやりとりをしながら歩いた。
    店に着くとフリーの客がちらちら俺を見ていた。ゆきはその客を威嚇するかのように「あきーシャンパン飲みたいねん♪早くいこ☆」と俺の腕を掴んで席に着いた。
    最近ゆきは店へ来る回数が頻繁になってきていた。昼の仕事と夜の仕事を掛け持ちしているらしい。店での豪遊ぶりも掲示板の俺のスレにかかれるほど有名になってきていた。

    2007-11-08 20:06:00
  • 40:

    リ?

    続き気になる??
    がんばってください?

    2007-11-08 22:40:00
  • 41:

    あき◆CYX2tODNDU

    42サンありがと☆

    2007-11-08 23:31:00
  • 42:

    あき◆CYX2tODNDU

    【ゆきって女最近よく見るけど仕事何してるん?】【あの女あきにはまってもて風俗落ちワラ】【ダァの為に一杯お金使ってね★★】
    知ってたけど俺にはどうでもええ話やった。
    席に着きゆきは携帯を開きながら「ついにあきのスレに名前でたし(笑)」と嬉しそうに言った。
    『見たわー。俺と仲ええからって風俗嬢とかめちゃくちゃやなぁ(笑)』「本間それ(笑)」俺はゆきが風俗で勤めてることを本人には聞かなかへんかった。『仕事辛いんちゃうんか?』って聞いたら良かったかもしれないけど、俺は気付いてないふりをし続けた。


    2007-11-08 23:42:00
  • 43:

    あき◆CYX2tODNDU

    ゆきはいつも店に来ると浴びるほど酒を飲んでいた。酔っぱらって泣き崩れるゆきの肩を抱き俺は店内を見回す。
    俺の他の客がゆきをジロジロ見ている。俺には関係のない事やった。『痛客』って叩かれるんはゆきだけ。俺は【痛客ばっかりでかわいそー。】って同情されるだけ。
    そんな営業をここ最近随分してきたように思う。効率よく客をまわせるようになってきた。金は使い切れないぐらいある。俺に憧れて店に面接に訪れるヤツまでいた。従業員からは全貌の眼差しで見られる。
    本間やったらウハウハやろ?だって俺ホストやし。

    2007-11-09 00:01:00
  • 44:

    名無しさん

    しおり?

    2007-11-09 00:03:00
  • 45:

    あき◆CYX2tODNDU

    でもな、息出来へんぐらい苦しくなることがあるねん。最近酒もうまいと思って飲んだことがない。
    トキを抱いた次の日は決まって、過呼吸みたいな事になるねん。何でかわからへんけど、胸が痛くて痛くてしょうがない。
    女の子はよく恋したら「胸が痛い。」って言うやん?意味わかれへんかってんけど多分それやわ。
    男のくせに、ホストのくせに格好悪いやろ?一人の女に惚れすぎて、普通ではおられへんねん。

    2007-11-09 00:10:00
  • 46:

    あき◆CYX2tODNDU

    でな、自分の為に金の為に客の女には嘘つくねん。愛は俺と出会ってから手首の傷が増えだしたんや。俺の事がわからへんからじゃなくて、俺を信用できへん自分が許せないらしい。
    まぁ遠回しに『信用させて欲しい』って言うメッセージがあるねんけど。
    全く愛の考えがわからへんかったから、何も言ってあげれんくて、金を引っ張る為だけに今まで愛を抱いてきた。
    本間に最低やわ。俺。

    2007-11-09 00:18:00
  • 47:

    あき◆CYX2tODNDU




    トキと出会った事で今まで当たり前のようについてきた嘘に違和感を感じ始めた。


    2007-11-09 00:26:00
  • 48:

    あき◆CYX2tODNDU

    半年も過ぎるとトキは俺と話をしてくれだした。初めてトキが「あんたって売れてへんホストなん?」って意地悪っぽく笑いながら聞いてきた時、俺飛び上がるほど嬉しかった。
    トキは俺の2つ下で20歳だった。とても20歳には見えない落ち着いた雰囲気があり、『お前ふけてんなぁ(笑)』って言ってやった。
    俺は仕事の相談なんかもよくしてた。いっつもトキには怒られてた。「嘘つくんやったらみんなが幸せになれるような嘘つき。」って最後には言ってた。
    俺は少しずつホストとしては失格かもしれへんけど、やっと普通の感情持てるようになってきた。

    2007-11-09 00:48:00
  • 49:

    あき◆CYX2tODNDU

    軽々しく『好きやで』とか『愛してるで』とか言わへんようになった。相手が俺に言いたい事ちゃんと聞けるようになった。無理な事は無理って言ってその場しのぎの嘘つく事はなくなった。でもその代わり一人一人の思いをできる範囲で聴こうとした。離れていく客は離れていった。俺に色営を求める客も多かったから。売り上げも落ち、俺はナンバー1からナンバー3ぐらいで停滞していた。

    2007-11-09 00:58:00
  • 50:

    あき◆CYX2tODNDU

    掲示板には【色枕ホスは落ち目ワラ】【前の方が色気があって好きやったけどもういらなーい。】って今までのツケが回ってきた。
    今売り上げナンバー1の充は「どうしたんすか!?あきサンらしくないっすよ。エースサン達切ってしまうし。」って心配してくれてた。俺の今までの大半は本営の愛や奈々などの風俗嬢だった為売り上げが落ちるのは無理はなかった。

    2007-11-09 01:05:00
  • 51:

    あき◆CYX2tODNDU

    奈々や他の客には家へはもう行けないと話した。別れの意味にとる奴もいたけど友達として店にこれからも行くって言ってくれた奴もいてた。愛には時間をかけ説得したがわかってもらえなかった。
    手首の傷は日増しに深いものとなり夜中に病院へ運ばれることも度々あった。
    お見舞いに行くと俺の顔を見るなり狂ったように泣き叫びすがる愛を見るのは本間につらかった。

    2007-11-09 01:13:00
  • 52:

    あき◆CYX2tODNDU

    俺のせいで壊れた愛をゆっくりゆっくり元の明るい優しい愛に戻れるよう支えて行く事にした。
    俺は毎日仕事が終わると愛の病室に向かった。わがままな愛はよく看護婦サンを困らせていたが俺の言うことは素直に聞いた。
    『愛また最近ご飯食べてないらしいなぁ。』「食べたくない。てかあきがいてくれたら食べる。」『わかった。これからは店行く前も顔出すからな。』愛の頭を軽くなで俺は病院を後にする。

    2007-11-09 01:22:00
  • 53:

    あき◆CYX2tODNDU

    愛の見舞いと他の客との約束で俺には時間がなかった。一ヶ月ぶりに一日体があいたからトキの店へ行った。
    「久しぶりやん♪てかどないしたん青い顔して。」『最近色々あって寝てなくてな。お前の憎たらしい顔でも見て元気になろかな思って。』「そっかぁ。ぢゃあ今日は特別サービスしたげるわ!!」と言うといつものようにベッドに寝るように俺に言った。
    話をしだしてもトキの自分の仕事に対する価値観はかわらなかった。

    2007-11-09 01:31:00
  • 54:

    あき◆CYX2tODNDU

    トキに愛撫されたかったわけじゃない。ただ最初の何分かを普通に話せる事が嬉しかっただけやったんや。
    ベッドに寝ころぶと愛は俺の腕の中にすっぽり身を寄せてきた。
    『どないしてん?』「あたし今仕事してへんねん。一人の女としてあんたに触れたかったんや。」と恥ずかしそうに言った。

    2007-11-09 01:40:00
  • 55:

    名無しさん

    57の愛さんじゃなくて、トキさんが腕の中にきたんじゃなく??

    2007-11-09 01:46:00
  • 56:

    名無しさん

    ヤバい、おもろ(*´▽`*)頑張って完結させてなぁ??

    2007-11-09 01:48:00
  • 57:

    あき◆CYX2tODNDU

    初めてやった。女が横にいてこんなにドキドキしたん。俺はトキを力一杯抱きしめた。
    「あきーあたし今月一杯で店やめるねん。」とトキがぼそっと言った。『何でなん?会われへんやん!』起きあがってトキを見た。「元々なー親の借金の形で店に売られてんけど今月で支払い終わるねん。」『・・・。』「住むところもなくなるしおばあチャンちにでも引っ越そかなぁって。」視線を合わせないままトキは続けた。「もうあんたにも会われへん思ったら寂しくなってもて仕事さぼってもた。」と寂しそうに笑っていた。
    『一緒に住まへんか?』ととっさに口に出た。「えっ?」トキは困った顔をしていた。

    2007-11-09 01:57:00
  • 58:

    あき◆CYX2tODNDU

    58サン正解(笑)
    打ち間違えた(〃▽〃)59サンもありがとー☆☆
    頑張って完結するなー!ちょこっと眠たくなってきたから今日は寝るわー(_ _).oOまた時間ある時更新するからのぞいてな♪おやすみー

    2007-11-09 02:02:00
  • 59:

    名無しさん

    やばぃ。めっちゃドキッってなるし自分に置き換えて考えて胸が痛くなる?

    2007-11-09 02:13:00
  • 60:

    名無しさん

    おやすみ?また、楽しみにしてまぁす?

    2007-11-09 02:46:00
  • 61:

    名無しさん

    58です。おやすみ?また、楽しみにしてまぁす?

    2007-11-09 02:48:00
  • 62:

    名無しさん

    この話しみたらホストに通う女達もホストの本音みて通わんくなるな?

    2007-11-09 03:46:00
  • 63:

    あき◆CYX2tODNDU

    おはよー(^_^)v
    見てくれてる人がいてて嬉しいわ★★
    更新しまーす(^_^)

    2007-11-09 10:40:00
  • 64:

    あき◆CYX2tODNDU

    「何言ってるん?私の事何もしらんくせに・・・。」『お前の事何か何もわからへんわ!電話番号もアドレスもしらへんし、どこで生まれたんとか、今までどんな生活してたんとか・・・。』「じゃあそういうことは軽々しく言うもんじゃない!!私風俗で働いてるんやで?」『そんなん関係ねーわ!お前のこと本間はわけわからへんぐらい好きやし、お前のこともっと知りたいし、お前に会ってからホストの仕事やって捨てたもんじゃないって思い出したし、お前じゃなかったら意味ないねん。』
    今までせき止めてた気持ちを吐き出すように俺はトキに感情をぶつけた。『お前の事抱きたい、お前と飯食いたい、お前と色んなとこ行きたい、お前の特別になりたいねん。』
    「…。」トキは黙って話を聞いてた。『本間にお前じゃないとあかんねん。』泣きそうになるのを抑えてトキを抱きしめた。
    俺の腕の中でトキは身を固くしていた。やっぱり無理か。俺ホストやし。トキも癒しを売る仕事やし俺に夢見せてくれたんかなぁ…。

    2007-11-09 10:52:00
  • 65:

    あき◆CYX2tODNDU

    「どこなん?」『えっ?』「あんたの家どこなん?今日店終わってからあんたんち住むわ。」とトキは吹っ切れたような顔をして俺を見ていた。
    『おっおう!!俺んちは○○町や!!本間に来てくれるんか?』「住むとこないしあきの事嫌いじゃないし、売れへんホストと一緒に住んだるわ(笑)」トキは今まで見た事ないぐらい顔をくしゃくしゃにして笑った。
    俺は番号とアドレスがかかれた名刺とマンションの鍵と住所を書いた紙を渡した。
    『今日店やから家で待っといてな。絶対やで!!何かわからんかったらすぐに電話してきてな。』嬉しくて嬉しくてマンションへ帰るなり掃除をし、冷蔵庫の中にすぐに食べれそうなものや、プリン、アイス、リビングのテーブルの上には山ほどのお菓子とタバコを用意し、あと置手紙をおいといた。(冷蔵庫の中の物何でも食べてくれたらええから。今日からここがお前んちやから好きに使ってな♪)

    2007-11-09 11:04:00
  • 66:

    あき◆CYX2tODNDU

    俺は少し睡眠をとり、店へ向かった。今日もいつもの風景が目の前で繰り広げられている。いつもは意識がどこかいったまんまでぼんやりとしたものが、今日ははっきり鮮明に見えた。
    ミーティングが終わり、翔に食事に誘われた。近くのすし屋に向かった。
    「最近お前どうやねん?売り上げは落ちてるし、充やたくみに抜かれて情けなくないんか?」やっぱりそんなことだろうと思った(笑)。
    『最近営業の仕方変えたんす。色はかけないようにして、友営でどれだけ来てもらえるかなぁって。』翔は深いため息をつき「結果客は減ったよな?どっちのお前が客のニーズとあってるかわかるよな?」といった。

    2007-11-09 11:12:00
  • 67:

    あき◆CYX2tODNDU

    『わからないです。』俺は正直に答えた。何が正しいかなんかわからへんかったし。客に店で夢を売るんは大切やけど、店外で夢を提供したら夢と現実がわからんようになって混乱するやん?
    「わからへんのやったらホストなんか辞めてしまえ!!きれい事だけやったらメシは食えへんのやぞ。」翔は俺を睨み付けそう言った。
    『わかりました。売り上げ上げたらいいんでしょ?俺死ぬ気で頑張りますわ。』と翔を真っ直ぐ見てそう宣言した。
    もう前みたいな営業する気なかったし、今以上に客を大事にしようって思ってん。それで翔が望むような結果が出る思ってたんや。でも現実やっぱり難しいな・・・。

    2007-11-09 11:20:00
  • 68:

    あき◆CYX2tODNDU

    翔と別れ俺は一人で店に向かった。開店の時間になり、続々と客が入店してきた。
    俺の客は2組来ていた。『久しぶりやなぁー。』「うん♪みくなあきに聞いて欲しい事があって今日は来てん。」と話すのはキャバ嬢のみくだった。
    『どないしたん?』「あきが今日アフターしてくれへんかったら口座変えようと思って。」『そかぁ。いっつも店終わるまでお前残すんは悪いなぁ思ってたから断ってたんやけど、みくがええんやったらええよ☆☆』「やった♪じゃあ今日は店終わるまで待ってるわ☆」
    嬉しそうに言うみく。今までやったらみくの一言にこんな動揺もせんかったかもしらんけど、今日は翔に宣言したことが頭にあってすごい変な気持ちやった。

    2007-11-09 11:28:00
  • 69:

    あき◆CYX2tODNDU

    お酒も回りみくはしだいに絡んできだした。「あきチャンはー最近全然色ってこやんけど彼女でも出来ましたかー?」『何でやねん(笑)お前みたいなええ女俺が口説いても落ちへんのんわかってるからしやんのやんかー。』「前のあきみたいに完璧な色かけてくれたら私もっともっとあきのこと好きになるぅー。」『そかぁ、考えとくわ(笑)』って逃げた。
    翔に言われたように最近客に「前みたいに」って言われること多かった。色も枕も禁止ってしてたけどトキが言う「優しい嘘」ってこういう事なんかな?
    自分の営業方針がわからなくなってきていた。2組目:『はなーお待たせー。』「お兄ちゃーん、めっちゃ会いたかったぁ(T_T)」『はなは甘えん坊サンやからなぁ☆』横に座り頭を撫でた。はなは社長令嬢で親のカードを持って店に来る。俺のことを「お兄ちゃん」と呼ぶのは「色かけてくんなよ」って意味なんかなぁって勝手に解釈してる(笑)
    みくは何をして欲しいわけでもな、ただ話を聞いて欲しいのと酒が飲みたいのと甘えたいだけだった。そんなみくの席は結構居心地よくて、俺の頭の中にある悩みもその時だけは紛れた。

    2007-11-09 11:46:00
  • 70:

    あき◆CYX2tODNDU

    ホストクラブに何を求めて客は来るのか?????????
    これは俺の人生最大の悩み(笑)気持ちのないエッチしたいの?「好きやで」「愛してるで」って嘘の言葉が聞きたいの?色彼、宿彼、本営の彼女、意味なくない?
    偽物だってわかってて自分に嘘ついてそれでええの?それが客が求めてることなん?
    自分の苦しみとか自分の弱さとか吐き出すところじゃなかったっけ?俺が客をこう変えてしまったんかなぁ・・・。

    2007-11-09 11:53:00
  • 71:

    あき◆CYX2tODNDU

    その後何組もテーブルを回り、俺はもやもやしながらラストを迎えた。みくは酔いつぶれていた。みくを起こしタクシーに乗せようとすると、俺の腕を掴みタクシーに引きずりこんだ。「今日はにがさへんよー。」と目をギラギラさせながら・・・。
    『飯食って今日は帰ろ☆お前もうフラフラやんけ(笑)』「今日はーあきはみくんちに来るねん。久しぶりやろ?」と意地悪気に笑った。みくは以前俺の色彼やった。「友達として店に行く」と言ってくれた部類やった。最近みくは飲みつぶれることが多かった。
    寂しかったんやろ?ごめんな。俺が中途半端な営業してたせいでお前の逃げ道急に奪ってしもたな。本間にごめんな。
    『わかった。今日は久しぶりにお前んち行くわ。』トキの言う優しい嘘ってこの事なんやろ?家に帰ったらお前にはちゃんと話すから。

    2007-11-09 12:05:00
  • 72:

    あき◆CYX2tODNDU

    みくのマンションへ入るとそこは俺が来ていた時のままやった。俺のワックスもスプレーも香水も着替えも、きれいに整頓されていた。
    「ずっとあきがまた来てくれるん待ってたんやでー。そんな冷たいこといわんといてー。」泣きながら俺の胸を叩いた。
    『ごめんなぁ・・・。』みくを抱きしめ、ベッドに寝かした。「あき・・・抱いてよ。」みくは俺をきつく抱きしめながら言った。「優しい嘘」が俺の頭の中で駆けめぐる。『わかった。』と言い、みくと体を重ねた。

    2007-11-09 12:11:00
  • 73:

    名無しさん

    落ち付くのはみくの席?はなの席?

    2007-11-09 13:03:00
  • 74:

    あき◆CYX2tODNDU

    わかりにくかったなぁ(>_

    2007-11-09 15:56:00
  • 75:

    名無しさん

    客のコト書いてるとこは現実味有るし共感するケド、 トキとの進展が早くて、えってなる??

    2007-11-09 18:50:00
  • 76:

    名無しさん

    頑張って完結してね?楽しみにしてまつ?

    2007-11-10 15:58:00
  • 77:

    ??

    見てます??
    頑張ッて?下さLI?!!

    2007-11-11 03:12:00
  • 78:

    名無しさん

    >>4やけど、久々に覗いたら、結構更新されてるやん、んで続きは?次いつに更新するの?また来ますわ?

    2007-11-11 06:31:00
  • 79:

    名無しさん

    ほんまめっちゃ面白い?頑張って?

    2007-11-12 00:22:00
  • 80:

    名無しさん

    ばりおもろぃ???

    2007-11-12 13:32:00
  • 81:

    名無しさん

    >>81みたいにせっかく更新してくれてるのに急かす奴トカめっちゃウザイ??

    2007-11-12 13:49:00
  • 82:

    あき◆CYX2tODNDU

    一杯の人見てくれてるやーん(〃▽〃)
    更新ちょっと待ってなー☆☆今ちょい忙しいんよ(x_x;)
    絶対完結させるから待っててなぁ( ´艸`)

    2007-11-12 14:33:00
  • 83:

    名無しさん

    か゛んばれ(・∀・)

    2007-11-12 16:32:00
  • 84:

    名無しさん

    76ですけどわざ?説明してくれてありがとう?

    2007-11-12 18:52:00
  • 85:

    あき◆CYX2tODNDU

    みくは俺に抱かれながら泣いてた。これでよかったんやろか…。みくがぐっすり眠ったことを確認して俺は自分のマンションに帰った。
    玄関の鍵は閉まっていた。《あれっ?トキ寝てんのかなぁ》玄関のチャイムを鳴らす。《早くトキに会いたい。早くトキに話を聞いてもらいたい。》何が正しいのかわからなくなっていた。

    2007-11-12 19:39:00
  • 86:

    あき◆CYX2tODNDU

    玄関の前にしゃがみ込みポストにふと目をやると手紙と鍵が入っていた。トキだった。「ごめんな。やっぱりあきんちには住まれへん。見ず知らずの人に迷惑はかけたくないから。あきの気持ち本間に嬉しかったで。ありがとう。朱山トキ」言葉がでーへんかった。俺が迷い込んだ暗闇から救い出してくれるんはトキしかおれへんかったから。そのかわり涙もでんかった。元々俺たちそんな関係じゃなかったし。自分に思いこませるしかなかった。今までどんな事でも一人でやってきてんで。だからできるはずや。前の俺に戻ったらええだけの事や…。

    2007-11-12 19:45:00
  • 87:

    あき◆CYX2tODNDU

    トキを攻めるわけぢゃない。でも本間はめちゃくちゃ腹たった。聞いて欲しいことは山ほどあったのに…。一緒に見て欲しい景色は一杯あったのに…。これからトキの事一杯知りたかったのに…。全部自分勝手やな。俺。

    2007-11-12 19:50:00
  • 88:

    あき◆CYX2tODNDU

    これからは前の俺に戻るわ。お前がおらんのやったら周りの逆境はねのける強さもないで。
    前みたいに流されながら生きていくわ。

    2007-11-12 19:53:00
  • 89:

    あき◆CYX2tODNDU

    それから俺前みたいに、前以上に売り上げあげた。色枕上等。嘘も方便。これが今の俺。

    2007-11-12 19:56:00
  • 90:

    名無しさん

    えっ?終わりぢゃないよね…?

    2007-11-12 21:36:00
  • 91:

    名無しさん

    終わりなら嫌やわ?

    2007-11-12 23:38:00
  • 92:

    ?

    4だあ?
    冗談やン?
    別に急がしてんちゃうし
    主ペースで書いてね∀)
    読んでますから?

    2007-11-13 01:45:00
  • 93:

    あき◆CYX2tODNDU

    それからは俺自分の感情殺して24時間完璧に嘘つき続けた。
    寝る場所やって家で寝るんなんかもったいなくて色客んとこ転々と泊まり歩いた。
    愛はその頃はもう退院してて自分を傷つける事はなくなった。翔はすごい喜んでた。「今の調子で頑張れよ」って。充も喜んでた。「やっぱりあきサンはこうやないと張り合いないっすわ(笑)」俺の客もみんな笑ってた。俺の居場所ってここにしかないんかなぁ…。

    2007-11-13 13:25:00
  • 94:

    あき◆CYX2tODNDU

    「おはよーございますっっ!!」『おぉ。』また前と同じ毎日やった。トキがいなくなってから半年が過ぎ俺は相変わらず色接客で客を引いていた。『ゆかぁー。今日もようけ使わせてごめんなー。終わったら行くから起きとけよ。』「いいよ。あきが店出すまではゆかが支えたげるから☆☆」『俺みたいな男に本間お前みたいな女もったいないわ!ありがと☆』エレベーターの中で濃厚なキスをして送り出す。

    2007-11-13 15:28:00
  • 95:

    あき◆CYX2tODNDU

    店に戻るとトイレに駆け込み口を洗う。ホストを長く続けていても俺の潔癖は直らない。顔を洗い客のテーブルをまわる。「最近あき楽しそうやねー♪」『そうかぁー?わからんけど毎日わりかし忙しいし疲れてるんやけどなぁー、お前の席やからそう見えるんちゃうか(笑)』「本間あきやったら騙されていいわぁードンペリ持ってきて♪」『あざーす!!』スタッフが集まりコールが始まった。その中で満足気に笑うカナ。

    2007-11-13 15:39:00
  • 96:

    あき◆CYX2tODNDU

    《そうやって俺独り占めして他の客にもシャンパン煽って煽って。》 ぜーんぶ計算。肩組んで耳元で話して腰に手回してうらやましい?? お金があったら幸せな時間は買えるんやで。

    2007-11-13 15:47:00
  • 97:

    あき◆CYX2tODNDU

    優しさも思いやりも人を愛することもなくなった。俺は幸せな気分を客に売るだけ。
    自分が頑張れば、頑張った分金になって返ってくる。目に見えないもの何か信じられない。もう人は信じない。

    2007-11-13 17:13:00
  • 98:

    名無しさん

    そうやんね、お金さえあれば好きな人との時間買えるよね。私も妊娠するまでは買えてた。妊婦になってからは旦那の時間買えるお金なくなっちゃった。私必要なくなっちゃった‥
    主さん邪魔してごめん

    2007-11-13 17:19:00
  • 99:

    あき◆CYX2tODNDU

    101サン何か嫌な思いさせてもてごめんな。
    本間に人の気持ち利用して金にするとか人としてあかんと思うねんけど金に取り付かれた人間って何も見えへんのよ。
    俺もトキといてた一瞬だけ人らしく感情もてたけどあいつおらんようになったらすぐにまた流されたし…。
    みんな弱い人間ほど虚勢を張って『金』でごまかしてるねん。いらんわけじゃないで!!金では買えへんもん人は一杯持ってるからもうちょっと旦那を信じてあげてな。本間にもう無理!!ってなったらまた書き込んで(T^T)何でおれもこんな熱くなってるんかわからへんけど(笑)嫌な思いさせて本間にごめんな!!

    2007-11-13 17:42:00
  • 100:

    あき◆CYX2tODNDU

    ゆかのマンションで目を覚ました。散らかった部屋を見て昨夜のことを思い出す。『これでよかったんや。』って自分に言い聞かす事が癖になってた。ゆかを起こさないように服を着てそっとマンションを後にした。
    俺は久しぶりに自分のマンションへ帰った。トキと会えなくなってからほとんど帰ってなかった我が家はどこか寂しげな雰囲気で落ち着かなかった。

    2007-11-13 17:49:00
  • 101:

    あき◆CYX2tODNDU

    営業方針がこれだけころころ変わってもついてきてくれる客はついてきてくれた。色を求める客が元々多かった為、今の俺は客に受け入れられた。
    必死で客のこと考えて、時間使って、労力使って、精一杯の接客をするより、月に1回自分の部屋に行って、抱いた方がよっぽど効率的だった。翔の言う「きれい事だけでは飯は食えない」ってこんな事かぁ・・・って実力のない自分を情けなく思った。
    所詮俺も金で買われた男やし。『いつまで続けよかなぁ・・・。』やり場のない不安と将来への焦りで押しつぶされそうやった。
    でも今日も俺は酒のせいにして、「優しい嘘」って言う言葉掲げて、また客と自分を騙しながら『これでよかったんや』って一日をしめるねん。

    2007-11-13 23:51:00
  • 102:

    あき◆CYX2tODNDU

    「なぁなぁ、あたしぶっちゃ気彼女なんやから店来る必要なくない?」そんな時奈々が店でつぶやいた。『そうやなぁ〜サクラみたいやもんなぁ(笑)店の様子が気にならんのやったら来るんやめたら?』俺は冷たく言い放った。「んー。気になるけど、飲み代も結構毎月いってるしー。」『俺が店出せたらお前に負担かけんでも済むのになぁ・・・。』と肩を落としながら言う俺。
    「ごめんごめん!!何か最近家にもあんまり帰ってきてくれへんから、不安になってもてん。店出すまでは私しっかりあきを支えるから!!本間にごめん!!」俺の手を握り力強く言う奈々。『そかぁ・・・。本間に悪い!!やっぱり1番でも雇われやし俺がオーナーになったらお前には楽させたるからな☆☆』奈々を抱き寄せ言った。
    俺の胸にしっかりとしがみつく奈々を横目に、いつからこの店で俺の夢は店出すことになったんやろ?ひっぱりやすいからあえて否定する必要もないけど(笑)って店の俺が笑ってた。
    最近俺多重人格じゃないんかな?って真剣に悩めるぐらい嘘つくことも平気になってた。

    2007-11-14 00:02:00
  • 103:

    名無しさん

    主さん
    初めて読んだけど、気持ち分かるわ。愛華もなめっちゃ好きな人おった…
    けど裏切られた時、お金しか信用出来んってなったわ所詮、世の中お金なんよ
    ってお金があれば大丈夫って…主さんと同じ気持ちで今も生きてるわ。信用出来る人なんて、愛華にはおらんわ…

    2007-11-14 00:05:00
  • 104:

    あき◆CYX2tODNDU



    運命って言葉本間にあんねんな。また出会ってしもてん。誰と?ってあいつしかおれへんやん。本間すごいところでやで?

    2007-11-14 00:06:00
  • 105:

    名無しさん

    逆にこーゆうの読んでるとホストもちゃんと人間なんだなって思えるけどね。
    主さんがんばって★

    2007-11-14 00:14:00
  • 106:

    あき◆CYX2tODNDU

    『さみぃー!!』俺は都会では何処に行っても見ることのできない銀世界にいた。充を含めた店のスタッフ数名と、長野にスノボ旅行へ来た。
    「あきサンよくオーナーの許しでましたね?あきサン抜けて店大丈夫なんすか?」心配そうに聞くのは新人のせいじやった。
    『そんなもん関係あるかーい(笑)最近休みなしで店でて客の面倒見て息抜きぐらいさせろや(笑)』「オーナーに聞かせてやりたいわ(笑)」同期のやすが笑う。みんな久しぶりの休みということもありはしゃいていた。
    『女は現地調達!!』「もう女はええっすわー(笑)」充が苦笑いしてた。充は最近色接客のしすぎで女にはうんざりしていた。俺等はひたすら雪山で遊んだ。はたからみたら異常なほど(笑)


    2007-11-14 00:18:00
  • 107:

    あき◆CYX2tODNDU

    愛華サン読んでくれてありがとー。愛華サンのいうてる事めっちゃわかるで!!
    裏切られたり自分に値打ちこくわけじゃないけど人として軽く扱われたらめっさ腹たつし落ちるし(笑)金は裏切れへんからな。ある程度は欲しいもんは手に入るからな。
    でも「ある程度」やで?全部欲しくないん?満足できる?  俺は出来へんかってん。愛華サンは今は苦しいかもしらんけど落ち着いてまわり見たら意外と捨てたもんじゃない人間も絶対一人はおるから!!顔もしらんし何処に住んでるんかもしらん人にこんなん言うて本間に失礼なんはわかってるけど、愛華サン文見てこれだけ言いたかってん。えらそうに言うてごめんな。
    108サンありがとー。文章へたくそで時間感覚が全くないけど想像しながら読んでな☆☆

    2007-11-14 00:32:00
  • 108:

    あき◆CYX2tODNDU

    「腹減ったぁぁー!!」コテージの戻って来るなりみんな声をそろえて言った。
    『晩飯食いに行くか!!』俺達は近くの焼き肉屋に行った。客の愚痴を言ったり、オーナーの悪口を言ったり話が絶えなかった。酔いも回ってきたところで誰かが「ストリップ見にいこうやー」って叫んだ。本間恥ずかしい(笑)
    『こんなとこにあるわけねーやろ!!』「いやいや、さっきリフトのおっさんに聞いたもん。俺行ったことないし一回いこうや!!」ストリップの提案者はやすやった(笑)
    「俺も行ったことないんす・・・。」せいじが参戦してきた。で行くことになった。本間男って寄せ集まってもあほな生きもんやで(笑)

    2007-11-14 00:39:00
  • 109:

    あき◆CYX2tODNDU

    やすの引率のもと俺等は小さなショーパブへ向かった。店内は薄暗く、客が所狭しと密集している。
    「こんな田舎のショーパブでも人入るんすねぇ・・・。」人の多さに圧倒されながら充が回りを気にしていた。
    ステージに証明がつき【本日はご来店ありがとうございます。まず始めにセクシーな踊りをご披露させていただきますー♪】とうさんくさいおっさんがあいさつした。
    曲がかかると大勢の下着姿の女達がステージ袖から出てきた。おっさん達は女が近くに来ると歓喜の声を上げていた。やすが同じように手を叩いて喜んでいる姿を見て俺達は笑っていた(笑い)。

    2007-11-14 00:49:00
  • 110:

    あき◆CYX2tODNDU

    賑やかな曲のダンスが何組か終わり、照明がいきなり暗くなった。おっさん達は「待ってました!!」と手を叩いて今まで以上の盛り上がりを見せている。
    静かなジャズがかかり、薄暗い照明の中に浮かび上がる紅の牡丹の花。女は静かに客席を見て妖艶な踊りを披露した。「ぼたんちゃーん!!」おっさんの声援が飛ぶ。
    女は顔色一つ変えることなく、男を誘うかのように、しかしどこか寂しげに美しい体を客に見せつけた。
    「ええ女やなぁ。」やすが俺の横でにやにやしながら俺に言ってきたが、俺はその女の姿から目を離すことはできなかった。

    2007-11-14 00:57:00
  • 111:

    名無しさん

    主サン
    ありがとぉ☆★愛華はまだそんな人に出会ってないなぁ…いつか現れるかなぁ?愛華も主サンの言うてる事は痛い程分かるよ…
    お金があっても本間の愛情は手に入らんからね…
    自分に自信がないから虚勢や片意地張ったりしちゃうんだろね…。主サン、失礼ぢゃないよ…むしろ元気づけられたぁ(^ー^)
    小説楽しみにしてますね。愛華の好きな人もホストやねん…店には行った事なくてプライベートで付き合ってたんやけどナンバー入り出して全然人が変わってしまってんなぁ…

    2007-11-14 01:04:00
  • 112:

    あき◆CYX2tODNDU

    曲が終わり、また別の女がステージ袖から出てきたが、客は一気に退いていった。自由に体を動かせるようになり、やすとせいじを除いた俺等4人はカウンターに腰掛けて酒を飲んだ。
    「きれいな人でしたねー。」興奮さめやらない大地が言う。「俺どっかで見たことあるような気がするんやけどなぁ。」頭をひねる充。誰もが美しいその女の話題を口にしている。
    何も言えなかった。何ヶ月ぶりかに経験する忘れかけた胸の痛みと、切なさがこみ上げてきていた。
    「どうしたんすか?」大地が心配そうに俺をのぞき込む。『ちょっと今日は疲れたみたいやから俺先コテージ戻るわ。』そう言い残し、店を後にした。

    2007-11-14 01:06:00
  • 113:

    ゆか

    しぉリ?

    2007-11-14 05:02:00
  • 114:

    まあ

    頑張って完結
    さしてなあ?

    2007-11-14 05:03:00
  • 115:

    名無しさん

    名前間違いすぎ

    2007-11-14 07:59:00
  • 116:

    あき◆CYX2tODNDU

    ゆかサン、まあサン、119サン読んでくれてありがとー☆☆
    後119サン名前間違えまくりでごめんなぁ。実名は出せへんから話の中の仮名のキャラに馴れへんくて(笑)
    頑張って完結させるんで温かい目で見てやって☆☆
    愛華サンお互い頑張ろうな♪

    2007-11-14 14:48:00
  • 117:

    あき◆CYX2tODNDU

    『何で連絡してこーへんかってん?』いつかかかってくるかもしれないと俺は忙しい毎日の中小さな期待を抱きながら過ごしていた。
    「電話したらまたあんたが混乱するかなぁって・・・。」『混乱ってなんやねん?』「あんたの仕事もプライベートもペース崩したんは私やし、苦しむ姿は見たくなかってん・・・。」とトキは言った。
    『・・・。』そんなことない!!って言いたかったけど、トキが言ってる事は当たってる。仕事もプライベートもどれが本当の自分なんかわからんようになってきて、この何ヶ月間は色んな葛藤に苦しんだ。
    「ほらな、会わん方がよかったやろ(笑)」『いや・・・、会いたかった。』俺は悲しそうに笑うトキを抱きしめた。嘘の自分に押しつぶされそうになって、苦しんで、もがいて来たけど、心からトキに会えたことには感謝した。素直じゃない俺の本音やった。

    2007-11-14 14:55:00
  • 118:

    あき◆CYX2tODNDU

    「あんたも懲りへんね。」俺の腕の中でトキが笑いながらつぶやいた。
    そんな時俺の携帯がなった。【着信 やす】『どーしてん?』「お前先に帰る言うてどこおんねん?」『今ちょっとコンビニに来てるからもうすぐしたら帰るわ。』そう言って電話を切った。
    「帰らなあかんやん、てかいつまでここにいるん?」トキは心配そうな顔をして尋ねた。『ええねん。どうせあいつら酔っぱらいやし。大阪には明日の夕方帰るで。』「そっかぁ・・・。また会えんようになるなぁ。」『お前が会えんようにしたんやろ?』俺はやりきれない思いをぶつけた。
    「そうやで。私があんたから逃げてん。幸せになるんが怖かったんや。幸せになったらまた不幸になるけど、ずっと不幸やったら次は幸せになるしかないやろ?一回幸せに馴れてもたらあたしがあたしじゃなくなるねん。」トキは寂しそうに目を反らした。

    2007-11-14 15:04:00
  • 119:

    あき◆CYX2tODNDU

    「ちょっと不幸なぐらいがあたしにはちょうどええねん!!」何かを吹っ切ったようにトキは笑った。『何でやねん…。何で幸せになられへんねん。幸せになったらええやんけ?もう頑張んなや…。』トキは顔をこわばらせていた。『ずっと大事にするし…』「帰って!!もう帰って!!」俺の言葉を遮るようにトキは言った。「あきにはわからへんよ。幸せってどんだけもろいもんなんか…ちょっとしたことですぐに壊れてしまうんやで。そんな恐怖もう経験したくないわ!!」トキはそういうと泣き崩れた。

    2007-11-14 19:46:00
  • 120:

    あき◆CYX2tODNDU

    泣き崩れたトキを抱きしめた。『もうええねん・・・。ここにおったらええねん・・・。』そう言うとトキは俺にしがみつき「ありがとう・・・」って何回も言った。
    それから朝までどれぐらい時間がたったやろ?缶コーヒー一本ずつ買って明るくなるまで俺達は自販機の側で話をした。
    トキの小さいトキの話や、家族のこと、地元にいる気を許せる友達の話、色んな事話してくれた。話を聞くとトキがどうしてこうなってしまったのかやっとわかった。
    俺は黙ってトキの話を聞いた。

    2007-11-16 00:19:00
  • 121:

    あき◆CYX2tODNDU

    新しい父親は美しいトキを愛した。それは娘としてトキを愛したのではなく、一人の女としてトキを愛した。
    母の目を盗みトキを抱いた。トキはそれを母親に言うことも出来ず、苦痛の日々を過ごした。母親は気付いておらず新しい父親に娘が馴れたことを心から喜んでいた。
    トキは心に傷を負いながら、母の幸せの為に耐え続けた。父に抱かれる度トキは激しい嘔吐に苦しんだ。
    そんな生活が1年程続いた。父は毎晩のように酔っぱらって帰るようになり、機嫌の良い時はトキを抱きに部屋へ訪れ、機嫌が悪い時は母に暴力をふるうようになった。

    2007-11-16 00:32:00
  • 122:

    あき◆CYX2tODNDU

    母の泣き叫ぶ声と、父の罵倒が聞こえる。「トキ、お前は本間にええ女や。」にやにや笑いながらトキの体を弄ぶ父の顔。
    限界だった。
    ある時酔っぱらって帰ってきて部屋へ入ってきた父をトキは刺した。悲鳴を聞きつけた母がすぐに救急車を呼び一命は取り留めたが、警察も介入しトキは鑑別所に行くことを余儀なくされた。
    鑑別所でのカウンセラーとの掛け合いや、警察での事情聴取で全てを吐き出し、トキは保護観察だけで出ることが出来た。審判の日、審判員の判断で母親と二人で生活することになった。

    2007-11-16 00:42:00
  • 123:

    あき◆CYX2tODNDU

    やっと父から解放されたトキは母との幸せな生活を心から楽しみにしていた。
    が、全て警察から母は父との性交関係があったことを聞かされており、トキを娘としてではなく女として見るしか母親は出来なくなっていた。
    ある時ふと息苦しく感じ目を覚ますと母がトキの首を絞めていた。「ごめんねぇ。ごめんねぇ。」と涙を流しながら。
    トキは気付かないふりをしてそのまま殺してもらおうと思ったが、母にはそこまでの決意がなかった。その次の朝、トキは母に何も言わず、家を出た。「あなたの娘に生まれてきてごめんなさい。」そんな短い手紙を残して。

    2007-11-16 00:53:00
  • 124:

    あき◆CYX2tODNDU

    友達の家を泊まり歩きフラフラしていたところを父に見つかった。
    借金の肩代わりをして欲しいとのことだった。「これで今からは普通の生活があいつ(母)と出来るねん。心入れ替えて仕事もするし、あいつ大事にするから借金かぶってくれ。」と言ってきた。
    「お母さんを幸せにしてあげてね。」と言い大阪のヘルスで働くことになったのだという。
    その後父とも母とも連絡を取っておらず、トキの元には莫大な額の借金しか残らなかった。トキは全てを受け入れ、大阪のヘルスに勤めることになったと言う。

    2007-11-16 00:59:00
  • 125:

    あき◆CYX2tODNDU

    背中の紅の牡丹の花は、母が一番好きだった花だったから自分の体に刻んだという。
    トキの背中には母への思い以上に色んな人の悲しみが背負い込まれていた。
    「人の痛みがわからない人間はきっと自分に痛みを受けた事がないんやろね。」ってトキがよくつぶやいてた。
    トキは痛みがわかるから人を癒せる、癒せるから客はトキを買いに来る。

    2007-11-16 01:05:00
  • 126:

    あき◆CYX2tODNDU

    「何か私利用されてばっかりやねぇ(笑)」話し終わってトキが言った。『俺がお前癒したるわ(笑)俺はどこのも行けへん。お前には嘘もつけへん。ずっと大事にするから。』俺話聞きながら不覚にも泣いてもて、格好悪いけどまたトキに告白した(笑)
    「そうやね。あんたとやったら、何かずっと笑ってられる気がするわ。もう遅いかもしらんけど一緒にいてくれる?」『おうまかしとけ!!』って俺本間発狂しそうになるぐらい嬉しくて嬉しくてトキをむちゃくちゃ抱きしめた。
    「私も大阪帰るわ。一緒に帰ろ♪」『おう。俺今日の夕方帰るから帰る前ここに迎えに来るからな。今度はちゃんと電話して来いよ。』って言って俺はみんなが待つコテージに戻った。
    部屋は悲惨なぐらい散らかっており俺はカーペットに寝ころび毛布にくるまって寝た。

    2007-11-16 01:15:00
  • 127:

    あき◆CYX2tODNDU

    昼過ぎに目を覚ますと、やすがうなだれている。「昨日はやってもたわー。全く記憶ないしなぁー。今日は滑りに行く元気ないし帰るまでゆっくりしとくわー。」「えぇーやすサン今日ナンパの仕方教えたる!!って言ってたのに(T_T)」とすねるせいじ。
    「俺今日はここいますわ。」とコーヒーのみながらしれっと言う充。大地は言うまでもなく二日酔いでベッドから起きられなかった。『じゃあ今日はもうみんなでゆっくりしようや。』と言い、夕方まで客にメール返したり、電話したり、雪山記念の写メを撮ったりみんなのんびりと過ごしていた。
    帰る時間になり、やすのワンボックスにみんな乗り込む。運転手のやすに『もう一人車乗らしたって欲しい子おんねんけどええか?』「誰やねん(笑)女やったら許す!!」『俺の彼女や(笑)』「いつからの彼女やねん(笑)」ってみんなに茶化されながら承諾してくれた。
    店の近くまで迎えに行くと、大きな鞄をいくつも持ったトキが待っていた。

    2007-11-16 01:30:00
  • 128:

    あき◆CYX2tODNDU

    トキを見た瞬間回りからのブーイングがすごかった(笑)「お前手はええよな(笑)」「あきサンやりすぎっすわ。口説きに入るんやったら言ってくれたらよかったのに、俺もチャイナの子連れて帰りたいっすよ。」せいじが結構真剣に怒ってた(笑)
    充だけはようやく思い出したようで「変なところで会うもんやね。」って笑ってた。
    「すみません、車に乗せていただいて・・・。」「全然オッケーすよ、あきサンの彼女サンなんやったら俺等も紹介してもらいたいし。」夕方になりようやく大地も元気になってきた。
    「昨日はいいものを見せてもらってありがとうございます。」とせいじが言う。みんなトキに色んな質問してた。「あきサンのどこに惚れてます?」とか「どこで知り合ったですか?」ってトキはにこにこしながら質問に答えていた。

    2007-11-16 01:40:00
  • 129:

    あき◆CYX2tODNDU

    次の日の昼過ぎに目が覚めた時隣を見ると、まだトキは寝ていた。小さいくせにさらに小さく丸まって寝ているトキを見ると、愛しいって素直に思えた。
    「あきおはよー。」寝起きのかすれた声も初めて聞いた。化粧をとるとまだあどけなさも残っている。そんなスッピンの顔も初めて見た。
    「コーヒーどこにあるかわからへんからコーヒー入れてー。」って俺にそんな甘えた声で言うのも初めて聞いた。
    コーヒーを2つ入れておいしそうに飲む姿も初めて見た。幸せってこういう事なんやろなって俺本間に心から思った。

    2007-11-16 01:56:00
  • 130:

    あき◆CYX2tODNDU

    トキと夕方までごろごろして俺仕事行くの嫌になってきた。『俺ホストやめよかなぁ。』ってトキに言ったら「私は一番の男が好きやねん。たまに一番じゃなくて、ずっと一番の男がええ。あきにはそうであって欲しいって思うもん。」
    『そうかぁ。変わった女やな、心配とかしやんの?』「私程のええ女そうそう見られへんで(笑)だから心配になることもないし、不安にもならんと思う。」『わかった!!じゃあ俺本間に死にものぐるいで働いて、不動の?1になったるわー☆』「うん★私は一番の男を独占できてるって思ったら嬉しいもん。」トキは無邪気に笑った。
    そんな時電話がかかってきた。【着信 ゆき】『ごめんなぁ客やしちょっと静かにしててな。』「あき今日同伴せーへん?めっちゃおいしい店発見したんよ。」ちらっとトキを見て『んー予定微妙やからまた折り返し電話するわ。』電話を切るなり「何でしやんの?」と不思議そうにトキは聞いていた。《同伴で家早く出るより、出勤ギリギリまでトキとおりたい》って本音を隠して『気がのらんから。』って言った。「えぇー意味わからへんしーお客様は大事にしなよあかんよ。行ってきなさい!!」強い口調でトキは言った。
    『でもせっかく一緒に住めだしたんやから・・・。』「一番守る為に行ってきな!!そんなんぐつぐつ言うタイプちゃうから私は。な?アフターも誘われたらちゃんと行くんやで。」トキに宥められ渋々ゆきとの同伴を了承した。

    2007-11-16 02:10:00
  • 131:

    ゅか

    しぉりッッ?

    2007-11-16 04:41:00
  • 132:

    名無しさん

    続き楽しみ?

    2007-11-19 20:29:00
  • 133:

    まあ

    早く読みたい??
    気になるでなあ?

    2007-11-21 09:56:00
  • 134:

    まあ

    更新して下さい?
    ほんま期待してます

    2007-11-22 07:50:00
  • 135:

    名無しさん

    あげ??

    2007-11-26 19:55:00
  • 136:

    あき◆fawG5bjwfE

    >>136続き

    2008-05-16 17:33:00
  • 137:

    あき◆fawG5bjwfE

    「おはよー♪」俺のテンションとは裏腹にゆきは上機嫌だった。『おう☆うまい居酒屋とやらに案内してもらおかー。』精一杯テンションあげて旅行前の俺に戻そうとした。ゆきが何か話しているが何も聞いていなかった。頭がぼんやりとしてトキとの幸せな空間から抜け出せなかった。「…きっ!?あきっ!?」不機嫌そうな顔でゆきが俺をのぞき込む。「話聞いてるん?」『おっおう…旅行行ってたからまだ休みぼけやねん。本間にごめん!!ちゃんと気引き締めるわ!でも初っ端の同伴がお前やから緊張感ないねんぞ(笑)』「何よそれー(笑)ちゃんと店入ったら仕事してよー(笑)またスレで叩かれるやん(笑)」

    2008-05-16 17:44:00
  • 138:

    あき◆fawG5bjwfE

    最近のゆきはスレで本カノと言うことになっている。【あの女の席ではお茶しか飲んでないし、前みなみで手繋いで歩いてた。】【あの子、本らしいよ】【↑自作乙】
    正味興味もなかったが、店での客同士のトラブルは迷惑なのでご遠慮願いたい(笑)まぁゆき自身は喜んでるからええんやけど(笑)

    2008-05-16 17:51:00
  • 139:

    あき◆fawG5bjwfE

    『そやなぁー。他の客とお前の扱い明らかやっぱ違うしなぁ…。そのせいで迷惑かけて本間にごめんなぁー。お前が辛かったらもう店来んでええからな。』「何ゆうてんの!?私他の客に何ゆわれても関係ないしな!」『強いええ女やな…。ありがとう☆』ゆきの頭をぽんぽんと撫で居酒屋に向かった。旅行での話で飯中は会話が弾んだ。

    2008-05-16 17:58:00
  • 140:

    あき◆fawG5bjwfE

    ゆきと会話をしていく内に旅行前の自分に戻っていく感じがした。ペラペラペラよく喋る男やで。俺。感心するわ(笑)トキとおる為には一番でおらなあかんってまた偽もんの自分になる事にした。トキを愛する不器用な俺と、夢を客に売る器用な俺。どっちも俺やけどどっちも楽でしんどい。すぐに慣れるわ。器用に自分も騙していけるわ。って自分のこと励ました(笑)

    2008-05-16 18:05:00
  • 141:

    あき◆fawG5bjwfE

    【いらっしゃいませー!】従業員達のお迎えで店に到着した。「いらっしゃいましたー(笑)今日は従業員みんな潰したるからねー(笑)」ゆきは気に入ってるヘルプ達に愛想を振りまき席に着いた。『俺も潰してくれるん(笑)!?』「あきは飲み比べして私に負けたら何でもゆうこと聞かなあかんねんでー☆」『おう♪任しとけ☆んで何聞いて欲しいねん?』「潰してから言うたるわー(笑)」めっちゃ冗談ぽくゆってるつもりやろけど目がマジですやん!?まぁ負ける事ないけど(笑)

    2008-05-16 18:14:00
  • 142:

    名無しさん

    あげ?

    2008-05-17 12:53:00
  • 143:

    名無しさん

    面白い?

    2008-05-19 03:56:00
  • 144:

    あき◆fawG5bjwfE

    読んでくれてありがと☆更新するわm(_ _)m

    2008-05-19 11:42:00
  • 145:

    あき◆fawG5bjwfE

    いつも綺麗に着飾って誰もの目をひく品のよいあいはそこにはおらず、病院で叫びくるっていた時の風貌のあいがうつむき座っていた。「ゆき、すまんっっ!ちょっとだけ待っててくれるか?」『はっ?何でよ?私今日あき誰んとこにも行かしたくないから金使ってんねん。ホストとしてそんな客そんな扱いしてどうなるかわかるやんなぁ?』ゆきはにやりと笑いあいを見た。『あぁ、あの子?ソープ行ってシャブ食って直引きしてまた体売ってあきに貢いで惨めやなぁ(笑)』ゆきは席にいるヘルプ全員に聞こえるように言った。

    2008-05-19 11:58:00
  • 146:

    あき◆fawG5bjwfE

    明らかにあいに対して敵意をあらわしている。理由は俺があいの見舞いに行ってる事がスレで書かれており、あいが俺の【本命】とゆう話がちらほら出てきていたからだと思う。ゆきはここ数ヶ月で性格も変わり他の客にも嫌われていた為【痛客】【色カノ】と叩かれていた。『ゆき…。お前そんな人の事見下すような奴ちゃうかったやんけ?』「キャハハッ!あきが悪いんやで?客は金なんやろ?私がまだお金持ってなかった時私の事どうやって見てた?友達?細客?メールも電話も適当で当たり前やったやん?金持ちだしたらメールも電話もマメになったよなぁ?めっちゃ嬉しかったで?エッチもしてくれたしな(笑)あきは私に金で買われたんやで?何の文句があるねん!!」

    2008-05-19 12:11:00
  • 147:

    あき◆fawG5bjwfE

    ゆきの言った言葉に返す事が出来なかった。今まで何を言われても仮面を付けた俺は笑えてた。偽物の俺と本物の俺が葛藤しながら、いつのまにか本物の俺も偽物に覆い隠されていた。『ゆき…。』ゆきは俺に罵声を浴びせながら泣いていた。「ずっとあの女(あい)や奈々が羨ましかったねん。あきに抱いてもらってるって思ったら気が狂いそうやった。私といつも距離とってるあきがうっとうしかった。私やってあきに女として見てもらいたかった。」言葉を詰まらせながらゆきは胸の内を吐き出した。

    2008-05-19 13:13:00
  • 148:

    あき◆fawG5bjwfE

    ゆきは言い終わると「チェックして!」と言い「送りはいらんから!」と言い捨て帰って行った。『はぁぁぁぁ…。』思いため息をつく俺の肩を誰かが叩いた。「ここがお前の頑張りどころや。お前等が旅行中に色々あったんや。やからって客に潰されんなよ。」オーナーの翔だった。『はい…。で色々って…?』問いかけを無視し翔は事務所へ入っていった。

    2008-05-19 13:20:00
  • 149:

    あき◆fawG5bjwfE

    トイレで顔を洗いあいの席へ急いだ。頭の中では旅行中の店のことが気になったが『あい、久しぶりやなぁ☆』いつもと変わらない俺を装った。あいはうつろな目で「あきも私を殺すん?」と問いかけてきた。『何でやねん(笑)何かあったんか?』まじめな顔をして聞くとあいはぽつりぽつりと話し出した。「あきの…赤チャン出来たみたいやねん。仕事では絶対ゴムつけてたし思い当たるんあきだけやねん…。私嬉しくて嬉しくてあきに早く言いたかったんや。あきが旅行から帰ってきたらあきに会いたくて必死で働いたんや。でもな…。」あいはそこまで話言葉を詰まらせた。あいの細い肩が震えていた。『…それでどうしたんや?』あいの手を握り尋ねるとあいは目に涙を一杯ためて「…昨日でやめようと思ってたんや。あき帰ってきたらあきに抱いてもらおうって。昨日仕事行って…出血して、すぐ病院行ってんけど…赤チャン死んぢゃったって…。」あいは商店の合わない目で俺を見た。『…。』何も言えない俺を見てあいは「ごめんね」と繰り返し呟いていた。あいは俺と一緒になれることを信じていたから二人の子供を守りきれなかった自分の不甲斐なさを責めていた。手首には数え切れないほどの傷があり新たな包帯も巻かれていた。『子供のことは残念やけどあいが無事でよかったって安心してる。』そうゆうと泣き崩れるあいを抱きしめた。

    2008-05-19 13:38:00
  • 150:

    あき◆fawG5bjwfE

    正直ほっとしてた。俺には愛するトキがいる。トキさえ辛い苦しい思いをしなければ俺はいいと思ってた。客のこんな話も言わなければわからないしトキの好きな【一番】を守り通す為の【優しい嘘】やって自分に言い聞かせた。あいを宥めその日の営業は終わった。その日の帰り『体大事にせなあかんから今日はゆっくり休みや。絶対近い内時間作るから!』とだけ伝えあいを見送った。何か言いたげな顔だったがあいは笑顔でタクシーから手を振っていた。

    2008-05-19 13:47:00
  • 151:

    あき◆fawG5bjwfE

    旅行中の店での出来事やあいとゆきの事が気になったがトキの待つ自宅へ戻った。部屋に入ると俺のでかいスウェットを着たトキが「おかえりー♪」と味噌汁を温めながら迎えてくれた。何とも言えない安心感で俺の頭の中のもやもやはどこかに消え去りトキを抱きしめた。「あホスト痛いわ(笑)」トキは言葉ではぐらかしながらも俺の肩に手を回した。

    2008-05-19 13:54:00
  • 152:

    あき◆fawG5bjwfE

    トキの髪からは俺と同じシャンプーのにおいがして俺の匂いがするスウェット着てて俺の家のキッチンに立っているトキがたまらなく愛おしくて、何とも言えない清々しい気持ちになった。それからトキと他愛もない話をしてトキを抱きながら眠りについた。

    2008-05-19 15:24:00
  • 153:

    あき◆fawG5bjwfE

    お前いつから無理して笑うようになった?いつから我慢して泣かんようになった?いつから俺のこと悲しい目でみるようになった?

    2008-05-19 15:27:00
  • 154:

    あき◆fawG5bjwfE

    しばらくして出勤前に翔に飯に誘われた。「あきーこっちや。まぁ座れ。」翔は俺を見ると個室に通した。『急にどないしたんすか?』 「最近お前が無理しとるように見えてな。」『別に無理はしてないですけど。』「前に言うてた旅行中の話聞いたか?」『あぁ…何か言ってましたね。そんなこと忘れてましたよ。』「そかぁ…聞きたいか?」『別に…売り上げもあげてるし気にはならないですけど。』「そうか。じゃあ聞き流す程度に聞いてくれ。」

    2008-05-19 15:45:00
  • 155:

    名無しさん

    気になるっ?

    2008-05-20 22:24:00
  • 156:

    名無しさん

    続き読みたいデス?

    2008-05-21 22:24:00
  • 157:

    あき◆fawG5bjwfE

    気になってくれてありがとうm(_ _)m
    ちょっと更新するわ☆

    2008-05-22 11:09:00
  • 158:

    名無しさん

    楽しみにしてます?リアルタイムやぁ?

    2008-05-22 11:14:00
  • 159:

    あき◆fawG5bjwfE

    「もうすぐお前誕生日やろ?最近お前調子よかったから従業員の中で客に色々ゆう奴もおってな…」『はぁ…。』「お前今まで客はらませた事あるか?」『ありますよ。最近やったらあいですね。でも仕事が仕事なだけに俺の子かわかりませんけど。』「そうかぁ…。お前山下さん覚えてるか?」『はい…。』「お前の留守中に久し振りに店に来てくれたんや。」『…。』「かわいい子供連れてな。」『???』「お前の子らしいわ…。検査証も見せてもろた。それで店に金要求してきたんや。」そこまで話すと翔はタバコに火をつけた。

    2008-05-22 13:08:00
  • 160:

    あき◆fawG5bjwfE

    従業員の妬みや僻みは夜の商売をし出してから嫌とゆうほど経験していたため、何とも思わなかった。翔が話した山下さんとは俺がまだ新人だった時に俺を支えて、一番に押し上げてくれた一番の太客だった。仕事で何をしているかはわからないが羽振りはよかった。初めて寝た【客】でもある。しばらくして俺に客がそこそこつきだしてから急に連絡が取れなくなりもう何年も経つ。翔の話を聞き頭が真っ白になった。

    2008-05-22 13:18:00
  • 161:

    あき◆fawG5bjwfE

    『で、山下さんは何て?』恐る恐る聞くと「店に1000万要求してきてそれができなかったらお前をこの街から消すらしい。」『…。』「俺は1000万用意するつもりや。お前はプレイヤーとしても人間としてもそれだけの価値があると思ってるしな。」『それじゃ…。』「心配するな。お前には今までようけ儲けさせてもろたからボーナスや思ってまずはイベント盛り上げてくれ。」翔はニカッと笑い席を立った。

    2008-05-22 14:51:00
  • 162:

    あき◆fawG5bjwfE

    翔がいなくなった席で俺はタバコに火をつけた。『はぁ…』深いため息がもれる。絶望と怒りと同時に翔の気持ちが嬉しかった。自分にそこまでの価値をつけてくれたが何より励みになった。(そういえば従業員の中に誰かしょうもない事吹き込みよる奴おるゆうてたなぁ…。)携帯を開き今までちゃんと見てなかった細客のメールにも目を通す。最近太客の常連ばっかり営業していた為来るか来ないかわからないような客のメールには関心すらなかった。

    2008-05-22 14:58:00
  • 163:

    あき◆fawG5bjwfE

    【また約束忘れてるやん?何回目よ?もう担当かえるから。久美】【助けて。連絡ちょうだい。】【今日店の子から聞いたし。もうすぐ誕生日イベやけど行かんしもう連絡してこんといて!けい】一週間分ほどのメールに目を通し嫌になって携帯を閉じた。『ホストクラブに何しにくるねん…。俺はお前等のツレちゃうぞ…。』店にも来ない客に苛立ちを感じた。

    2008-05-22 15:04:00
  • 164:

    あき◆fawG5bjwfE

    苛立ちがおさまらないまま店に行った。『おはようございまーす』ニコニコしながらせいじがあいさつしてきたが『おう。』と素っ気ない素振りをしてソファーに腰をおろした。携帯を開き客に営業メールを送る。送り先は店にも来ずにプライベートで会いたがるホストをわかっていない客達。
    【連絡できへんくてごめん。休み中色々ありすぎて精神的に弱ってた。○○にはそんなとこ見せたくなかったから連絡もできんかった。○○のメール見て弱い自分見せる事より○○が離れて行く事の方が辛いから今日店来られへんか?話がしたい。あき】

    2008-05-22 15:13:00
  • 165:

    名無しさん

    主さん?頑張ってね?完結させてね?これって実話ですか?

    2008-05-22 17:39:00
  • 166:

    あき◆fawG5bjwfE

    完璧実話です(^-^)
    もしかしたらどっかで会ってるかもな(笑)
    更新するわぁ☆

    2008-05-23 13:27:00
  • 167:

    あき◆fawG5bjwfE

    「ひどいっすねぇ…。その客…。名前は聞いたことあったけどえぐいわぁ…。」『俺が悪いんやけどな。オーナーにケツ拭いてもろたし俺に出来ることは今まで以上に頑張る事しかないねん。お前にも手伝って欲しいねん。』「わかりました☆反あきさんの従業員が何も言えへんぐらい売り上げしましょう☆」『ありがとな』充は話が終わると携帯を開き営業を始めた。充に話を聞いてもらい何かほっとした。俺も携帯を開き先ほど送信したメールの返信に目を通した。

    2008-05-23 13:39:00
  • 168:

    あき◆fawG5bjwfE

    【受信:8件】
    【いつも頼ってばっかりなんやからそんな時ぐらい私にも甘えてよ。今日仕事終わったら行くからそれまで無理せんようにね。】【今更何なん?】【わかった☆】【じゃあ店の子が言ってた彼女ってなんなん?】【今日店行ったらアフター行ける?店じゃない所でゆっくり話したいな。】

    2008-05-23 13:48:00
  • 169:

    あき◆fawG5bjwfE

    それからも続々とメールの返信があった。もうめんどくさいとは思わず、マメにメールを続けた。営業時間となり開店と同時に俺の客が2組入ってきた。昼職のゆうとその友達のまひろ、学生キャバ嬢のゆかりとその友達菜々子。ゆうはメールを送った滅多に来ない客の一人である。ゆかりに断りを入れゆうの席についた。

    2008-05-23 13:54:00
  • 170:

    あき◆fawG5bjwfE

    『久しぶりやなぁ☆』「本間にあきからメール来たんも久しぶりやわ(笑)」嫌みっぽくゆうが言う。『俺も色々あってんやぁ。俺やって人間やでぇ。』ちょっと甘えたようにゆうに絡んだ。「何があったんよ?私にやったら話せるやろ?」『本間になぁ…。俺、夜仕事してる客ばっかりやから、同業やし気張ってしまうしな、まともな返事返ってこーへんし。』と言うとゆうは嬉しそうに、「そらそーやろ(笑)風俗なんか行ってる女にまともな神経してる人間なんかおらんやろ(笑)」
    ゆうはその後も人と比べながら自分の位置を確認して優越感に浸り楽しそうに過ごしていた。
    俺は最初からゆうが苦手やった。誰かと常に自分を比べながら自分の幸せを測っていた。自信があるように見えるが常に誰かを見下し虚勢を張っていた。俺は体を売って金を稼ぐ奴より、人を騙して体を作る奴より、ゆうのような心の貧しい奴が一番嫌いだった。

    2008-05-23 14:17:00
  • 171:

    あき◆fawG5bjwfE

    『ゆう、充ヘルプに付けるからちょっとだけ仕事してきてええか?』「うーん…。充やったらええよ☆すぐ帰ってきてな♪」やっとゆうの席から離れられた。二時間付きっぱなしと言うのに抜きものは一本も入らず、安い焼酎をチビチビ飲んでいる。気を取り直しゆかりの席へ向かった。案の定そっぽを向きかなり機嫌は悪そうだった。『ゆかりー久しぶりやん♪』「後30分ほったらかされたら帰ってるとこやったわ!」

    2008-05-23 16:38:00
  • 172:

    ゆう

    174のゆうです?
    この小説ホンマに好きです
    主サンと何処かで会ってるカモですね?コレからも応援してます?

    2008-05-24 04:26:00
  • 173:

    ゆう

    小説に出てくる、ゆうサンとは全然関係ナイです?
    自分の名前なので?
    なんかややこしくてゴメンナサイ?

    2008-05-24 04:35:00
  • 174:

    あき◆fawG5bjwfE

    ゆうちゃん読んでくれてありがとー☆
    更新するわー

    2008-05-24 11:30:00
  • 175:

    あき◆fawG5bjwfE

    ゆかりはそういうと自分の隣をぽんぽんっと叩き『まぁ座りやー』とにかって笑った。俺はゆかりが結構好きやった。体の関係もなくプライベートな相談なんかもよくしてた。いつも心からは笑っていない寂しそうな顔はどこかトキと似ていてどきっとしてしまうことが多々あった。ゆかりの横に座り『はぁー。』っと深いため息をつく。「あんたばり失礼やなー(笑)私の隣来たとたんため息って(笑)」ゆかりは笑って俺をつついた。

    2008-05-24 11:40:00
  • 176:

    ゆう

    待ってます?

    2008-05-27 20:59:00
  • 177:

    あき◆fawG5bjwfE

    あげてくれてありがと☆更新するー(・∀・)

    2008-05-27 22:07:00
  • 178:

    あき◆fawG5bjwfE

    菜々子はやすと楽しそうにしゃべっていた。ゆかりは心配そうに俺をのぞき込み「飲むか?」とニカッと笑った。『いやいやええって。ゆかりも締め日前やろ?気使うなや。』「たまーの贅沢やんか☆ドンペリのピンク持ってきてー♪」俺の話を聞かずゆかりはドンペリを入れた。賑やかなコールの中で楽しそうに笑っていた。ドンペリを飲み干し「やっぱドンペリって何回飲んでもおいしいもんぢゃないよなぁ(笑)」と俺をみて笑った。「それでどないしたん?売れっ子ホストのあきちゃん(笑)?」落ちている俺をいつもゆかりは見逃さない。ゆかりはそうゆう奴やった。

    2008-05-27 22:18:00
  • 179:

    あき◆fawG5bjwfE

    ことのいきさつを事細かに話した。「…うん。…うん。」俺の話にゆかりは耳を傾け、いつものように俺を肯定も否定もせず俺の胸の内を黙って聞いてくれた。『俺が今出来ることは仕事でオーナーに恩返す事ぐらいしかできへん。』最後にそうゆうとゆかりは「そかぁ…。あきがやらなあかん事わかってるんやったら新人の時みたいにがむしゃらに死ぬ気でやりや☆」と肩を叩いた。俺その時どんだけ気持ちが楽になったかわからへん。だって他の客にやって言えるわけないし、結局トキにも傷つけたくないからって都合のええ自分の言い訳で言えへんと思う。てか絶対言えん。トキ失う事の方が嘘つき続けるより辛い。本間にださいな。俺。

    2008-05-27 22:30:00
  • 180:

    あき◆fawG5bjwfE

    それから何組か俺の客来てくれてクルクルクルクルフル回転やった。
    営業前にメールを送った困った客の一人ミキ。
    『メール見てくれた?』騒がしい席で耳元で話す。「見たよ。心配で来ちゃった…。」顔を赤らめながら下を向く。『連絡できんくて本間にごめんな。でもな俺もこんな仕事してるけど一人の男やねん。惚れた女に弱い姿は見せたくないねん…。って俺かっこええなぁ(笑)』照れ隠しのふりして笑った。「えっ?…でも誰にでもゆってるんやろ?」ミキはあきれたように俺を見た。『何でやねん。普通ホストゆうたら営業してくるやろ!?俺ミキに店来いゆうたことあるか?』「…。」『俺のこと嫌いなんやったらゆうてくれ。担当変えてかまへん。俺やってそこまでゆわれたらちゃんと引くし…。』「…きやで。」『えっ?』「好きやで!ずっとあんたの事考えてるわ!やのに連絡もくれんし意味わからへんし…。」ミキは何か言葉を待っているかのようにグラスの縁を指でなぞっている。俺側の手はソファーに残しながら。ミキの手を卓の下で握りしめ耳元で『俺の彼女になってくれる?』って言った。ミキは恥ずかしそうに首を縦に振り俺の手を握り返した。

    2008-05-27 22:48:00
  • 181:

    あき◆fawG5bjwfE

    アフターを終え客にお礼のメールを送りマンションに帰ったのは昼だった。トキは仕事に出ていて家にいなかった。キッチンのテーブルにはラップのかかった朝食?が並べられていた。味噌汁を温め一人でぼんやりと飯を食らう。《昨日は長い一日やったなぁ…。》そんなことを考えながら昨日アフターで抱いた客の事を思い出した。【店以外の場所で話聞くわ】そんな事を言いながら結局たどり着くのはラブホテル。話聞く気ないやん(笑)何回も何回も求めてきて欲求不満なんやろか?下品な女。
    これからは金使ってくれるかな?これからのアフターめんどくさっ…。そんなことを考えながらソファーで寝てしまった。

    2008-05-27 23:11:00
  • 182:

    あき◆fawG5bjwfE

    「…きっ!あきっ?」何か声がする。いい匂い。「あきってば!」うっすら目をあけるとトキが仕事を終えて帰ってきてた。『おぅ…おかえりぃー。』寝ぼけた体を起こした。「あんたベッドで寝ーや。疲れとれへんで?」呆れたようにトキがブツブツゆってる。『一緒に寝よーや。』トキを抱きしめようとするとするっと身をかわし「酒臭いわ(笑)」って笑った。他愛もない話して風呂入ってベッドで寝た。一人で(笑)本間につれへん女やで、お前は。

    2008-05-27 23:21:00
  • 183:

    あき◆fawG5bjwfE

    出勤の二時間前アラームで目が覚めた。横を見るとやっぱりトキはいなかった(笑)トキは隣の部屋で雑誌を読んでた。「おはよー☆」『おはよ。何見てるん?」『雑誌やん(笑)明日買い物行こうと思って♪夏服バイト先の子と買いに行くねん☆給料ももらったしぃ〜♪』茶色の給料袋をひらひらさせながらトキは上機嫌やった。『へぇ〜。バイト楽しそうやなぁ♪今度充らと茶飲みに行くわぁ☆』「あかーん!メイド喫茶みたいな服やねんもん(笑)店長センスなさすぎやわ(笑)」トキは笑いながら制服をつまんで見せた。『本間や(笑)今度絶対笑いに行くわぁー。』「シネー(笑)」そんなやりとりをしながら出勤までトキとじゃれていた。出勤前キッチンのテーブルに10万おいて家を出た。《昼の給料やったら欲しいもん買われへんやろから自由に使ってな》って置き手紙して。タクシー乗った瞬間すぐ電話かかってきたけど(笑)「あんなあのお金なんやの?」『いや…買い物行くゆうとったし…。』「はぁ?」『好きなもん買ってくれたらええなぁ思って…。』「あんたあほちゃうん?金なかったらないような生活出来るしそんな惨めなことしなや!」『ごめん…。』何か切れられてるんですけ(泣)
    自分がしたことに激しく後悔し黙りこくる俺に「今日は帰ってきたらたっかい肉でステーキしたるわ(笑)ありがとうな。」とトキが言ってくれた。『やったー♪』タクシーのおっちゃんが振り返るほど大きな声で叫んでしまった。『今日ははよ帰るから起きててなー☆』「ハハハわかったわかったー。期待せんと待ってるわ☆」そう言って電話を切った。

    2008-05-27 23:44:00
  • 184:

    あき◆fawG5bjwfE

    見慣れた街をすり抜け俺はまた先程とは違うホストの仮面をつける。店に入りまたいつもの毎日が始まる。『お前だけやしな』『何でわかれへんの?』『お前に気持ち伝える為の言葉が今あるのやったら薄っぺらすぎて伝えられへん』…くさっ(笑)こんな昭和の映画みたいな言葉酒飲んでたら【特別な言葉】に聞こえるんやな。みんな病んでるわ(笑)
    安っぽい見栄やプライドに汚い欲。偽物の俺に安っぽい言葉。お似合いやな。

    2008-05-27 23:54:00
  • 185:

    あき◆fawG5bjwfE

    今日のアフターの相手は奈々やった。店でさんざん派手に金を落とし酔いつぶれてしまった。《ちゃっちゃと終わらして帰ろ…。》トキを気にしながら奈々のマンションへ向かった。『なーな、ついたよ。』「…ん。奈々の家?あきの家?」『奈々の家やで。』「んー…ぢゃあ帰らへん。」ぐずる奈々を抱き抱え奈々の部屋へ向かった。「奈々、あきんち行きたいなぁ…」と悲しそうに言った。『ここは奈々と俺んちやろ。』とびっきり極上の優しい声で奈々に言った。ぱあっと表情が明るくなり奈々は笑った。髪を撫でながら奈々が眠るまで見届けるとマンションを足早に後にした。

    2008-05-28 00:05:00
  • 186:

    あき◆fawG5bjwfE

    自宅マンションに着いたのは朝の七時だった。《トキ寝てるやろなぁ…》申し訳なさで一杯の気持ちで玄関をあけた。「あホストお帰り〜」いつものスウェットでトキは笑ってた。『…おっ、起きて待っててくれたん?』「ハハハ自意識過剰やなぁ(笑)トイレで目が覚めたんやー☆」意地悪っぽく笑ってた。
    そんなわけないやん。味噌汁も湯気たってるし皿に盛られたレタスも水滴ついてるし。何よりトキの白い綺麗な肌は目の下のくまがよく目立つやん。何でそんな意味ない嘘つくねん、お前は。

    2008-05-28 00:14:00
  • 187:

    あき◆fawG5bjwfE

    トキは結局そのまま友達と買い物に行った。俺は見送り眠りについた。《もうすぐ誕生日かぁ…。》二ヶ月後に控えた誕生日を目前に大きなプレッシャーに押しつぶされそうだった。そして気が付けばトキと暮らし始めてからもう半年が過ぎていた。

    2008-05-28 00:31:00
  • 188:

    あき◆fawG5bjwfE

    禁止ワードって何?
    書かれへん(;´д⊂)
    俺の思い出日記とりあえず今日は中断しとくわ☆おやすみぃ☆

    2008-05-28 01:29:00
  • 189:

    名無しさん

    お疲れ様です?
    すごい生々しい夜の世界が分かります?
    応援しているのでこれからも頑張ってください?

    2008-05-28 01:50:00
  • 190:

    名無しさん

    トキちゃんいい女?
    更新楽しみにしてます??

    2008-05-28 05:32:00
  • 191:

    ゆう

    めっちゃ更新されてて嬉しいよぉ?トキちゃんみたいになりたいよ?続き楽しみにしてます?

    2008-05-28 16:31:00
  • 192:

    あき◆fawG5bjwfE

    みんなみてくれてありやとー( ´∀`)
    てかトキが誉められたら異様にテンションあがってしまうわぁ(=°ω°=)ちょっとだけ更新するわー(・∀・)

    2008-05-28 18:33:00
  • 193:

    禁止ワードって本間に何(T_T)??
    そんな卑猥な事書いてないのに(x_x;)
    調べてきてまた更新するわースマソ" " "08/05/28 18:39

    2008-05-28 18:39:00
  • 194:

    名無しさん

    禁止ワードってなんやろ?

    2008-05-29 03:24:00
  • 195:

    あき◆fawG5bjwfE

    誕生日まで後一ヶ月のある日、トキから営業中に着信があった。出会ってから初めての事だった。その日もあいかわらず俺は色カノ達のご機嫌取りに忙しく席を回っていた。気になっていたので客の送り出しの際、トキに電話をかけた。呼び出し音が数回鳴りトキは電話にでた。「…あき、仕事中に電話してごめんな。」明らかに声が暗い。『どないしたん?』「…今日…バイト先に…あいつが来て…。」『えっ?あいつって誰?ごめんやけど今忙しいから帰ったら話聞くわ。』と言い電話を急いで切った。

    2008-05-29 11:53:00
  • 196:

    あき◆fawG5bjwfE

    「あき〜久しぶりやん♪今電話しようと思ってたのにー。」あいが嬉しそうに前から歩いてきた。トキを気にかけながらも携帯をポケットに押し込み『テレパシーやな☆』と笑いあいの手を引き店へ戻った。

    2008-05-29 12:01:00
  • 197:

    あき◆fawG5bjwfE

    その日の俺の客は負けず嫌いなゆき。マイペースなあい。令嬢のハナ。そしてやきもちやきのミキ。見ての通り組み合わせがとてもよろしい(笑)
    案の定俺を取り合うかのように待たされている客は競うようにシャンパンを入れた。店内ではコールが鳴り止むことはなくわいていた。騒がしい店内で俺はプレイヤーとして満ちあふれた心地よさを感じでいた。営業時間が終わり俺は酔いつぶれて店内で寝てしまった。薄れゆく意識の中で翔が近づいてきた。「俺の目は間違ってなかったわ。お前は店の本物の看板や。」って言ってくれている。『ありがとうございます』って言いたいのに体が動かへん…。翔が何かまだしゃべってるけどもう聞こえへん…。

    2008-05-29 15:02:00
  • 198:

    あき◆fawG5bjwfE

    目が覚めたのは昼過ぎやった。重たい体を起こしながら俺は自宅のマンションに戻った。玄関に手をかけた瞬間昨日のトキの電話を思い出した。《うわぁぁ…トキなんやったんやろ…》ドキドキしながら部屋に入った。トキは休みやったみたいでソファーにちっちゃくなって寝てた。俺が近づくとびっくっと体を震わせ体を起こした。「あっ…おかえりぃー☆」トキはにっこり微笑んだ。『ただいま…。てか店で寝てもとってん、ごめん…。昨日の話やけど…。』「あぁ、あれもう大丈夫やねん☆変な心配させてごめんなー。今大変な時期やしな☆てか昨日は店どうやったん?」トキは俺の話を遮り大丈夫だと笑った。バカな俺は最近の仕事が調子いいことが嬉しくてトキに話した。翔の事も話した。もちろん山下さんの話はできなかったけど。トキはにこにこ笑いながら昼飯を作ってた。

    2008-05-29 15:12:00
  • 199:

    あき◆fawG5bjwfE

    俺は話疲れ飯を食ってまた寝てしまった。トキは知人と会う約束があると言い出て行った。
    出勤時間ギリギリまで寝て目が覚めたらトキが俺の横でちっちゃくなって寝てた。俺の腕にしっかり掴まりスヤスヤ寝てた。その姿がかわいくて愛しくてトキにキスした。トキは目を覚まし、「おはよう」ってかすれた声で言った。またそれがかわいくて俺は小さな小さなトキを抱いた。誕生日終わるまで忙しくて帰るのが遅くなるとか構えへんってゆう申し訳なさとトキが欲しくてしょうがないってゆう男の性。その時は何とも思ってなかったけど、今思うとトキは俺に抱かれる度泣いていたんやな…。

    2008-05-29 15:23:00
  • 200:

    あき◆fawG5bjwfE

    それからも仕事は順調で俺はほとんどトキと顔を合わせることがなくなっていた。客と買い物に行ったり飯行ったりセックスしたり毎日忙しかった。朝方フラフラしながら家に帰るといつもニコニコしながらトキは味噌汁を温めていた。家にあまり帰らない俺に何も聞かなかった。ただ俺の話に頷き笑ってた。申し訳ないと思う反面、誕生日が終わったらトキを大事にしようって今はしょうがないって自分に言い聞かせていた。そして俺はトキを何度も抱いた。それなのにトキが痩せてきたことにも気づかなかった。

    2008-05-29 15:32:00
  • 201:

    名無しさん

    あげ?

    2008-05-30 20:48:00
  • 202:

    名無しさん

    あげ?

    2008-05-30 20:49:00
  • 203:

    名無しさん

    あげ?

    2008-05-30 20:51:00
  • 204:

    あき◆fawG5bjwfE

    (°∇°;)?
    あげ三連発(・∀・)??
    ありがとー更新するわー

    2008-05-31 10:30:00
  • 205:

    あき◆fawG5bjwfE

    先にゆっとくわ。一瞬でもトキが勘違いされたら嫌やから。シャブとかじゃないで。トキは絶対そんなんに逃げへん奴やから。ちょっとしてから気づいたんやけどトキきつい拒食症みたいなんになってた。ある日家に帰ったらトキがトイレで汗びっしょりかいて倒れてたんや。青白い顔してうつろな目で俺の顔見てそんな時でも「おかえりー」って笑ってた。

    2008-05-31 10:35:00
  • 206:

    あき◆fawG5bjwfE

    『おいっ!?どないしてん!?』「んっ?わらび餅食べ過ぎて気持ち悪くなってもた(笑)」そうゆうとフラフラしながらキッチンに立ちいつものように味噌汁を温めだした。その姿が痛々しくて歯がゆくて俺は何とも言えない気持ちになった。《もうやめてくれや…。》俺は限界だった。何を聞いても「大丈夫」って笑うトキ。決して俺にも弱い姿を見せないトキに理不尽な苛立ちを感じた。『俺タバコ買ってくるわ。』と言い家を出た。《なんやねん…》

    2008-05-31 10:43:00
  • 207:

    あき◆fawG5bjwfE

    その日から俺全く家に帰らんようになった。毎日客の家に転がり込んでた。俺がトキを苦しめてるって思ってたから。
    違うかったんやな…。誕生日の日にわかったわ。お前が飯食えんようになるぐらい辛かったこと。

    2008-05-31 10:47:00
  • 208:

    あき◆fawG5bjwfE

    8月3日
    「今日はうちのNo.1の誕生日や。ここ最近特に好調やし今日は今までで一番忙しいと思う。今日の目標売り上げは1500万や。みんな頑張ってあきを支えてやってくれ。」翔の言葉でミーティングが終わった。みんなそれぞれ予約客のテーブルのセットをしたり打ち合わせをしたりしている。「あきさんついにきましたねー。表の花すごいっすよ?見ました?」充が興奮気味に話す。『いや…見てない。花より売り上げのが大事やからな(笑)』「確かね(笑)でも山下さんから花きてたんはびっくりしたけどね。」『えっ?』「階段の下にでっかいのきてましたよ。」充が心配そうに俺をみる。『今日のイベント荒れそうやな…。』そう言うと俺はタバコに火をつけた。「あきーっ!ちょっと事務所来てくれー。」翔が呼んでいる。『ごめんな。ちょっと行ってくるわー。』充を残し事務所へ向かった。

    2008-05-31 11:00:00
  • 209:

    あき◆fawG5bjwfE

    事務所に入ると翔が難しい顔をしている。『どうしたんですか?』「おう…いやぁ……山下様が今日来られるそうや。」『えっ?』「お前の誕生日を祝いたいそうや。タワーの予約も入ってる。しかもゴールドや。」『はい…。』「金払っておとなしくなった思ったんやけどあの人はひかんなぁ…。」『はぁ…。』「いけるかぁ?」『はい!ゴールドでしょ?断る理由がないですよ(笑)』「そうゆうてくれる思ってた。今日は頑張ってくれよ!」翔は俺の肩を叩いた。店内に戻るとテーブルは予約客のセットで一杯だった。

    2008-05-31 11:11:00
  • 210:

    名無しさん

    今日はもう終わりですか?

    2008-05-31 12:14:00
  • 211:

    ゆう

    更新されてたぁ?頑張ってね?

    2008-05-31 13:20:00
  • 212:

    名無しさん

    あげー?

    2008-05-31 21:58:00
  • 213:

    シズコ

    トキが気になる?ハラハラしてくるゎ?

    2008-06-01 01:14:00
  • 214:

    名無しさん

    アゲアゲ?

    2008-06-02 10:38:00
  • 215:

    あき◆fawG5bjwfE

    読んでくれてありがとー更新しまっ(`・ω・´)

    2008-06-03 18:17:00
  • 216:

    あき◆fawG5bjwfE

    その後やすやせいじらのヒップホップダンスが披露された。軽快な音楽に合わせ客も体を揺らし盛り上がっている。
    しばらくしてゆきが帰ったので、あいを迎えに外へでた。携帯を開きあいに電話しようとすると懐かしい顔が俺を見ていた。『山下さん…。』「あき久しぶりやね。元気そうで何よりやわ。」『ご無沙汰しております。今日はご予約いただいたみたいでありがとうございます。』「何よー?他人行儀やね。本間にええ男になったわ。」『ありがとうございます。』とだけ言うとあいから電話がかかってきた。『すみませんが他のお客様をお迎えに出てきましたので仕事に戻ります。後でお会いするのを楽しみにしております。』と頭をさげあいを迎えに行った。

    2008-06-03 18:45:00
  • 217:

    あき◆fawG5bjwfE

    あいを迎えに行くとあいは抱えきれないぐらい大きな花束をもって「誕生日おめでとー☆」って笑ってた。あいの薄手のシャツの袖からもすっかり薄くなった無数の傷が見えた。最近は自分を傷つけることはなくなっていた。『あいー本間にありがとー☆ってかこんなでかい花恥ずかしいわ(笑)』そんな事を言いながら店に戻った。

    2008-06-03 18:58:00
  • 218:

    ちえ

    頑張って下さいね??応援してます(`・ω・)?

    2008-06-03 20:11:00
  • 219:

    あき◆fawG5bjwfE

    ちえちゃんありがとー☆>>230続き
    相変わらず店内は賑わっていた。あいの手を引きVIP席へ案内する。『来て早々やけど俺出てる間に客来てるからあいさつだけしてくるわー』「うんいいよー行ってらっしゃーい☆」充と大地をつけ席を離れた。向かった先は事務所。【ガチャッ】『失礼します。』「なんやねん!?びっくりしたー(笑)」翔が売り上げを計算しながら目を丸くしていた。『さっき下で山下さんと会いました。』「さっき電話があった。VIPがあいたら連絡が欲しいそうや。」『わかりました。オーナーもついて下さいね。』「おう!任しとけ☆お前と席につくんなんか二年ぶりぐらいか…。」『お願いしますね。じゃあ俺戻ります。』頭を軽くさげ事務所を後にした。店内を見渡すとどの客も俺を見ている。《もうちょっと待っててくれ。すぐ行くから。》誰とも目を合わせないようにあいの元へ戻った。

    2008-06-03 22:05:00
  • 220:

    あき◆fawG5bjwfE

    シャンパンをボトルのままあおりフラフラしながら客に愛想を振りまく。どの席に行っても「あき酔いすぎー(笑)もっと酔わせたるわ(笑)」ってシャンパン入れてくれた。顔は笑ってても《1500まで後どれくらい?後何本?》って酒で満たされすぎた体が俺に尋ねてた。《わからんー。もうちょい頑張ってくれー。》自分の体を励ました。あいは二時間ほどしてチェックした。きっと入り口で待つ他の客を気にしてだろうと思う。

    2008-06-03 22:27:00
  • 221:

    あき◆fawG5bjwfE

    ごめん今日はここまでにするわー。リンカーンみたいねん(笑)

    2008-06-03 22:28:00
  • 222:

    ゆな

    ホスト大嫌いでそぉいう店に行く事ないねんけどはじめて読んだけどこの小説おもしろい?頑張って完結してねっ?

    2008-06-04 04:06:00
  • 223:

    名無しさん

    みてるよぉ??

    2008-06-05 21:34:00
  • 224:

    名無しさん

    たのしみぃ?

    2008-06-06 10:04:00
  • 225:

    あき◆fawG5bjwfE

    ちょっとだけ更新するわー( ´∀`)

    2008-06-06 16:55:00
  • 226:

    あき◆fawG5bjwfE

    >>234続き
    あいが帰った後の店内は落ち着いた雰囲気に戻った。みんな思い思いに楽しんでいる。店内には普段顔を見せない翔の姿があった。「大丈夫か?」酒に飲まれつつある俺を心配して見に来てくれたようだ。『はい…。結構今日はやばいっすわ。』かすれた声で精一杯答える。「後10分程で山下様が来られるそうやわ。顔洗ってこい。」『はい。』翔の一言で酔いも一気に覚めた。トイレに向かい顔を洗う。見たことのないぐらい疲れたひどい顔。何となくトイレにおいているひげ剃りでひげを整え歯磨きをして店内に戻った。「あきさんの接客目にやきつけときますわ」充が肩をたたいた。

    2008-06-06 17:05:00
  • 227:

    あき◆fawG5bjwfE

    【いらっしゃいませー!】従業員達の大きな声に背筋が伸びる。「山下様先日はどうも。おまちしておりました。席へ案内させていただきます。」翔がVIP席へ案内している。山下サンは古株の従業員に愛想を振りまきながら席へ向かった。『お久しぶりです。山下様』俺が席に向かうと「隣に座ってくれる?」と言い俺の席をあけた。『失礼します。』山下サンの隣についた。「いい男になったわねぇ…。」『ありがとうございます。山下様。』「山下様山下様って今はもう違うのよ。」『えっ?』山下サンは意味深に微笑んだ。「例のことが原因で離婚したの。」『…。』「でも責任を感じることはないわ。一番愛しいあなたの子供がこの年になって産めたことが何より幸せだから。」『申し訳ありませんでした!俺が不甲斐ないばっかりに、ご迷惑おかけしまして…。』深々と頭を下げると「オーナーから誠意は頂いたからもうやめましょ。」とにこっと笑った。

    2008-06-06 17:17:00
  • 228:

    あき◆fawG5bjwfE



    シュヤマ??

    2008-06-06 17:33:00
  • 229:

    あき◆fawG5bjwfE

    酒の回った朦朧とした意識の中で何かひっかかるものを感じながら俺のバースデーイベントは翔の掲げた目標をはるかにうわまる2500万で大成功に終わった。「お疲れさまでしたー」充とたくみに担がれ俺は朝方マンションに戻った。玄関をあけるとトキの心配そうな顔が見えた。「あきっ?大丈夫?」『大成功やったでぇ〜やっと終わったわぁ〜』「よかったねぇ♪お腹すいてないの?ご飯は?」『…んーいらん…。』「じゃあとりあえず中はいろ…。」トキが話し終わる前に俺はトキの唇をふさいだ。「んっ…苦しいって…」『久しぶりやしええやんかー。めっちゃ好きやぁ』俺は玄関先でトキの服をはだけた。「やめてよ!ちょっ…本間やめてよ!」『無理やって…』目に留まったのは無数の打撲後。俺が呆然とする下でトキは泣いていた。

    2008-06-06 18:48:00
  • 230:

    あき◆fawG5bjwfE

    最近俺がしようとすると電気を消して真っ暗にしていたから気づかなかった。打撲後は腕、足、腰全身にあった。『ちょっ…どないしてん?』「こけてん…。」すすり泣きながらトキが答える。『んなわけないやろ?誰にされてん!?』声をあらげて聞くと「こけたってゆってるやん!」俺をにらみつけてトキが答えた。その言葉に酒の勢いもあり俺の中で何かが切れた。『お前ええ加減にしろや!何で何も言わへんねん?お前の彼氏は俺違うんか?そんな俺が信用できへんのやったらもう出て行けや!』俺をにらみつけていたトキは目をそらし何も言わずに部屋に戻っていった。

    2008-06-06 18:55:00
  • 231:

    名無しさん

    あげ??

    2008-06-06 18:57:00
  • 232:

    あき◆fawG5bjwfE

    『くそっ!』やっとイベントと終わったのにめっちゃ頑張ったのにこれから大事にできると思ったのに結局想ってるんは俺だけやんか…。トキは俺に心開いてくれへん。何でやねん。本間胸くそ悪い。

    2008-06-06 18:59:00
  • 233:

    あき◆fawG5bjwfE

    俺がイライラしながらリビングで転がっているとトキが部屋から出てきた。何も言わずに差し出された一枚の写真を手に取り見る。トキと思われる小さな女の子と隣で笑うお母さん…。
    いや…山下さん。

    2008-06-06 19:02:00
  • 234:

    あき◆fawG5bjwfE

    『…。』言葉のでない俺にトキが静かに答えた。「この人知ってるよね?」コクンと頷く俺。「私の母親なんや。」『…。』黙り込む俺をよそにトキは淡々と続けた。「ちょっと前に山下…私の新しい父親な、がどうやって知ったんか知らんけどうちのバイト先に来てん。」俺は一ヶ月前ぐらいのトキの電話を思い出した。「山下ね前の借金がなくなったってなったらまた借金作ったみたいで私に小遣いせびってきたんや。」『…。』「お金がないこと言ったら次は体要求してきた…。拒否したらお母さんの話持ち出してきて…。『お前の母親は淫乱女や』って…。おばあちゃんに全部話すって言われて山下を拒むことが出来んかった…。」そこまで話すとトキはタバコに火をつけた。

    2008-06-06 20:51:00
  • 235:

    あき◆fawG5bjwfE

    泣きもせず笑いもせず凛とした横顔は初めて会った時のように冷たく凍り付いていた。「あきと出会ってから気づかん内にはまっててん。あきにじゃなくて幸せに…。今まで汚いおっさんのもん舐めて金もらってたくせに山下にやられる時拒否反応でて暴れまくってやった。けど動けなくなるまでどつかれて蹴られて結局汚された。体だけじゃなくて心も壊れてしもた…。そんな事がここ最近続いてる…。」

    2008-06-06 21:05:00
  • 236:

    ちえ

    そんでそんでッッ??
    続き気になるぅ??

    2008-06-06 23:13:00
  • 237:

    ゆう

    あきさん、久しぶりです
    予想もしてない展開でびっくりです。これが実話なんて…
    悲しいです

    2008-06-07 03:35:00
  • 238:

    あき◆fawG5bjwfE

    てか俺誰かばれてきた(T^T)
    知り合いから二件ほど問い合わせが( ̄□ ̄;)!!
    わかる人出てくると思うけどここには書き込まんといてな(笑)
    どうしても完結させたいんでm(_ _)m

    2008-06-07 11:56:00
  • 239:

    あき◆fawG5bjwfE

    「はぁ…全部話したらすっきりしたけど苦しいな(笑)このことお母さんには言わんといてな。山下にもあきと私がいる事はばれてないみたいやし…。このまま私消えていくから。幸せ教えてくれてありがとう。今までここにおいてくれてありがとう…。」そうゆうとトキは何も持たずに家を出て行った。写真を見つめ呆然とする俺。トキの言葉が頭を巡り体が動かない。玄関先で最後すら気を張りつめた凛とした横顔が悲しくて俺は声を出して泣いた。追いかけたいのに追いかけてかける言葉も見つからずただトキを思い泣き続ける事しかできなかった。

    2008-06-07 12:06:00
  • 240:

    あき◆fawG5bjwfE

    財布も持たずに出て行ったトキはまたひょっこり戻ってくるって思ってた。戻ってきたらガスにかかってる味噌汁の鍋温めて「ネギちゃんと食べや。」って笑ってる気がしてた。いつも見過ぎて見慣れすぎた光景がまた繰り広げられるような気がしてた。トキの部屋からは【happybirthdayあき】と書かれた小さな包み箱が出てきた。あけてみるとペアのモーニングセット。誰かとご飯を食べるのが幸せだとよく話していたトキ。この一年の間どれだけお前と向き合って飯食ったかな…。こんなトキの囁かな小さな幸せすら守ってやれんかった…。

    2008-06-07 12:18:00
  • 241:

    名無しさん

    あの……
    トキさんはあきさんの子供だったという事ですよか?
    間違ってたらすみません

    2008-06-12 03:36:00
  • 242:

    名無しさん

    絶対ちゃうやろ?。トキは山下さんと前のだんなさんの子供ちゃう?

    2008-06-12 07:35:00
  • 243:

    名無しさん

    256の頭悪さにワロタ?

    2008-06-13 03:00:00
  • 244:

    名無しさん

    ↑違うってのは大体分かってるが、念のために聞いただけ
    お前にいちいち言われる筋合いないわぼけ

    2008-06-13 09:53:00
  • 245:

    名無しさん

    だいたいしか分かってないんや。笑 頭悪っ?

    2008-06-13 12:05:00
  • 246:

    名無しさん

    考えんでも年齢的にわかるやんな〜。

    2008-06-13 17:26:00
  • 247:

    あき◆fawG5bjwfE

    みんなあげてくれてありがとー(・∀・)久しぶりに更新するわー
    >>255続き
    トキが出て行ってから毎日何となく過ぎていった。ホストはやめなかった。翔やイベントを盛り上げてくれた沢山の客を裏切りたくなかったから。でも本間の理由は【ここにしか居場所がなかった】から。

    2008-06-14 18:34:00
  • 248:

    あき◆fawG5bjwfE

    「おはよーございますっ」店に入るとサイズの合ってない借り物のスーツに身を包んだ新人のナツオがいた。『おはよ。お前今度うち来いや。着てないスーツなんぼか持って帰れ(笑)』「えっ!?いいんすか??やったー!!俺あきさんちに行ったら写真撮りまくりますよ(笑)」『なんでやねん(笑)まぁ今日も一日きばれよー☆』「はいっっ!」定位置のソファーに行くまでに何人かの新人に声をかけた。ソファーに腰をおろしタバコに火をつける。今までだったら考えられへんかった俺が今ここにいる。人に興味のなかった俺が今教育係をしてるし(笑)教育係を始めた時充にめっちゃ笑われた。

    2008-06-14 18:44:00
  • 249:

    あき◆fawG5bjwfE

    それはトキがおらんようになったからじゃなくて人との繋がりが沢山欲しかったから。いややっぱりトキおらんようになって寂しくなったからやわ(笑)。ナンバーも落ちることなかったしこの仕事天職やなぁって思い始めてた。トキがおらんようになった時間埋めるように忙しい毎日を送ってた。

    2008-06-14 18:49:00
  • 250:

    あき◆fawG5bjwfE

    営業時間になり俺は同伴へ向かった。相手はゆかり。『ゆかりごめんっっ遅なってもて!!』「ええよええよ♪あき最近忙しそうやし。」ゆかりはニコニコしながら俺の脇をつついた。居酒屋に向かい席に着くと二人でビールを頼んだ。「お疲れー」【カチン】よく冷えたジョッキが心地よい音を鳴らす。『うまぁー』「本間にな(笑)」ゆかりとは未だにいい関係を保っていた。俺的にはギリギリ(笑)トキがおらんようになってゆかりとおること多くなって寂しい時甘えたくなるけどゆかりは俺に隙を見せなかった。本間にええ女やな。

    2008-06-14 18:57:00
  • 251:

    あき◆fawG5bjwfE

    会話も弾み酒も回ってきた頃ゆかりが話を切りだした。「あき最近辛そうやで。ちゃんと笑ってないもん。」『何でー?仕事もプラベも充実してるし特に何もないけどなー。』「本間に?何かあきの中空っぽみたいやで?何か大事なもん失したみたいな…。」『空っぽ?そんな事ないわー。毎日詰め込みすぎて一杯いっぱいやし(笑)』「ふーん…。」ゆかりは腑に落ちない顔でビールを飲み干した。ゆかりの言ってる事わからんかった。毎日忙しすぎて充実してるし接客に手抜く事もなかったし。【大事なもの】ってなんやろ?って思うぐらいわからんかった。わからんかったんじゃなくてわからんようなふりしてたんかもしれんけど。充実何かしてないけど充実してるふりしてたんかもしれんけど。楽しくなんかないけど楽しいふりしてたんかもしれんけど。ゆかりに気あるつもりでふりやったんかもしれんけど。

    2008-06-14 19:07:00
  • 252:

    あき◆fawG5bjwfE




    お前がおらんようになってから…

    2008-06-14 19:09:00
  • 253:

    あき◆fawG5bjwfE

    自分に嘘ついて仮面で固められた俺の素顔をゆかりに見透かされ動揺する俺。『で、ゆかりは彼氏とどやねん?』「うーん…別れよか思ってる。」『何でなん?』「彼氏が言うから夜あがって家おるけど待ってるんが辛くてしょーがないねん…。」ゆかりは長く付き合ってる彼氏がいる。どこかのホストらしく最近同棲をはじめゆかりは夜をあがった。飲みに行くことに関しては何も言わない為寂しさを埋めるため最近よく飲みに来ていた。『そうかぁ…待ってるん辛いもんなぁ…。でもゆかりの男はでっかい男やな。』「どこがよ…。」『ゆかりみたいなええ女束縛せんと平然とおれるんやからすごいわ!』「…。」『ゆかりは口説きたくても口説かせてくれんからな。』「…ありがと。」ゆかりは寂しそうに笑った。「はぁ…何であいつなんやろー。好きやからええ女演じてしまうしすっごい疲れる!!」ゆかりは頭をかき珍しくグチをこぼした。そんなゆかりが可愛くて何かおこがましいかもしれんけどトキとだぶって見えた。

    2008-06-14 19:25:00
  • 254:

    あき◆fawG5bjwfE

    『で誰やねん?ゆかりの彼氏。店だけでも教えてくれやー。』人の色恋に興味のない俺でもゆかりの彼氏には興味があった。それだけゆかりはええ女やから。「言われへんわー。でもええ男やで(笑)」ゆかりは笑った。それからも話は弾み店に二人で向かった。席につくと翔も店内におり「ゆかりちゃんいらっしゃい。」とあいさつだけしに来た。『オーナーゆかりにだけはあいさつ来るよなぁー。本間スケベおやじやで(笑)』「本間に私だけなん!?」『そやで。後は太客のおばちゃんぐらいー。』「ふーん…。」何か嬉しそうに下を向いていた。『翔サンみたいなんタイプなん?』「うん☆」『彼氏かわいそーに(笑)さっきの話はどこいってん(笑)』笑いながら乾杯した。
    後でわかったんやけどゆかりの男は翔さんやってん(笑)子供できて結婚したんやけど機会があったらゆかりと翔サンの話も書くわ(笑)

    2008-06-14 19:38:00
  • 255:

    あき◆fawG5bjwfE

    その後ゆかりの席を離れ自分の客の席を回った。『久しぶりやんかー☆』放置長すぎてご機嫌斜めなのは風俗嬢のるい。「遅いわ!どーせ私んとこなんか来たくないんやろ!?」『かわいいなぁ。怒ってるの?』茶化すように頭をなでる。「怒ってるわ!もうやめてよー」手を振り払おうとするが顔や肩を交互に撫でてると「もう怒ってないーってー。」と笑った。るいが機嫌が悪かったのは最近入った新人に指名を全部取られて売り上げがあがらないからだった。『るいより指名取るってその子もすごいなぁー。』俺の正直な感想だった。るいは元々有名なクラブのNo.1でルックス、スタイル、しゃべりはずば抜けていた。しかし客との不倫が店や相手の嫁にもばれて煩わしい人間関係から逃げるように風俗にいった。いわゆる【本番屋】と呼ばれるところでるいは圧倒的人気があった。将来ネイルの店をだす事が夢でその為に短期で働く事を最初から決めていた。それなのに自分が思っているだけの一日の売り上げがあがらず苛ついていた。「風俗何か長いことしたくないのにお金貯まらへんし。」るいはグチをこぼしていた。何度も言うけど本間にるいは見たことないぐらいベッピンやねん!モデルのスカウトとかよくされてたし俺は本間の性格知ってるから嫌やけどやすとかせいじとか従業員の中にもるいファンの奴多かったし(笑)だから俺はるいより人気のある新人にすごい興味をもったんや。

    2008-06-14 19:59:00
  • 256:

    名無しさん

    その新人てトキ??

    2008-06-14 22:20:00
  • 257:

    あき◆fawG5bjwfE

    >>271さん( ̄□ ̄;)!!

    2008-06-14 23:21:00
  • 258:

    あき◆fawG5bjwfE

    るいは相変わらずグチっている。「何かなーその子きれいんはきれいんやけど人間ぽくないってゆうか感情がないってゆうか人形みたいな子やねん。」『へぇ…。』るいのグチを適当に聞きながら酒を作った。「てかあきずっと特定の女作らへんけど何でなん?」いきなりるいが話をふってきた。『いきなりやな!!(笑)なんや付き合ってほしいんか〜(笑)』「あんたみたいな色ホスト頼まれても嫌やし(笑)」るいは笑った。るいは枕も色も俺に求めてこない。話を聞いて欲しいだけで店に来る。容姿が昔から美しすぎて同姓には嫌煙される存在で心を許せる友達は一人もいないらしい。『女かぁ…今は仕事してるし女できても淋しい思いさせるだけやしなぁ…』「気になる子もおらんのん?」『んー…気になるってゆうかずっと自分でも気づかへん場所におる女はおるけどな…。』「なんやそれ(笑)気づかへんのやったらおらんやん(笑)」『気づいてもたら俺が潰れてまうから(笑)』「ださー(笑)」るいと笑った。るいとしゃべりながら自分で納得した。【俺トキの事まだ好きなんやわ】って(笑)『ちょっお前のせいで思い出してもたやんけー!酒飲ませろー(笑)』「任せろヘボホスト(笑)ドンペリ持ってきて〜☆」るいは失恋記念だとこの日大盤振る舞いだった。酔っぱらいすぎてその日は店泊した。

    2008-06-14 23:40:00
  • 259:

    あき◆fawG5bjwfE

    起きたのは昼過ぎだった。携帯を開くと充からの着信でうまっている。『もしもしー?』「あきさんおはよーっす♪今日またたくみらと営業行くんすけどあきさんも久しぶりに行きません?」『あぁええわぁ…。』「何でなんすか?もうすぐ周年もあるんやし行きましょうよ?」『周年かぁ…。早いなぁ。てか営業どこ行くねん?』「俺はヘルス行きますよー。たくみらはキャバ行くゆうてましたわ。」『そかぁ考えとくわぁ…。まだ店やし(笑)』「じゃあまた連絡下さい。」充と電話を切りソファーに横になると昨日のるいの伝票のはしくれが目に留まった。【るい様\750000】《昨日は調子に乗りすぎたなぁ…。礼でも言いに行くかぁ。》充に電話をかけ直しるいの元へ行くことを伝えた。

    2008-06-14 23:53:00
  • 260:

    あき◆fawG5bjwfE

    店に着くと店先で人形のように並べられている女達を横目におばちゃんを呼びるいを指名した。「兄ちゃん若いのに大丈夫かぁ?」疑いの目で俺を見るおばちゃん。『大丈夫やって☆先払っとくわ♪』札束をおばちゃんの前におくとおばちゃんはニヤリと笑い部屋に通した。いつ来てもこうゆう所は落ち着かない。るいが来るまでそわそわしながら待った。「おまたせー☆」元気な声でるいが現れた。『おぉー。ドーナツ買ってきたから食おうぜ(笑)』るいと一緒にドーナツを食べた。昼間見てもるいは格段にベッピンやった。

    2008-06-15 00:13:00
  • 261:

    あき◆fawG5bjwfE

    ドーナツを食べ二人でゴロゴロしているとるいが話し始めた。「なぁなぁあき一回も私に手出してこやんけど何でなん?」飲んでいたコーヒーを吹き出してしまった。『はっ?お前何かして欲しいんかぁ(笑)』「別にそんなんちゃうけどあんたんとこの従業員営業に来てもしっかりする事しよるで(笑)」『まぁ男やからなぁ…やし従業員の中には本気でるいに惚れとるヤツもおるししょーがないんちゃうかぁ?』「あきは?」『何やねん!お前今日おかしいぞ!?』「私には魅力がない?」『本気でゆうてるんか?』るいは頷き下を向いた。るいは肩を小さく震わせ泣いていた。『どうしたん?何かあったんやったら聞くから。投げやりになんな。』るいを抱きしめ頭を撫でるとるいは俺の背中に腕をしっかりと回した。

    2008-06-15 00:21:00
  • 262:

    あき◆fawG5bjwfE

    「あたしな…クラブおった時もここ来てからもずっと一番やってな…。あたしなんか顔以外ええとこないしそれで他の子に負けたことなかったから自信もあってん。それやのに新しい子に新規ほとんど取られて仕事するんが嫌になってもた…。一番じゃなかったら意味ないのに…。」人一倍負けず嫌いなるいが泣いていた。普通の人が聞けば理解できないかもしれないが《一番でなければ意味がない》とゆうのは一番を守ってきた執着のある人間ならわかると思う。るいのように美しすぎる容姿のせいで孤独になった人間が《女》とゆうジャンルの中でその容姿やきれる頭でつかみ取った一番はるいにとってのプライドであり唯一の存在価値だったのかもしれない。

    2008-06-15 00:31:00
  • 263:

    あき◆fawG5bjwfE

    『るいー?お前は俺にとって本間に一番のツレやで?だからお前のこと大事やから抱かれへん。』るいをなだめるように話した。俺の腕の中でるいが泣いている。「あきの一番のツレ?彼女にはなられへんの?」『んー…それはわからへん…。』るいはより一層泣いた。「忘れられへん女がおるから?私が汚い女やから?」るいの質問はどっちにしてもるいのプライドを傷つけるものだった。 『どっちでもないけど俺がお前のこと好きやから。』「意味分からへん…。」るいは体を離し涙をふいた。本間に俺にはそう思ったから。でも改めて考えたらとんちんかんな回答やな(笑)そらるいも泣きやむわ。

    2008-06-15 00:41:00
  • 264:

    名無しさん

    わ-更新されてる?
    あきサン続き楽しみにしてます?
    >>271は空気嫁??誰とか思うんゎ勝手やけど、イチイチ書きなや?あきサンが書きにくなるとか考えへんの?

    2008-06-15 09:03:00
  • 265:

    名無しさん

    271です。あきさんすいませんm(__)m

    2008-06-15 09:26:00
  • 266:

    あき◆fawG5bjwfE

    >>281さん全然いいよー( ´∀`)まぁ話の流れからゆうてトキやからなぁ(笑)でもまた会うまでに色々あってん(>_

    2008-06-15 19:40:00
  • 267:

    名無しさん

    >>260性格ぶす

    2008-06-16 00:06:00
  • 268:

    名無しさん

    ↑アンタのが?今さら何かオモタわ?あきサン更新頑張ってね?

    2008-06-16 02:33:00
  • 269:

    あき◆fawG5bjwfE

    まぁまぁ(。・_・。)ノ゙更新します>>279続き
    「意味わからへんけど私はあきに惚れとるからな!!」とるいは涙目で笑った。『おーう♪ありがとな☆』俺はるいの頭をぽんぽんっと撫でた。店を後にし帰り道なぜか落ち着かずそわそわしていた。《やばいわぁ…。》これが正直な感想(笑)るいの顔が頭から離れなかった。【好きになりそう】とかじゃなくて【自分が飲み込まれそう】うん、そんな感じ。

    2008-06-16 14:36:00
  • 270:

    あき◆fawG5bjwfE

    出勤前充をつかまえて飯に誘った。「るいさんすかぁ…。何か俺は重たすぎて無理やねぇ…。」充は呆れたように俺を見る。『んー好きとかちゃうねんけど何かほっとかれへんねん…。』「でもそれって残酷ちゃいます?それやしあきさんには今でも…ねぇ?」『今でも何やねん?』「トキさんがどっかにいてるから…。」『悪い!あいつの話せんといてくれ。』充の話を遮った。俺はトキの存在を自分の中から消したかった。消さへんと前に進まれへんし第一に俺が潰れてしまう。「すんません。」充は申し訳なさそうに下を向いた。

    2008-06-16 14:43:00
  • 271:

    あき◆fawG5bjwfE

    『俺真剣にるいと付き合おかなぁ…。』「えっ?でもあきさんがそう決めたんやったらいいと思いますよ。」充は当たり障りのないそして突き放すかのような言い方をした。『おう。ちょっと考えるわ☆今日は呼び出して悪かったなぁ。』それから出勤時間まで二人で飲んだ。

    2008-06-16 14:46:00
  • 272:

    あき◆fawG5bjwfE



    どこにおんねん?何で俺一人にするねん?淋しいやんけ?はよ朝飯作ってくれや?二人で食べようや?お前の話も聞かせてくれや?もう一人にせーへんやん?ずっとずっと一緒におってくれ。
    トキ…。

    2008-06-16 14:50:00
  • 273:

    あき◆fawG5bjwfE

    本間俺は【トキの代わり】の誰かが欲しかっただけ。自分の言葉と裏腹に思うのはトキの事だけ。何かうまい店見つけて一緒にいきたいんはトキだけ。欲情するんもトキだけ。一緒におりたいんもトキだけ。大事にしたいんもトキだけ。きれいな景色も心地よい音楽も一緒に感じたいんはトキだけ。俺が愛したいんはトキだけ。俺の生活ん中でトキを意識しなかった日はない。でも淋しいから一人は嫌やから自分の中のトキの存在ないもんとして【トキの代わり】に恋したふりする繰り返し。

    2008-06-16 14:56:00
  • 274:

    ゆう

    あきさん久しぶり?いっぱい更新されてる?うれしい?
    頑張ってね?

    2008-06-16 15:27:00
  • 275:

    名無しさん

    せつないです?

    2008-06-16 19:50:00
  • 276:

    名無しさん

    もー私があきさんの頭撫でたげたくなるわぁー(T-T)

    幸せになってほしいー
    m(_ _)m

    2008-06-17 02:42:00
  • 277:

    あき◆fawG5bjwfE

    ゆうちゃん久しぶりー(・∀・)一杯更新したでー☆名無しさん切ないで(T^T)この時多重人格なんか思うぐらい葛藤があったからなぁ…。>>292さんありがとー(T_T)ころっといってまうやん(笑)気が多い男やから(笑)

    2008-06-17 11:27:00
  • 278:

    あき◆fawG5bjwfE

    こんな生活の一コマにもトキは鮮明に思い出されて、俺の胸を締め付けた。その日もるいは店に来た。今日の出来事がなかったことのようにるいは笑ってた。酔いがまわるとやっぱり泣いていたけど…。結局【一番】にこだわるるい。感情移入しやすい俺はまた次の日るいの元へ行った。その日の夜もるいは店に来た。次の日もまたその次の日もお互いの店に行き来することが続いた。

    2008-06-17 11:45:00
  • 279:

    あき◆fawG5bjwfE

    今まで孤独に耐えてきたるいの存在価値までなくしてしまうような新人に何か苛立ちを感じた。るいのプライドを守ってやりたい。ただそれだけやった。でも自分で何がしたいのかわからへん。また【トキの代わり】のるいにまた恋をしたつもりやったんかなぁ…。

    2008-06-17 11:57:00
  • 280:

    名無しさん

    ぅむ…
    切ないですなぁ( ´艸`)
    ぎゃんばって完結してくださぁい。

    2008-06-17 23:29:00
  • 281:

    ちあき

    まぢヤバい!!トキさんえ-女やなぁ!!
    はまってます(笑)あきさん頑張って書いて下さい。

    2008-06-18 00:46:00
  • 282:

    名無しさん

    あき-頑張ってね

    2008-06-18 00:49:00
  • 283:

    300

    300 300 GET??

    あき300ヤデ??

    2008-06-18 00:50:00
  • 284:

    トキ

    かくのやめて

    2008-06-18 03:01:00
  • 285:

    あき◆fawG5bjwfE

    よんでくれてありがとー( ´∀`)
    トキさん?書くのやめませーん(・∀・∩)

    2008-06-18 08:57:00
  • 286:

    あき◆fawG5bjwfE

    俺るいと一緒におることが増えた。好きとかじゃなくて【依存】ってゆう言葉がぴったり合う。るいも俺に依存してた。何かを失した淋しい男女が二人傷を舐め合っていた。そんな毎日が続き俺に東京に新店を出す為責任者としての行く話が出てきた。「考えてくれたか?」テーブルの向こうで翔が尋ねる。『正直迷ってます。大阪にいてもいつまでも翔さんには追いつけないし東京にでて自分を試したいってゆうのもあります。ただここは俺にとって唯一の居場所のような気がして…。』「居場所なんかお前やったらどこにでもおける。お前を支えてくれる人間がおったら一緒に行けばええ。俺も今の女がおるからここまでなれたしな。」翔はそうゆうと意味ありげに笑った。『今彼女もいてないし充ぐらいですね(笑)』「充はあかんー(笑)あいつはお前の抜けた穴を埋めるうちの稼ぎ頭やからな。るいチャンはどうやねん?」ここ最近毎日店に来るるいの事を翔は俺の彼女だと思っているらしい。『んー…るいはそんなんちゃいますよ。居心地はええけどね。』「そかぁ。」翔はそれ以上何も言わずにグラスの酒を飲み干した。

    2008-06-18 09:14:00
  • 287:

    あき◆fawG5bjwfE

    翔と寿司屋を出て俺は自宅に帰った。出勤まで時間はまだある。さて何をしようか。今までこんな自由な時間なかったからってゆうか作らなかったから何していいのかわからない。しかも自宅で時間を持て余すなんか俺にしたら自殺行為やし(笑)トキがいなくなってから一年が過ぎようとしていたがトキの部屋はそのままにしている。片づけたくなかった。いつでもトキが帰ってこれるように。いつまでもトキと一緒にいれるように。言葉と行動が一致しない俺やけど自宅に帰るとトキの事を素直に想えた。

    2008-06-18 09:26:00
  • 288:

    あき◆fawG5bjwfE

    トキとの思い出に浸っていると電話がなった。【着信やす】『おう。どないしてん?』「いや…お前東京行くんか」『行くつもりにはしてるけどまだ返事はしてないなぁ…。』「そうかぁ…。るいには言うたんか?」『いや…言ってない。言うつもりもない。』るいに行為を持っているやすには自分が淋しいだけでるいについてきて欲しいなんて口が裂けても言えなかった。のに…。
    「はっ?お前言わへんと行くつもりなんか?今から家行くから待っとけや。」やすが切れた。『ちょっ落ち着けや。なんでやねん?るいは連れて行かへんやん?何で切れてんね…』言葉を最後まで言うまでに電話が切られた。『はぁ…。』思いため息をつきやすが来るのを待った。

    2008-06-18 11:06:00
  • 289:

    あき◆fawG5bjwfE

    30分程してチャイムが鳴った。玄関に向かい鍵をあけるとやすが俺の胸ぐらをつかんだ。「お前調子に乗りすぎやねん!あいつの事ちゃんと考えたことあるんか?真剣に向き合ったことあるんか?」俺はやすから目をそらした。「あいつ今はお前だけが救いやねん。俺やったらあかんねん。何でお前やねん…。何で俺やったらあかんねん…。」やすはそう言うと手を離した。俺は何も言えなかった。

    2008-06-18 11:14:00
  • 290:

    あき◆fawG5bjwfE

    『まぁ入れや。』そう言いやすを部屋に通した。『お前るいに本気なんか?』静かにやすに尋ねた。「ださいけど本気やで(笑)」やすは恥ずかしそうに笑った。『そうかぁ…。俺もださいけどめちゃめちゃ好きな女おんねん(笑)』俺も笑った。「えっ?」『お前も知ってるヤツやし。』「はっ?」『トキや。長野から連れて帰った女や。』「…。」やすはだまり込んだ。『まぁ愛想尽かされたけどな(笑)』「かっこわるー(笑)」やすと一緒に腹を抱えて笑った。それからやすと今まで自分の中にあった葛藤やトキとの思い出話をした。夕方から二人で飲んでいたから酔っぱらいすぎて二人して店を休んだ(笑)初めてのことやったから翔もきつくは怒らなかった。今まで自分にさえ嘘を付き続けた精神的な重みから解放された時間だった。

    2008-06-18 11:28:00
  • 291:

    あき◆fawG5bjwfE

    「トキちゃん今どこおんねん?バシーっと迎えに行ったれや。」『あほー。わかっとったら今すぐにでも会いに行って土下座してでも一緒に帰ってもらうわー。』「本間お前ヘボやなぁ(笑)俺もるいに会いたーなってきたし(笑)」『お前会えるからええやんけー。』「会えるけど好きな女の好きな男がお前みたいな色ホストとか本間サムイわぁー(笑)」るいやトキの話をあてに酒飲んだ。やすと俺は店に入った日は一日違いでお互い第一印象最悪やった(笑)やすは日焼けしたひげぼうず+タトゥーまみれ。ぶっきらぼうで誰とも喋らなかった。方や俺。自分で言うのも恥ずかしいけど王子様系(笑)人当たりがよくて先輩にもかわいがってもらってた。こんな正反対な二人が合うわけもなく、かといってぶつかりもせずお互い関心を持たず過ごしていた。俺にそこそこ客がついてきた頃急性アルコール中毒で倒れたことがあった。同期の奴らみんな普段仲良くしてたのに妬みとかあって俺放置された(笑)「お前等本間しょうもないなぁ!」って蹴散らしながら俺を担いで病院に連れて行ってくれた。後で同期の奴らボコボコにしばいたらしいけど俺は知らない(笑)やすは言葉少ないが裏も表もないから信用できた。それからはずっとこんな関係が続いている。

    2008-06-18 11:44:00
  • 292:

    あき◆fawG5bjwfE

    「俺お前が東京に行ったらるいの事絶対に守るから。」『頑張れよ。』「お前はどうするねん?」『…。今はわからんけどトキじゃなかったら意味ないし俺トキじゃなかったらもうあかんねん。』「そかぁ…お前も早くトキちゃんに会えたらええな!東京行ってもっとでかくなったお前に会うん楽しみに待ってるからな。」『おう。ありがとな。』やすに心から感謝した。やすは酔いつぶれてソファーに転がっている。やすと話したことで俺の決意は固まった。
    【東京へ行こう。】

    2008-06-18 11:51:00
  • 293:

    あき◆fawG5bjwfE

    次の日の夕方翔に電話をし会う事になった。「お前がずる休みとか何かあったんか(笑)?」『すみませんでした。昨日は仕事前に飲み過ぎてしまって…。』「はははっ。お前も普通のヤツやねんな(笑)仕事ばっかりで気許せるツレおらんのか思いよった(笑)」翔は楽しそうに話した。酒もまわり始め話を切り出した。『東京行きの話なんですけど、俺にやらせて下さい。』翔に深々と頭を下げた。「やっとその気になってくれたか!ありがとうな。お前やったらやってくれる思った!」翔は嬉しそうに「お前の出発に乾杯や!」と言いよく冷えたグラスを合わせた。もう迷いはなかった。俺は今よりでっかい人間になって絶対大阪に戻ってくる!トキと会った時に尻込みせんような男になってトキを探し出して迎えに行く!俺はやっとどうやら前に進めそうや。

    2008-06-18 12:04:00
  • 294:

    あき◆fawG5bjwfE

    話が決まると時が過ぎるのは早かった。自分の客の後の振り分けや引継、することは沢山あった。るいにも東京へ行く事を伝えると「頑張りや!でもまた私一人や(笑)」って淋しそうに笑ってた。『お前の周りには一杯手差し出してくれてるヤツおりからそのでっかい目でよく周り見とけよ。見た目めっちゃうさんくさい手でもお前が引いてみたら意外に温かい手かもしれんからな。』「何じゃそら(笑)」るいは何のことかよくわかってなかったみたいやったけど「行ってらっしゃい」って俺の背中力強く押してくれた。翔と話をしてから慌ただしく2ヶ月がすぎ俺の東京行きの日になった。前の日に店でどんちゃん騒ぎしたのに朝の新幹線の見送りに従業員全員が来てくれた。「あきさん…本間に色々ありがとうございました。東京行っても…たまにま帰ってきて顔見せて下さいね…。」普段クールな充が声を出して泣いていた。それにつられ何人かも泣いていた。やすは相変わらず言葉少なく「頑張れよ。」って俺の胸を叩いた。みんなに見送られながら『行ってきます』って胸張って大阪を後にした。

    2008-06-18 12:21:00
  • 295:

    あき◆fawG5bjwfE

    『失礼します。』「えっ?…あき!?」俺に気づき翔が席をたった。「よう帰ったなぁー。周年イベントよう頑張ったなぁー。まぁ座れー。」翔は嬉しそうにソファーに腰をおろした。『ご無沙汰してすみませんでした。何しろ忙しかったもんで…。』「ええって。本間にお前は期待を裏切らんヤツや!」『ありがとうございます』翔と新店の経営について一時間ほど喋り俺は店内に出た。一年前とは顔ぶれも変わりなんか不思議な感じやった。ぼーっと周りを見ていると充が側に近寄ってきた。「あきさんお帰りー。るいさん来てますよ?」『おう☆顔出すわー。』るいの席へ向かった。るいの口座は俺がいなくなってからやすに変わった(笑)席に行くとデレデレあほみたいな顔したやすがいた。『こらはげ!?(笑)仕事しろよ(笑)』「おまっ?帰ってきてたんかー。電話してこいよ。」『こっちの偵察じゃ(笑)』るいはそんなやりとりを聞きながらニコニコ笑ってる。『るいただいま。』「おかえり、あき。」るいは風俗をやめ貯めたお金で今ネイルの学校に通っている。やすとはよくわからんけどいい関係らしい(笑)るいが一回電話してきた時「うさんくさい手引いたら黒いハゲダコがつれたわ(笑)でもすごい温かい大きい手やった。」って嬉しそうに話してた。うまいことやりよったハゲダコ(笑)

    2008-06-18 13:31:00
  • 296:

    あき◆fawG5bjwfE

    俺はるいの席で久し振りにうまい酒飲めた。会計はハゲダコ持ちやから浴びるように飲んだった。「あきー?トキさん見つかったん?」やすから話を聞いているるいが尋ねてきた。『ううん。探してないねん。それより今はやらなあかんこと一杯やからそれどころちゃうしな。』って格好つけていってみた。「はぁぁっ?お前じゃぁ酔っぱらって三日に一回ぐらいの『トキ〜』ってゆう電話やめろや(笑)」ハゲダコがばらす。「お前…本間はげやわ。るい、毛むしったれ!!」俺は恥ずかしさを隠す為にめい一杯二人の前ではしゃいだ。

    2008-06-18 13:40:00
  • 297:

    あき◆fawG5bjwfE

    この世の中に本間に神様っておるんやったらそろそろトキに会わせてくれてもえんちゃいます?トキに会わせてくれたらもしトキに拒否されようと刺されようと俺はトキを守ります。今度こそトキを守ります。トキを幸せにします。どうかトキと会わせて下さい。お願いします。それ以外には何も望みません。

    2008-06-18 13:46:00
  • 298:

    あき◆fawG5bjwfE

    東京に行って忙しい日々を過ごしても俺の【トキ依存】はおさまることがなかった。柄にもなく神様とかに頼ってみたりして(笑)もしかしたら東京にいるかも??って運命に期待してみたけどそんなうまいことにはいかんくてトキに会うことはなかった。気づけばトキを失って二年。変わったことといえば客と寝なくなったこと、俺の髪が黒く短くなったこと、ネギが食べれるようになったこと、誰とでも向き合えるようになったことぐらいやな。

    2008-06-18 13:55:00
  • 299:

    あき◆fawG5bjwfE

    俺は次の日東京に戻った。店に行くと「おかえりなさい」と出迎えてくれる従業員達がいる。俺の城ってゆうか家?んー…今はもう居場所やな。めっちゃ居心地ええわぁ…。でもやっぱりトキがおらなあかんってかおらな嫌や。自分勝手やけど本間あかんねん。トキがおらな俺が完成せーへん。

    2008-06-18 14:02:00
  • 300:

    あき◆fawG5bjwfE

    『トワぁーちょっ事務所来てくれー。』俺は店のNo.1で俺が最も頼りにしているトワを呼んだ。「何ですか?」トワは事務所に入ると携帯を気にしながら俺を見た。『営業前の忙しい時に悪いなぁ、店も最近調子ええし俺長期の休暇とってええか?』「マジすか?まぁ売り上げとかはFAX流しますけど…。長期ってどれぐらいなんすか?」『一ヶ月や。一ヶ月休んだら休みなしででるからその間お前にしきって欲しいんや。』「わかりました。何か理由があるんでしょうしおれも力になります。」『ありがとう』トワを店に戻しタバコに火をつけた。一ヶ月で見つかる保障もないし手がかりもないけど自分の運命信じてみることにした。俺は次の週から一ヶ月大阪に戻った。

    2008-06-18 14:11:00
  • 301:

    名無しさん

    わぁーい(/ ̄∀ ̄)/
    いっぱい更新ありがと。

    2008-06-18 22:12:00
  • 302:

    ちぁ

    まだかな?まだかな?次の更新楽しみやぁ?

    2008-06-22 12:40:00
  • 303:

    あき◆fawG5bjwfE

    わぁーい(/ ̄∀ ̄)/
    読んでくれてありがとー?ちぁちゃんそろそろ更新するわぁ( ´∀`)てか俺今日本橋おったんやけど充がおった(笑)

    2008-06-22 16:03:00
  • 304:

    あき◆fawG5bjwfE

    【次は新大阪〜新大阪です】新幹線のアナウンスがなる。小さな鞄一つかかえ駅に降り立つ。数日前も来たのに何か照れくさい気分。とりあえずやすに電話した。『今帰ってきたー。飯行こうやぁ。』その日は日曜日で店も休みだった。「はっ?お前また帰ってきたん(笑)どんだけ暇な店やねん(笑)」やすは憎まれ口をたたきながら迎えに来てくれた。やすの愛車のBMの助手席にはるいが笑顔で手を振っていた。『おう♪久しぶりやんけー。』るいにあいさつをし後ろ座席に乗り込んだ。車を走らせながらやすは嬉しそうに「今回はゆっくりおれるんか?」と俺に言った。『一ヶ月や。一ヶ月の休みもろてん☆』「はぁぁ?お前もえらくなったなぁ(笑)仕事しかすることないくせに(笑)」『うるさいわ(笑)…あいつ…トキ探しに戻ったんや。』と言うとるいが後ろを向き「何か心当たりあるん?」と心配そうに尋ねた。

    2008-06-22 16:16:00
  • 305:

    あき◆fawG5bjwfE

    『んー…心当たりは全くないなぁ(笑)けど前の仕事先とか行ってみるつもりやねん。あいつ働いてた喫茶店の女の子と仲良かったみたいやから。』「そかぁ…。私はトキちゃんの顔知らんから何も協力できへんけど見つかったらええね☆」るいに励まされながら俺ら3人は居酒屋に向かった。「トキちゃんから全く連絡ないんか?」やすがビールを飲みながら俺に聞く。『うん…。トキがいつ帰ってもええように俺のマンションはまだ解約してないんやけど戻ったら現実目の当たりにするんが怖くて戻ってないねん…。』「そうかぁ…。まぁトキちゃんの性格からして別れてからもお前にはすがらんやろなぁ…。」やすが残念そうに俯く。沈んだ空気を盛り上げるかのように『二人して暗くなんなや(笑)今日は朝まで飲むからなぁー。』と言うとるいは「付き合ったるわー(笑)今日はあきんちで家飲みやー☆」と笑った。本間にやすとどうなってるんか知らんけど本間にるいはええヤツやわ。やすは「えぇぇ?るいぃぃー。今日は2人でゆっくりしようゆうたやんー?」とすねている。「ほんならあんた帰りーや(笑)あきと久しぶりに飲みたいし。」るいがおちょくるようにやすに言うと「嫌や!!俺も行く!!何でそんなんゆうねんなぁー。」と情けない声出して俺んちで飲むことを了承した。しっかり尻にひかれてるようや(笑)こんなやすを見れるのもかなりレアなので二人のやりとりを腹を抱えながら見ていた(笑)

    2008-06-22 16:32:00
  • 306:

    あき◆fawG5bjwfE

    3人で散々居酒屋で飲み、タクを走らせ懐かしい我が家が見える。下のコンビニで酒を買い込み久しぶりの自宅へ足を踏み入れた。二年前玄関で押し倒した時の泣き崩れたトキ、俺のスウェット来てキッチンに立つトキ、ソファーで小さく丸まって寝てるトキ、脱衣場からスッピンで俺に笑いかけるトキ…。思い出に押しつぶされそうやった。やすとるいがいなければ決して踏みいることはなかったと思う。俺が呆然と立ち尽くしているとやすが後ろから蹴りをかまし「はよ入れや(笑)重たいやんけ(笑)」とコンビニの袋を掲げて見せた。『すまんっ。』我に返り部屋の電気をつけた。「きれいにしてたんやなぁー。」るいは楽しそうに部屋の中を見回った。その後は3人で久しぶりに吐くまで飲んだ。目が覚めたらもしかしてやすもるいもいないかもしれないから。現実に引き戻されるのは怖いから。この場所で一人やったら酒の力を借りへんと思い出に押しつぶされてしまう…。

    2008-06-22 16:45:00
  • 307:

    あき◆fawG5bjwfE

    目が覚めたのは昼過ぎだった。俺の横ではやすとるいがぴったりくっついて寝ている。いてくれたのは嬉しいけど空気よめよ(笑)って正直思った(笑)。風呂からあがるとるいが起きていてキッチンに立っていた。「あきー?コーヒー飲む??」るいのその姿がトキとあまりに似てて素面やのに、昼やのにやすもおるのに不覚にも泣いてしもた(笑)「ちょっ!あきっ!?ごめん?何か悪かった?」るいは焦って謝った。「んー…うるさいなぁ…えっ?お前どないしたんやっ?」やすも目を覚まし二人に問いつめられた。『ごめん…本間にごめん…。もうトキに会いたくてしょうがないねん。本間にごめん。』何度も謝る俺。心配そうに見守る二人。本間に俺ださすぎるわぁぁぁぁぁ…。

    2008-06-22 16:55:00
  • 308:

    あき◆fawG5bjwfE

    この場におったんがこの二人でよかったってめっちゃ思った(笑)「俺もトキちゃん探すん手伝うから何でも言えよ!」とやすは言いるいと帰っていった。『はぁぁぁ…。』二人が帰り深いため息がこぼれる。俺のトキ依存症は自分で思ってた以上に重傷で末期だった。仕事が忙しいことを理由に自分の病気に気づかないふりをしていたから大阪に戻って症状が悪化した。《よしっ。じっとしててもしゃーないし動くか。》俺はデニムに白シャツを着てハンチングを深々とかぶり家を出た。

    2008-06-22 17:04:00
  • 309:

    あき◆fawG5bjwfE

    もっぱらタク移動の俺やけどもしかしたらトキが歩いてるかもしれんって事で電車で喫茶店まで行くことにした。電車の中で景色を眺めながら立っていると「あのー…。あきさんですか?」女の子二人組が声かけてきた。『???はい…そうですけど…。』「やっぱりぃー!!一回だけ初回で行ったんです!!覚えてますか!??」顔を見るが覚えがない(笑)『…あぁあ!!思い出した!やたらきょどってた子やんなぁ(笑)』はい、適当(笑)「そうです(笑)東京に行ったって聞いてそれから店は行ってないんですけど写真撮らせてもらっていいですか?」ぽっちゃりギャル二人組が鼻息荒くして求める。『全然撮ってよぉ♪待ち受けにせな撮らせへんで(笑)』「えー!しますってー」二人組とやいやい言いながら駅に着いた。『ごめん俺ここやねん。』「うちらもここやねん(笑)あきさんどこ行くんですか?」『ちょっと昔の知り合いの喫茶店やねんけどなぁー』「うちらも行きますー!!」(失笑)サービス精神満開の俺は断ることもできず結局ぽっちゃりギャル二人組と喫茶店に向かうことになった。喫茶店に着くとギャルの一人が「てかうちらの仕事場そこやし(笑)」とセクキャバを指さし笑った。『偶然やなぁ』と適当に相づちをし喫茶店に入った。

    2008-06-22 17:36:00
  • 310:

    ちぁ

    更新されてるやぁん?
    ホスト系のぉ話しを読むようになってホスト卒業出来そうですゎ??昨日もラストイベント呼ばれたケド断った?
    あきサン-アリガト??
    充クンに会ったとかワクワクするやん?

    2008-06-22 17:38:00
  • 311:

    あき◆fawG5bjwfE

    ちあちゃーん(・∀・∩)断って正解やで?ホストは嘘つくんが仕事やからな(笑)だましたるぐらいでいったらおもろいけどなぁ♪

    2008-06-22 18:20:00
  • 312:

    あき◆fawG5bjwfE

    喫茶店に入ると小綺麗な店内にいつかトキが見せたフリフリの制服を来た女の子が笑顔でいた。「三名様ですか?タバコ吸われますか?こちらへどうぞ。」窓際の席に案内された。適当に注文ししばらくするとギャル二人は俺といることがよほど嬉しいのか友達に電話をかけはじめた。「マジやで〜かわったろかぁ〜キャハハ」しびれを切らし『ちょっ待っててな。』と言い席を立った。

    2008-06-22 18:26:00
  • 313:

    あき◆fawG5bjwfE

    店内をキョロキョロしていると「お客様?お手洗いでしょうか?」とフリフリの制服を着た女の子が話しかけてきた。『いや…違うんやけど、人探してて…。』「人?店のスタッフのお知り合いでしたら呼んできますけど。」女は笑顔で答えた。『いや…ここに二年ぐらい前にいたトキって子探してて…。』「トキの知り合い?」女は目を丸くしていた。『はい…。僕、緒方あきひろっていいます。トキとつき合っ…。』俺の言葉を遮り「あきって人?」と笑顔の消えた女は俺に尋ねた。『はい…。』と言うと「今さら何なんですか?もうあの子に関わらないで下さい!後ここにももう来ないで下さい!」と他の客が振り返るほど声を荒げて俺に言った。『…。』返す言葉もなく俺は席に戻った。きっと彼女はすべてを知っているんだろう…。大切な友達を傷つけた俺をトキから遠ざけるのは痛いほどわかる。

    2008-06-22 18:38:00
  • 314:

    あき◆fawG5bjwfE

    二人の口から【トキ】の名前が出てきたことは予想がついていたのでさほど驚かなかったが、トキの人を引きつける魅力に改めて驚かされた。「あの子身持ち堅かったもんなぁ〜。他の女とは何か違う感じやったわぁ。」「そうやなぁ〜。あの子彼氏と同棲してたんやろ?彼氏見てみたいわぁ〜。男前なんやろなぁ〜。」二人はその後もトキの事をまるで芸能人の話かのように延々と喋っていた。めんどくさいと思っていたギャル二人組だったが俺の知らないトキを知れてめっちゃ嬉しかった。『へぇ〜。そんなきれいな子おったんかぁ。最近は店来てないの〜??』「あきさん食いつきすぎ〜(笑)。いくらあきさんでもあの子は無理やで(笑)常連客の俳優の○○もいったけど『彼氏しか無理なんで。』って断ってたしぃ(笑)」『へぇ〜。』何かしらん優越感と寂しさで一杯になった。「たまに来てるみたいやけどなぁー。ユリも最近見たけどめっちゃやせてた!!元々細かったのに何か細すぎて怖かったもん!!」「あたしも見たー。何か中年のヤクザみたいな人にお金渡してるの見たことあるー。」『へぇ〜』ユメとユリの話の中でまだトキが山下とつながりが切れていない事を知った。『俺そろそろ帰るわ☆店にも顔出さなあかんし。1ヶ月は大阪おるからまたお店もきてやぁ〜。』と伝票を持ちレジに向かった。さっきの女は怪訝そうに俺を見ながら見送った。

    2008-06-22 19:20:00
  • 315:

    あき◆fawG5bjwfE

    まだ夕方だったので充に電話をかけた。『おぉ、No.1の充君?』「元No.1のあきさんどないしたんすか(笑)」充を飯に誘った。俺がいなくなってから俺の客の大半が充に流れ充は毎月驚異的な売り上げを叩き出していた。「帰ってくるん、はやっ(笑)!?大阪のNo.1が惜しくなったんでしょ(笑)?」充が嬉しそうにビールをついでくれた。『ハハハ、1ヶ月こっちおるしこの月勝負するか?(笑)』「そんな暇ないでしょ?やっさんから聞きましたよ。」充は真面目な顔して俺を見た。『っんまあのハゲしゃべりやなぁ(笑)』「マジなんすか?」充は表情を変えず俺に尋ねた。『おぅ…。』罰悪く目を反らすと「正直言います。俺めっちゃがっかりです。」と充が言った。なぜ充がそう言ったかもわかるから俺は黙っていた。「あきさんが大阪にいる間あきさんは俺の憧れで目標でした。女にぼけても売り上げで結果だして色んな女抱いて要領よくやってのけて女より仕事一番って感じのあきさんが本間に好きでした。」充はきつい口調でそう言った。充は入ってきたときから俺だけを慕い、ほぼ一匹狼で頑張ってきた。俺だけを信じて俺だけを見てここまでなったといえば図々しいかもしれないが半ば嘘でもない。

    2008-06-22 19:37:00
  • 316:

    あき◆fawG5bjwfE

    「客は金なんでしょ?だからプライベート売ってまで完璧な嘘付き続けるんでしょ?感情移入したら飲まれるんでしょ?ねぇどうなんですか?」充は俺に問いつめた。俺を見てホストの仕事を覚えた充には大事な仕事を休んでまで女一人を捜している俺が理解できなかったようだった。「ねぇあきさん?俺らは幸せになったらだめなんでしょ?いつでも誰の彼氏にでもなれるようにしとかなあかんのでしょ?あきさん俺にそうやって教えてくれましたよね?」充は酒も回り大分からんでくる。『確かにお前にはそう言うた。俺を信じておってくれたお前には感謝しとるしな。』と言うと「一番守るんめっちゃしんどいんす…。俺おいて一人だけ幸せにならんといて下さい…。俺誰信じたらええんすか…?」充はそう言うとテーブルに顔を伏せ潰れてしまった。充は身寄りがなく俺を兄貴のように慕ってくれていた。仕事でもプライベートでも充は俺に何でも相談してくれた。充がかわいいはずなのに、ホストの先輩ぶって充をこうしてしまったのは間違いなく俺だった。充に女が出来た時も『いっちょ前に〜(笑)』って茶化したらすぐ別れてた。何とも気にしてなかったけど充にとって俺の言葉の影響力は絶大だったようだ。うなだれる充を見て申し訳なさと自分へのおごりに胸が一杯になった。

    2008-06-22 20:03:00
  • 317:

    あき◆fawG5bjwfE

    今日はここまでにするわ(x_x;)
    自分で思い出しながら書いて自己嫌悪に陥った(T_T)
    頭なでたるゆうた人もう一回出てきて〜(泣)

    2008-06-22 20:05:00
  • 318:

    みあ

    みあがハグしたる???


    思い出の整理いいですね??
    みあもしよっ。

    あきサンマイペースで頑張って???

    2008-06-22 20:56:00
  • 319:

    ちぁ

    アタシもヨシヨシ??したげるやん?ワラ
    あきサン アドバイスありがと?色カノやってたアホな時期もぁったけど(笑)今は友営の口座だけなんで適当に楽しんでます?イヤホィ?

    2008-06-23 02:11:00
  • 320:

    名無しさん

    みてるよー!!(*゚▽゚)ノ (*´艸`)??
    んじゃ〜♪私は充さんなでなで〜 \(^-^)v

    2008-06-23 12:07:00
  • 321:

    あき◆fawG5bjwfE

    (°∇°;)
    ダブルよしよしやぁ〜ん(〃▽〃)元気になったし更新するわぁ☆
    充にはよしよしせんでええで(笑)

    2008-06-23 22:49:00
  • 322:

    あき◆fawG5bjwfE

    しばらく酔いつぶれた充を介抱してた。店の営業時間が迫り『おいっ充?起きるか?てか今日店休むか?』と声をかけると「えっ?もうそんな時間すか?仕事じゃなかったら酔いますね(笑)」と言いながらヨタヨタと体を起こした。『お前いけるんか?』と聞くと「俺あきさんからもらった場所守らなおるとこなくなりますよ(笑)」充はニカっと笑ったが目は寂しそうだった。充もるいもそして俺も《一番》に執着してるようで実は支配されている寂しい人間だった。『そうかぁ…。俺が飲ましたんやし今日は店でお前のヘルプついたるわ(笑)』「うわっ!めっちゃ緊張するし!!参観日思い出しましたよ(笑)」充はそうゆうと嬉しそうに笑った。二人で店に行く途中客の話とか売り上げの話、好きなタイプとかあほみたいにずっと喋ってた。けどNo.1を維持する辛さを抱えた充にもうちょっとしたらゆうたるねん。充に余裕が出てきたらゆうたるつもりやねん。『お前も幸せになれよ』って。

    2008-06-23 23:03:00
  • 323:

    あき◆fawG5bjwfE

    今はゆうてもたら充の成長がここでとまってしまうような気がしてん。本間どこまで充に対して上から目線やねん!?って思うかもしれんけど充はそれだけすごい素質があるって俺も翔も認めてたから。

    2008-06-23 23:08:00
  • 324:

    あき◆fawG5bjwfE

    ソファーに腰をおろすと充は恥ずかしそうに「ここ、今は俺の特等席なんです(笑)あきさんの真似(笑)」って言った。あかん、充かわいすぎるわ(笑)女やったら充に騙されてもええわって思ってしまうわ(笑)ミーティングがはじまり翔が事務所からでてきた。「おはよー。今日のお客様の予約…。うわっ!てかあき!?」翔は俺を見て笑った。いつも檄しかとばさない翔がほころんだので新人はみんな驚いていた。『また帰ってきました(笑)すんませんミーティング続けて下さい。』とあいさつをすると翔はミーティングを続けた。

    2008-06-23 23:30:00
  • 325:

    あき◆fawG5bjwfE

    「最近リピーターが減ってるんやけどお前等どんな接客してるんや?苦情もちらほら入ってくるし店の格落とすような事してくれるな!今の状態やったら充やタクミの常連客の売り上げからお前ら給料もらっとるんやぞ!?もっと自分から営業行って新規取ってこい!」相変わらず翔の言葉はきつかった。心当たりのある従業員達は下を向き翔から目を反らした。「っんまにっ!おいっ!あき!?何かこいつらにゆうたってくれ!」いきなり翔にふられてキョドる俺(笑)新人ホストの視線が一気に俺に向く。『そうですね。売り上げ大体見させてもらったけど今おる子等はいつまで新人のつもりなんかなぁ?今店がおりにくい思う奴は仕事出来てへん奴やで。居り心地のええ場所にするんは自分次第やで。』キョドったわりにきついことゆうてみた。まぁ翔の顔もあったし。『俺1ヶ月こっちおるから営業の仕方教えてくれゆうんやったら付き合うからミーティング終わったら本気で希望する奴だけ俺んとこ来て下さい。』としめた。新人達がざわめく。「わかったか?こうやって東京店の代表がゆうてくれとるんやからお前等考えろよ!!」翔は事務所に戻った。ミーティングが終わりやすが近づいてきた。「お前あほやろ?トキちゃん探すんどないすんねん?翔さんの前やからってええ格好するなって!」あきれたように話す。『でも充から売り上げの事聞いてたし教育係もう一回しながらトキ探すわ☆』と言うと「わかった。お前に任すわ(笑)」と肩を叩いてくれた。

    2008-06-23 23:53:00
  • 326:

    あき◆fawG5bjwfE

    その様子を少し離れた所から見ていた新人達がその後につづくつづく…。30分後には俺の周りには15人の新人が並んでいた。『今日の店終わりから行くからみんな帰らんとおれよー☆』【はいっっ!】新人達は解散した。引っ込みがつかなくなった俺は『どこ連れていこかなぁ…。』って何ともないふりしてタバコに火をつけたけど充がニヤニヤ笑いながら「付き合いますって(笑)」言ってくれた(笑)ほんまに充はよく出来た弟やで。俺『おう…。』って返事しながら泣きそうになったし(笑)

    2008-06-24 00:09:00
  • 327:

    あき◆fawG5bjwfE

    充との約束通りその日は充のヘルプについた。俺の元々の客も何人かおり俺を見ると気まずそうにしていたが「東京行ってもたあんたより今はここにおる充がええねん(笑)」って舌だして笑ってた(笑)充がどれだけ手厚い接客をしていたかが客を見ればすぐにわかった。だから『俺のかわいい弟なんやからしっかり頼むで☆』って素直に言えた。ヘルプとかここ何年かついたことなかったけどやっぱり目線を変えると学ぶことは多い。どの席でも大いに盛り上がりその日の営業は終わった。「お疲れー♪あきー後は頼むぞー。」って翔が帰り際分厚い封筒置いてかえっていった。『何やねんこれ?』独り言を言いながら封筒をあけると50万ほど入っていた。翔の汚い字で《あいつら営業行けるほど金ないからこれで出したってくれ。足りんかったらまたゆうてくれな。頼んだ、代表!!》と書かれたメモが入っていた。充に見せると充も俺も腹抱えて笑った。本間に翔は不器用や(笑)

    2008-06-24 00:23:00
  • 328:

    あき◆fawG5bjwfE

    【お疲れ様ですっっ!!】充と笑っていると闘志みなぎる新人君たちが寄ってきた。『おぅ☆ほならいこか♪お前等の嫌いなオーナーから軍資金もろたし(笑)』と言うと「えっっ!?」と皆驚いていた。『今日はこんな時間やし一回ヘルスいこか?その前に飯行って腹ごしらえして作戦会議や☆』と言い団体様でファミレスへ向かった。半分に人数をわけ俺と充が指揮をとった。

    2008-06-24 00:29:00
  • 329:

    あき◆fawG5bjwfE

    『お前ら風俗おごってもらえてラッキーとか思ってたらあかんぞ。店行ってもNo.1とか欲出して行ったらあかん。5番から15番の間狙うんや。それから…。』ターゲット狙いのポイントや理由、俺的必勝法を事細かに教えた。新人達は真剣に聞いている。その姿があまりに滑稽で何かおもしろかった(笑)『最後に、絶対サービスうけるなよ!飲まれてしまうからな!これ俺の体験談(笑)』と言うと充だけが大うけしていた。新人達は何のことかとキョトンとしていたが俺も笑った。充の前で自分の懺悔のつもりだった(笑)

    2008-06-24 00:38:00
  • 330:

    あき◆fawG5bjwfE

    「ほならあきさん行きましょか。」充が腰を上げた。二人から三人組に分かれ、皆各々風俗街に散らばっていった。「あきさん俺らどうします?」充もしんどいだろうに最後まで付き合ってくれる覚悟らしい。『んー…。あいつらロング取らしてるから当分帰って来んし俺らもいこか(笑)?』俺的にめっちゃ冗談のつもりでゆったのに「マジですか!?行きましょうよ♪」なぜか充はノリノリだった(笑)まぁ充は仕事熱心な奴やから新規とるための営業で行くつもりやろけど俺は…(笑)。
    はい、男の子ですから(笑)

    2008-06-24 00:46:00
  • 331:

    名無しさん

    リアルタイムやぁ?頑張ってください??
    やっぱり大事な人おっても枕ってできるもんなんですか?

    2008-06-24 00:47:00
  • 332:

    あき◆fawG5bjwfE

    「俺らどこ行きます?俺この辺色の彼女何人かいてるんで離れたいですねぇ…(笑)」充は周りを気にしながら言った。『せやなぁ…。ちょっと離れよかー(笑)』と言いながらタクに乗り込んだ。「どちらまで行かれます?」柄の悪そうなおっちゃんは酒臭い俺ら二人を見て尋ねた。『そやなぁ…ここから近いし飛田行ってもらえます?』「飛田ね。」おっちゃんはやらしい笑みを浮かべタクを走らせた。充はその間せっせと新人達に待ち合わせ場所をメールで送っていた。「兄ちゃんらホストか?」『そうですよ☆それより最近飛田どうです?』「いつでもあそこは沸いてるよ。スケベな男が多いからね。でも兄ちゃんらみたいな男前でも女買いに行ったりするんやなぁ?」『男の子やからね(笑)』タクのおっちゃんと笑った。

    「着いたけどどっか店決まってるんやったらゆうて?行くから。」町に入りおっちゃんはタクを止めた。「俺飛田はるいさんいてたとこぐらいしか知らないです。」充が俺の顔を見て不安げに話す。『んー俺もぶっちゃけ知らん(笑)るいが働いていた店いこかー?』とゆうことで行き先が決まり、るいが働いていた店の前でタクを降りた。相変わらずこの場所は独特の空気やった。

    2008-06-24 01:07:00
  • 333:

    ゆう

    久しぶり?いっぱい更新お疲れ様?あきサン本当カッコイイ?性格てきに大好き?
    思い出して辛い事いっぱいあると思うけど頑張ってね??ゆうも過去の恋愛で辛い事いっぱいあって?今もなんかちょっとしんどい時あるけど、なんかこの小説かなり切ないけどかなり好き?
    長々とスイマセン?

    2008-06-24 01:16:00
  • 334:

    あき◆fawG5bjwfE

    おおおおおぉぉ!!ゆうチャン久しぶりやなぁ☆性格的に好きってあんたツボ買わされるで(笑)俺みたいな何か外でええ格好しいのくせに身内にはださいとこばっか見せてどこがえんよ?って感じやわ(笑)過去の恋愛ってみんなつらいの一つぐらいはあるよなぁー。思い出してもその当時みたいに息できんようになるわ(泣)何か「まだ?えっ?違うん?あぁそろそろ…えっまたぁー?」みたいになかなか結末にたどり着かへん未練たらしい自己満文字アルバムやけど楽しみにしてくれてたら嬉しいわ(笑)
    あっ?カッコイイ?って嬉しいやんかー(〃▽〃)カッコイイの文字に反応する俺がきもいけど(笑)

    2008-06-24 01:35:00
  • 335:

    ちえ

    初のリアルタイムやッッ??

    久々に一気に呼んだぁ??これからも更新頑張って下さいねぇ(?>∀

    2008-06-24 01:44:00
  • 336:

    あきちャんはぢめまして★始めカラ読ンでるよ!!おもしろいカラがンばってね(・ω・)/更新楽しみにしてるょ★

    2008-06-24 05:36:00
  • 337:

    名無しさん

    お話は切ないけど… 皆さんハートの暖かい人達で素敵ですね?
    最終まで楽しみにしています。

    2008-06-24 06:31:00
  • 338:

    あき◆fawG5bjwfE

    ちえチャン?綾チャン?名無しチャン?←こんなんよく女の子するよなぁ(笑)
    ありがとー(・∀・)?
    いやいや読んでくれてありがとなー(^^)本間うれしいわ。今から更新するー

    2008-06-24 16:47:00
  • 339:

    あき◆fawG5bjwfE

    店先には【商品】が並べられている。冷たい顔した表情のない人形のような女たちが皆一斉にこちらを見る。おばちゃんが俺に気づき愛想よく話しかけてきた。「あんた久しぶりやねぇ。るいチャンやめてから全く来んようになっつもてー。」『久しぶりやなぁおばちゃん☆誰かこいつにお勧めつけたってーな。』充を指さし笑った。するとおばちゃんは困った顔して「んー…るいチャンみたいなきれいな子おれへんわぁ…。おるんはおるけど予約で埋まってるし…。」『あんまり時間ないから愛想のええ子がええわ☆』「それやったらおるからあがって待っときぃー。」おばちゃんに別々に部屋に通された。「あきさんまた後で。」といつもみたいに言う充も今日は緊張していた。『ふぅー…。俺何してるんやろ(笑)』一人になり自分の行動に笑けた。

    2008-06-24 17:01:00
  • 340:

    あき◆fawG5bjwfE

    「失礼します」小柄で小さな女が部屋に入ってきた。「上から見てました♪つけてもらえてめっちゃテンションあがってます!」女は俺に胸を押し当てながら喋った。「今日は営業ですか?プライベートですか?」女は続けた。『んー…。どっちかなぁー。俺は正味半々(笑)』「そうですか(笑)何か嬉しいです♪あきさんここでは有名やから。」『えっ?何でなん?』「ここにいたるいさんの彼氏やって聞いてたから。」『ちゃうちゃう(笑)エッチしたこと一回もないし(笑)やし今は俺の親友の彼女やで、きっと(笑)』女は驚いたようで「えー!!そうなんですかぁ、いっつもるいサンの予約埋めてたし付き合ってると思ってたー。」女は嬉しそうに傷がたくさんつけられた手を叩いた。『そやでー(笑)てかそれ何よ?』俺が手首を指さし真面目な顔して尋ねると女は気まずそうに「こうゆう所では聞いたらだめなんですよ(笑)そうゆう場所なんですから。」と悲しそうに笑った。『ごめん…悪かった。』「謝らなくていいですよー。今だけ私の彼氏になって抱いて下さい。」と俺の胸な顔をうずめた。

    2008-06-24 17:16:00
  • 341:

    あき◆fawG5bjwfE

    小さな女は身を堅くし俺の言葉を待っていた。演技?本間に?俺むっちゃ考えた。正直東京行っても営業行ってエッチしたことなかってん。プライベートでは店から離れた場所に行ってホストとしてじゃなく一人の男として遊びには行ってたけど…。彼女もでけへんししょーがないやん(笑)!!
    俺も男やし我慢できへんかってん…。ちょっ「最低」とかゆうなや!俺やって男やねんで!彼女おらん歴早2年とちょっと…。寂しい男やねん(泣)って何でこんな言い訳してるんやろ(笑)!?でも本間東京行ってから枕なしナンパなし声かけられても営業ー。みたいな感じやったからわかって欲しかったんや(焦)

    2008-06-24 17:36:00
  • 342:

    あき◆fawG5bjwfE

    自分の中で葛藤が繰り広げられること約30秒間。俺はその女にキスした(笑)オドオドしながら女は「キスしたら汚いよ?」と俺に言った。『何でやねん?別にお前は汚くないで。』優しく優しく何回も舌を絡めた。女の体を愛撫し舌先が体をなぞる度女は体をふるわせた。「私汚いからやめて。」と何度も拒否する女の手を払い俺は愛撫を続けた。無数の傷が付けられた腕にキスし『自分傷つけたらあかんで?』とゆうと「わかった…。」と女は俺に体をあずけた。

    2008-06-24 17:46:00
  • 343:

    あき◆fawG5bjwfE

    事が済み服を来ていると女が「あきさん、今日は本間にありがとうございました。またいつでも寄って下さいね。東京帰っても頑張って下さい!」って笑った。何かをふっきったような清々しい笑顔で。『おう☆今日はこっちこそありがとな。仕事頑張りすぎるなよー。』って頭くしゃくしゃに撫でた。「はいっ!東京行ったら店寄らせてもらいますね。あっ私ハルっていいます!」『俺あきやしハルって何かおもろいなぁ(笑)待ってるからいつでも寄ってな☆』と笑顔でハルと別れた。

    2008-06-24 17:54:00
  • 344:

    あき◆fawG5bjwfE

    『充ぅぅ〜☆』下でタバコを吸いながら待っている充を呼んだ。「遅いっすよぉ(笑)」充の顔から笑みがこぼれた。『ごめんごめん。』充は「やってもたぁ〜(泣)」ってかなりへこんでた。「いや本間綺麗な子やってね…。」って何回も俺に言い訳してた(笑)完璧主義の充が何かかわいくて笑えた。その後タクを捕まえ待ち合わせ場所に向かう。

    2008-06-24 18:09:00
  • 345:

    あき◆fawG5bjwfE

    待ち合わせ場所のファミレスにはほとんどが揃っていた。『お疲れぇ〜どやった?』一人ずつ結果を尋ねた。「初めての風俗やったんですけど雰囲気に飲まれそうやったから電気つけて話しました!!」「下ネタは苦手やってゆうて理性保ちました!」みんな男であるが故苦しんだみたいやった(笑)『営業につなげれそうか?』「はいっ!」各々自信に満ちた顔をしていた。『じゃあ今日はお疲れさんやったなぁー。また三日後ぐらいに集合かけるわ☆』と言い解散した。充に礼を言い自宅へと戻った。

    2008-06-24 18:15:00
  • 346:

    あき◆fawG5bjwfE

    部屋に入ると昨日のドンチャン騒ぎのまんまで何かほっとした。散らかった部屋を掃除し踏み入ることを恐れていたトキの部屋に入った。小さな机の上には俺と撮った長野からの帰りの車中での写真が大切そうに飾られていた。『どこおんねん…?なぁ…トキ?』思わず言葉がもれる。トキの部屋でトキのものにかこまれながら俺は眠りについた。

    2008-06-24 18:25:00
  • 347:

    あき◆fawG5bjwfE

    目が覚めたのは夜の11時やった。『さて何するかなぁ…。』ノソノソとリビングに向かいコーヒーを入れテレビをつけた。【続いてのニュースです。先ほど大阪市内で暴力団と見られる男が道ばたで刺され死亡しました。男は山下幸夫55歳で対立する組との抗争に巻き込まれた様子で…。】キャスターは無表情で事件を伝える。何気ないニュースだったが俺はこの【山下】とゆう男がトキの父親なんじゃないかと瞬間で思った。でも俺は山下の顔を知らないし確かめることにした。その日は家でその事件の詳細を調べ夜が明けるのを待った。朝10時、向かったのはトキが勤めていた喫茶店だった。

    2008-06-24 18:37:00
  • 348:

    あき◆fawG5bjwfE

    「いらっしゃいませー」まだ客の少ない店内では昨日の女とは違う店員が笑顔で迎えてくれた。『カウンター行けるかなぁ?』「どうぞぉ」俺はカウンターに座り新聞をひろげた。「ご注文はおきまりでしょうか?」『アメリカンのホットお願いします。』店員に笑顔で答えた。新聞を見ているとコーヒーを持ってきた店員が「この事件知ってます?」と小さな記事を指さし尋ねてきた。昨日テレビで見た【山下】とゆう男が殺された例の事件だった。『あぁ見たよー。近いし怖いよなぁー。』俺は新聞を見つめながら答えた。「この殺された方たまにこの店来てたんですよー。」女は小声で言った。『へぇ〜そうなんやぁ。誰か目当てでもおったんやろかぁ?』探るように女に尋ねる。「目当てってゆうか娘サンがここで働いてたみたいですよ?」『へぇ〜。今じゃあ娘サンかわいそうやなぁ、お父さん亡くなってもて?』「それはないと思いますよ。ろくでもない父親やったみたいやし。よく店でもケンカしてたしねぇ…。」『ふーん。で今その子どこにいてるん?』「私は詳しくは知らないですけど昼間入ってる子は仲いいみたいで今も会ってるらしいけどねぇ…。」『あぁ昨日いた子かぁ!』「そうそう、みきチャンってゆうんやけどね、」店員は色々教えてくれた。

    2008-06-24 18:57:00
  • 349:

    あき◆fawG5bjwfE

    コーヒーを急いで飲み何か言いたげな店員に見送られ店を後にした。
    【つながった】俺の中のトキの周りの人間がリアルに見えてきた。

    2008-06-24 19:10:00
  • 350:

    名無しさん

    しおり?

    2008-06-24 20:06:00
  • 351:

    名無しさん

    何かトキちゃんの事考えたら胸が痛くなった…。
    頑張ってください(´∀`)

    2008-06-24 23:32:00
  • 352:

    あきちャん更新ありがとぉ★毎日チェックしてるで(・ω・)/がンばってぇ!!

    2008-06-25 00:36:00
  • 353:

    あき◆fawG5bjwfE

    あげてくれてありがとー☆背中痛くて寝られへんから治るまで更新するわー(・∀・)

    2008-06-25 01:50:00
  • 354:

    あき◆fawG5bjwfE

    俺は店をでたその足で警察に向かった。取り調べをしている警察は昨日のテレビの情報から知っていた。その場に似つかわしくない俺が息を切らせて駆け込んで来たことに婦警は驚き「どっ、どうしたんですか?」と声をかけてくれた。『あのっ…昨日の刺された男性の事なんですけど…。』「現場で目撃されたんですか?」『いえっ…違うんですけどご家族の事をお聞きしたくて…。』「お知り合いですか?」『はいっ…。連絡が取れないので心配で…。』と俺は頭を抱えた。その様子を見た婦警は上司らしき警官に何かを報告しに行くと婦警に変わって上司が俺の元へ戻ってきた。

    2008-06-25 02:01:00
  • 355:

    あき◆fawG5bjwfE

    「自分娘さんの知り合いか?」『はいっ…。お母さんも知ってますけど。』そう答えると警官は難しい顔をして「娘さんから山下の話聞いたことあったか?」『いえ…。』「そうかぁ…。」そうゆうと警官は頭をひねった。『トキはここにいるんですか!?』煮え切らない警官に腹を立たせながら尋ねると「事情聴取が長くなりそうなんや。どうゆう意味かわかるやろ?だからしばらくここに泊まってもらうことになる思うんやぁ。」警官は言いにくそうにそうゆうと「これ以上は捜査段階やから話されへんねん。帰ってくれるか?」と俺に背中を向けた。
    はっ??意味分からん。何でトキが事情聴取やねん??このおっさん何ゆうてんねん??トキは?トキはどこおんねん!!??トキ返してくれや!!あいつきっと今泣いてるわ…。

    2008-06-25 02:12:00
  • 356:

    あき◆fawG5bjwfE

    【…プツン…】
    俺の中で何かが切れた。背中を向けた警官につかみかかった。『こらぁ!?トキが何したゆうんじゃぁ!?トキどこやねん!?おいっ!?答えろや!!』騒ぎに気づいた何人もの警官に押さえつけられ俺は床に伏された。『トキー!!トキ聞こえるかー!?俺や!!あきや!!』「ええ加減にせんか!?」警官に口をふさがれ留置所に連れて行かれた。「しばらくここで頭冷やせ!」警官はそうゆうと冷たい鍵をかけ看守に何かを伝え出て行った。

    2008-06-25 02:22:00
  • 357:

    あき◆fawG5bjwfE

    しばらくの間俺は狂ったようにトキの名前を呼び続けていた。『くそっ!』自分の無力さに打ちひしがれていると人の良さそうな看守が近づいてきた。「ちょっとは落ち着いたか?」『…。』「ちょっと場所変えよか?」と言うと鍵をあけ俺を会議室みたいなとこに連れて行った。「悪かったなぁ、暴れる君に落ち着いてもらえるとこここしかなかったんや。」と言うとよく冷えた缶コーヒーを手渡してくれた。『取り乱してすんません…。』と頭をさげた。

    2008-06-25 02:28:00
  • 358:

    あき◆fawG5bjwfE

    「君が落ち着いたら帰らせてもええってゆわれたんやけどな…。おっちゃん君が壊れてしまうんじゃないかって心配でな。」『…。』「トキちゃん?ゆうてたな。君の大事な人なんやな。トキちゃんの為にも今日みたいな早まったこと絶対したらあかん!」看守は強い口調で言った。「今はまだ関係者の事情聴取なんやから君は信じて待っててやりよ。」とゆうとニコッと笑った。「人間知られたくない過去なんか誰もがあるもんや。今が大事なんやけどやっぱりおっちゃんらの仕事はそんなきれいごともゆうてられへんのやわ。でも過去がどうであれトキちゃんには君みたいに大事に思ってくれてる人がいてるんやからそんな事はないとおっちゃんは思うで?なっ?トキちゃんと自分信じて待っててやりよ。」と俺の肩を叩いた。『…はい。』おっちゃんの後ろ姿を見ながら涙がとまらなかった。悲しいんじゃなくて悔しいのはトキを一瞬でも信じられへんかったから。一緒にいた時トキを大事にできなかったから。何より自分のことが信じられへんかったから…。

    2008-06-25 02:43:00
  • 359:

    あき◆fawG5bjwfE

    俺は暴れた警官に頭を下げに戻り何も処分はなくその場を後にした。帰り道看守の言葉を思い出しまた涙が出てきた。
    ごめんトキ…。泣いてないか?寂しないか?俺何か必要ないか?必要なくても今度は側におらしてくれな?絶対に何があっても守らせてくれな?お前のこと想い続けさせてくれな?トキ…?トキ……。

    2008-06-25 02:52:00
  • 360:

    あき◆fawG5bjwfE

    その日まだ夕方だったがマンションに戻った。携帯を開くと東京店のスタッフや客の電話で埋め尽くされている。かけ直す気にもならず電源を切りソファーに投げた。『はぁぁぁ…最低やな、俺…』リビングに寝ころびつぶやいた。トキに会えるまでに俺が出来ること?せなあかんこと?一体なんなんやろ??

    2008-06-25 02:58:00
  • 361:

    あき◆fawG5bjwfE

    今日はここまでにするわぁ(^-^)
    何か湿布貼ったらましになったから今のうちに…??

    2008-06-25 03:01:00
  • 362:

    みゆきちやん

    更新お疲れ様です?
    腰いわしたん?気付けてねー?お風呂長いこと浸かってふんで湿布はったら効きますヨ´`?
    でわ又続き楽しみにしてます?
    ぼちぼち無理せんと頑張ってください(ω)ノww

    2008-06-25 03:24:00
  • 363:

    *はち*

    あきサン?初めてカキコします?いっつもドキドキしながら読ませてもらってマス?
    一人一人にちゃんとコメ返ししててマメですね?
    楽しみにしてるんで、あきサンのペースで頑張って下さい?応援してます??

    2008-06-25 08:57:00
  • 364:

    あき◆fawG5bjwfE

    みゆきちあん、はっちゃんお初ぅ〜( ・∀・)つ?
    みゆきちあんじゃあ腰踏んでくれる〜(笑)??俺の嫁様はそんな優しいことしてくれへんし(泣)
    はっちゃん俺からマメさとったら何も残らへんしな(笑)ぢゃあ続きでも書くわぁ〜

    2008-06-25 16:44:00
  • 365:

    あき◆fawG5bjwfE

    【俺が出来ること】って考えて考えて振り絞った結果出てきた答え。 【今までトキが支えてくれた俺を今度は一人で立たせる】ことだった。その為には与えられた環境と立場で俺にかせられている問題や課題をこなすこと以外なかった。そう決めると俺はほったらかしにしていた携帯の電源を入れた。問い合わせをすると【新着メール38件】。一つ一つを丁寧に読み返しそれぞれ返信した。その時電源が鳴った。【着信翔さん】

    2008-06-25 16:54:00
  • 366:

    捻挫とかぎっくりの突発的な痛みなら冷やすのいいけど、疲れとかの痛みなら冷やしちゃダメですよぉー!温めて下さいね!!?温シップやドライヤーとかでいいんで?あと、目・肩・腰にのヤツも効くよ?
    ?エラそうにスミマセン?m(__)m

    2008-06-25 17:01:00
  • 367:

    あき◆fawG5bjwfE

    『もしもし…?』「おぉぅ☆やっとつながった(笑)今日は店こーへんのか?」『いえ、何にも考えてませんでした。』「用事ないんやったら手伝いに来てくれや〜。めちゃめちゃ忙しいねんっっ。」翔は話す後ろからは店内のにぎやかな声が聞こえる。『平日やのに珍しいっすねぇ?』「おぅ。お前の教え子等が新規ようけ連れてきてくれてなぁ…えっ?わかった!すぐ行くわ!すまんっ、手離されへんから待ってるぞ!」とゆうと電話は切れた。何かこんな短期間で多少なりとも結果がでたことが嬉しかった。『よし行くか!』気を取り直しスーツに身を包んだ。

    2008-06-25 17:04:00
  • 368:

    あき◆fawG5bjwfE

    みちゃんありがとー??今日の晩ドライヤー試すわぁ( ・∀・)つ
    店に着くと店内の客は新しい顔ぶれでにぎわっていた。あちこちでコールが起こっている。俺に気づいた翔が「VIPいってくれ!朱山様のご紹介や!」と言った。【朱山サン】とゆう名前に物怖じすることなく俺はVIP席に向かった。

    2008-06-25 17:10:00
  • 369:

    あき◆fawG5bjwfE

    『失礼します。あきといいます。』朱山サンの友達は竹中様という実業家の奥様だった。「あらっ?あきって朱山サンが贔屓にしてた子?」『はい。朱山様にはかわいがっていただきました。』にこっと笑ってみせた。「そうなのー。隣に座ってもらってもいい?朱山サンに怒られるかしら?」竹中サンはいじわるっぽく笑った。『いえ大丈夫ですよ。喜んで。』と言い隣に座った。「朱山サンとは連絡とってるの?」竹中サンはしきりに朱山サンを気にしていた。『いえ…僕が東京に行ってからは全くですね…』「そうなのー。でも今はしない方がいいかもね?」『なぜですか?』周りに聞こえないように小声で「前の旦那さんが殺されたらしいの。それで事情聴取うけてるらしいわぁ。」『そうですかぁ…。』竹中サンの話を聞き、わかっていたことだったが朱山サンとトキが親子であるとゆう事実が明確になりやはりやるせない気持ちになった。

    2008-06-25 17:20:00
  • 370:

    あき◆fawG5bjwfE

    竹中サンは朱山サンと同様豪快だった。すっかり俺を気に入ったようで「あきチャン今日いくら使ったらアフターしてくれる?」と絡んできた。『竹中サン酔いすぎですよ(笑)今日は楽しんで帰って下さいね。』と言葉を残し俺は逃げるように席を離れた。《はぁぁ、女の人は何歳になっても女やねんなぁ…》とかしょーもないこと考えながら(笑)店内を見渡すと自分の客がいるホストは誰もが自信をもって接客しているのが見てとれる。その活気が心地よくて俺は色んな席をまわった。

    2008-06-25 17:26:00
  • 371:

    あき◆fawG5bjwfE

    教え子No.1カイト(笑)
    『初めましてあきです!』勢いよく乱入してみた。今まで調子よくしゃべっていたカイトが固まる。「この人誰ー?男前やん?」女の子が食いついた。カイトは困った顔をして俺を見た。『男前?ありがとー☆てかカイトが気に入ってる子ってこの子のことか?目の下に泣きぼくろあるしぃー☆』俺のとっさのパスに一瞬間が戸惑ったが「もうばらさないで下さいよー(笑)」とパスをつないだ(笑)「えぇ〜カイト昨日会ったばっかやしなぁ(笑)」女は嬉しそうに言った。『本間かわいい子やなぁー。俺の嫁にちょっとにてるわぁ(笑)』「えっ?結婚してるん?それやったらやっぱりカイトがいいわ♪」とカイトの腕をしっかり掴んだ。カイトは嬉しそうに会話を続けていた。『ちょちょちょちょー!!二人いちゃつくなってぇ(笑)俺は旅に出るわ(笑)』と言い席を離れた。その後抜きものが何本かおりてたみたい。頑張れカイト!!(笑)

    2008-06-25 17:37:00
  • 372:

    あき◆fawG5bjwfE

    教え子No.2シンヤ
    明らかに雰囲気が悪い。二人黙ったまま目も合わしていない。『初めましてーあきでーす。』一瞬女は「空気よめ」みたいな感じで俺をにらんだが俺を見ると「えらい男前やなぁ〜」と笑みがこぼれた。『どないしてんなぁ(笑)二人して空気暗いでぇ〜。』と聞くと女がシンヤをにらみながら「昨日初めて会って今日店来たのにシャンパンおろせとか本間うざいねん!」と言った。「お前が店でシャンパンぐらいおろしたるわゆうたからやんけ!?」「はぁぁぁ?んまうざいわぁ!!」…………はい、ホストクラブでありがちな光景やね(笑)『まぁまぁ二人とも落ち着きぃな☆シンヤは焦ってるねんなぁ?同期が抜きもの抜いたらそら焦るわ(笑)ユリカちゃんが唯一ワガママ言える子やってんやろ?』「はい…。」シンヤは神妙な顔で答える。「だからってなぁ…。」『まぁまぁ俺も同じホストやからシンヤの気持ちわかるしユリカちゃんも今日は許したって?こいつ不器用やからなかなか伝わらへんねん(笑)…あっ!ドンペリ持ってきて!仲直りのしるしにシャンパンおごるわ☆長い目でこいつ見たってな☆』とユリカちゃんを見てにっこり笑った。「そこまでゆうんやったら…」ユリカは渋々許してくれた。シンヤは「ユリカごめんな…。これからは何でも口に出して言うから一緒におってな。」とゆうと「本間あんた頼りないなぁ(笑)」とシンヤの肩を叩いた。三人で「かんぱぁ〜い」とドンペリを飲み干したぐらい二人いい感じになってきたので俺はまた旅に出た(笑)

    2008-06-25 17:55:00
  • 373:

    あき◆fawG5bjwfE

    教え子達の席を回り盛り上げはしゃいでいると片隅の席に充が目も合わせず照れながら客と喋っていた。いつもの充ならあり得ない光景や(笑)アイスもミネもないのに気づきもしない(笑)『初めましてあきです。』KYな俺は乗り込んだ。「初めまして。あっ!昨日充君とお店来られましたよね?」女はにっこり笑い答えた。なーるーほーどー(笑)充を見ると顔を真っ赤にしながら「いらんことゆうな」って目が言ってた。その席にしばらく居着いてやった(笑)女はとても上品で言葉づかいの丁寧な子やった。酒も回り『ゆきチャンやったんかぁ〜おばチャンがゆうてたNo.1わぁ(笑)』と俺が尋ねると「違いますよ〜。うちのNo.1はボタンって子で私なんか比べものにならないですよ〜(笑)」と女が答えた。『ボタンって子俺見たことないけどそんなすごいの?』「はい。るいさんいてる時からずっと一番やしねぇ。でも今日休みやったんですよ〜。そのおかげでいつもより売上あがりましたけどね。」ゆきは嬉しそうに笑った。「ゆきのがきれいやって絶対!」黙っていた充が急にしゃべったもんやから俺らは腹をかかえて笑った。

    2008-06-25 18:11:00
  • 374:

    あき◆fawG5bjwfE

    家についたのは昼過ぎだった。そのまま俺は死んだように眠りについた。

    2008-06-25 18:14:00
  • 375:

    み。です。かぶっちゃいました……。???
    あきサン みなサン すみませんでした…。m(_ _)mm(_ _)m
    あきサン 応援してマス??
    身体お大事に??

    2008-06-25 21:08:00
  • 376:

    まり

    あきさん兄貴にしたい?笑??

    2008-06-25 22:38:00
  • 377:

    400

    400 400 いぇい??

    あきチャン頑張って?ちぁ?

    2008-06-25 22:56:00
  • 378:

    あき◆fawG5bjwfE

    昼寝してもとった(笑)
    ちょっとだけ更新するわぁ〜(´¬`)
    みちゃんありがとー☆体大事にするわなぁ?
    まりちゃんお初(・∀・)?俺実は妹おるけどいつ会っても金せびられる(泣)まりちゃんと代わって欲しいわ('∇')
    ちあちゃんキリ番とられた(°∇°;)!!500は俺のもの…。

    2008-06-25 23:17:00
  • 379:

    あき◆fawG5bjwfE

    目が覚めたのは夕方だった。体に感じたことないほどの倦怠感を感じる。リビングに向かいテレビをつける。山下のニュースはやっていない。《トキまだ帰ってないんかなぁ…》そんなことを思いながら俺は時間を持て余した。いつも時間に追われながら生きてきた俺にとって1ヶ月といえば一生分の休みをとってるような気分だった。やすに電話をかけることにした。【プルルルルル】呼び出し音はなるがやすはでない。忙しいのかと思い携帯をおくとすぐ携帯がなった。【着信るい】なんや一緒におったんか(笑)『もしもし〜』何気なく電話に出た。

    2008-06-25 23:25:00
  • 380:

    あき◆fawG5bjwfE

    「もしもしっっ!?あきっ??私っ…どうしたらえんかわからへんっ…!!」るいの様子からただ事じゃないことがわかった。『るい?落ち着け。何があってん?』「やすが…やすが倒れてん!あき早くきて!!」『とりあえず救急車呼べ!』電話を切りやすのマンションに向かった。部屋に入ると俺の顔を見たるいが泣き崩れた。「一緒にご飯食べてて…急に胸が苦しいってゆって…あきにゆわれて救急車呼んだんやけど私やすの顔見るのが辛くて…様子だけ伝えて家に残ったんや…。」とゆうとより一層声をあら下手泣いた。『とりあえず病院行くぞ!』泣き続けるるいの手を引きやすの車で病院に向かった。病室に入ると眠っているやすがいた。『おいっ!?やすっ!?やすっ!?』俺の呼びかけに反応しない。「何してるんですか!?ここは病院ですよ!?」俺の大声に気づき看護婦さんが病室に入ってきた。『すみません、やすの容態はどうなんですか?』と尋ねると「肝硬変やね。若いのに無理してたみたい。でも命には別状ないから安静にね。」と言うと看護婦はしぃーっと口に指を立て病室を出て行った。るいは相変わらずやすの側で泣いていた。俺は翔に事情を話すため病室を出た。「そうか…。従業員達にはゆっとくから。やすのこと頼んだぞ。」と翔は言い電話を切った。るいが心配で病室に戻るとるいは泣きはらした目で「着替えとか取りに帰らないとね。」と言い「あき乗せてくれる?」と俺に言った。『おう…。』俺とるいは揃って病院を後にした。助手席でるいは平然を装い俺に話しかけてきた。「トキちゃん見つかった?」俺は昨日からの話をした。るいが無理矢理落ち着つかせたるい自身を壊さないように俺も平然を装った。だってるいは人一倍寂しがり屋で傷つきやすくて繊細やから。

    2008-06-25 23:47:00
  • 381:

    あき◆fawG5bjwfE

    充のゆきの話もした。『あいつどうやらゆきちゃんにはまってるねん(笑)』場を明るくするように俺は笑っていった。「へぇ〜充君がなぁ(笑)であきは誰行ったん?ボタン?」『いやいやハルチャンゆう子やったで。ボタンゆう子は予約一杯やったみたい。』「さすが私を越えたNo.1やなぁ(笑)まぁあきも予約取れたら行ってみ、見る価値ありやで(笑)」とるいは無理矢理笑っていた。マンションに戻りタオルや下着や鞄に詰め込み「私今日やすんとこ泊まるからあき送るわ。」と言い俺のマンションまで車を走らせた。『何かあったらゆえよ。明日も俺病院行くからな。』と言い車を走らせるるいに手を振った。

    2008-06-25 23:55:00
  • 382:

    まり

    お初ちゃうねん?
    前にも名無しで書いてたよ?笑
    なんか切ないけど話めっちゃいい?
    すきな人欲しなる?

    2008-06-26 02:03:00
  • 383:

    ちぁ?

    あきチャン今日は書かへんのン?たまにはユックリ休みも必要やしね−?

    2008-06-26 22:56:00
  • 384:

    あきちャん休憩ちゅぅ?(´∀`)またヒマな時書いてな★あきちャん出てこな寂しいやン!!♪(*'-^)-☆

    2008-06-29 06:10:00
  • 385:

    あき◆fawG5bjwfE

    まりちゃん前から読んでくれてたんかぁ(・∀・∩)?好きな人おったらええでぇ〜でもめっちゃ苦しーなるなぁ(泣)俺こんなキャラちゃうのに(T^T)
    ちあちやんー(*^-^)ノちょっと仕事が忙しくてよぉ〜(T^T)ペース落ちるけどまた覗いてなぁ?
    綾っぺっ(・∀・)?寂しいとかゆうな(笑)俺が一番今寂しいわ(T^T)話全部終わったら今の生活書いていくわ?本編より泣けるで(笑)

    2008-06-30 13:29:00
  • 386:

    ゆう

    あきサン元気?体調どうですか?無理しないように頑張ってね??

    2008-07-01 20:23:00
  • 387:

    あき◆fawG5bjwfE

    久しぶりに更新しま(・∀・∩)
    >>404続き
    再び家に帰った俺はただ呆然とやすのことを考えていた。《肝臓かぁ…もうホスト続けるんは無理やなぁ…》今までどんな時でも一緒に笑って泣いていてくれたやすを思うと胸が苦しくなった。こんな時は特にトキに会いたくなる。トキやったらなんて言うかな?俺のこと抱きしめて胸で泣かせてくれるかな?『あんたは頑張れ』って背中押してくれるかな?強いふりした俺はお前に会うまで壊れてしまってないかな?【自分の足で立つ】って決めたのに俺は思った以上にトキを含め周りの人間に依存してるわ…。

    2008-07-04 01:38:00
  • 388:

    あき◆fawG5bjwfE

    《何かせんと!俺の出来ることせんと。何!?何なん!?……てか店しかないやん…。》落ち着かない俺はとりあえず一人になりたくなかった。俺の居場所は店しかなかったから。俺を必要としてるのはここしかないから。虚しさを感じながら店へ向かった。俺が解決せなあかん事は正直山積みだった。大阪の店の売り上げの低下や従業員教育、東京の店の売り上げや新規開拓…。落ちてる暇はない。「いらっしゃ…あきさん!?やすさんどうなんすか!?」店に入ると俺に気づいたナツオが近づいてきた。『すまん…後でみんなに話すから先オーナーのとこ行くわ。』ナツオに素っ気なく答え事務所に入った。「あきっ!?やすはどやねん!?」翔が席を立ち俺の前に立った。『肝硬変みたいです…今るいがついてます。仕事はもう…。』そこまでゆうと頬を涙がつたった。「あき!?お前泣いてるやんけ!?」翔が心配そうに俺をのぞき込む。『あれっ?おかしいですね(笑)俺何泣いてるんやろ?』翔に悟られないよう涙をふいた。

    2008-07-04 01:51:00
  • 389:

    あき◆fawG5bjwfE

    しばらく様子を見ていた翔がぼそっと「お前しばらく休め。お前の代わりはどこにもおらへんのやからお前が壊れてしもたら俺が困るねん。お前には負担かけすぎた。本間にすまんかった。店の事はええからお前が東京の店あけてわざわざ戻ってきた本間の用事片づけてこい。」そうゆうと翔がにかっと笑った。「お前がそこまでになる女俺も見てみたいしな(笑)」翔には全てお見通しだった。やっぱり翔にはかなわない。見透かされた俺は『ありがとうごさいます』と深々と頭をさげ事務所を後にした。騒がしい店内を見渡し充を呼んだ。やすの事と翔との話を話すと「教育係は俺に任せて下さいね☆こっちいる間いつでも電話下さい。いつでも走るんで(笑)あきさんが今まで俺らにしてくれたこと今度は俺がしますから☆」と笑ってくれた。不覚にもまた泣きそうになった(笑)

    2008-07-04 02:02:00
  • 390:

    あき◆fawG5bjwfE

    自宅に帰り俺は眠りについた。その晩トキの夢を見た。トキが小さく丸まって泣いていた。俺が名前を呼ぶと悲しそうに笑っていた。トキ!?トキ…!?名前を呼び手を取ろうとした時目が覚めた。 シャワーを浴びリビングでテレビをつける。山下のニュースはもうやっていない。《今日一日ははれでしょう。》テレビの中でキャスターが言う。《よしっ!喫茶店にでも行くか!》俺は身支度をしトキの働いていた喫茶店へ向かった。

    2008-07-04 02:08:00
  • 391:

    あき◆fawG5bjwfE

    「いらっしゃ…あっ…。」以前トキに関わるなと忠告した女がいた。女は無愛想に「もうここにはこないでって言ったやん!?」と俺を睨んだ。店内には数名の客がのんきに談笑していた。『あのっ!?本間にお願いします!トキの居場所を教えて下さい!』俺はなりふり構わずその場で土下座した。「ちょっ…もうやめてって!」焦る女にかまわず『お願いします!お願いします!』と繰り返した。ほかの客はじろじろこっちを見ている。騒ぎに気づいた店長が顔を出し「君どうしたんや?とりあえず顔あげてくれるか?」と俺を奥に通してくれた。「まぁこれでも飲んで?話きこかー。」とコーヒーを俺に出しにっこり微笑んだ。

    2008-07-04 02:16:00
  • 392:

    あき◆fawG5bjwfE

    俺は人の良さそうな店長にトキの事を話した。店長は無言で頷きながら聞いている。俺が話し終わると今まで無言だった店長が口を開いた。「君があき君やったんか…トキちゃんがよく話してたから。」店長は懐かしそうに目を細めていた。「みきチャン…あっさっきの子な。トキちゃんと仲良かったからなぁ。あき君の事嫌ってるんもしょーがないな」店長は意地悪げに笑った。『はい。それはわかってます。でも、それでもトキに会いたくて…。』「でもあき君、奥さんはどうするん?」『えっ?』「トキちゃんからあき君が結婚したって聞いた時トキちゃん見てられへんかったで?」『???』俺は意味が分からず言葉が出なかった。「トキちゃんの新しい職場の子やろ?」店長が尋ねるがもう意味がわからなかった。『あの…僕結婚なんかしてないんですけど…』と漸く答えると店長はびっくりしたように「えっっ!?トキちゃん話してたよ?その子と東京いってしまったって!!」身に覚えのない話に困惑しているとみきが部屋に入ってきた。

    2008-07-04 02:26:00
  • 393:

    あき◆fawG5bjwfE

    「あんたええ加減にしーや!るいゆう女と東京行って一緒になったんやろ!?」みきの一言で話が読めた俺は愕然とした。《あそこにトキはおったんかぁ…ボタンちゃん?トキや!トキの事や!》るいの事を勘違いされてもしょうがない。ほぼ毎日通ってたから誰が見てもそう思うだろう。『違うんです!東京へは一人で行きました!るいはツレの彼女やし!』「ええ加減な事言いなや!トキがどんな気持ちで二人が部屋入るん見てたかもしらんと!」みきは声をあらげて言った。『本間やねん!るいに聞いてもらってもええし俺が思ってたんは東京行ってもトキだけや!トキ一人だけや!』俺は胸の内を伝えた。「…本間なん?トキの勘違いやったん?」みきは静かに尋ねた。『うん、るいとは体の関係もないし信じてほしい。』俺は祈るような気持ちでみきに訴えた。

    2008-07-04 02:35:00
  • 394:

    あき◆fawG5bjwfE

    「信じるわ…。トキに会いに行ったって?今あの子ボロボロやから…。」みきは漸く俺の言葉を信じてくれたみたいでトキに会うことを許してくれた。『ありがとう。今から行ってくるわ。』俺は二人に頭をさげトキの働く店にむかった。

    2008-07-04 02:38:00
  • 395:

    あき◆fawG5bjwfE

    今日はここまでにしま(;´д⊂)
    おやすみなされ

    2008-07-04 02:39:00
  • 396:

    名無しさん

    うわーめちあいい所
    やないですか(つд`)
    あき君じらすん好きネ?
    お疲れ様でシタd(∀`?)
    又楽しみしてます??

    2008-07-04 03:10:00
  • 397:

    あきちン★更新ありがとーめちャいいとこやン!!んまひさびさ出て来てくれて嬉しいやン(*^ー^)ノ忙しそぅやし無理せンときね☆

    2008-07-04 06:26:00
  • 398:

    翔子

    めちゃ好きでずッと読んでます??更新楽しみにしてます(∀)?

    2008-07-04 13:48:00
  • 399:

    あき◆fawG5bjwfE

    名無しサンお初( ・∀・)つ?じらすんすっきゃねん(笑)
    綾ちあん久しぶりに更新してみた??マメにのぞいてくれてるみたいやなぁ??ありがとなぁ( ´艸`)
    しょこたんお初(´¬`)まとまりのない話やけど気長に読んでな(*^-^)ノ

    2008-07-04 13:54:00
  • 400:

    あき◆fawG5bjwfE

    店を出てタクシーを探す。いつもならすぐに捕まるタクシーもこんな時に限っては全く捕まらない。ようやく一台のタクシーが止まった。タクシーに乗り込むといつか俺と充を乗せたおっちゃんやった。「おう兄ちゃん久しぶりやなぁ〜」おっちゃんは陽気に話しかけてきた。『本間やね。てかおっちゃん前の店行ってくれる?』「ハハハッ!相変わらずやなぁ(笑)よっしゃとばして行ったろ☆」おっちゃんはそうゆうと抜け道を抜けてトキの店まで向かった。「なんやええ女でもおるんかいなぁ?」ルームミラーで俺の顔を見ながらニヤニヤ話す。『見つけたんです!俺の生涯愛せる女♪』俺はトキに会えるうれしさからテンションが上がりきっていた。「ふ〜ん(笑)兄ちゃん若いんやしあんまりはまるなよ(笑)」おっちゃんは笑った。店の前まで着くと「頑張れよ」って手振ってた。

    2008-07-04 14:02:00
  • 401:

    あき◆fawG5bjwfE

    店の前に着くとおばちゃんが俺に気づき嬉しそうに声をかけてきた。「お兄ちゃんまた来てくれたんかぁ〜(笑)ハルちゃんつけよかぁ?あの子あれからすごい頑張ってくれてるねん☆今店のな…」『トキ…じゃなくてボタンつけてくれる?』おばちゃんは困った顔をして「ボタン予約で埋まってるんやわぁ…最近警察の事情聴取があるからあんまり店も出られへんし…。」『料金は言い値でいいから!ボタンに会わしてくれ!』「お兄ちゃん困るわぁ…あの子の客はみんなそうゆうから誰も断れへんのよぉ…」『今日ボタン何時までなん?』「一応九時やねんけど…」『待ってるわ!ここでずっと待ってるわ!』「ちょっとっ!それは困るわ!うちの大事な商品やで?るいチャン連れて行ってボタンまでどないかされたらうち潰れてしまうわ!!」『待ってます。店に迷惑かけるような事はしませんから。』俺の変わらない態度におばちゃんは困惑しておりため息をつきながら「わかったわ。その代わり九時まで誰かと遊んでいってもらうで!うちやって商売なんやから!」と言った。トキに会う前にほかの女に触れたくも触れられたくもなかったけどトキに会う為にはしょうがなかった。『わかりました。』そうゆうと俺は奥の部屋に通された。

    2008-07-04 14:14:00
  • 402:

    名無しさん

    んわーっドキドキ…
    お話もあきサンもめっちゃ好き?(〃▽〃)
    見れて嬉しいー?ありがとー??

    2008-07-04 22:44:00
  • 403:

    ちえ

    メッチャ気になる??

    2008-07-05 19:06:00
  • 404:

    あき◆fawG5bjwfE

    名無しサンちえチャン読んでくれてありがとー(*^-^)ノ
    今から更新するわ☆

    2008-07-05 19:31:00
  • 405:

    あき◆fawG5bjwfE

    「失礼します〜」部屋に入ってきたのはハルだった。「おばちゃんがあきさん来たってゆうから嬉しくて☆」無邪気に喜ぶハルを見ると胸が痛んだ。ハルを抱いたのに今の俺はトキを待っているから。俺は平然を装い『今日は話しに来たんや♪』とハルを見て笑った。ハルは心配そうな顔で「前何か問題ありましたか?」と尋ねてきた。『いやいや違うけど今日はそんな気分ちゃうねんー。』「営業ですか…?」ハルは泣きそうな顔で俺を見る。『んー…そうじゃないねんけど話するだけはあかんかなぁ?』俺が尋ねるとハルは黙って部屋を出て行った。《んまっ何やねん…。》不可解なハルにいらだちながらタバコに火をつけるとおばちゃんが部屋に来た。

    2008-07-05 19:39:00
  • 406:

    あき◆fawG5bjwfE

    「ちょっとお兄ちゃんハルちゃんに何言うたん?」おばちゃんは声を荒げて俺に詰め寄る。『別に何も言ってないで。話がしたいゆうたら何か怒ってしもたんや。』不機嫌に言うと「そうかぁ…いやハルちゃんな、前にお兄ちゃん来るまで仕事やめたいってお客さん帰る度泣いてたんや。お兄ちゃんと会ってから見違えるように明るくなってリピーターさんも着くようになって私は喜んでたんよぉ。」『はぁ…。』「お兄ちゃんに惚れてもたんやろなぁ…。あの子、東京行くためにお金ためるってゆってたし…」おばちゃんは続けてハルの事をしゃべってたけど頭に入らなかった。《なんやねん…プラベで俺が誰を好きになろうとええやんけ。俺仕事中ちゃうしな、あ゛あ゛ぁぁぁぁ!!うざいっっっ!!!》俺はハルに対する苛立ちで一杯になった。

    2008-07-05 19:53:00
  • 407:

    あき◆fawG5bjwfE

    「…まぁハルちゃんの事もわかってたってな。」とおばちゃんは話し終わると俺を見て笑った。『なぁおばちゃん?俺金ちゃんと払うし9時まで誰もつけんとここおらしてもらえへんかなぁ?』「んー…。女の子等も変に意識するからそれは難しいなぁ…。」『ほんなら喋るだけでええ子誰かつけてよ?』おばちゃんは困った顔で話し出した。「なぁお兄ちゃん。ここにおる子はな、どこか心が欠けてしまってるねん。だからお兄ちゃんみたいな子が優しくしてくれたら誰でもみんな寄りかかりたくなるねん。女の子等に割り切って仕事させてくれたらええお客さんやった、って女の子らはまた仕事頑張れると思うんやけどな。ここはミナミや北のホステスがおるん違うで?男が女買いに来る場所や。だから何かしら事情抱えた女の子らが気張って仕事してるんやからお兄ちゃんみたいなええ子が来たらみんな壊れてしまうねん…。私にしたらお兄ちゃんはええお客さんや。でも女の子あっての商売やから…な?わかるやろ?」おばちゃんは言葉を濁し下を向いた。『…ここには来たらあかんのんですか?』俺はおばちゃんに静かに尋ねた。おばちゃんは「ごめんねぇ…」と申し訳なさそうに俺を見た。

    2008-07-05 20:15:00
  • 408:

    あき◆fawG5bjwfE

    女の子が俺を好きになるから店に来たらあかんって?寄りかかりたくなるから来たらあかんって?知らんやんけ。じゃあ店来てくれたらええやん?俺店やったらなんぼでも寄りかからせたるやんけ?夢見せたるやんけ?何でそんな弱いねん?心が欠けてる?ふざけんなや?誰も心まともなやつなんかこの世におらんし。だからみんな必死で踏ん張ってるんやんけ?プライベートまで俺はホストやってへんで?

    2008-07-05 20:26:00
  • 409:

    あき◆fawG5bjwfE

    『わかりました。迷惑かけました。でもトキには必ず会いますから。』そう言い残し俺は部屋を出た。階段を降りると待機の女の子達が騒いでいた。気にもとめず店を出ようとすると一人の女と目があった。色白の肌に大きな目。大きな目は冷たくて感情のよめない何ともいえない寂しい雰囲気をかもしだしていた。

    2008-07-05 20:35:00
  • 410:

    あき◆fawG5bjwfE




    トキ!?

    2008-07-05 20:36:00
  • 411:

    あき◆fawG5bjwfE

    『トキ!?トキ!?』俺は必死で呼びかけたがトキは客の待つ部屋へと姿を消した。すると待機の女の一人が俺の側に来て「ハル手首切ったから。」とぼそっと言った。『ごめん…。』そう言い残し店から逃げるように出た。店から出て落ち着こうと喫茶店を探した。

    2008-07-05 20:44:00
  • 412:

    あき◆fawG5bjwfE

    今日はここまでにするわー(-_-;)
    てかな、聞きたいねんけど俺が悪いんかな?寄りかかりたいとか俺関係なくない?手首まで切るほど追いつめたんかな?こんなん思う俺最低なんやろか?ホストってだけで一人の男やのに何かこの事あって本間自分がいやになってん(-_-;)
    女の子の考え方教えてほしい。

    2008-07-05 20:48:00
  • 413:

    名無しさん

    ハルって子が弱すぎやわ。

    2008-07-05 22:45:00
  • 414:

    う〜ン…あきちャん悪くないやンねぇヾ( ´ー`)最低とか思わンでいいと思う!!なんで客に寄りかかるン?ちゃうくない?普通逆やん…あンま気にしなやー★がンばれあきちャん?

    2008-07-05 23:41:00
  • 415:

    ちか

    あきさんは悪くないよ(´・ω・`)
    女の子が弱すぎる…
    客には寄りかかりたくないなぁ…
    県外からだけど毎日楽しみに見てます( ´艸`)

    2008-07-06 01:33:00
  • 416:

    名無しさん

    何か小説見てたらつねに『俺かっこいー』とか『俺は男前』みたいに書いてるけど、書きすぎて嘘くさい?芸能人ちゃうんやから?

    2008-07-06 01:39:00
  • 417:

    さら

    うち、風俗女。手首切るのはやりすぎやけど…ホストぢゃなくてもなんもしない客は、いい人に見えてまうし、その反面、自分に商品価値がないのかとかいろいろ考えてしまう。仕事中、優しくされると心壊れる気持ち…私にはわかる。

    2008-07-06 02:05:00
  • 418:

    はる

    初めまして♪
    いつも楽しみにしてます。
    私も、元風俗です、
    でも、お客様に寄りかかりたいとは思った事は、ないかなぁ…。
    でも、上の人が書いていらっしゃる事も分かるかも…。
    自分の欲望をはらしに来る男性たちが多い中で、若くて素敵な男性に優しくされたら、何だかね…。
    ちなみに、私は今、4年目になる彼が、ミナミでホストを始めたんですが、電話するたびイライラしてたり元気がなくて、どう声をかければいいのか…。
    難しいですょね、人間って…。
    思われたい人には、思われたい様に思われないし、気にしてない人に、ふっと思われてたり、、、。

    2008-07-06 02:27:00
  • 419:

    ?

    人の気持ちばっかり考えてたら振り回されて自分も疲れるよ?

    みんな自分のこと考えて生きてんのは当たり前のことやし、あきくんのせいじゃないと思う?

    2008-07-06 04:16:00
  • 420:

    ?

    ウチも本番屋でした。
    全てに鈍くなるかも?とにかくいつも痛いから…?。流れ作業的に仕事してたら時々わけ解らなくなる時もあるしー。痛みには慣れて強いけど不意に優しくされたらクラ〜っときちゃうかもですねー。
    でも、人のことも考えなあかんわなぁーハルちゃん?

    2008-07-06 05:56:00
  • 421:

    名無しさん

    この店へん

    2008-07-06 06:25:00
  • 422:

    名無しさん

     〃\(^-^)

    2008-07-06 08:42:00
  • 423:

    名無しさん

    >439
    同感。嘘くせー。やけど所詮ここは自己満ワールドやから許そうや。

    2008-07-06 11:28:00
  • 424:

    じゅリ

    何か泣けてきた..?
    あきさんのお話に出てくるいろんな女の子と昔の自分が被ってしまって。。

    頑張って下さい?
    最後まで読ませて貰います。

    2008-07-06 17:23:00
  • 425:

    あき◆fawG5bjwfE

    おぉぉぉう(°∇°;)!!問いかけてみるもんやなぁ(;゜O゜)!!
    最初に『悪くない』ゆうてくれた人ありがとー。本間わからへんようになってて顔が知られてるホストやからあかんのか?とか自分の立場とか本間に嫌になってん。『気持ちがわかる』ってゆってくれた人もそれもわかるねん(-_-;)どっか欠けてる人間一杯店で見てきたからな…。俺トキで一杯いっぱいやって余裕がなかってん。後『俺ナルシスト疑惑』…はいっ自分大好きです(笑)自分が好きじゃなかったら仕事でお客さんでも従業員でも人はひきつけれません( ・∀・)つけど結果は出してきたから俺は自分に自信持ってるで。気悪くさせたらごめんな!!まぁあほな自意識過剰のホストの独り言や思って笑いながら見てな(*^-^)ノ

    2008-07-06 20:08:00
  • 426:

    あき◆fawG5bjwfE

    >>434続き
    俺は古びた喫茶店で時間を潰した。一分一秒がこんなに長いものかと何度も時計に目をやる。電話を見るとるいからの着信が入っていた。そういえばやすの病院へ行く約束をしていた。気を落ち着けるいに電話をかける。『もしもし…?』「あきっ!?どこにいるん?やすが朝方目覚ましてあきの事気にしてるねんけど…。」るいは明らかに機嫌が悪かった。『るい…ごめん…。今日は病院行けそうもないねん…。』「えっ?意味分からへん!やすもうこの年でホスト引退せなあかんのやで?先のこと見えんくて今苦しんでるわ…。」やすの事を思うと胸が痛んだ。しかしここでこの場を離れたらまたトキがいなくなってしまうような気がして俺はやすの元へ行くことができなかった。『るい…実はトキ見つかったんや。』「えっ…?今日じゃなくてもええやんか!!」そうゆうとるいは一方的に電話を切った。『はぁぁぁ。』重たいため息がこぼれる。《一人の女にはまりすぎてツレ知らん顔とか最低やな、俺…。》

    2008-07-06 20:22:00
  • 427:

    あき◆fawG5bjwfE

    るいを怒らせても大事なツレの側に行けなくても時間は早く過ぎてくれへんくて《本間にトキに会えるんか》ってゆう不安と《会ってもトキに拒絶されるかも》ってゆう恐怖が俺を襲った。【午後8時50分】店員はほっとしたような顔でレジをうった。『長居してすみませんでした。遅くまでありがとうございます。』と言いレジに一万円札を置き外に出た。トキの店に少しずつ近づくが足がすくむ。《怖い怖い怖い怖い!!》胸の内はこんなもん(泣)でも《今度こそはトキを守りたい》ってゆう方が強くて俺は店の扉をたたいた。

    2008-07-06 20:31:00
  • 428:

    名無しさん

    あげ??

    2008-07-06 22:42:00
  • 429:

    名無しさん

    何かこの人キモい?そこまでチヤホヤされるホストとかそんなおらんやん?しかもホスト?みんながあき君の事好きになるんだね?すごーい?

    2008-07-06 22:59:00
  • 430:

    名無しさん

    ↑けなしてるんか褒めてんかよぉわからん人やなぁ?
    あき君頑張って完結してなぁ??

    2008-07-06 23:03:00
  • 431:

    名無しさん

    否定してる人は本人知らんからやろ。
    荒らさずに読んでください。

    2008-07-06 23:53:00
  • 432:

    更新オツカレさまァ(・ω・)/綾わあきちン応援してるでー★がンばってな!!

    2008-07-07 06:04:00
  • 433:

    あき◆fawG5bjwfE

    あげてくれてありがとー(*^-^)ノ
    今からちょい更新するわぁ( ・∀・)つ

    2008-07-07 16:43:00
  • 434:

    あき◆fawG5bjwfE

    「はい…、あぁお兄ちゃんか…。ボタン奥で待ってるわ。手短に頼むで。」おばちゃんはそうゆうと気怠そうに俺を部屋に通した。しばらくして部屋のドアを誰かがノックした。『どうぞ!』俺は緊張の絶頂で思わず声が上づった。『…トキ?』俺が知っているトキより一回り細くなったトキがそこに立っていた。『久しぶりやな、俺めっちゃさが…』「初めましてボタンです。今日はご予約頂きましてありがとうございます。」トキは俺の言葉を遮りそう言った。

    2008-07-07 16:55:00
  • 435:

    あき◆fawG5bjwfE

    『おいっ?俺や!あきや!?トキ!?』俺は夢にまで見たトキを力一杯抱きしめた。「お客さん?困りますよ?始めます?店出ます?」腕の中でトキ…いや…ボタンは言った。俺はボタンを離し『頼むから普通に喋ってくれ。頼むわ…。』と頭をさげた。ボタンはため息をつきながら「店から出てもらえます?」と冷たい目で俺を見た。『嫌や!!』俺は泣きたい気持ちを抑えてボタンに懇願した。「じゃあ仕事させてもらいますね?」とゆうと呆然と立ちすくむ俺のスボンをおろし始めた。『やめてくれ!なぁ!?トキ!?』俺は必死で抵抗したがその度にボタンは「店でます?」と冷たく尋ねてきた。温かいおしぼりで俺の陰部を丁寧に拭くボタン。それを上から眺めるしかできない俺。頭の中が真っ白だった。お前はこの時何を考えてたん?何を俺の先に見てたん?なぁ…教えくれや?トキ…。

    2008-07-07 17:07:00
  • 436:

    あき◆fawG5bjwfE

    薄い生地のワンピースを脱ぎ去ったトキの体は痛々しい程痩せこけており骨が浮き出ていた。背中の紅のボタンの花の近辺には沢山の打撲後があり背中はまるでボタンの花が満開に咲き誇ってるかのように見えた。俺はトキを苦しめた罪悪感から何度も目をつぶろうと思った。泣きそうにもなった。でも必死に目を開けて俺はトキを凝視した。これが俺の罰なんか…?トキをあの時手放した俺の罰?

    2008-07-07 17:14:00
  • 437:

    あき◆fawG5bjwfE

    トキが俺の体を愛撫する。まるで俺の心の傷を癒すように…。トキが俺の上にまたがる。リズミカルに揺れる。まるで機械のように、人形のように。俺は涙を我慢してたのに知らない内に涙が頬をつたった。トキを見るとトキも泣いていた。『…何で…泣いてるねん…?』俺はトキに尋ねた。トキは無言で仕事を続けた。事がすみトキは無言で片づけを始めた。『なぁトキ?』トキは手早く荷物をまとめると「ありがとうございました。」と言うと俺の顔を見ず部屋から出て行った。部屋に残された俺は追いかけることも出来ずただ呆然と天井を見ていた。

    2008-07-07 17:35:00
  • 438:

    あき◆fawG5bjwfE

    しばらくしてまた部屋の扉がなった。「お兄ちゃん入るで?」そう言って顔をのぞかせたのはおばちゃんやった。俺は体を起こしおばちゃんと向かい合って座った。「あんたの知ってる子やったか?」おばちゃんは意味ありげに俺に尋ねてきた。『間違いないです…けど…。』「何かあの子には大事なもんがかけてるやろ?どこでなくしてきたんやろな…?過去か?母親か?それとも兄ちゃんか?…あの子は人の痛みがわかる子や。だから客はこぞってあの子を買いに来る。」おばちゃんの言葉は俺の確信をとらえていた。【トキが失したもの…?】俺は頭の中で繰り返していた。「これ以上ゆわんでも兄ちゃんが一番わかってるはずや。」おばちゃんは寂しそうに笑い部屋を出て行った。

    2008-07-07 17:45:00
  • 439:

    あき◆fawG5bjwfE

    なぁおばちゃん!?わかれへん!!ちゃんとゆうてーな!?トキは何を失してん!?俺はどうしたらええん!?俺はトキしかいらんねん!!地位も名誉も金も女もいらん!!トキだけが俺の全てやねん!!頼むわ…。もう一回ボタンじゃないトキに会わせてくれ…。

    2008-07-07 19:45:00
  • 440:

    あき◆fawG5bjwfE

    俺は店を出てミナミに向かった。こんな日は一人で居たくない。俺はタクの中からいきつけのバーに電話をかけた。『もしもし…あきですけど一人で行くんでカウンターあけといてもらえます?』俺は携帯を鞄に放り込み流れる街並みに目をやった。同伴中のホステス。酔っぱらいのサラリーマン。キャッチしてるホスト。ミナミの街を風切って歩いてるやーサン。全ての人たちに自分と同じような感情を持ってる事が滑稽で笑えた。「着きましたよ?」タクの運チャンの一言に現実に戻る。『ありがとう』と金を渡しバーの扉をあける。

    2008-07-07 19:51:00
  • 441:

    ゆう

    泣いてしまった

    2008-07-08 02:17:00
  • 442:

    あき◆fawG5bjwfE

    ゆうちゃんごめん(-_-;)俺も携帯で打ちながら泣いた。

    2008-07-09 01:41:00
  • 443:

    あき◆fawG5bjwfE

    「いらっしゃい。あき久しぶりやな。」バーのしんチャンが笑った。『お久しぶりです。』軽く会釈をしカウンターに座った。しんチャンとは俺がホストでまだ飯が食えなかった頃よく店で飯を食わせてもらってた俺にとって兄貴のような存在やった。「あきが一人で来るゆうたら何かあったんか?」よく冷えたビールを俺の前に出し変わらぬ穏やかな顔で俺に尋ねた。『しんチャンにはすぐわかるんやね…。』そう言い俺はビールを一気に飲み干した。するとしんチャンはしばらく無言で俺の顔をマジマジ見て「…もしかして…女か?」と意地悪げに聞いてきた。『はぁぁぁ…。何でわかるんすか…。』「はははっ!やっぱりな!お前がそんなしょぼくれてるんなんか見るん初めてやしな。我が親が死んだときですら顔色変えんと客とここで酒飲んでたお前がな!?」『そうでしたね…。』昔の話を思い出し少し気分が落ちていると「お前がここに来たんは話聞いて欲しかったからやろ?何でも話せや?お前がなんぼえらくなっても俺にしたらお前はいつまでたっても頼りない弟なんやから(笑)」そう言うと店内に流れる音楽を大きくした。「おいー!まことー!?」しんチャンは従業員を呼んだ。「今日はお前に店任せるわー!何かあったらゆうてくれ。」と伝え「場所変えるぞ?」と俺に言い二人で店を出た。

    2008-07-09 01:58:00
  • 444:

    あき◆fawG5bjwfE

    二人が向かったのはミナミから少し離れた小さなバーだった。二人でカウンターに腰掛け吐き出すかのように今までの話をした。しんチャンは「うん。」「そうかぁ。」「それで?」しか言わない。俺を否定もしなければ肯定もしない。大概の人間は多かれ少なかれ自分の価値観で他人を評価しようとするがしんチャンには全くそれがなかった。それが逆に心地よくて意固地だった俺はしんチャンには心を開けた。初めてトキと出会ったヘルス、一緒に住もうとして居なくなった事、長野で一年ぶりに再会したこと、一緒に暮らし始めたこと、トキの母親のこと、山下のこと、今日のこと…。俺は二時間ほど夢中で話していた。話が終わりしんチャンは「そうかぁ…。この三年ぐらいでいろんなな事あったんやなぁ。」って俺を見ながらつぶやいた。

    2008-07-09 02:09:00
  • 445:

    あき◆fawG5bjwfE

    「あき…。今お前が苦しんでるのはよくわかった。でも勘当同然に地元から大阪出てきて『この街で一旗あげたる!』って意気込んで田舎も親も感情も捨てて突っ走ってきたお前が何で今こんな苦しいんかわかるか?」『…。』「その子と出会えたからやろ?その大事な女が苦しんでるからお前は今苦しいねん…。わかるか?」しんチャンは悲しい目をして俺を見た。「お前が悲しいから苦しいんじゃなくて大事な人が悲しいから苦しいねんで?それが普通の感情や。お前が田舎から出てきた時に色んなもんと一緒に捨ててもた普通の感情やねん。」そうゆうとしんチャンはおしぼりを俺に投げつけた。『???』なぜおしぼりがとんできたのか分からずきょとんとしていると「ちょっ!?俺が泣かしたみたいやんけ(笑)」そう言って笑った。俺また泣いてた。この涙も胸の締め付けられる痛さも全部トキも一緒や思ったら余計に涙が止まらなかった。しんチャンは何も言わず泣き続ける俺を見ていた。

    2008-07-09 02:24:00
  • 446:

    あき◆fawG5bjwfE

    その後は東京の店の話なんかして時間が過ぎた。何度かしんチャンの携帯に従業員らしき着信が入ったがしんチャンは無視してた。「俺も弟が苦しんでたら苦しいねんで。」って照れくさそうに言ってくれた。しんチャンといると酒がよくまわる。その後のことはよく覚えていない。目が覚めると店の事務所だった。ソファーにはしんチャン、床には翔が転がっている。『???』状況が飲み込めず立ち尽くしていると缶コーヒーを人数分抱えたゆかりが事務所に入ってきた。

    2008-07-09 02:33:00
  • 447:

    あき◆fawG5bjwfE

    「おっ☆!?あきおはよー♪」ゆかりは驚いている俺を尻目によく冷えた缶コーヒーを差し出してきた。『えっ!?なっ!?』(ゆかりがなぜここにいるのか?俺がなぜここにいるのか?)言葉にならず口をパクパクしている俺を見てゆかりは笑って言った。「ゆってなかったけど私の付き合ってる男、その床に転がってる酔っぱらいやで(笑)」と翔を指さした。「昨日しん君から夜中翔に電話があって私が向かいに行ったんやからぁ!酔っぱらい二人も!!(笑)事務所着いたらしん君が久しぶりやし飲もうゆうて翔と二人でウダウダ言いながら飲んでたわ。本間に男ってめんどくさいなぁ(笑)」ゆかりはニコニコ笑いながら散らかった事務所を片づけていた。

    2008-07-09 02:43:00
  • 448:

    あき◆fawG5bjwfE

    ゆかりにゆわれても状況が整理できない俺…。
    あっ(・∀・)?…えっ( ̄◇ ̄;)!?…(゚Д゚)マジデ???←こんな感じやった(笑)『昨日は面倒かけてごめんなぁ…』ゆかりに申し訳なくなり頭を下げた。「ええよええよ☆久しぶりにあきにも会えたし(笑)翔な、内緒やけどあきにだけやきもちやくねん(笑)」ゆかりはそう言い幸せそうに笑った。『ふ〜ん…(照)てか俺昨日の事全く覚えてないねん。翔さんとしんチャン何喋ってたんやろ…?』「ん〜あたしも途中で帰ったからよくわからんけど、あきの話してたみたいやで?」『えっ?』「あきを解放してくれってしん君がゆってたなぁ…。あっ、後は『俺の弟や!!』とか『俺の右腕や!!』とか言い合ってたわ(笑)」ゆかりは首を傾げながら片づけの続きをしていた。

    2008-07-09 02:54:00
  • 449:

    あき◆fawG5bjwfE

    しんチャンが翔に何を言ったのかは気になったが二人は幼なじみでとても仲がよかったので酔った席での話なんやろー、って気にせず片づけを手伝った。
    「んっ?あ゛ぁぁー!」翔が目を覚ました。髪の毛ボサボサでいつも怒鳴り散らしているオーナーの威厳もくそもない(笑)「起きたかー☆?」ゆかりは翔に冷たく冷えたコーヒーを差し出した。「うん…」寝ぼけているのか聞いたこともないような甘えた声を出している(笑)その光景がおもしろすぎて腹抱えて笑った。「あっ!おまっ!」翔が俺に気づき気まずそうに顔を伏せた。「んっ…?賑やかやなぁ…。」騒がしい周りに気づきしんチャンも目を覚ました。俺たち三人を見ながら「おっ☆翔!ついにばれたか(笑)!!」ってみんな笑ってた。何か久しぶりに腹の底から笑えたから。もやもやがどっかに吹っ飛んだから。苦しくないから。俺の大事な人も今は泣いてないんかな?笑ってるんかな?昨日のしんチャンの話を思い出しながらその場を過ごした。

    2008-07-09 03:09:00
  • 450:

    切ないなァ〜なンかそこまで相手想い続けれるンとかすごいと思う!あきちンがンばってな★

    2008-07-09 06:20:00
  • 451:

    名無しさん

    すばらしいフィクションやね!おもしろい!

    2008-07-09 10:08:00
  • 452:

    あき◆fawG5bjwfE

    綾チャン毎回応援してくれてありがとな☆めっちゃ励みになるわ(;´д⊂)名無しサンも見てくれてありがと( ・∀・)つノンフィクションとまでは行かんけど昔の日記見ながら書いてるねん(・∀・)
    最後にネタばらしするからまたのぞいてな☆

    2008-07-09 15:01:00
  • 453:

    さち

    初めて読ませて頂きました。読みだすと止まらなくて一気に読んでしまいました。あきさん、ありがとうございます。ここ一ヶ月、精神的にかなり落ち込んでて、生きる気力さえも失いかけていました。この小説を読ませて頂き、久しぶりに笑いました。泣きました。温かい気持ちになりました。本当にありがとう。頑張ります。

    2008-07-09 15:37:00
  • 454:

    あき◆fawG5bjwfE

    さちさん初めまして(*^-^)ノ何があったのかはわからんけど自分を追い込まんといてな☆周りには自分が気づいてないだけで自分を大事に思ってくれてる人が意外にいてるから。俺は日記を読み返しながら思ったんやけどな。何でもない一日の中で誰かと話したこととか細かく書いて後で読み返したらなんてことない一言がすごい温かくて救われる事があるで。俺はホスト始めてから客のこととか従業員のこととか思ったこと何でも書いてた。独り言日記みたいな(笑)さちさんも過去の事笑って思い返せるようになったらええね☆
    俺も頑張って完結するからまたのぞいてな☆

    2008-07-09 20:01:00
  • 455:

    あき◆fawG5bjwfE

    俺は昼過ぎには事務所を後にしやすの病院に向かった。『入るぞ?』病室の扉をノックし中へ入った。中へ入るとるいが疲れた顔で俺を見ていた。「おう!よー来てくれたな☆」やすがにこやかに出迎えてくれた。『おう…昨日は来れんくて悪かったな。』「気にすんなって(笑)トキちゃん見つかったらしいやんけ?話聞かせろや☆」やすは不機嫌なるいを尻目に明るく俺に聞いてきた。『あっおう…。』口ごもっていると「なんや、俺がへこんでる思ってるんか?」やすはあきれたように俺を見た。『…。』「確かに不安で気が狂いそうになった…。急に今から仕事変えて何すんねん?って。でも俺には守らなあかんこいつがおるから俺潔くホスト上がれるわ。」と言うとるいを見て笑った。『本間にえんか…?』「ええも悪いもしょうがないやんけ。酒も飲まれへんホストはいらんやろ?急なことで貯金も何もないけどるいに出会えたことが俺の財産や。」って胸張って堂々と話した。るいは話を聞きながら涙ぐみ「ありがとう」と言った。「昨日が本間に辛くて…あきに当たってしまったけど今はこうやってやすが元気になってくれたから二人で頑張るわ。昨日は本間にごめん!」るいが俺に頭を下げた。「もう俺の話はええやんけ(笑)トキちゃんの事教えろや!」暗くなった空気を盛り上げるかのようにやすが話を変えた。

    2008-07-09 20:19:00
  • 456:

    あき◆fawG5bjwfE

    俺は昨日の出来事とボタンがトキであったことを二人に伝えた。やすは「本間に変なとこで会うんやなぁ」ってびっくりしてた。るいは自分をさしおいて一番になった女が俺が探していた女だとわかり「変な偶然やな。」と苦笑いしてた。

    2008-07-09 20:22:00
  • 457:

    あき◆fawG5bjwfE

    「てか何でトキちゃん泣いてたんやろ?」るいは俺の話を聞き首を傾げた。「お前のことまだ少しは想ってたんちゃうんか?」二人は交互に口にした。『いや…わからへん。でもトキが俺を少しでも想ってくれてたら俺を頼ってくれたはずやん…?これからどうやってトキの気持ち取り戻すかわかれへんねん…。』情けなくうなだれる俺。二人も答えが見つからずしきりに首を傾げ考えていた。『まぁ楽に考えるわ☆あいつはわからへんけど少なくても俺にはあいつしかおれへんし!!』俺は明るく話をしめ病室を後にした。

    2008-07-09 20:31:00
  • 458:

    あき◆fawG5bjwfE

    マンションに戻り俺は東京からの売り上げのファックスに目を通した。携帯にも目をやると受信メールが沢山たまっていた。一つずつ丁寧に目をやる。【お休みの所すみませんが1ヶ月の休みはやはり長すぎます。従業員達の動揺もありますので少し早めに切り上げて帰ってきてください。トワ】【昨日新人ら連れて営業行ってきました。みんな自信がついてきたみたいでいきいきしてます!また一度店に顔出してください(^-^)v充】客のメールにも丁寧に返信し、トワに電話をかけた。「もしもし?」寝起きの声でトワが電話に出た。『すまんすまん。起こしてもたな!後一週間だけ待ってくれるか?お前には負担かけさせて本間に悪かった。一週間で俺も用事終わらせるからな。』トワに帰る日を早める事を伝えた。一週間何かでトキの気持ちを取り戻す事なんて無理なことはわかっていた。しかしこれ以上自分のワガママで店をあけるには限界があった。電話を切りふと我に返る。『トキから離れるか…。』誰もいない部屋で独り言をぼやく。すっごい勝手なんは百も承知やけど正直
    【疲れた】。
    大阪にいたらトキに会いたくなる。トキを苦しめる。俺も苦しめる。逃げるんじゃない。離れるねん。でもこの一週間だけはもう少し頑張ってみようと思う…。うん…。けど何するんかわからへんけど…。

    2008-07-09 20:53:00
  • 459:

    あき◆fawG5bjwfE

    その日の夜は店に出た。事務所で翔に話の胸を伝えると「お前が思うようにしたらええ。」って言ってくれた。店であほみたいに酒飲んで何も考えられへんぐらいはしゃいだ。自宅に戻り死んだように眠りについた。
    昼前ピピピ不快な着信音がなる。『ちっ…誰やねん…?』【着信非通知】『はい…?』不機嫌に電話をとる。「あき?」小さな声で相手は尋ねた。『そうやけど…誰?』俺は眠たい目をこすりながら冷たく尋ね返した。

    2008-07-09 21:00:00
  • 460:

    あき◆fawG5bjwfE

    「…トキやけど、わかる…?」俺はベッドから飛び起き『えっ?トキなんか?本間にトキなんか?』と尋ねた。「そうやで。昨日はごめんね…。あきと…最後に会えて嬉しかった。」『はっ?最後って何やねん?』「私が一番愛してたんはあきじゃなくてお母さんやった…。一番愛して欲しかったのは自分やったみたい…。」『はっ?意味分からへん?トキ今どこにおるねん?』「ごめんね。」そういうと電話は切れた。俺は急いで服を着替え飛田へ向かった。トキの店の前には何台かのパトカーが停まっていた。中から警察官に連れられたトキが出てきた。『トキ!?』俺が名前を呼ぶとトキは俺を見て悲しそうに笑いパトカーへ乗っていった。

    2008-07-09 21:10:00
  • 461:

    あき◆fawG5bjwfE

    その場に残された俺は何が何だかわからず呆然と立ちすくみパトカーを見送る。店先には女の子やおばちゃんが出ていて同じように立ち尽くしている。『なぁ!おばちゃん!何があったん!?』おばちゃんに詰め寄る。「いや私もわからへんのよ…。朝起きたらあの子身支度してて…。」『何で連れて行かれるねんな!?』「詳しくはわからへんのやけど義理の父親を殺したって警察に自首したらしいんやけど…。」『何でトキが!?』「私もわからへんやん!!急なことで私も意味分からへんのやから!!」おばちゃんは困惑し取り乱していた。俺が呆然と立ち尽くしているとゆきが側に来て、「ボタンさん…お母さんかばったみたいで…。」ゆきは涙ぐみながら俺に言った。「ボタンさんお母さんが疑われてるの知ってたから…。」俺はどうすることも出来ず頭が真っ白になった。

    2008-07-09 21:24:00
  • 462:

    あき◆fawG5bjwfE

    なぁお前なんでいっつもそんなんなん…?
    何でいっつも自分をそんな犠牲にするねん…?
    お前はそれで母親に愛してもらえるんか?
    お前頭悪すぎるわ…。

    2008-07-09 21:32:00
  • 463:

    あき◆fawG5bjwfE

    今日はここまでにするわ。ごめんな。

    2008-07-09 21:35:00
  • 464:

    あきちンおつかれ!更新ありがとぉね★なンか辛いかもやけどがンばってね(・ω・)

    2008-07-09 21:45:00
  • 465:

    まり

    ドキドキしながら見てるよぉ?

    2008-07-09 22:55:00
  • 466:

    ゆう

    なんか言葉が出ーへんよ?悲しすぎるわ
    あきサン…辛いね?

    2008-07-10 05:30:00
  • 467:

    じゅリ

    逢ったコトもないのに
    涙が出るのはなんでかな・・・
    感情移入し過ぎた?

    2008-07-10 07:48:00
  • 468:

    あき◆fawG5bjwfE

    ごめんな。この日の日記読んでたら辛くなってん。今からちょっと更新するわ。

    2008-07-10 17:55:00
  • 469:

    あき◆fawG5bjwfE

    >>485続き
    何も考えれず俺はその場にへたり込んだ。おもむろに電話を取り出し電話をかけた。「もしもし?」『あきです…。』「久しぶりやねー。東京行ってから連絡もなかったしね。」『ご無沙汰しております…朱山様…。』

    2008-07-10 18:03:00
  • 470:

    つかさ

    この小説すごいすきです?寝る前絶対更新されてるかみてます?うちも結婚して子供おるけど昔付き合ってた人と最悪な別れ方してもう一生会う事も許されないからこの小説みてたらなんか色々思い出す?あきさん頑張ってください?毎日楽しみにしてます??

    2008-07-10 18:44:00
  • 471:

    あき◆fawG5bjwfE

    「どうしたの?暗い声で?」いつも通りの明るい声で朱山さんは答えた。『元旦那さんのニュース見ました。』「えっ?どうしてそれを…?でも私は関係ないから…。」朱山さんは焦ってそう答えた。『…関係ない?』俺は静かに尋ねた。「そ、そうよ。娘が自供したみたい…。」

    2008-07-11 02:28:00
  • 472:

    あき◆fawG5bjwfE

    『朱山さん、今から会えますか?』「えっ?いいわよ。どこにしようかしら…。」俺は電話を切り待ち合わせた喫茶店へ向かった。
    【カラーン】にこやかに微笑む朱山さんが店内へ入ってきた。軽く会釈し朱山さんを向かい入れる。「どうしたの?こんな昼間に…。」朱山さんは嬉しそうに笑った。席に着くなり『朱山さんは娘サンを愛してますか?』と俺は尋ねた。「いきなり何を言い出すのよ!?あなたの子は愛してるわ…。」『…娘サンは?』「あい…愛し…いや…愛せない…。」朱山さんは気まずそうに下を向いた。

    2008-07-11 02:37:00
  • 473:

    あき◆fawG5bjwfE

    『どうして?』「…あなたにはわからへんのよ。女として娘に負けた私の気持ちなんか…。」朱山さんは下唇をかみそう言った。……………………………………………………………プチン…………………………………………

    2008-07-11 02:40:00
  • 474:

    あき◆fawG5bjwfE

    『朱山さん…あなた娘さんがどれぐらいあなたを思ってるかわかりますよね?あなたの愛をどれだけ欲してたかもわかりますよね!?』俺は声を荒立て問いつめた。「その様子やったらわかってるたみたいやね…。わかってるわ…。でも私には守らないといけない宝物があるの。小さい命があるんよ。」朱山さんは泣きながら俺に訴えた。『…俺が代わりにその命守りますから。娘さんを愛してやって下さい。』俺は深々と頭を下げた。

    2008-07-11 02:47:00
  • 475:

    あき◆fawG5bjwfE

    「えっ?認知してくれるん?」朱山さんは泣きながら俺を見た。『俺が立派に育てますから…罪を償って下さい。』と促した。朱山さんは泣き崩れ「お願いします」と言うと喫茶店を後にし警察に向かった。

    2008-07-11 02:52:00
  • 476:

    あき◆fawG5bjwfE

    ニュースでトキが釈放されたことを聞いた。朱山さんはトキと同様会う度に山下に金をせびられていたらしい…。俺は東京行きの新幹線の中で充からの電話でそれを知った。

    2008-07-11 02:58:00
  • 477:

    あき◆fawG5bjwfE

    ちあ?チャンめ(・∀・∩)
    ゲト(笑)

    2008-07-11 03:00:00
  • 478:

    あき◆fawG5bjwfE

    もっとお前の名前呼んどいたらよかったわ。
    もっとお前に触れといたらよかったわ。
    もっとお前大事にしてやればよかったわ。
    もっとお前に「愛してる」って言ってやればよかった…。

    2008-07-11 03:03:00
  • 479:

    なつき◆fawG5bjwfE

    【ミーンミンミンミン】蝉の声が耳につく八月。「なぁなつき!帰り駅ビル買い物行こうやー。」親友のともかがうちわで扇ぎながら暑そうに尋ねてきた。『無理無理!!今日悠生の誕生日やもん!!』「あぁ甥っ子(笑)!?あんた関係ないやん(笑)」『今日誕生日パーティーするから帰らな兄貴にしばかれるわ(笑)』「なんじゃそら(笑)あき先輩地元やっと帰った思ったらおっきい子供と嫁連れて帰ってきてー(笑)」『もう、うるさいなぁ(笑)ケーキ買って帰らなあかんからあたし帰るで!!』クラスメイトに見送られながら商店街のケーキ屋に走る。

    2008-07-11 03:14:00
  • 480:

    ちぁ?

    500もバァリ狙ってたのにぃ?やられたあ?
    ケドキリ番あきチャンで良かった?覚えてくれてて嬉し過ぎ?興奮して寝られへんやん??あきチャン涙涙しながらも更新がんば??

    2008-07-11 03:20:00
  • 481:

    なつき◆fawG5bjwfE

    『すみません。誕生日ケーキ予約してた緒方なんですけど…。』「はい、こちらですよ。」ケーキを受け取りにこやかに微笑むケーキ屋のおじさんに頭を下げ自宅へと向かう。庭先には黒髪の美しい女性がほほえみながら「なっちゃんお帰りー♪」と出迎えてくれた。『ただいま!!てか悠生は!?』行き着く暇なく尋ねる。「悠生幼稚園からまだ帰ってないよー。スイカもらったから食べよー。」女は台所に入りスイカを切っていた。

    2008-07-11 03:20:00
  • 482:

    なつき◆fawG5bjwfE

    あきの妹のちなつです(・∀・)??
    キラーン??ちあ?チャン覚えてますがな(笑)

    2008-07-11 03:22:00
  • 483:

    なつき◆fawG5bjwfE

    女はにこやかにスイカの入った皿を運び私の待つ居間へ来た。「食べよ〜。」何度見ても見とれてしまう容姿にうっとりしながらスイカにかぶりつく。『なぁなぁ何でうちの兄貴なん?あいつ色ホストやってんやろ?』何回も兄貴とうちにきてから尋ねたこと。「何でやろなぁ(笑)でも結婚式の前の日なっちゃんあきの日記読んだんやろ?てかあたしもあきにベタぼれや(笑)」女はにこやかに笑った。

    2008-07-11 03:28:00
  • 484:

    なつき◆fawG5bjwfE

    『ふーん。でも兄貴の日記あれで終わってるねん。好きな相手がしんだんか思ったし(笑)』ふざけながら言うと女は真面目な顔になり「あきはあの後必死で私を探してくれたんよ?それで見つけてくれたんよ?名誉も地位もお金も投げ捨てて今私と悠生といてくれてるんよ?これ以上は日記に書く必要がなかったんちゃう?」女は幸せそうに笑った。『まぁ今は日記に吐き出すほどあいつは追いつめられてないわな(笑)』女を見て笑った。

    2008-07-11 03:34:00
  • 485:

    名無しさん

    「ただいまぁ!!」元気な声で幼稚園の送迎バスから男の子が降りてきた。『悠生ぃぃ〜お帰りぃぃ♪』嫌がる男の子に無理矢理顔をくっつける。「なつき暑いって!!」男の子は私を突き飛ばし女の元へ走った。「ママー!!今日おたまじゃくし捕まえたよー!」と得意げに話す。「そうなんやぁ。よかったね。」と女は男の子の頭をなでた。

    2008-07-11 03:42:00
  • 486:

    なつき◆fawG5bjwfE

    「ただいまぁ!!」元気な声で幼稚園の送迎バスから男の子が降りてきた。『悠生ぃぃ〜お帰りぃぃ♪』嫌がる男の子に無理矢理顔をくっつける。「なつき暑いって!!」男の子は私を突き飛ばし女の元へ走った。「ママー!!今日おたまじゃくし捕まえたよー!」と得意げに話す。「そうなんやぁ。よかったね。」と女は男の子の頭をなでた。

    2008-07-11 03:43:00
  • 487:

    なつき◆fawG5bjwfE

    『ただいまぁ〜』よく日に焼けた兄貴が家に帰ってきた。「パパ〜」男の子は嬉しそうに父親を出迎えに行った。女はニコニコ笑いながらスイカの後かたづけをしていた。
    「暑いなぁー。」って独り言言いながらTシャツパタパタした女の首筋からは紅のボタンの花が美しく咲きこぼれていた。

    2008-07-11 03:48:00
  • 488:

    なつき◆fawG5bjwfE

    ――――――完――――――――

    2008-07-11 03:49:00
  • 489:

    なつき◆fawG5bjwfE

    実はこれは兄貴の日記を読ませてもらい書かせて頂きました。書かせて頂くに当たり翔サンや充君、やすさん、その他ホスト仲間の人に話を聞いたりお客さんと店で仲良くなったりして兄貴のプレイヤー時代の話を聞かせてもらいました。うちの兄貴は今、夜を上がり大手の企業の営業をしています。 トキサンと悠生を養うために身を粉にして働いています。実家に寄りつきもしなかったアホストがトキサンという一人の女性を思い続けることで人としての当たり前の感情が芽生えたのだと思います。

    2008-07-11 03:55:00
  • 490:

    なつき◆fawG5bjwfE

    私は兄貴が大嫌いであり最大のコンプレックスでした。しかしこの日記を兄貴の部屋で見つけた時涙が止まりませんでした。トキサンの名前が何回でてきたかわかりません。涙でにじんで読めないページははしょりました。

    2008-07-11 03:59:00
  • 491:

    ちぁ?

    ?あきチャンおめでとう?

    途中のコメントに俺も今淋しいとか泣きながら書いてるとか書いてたしトキチャンとは離れてるのかな??て思ったケド?トキチャンと悠生クンと家族になれたんやね?????トキチャンとの間にも子供作ってもっともっと幸せなってね??妹なつきチャン目線の完結?お洒落で良かった???お疲れ様でした?&ありがとうーまた絡める日があること祈ってマス?元気でね〜?アッ?ホス上がって今は何してるの??

    2008-07-11 04:05:00
  • 492:

    なつき◆fawG5bjwfE

    兄貴の周りには常に温かい人たちがあふれていて、大阪とゆう街を愛していた兄の気持ちがよくわかりました。実際にふれあってみると本当にいい人ばっかりで私は今密かに充君に恋してます(笑)ブラコンの妹ですがこれだけは言わせて下さい!うちの兄貴はナルシストではありません!本当にびっくりするぐらいもててました(笑)応援して下さった現役時代のお客様、関係者のみなさま、読者のみなさま本当にありがとうございました。兄の葛藤日記があまりにおもしろく切なかったので書かせて頂きました。兄だったら返事こう送るやろなって思いながらレス返してごめんなさい??実は葦毛とのなつきでした。

    2008-07-11 04:06:00
  • 493:

    ちぁ?

    タネ証し今読んだ?
    そうやったんや?妹チャンが書いてたのか?あきチャン営業マンか??ホストで自分売ってたんやから企業で商品売るのもトップクラスの成績上げてそぅ?みんな元気そうで何よりです?まぢお幸せに????

    2008-07-11 04:12:00
  • 494:

    けぃ

    完結おめでとぅ?

    むっちゃィィ話で感動したぁ?
    この小説読んで私も結婚する日決まっているので彼氏と頑張ろうって気になった?

    ありがとうございます

    2008-07-11 04:13:00
  • 495:

    なつき◆fawG5bjwfE

    ちあ?ちあん(・∀・∩)?なつきがあきになって日記を読み返しながら書いてたの(°∇°;)
    あきを応援してくれてた人には申し訳ない…。今うちの兄貴は某有名企業の営業してます??さすが口八丁といいましょうか何なりとこなしておりますΨ(`◇´)Ψ??ちあ?チャン長い間本当にありがとうね。兄貴も読んでるからたまにコメ返してるよ(笑)

    2008-07-11 04:15:00
  • 496:

    名無しさん

    何でトリプ始めと違うの?

    2008-07-11 04:19:00
  • 497:

    さち

    完結おめでとうございます。このお話を最後まで読めて本当に良かったです。私にも、まだこんな感情があったんだと自分でも驚くほど涙が溢れました。なつきさん、本当に素敵なお兄さんですね?いつまでも仲良くして下さいね。そしてこの小説を書いてくれて本当にありがとうございましたm(__)m 最後に、あきさん、トキさん、いつまでもいつまでもお幸せに??

    2008-07-11 04:39:00
  • 498:

    名無しさん

    なんかすべてが嘘うさい!話めちゃくちゃやん?みんななんで信じれるんか不思議?

    2008-07-11 06:20:00
  • 499:

    今見たら完結してるやン!!びっくりしたァ★あきちャん?なつきちン?完結おめでとー(・ω・)/でもちょっと寂しくなるね〜…今までほンまにオツカレさまぁ★あきちャんも子育てがンばってな(=^▽^=)綾も4ヶ月のベビおるし一緒にがンばろなァ?

    2008-07-11 06:25:00
  • 500:

    さき

    なんとなく見だしたこの小説、2時から今までとまらんくていっきによんだ。あきさん、ここまでいっぱい辛かったね。トキちゃんとこの先一緒に幸せになれること、祈ってます。

    2008-07-11 06:27:00
  • 501:

    マナ

    トキさんお幸せそうで嬉しいです??
    グッ…とくる言葉に何度も何度も励まされました。
    ありがとうございました。本当〜にお疲れ様でした??

    2008-07-11 08:04:00
  • 502:

    ゆう

    ぅわぁ?完結されてる?すごい良かったデス。あきサンの妹サンやったんや?びっくりした?
    でも今トキちゃんと一緒おれて
    お兄ちゃん幸せそうで良かった?ゆう、この話し読んでいっぱい泣いた。いっぱいの感動をありがとう?ゆう、あきサン大好き?
    もちろん真剣に返事してくれたなつきちゃんも大好き?

    2008-07-11 10:53:00
  • 503:

    名無しさん

    えっなにこれーやわ?

    2008-07-11 12:45:00
  • 504:

    なつき◆fawG5bjwfE

    みなさん温かいご感想ありがとうございます(T^T)何し自分の体験ではないのでどうやって伝えればよいのか戸惑いました。兄の日記は「奈々→12万アフターHあり」とか「あい→30万アフターなし。鬱まし」とかすごく細かく書いてありました。自分の独り言もあり何か夜の世界の生々しさをしりました。兄の日記の中で初めの方はお金と「自分ばっかり」といったような怠慢な言葉が陳列されていましたがトキさんと出会ったことで「ゆき→落ち込んでいる。明日TEL」とお客さんにも真剣に向き合えるようになっていました。

    2008-07-11 13:02:00
  • 505:

    なつき◆fawG5bjwfE

    「死ぬときは一人」とゆうのが兄の口癖でした。私自身が一番兄の日記の独り言で好きだったページがあります。「てか俺親死んだ。葬式にも帰らんかったから妹にも嫌われてる。始めて好きになった女もどこにおるんかわかれへん。体はボロボロ、常酒抜けへん。こんな俺みたいなかわいそうなヤツでもトキに会えたことが俺の自慢。俺の誇り。俺の生き甲斐。俺の夢。」忙しい東京での毎日をお姉ちゃんを思いながら頑張ってたようです。

    2008-07-11 13:09:00
  • 506:

    なつき◆fawG5bjwfE

    兄はお姉ちゃんのことを未だに名前で呼びます。何度も呼びたくても呼べなかったから「ママ」とか「お母さん」とは呼びません。「悠生の教育上よくない」と注意をしても聞きません。一人のホストが苦しみながらもがきながらつかみ取った今の幸せをみなさまにお裾分けできたらと思います。
    お兄ちゃん、お姉ちゃんこれからも仲良くお幸せに。私はあなたの妹であることを誇りに思います。

    2008-07-11 13:14:00
  • 507:

    名無しさん


    男のふりして
    コメント返してたん嫌やわぁ?

    2008-07-11 17:09:00
  • 508:

    名無しさん

    ホンマな?なにが言いたいんかワケわからんし?全部作ってんやろ?初めの方は明らか男が書いてたっぽいし?

    2008-07-11 17:53:00
  • 509:

    名無しさん

    なりきって返事してたとか最悪‥
    「思い出したらショックで今日はここまで」とかなりきりすぎやろ‥

    2008-07-11 20:41:00
  • 510:

    名無しさん

    ( ̄□ ̄;)!! なんか…複雑やわ。。。

    2008-07-11 21:04:00
  • 511:

    名無しさん

    >>522 ほんまやわあ、めっちゃ嘘臭い話やわ、実話ちゃうねん、小説として読めばいいんやろけど。ほんまにこんな事件あったんやろか。

    2008-07-11 22:12:00
  • 512:

    名無しさん

    ノンフィクションであれ フィクションであれ 一気に読んで すごく良かったです?
    ただ 勝手な意見ゃけど 読み終わった後 『ホストの妹』書いてた人かなぁって思ってしまった? まぁ誰であれ どぅぞ 幸せでぁります様に?

    2008-07-11 22:39:00
  • 513:

    名無しさん

    んー(><)フィクションやろなぁ?スキー行った時に再会して大阪連れて帰ったり、その娘のお母さんが元太客で自分の子供産んでたり、邪魔な義理の父が殺されたり、1人の女では普通ではあり得ないことあり過ぎ〜(笑)最後のTシャツの首もとから見えた刺青の牡丹の花!!刺青、背中に入ってるのに首もとから見えるかなあ?(笑)(^^ゞ

    2008-07-11 22:43:00
  • 514:

    名無しさん

    書いてたのは本間にあきサンで、〜実は妹でした?〜は演出やと思いたい…?

    ( ̄△ ̄;)?お話よりも切ないわぁぁ……

    2008-07-12 07:58:00
  • 515:

    名無しさん

    ↑そんなん書いたら又、やっぱり実は俺(あき)が書いてました??って言いだしそうやな(笑)

    2008-07-12 12:39:00
  • 516:

    名無しさん

    最後まであきが書いたと思わせて欲しかったなあ...ホストの妹目線で書いた小説一杯あるし、最後に実は妹でしたー!!て新しい型、斬新.新鮮...と思われて評判上がるとかって計算してた感じが.....
    めちゃくちゃ裏切られた感じで後味悪いわ!!

    2008-07-12 13:43:00
  • 517:

    名無しさん

    てか絶対フィクションやろ?飛田とかにめっちゃパトカーとか来たら絶対話題になって知ってる人とかいてもおかしくないし?実際そんな話聞いた事もないしな?

    2008-07-12 18:31:00
  • 518:

    名無しさん

    トキちゃんが釈放された→ぁきくんの子供の誕生日
    ぃきなり話飛びすぎちゃぅ?ぃきなり妹でてこられても頭ゴッチャなるし、トキちゃん見つけて結婚したトカ肝心なトコ抜けてるやろ?せっかく楽しみに読んでたのに後味悪かったわ??

    2008-07-13 10:27:00
  • 519:

    名無しさん

    やろー?ないよな、これが、ノンフィクションなんて

    2008-07-14 01:07:00
  • 520:

    名無しさん

    最後ぐちゃぐちゃすぎて理解できんかった?
    あきのまま書いてトキ釈放されてこどもと三人暮らすでハッピーエンドのがまだマシやった??
    まあはじめから作り話てわかってたけど

    2008-07-14 03:01:00
  • 521:

    名無しさん

    作り話やーん

    2008-07-14 10:45:00
  • 522:

    名無しさん

    >>102 >>253 >>293 >>336
    >>387 >>401 >>408 >>448

    (´゚Д゚)y━・゚゚

    2008-07-14 14:12:00
  • 523:

    名無しさん

    オモロ-やな?

    2008-07-14 15:52:00
  • 524:

    名無しさん

    てゆうか名前つけてまめに書き込み出してる女うざ

    2008-07-14 19:04:00
  • 525:

    名無しさん

    てゆうか名前つけてまめに書き込みしてる女うざ

    2008-07-14 19:06:00
  • 526:

    名無しさん

    546さんの読み返して見たら改めて分けワカラン(・∀・)明らかあきって奴が書いてるっぽいのに何で妹が書いた事にしたいのか…?
    考えてみたらナルシストとか自分でモテる言い過ぎとか書かれてからやなぁ?
    妹が書いた事にしたら、自分でカッコイィとか言うてる事にならんもんな(笑)なんせ変わった作者やったわ?初めはオモロー?やったのに

    2008-07-14 19:18:00
  • 527:

    名無しさん

    ↑ほんまや〜!本人目線やなー。盛り上がり過ぎて終わりかた分からんくなりはったんやろかぁー?
    て?うちもメチャ観ててんけどな?…
    そんな男前で優しいステキな人?見てみーたいわ〜?トキちゃんも絶世の美女みたいやし?
    ?話しのなかみはスキでした?( ̄▽ ̄〃)自慢げ以外…

    2008-07-14 23:23:00
  • 528:

    名無しさん

    あきちゃん……。(T^T)?

    2008-07-16 03:23:00
  • 529:

    名無しさん

    >>550と全く同じ事思ったぁ〜
    ナルシストとか自己満ゆわれた事にプライド傷付いたんやろな;

    2008-07-16 09:58:00
  • 530:

    名無しさん

    時間と涙を返して?笑

    2008-07-17 01:30:00
  • 531:

    名無しさん

    え.........

    時間と涙を返して?笑

    2008-07-17 01:31:00
  • 532:

    名無しさん

    じやあ読まんかったら。本間気悪いからあげんといて?

    2008-07-17 02:00:00
  • 533:

    名無しさん

    読んだ後に思った(T^T)

    2008-07-17 23:48:00
  • 534:

    名無しさん

    妹も書き終わって批判かかれたら放置かぃな??

    2008-07-20 16:27:00
  • 535:

    名無しさん

    完結後のコメントがぁぁあ?…(゜ロ゜;) …残念やゎ??

    2008-07-22 06:27:00
  • 536:

    名無しさん

    そらそーやろ?

    2008-07-22 18:18:00
  • 537:

    名無しさん

    2008-07-24 16:50:00
  • 538:

    名無しさん

    2008-07-24 17:11:00
  • 539:

    名無しさん

    妹さーん(*´д`*)

    2008-07-25 03:05:00
  • 540:

    名無しさん

    男前がこんなリアルに日記とか書くか?

    2008-07-28 10:51:00
  • 541:

    名無しさん

    ↑間違えた?
    男がこんなリアルに日記とか書くか?

    2008-07-28 10:52:00
  • 542:

    名無しさん

    ないわ

    妹目線やったって事と、
    悠生を受け入れた嫁としてのトキの生き方が分からんわ。トキみたいに参ってたら悠生は受け入れへんで。

    2008-08-06 02:49:00
  • 543:

    名無しさん

    ↑ですよね?

    2008-08-06 04:20:00
  • 544:

    名無しさん

    泣いた泣いた????号泣しました?幸せになってほんまに感動です??

    2008-08-09 00:00:00
  • 545:

    名無しさん

    何げに小説読も〜思てコレ見たけど、読んでく内に、いや、始めからもう引き付けられて最後まで読んでしまった?
    あたしも今ホストと付き合ってて色んな悩みあって最近落ちてばっかやったケド、ルキさん見てもう少し自分持って強く生きたいと想った?
    身体売る仕事やケド、壊れそうになるケド、いまは精一杯やってみるよ。
    何かありがとう?
    頑張って下さい!!

    2008-08-11 13:12:00
  • 546:

    名無しさん

    ずっと本人が書いてたと思う。じゃなかったら普通に従業員の台詞とかあんなリアルじゃなくない?それかはじめから実話じゃないか…でも皆妹登場した途端やから批判してどんなけ男すきやねんな 笑 そら男や思ってこびたコメントしてたのに女や思ったらショックよなワラ

    2008-08-11 16:18:00
  • 547:

    名無しさん

    >>569
    トキだよ。

    2008-08-11 17:47:00
  • 548:

    名無しさん

    >>570そ-ゆう意味でたたいてるんちゃうやろ?(笑)
    男好きとかびっくりするわ?(笑)

    2008-08-11 20:34:00
  • 549:

    名無しさん

    ↑ほんまにな?

    2008-08-11 22:36:00
  • 550:

    名無しさん

    私もずっと本人が書いてると思うけど妹のフリしてみたり変な人やぁん

    2008-08-12 00:27:00
  • 551:

    ルキア

    てかゆうきやろ?
    どこおるん?東京行ってから全然連絡してこんやん。これ見てたら連絡してな。てかあんた妹おらんやん。これがあんたの今なんやったらつめるから。

    2008-08-12 17:47:00
  • 552:

    名無しさん

    300まできた所です
    トキさンも素敵な女性ですガ
    あきさンもなンか憎めない男性な印象を受け未練ある方なのガよく分かリます
    最後迄読みます

    2010-11-01 17:41:00
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