小説掲示板“一生分の時間”のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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“一生分の時間”

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  • 1:

    ☆みり☆

    運命〜《あなたと出会って初めて知ったよ》を書いてた みりデス。。。
    優と出会う もっと前の 小さい頃からの家族の話です… すごく 長くなると思います、下手な文章・字の間違いも あると思いますが…実話なので よかったら 読んで下さいm(__)m(当時の気持ち)【今の気持ち】〈母がずっとつけてた日記から〉《父が最後につけていた日記》
    を書いていきます。。

    2005-10-08 01:12:00
  • 250:

    ☆みり☆

    父が手術室へ入り…
    母と2人ソファで 父を待つ…。母は泣いていた。
    みりも今にも崩れそうだった…。
    でも私がお母さんを守らないと…
    泣いてる母を抱き締め 祈るように父を待った。

    2005-10-30 07:22:00
  • 251:

    ☆みり☆

    どれぐらいの時間だったか分からないが
    医師達が手術室から出てきた。
    その後、父も…
    そのまま霊安室へ行った。何か用意していた服を 着る前に看護婦さんが 父の体を綺麗に拭くといったので、
    私と母に 拭かせてもらった。

    2005-10-30 07:33:00
  • 252:

    ☆みり☆

    ビックリした…。裸になった父は━…‥
    別人だった…。
    背が177cmでスリムな父は、スーツでも なんでも 細身の服を着ていたが、ここ1年 ダボダボの服ばかり着ていた。
    私は パジャマとして 大きい服の方が楽だからかな‥
    と思っていたが…‥

    2005-10-30 07:39:00
  • 253:

    ☆みり☆

    父は―…‥
    ビックリする程 ガリガリに痩せていた‥。
    胸は、 左肺をぐるっと囲み背中まで続く‥手術跡‥
    手足は、 骨と皮だけ…
    お腹も くっつきそうな程… アバラも浮き出ていた…。

    2005-10-30 07:44:00
  • 254:

    ☆みり☆


    【大きい服を着ていたのは… 痩せていく‥ 弱っていく自分を隠すため…】

    2005-10-30 07:47:00
  • 255:

    ☆みり☆

    【母は父の前で ずっとずっーと笑顔で涙を見せず 頑張ってきた━…‥
    この日は どぅしても2人で闘った 闘病生活を思い出し 溢れる涙の止め方も わからず
    何年分もの涙を 父の前で流した… 】

    母は泣きながら 『頑張ったなぁ。しんどかったなぁ。何もしてあげれなくて… 痛みをもらってあげる事もできなくて‥ 御免なぁ…』と、父に話をしながら父の体を拭いていた。

    2005-10-30 07:57:00
  • 256:

    ☆みり☆

    私は、父の体を拭きながら…
    『お父さん。お父さん。』と何度も呟き続け…
    父の前で 父に誓った…
    (お父さん… みりがお母さんと蓮 みんなを絶対守るから… 安心してね。大丈夫だよ…。だから、安心して天国行ってね。約束は絶対守るから…。
    だって… みりは、お父さんとの約束1度も 破った事ないでしょ?だから大丈夫)

    2005-10-30 08:06:00
  • 257:

    ☆みり☆


    ☆☆☆1回休憩します。すみませんm(__)m 又、夜 更新できたらします☆☆☆

    2005-10-30 08:11:00
  • 258:

    ☆みり☆

    その日は パイプベッドとソファで 父と3人泊まった…。
    次の日‥ 家へ帰ってきた。母は コーヒーを入れ父の枕元へ置いた。
    熱いコーヒーが大好きだった父。
    飲まれる事もなく… どんどん冷めていくコーヒーに なんだか父の死を もう1度確認させられた。

    2005-10-30 17:28:00
  • 259:

    ☆みり☆

    明日はお葬式…
    今日は家族4人で 家で過ごす最後の日…‥ 父の横に布団をひき 4人で一緒に寝た。

    【皮肉にも… 家族の何より強い絆を感じ 強い愛を感じたのは―…‥
    父が病気になってからだった】

    2005-10-30 17:32:00
  • 260:

    ☆みり☆

    ↑本当に御免なさいm(__)m
    ×明日は、お葬式 ○明日は、お通夜
    です… m(__)m すみません。。

    2005-10-30 17:35:00
  • 261:

    ☆みり☆

    ━…お通夜…━

    家の下の集会所でお通夜。父の沢山の友達が来てくれた。集会所に入りきれない程の人で‥ 家の中も人で溢れた―…‥。
    明るい父だからと みんな朝まで父の話をしてくれた。姉も来てくれた… 姉に会うのは2度目。あの日以来だった…。

    2005-10-30 17:43:00
  • 262:

    ☆みり☆

    最後の夜だから―…‥
    泣き崩れている蓮と母。 歯を食い縛り 慰めつづけた…。
    泣きつかれ棺に抱きついたまま 眠る蓮。母も蓮の横にいた… 2人に毛布をかけて、
    私は公園に行った…。

    2005-10-30 17:52:00
  • 263:

    ☆みり☆

    公園のベンチで空を見上げた‥
    この日は、とっても綺麗な満月だった…‥。月は強く眩しい。こんな暗闇でも 照らしてくれる。父のように…‥。

    歯を食い縛りすぎた口の中は 血の味しかしない。
    お父さん… 泣いてもいい?お父さんの前で… お父さんの前だから… お父さん―… お父さんの強さを下さい。。

    2005-10-30 18:01:00
  • 264:

    ☆みり☆

    ━…お葬式…━

    泣こうが喚こうが叫ぼうが 時間は止まってはくれない…。大人がどんどん話を進めていく。
    みりや蓮、母だけ別世界に取り残し… 時間だけが無常にも過ぎていく。
    気がつけば私は 父の写真を持っていた。母は位牌を、蓮は父の棺を持つのを手伝った…。

    2005-10-30 18:07:00
  • 265:

    ☆みり☆

    母の挨拶が終わる―…
    何台も車が用意されていた。親戚の車・タクシーが列になり火葬場へ…

    蓮にとっても私にとっても 初めて人の死が父だ。すべてが初めてで… 火葬場で何が行われるかも 分からず… ただ車に乗った。

    2005-10-30 18:13:00
  • 266:

    ☆みり☆

    火葬される―…
    何よりも辛く 私は今だにこの日の事は 言葉にする事ができない―…‥
    二度と経験したくない。もぅ二度と―…

    変わり果てた父… 父の骨は 癌のせいでスカスカだった。葬儀屋さん?分からないが‥ 説明してくれた。もろく崩れる骨が━…‥ 父の長く辛く苦しい闘病生活を物語っていた。

    2005-10-30 18:20:00
  • 267:

    ☆みり☆

    父は変わり果て… 父の遺骨と再び家へ戻った。
    父のいない初めての正月―…‥
    父のいない初めての誕生日をした。
    そのたび泣く蓮。蓮は、小学6年。
    【蓮を守らなきゃ。何が何でも 無理矢理にでも みりが強くならなきゃいけなかった…】

    2005-10-30 18:26:00
  • 268:

    ☆みり☆

    家でゆっくり家族で過ごし… 私と蓮は冬休み中だったため…
    私達の学校が始まる前に、父を 父の母がいるお墓に一緒に入れてあげるため お墓に行った―…‥
    新幹線で行く距離。まだ幼い私達には あまりに遠すぎた…。
    遠く離れる事に淋しくて淋しくて しょうがなかった。

    2005-10-30 18:37:00
  • 269:

    ☆みり☆

    ☆☆☆ ここマデですm(__)m
    少ししか更新できず すみませんm(__)m
    又 更新できたらします☆☆☆

    2005-10-30 18:41:00
  • 270:

    樹里

    あげ"^_^"すごく感動して大泣きしたよ・・・(*_*;
    完結まで読むから頑張って^m^♪

    2005-10-31 13:07:00
  • 271:

    ☆みり☆

    樹里サン→書き込み ありがとうございますm(__)m?
    ひさしぶりですね☆☆☆ すごくうれしいです(☆^3^☆)??感動して大泣きなんて… みりが感動です(*^∀^*)
    樹里サン 完結まで、まだまだですが又覗いて下さいm(__)m 宜しくデス??
     
    ☆☆☆今から少し更新しますm(__)m 270の続きです☆☆☆

    2005-10-31 21:34:00
  • 272:

    ☆みり☆

    学校も始まった頃…
    母は 生活のため昼・夜 又、仕事に行きだした。私は、まだやっぱりお金を稼げない…
    だからせめて―…‥
    家の事で出来る事を すべてやった。祖母も一緒に 住んでいるが 祖母も体が あまりよくなかったから。

    2005-10-31 21:41:00
  • 273:

    ☆みり☆

    少しでも心配をかけないように… 蓮が泣く事を忘れるように… 
    とにかく必死だった―…
    人一倍しゃべって 笑って 動く。それでも辛くなったら 外へでて泣いた。
    学校では 女の先輩の嫌がらせが ヒドクなっていく。頭を割られる…
    (大丈夫。我慢。。)

    2005-10-31 21:47:00
  • 274:

    ☆みり☆


    【1度… 笑顔の作り方を忘れると
    2度と… 笑顔を作る事ができなくなってしまう】

    2005-10-31 21:49:00
  • 275:

    ☆みり☆

    ―…みり中学3年 蓮中学1年…―
    毎日同じように笑って 家では掃除したり 買物行ったり 洗濯・洗い物したり 人形のように 同じ事を繰り返す毎日―…
    自分が決めた事 誰にゆわれた訳でもない… 勝手にしてるだけ。
    昼間に みりの泣きたい事は沢山起こる。それでも昼間に泣き場所なんてない。

    2005-10-31 22:01:00
  • 276:

    ☆みり☆

    昼間なんて嫌い… 太陽なんて大嫌い…
    月が輝く夜が好き━…
    だって泣く事が出来るから。。泣き場所があるから。
    【本当の居場所を見失い 夜に居場所を求め始めた…】

    2005-10-31 22:09:00
  • 277:

    ☆みり☆

    そんな時 みりの中で大きな事件が起きた…。我慢なんてできない程に… 我慢していた事がキレた みりは狂いだした…‥
    【女は恐い‥ 自分がされたくない事をする】
    事件以降 学校には あまり行かなくなった。家の事は完璧にする… でも夜になると友達と遊びまわった。

    2005-10-31 22:16:00
  • 278:

    ☆みり☆

    一人で泣くのでは無く 誰かに―…
    泣き場所を作ってもらいたかった。だから いつも側に誰かを求めた… 誰でもいい。好きじゃない‥ 側に居てくれるなら。
    1人で滲む空を眺めるのも… 見えない星に祈るのも… どこかで 疲れていた。

    2005-10-31 22:25:00
  • 279:

    ☆みり☆

    そんな時 最愛の人‥ 運命を感じた―…‥
    優と出会った。。
    優に、みりの夢を話した事がある…。
    1つ目は‥ 結婚したら父や母のような夫婦になる事。
    2つ目は‥ 叶わない夢なんだけど。20才になったら お父さんと お酒を飲みたかった。と…

    2005-10-31 22:38:00
  • 280:

    ☆みり☆


    (略)
        空白

    2005-10-31 22:40:00
  • 281:

    ☆みり☆

    優『2つとも叶うよ。俺しか叶えられんけど(笑)成人式の後 お父さんに会いに行って3人で酒飲も!!俺も 好かれる努力しよ(笑)』

    優しく笑いながら そんな話をしてくれた。
    みりの2つの夢は… 優が叶えてくれる。いつのまにか見失った自分らしさも… 居場所も… 優が見つけてくれた。

    2005-10-31 22:57:00
  • 282:

    ☆みり☆

    ☆☆☆今日の更新は ココまでですm(__)m
    読みにくい所… 分かりずらくて… すみませんm(__)m
    “運命〜…”の方にも ちょこ?書いてた話を こっちに書いてるので… あっちと文が 同じだったりする部分もありますm(__)m☆☆☆

    2005-10-31 23:03:00
  • 283:

    名無しさん

    あげ

    2005-11-02 17:25:00
  • 284:

    ☆みり☆

    (285)名無しさん→書き込み ありがとうございますm(__)m??
    あげてくれて どうもです☆☆☆ すごく?うれしいです?
    今日は更新できないんで… 明日絶対???の続き更新しますm(__)m 体調も良くなってきたので?
    中々、更新できなくて… すみませんm(__)m? 良かったら又覗いて下さい。。。

    2005-11-03 00:31:00
  • 285:

    ☆みり☆

    優と沢山笑って毎日一緒にすごした…。
    『世界で1番幸せ』
    本当に心からそぅ思った…。この幸せが ずっとずっーと続きますように…。そぅ祈った。。

    2005-11-03 19:58:00
  • 286:

    ☆みり☆

    みりの夢や‥ 願い‥ 憧れは…
    叶うことなく… 過去の‘もの’となっていく…
    強く願う気持ちと―…‥
    諦める気持ち―…‥
    手が届きそぅになると 消えていく……

    2005-11-03 20:03:00
  • 287:

    ☆みり☆


    ━…優が遠くへ旅立った…━

    2005-11-03 20:05:00
  • 288:

    ☆みり☆

    止まることのない時間…
    私はまた1人取り残され 砕けた夢が‥ 涙になり‥ 涙を止める事も
    すべて分からなくなった。優がみりのすべてになっていたから… すべてを失った私は‥ 生きてる意味すら分からなくなった。

    2005-11-03 20:10:00
  • 289:

    ☆みり☆

    【父を失い‥ 優を失い‥ もぅ夢なのか 現実なのかすら分からない…
    父は 私が小さい頃から 毎日家にいる人じゃなかったから…
    父の死は夢の気がしていた。今日家にいなくても… 明日家にいなくても 明後日帰ってくる。
    ある日突然ピンポーンって父が帰ってくるって、頭のどこかにあって…
    でも優は毎日会っていたから…】

    2005-11-03 20:17:00
  • 290:

    ☆みり☆

    優を失い 壊れていく…
    狂い続け 優がいなくなった あの日から1年がたち―…‥
    闇の中で動けずにいた みりに…
    母が、父の話をしてくれた‥
    【すべての真実を…】

    2005-11-03 20:24:00
  • 291:

    ☆みり☆

    …みり小6 蓮小4…
    になって、あの日‥
    母が泣き腫らした目をして 帰ってきた あの日…
    あの日、父は倒れた。
    病院嫌いな父だから… 検査をする事も 痛いから病院に行く事も無かった。

    2005-11-03 20:29:00
  • 292:

    ☆みり☆

    レントゲンを見ただけで分かる…
      …‥癌‥…
    肺癌だった。

    2005-11-03 20:32:00
  • 293:

    ☆みり☆

    すぐに入院・手術の日が決まった。だから母は 生活を支えるため‥ 病院代を稼ぐため働きだした。
    ただ父が嫌がった。
    父に病状はゆえない。小さい癌だから 取り除けると説得し続け…
    やっと1ヵ月後入院になった。

    2005-11-03 20:38:00
  • 294:

    ☆みり☆

    手術は16時間の予定… 成功率は低かった。低い成功率でも賭けるしかなかった。
    手術中 本人の気力が尽きるか… とにかく時間との勝負だといわれた。

    でも…‥ 3時間もせず母は呼ばれた。

    2005-11-03 20:47:00
  • 295:

    ☆みり☆

    手術室に入る母…
    医師は 父の癌を掴み‥
    父の体 を横に揺さ振った。
    『コレ程の癌… 取り除けません。全体に癌が張りついてます。』
    危険な所にも癌がいた。父の体にメスを入れ 開いただけで… 癌を取り除く事なく… 閉じた。

    2005-11-03 20:53:00
  • 296:

    ☆みり☆

    医師は 余命1ヵ月と宣告した。
    『コレ程になっていると… 痛みを抑える事も難しい。本人も痛みを感じてたはずなんですが』
    『肺だけではなく 他にも転移しています。』

    2005-11-03 20:57:00
  • 297:

    ☆みり☆

    父は咳をずっとしていた…。それでも病院に行く事などなく。痛みも決して口に出す人じゃなかった…
    どこか怪我しても、なんでもかんでも
    『オロナイン塗っとき』
    で… すます。
    きずいた時には… 手遅れ。残酷すぎた…。

    2005-11-03 21:02:00
  • 298:

    ☆みり☆

    医師『本人に告知しますか?』
    母『…‥余命…1ヵ月』
    医師『1ヵ月も‥ 』
    もぅ1ヵ月もたない…。考えに考え 母は父に告知しなかった。
    医師は、『残りの人生 本人の自由に やりたい事をしてください』と… だからあんなに家に帰ってこれたんだ。

    2005-11-03 21:12:00
  • 299:

    ☆みり☆

    父には癌を取り除いた…。だから体力が回復するまで入院と…
    このさいだから検査もしようと…
    嘘に嘘を重ねた。
    【母は 父にも私たちにもゆえず。泣く場所も無く…父に嘘をつく。私たちに嘘をつく。嘘をつくたび… 母は…胸が締め付けられる程苦しかっただろう】

    2005-11-03 21:20:00
  • 300:

    ☆みり☆

    何ヵ月か 父に黙っていた。
    その間 病院では父の容態が 悪くなったりを繰り返し…‥
    毎日今日が岾… 今週が岾… 朝まで…
    覚悟してくださいと―…‥ ゆわれた。
    この時すでに… 癌は父の全身に… 肺は、末期癌

    2005-11-03 21:25:00
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