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キレイはお金で買いましょう

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  • 1:

    名無しさん

    中野美子。当時10歳、小学四年生。
    わりかし裕福な家庭で育ち、一人娘で両親には「可愛い可愛い」 と溺愛されてきた。
    名前の由来は読んで字の如く、美しく育つように…とつけられたもの。しかし、残念なことに容姿にはあまり恵まれなかった。

    2007-11-08 11:20:00
  • 2:

    名無しさん

    色白ではあるが、欲しいものは買いあたえられてた為、体型はややぽっちゃり。
    目は一重で腫れぼったく、鼻も低く口も薄っぺらい。

    2007-11-08 11:23:00
  • 3:

    名無しさん

    しかし本人は、親の欲目を疑わず、今日まですくすく育ってきた。
    育ちからくる明るさは美子の武器なのかもしれない。

    2007-11-08 11:26:00
  • 4:

    名無しさん

    小学四年生ともなれば、女の子はマセてくる。
    もちろん美子も例外なくマセだしてきた。

    美子の初恋のクラスメイトの学君。「足が早くて面白い。」この二点は小学生男子の『モテ』必須要素。

    2007-11-08 11:31:00
  • 5:

    名無しさん

    クラスで一番可愛いアリサちゃんも学君の事が好き。「ねぇねぇ、美子ちゃんは誰の事が好きなん?」
    学校の帰り道、美子はありさちゃんからこう聞かれた。

    2007-11-08 11:35:00
  • 6:

    名無しさん

    「ま…学君。」
    美子は照れながらそう答えた。
    人気者でクラスでも権力のあるアリサちゃんと秘密を共有……。美子は恥ずかしながらも嬉しかった。
    しかし、アリサちゃんは誰よりも『女』だったのだ…

    2007-11-08 11:39:00
  • 7:

    名無しさん

    次の日、美子が学校に行くと教室が騒がしい。
    「おはよー」
    いつも通り教室に入っていくと、みんなの視線は美子に集中した。

    2007-11-08 11:42:00
  • 8:

    名無しさん

    「中野ー!お前学の事好きなん?」
    クラスの男子が叫ぶ。
    (な…なんでそれを!?)
    アリサちゃんにしか話してない。美子がアリサちゃんに目をやると、アリサちゃんはニヤニヤしながら顔を背けた。

    2007-11-08 11:45:00
  • 9:

    名無しさん

    美子は真っ赤になった。アリサちゃんの隣には美子の好きな学君がいたのだ。
    「学〜中野に答えてやれや〜」
    クラスの馬鹿男子がはやしたてる。

    2007-11-08 11:48:00
  • 10:

    名無しさん

    「うるせー…!こんなブスなブタ、顔も見たないわ!」
    学君は顔を真っ赤にしながら叫んだ。
    「学君、可愛そうやで、美子ちゃん泣きそーやん。」アリサちゃんは可愛そうと言いながら顔が笑っている。

    2007-11-08 11:52:00
  • 11:

    名無しさん

    美子はそのまま教室を後にして、泣きながら走って家に帰った。
    「あれ、美子!?どーしたん?」
    ママはビックリして美子をなだめて訳を聞いた。

    2007-11-08 11:55:00
  • 12:

    名無しさん

    「ママ、美子ブスなん?太ってるん…?」
    ママは困った顔をしながら美子の頭を撫で、
    「美子はママとパパには誰よりも可愛いねんよ?」
    と言った。

    2007-11-08 11:57:00
  • 13:

    名無しさん

    それでは美子は納得しない。マセてきた上に知恵もつきだしてきている。
    「ママ、ほんまわどーなん?一般的に見てどーなん…?」
    一般的………こんな言葉がでてママもごまかしがきかなくなった。

    2007-11-08 12:02:00
  • 14:

    名無しさん

    「綺麗な顔とかじゃないかもしれんけど、性格も良いし愛嬌のある可愛い顔やわ!」
    ママの精一杯……。
    美子は泣きながら部屋へ閉じこもった。

    2007-11-08 12:05:00
  • 15:

    名無しさん

    そして色々と考えた結果、美子には二つハッキリしたことがあった。

    『自分は可愛くもないし太ってる』
    『可愛いこがみんなからモテる』ということ。

    2007-11-08 12:08:00
  • 16:

    名無しさん

    二週間ばかり学校をやすんだ後、美子はまた学校に行くようになり普通の日常を取り戻した。
    あのあと、学君やアリサちゃんが謝りに来てくれたからだ。
    だけど美子の『自分は不細工』という劣等感だけは、どうしても消えなかった。

    2007-11-08 12:11:00
  • 17:

    名無しさん



    月日が流れ、美子は小学六年生になった。

    2007-11-08 12:12:00
  • 18:

    名無しさん

    美子にはそのころ恵という親友が出来ていた。
    恵は顔立ちは普通だったが、ミーハーで流行り物が大好き。
    ある日恵が走って美子の元に来た。

    2007-11-08 12:22:00
  • 19:

    名無しさん

    「美子ー!見てー、めぐの目!分かる?」
    恵の目を見ると、いつもよりクリッと大きくなっていた。
    「どしたん?それ!!」
    美子はビックリして恵に聞いた。

    2007-11-08 12:25:00
  • 20:

    名無しさん

    「うちら親友やから美子にも一個あげるわ!結構練習せな綺麗に出来ひんで!」恵は得意気に、盗んだアイプチを美子に渡した。
    盗んだ物ということに罪悪感は少しあったが、恵の可愛くなった目を見るとそれも吹き飛んだ。
    (可愛くなれるんだ…)

    2007-11-08 12:36:00
  • 21:

    名無しさん

    その日から美子は学校から帰ると、アイプチの練習をした。
    美子は手先は器用な方だけど、目が腫れぼったくて中々恵のように上手くはいかない。
    やり過ぎてマブタが赤くなったりもしたが、一週間たつと綺麗に出来るようになった。

    2007-11-08 12:39:00
  • 22:

    名無しさん

    美子はもうひとつ勉強した。
    『綺麗は自分で手にいれれるもの』

    2007-11-08 12:41:00
  • 23:

    名無しさん

    学校でも美子のアイプチは「可愛くなったね」とは言われても、そんなに話題にならなかった。
    ばれない程度に髪の毛を脱色している子もいっぱいいたし、アリサなんかはピアスまであけていた。

    2007-11-08 12:44:00
  • 24:

    名無しさん

    美子も一瞬は「可愛くなった」事に満足したものの、やっぱりそれだけでは飽き足りず、恵と共に段々とエスカレートしていった。

    2007-11-08 12:46:00
  • 25:

    名無しさん

    中学に入る頃には、茶髪になり、ピアスもあけ、多少の化粧も覚えた。
    綺麗というよりは派手なこに変わっていったのである。

    2007-11-08 12:49:00
  • 26:

    名無しさん

    中学に入って美子はビックリした。
    小学生の時は派手で目立つ方にまでなったのに、他の小学校からはいってきた子達はもっと派手で可愛かった。

    2007-11-08 12:56:00
  • 27:

    名無しさん

    美子は元々凝り性で努力家。ショックは受けたものの、感化もされていた。
    美子は学校の帰り道に雑誌を買いあさり、制服・化粧の研究をはじめた。
    ママにも制服のセーラーの改造を頼み、スカートを短くし、ヒダも増やし、上着も切ってもらった。

    2007-11-08 13:02:00
  • 28:

    名無しさん

    しかし、肝心のスタイルが悪い。
    ルーズソックスでなんとか隠せるが、美子はそれが嫌でたまらなかった。

    2007-11-08 13:05:00
  • 29:

    名無しさん

    美子も恵もドンドン派手になっていき、彼氏も作っては別れと、中学三年間を遊び倒した。
    ツルム友達も派手な子達ばかりだった。

    2007-11-08 13:08:00
  • 30:

    名無しさん

    そして美子はその学校の一個上の先輩、あきらに一目惚れをした。
    美子はそれまで何回も彼氏はいたが、なんとなく付き合っただけだったのでキスはあったが、Hの経験はまだない。

    2007-11-08 13:15:00
  • 31:

    名無しさん

    「あ〜あきら先輩と仲良くなりたいなぁ…」
    美子は恵と学校の帰りにプリクラをとりながら、そうぼやいた。
    「美子、あきら先輩が好きなん!?」
    恵がビックリして美子につめよる。

    2007-11-08 13:18:00
  • 32:

    名無しさん

    「うん…。告っちゃおっかな〜と思ってんねん。」
    あきら先輩とは喋った事もない。
    「美子、めぐに任し!」

    めぐの顔がイキイキしている。

    2007-11-08 13:21:00
  • 33:

    名無しさん

    この頃の美子は、彼氏も出来たこともありナンパなんかもよくされていた為結構自分に自信があった。

    2007-11-08 13:22:00
  • 34:

    名無しさん

    その夜、恵からメールが届いた。
    『あきら先輩のケー番とアドレスゲット!090********……***@docomo.ne.jpやで!頑張れ美子★』

    (めぐ素早い…でも感謝!)

    2007-11-08 13:27:00
  • 35:

    名無しさん

    ?

    2007-11-08 18:31:00
  • 36:

    ?◆Oe1lZXowvM

    おもしろそ?

    2007-11-08 21:27:00
  • 37:

    名無しさん

    早速あきら先輩に送るメールを作る。
    『突然すみません、あきら先輩の一個下の中野美子と言います★あきら先輩と仲良くなりたくて勝手にアドレス聞いちゃいました(>_

    2007-11-09 02:28:00
  • 38:

    名無しさん

    ドキドキして返事を待つ美子だったが、携帯は鳴らない。
    時計を見ると11時。3時間もたっている……。
    (やっぱりきもかったんかな…)
    その時、電話着信音が鳴った。
    ピリリリリリリリ………

    2007-11-09 02:32:00
  • 39:

    名無しさん

    ドキ!っとして携帯を見ると、
    《着信:恵》
    「もしもし、恵?も〜あきら先輩や思ったやん。」
    『あ、もうあきら先輩にメール送ったん?で、どーやった?』

    2007-11-09 02:35:00
  • 40:

    名無しさん

    「んー…まだ………」
    とふてり気味に答えると、裏からキャッチが入っている。
    《あきら先輩》
    「恵!あきら先輩からキャッチやからまた後でかける!」
    『はいはーい』

    2007-11-09 02:54:00
  • 41:

    名無しさん

    「も…もしもし!」
    (ヤバッ声震えた…恥ずかしい〜)
    『ハハッ。美子ちゃん?あきらだけど、メールありがとなぁー。』
    (電話の声もカッコイイ…!)

    2007-11-09 02:58:00
  • 42:

    名無しさん

    それから30分程会話が続いた。
    あきら先輩が美子の顔を知ってた事、あきら先輩はバイトをしているので連絡が遅くなった事………

    美子は嬉しさとドキドキしっぱなしでかなり舞い上がっていた。

    2007-11-09 03:03:00
  • 43:

    名無しさん

    『美子ちゃん、今から家くる?遊ばへん?』
    「え!い…行きます!」
    ついそう答えた。あきら先輩ともっと喋りたかったから。
    『ほんじゃ、用意して30分くらいで迎え行くから、来てほしい場所メールで送っといて。』

    2007-11-09 03:07:00
  • 44:

    名無しさん

    電話を切ると、美子は急いで用意を始めた。アイラインもマスカラも念入りに。グロスもたっぷり塗った。
    少しでもあきら先輩に可愛く思われたい。

    2007-11-09 03:10:00
  • 45:

    名無しさん

    ワンピースに着替え、お気に入りのトレゾァの香水をふり、待ち合わせ場所の近くのローソンまで走った。
    あきらはバイクでもう着いていた。

    2007-11-09 03:13:00
  • 46:

    名無しさん

    「美子ちゃん、ワンピースでバイクいける?」
    「大丈夫です!はさんどきますから!」
    憧れのあきら先輩とバイクでニケツ。
    美子は嬉しくてたまらない。

    2007-11-09 03:15:00
  • 47:

    名無しさん

    あきらの家は美子んちからそう遠くはなく、バイクで10分程度の団地。
    「おじゃましま〜す…」
    人の家の香りがする。

    2007-11-09 03:17:00
  • 48:

    名無しさん

    あきらの家は誰もいないらしく、真っ暗で静かだった。
    美子はあきらの部屋に通された。片付いてはないけど、こ洒落た男の部屋って感じがした。

    2007-11-09 03:19:00
  • 49:

    名無しさん

    ローソファーに座ると、あきらが
    「なんか飲み物とってくる」と台所にむかった。
    美子は物珍しそうに周囲を見渡した。

    2007-11-09 03:20:00
  • 50:

    名無しさん

    テーブルの上は得にゴチャゴチャしている。
    (ん…?なんだろコレ。)
    美子はカラフルな錠剤がはいった袋を見つけた。

    2007-11-09 03:22:00
  • 51:

    名無しさん

    緑やピンク、白。錠剤にはアルファベットやベンツみたいなマークが刻まれている。
    「気になる?美子ちゃん。」
    あきらが笑いながら後ろからコーラと烏龍茶のペットボトルを持ってきた。

    2007-11-09 03:25:00
  • 52:

    名無しさん

    「バツやで。ほんで、これがS。」
    あきらが白っぽい透明な結晶を入れた袋をヒラヒラさせた。
    (これがバツとS…)

    2007-11-09 03:28:00
  • 53:

    名無しさん

    当時、『やせ薬』『セックスドラッグ』の通り名で流通していた。
    美子も中学の時、一時的にシンナーにはまった事があったので名前は知っていた。興味もあった。

    2007-11-09 03:31:00
  • 54:

    名無しさん

    とくに、体型を気にしていた美子は『やせ薬』といわれる事に興味を持っていた。
    「美子ちゃん、一個食べてみ。」
    あきらに緑色の『T』と書いたバツを渡された。

    2007-11-09 03:39:00
  • 55:

    名無しさん

    美子はなんの疑問も持たず、お茶でバツを飲みこんだ。
    「苦っ…」
    「お〜美子ちゃんやるなぁ!」
    あきらにそう言われ、美子はなんだか嬉しかった。

    2007-11-09 03:41:00
  • 56:

    名無しさん

    30分程あきらと喋っていたが、まだ効果が良く分からない。
    「あきら先輩、トイレ借ります。」
    「うん、わかる?」
    「分かります☆」

    2007-11-09 03:44:00
  • 57:

    名無しさん

    立ってトイレへと向かった。
    (あれ?なんだか足が軽い。フワフワ浮いてるみたい。)
    美子は自分の身体が信じられないくらい軽く、動きやすくなっている事にビックリした。

    2007-11-09 03:47:00
  • 58:

    名無しさん

    「おかえりーどう?効いてきた?」
    「うん、なんか身体がめっちゃ軽いです!」
    「そっかぁ〜効いてきてんなぁ。でもまだまだやで。」
    あきらがニヤッと笑う。

    2007-11-09 03:50:00
  • 59:

    名無しさん

    あきらとまた話をはじめると、だんだん美子はあきらに対して猛烈な愛しさを感じていた。
    それと味わった事のない幸福感。
    すると突然美子は激しい吐き気を感じた。
    「ウッ…あきら先輩吐きそう…」

    2007-11-09 03:53:00
  • 60:

    名無しさん

    美子は心配になったが、あきらは平然としていて
    「大丈夫やで、美子ちゃん。吐いてき。もっと楽しなるから!」
    美子はあきらの言う事を信じ、トイレで全てを吐いた。

    2007-11-09 03:56:00
  • 61:

    名無しさん

    吐きおわると、さっきよりもっと幸せな気持ちとあきらに対する気持ちが強くなり、あきらと離れてる事に不安さえ感じた美子は、走ってあきらの元に戻っていった。

    2007-11-09 03:58:00
  • 62:

    名無しさん

    あきらは部屋で『水パイプ』というものに火を着けて何かを吸っている。
    「コポポポ…」
    不思議な匂いが部屋中に広がる。

    2007-11-09 04:01:00
  • 63:

    名無しさん

    「どんな感じ〜?」
    あきらがニコニコと話しかける。
    「なんかもうめちゃめちゃ幸せなんです!あきら先輩めっちゃ好き!」
    バツが効いてる美子は恥ずかしい気持ちより、自分の気持ちを言いたくてそう答えた。

    2007-11-09 04:04:00
  • 64:

    ララ

    しおり?

    2007-11-09 04:19:00
  • 65:

    名無しさん

    38番サン、39番サン、ララサン、どーも有難う?感激?
    続けます↓↓

    2007-11-09 06:22:00
  • 66:

    名無しさん

    「美子ちゃん可愛い。ほんま可愛い。」
    あきらの目がおかしい。だけどたぶん美子の方がおかしかっただろう。
    あきらの手が、美子のホッペタに触れ、そのままキスをされた。

    2007-11-09 06:25:00
  • 67:

    名無しさん

    『バツ』と『あきら』と『可愛いとゆう言葉』の魔法に、美子はかかっていた。いくら好きでも、あきらとちゃんと話すのは初めて。
    それなのに美子はいとも簡単に身体を許してしまった。

    2007-11-09 06:28:00
  • 68:

    名無しさん

    いくらバツがキマってようとさすがに美子は処女。
    あきらのモノが入ってくるときは痛くて泣きたかったが、それさえも幸せで愛しかった。

    2007-11-09 06:33:00
  • 69:

    名無しさん

    二時間もあきらに責め続けられたが疲労感は全くない。
    「美子ちゃん初めてでバツ入れたセックスでごめんな。どうやった?」
    「気持ちよかったし、ほんまに幸せやねん。」

    2007-11-09 06:37:00
  • 70:

    名無しさん

    あきらは相変わらず水パイプをコポコポさせながら笑った。
    「とりあえずそのままじゃ寝られへんからこれ飲んでうちで寝ていき?」
    薄いピンク色の睡眠薬を渡され、美子は飲んだ。

    2007-11-09 06:40:00
  • 71:

    名無しさん

    しばらくすると目の前が歪んで見え、さまざまな幻視が視界をおおう。
    グニャグニャと気持ちの良い中、美子はいつの間にか眠りについていた。

    2007-11-09 06:44:00
  • 72:

    名無しさん

    朝、あきらに起こされバイクで家まで送ってもらった。
    「ほんまは売りモンやけど、今日だけは特別にあげるな。Sのほうは最初はちょっとだけ飲み物に混ぜたり、あぶったりしてやってみ。また要るときゆーてな。」とあきらはバツ四個と、少量のSを入れたパケと呼ばれる袋を美子に渡し、またいつでも連絡してきて。と言い去っていった。

    2007-11-09 06:49:00
  • 73:

    名無しさん

    別に付き合ったわけでもない。それでもよかった。
    美子は『ドラッグ』と『あきら』に魅了されていた。

    2007-11-09 06:51:00
  • 74:

    名無しさん

    身体は少しダルかった。
    学校はサボろうと思った。今日は金曜日だし調度よい。
    (恵に電話だけして少し寝よう。)

    2007-11-09 06:53:00
  • 75:

    名無しさん

    恵に電話をかけ、いきさつを話した。
    恵はビックリしていて興奮した様子だった。
    「昨日電話なかったから怪しいと思ってたら展開早過ぎ!!」
    そして恵もやはり、ドラッグに食いついてきた。

    2007-11-09 06:56:00
  • 76:

    名無しさん

    「そんな良かったん?」
    幸せすぎてビックリした。と伝えると、恵は
    「めぐもやりたい!!」
    としきりにそう言った。
    めぐも一緒にやってくれる…美子は少し嬉しかった。

    2007-11-09 06:58:00
  • 77:

    名無しさん

    「なぁなぁ、ほんじゃ今日めぐも学校サボるから夜クラブいかへん?」
    『クラブ』……
    ドラッグ=クラブ
    美子もそんな先入観があった為、快く承知した。

    2007-11-09 07:02:00
  • 78:

    名無しさん

    そして電話を切ると、美子は再び眠りについた。

    2007-11-09 07:04:00
  • 79:

    名無しさん

    夜7時過ぎにようやく美子は目が覚めた。携帯を見ると
    《着信7件:メール2件》メールは2件とも恵。早く起きろとゆう内容。
    着信は6件恵だったが、1件はあきらだった。
    (あきら先輩や…!)

    2007-11-09 07:22:00
  • 80:

    名無しさん

    恵には
    『今起きてお風呂はいるから、上がったら電話するね。』とだけメールを打ち、いそいそとあきら先輩に電話をかけた。

    2007-11-09 07:25:00
  • 81:

    名無しさん

    プルルルルルル…プッ…
    「はいはーい?美子ちゃんおはよう。今日学校きーひんかったなぁ(笑)」
    「え、あきら先輩学校行ったんや…!」
    無理してでも行けばよかったかなぁ…とも思ったが、それよりあきらがあのまま学校に行った事にビックリした。

    2007-11-09 07:28:00
  • 82:

    名無しさん

    そして今日は早速今朝貰ったバツを入れて恵とクラブに行くという話しをした。「バツくって行くならサイケ行ったら?クラブは結構変な奴おるから俺の先輩働いてるとこ教えるわ。」
    美子はクラブデビューなので、正直ホッとした。

    2007-11-09 07:32:00
  • 83:

    名無しさん

    そして、クラブの場所と『こうじさん』という先輩の名前を教えてもらい、
    「あきらの紹介って言いや。したら良い事あるかもよ(笑)」
    とだけ言い電話を切った。

    2007-11-09 07:34:00
  • 84:

    名無しさん

    お風呂から上がると、美子はすぐに恵に電話をした。
    「昨日の余韻はしゃーないけど、起きるの遅いで〜(笑)」
    美子は笑って謝ると、あきら先輩のオススメのクラブの話をした。

    2007-11-09 07:37:00
  • 85:

    名無しさん

    「良かった〜。あきら先輩様様やね!めぐも雑誌とかでどこのクラブが良いんか調べたけど分からんかってん〜」
    恵も喜んでくれた。
    10時に待ち合わせをして美子は用意を始めた。

    2007-11-09 07:41:00
  • 86:

    名無しさん

    お腹は空いていなかった。昨日あきらにも、「空腹で入れた方が上がり速いで!」と教わったので何も食べないつもりだ。
    恵にもそれは伝えた。
    栄養だけ不安なので、サプリをたくさん飲んだ。

    2007-11-09 07:43:00
  • 87:

    名無しさん

    クラブは暗いので、いつもよりメイクは濃くした。
    いつもはベースもお粉だけだが、今日は下地をぬり、リキッドファンデに乳液を少し足したものを薄く塗り、その上からお粉をはたいた。

    着けマツゲも着け、まぶたにはラメを乗せ、下マブタのアイラインもガッツリ引いた。

    2007-11-09 07:49:00
  • 88:

    名無しさん

    髪の毛は、恵も巻いてくるハズなので巻くことにした。
    ヴイダルのコテを温め、ブロッキングした髪を丁寧に少しずつ外巻きにしていく。

    2007-11-09 07:52:00
  • 89:

    名無しさん

    トップに逆毛を立て、しっかり青のケープをふった。
    予想以上の出来栄えに、美子のテンションも上がった。

    2007-11-09 07:55:00
  • 90:

    名無しさん

    当時はアルバローザというギャルブランドの勢いがすごかった。
    恵も最近アルバにはまっていて、肌も焼いている。たぶんアルバのワンピでくるだろう。

    2007-11-09 07:59:00
  • 91:

    名無しさん

    美子はアルバ系のギャル服よりも、おねギャルやスポギャル系の服が好きだった。
    深緑のエゴイストのチューブトップのワンピースに、流行りだったゴン太のベルトを合わせた。

    2007-11-09 08:03:00
  • 92:

    名無しさん

    ジャケットを羽織り、待ち合わせ場所につくなり美子はビックリした。
    恵の髪の毛が金髪に白メッシュとなっていた。
    なにやら美子が寝ている間暇だったので自分でやったらしい。
    服は予想通りアルバだったが、髪の毛は巻いていない。ヤマンバ化していた。

    2007-11-09 08:07:00
  • 93:

    名無しさん

    罰んとこリアル?あの感じ思い出した?

    2007-11-09 08:50:00
  • 94:

    名無しさん

    しおり?

    2007-11-09 12:48:00
  • 95:

    名無しさん

    >>97うざい

    2007-11-09 15:04:00
  • 96:

    名無しさん

    二人はそのまま地下鉄にのり、心斎橋・アメ村へとむかう。
    あきらから、クラブは1時くらいからが楽しいんちゃう?と聞いていたので、時間を潰す事にした。

    2007-11-09 21:41:00
  • 97:

    名無しさん

    商店街のゲーセンにより、トイレで二人はバツを一つずつ持った。道中買ったコーラでバツを流しこむ。
    相変わらず苦みが口の中に残る。
    「うぇ〜苦いねんなぁ」
    恵もバツの苦さに、思わず顔をしかめた。
    美子はコーラを再び飲んで、苦さを流しこんだ。

    2007-11-09 21:46:00
  • 98:

    名無しさん

    ゲーセンでプリクラを二枚とり、二人は近くのカラオケで時間を潰す事にした。

    2007-11-09 21:52:00
  • 99:

    名無しさん

    「なぁ、美子。まだめぐ効いてるかどーか分からんねんけど。」
    「大丈夫やって。もう少したつと効いてくるから!」…と言いながらも美子も、バツはこれでまだ二回目。しかも、昨日あきらの家で食べたのは緑色だったが今回は白。多少不安はあった。

    2007-11-09 22:06:00
  • 100:

    名無しさん

    しかし、昨日の事を思い出すとだんだんウキウキしてくる。
    (あの楽しさがまた味わえる)
    ドリンクを頼み、歌う曲を選んでいると、美子はだんだん吐き気に襲われてきた。
    (きた!)

    2007-11-09 22:09:00
  • 101:

    名無しさん

    「めぐ、わたしちょっと吐いてくる…ウェッ」
    「え!?え、大丈夫なん!?」
    恵は強いみたいで吐き気はないようだ。だけど恵も効いてきている。ケミカル特有の過剰な心配をしてきた。

    2007-11-09 22:12:00
  • 102:

    名無しさん

    足も軽くて気持ちが良い。部屋に帰ると、恵が心配して待っていた。
    「なんか美子のことめっちゃ大事やな〜て感じてほんま心配になった…」
    恵も効いてる。
    「吐き気したら吐いた方が上がるねん。私も恵大好きやで☆」
    勝手に顔がニヤついてしまう。

    2007-11-09 22:21:00
  • 103:

    名無しさん

    そしてクラブまでの間、二人は歌って時間を潰した。不思議な事に何を歌ってもいつもよりはるかに上手く歌える。
    恵はブチ上がっていてノリノリだ。
    「美子!ほんまに楽しいねんけど!やばい!」
    カラオケの二時間はあっという間だった。時間が過ぎるのがとてつもなくはやい。

    2007-11-09 22:25:00
  • 104:

    名無しさん

    カラオケを後にして二人はアメ村にむかった。
    あきらから教えてもらった目印を頼りに、なんとかそのクラブに着いた。

    2007-11-09 22:28:00
  • 105:

    名無しさん

    入口に立っている従業員に『こうじさん』の事をきいた。
    その従業員のこはインカムでこうじを入口まで呼んでくれた。

    2007-11-09 22:30:00
  • 106:

    名無しさん

    「お、君らあきらの連れやんな?聞いてるよ、入り入り。」
    こうじさんは細くて中々男前でとても気さくな『兄ちゃん』だった。
    「最初だけやで」と笑いながら、入場料をオゴッてくれた。

    2007-11-09 22:34:00
  • 107:

    名無しさん

    中に入り、二人は更にテンションが上がった。
    様々な形の色彩、お腹まで響く音、客は全員キマッてるのかと思うくらいブチ上がって踊ったり抱き合ったりしている。

    2007-11-09 22:37:00
  • 108:

    名無しさん

    最初は美子も恵もカクテルを飲みながら身体を揺らしていたが、たまらずに二人でフロアの人込みに入って踊りまくった。

    2007-11-09 22:40:00
  • 109:

    名無しさん

    途中バツを追加し、さらにブチ上げた。
    こうじも色んな人を紹介してくれ、二人はアドレスなどを交換しあった。

    2007-11-09 22:42:00
  • 110:

    名無しさん

    幻覚作用のあるドラッグであきらかに変な人もいたが、それさえも面白かった。二人はクラブが相当お気に入りになった。

    2007-11-09 22:45:00
  • 111:

    名無しさん

    二人は毎週クラブに行った。仲良くなったこらと一緒に何件もハシゴしたり、イベントのある日は必ず行った。

    2007-11-09 22:47:00
  • 112:

    名無しさん

    ドラッグはこうじから買うようになり、色んなモノを試した。バツはもちろん、マリファナ、サルビア、マジックマッシュルーム、LSD、ケタミン、ラッシュ、コカイン、シャブ…。精神安定剤なども砕いて鼻から吸った。

    2007-11-09 22:51:00
  • 113:

    名無しさん

    学校には行かなくなり、たまにあきらに呼ばれあきらの家でセックスしたり、お金がなくなるとキャバクラの体験などで小銭を稼いだ。

    2007-11-09 22:54:00
  • 114:

    名無しさん

    美子はシャブの静脈注射までするようになり、ドラッグ漬けの美子の身体はだんだん痩せ細ってきた。
    不健康に見えるくらい痩せたが、昔から身体にコンプレックスがあった為、それでも嬉しかった。

    2007-11-09 23:01:00
  • 115:

    名無しさん

    もちろん良い事ばかりではない。LSDやバツのカクテルをキメすぎてクラブでぶっ倒れる事も何回かあった。
    鬱っぽさや勘繰りも常にあった。
    何より身体が相当弱くなっていた。

    2007-11-09 23:05:00
  • 116:

    名無しさん

    そんな日常をおくっていた美子に、ある日知らない女から電話があった。
    女は同じ学校の一個上で『あや』と名乗った。
    あきら先輩と三年くらい付き合っている本命の彼女らしい。
    美子はあやに呼びだされた。

    2007-11-09 23:09:00
  • 117:

    名無しさん

    もちろん行ったらどうなるかぐらい美子も分かっている。
    それでも行ってしまったのは何かの対抗意識からなのか自分でも分からなかった。

    2007-11-09 23:11:00
  • 118:

    名無しさん

    あやは女を5・6人ひき連れてきていた。
    美子は着くなりあや達に寄ってたかってボコボコにされた。
    美子はあやに上に乗られ、髪の毛を掴まれ顔面を何度も地面に叩きつけられた。

    2007-11-09 23:15:00
  • 119:

    名無しさん

    叩きつけられている間、あやは何度も叫んでいた。
    「お前みたいなブスがあきらに近付くなや!!」
    「サセコが!可愛いと思ってんちゃうぞ!ブスやねんから大人しくしろっちゅーねん!」
    美子は痛みの中、あやに繰り返し言われた『ブス』とゆう言葉だけしっかり聞こえていた。

    2007-11-09 23:20:00
  • 120:

    亜紀

    しおり

    2007-11-10 01:28:00
  • 121:

    名無しさん

    次、楽しみ

    2007-11-10 01:35:00
  • 122:

    名無しさん

    97さん、98さん、99さん、亜紀さん、127さんありがとう??
    続き書きます

    2007-11-10 01:51:00
  • 123:

    名無しさん

    あやは気が済むまで殴ると、美子の側に転がった携帯を踏み付け「次あきらにちょっかいだしたらこんなんじゃすまへんからな。」とだけ言い、周りの女と共に笑いながら帰っていった。

    2007-11-10 01:57:00
  • 124:

    名無しさん

    美子は服もひきちぎられ、色んな場所から血がでている。
    鈍い痛みを身体中に感じながら壊れた携帯を拾った。「めぐ…んち行こう…」
    さすがにこんな状態で家に帰るわけにはいかない。面倒は避けたい。
    幸い恵の家は昼間恵以外はいない。

    2007-11-10 02:03:00
  • 125:

    名無しさん

    道行く人の好奇や白い目にさらされ、ふらつきながらも恵の家に着いた。

    ――――ピーンポーン――――『はい。』
    「恵、美子やけど開けて…。」
    (恵おった…よかった…)

    2007-11-10 02:07:00
  • 126:

    名無しさん

    ドアをあけ恵はビックリしていた。
    「とりあえず上がり!」
    恵の部屋に通されると、部屋にはこうじがいた。
    「美子ちゃん…どうしてん!!」

    2007-11-10 02:13:00
  • 127:

    名無しさん

    恵がこうじとそんな関係だったとは知らなかったが、今はどうでもよかった。
    恵はお茶と救急箱を持ってきた。
    「とりあえずこうじ送ってくるからシャワー入り。着替えはおいとくで。」
    こうじがいると喋りにくいなと思っていた美子は、恵の気遣いが有り難かった。

    2007-11-10 02:20:00
  • 128:

    名無しさん

    シャワーを浴びると身体のあちこちの傷がヒリヒリと痛んだ。
    美子は自然に涙が出た。
    傷の痛みでもなく、あきらに彼女が居た事でもなかった。
    あやはかなり美人だった。あの女の勝ち誇った顔が忘れられない。それが悔しくてたまらなかった。

    2007-11-10 02:29:00
  • 129:

    名無しさん

    砂や血を洗い流し、シャワーからあがり鏡を見た瞬間美子は愕然とした。
    顔は土気色、目は窪み、頬はこけていた。身体も胸元の骨が出て、Eだった胸はBもなくなっている。
    鏡に映ったソレは、美子の知っている自分ではなかった。

    2007-11-10 02:39:00
  • 130:

    名無しさん

    鏡から目をそらし、深いため息をついた。

    ――フゥーッ―――

    【クスリ…やめよ。】

    2007-11-10 05:15:00
  • 131:

    名無しさん

    こうじを送り部屋で待っていた恵は、何も言わず美子がゆっくり喋るのを頷きながら聞いた。
    美子はドラッグもやめると伝えた。
    恵は黙っていた。

    2007-11-10 05:19:00
  • 132:

    名無しさん

    その日は恵の家に泊まる事になった。

    美子は布団に入って目を閉じたが、あやの顔と台詞が美子の脳裏に焼き付いて中々眠れない。
    仕方なく、睡眠導入剤を飲んで眠りについた。

    2007-11-10 05:24:00
  • 133:

    名無しさん

    そんな事があってしばらくして美子は学校をやめた。クスリをやめてから、とにかく身体の調子がおかしかった。
    鬱状態も酷く、やる気が全くでない。身体も重い。
    しばらくは家で無理矢理ご飯を食べ、寝ての繰り返しだった。
    安定剤と睡眠薬はてばなせなかった。

    2007-11-10 05:28:00
  • 134:

    名無しさん

    恵はまだドラッグを続けているのもあって、会いたくなかった。
    そして美子は本格的に水商売の世界へ入っていった。
    綺麗になるためお金が欲しかったのと、美意識を磨きたかったから。

    2007-11-10 05:32:00
  • 135:

    名無しさん

    家でグダッとしている間に考えたのだ。

    綺麗になるには化粧や髪型、服だけじゃ限界がある。『元の顔を自分好みにしたらいーんや。』

    2007-11-10 05:34:00
  • 136:

    名無しさん

    美子はお金を稼いで貯めて、『美容整形』をしたかった。
    美子の家は結構裕福なので、上手くいくと稼いだ分のほとんどを貯金できる。

    2007-11-10 05:37:00
  • 137:

    名無しさん

    読みやすくて話しに入りやすい??更新早いしお気に入りデスゥ??

    2007-11-10 06:07:00
  • 138:

    名無しさん

    しぉりッッ?

    2007-11-10 17:39:00
  • 139:

    名無しさん

    たのしみ?主さんガンバッテ?

    2007-11-11 02:30:00
  • 140:

    名無しさん

    144さん、145さん、146さんありがとう??続けます?

    2007-11-11 03:04:00
  • 141:

    名無しさん

    安キャバなので、ほぼ毎日長い時間働いて、ドリンクや指名、同伴バックで稼いでも貰える給料は60万〜70万程度。
    そのうち40万を貯金し、10万をママに。残りは服代や、同僚のコとのご飯代などにまわした。

    2007-11-11 03:20:00
  • 142:

    名無しさん

    ある日、美子はスッピンにサングラスでママと梅田までむかった。
    着いた先は美容整形外科。

    2007-11-11 03:24:00
  • 143:

    名無しさん

    あれから美子はパソコンで『整形』のことを調べまくった。
    色んな整形外科のサイトを見て、どこの病院でも“まずはプチ整形でシュミレーションしてみてわ?”とアドバイスをもらった。

    2007-11-11 03:29:00
  • 144:

    名無しさん

    毎日のアイプチは面倒だったし、シュミレーションをしてどうなるか知りたかったので、プチ整形をやる事にした。
    今日やる内容は、
    二重の埋没法:4万
    鼻のヒアルロン酸:5万

    2007-11-11 03:33:00
  • 145:

    名無しさん

    予約はしていたので、先生と軽いカウンセリングをしてすぐ施術だ。
    美子がやってもらう先生は院長先生なのだが、先生も「僕も鼻と目やってるよ〜」
    と言って、美子は笑いを堪えるのに大変だった。やってるわりに、あまり男前ではなかったから。

    2007-11-11 03:38:00
  • 146:

    名無しさん

    施術は麻酔のおかげで全く痛くなかった。
    笑気麻酔はまるでシンナーのようだ、と思いながら鏡を見せてもらった。
    目は赤く腫れているが、見事二重になっていた。埋没法は糸でとめてあるだけなので、形が気に入らなければ戻すこともできる。

    2007-11-11 03:50:00
  • 147:

    名無しさん

    目が化粧できるまでに落ち着いてから仕事には行こうと、四日程お店は休んだ。
    美子のママもヒアルロン酸注射で、シワが目立たないと終始ご機嫌だった。
    女にとっては『美』がお金で買えるなら、それこそほんとに安いもんなのだ。

    2007-11-11 04:00:00
  • 148:

    名無しさん

    お店の女の子や、お客さんにバレることは全く気にならなかった。
    「なんか美子ちゃん、綺麗になったね!」
    その言葉で素直に笑顔になった。
    そのお陰か、プチ整形なんかざらにいる水商売のせいか、美子の顔の変化に陰口を叩く人はほとんどいなかった。

    2007-11-11 04:09:00
  • 149:

    名無しさん

    だけど、そこで欲はおさまらない。
    美子が貯金をしているのは、実は大掛かりな整形のためだった。
    プチ整形じゃなく本格な整形になると、とたんに値段は跳ね上がる。
    そして、整形に絶対に必要なメンテナンス代も貯めときたかった。
    せっかく綺麗になっても、崩れてしまえば元もこもない。

    2007-11-11 04:16:00
  • 150:

    名無しさん

    しぉりッッ?

    2007-11-11 04:36:00
  • 151:

    名無しさん

    気になるわo(^-^)o大好き♪

    2007-11-11 13:51:00
  • 152:

    名無しさん

    そして特に仲の良いこも彼氏もつくらぬまま、美子は八ヶ月で300万程貯めてキャバクラを辞めた。
    仲良しも彼氏もいらなかった。
    これから実行する『大変身』にはそんなしがらみは邪魔でしかなかったから…。

    2007-11-11 15:45:00
  • 153:

    名無しさん

    キャバクラを辞めて、すぐに美子は美容整形外科の予約をとり、三回程カウンセリングをうけた。
    次にやろうと思っているのは輪郭矯正。スライサーで骨を削る大掛かりな手術の為、カウンセリングも念入りだ。
    値段は110万程で、ダウンタイム(落ち着くまでの期間)もかかる。

    2007-11-11 15:50:00
  • 154:

    名無しさん

    なぜ輪郭からかというと、輪郭をつくってから顔のパーツのバランスをとっていきたいとおもったのと、若いうちにした方がなじみやすいと聞いたからだ。
    手術は二時間程度だった。一ヶ月は腫れと痛みで大変だった。

    2007-11-11 15:53:00
  • 155:

    名無しさん

    腫れも落ち着き、美子はだいぶ小さくなった自分の顔に満足していた。110万も払った事もあり、小顔を手にいれたのだ。
    それでもすぐに、また美容整形外科に予約を入れた。輪郭矯正からまだ三ヶ月しかたっていないが、輪郭が本当に落ち着くまで一年程かかるらしい。
    美子には時間が惜しかった。

    2007-11-11 15:58:00
  • 156:

    名無しさん

    次に受けるのは豊胸手術。現在の美子は身長157センチに対し、体重44キロ。
    ドラッグのせいで胸まで落ちていた。
    カウンセリングの結果、より自然に見えるよう、釣鐘タイプのパックを入れる事になった。値段は120万。
    目標は今の体重で元のFカップまで戻す事。

    2007-11-11 16:03:00
  • 157:

    名無しさん

    手術は成功したものの、後が大変だった。
    胸に激痛がはしる。術後しばらくのマッサージは本当に苦痛だった。

    2007-11-11 16:05:00
  • 158:

    名無しさん

    だけど、街を歩くと皆が振り返って見てくる。
    美子にはすごく快感だった。
    この頃、風の噂でこうじが覚せい剤所持で捕まったと聞いた。初犯だったので実刑は免れたらしいが、一瞬恵の事が気になった。
    だけど、今はまだかかわるのが嫌だったためすぐにその事は忘れてしまった。
    薄情と言われようが美子は自分の事で精一杯だった。

    2007-11-11 16:11:00
  • 159:

    名無しさん

    豊胸手術の三ヶ月後、あらたに埋没の糸を取り、切開法できれいな平行二重の施術を行った。値段は15万。
    その半年後、美子は一気に鼻とアゴにシリコンプロテーゼを入れた。
    値段はそれぞれ20万と10万だった。

    2007-11-11 16:19:00
  • 160:

    名無しさん

    もうこの頃には、元の美子を知る人に出会っても誰もそれが美子とは分からないほど、全くの別人になっていた。
    作りモノだろうが誰もが『美人』と言うだろう顔を手に入れた。
    美子は綺麗になる喜びに浸っていたが、満足するまでにはいたらなかった。

    2007-11-11 16:22:00
  • 161:

    名無しさん

    美子にとって整形は、化粧のようなものだったから。綺麗になったらもっと綺麗になりたい。というのが美子には当たり前の感覚であった。

    だけど貯金は底をつきてきた。

    2007-11-11 16:25:00
  • 162:

    名無しさん

    全部の部位が落ち着き、馴染んだ頃、自分で自分を綺麗だと認識していた美子は、化粧をバッチリして露出した服に着替え、北新地へとむかった。

    2007-11-11 16:29:00
  • 163:

    名無しさん

    夜8時頃の北新地は賑わっていた。
    上通りを歩くとすぐにスカウトから声をかけられ名刺を貰う。
    上通りを端から端まで往復した美子の手元には、クラブやラウンジ計6枚の名刺があった。
    美子の計画通りだった。

    2007-11-11 16:32:00
  • 164:

    名無しさん

    派手なカッコで新地を歩いたら、必ずスカウトにあうと思っていたから。
    6枚も名刺を貰うとは予想以上だったが。
    少々小賢しい手だが、北新地の事など全く分からない美子はこうするしかない。

    2007-11-11 16:35:00
  • 165:

    名無しさん

    その中でクラブにだけ的を絞って、三枚だけ名刺を残した。
    そして次の日に早速電話をかけ、面接の日取りを決めた。

    2007-11-11 16:39:00
  • 166:

    名無しさん

    しぉりッッ?

    2007-11-11 16:53:00
  • 167:

    名無しさん

    これって実話ですか?

    2007-11-11 17:26:00
  • 168:

    名無しさん

    177さん、178さんありがとう?
    178さん、実話ではないです。経験を混ぜたりはしてますが、調べたりして書いてます(^‐^)

    2007-11-11 18:01:00
  • 169:

    名無しさん

    3件とも同じ日に面接をすることにした。
    【面接の日】
    しっかりと化粧をし、全身黒の引き締めたスタイルで面接にむかった。

    2007-11-11 18:05:00
  • 170:

    名無しさん

    お店の雰囲気も見たかったので店で面接を受ける。
    一件目は、小箱で落ち着いたイメージの店。
    日給を聞いてビックリした。美子は新地で働くのは初めて。お客さんももっていないヘルプ。
    それでも8時から12時までの4時間で三万円といわれた。

    2007-11-11 18:08:00
  • 171:

    名無しさん

    考えてから連絡しますとだけ言い、2件目へむかった。
    2件目はかなり大箱の派手な店。新地では有名店らしい。
    他の店も話ししたの?と聞かれ、美子は正直に『しました。』と答えた。
    しばらく黙られ、日給4万でどうですか?と聞かれた。
    安売りもしたくなかったし、もっと言えば日給が上がることも勘で分かったが、一件目と同じように考えて連絡しますと答え店を出た。

    2007-11-11 18:14:00
  • 172:

    名無しさん

    3件目まで時間があったので、近くの喫茶店で時間を潰す。
    出勤前のホステスが慌ただしくセットにむかう。
    たいがいは美子の方が見た目は上だったが、中には恐ろしく綺麗な人もいる。
    見た目は美子より劣っていても、時間的には同伴前のホステスのはず。新地という世界に、美子は急に緊張を覚えた。

    2007-11-11 18:20:00
  • 173:

    名無しさん

    想像以上に新地は凄い。
    だが、すでに美子はどのお店にするか決めていた。

    2007-11-11 18:25:00
  • 174:

    名無しさん

    家につき、全部のお店に電話した。
    2件目に連絡をいれ、決めました。と伝えると大変喜んでくれた。
    来週の月曜日、初出勤することにして、分からない事は色々聞いてね、と言われ電話をきった。
    正直何も分からない―。
    でも目で見て、その世界に触れて吸収しようと思っていた。

    2007-11-11 18:42:00
  • 175:

    名無しさん

    初出勤の日、6時には新地に着くように家をでる。
    仕事の服装は、かなり胸元と背中があいたグラデーションがきいた青系のトップスにロングスカートをあわせた。綺麗にペディキュアをした足は素足のまま、ラインストーンのいっぱいついた黒のサンダルを履いた。
    美子は水商売っぽすぎる服はあまり好きではなく、ドレスもどうも安っぽく見えてしまい着ない。
    そのかわり、少しでもゴージャスに見えるよう肌を露出し、大人っぽく派手な化粧をした。

    2007-11-11 18:49:00
  • 176:

    名無しさん

    ???

    2007-11-12 09:10:00
  • 177:

    2007-11-12 09:43:00
  • 178:

    名無しさん

    美子どないなったんでっか?

    2007-11-13 04:20:00
  • 179:

    名無しさん

    (完)
    読んでくれたみんな様ありがとうございました?

    2007-11-13 04:26:00
  • 180:

    名無しさん

    かいて〜?

    2007-11-13 07:20:00
  • 181:

    名無しさん

    189さん、190さん、191さん、193さんありがとうございます?
    192さん、まだです(笑)
    191さん、193さん今から書きます?

    2007-11-13 11:01:00
  • 182:

    名無しさん

    店につくなり、代表が
    「えーやん、オシャレやし派手やし美子ベッピンやし売れると思うわ!頑張ろうな。」といい、美子に自信をくれた。
    お店の女の子がよく使うという美容室を教えてもらい、髪の毛をセットした。
    綺麗になること喜びを人一倍感じる美子は、セットをして綺麗になることがとても嬉しかった。

    2007-11-13 11:10:00
  • 183:

    名無しさん

    喫茶店で他のお店のホステスを眺めながら、ご飯をたべお店へとむかった。
    店にはどんどんホステスが出勤してきた。若いギャル風のこや、落ち着いた感じの着物の人…
    この時は(新地ってすごいなぁ…)と思ってただけだが、同伴の時間になると美子はもっとびっくりした。

    2007-11-13 11:17:00
  • 184:

    名無しさん

    同伴の時間はさすがに有名店なだけあり、トップクラスの売り上げの人や、ヘルプの人が続々とお客さんとともに入ってきた。
    美子は自分が整形してくる事もあり、人の整形も結構分かる。
    相当綺麗な人も何人かいる、同伴するだけあって皆並以上だし、雰囲気もある。

    2007-11-13 11:21:00
  • 185:

    名無しさん

    そこは本当に戦場のようだった。お客さんも安キャバとは全然違う。いかにも、お金持ってますオーラがぷんぷんした。
    チーママは三人。オーナーは男だった。
    代表のイキな計らいもあり、1番売り上げをするママや、面倒見よく客層の良いお姉さんの席ばかりつけてもらうた。

    2007-11-13 11:46:00
  • 186:

    名無しさん

    代表の読み通り、お客さんからの美子の評判は上々で、ママも気に入ってくれた。
    元々裕福だったため、美子には品があった。そして整形といえど身体、顔…

    2007-11-13 11:50:00
  • 187:

    名無しさん

    だけど、そこは戦場。
    お客さんが美子を気に入ってくれても、他のホステス達がヤキモチを焼くフリをしたり、美子に1番端の席にわざと座らせ、ドリンクをつくらせお客さんに近づけなかったりと妨害される。

    2007-11-13 11:53:00
  • 188:

    名無しさん

    それから一週間。美子は受けは良いのにまだ同伴ができない。同伴の約束もとりつけれない。
    金曜日の閉店後、美子は代表によばれた。

    2007-11-13 11:54:00
  • 189:

    名無しさん

    「美子。受けは良いのに同伴できてないな。まだ一週間やから仕方ないけど、お前やったら出来るねんで?ちゃんとお客さんに連絡してるか?」
    「はい。連絡はマメにしてます。」
    代表は見抜いていたのか、美子にアドバイスをした。「お前に足りないのは押しや。この店は女の子の我が強い。周りを見てみい。そして売れてるこのやり方を盗むことや、」

    2007-11-13 11:59:00
  • 190:

    名無しさん

    『押し…』確かに代表の言う通り、美子は話術や押しが足りない。
    しばらく売れてるといわれる女の子の仕事ぶりを観察した。
    そして共通することは、みんな図々しく甘え上手。
    完璧に「ホステス」を演じている。

    2007-11-13 12:03:00
  • 191:

    名無しさん

    美子には飲み込みのはやさがあった。
    自分らしく、時にワガママで図々しく甘え上手…
    そんなホステスを演じてみた。
    それからの美子は、お客さんに可愛がられ、同伴も月に8回程はできるヘルプになっていった。

    2007-11-13 12:08:00
  • 192:

    名無しさん

    ???

    2007-11-13 12:29:00
  • 193:

    名無しさん

    楽しく見てます?

    2007-11-13 15:23:00
  • 194:

    名無しさん

    あげりゅ?

    2007-11-13 17:02:00
  • 195:

    名無しさん

    面白いデス?

    2007-11-14 18:16:00
  • 196:

    名無しさん

    書いて?

    2007-11-15 21:34:00
  • 197:

    名無しさん

    ヘルプになってたって何??あのヘルプでいいの??わからなくてごめんなさい?

    2007-11-16 01:25:00
  • 198:

    名無しさん

    クラブって売り上げかヘルプってあって、ヘルプは、給料変わらんけど売り上げは、売り上げたぶん金がはいるみたいな?
    客持ってないこは、最初ヘルプのコが多いよ?

    2007-11-16 02:48:00
  • 199:

    名無しさん

    206さん、207さん、208さん、209さん、210さん、ありがとうございます?遅くなりましたが今から書きます。
    211さん、説明不足で分かりづらくてごめんなさい?212さんの説明どうりです。
    212さん、説明ありがとうございます?

    2007-11-20 07:23:00
  • 200:

    名無しさん

    我の強いホステスが多く、お客さんの取り合いは毎度のこと、はっきりとした派閥もあったが、有名店だけあってイジメなんかはほとんどなかった。
    皆自分の事で必死だから。
    同伴も、キャバの時にくらべて美子にはやりやすかった。
    整形で綺麗になったから。だけでなく、新地では『ご飯の誘い』=『同伴』だったから。

    2007-11-20 07:28:00
  • 201:

    名無しさん

    キャバの時はこれで苦労した。ご飯を食べに行こうと誘われても、同伴はなく本当にご飯だけ。というパターンがしょっちゅうあったから。
    そこからいかに同伴に持っていくかはホステスの腕次第だったが、美子はそこが下手だった。
    あまり強くいえないのだ。

    2007-11-20 07:31:00
  • 202:

    名無しさん

    新地は楽しかった。ノルマやイベントの時期は大変だが、綺麗に着飾れ、周りも皆派手でゴージャスな世界。
    着ているもの、つけているもの。見栄の張り合い。
    美子もそんな世界に影響され、服やブランド品、アクセサリー…と出費がかさみ、思うように貯金ができなくなっていた。

    2007-11-20 07:35:00
  • 203:

    名無しさん

    そしていつもどおりの出勤の日。美子は買い物しに早めに起き、ミナミをブラブラしていた。
    前から知っているような女の声がする。
    「えーどこのラブホ?分かったわ。7時にむかうな〜。」
    恵だった。

    2007-11-20 07:44:00
  • 204:

    名無しさん

    「恵………!」
    何故声をかけたのかは分からない。たぶん恵の近況が気になったから。
    「はぁ!?美子?どないしたん!顔ちゃうし雰囲気も違うから誰か分からんかったわ!」
    今日の同伴は店前にお客さんが来るので、8時半に入れば良い。時間があるので恵とお茶することにした。

    2007-11-20 07:47:00
  • 205:

    名無しさん

    「あんた整形って…。成功やな。めっちゃべっぴんなったやん!」
    言葉とはウラハラに小ばかにした態度を恵はあからさまにとった。
    恵はたぶん、いや絶対にまだドラッグをやっている。化粧で隠しているが、あきらかな吹き出物。顔色も悪いし挙動不振。

    2007-11-20 07:51:00
  • 206:

    名無しさん

    恵は今ミナミのキャバクラで働きながら売りを続けているらしい。
    こうじとはまだ続いているみたいだ。
    持っているものはシャネルの鞄にカルティエの時計や一粒ダイヤのネックレス…それなりに生活は潤っているみたいだった。

    2007-11-20 07:55:00
  • 207:

    名無しさん

    しかし、肌、髪の毛、歯はボロボロ。美子は少し前の自分の姿がフラッシュバックした。
    また連絡すると言い、恵と別れた。
    しかし、恵と美子の友情はもう終わっていた。
    今日あらためてお互いがその空気を感じた。

    2007-11-20 07:58:00
  • 208:

    名無しさん

    そして、また美子はその日からちゃんと貯金をはじめる事を決意した。
    皮肉にも親友だった恵の姿を見て。

    2007-11-20 08:02:00
  • 209:

    名無しさん

    それからの美子はいままで以上に同伴も頑張り、給料もあげてもらった。
    300万を半年足らずで貯めた。

    2007-11-20 08:05:00
  • 210:

    名無しさん

    そして一ヶ月程の長期休暇をもらい、目尻切開、唇にはヒアルロン酸をいれ分厚くした。
    美子はつり目気味だったため、目頭切開より、目尻切開を先生にすすめられたのだ。

    2007-11-20 08:10:00
  • 211:

    名無しさん

    そして、崩れがないか各所のメンテナンスを行い、少しの歪みやズレも完璧に治してもらった。
    整形後の出勤はさすがに何か噂されるかと思ったが、何も言われないところ結構な率でホステスがいじっているのは確実で、そんな中では暗黙の了解なのだった。

    2007-11-20 08:13:00
  • 212:

    名無しさん

    それからもちょくちょく、涙袋をつくったり、ボトックスを注入しより小顔にしたり、美子の涙ぐましい努力は続いた。
    努力とは本物だった。食べ物にも気をつけ、同伴以外はなるべく自分で栄養やビタミンの事を調べながら作ったし、週に四回はジムに通い、基礎代謝をあげるために鍛えていた。

    2007-11-20 08:18:00
  • 213:

    名無しさん

    誰もが振り向く外見を手にいれたが、特別仲良しの友人も夢中になれる恋人もいない。やはり寂しさはあって、何回かお客さんと付き合い別れを繰り返した。
    だけど所詮妻子があったり、飲むのが好きな人達。
    楽しくても必ず虚しさが付きまとい誰と付き合っても長くは続かない。

    2007-11-20 08:22:00
  • 214:

    名無しさん

    外見は綺麗になれた美子も、つねに心療内科に通い、キツイ安定剤と睡眠薬を処方してもらい、それにすがりながら働く日々を送っていた。

    2007-11-20 08:26:00
  • 215:

    名無しさん

    ある日、ママのお客でずっと美子を娘のように可愛がってくれている小川さんという人が、自分の部下を連れ飲みにきてくれた。
    小川さんは不動産関係の仕事で、かなり手広くやっている敏腕経営者。
    いつもいろんな人を連れて飲みにきてくれ、必ずワインやシャンパンをあけてくれる、上客だった。

    2007-11-20 08:30:00
  • 216:

    名無しさん

    「美子〜お前に紹介するわ。こいつ川上。俺が今1番可愛がってる奴や。独身やで〜」
    小川さんはだいぶ酔っていて、部下の川上という人は恐縮して苦笑いしながら「すみません」と小声で言った。

    2007-11-20 08:36:00
  • 217:

    名無しさん

    小川さんの話では、川上さんは仕事も出来るし、優しくマメらしいのだが、積極的ではないため2年以上彼女もいなく仕事一筋らしい。
    そんな彼に柔軟性をもたせるため、新地を連れ回っているとか。

    2007-11-20 08:39:00
  • 218:

    名無しさん

    川上さんは、確かに見た目もこざっぱりとして好青年で彼女がいてもおかしくないくらい普通に良い男の人だ。最初の印象はこの程度。
    連れてこられた人に営業した所で、次につながるとは思えなかったが、小川さんの手前もあり、番号とアドレスを教えてもらった。

    2007-11-20 08:43:00
  • 219:

    名無しさん

    この小説大好きです。完結まで頑張ってください

    2007-11-20 12:00:00
  • 220:

    名無しさん

    更新されてるやん?コレおもろいわー?

    2007-11-20 16:02:00
  • 221:

    名無しさん

    233さん、234さんありがとうございます?うれしい?
    続けます。

    2007-11-20 17:16:00
  • 222:

    名無しさん

    次の日には美子は川上さんの事などすっかり忘れてしまっていた。そう、小川さんにお礼の電話をするまでわ…。
    「もしもし。小川さん、美子です。今大丈夫かな?昨日はありがとうね、オーパスワンなんて美味しいワインも飲めて、美子嬉しくて飲みすぎちゃった。」
    『おー美子かぁ。どやった?川上。お前も彼氏おらんと寂しいやろ!川上もあの性格で俺も心配やねん。仲良くしたってな!』

    2007-11-20 17:22:00
  • 223:

    名無しさん

    (川上さん…忘れてたけど番号交換したんだった…。メールでいいか。)
    そして小川さんとたわいもない話をして、小川さんは『また行くわ!』とだけ言い電話をきった。

    2007-11-20 17:24:00
  • 224:

    名無しさん

    正直川上さんの事など何とも思ってなかったが、お世話になっている小川さんに『仲良くしてやれ』と言われ、無視はできない。

    2007-11-20 17:26:00
  • 225:

    名無しさん

    『昨日はごちそうさまでした。覚えていただけてるでしょうか、美子です。また一緒に飲みましょうね。』(こんなモンかな…)
    美子は、ワザと返事に困るような、さしさわりのない文章でメールを送った。

    2007-11-20 17:36:00
  • 226:

    名無しさん

    予想どおり、メールの返事はなかった。
    そのかわり、小川さんが店に顔を出した。
    「小川さんー二日続けて顔だすなんて、めずらしいから嬉しい!」
    小川さんは良いお客さんなので、店や美子にとってありがたかった。
    小川さんもキゲンが良い様子。

    2007-11-20 17:47:00
  • 227:

    名無しさん

    「美子ー!お前はさすがやな!!」
    「え?何が??」
    全く意味が分からない。
    「川上にメールしてくれたやろ。あの堅物がむっちゃ喜んでな、美子を同伴に誘いたいんやと!」

    2007-11-20 17:49:00
  • 228:

    名無しさん

    訳がわからない。メールも返ってきてないのだから。「え!?でもメールも返ってこなかったけど…」
    小川は豪快に笑って、
    「だーかーら、俺がこうしてお膳立てにきたんや。あいつは照れて言われへんからな。」

    2007-11-20 17:51:00
  • 229:

    名無しさん

    川上さんは美子からメールが届き、舞い上がって返事を打ってたのだが、どうも上手くメールが打てず、見かねた小川さんがお膳立てをしに店に来たらしい。

    それにしてもよっぽど川上さんの事を可愛がってるんだな。と美子は吹き出しそうになった。

    2007-11-20 17:56:00
  • 230:

    名無しさん

    クリューグのロゼのシャンパンを5本も卸してもらい、小川さんから『明日川上さんに電話をかける』とゆう約束をさせられた。
    まさかあんな若い人が、ピンで同伴をするとは思わなかった。
    美子は少し楽しみになった。『堅物の川上さん』が、同伴をしてまで喋りたいと思ってくれた事がとても可愛いく思えた。

    2007-11-20 18:00:00
  • 231:

    名無しさん

    楽しみしてるよ

    2007-11-21 18:25:00
  • 232:

    よっち

    しぉり

    2007-11-24 05:46:00
  • 233:

    名無しさん

    ???

    2007-11-25 09:02:00
  • 234:

    りんご

    しおり??

    2007-11-26 11:19:00
  • 235:

    .

    age

    2007-11-30 09:16:00
  • 236:

    名無しさん

    書いて?

    2007-12-03 09:11:00
  • 237:

    名無しさん

    しおり

    2007-12-04 23:29:00
  • 238:

    名無しさん

    かかんの?

    2007-12-07 23:18:00
  • 239:

    名無しさん

    age

    2007-12-08 02:11:00
  • 240:

    名無しさん

    書いてー(>_

    2007-12-10 03:06:00
  • 241:

    名無しさん

    ?

    2008-01-19 09:30:00
  • 242:

    名無しさん

    待ってます?

    2008-01-20 12:19:00
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