小説掲示板憎しみと金とあたし。のスレッド詳細|夜遊びweb関西版

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憎しみと金とあたし。

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  • 1:

    名無しさん

    −目の前には、ひらひらと舞う一万円札が、何十枚。
    「これで、お前とは終わり。」
    ブランド物の、スーツを綺麗に着こなしたホストは、ひどく冷たい声で、あたしに言った。
    あたしは、ひらひらと舞う万札を、生気のない目で、ただ見つめていた。

    2007-11-10 01:42:00
  • 2:

    名無しさん

    どうして?
    お金さえ出せば、ずっと一緒だと言ったでしょ?だからあたしは、あなたにお金を使った。
    そぅすれば、あなたは優しい声で、その手で、その体で、あたしを愛してくれたじゃない?
    −お金と引き換えに。
    それなのに、どぅして?

    2007-11-10 01:49:00
  • 3:

    名無しさん

    お願い。
    あたしを、一人にしないで。
    お金なら、いくらでもあげる。
    だから、お願い。
    あたしを、一人にしないで。

    2007-11-10 01:51:00
  • 4:

    名無しさん

    喉元まで、でかかった思いを飲み込み、あたしは床に散らばった一万円札を拾い集める。
    目からは、とめどなく涙が溢れ、床に小さな水溜まりを作る。
    手に持っている、一万円札を、強く握り締めあたしは誓う。

    2007-11-10 01:57:00
  • 5:

    名無しさん



    人間なんて、信じない。

    2007-11-10 01:58:00
  • 6:

    名無しさん


    「シャンパンと、ブルーいれて!コールいらないから。」
    ここは、とあるホストクラブ。
    あたしは、席に座るなり、不細工な顔をしたホストにそれだけ言うと、タバコに火をつけた。

    2007-11-10 02:09:00
  • 7:

    名無しさん

    不細工なホストは、すぐにあたしが言ったものを、持ってきた。
    「ありがとう、後この店のナンバー1呼んで。」
    するとまた、不細工なホストは店の奥へと、小走りで行った。
    数分後、あたしの前に、グレーのスーツを見事に着こなした、少し可愛らしい顔をしたホストが来た。

    2007-11-10 02:14:00
  • 8:

    名無しさん

    読みます?

    2007-11-10 21:03:00
  • 9:

    名無しさん

    8さん?
    ありがとう?
    頑張ります?

    2007-11-10 23:10:00
  • 10:

    名無しさん

    「初めまして。キョウヤです。」
    キョウヤと名乗る男は、あたしの隣に座り、名刺を差し出した。
    「さすが、ナンバー1だけあって、カッコいぃわね。」
    あたしは、名刺をテーブルに置き、キョウヤの方に向いた。

    2007-11-10 23:12:00
  • 11:

    梅雨

    名前入れました?

    「カッコいぃだなんて、ありがとうございます。」キョウヤは軽く、頭を下げニコリと笑う。可愛らしい笑い方。だけど、彼の目は笑っていない。あたしはカバンから、百万円札の束を五つ取り出し、テーブルの上に置き、彼を見た。「あたしを楽しませてくれたら、後五百出すわ。」
    彼の目つきが変わる。あたしは、そんな彼に笑いかけた。

    2007-11-11 00:00:00
  • 12:

    梅雨

    キョウヤは、雑誌の表紙にもなる程の、売れっ子ホストらしい。テーブルの上に置かれた、五百万が欲しいのか、彼は喋る、喋る。自分の自慢話や、今日あったテレビの話、よくもまぁ、こんなに話す事があるな、とあたしは少し感心した。そして、時間がたつにつれ、彼はあたしに色をかけ始めた。

    2007-11-11 00:08:00
  • 13:

    梅雨

    あたしは、持っていたグラスをテーブルに置き、ゆっくり立ち上がる。
    「どぅしたんですか?」そぅ言ったキョウヤの目は、戸惑いを見せていた。
    「帰るわ。」
    テーブルの上の、五百万から一万札を十枚取り出し、キョウヤに渡した。

    2007-11-11 01:21:00
  • 14:

    梅雨

    店の外に出ると、冷たい風が、あたしの頬を撫でる。あたしは、一体何がしたいの?自分に、問いかけてみても、答えなんてない。
    「はぁ…。」
    吐く息が白い。あたしは、コートのポケットに手を入れ、夜の街に向かって、ゆっくりと歩きだした。

    2007-11-11 05:20:00
  • 15:

    梅雨


    −〜〜♪♪
    あたしの好きな歌が、頭の上で流れる。あたしは、眠たい眼をあけ、携帯に手を伸ばす。サブディスプレイには、知らない番号。出ようかどぅか、一瞬考えたが、電話は切れてしまった。かけ直す為、さっきの番号を出す。二、三回コール音が鳴り、電話の主の声が、あたしの耳に響いた。

    2007-11-11 05:28:00
  • 16:

    ?

    続き気になる?
    500万をポンって
    かっこいい?
    一回やってまたいわ

    2007-11-11 05:35:00
  • 17:

    梅雨

    「もしもし、サユか?誰だか分かる?」
    一瞬の沈黙。電話の相手は、あたしを捨てたホスト【煉】からだった。
    「……いきなり、かけてごめん。でも、どぅしつも聞いて欲しい事があって、電話したんだ。」
    聞いて欲しい事?今更?あなたは、あたしを捨てたのよ?それを今更、あたしに何を、聞いてほしいと言うの?

    2007-11-11 07:58:00
  • 18:

    梅雨

    「今から、一時間後に、○○っていう、喫茶店で会えないか?」
    「…わかったわ。」
    冷たい声で、それだけ言ってあたしは電話を切る。ベットから抜け出し、お風呂場へ向かった。

    2007-11-11 08:04:00
  • 19:

    梅雨

    お風呂からあがり、適当な服に、襟にファーのついた、黒いコートを羽織り、あたしは煉との待ち合わせ場所に向かう。

    【喫茶○○】
    店の中は、薄暗く、十席程ある店内には、二、三人の客がいた。そして、入り口から見えない奥の席に、煉は座っていた。あたしを捨てた時のよぅに、ブランド物のスーツを着て。

    2007-11-11 08:11:00
  • 20:

    梅雨

    煉は、あたしを見るなり、笑顔になった。
    「…元気そぅだな。」
    あたしは、彼の言葉を無視して、店員に「カフェオレ。」と、だけ言った。
    「いきなり、ごめん。」煉が謝る。あたしは、自分でも分かるくらい、冷めた目をして、彼を見つめた。

    2007-11-11 08:14:00
  • 21:

    梅雨

    少ししてから、店員がカフェオレを持ってきた。店員の方を見て、礼を言ってからまた、視線を煉に戻した。
    「聞いて欲しい事って?」
    角砂糖を、一つ摘み、熱いカフェオレの中に入れる。あたしが、スプーンでカフェオレを混ぜているのを、煉はただ見ていた。そして口を開いた。

    2007-11-11 08:19:00
  • 22:

    名無しさん

    気になる?完結まで頑張って?

    2007-11-11 14:57:00
  • 23:

    梅雨

    23さん?
    ありがとう?
    頑張ります??

    2007-11-11 21:24:00
  • 24:

    名無しさん

    頑張れ

    2007-11-11 21:38:00
  • 25:

    梅雨

    「…本当に、すまなかった。俺は、どぅにかしてた。お前と別れてから、俺はお前の大切さに気付いたんだ。」
    タバコケースから一本、タバコを抜き、火をつける。
    「…それで?」
    ゆっくりとはかれた煙は、上にあがると消えた。「もぅ一度、俺とやり直して欲しい。」
    あたしは、黙って彼をみつめる。少し、痩せた彼。

    2007-11-11 22:06:00
  • 26:

    梅雨

    25さん?
    ありがとう?
    頑張ります?

    2007-11-11 22:07:00
  • 27:

    梅雨

    「気持ちの、こもってない言葉程、おかしいものってないわよね。」
    あたしの言った言葉に、煉の目の色が変わる。
    「何を、俺は本当にお前の事を!」
    荒くなる口調。あたしは、必死になってくる彼を、鼻で笑った。

    2007-11-11 23:48:00
  • 28:

    梅雨

    「回りくどい言い方なんてしないで、お金が必要だって言えばいぃじゃない。」
    持っていたタバコの灰が、ゆっくりと灰皿の上に落ちた。
    「あたしのお金が、いるって。どぅせ、ナンバー1から落ちた、とかそんな理由なんでしょうけど。」

    2007-11-11 23:52:00
  • 29:

    名無しさん

    きゃあああ????
    楽しいね???

    2007-11-12 00:37:00
  • 30:

    梅雨

    30さん?
    楽しいとか、ありがとう??
    書いてる主も、ありえん展開で楽しい?

    2007-11-12 00:48:00
  • 31:

    みぃ

    読んでますヽ(´▽`)/?
    頑張ってください?

    2007-11-12 00:49:00
  • 32:

    梅雨

    少しの沈黙の後、先に口を開いたのはあたし。
    「どれだけお金があっても、あたしの心は、満たされないの。おかしいでしょ?お金があれば、好きな物を、欲しい物を、いくらでも買える。だけど、あたしの心は、満たされるどころか、虚しくなる一方なの。」
    冷え切ったカフェオレを、一口飲み、あたしは続けた。

    2007-11-12 01:01:00
  • 33:

    梅雨

    「お金なんて、あって無いものと同じ。煉が出て行ってから、良くわかったわ。どれだけあなたに、投資をしても、あなたは結局、出て行ったもの。」
    お金さえあれば、何でも思い通りになると、ずっとそぅ思ってた。だけどそんな事はなくて、何一つ思い通りにならない。「だからあたしは決めたの。」
    あたしは自分でも、良く分かるくらい冷めた声で、煉に言った。

    2007-11-12 01:27:00
  • 34:

    梅雨

    みぃさん?
    ありがとう?
    頑張りますね??

    2007-11-12 01:29:00
  • 35:

    梅雨


    「人なんて、信じない。って。」

    チリ…。タバコのフィルターの焦げた匂いがした。

    2007-11-12 01:33:00
  • 36:

    梅雨

    財布から、一万円札を取り、テーブルの上に置く。「気がむいたら、一度くらいお店に行くわ。」
    そぅ煉に言ぃ、店を出た。外は少しだけ、暗くなりはじめていた。

    2007-11-12 03:10:00
  • 37:

    梅雨

    【新垣 沙遊】
    これが、あたしの名前。生まれた頃から、あたしは何不自由なく育てられた。家は資産家で、お金はいくら使っても、使いきれないぐらいあった。一人娘のあたしに、両親は、惜しみなくお金を与えた。だけど、お金以外のモノは、与えられなかった。何かと、忙しく家にいる事が、少なかった父親。派手で、遊び好きの母親。いつも、大きな家に、あたしは一人だった。

    2007-11-12 03:18:00
  • 38:

    梅雨

    寂しいとは、言わなかった。だって、言ったところで、何も変わらないと、あたしは知っていたから。だからあたしは、必然的に、ホストに行った。あたしの寂しさを、埋めてくれる場所に。だけど、それも結局は、その場しのぎだった。彼らは、あたしじゃなく、あたしのお金が好きだった。だから割り切った。お金は幾らでも出す、だからその変わり、あたしを一人にしないで。と。

    2007-11-12 03:22:00
  • 39:

    梅雨

    一人は嫌い。寂しいのは嫌。愛が欲しい。その代償に、お金を出した。だけど、人は、お金をいくら出したって、結局はあたしを捨てる。煉が、そぅだったよぅに。
    だからあたしは、あたし以外の、全てが憎い。あたし以外の、全てが嫌い。だけど本当は、あたし自身が、一番嫌い。

    2007-11-12 03:25:00
  • 40:

    梅雨

    寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい、寂しい。

    あたしは、とても愚かな女ね。
    だから、きっとあたしは、一人なんだわ。

    2007-11-12 03:28:00
  • 41:

    梅雨

    「お姉さん、今時間ありませんか?」
    俯きながら歩くあたしの前に、一人の男が声を掛けてきた。
    「何?」
    「大丈夫?」

    2007-11-12 03:31:00
  • 42:

    梅雨

    男は、あたしの顔を見るなり、そんな事を言った。変な男、第一印象は、そんな感じだった。
    「大丈夫って?」
    あたしが言うと、彼は真顔で答えた。
    「いや、何か、大丈夫って言っちゃった。」

    2007-11-12 03:33:00
  • 43:

    梅雨

    あたしは、つい笑ってしまった。
    「ありがとう。大丈夫よ。」
    あたしの笑った顔を見て、彼は安心したのか、つられて笑う。
    「あなた、ホスト?」

    2007-11-12 03:35:00
  • 44:

    梅雨

    眠さの限界がきたので、今日は寝ます??
    すみません??
    また明日、起きたら更新します??

    2007-11-12 03:38:00
  • 45:

    名無しさん

    お疲れ様です?
    頑張って下さい?

    2007-11-12 04:36:00
  • 46:

    名無しさん

    読んでます?ただ句読点が多いかなと・・・

    2007-11-12 05:39:00
  • 47:

    名無しさん

    ??読んでるよ?頑張って?

    2007-11-12 05:49:00
  • 48:

    名無しさん

    47句読点読みやすいやん?
    多いってどんだけいちゃもんつけたがりやねんww

    2007-11-12 07:48:00
  • 49:

    梅雨

    46さん?、47さん?、48さん?、49さん?
    下手やのに、読んでもらってありがとう??
    句読点なるべく減らしますね?
    すみません?
    それでは書いていきます??

    2007-11-12 15:41:00
  • 50:

    梅雨

    「まだ新人だけどね。」笑った顔が、幼く見えた。
    「そぅ。どこの店?暇だし、行くわ。」
    「本当に?ありがとう。」
    そぅ言って、彼はあたしを店に、案内する。

    2007-11-12 16:37:00
  • 51:

    名無しさん

    頑張ってください。
    おもしろいと思います。読みやすいし。

    2007-11-12 18:35:00
  • 52:

    梅雨

    着いたのは、五階建てのビルの前。エレベーターに乗り込み、三階のボタンを押す。
    「そぅ言えば、名前聞いてなかった。俺は、幸。君は?」
    「沙遊。」
    「サユさんか、よろしく。」

    2007-11-12 19:55:00
  • 53:

    梅雨

    52さん?
    ありがとう?
    読みやすいと、言ってもらえて嬉しいです?
    頑張ります?

    2007-11-12 19:57:00
  • 54:

    梅雨

    エレベーターの中で、少し幸の事を聞いた。歳は二十歳だと言う事。出身は、関西だと言う事。店に入ってまだ、一週間たらずだと言う事。
    三階につき、エレベーターからおりる。目の前には、大きな看板があり、【club asia】と書かれていた。
    幸がドアを開けると、爆音のトランスが流れてきた。

    2007-11-12 20:02:00
  • 55:

    梅雨

    「いらっしゃいませ!」幸がドアを開けると、何人かのホストが、一斉に言った。入ってすぐのテーブルに案内される。
    「あなたが、担当でいぃわ。」
    席に座るなり、幸に言った。幸は笑顔で「ありがとう。」と、言ぃ店の奥に入っていった。店の中を見回すと、そんなに広くない店内には、何人かのお客さんがいた。

    2007-11-12 23:38:00
  • 56:

    梅雨

    ボーっと見ていると、一人の女の子と目が合った。明るい色の髪を、綺麗に巻いた、大きな目が印象的な子だった。
    「サユさん、何飲む?」
    突然の幸の声。あたしは、その子から視線を幸にかえて言った。
    「何かシャンパンお願い。種類は、幸に任せるわ。それと、コールはいらないから。」

    2007-11-13 02:25:00
  • 57:

    梅雨

    「シャンパンね。OK。」
    そぅ言うと幸はまた、店の奥に行った。あたしは、カバンからタバコケースを取り出し、一本吸う。
    「はい、シャンパンお待ち。」
    幸が戻ってきて、テーブルの上に置いたのは、カフェパリだった。
    「カフェパリなんかでいぃの?」

    2007-11-13 02:28:00
  • 58:

    名無しさん

    う〜気になる?でも主さんペースで??

    2007-11-13 04:28:00
  • 59:

    名無しさん

    気になるぅ?
    待ってます?

    2007-11-13 21:53:00
  • 60:

    梅雨

    60さん?、61さん?
    すみません??
    書いていきますね?
    読んでくれて、ありがとう?

    2007-11-14 01:19:00
  • 61:

    梅雨

    「カフェパリなくなったね。次は、何飲む?」
    空になったビンを、持ちながら幸が言った。
    「幸の好きな物を、飲んでいぃわよ。」
    「そぅ?それじゃあ、いぃちこ卸していぃ?」

    2007-11-14 01:28:00
  • 62:

    梅雨

    「あぁ、そぅ…。」
    幸のペースに、なぜか逆らえない。幸は嬉しそうに、いぃちことアイス、ミネを取りに行った。あたしは幸がいない間に、化粧直しをする為に席をたつ。トイレに入るなり、先程目が合った女の子がいた。少し気まずかったが、化粧直しをする。
    「今まで、見た事ないけど、あんた幸の何?」
    口を開いたのは、さっきの彼女。あたしは、グロスを塗る手を止め、彼女の方を見た。

    2007-11-14 01:41:00
  • 63:

    梅雨

    「ただの客よ。」
    それだけ言って、グロスを塗りトイレを出ようとした。
    「幸はあたしのだから。」
    あたしの背に向かって、彼女が言う。あたしは、それを無視して、トイレから出た。
    彼女は、幸が好きなんだろう。ホストに恋をする。まるで、少し前のあたしみたいね。そぅ思ったら、少し笑えた。あたしは、捨てられ、捨てられた代償に、人が信じれなくなった。信じる事が怖くなった。お金で繋がる。それが一番だと分かった。

    2007-11-14 01:54:00
  • 64:

    梅雨

    「サユさんお帰り。」
    席に戻ると、幸がおしぼりを持って、待っていた。礼を言って受け取り、席に座る。あたしが座るのを確認すると幸は、お酒を作り出した。
    「そぅ言えば、サユさんって何才なの?」
    「歳なんか忘れたわ。」「分かった!27でしょ!」
    幸ね自信満々な答えに、あたしはまた笑ってしまう。

    2007-11-14 02:08:00
  • 65:

    梅雨

    それから少し幸と話し、幸は他の席に回った。その間、色ンなホストがヘルプについたりしたが、何故か余り話す気にはなれなかった。気付かないうちに、あたしの視線は幸を追う。幸は新人の割に、何人かお客さんを持っているよぅだった。そして、一つの席に目がつく。あの彼女の席だ。幸にもたれ、幸せそぅに笑う彼女。幸は彼女の肩を抱き、耳元で話している。あたしから見れば、色にしか見えないが、彼女はそれでも幸せなんだろうか。

    2007-11-14 04:03:00
  • 66:

    梅雨

    キリがいぃので、今日はここまでにします?
    あんまり更新せずにごめんなさい?

    2007-11-14 04:04:00
  • 67:

    名無しさん

    めっちゃ楽しく読ませてもらってます?

    2007-11-14 11:05:00
  • 68:

    梅雨

    放置しててごめんなさい??
    今から放置した分も書いていきます?
    71さん?
    読んでくれてありがとう?

    2007-11-16 04:25:00
  • 69:

    梅雨

    幸せそぅな彼女を見ながら、あたしはふと、煉にあった頃の事を思い出していた。

    −1年前。
    あたしは、あてもなく夜の街を彷徨っていた。行く場所なんてなくて、だけど家にもいたくなくて。少し疲れたあたしは、24時間営業の、喫茶店に入った。喫茶店の中には、ホスト達の姿がチラホラ見える。あたしは、彼らを横目に窓際の席に座った。

    2007-11-16 04:30:00
  • 70:

    梅雨

    注文を聞きにきた店員に「ホットコーヒー」とだけ言って、視線は街ゆく人を見ていた。皆、どこに行くのだろう。行く場所が、ある人がたまらなく羨ましかった。数分して、店員がホットコーヒーを持ってきた。冷えた体を、コーヒーで温める。ふと、視線を感じ顔をあげると、あたしの席の前に、白のスーツを着た、顔の整ったホストが一人。彼が煉だった。

    2007-11-16 04:35:00
  • 71:

    梅雨

    煉と自然と目が合った。彼は整った顔を、優しい笑顔へと変える。そしてゆっくりと席をたち、あたしの方に向かって、歩いてきた。
    「一人?」
    少し低めの、だけど優しい声。あたしは頷く。
    「何してるの?」
    彼の言葉に、あたしはなんて答えよぅか迷った。だけど、考えても言葉が出ない。

    2007-11-16 04:38:00
  • 72:

    梅雨

    「別に、何も。」
    考え抜いた末に出た言葉は、ひどく滑稽なものだった。
    「じゃあ俺の暇潰しに付き合ってよ。」
    と、煉。あたしは彼を一瞬見て、頷く。彼はニコッと笑うと、あたしの前に座った。
    「俺は煉。君は?」

    2007-11-17 02:26:00
  • 73:

    名無しさん

    しぉり?

    2007-11-17 21:53:00
  • 74:

    梅雨

    「…サユ。」
    あたしはコーヒーの入ったカップから、目線を煉にうつした。煉と目が合う。彼は、綺麗な笑い方をする。だけど、彼の目は笑っていなかった。
    「目が、笑ってない。」あたしは、思った事を口に出していた。煉はそれを聞いて、少しビックリしていた。初対面の女に、そんな事を言われたら、いぃ気はしないだろう。「あ、ごめんなさい。」あたしはとっさに謝った。

    2007-11-18 04:38:00
  • 75:

    梅雨

    「俺の愛想笑い、見破ったのは、サユちゃんが初めてだよ。」
    と、煉。
    「あたしの父と、笑い方が似てたから。」
    と、あたし。それだけ言って、コーヒーを一口飲む。少し、温くなっている。煉に目をやると、彼はスプーンで、カフェオレをクルクルと混ぜている。何故か分からないけど、あたしは落ち着いていた。きっと煉が、そーゆー人を落ち着かせる何かを、もっていたんだろう。

    2007-11-18 04:43:00
  • 76:

    名無しさん

    気になる?

    2007-11-22 01:17:00
  • 77:

    名無しさん

    ぼくも気になる?

    2007-11-22 02:41:00
  • 78:

    梅雨

    まったく更新せんとごめんなさい??
    読んでくれている人、ありがとうございます?

    2007-11-22 02:48:00
  • 79:

    梅雨

    それから煉とは、ちょくちょく連絡をとるよぅになった。ある日の朝方。眠れないあたしは、一人DVDを観ていた。
    〜〜♪♪
    携帯が鳴り、画面を見るとそこには【煉】と出ていた。
    「もしもし?」
    「サユ?煉だけど。今電話しても大丈夫だった?」

    2007-11-22 02:57:00
  • 80:

    梅雨

    「大丈夫よ。何?まだ仕事中じゃないの?」
    「んー、仕事中なんだけど、暇になったからサユに電話かけてみたぁ。」
    「何それ。」
    煉は酔っていたのか、少し喋り方がおかしかった。少し、他愛ない話をしてたら煉がいきなり、真面目な口調で話だした。

    2007-11-22 03:08:00
  • 81:

    梅雨

    「サユ、真剣に聞いてな。」
    「何?」
    「まだ一回しか会ってないし、携帯でやり取りしてるだけだけど、俺。」そこまで言って、煉は黙ってしまった。
    「煉?」
    電話の向こうでは、ガヤガヤと騒がしい。すると、女の人の声が聞こえた。

    2007-11-22 03:29:00
  • 82:

    梅雨

    禁止ワードってなるので、また時間たってから更新します?

    2007-11-22 05:02:00
  • 83:

    名無しさん

    なんか切ないけど気になる?主さん頑張って完結させてな?

    2007-11-22 05:14:00
  • 84:

    梅雨

    おはようございます?
    今から更新していきますね?
    読んでくれてる方ありがとうございます?

    2007-11-22 08:05:00
  • 85:

    梅雨

    「煉〜!!早く席戻ってよぉ!」
    甘ったるい女の声に、少しムカつきあたしは、煉に言った。
    「今営業中なんでしょう?仕事したら?」
    煉の返事を待たずに電話を切る。何故か胸の奥が痛んだ。あたしはその時はまだ、何故胸が痛むのか、分かっていなかった。人を好きになった事のないあたしには、この気持ちが何かなんて分からなかった。

    2007-11-22 08:10:00
  • 86:

    梅雨

    携帯をそこらへんに放り投げ、テレビを消しベッドに潜り込む。朝方に寝るのが、いつの間にか習慣になっている。夢うつつの中、部屋のどこかで携帯が鳴っていたが、無視して眠りについた。

    次に目が覚めたのは、昼過ぎだった。携帯を拾い、着信を確認すると、煉から何件も着信があった。寝ているだろうと思いメールを送る。

    2007-11-22 08:21:00
  • 87:

    梅雨

    【起きたら連絡してください。】
    可愛げも何もない文章。送信ボタンを押して、携帯を閉じた。
    〜〜♪♪
    携帯を閉じた直後、あたしの携帯が鳴る。着信は煉からだった。

    2007-11-22 08:23:00
  • 88:

    梅雨

    「サユ、朝はごめん!」
    煉は電話に出るなり謝った。少しそれがおかしくて、笑ってしまった。
    「いぃわよ。別に。」
    「それでさ、今日とか今から時間ある?」
    「今からって、あなた寝たの?」

    2007-11-22 08:29:00
  • 89:

    梅雨

    「少しだけ。それより、会えるなら俺の買い物付き合ってよ。」
    「……いぃわよ。それじゃあ、今から一時間後に前の喫茶店は?」
    「了解。」
    電話を切り、急いでシャワーを浴びに行く。朝方感じた気持ちとは、正反対にあたしの心はひどくワクワクしていた。

    2007-11-22 08:33:00
  • 90:

    ?◆rx0LmJF3Ks

    めちゃおもろい??
    文章キレイやし読みやすい??楽しみにしてます?

    2007-11-22 09:30:00
  • 91:

    梅雨

    ?さん?
    読みやすいとか、ありがとうございます?
    頑張ります??

    2007-11-22 19:44:00
  • 92:

    梅雨

    いつも以上に、丹念にメイクを施し、服をさがす。何を着ようかな……。ふと我に返り、急に恥ずかしくなる。
    「…何やってるのかしら、あたし。」
    クロのシンプルなワンピースに、ファーのコートを羽織り、ブーツをはいて家を出る。急いでるつもりはなくても、足が勝手に待ち合わせ場所に、あたしを急かす。

    2007-11-22 21:18:00
  • 93:

    梅雨

    待ち合わせの喫茶店に着いたが、どぅやら煉はまだみたいだった。とりあえず、入り口から近い席に座り、ホットのレモンティーを頼む。携帯を開き、煉に電話をしようか迷い、やめた。こんな事で、少し浮かれるなんてあたしらしくない。
    ―カランカラン
    店のドアの開く音がし、そちらに目をやると、走ってきたのか息を切らしている煉がいた。煉はあたしに気付くと、笑顔になった。その笑顔を見ただけで、あたしの心の奥が、何故か温かくなった。

    2007-11-25 02:19:00
  • 94:

    梅雨

    「ごめん!道が混でて…。待った?」
    「いぃえ。あたしも、今さっき来たばかり。とりあえず座って、何か飲んだら?」
    あたしの前に座り、煉は店員にコーヒーを頼むと、煙草に火をつける。あたしはそんな煉と、少し温くなったレモンティーを交互に見ていた。会話はあまりないが、落ち着く。
    「煉の本当の名前は何?」口から勝手に出た言葉だった。

    2007-11-25 07:07:00
  • 95:

    梅雨

    煉の目が、あたしを見ると彼はゆっくりと、口を開いた。
    「本名も煉。」
    「そぅなの?煉って、いぃ名前よね。」
    「本当に?そんな事、言われたの初めてだ。」
    彼が笑う。照れたよぅに、でも凄く、嬉しそうに。その顔を見て、ごく自然に【好き】だと思った。

    2007-11-25 07:17:00
  • 96:

    梅雨

    一度、好きだと思えば彼の全てを好きだと、思うよぅになった。
    低い声も、笑った時の目も、少し大きめな手も。
    彼の全てが、愛しいと思った。

    2007-11-25 07:20:00
  • 97:

    梅雨

    だからあたしが、彼の店に通うよぅになるのも、凄く自然な事だった。彼の役に立ちたい。彼に必要とされたい。彼にあたしを見て欲しい。
    例えそれが、彼の計算だったとしても。
    例えそれが、お金と言うモノで繋がっただけだとしても。

    2007-11-25 07:23:00
  • 98:

    梅雨

    彼の為なら、幾らでも使った。そぅする事で、あたしは【愛】を手に入れた。だけどそれは、偽りの【愛】で、あたしが昔から欲しかった本当の【愛】じゃない。偽りは所詮、偽りでしかない。

    「サユさん?」
    幸の声で、我に戻る。
    「どぅしたの?ボーっとして。俺が声を掛けても無視だから、何かしたのかと思った。」

    2007-11-25 13:16:00
  • 99:

    梅雨

    いつの間にか、幸が席に戻ってきたよぅだった。
    「ごめんなさい。少し、酔ったみたい。」
    そぅ言って、笑うあたしを幸は、心配そぅに見る。
    「大丈夫?ちょっと待ってて。」
    幸は席を立ち、店の奥へと行ってしまった。

    2007-11-25 13:18:00
  • 100:

    梅雨

    少しして戻ってきた幸は、手に烏龍茶を持っていた。「はい、これ飲んで。」
    そぃ言って、烏龍茶をあたしに渡す。
    「いぃわよ。大丈夫だから。」
    と、あたしが言っても、幸は「いぃから。」と言って聞かない。

    2007-11-25 21:11:00
  • 101:

    名無しさん

    あげ?

    2007-11-29 17:28:00
  • 102:

    名無しさん

    がんばれ

    2007-11-29 21:42:00
  • 103:

    名無しさん

    楽しみにしてます?

    2007-12-02 08:03:00
  • 104:

    梅雨

    すみません?
    携帯とまってました??
    今日からまた書いていきます?読んでくれた方ありがとうございます??

    2007-12-02 08:39:00
  • 105:

    梅雨

    仕方なく、幸の手から烏龍茶を受取り、一口飲む。
    「…おいしい。」
    自然と出た言葉。そこらへんに売ってある烏龍茶だけど、なぜかとても美味しく感じた。
    「でしょ。なんたって、俺が入れたからね。」
    と、笑う幸。そんな幸を見て、あたしもつられて笑う。

    2007-12-02 08:42:00
  • 106:

    梅雨

    「サユさんは、寂しそうに笑うね。」
    幸は真顔になり、あたしに言った。
    「そぅ?そんな事、言われた事ないわ。」
    「他の人は、どぅか分からないけど、俺が見る限りは、なんだか寂しそうだよ。」
    と、幸。

    2007-12-02 08:45:00
  • 107:

    名無しさん

    ?

    2007-12-04 18:53:00
  • 108:

    梅雨

    烏龍茶の中の氷が溶け、カランと音をたてた。
    「幸は、楽しそぅに笑うわね。」
    あたしがそぅ言うと、幸は口を開いた。
    「毎日が楽しいからね。」そぅやって、ハッキリ言える幸が、とても羨ましく思った。あたしは、生きていても楽しいなんて思えない。いつか死ぬ。その為に、生きているだけのよぅな気がする。

    2007-12-06 07:37:00
  • 109:

    梅雨

    「サユさんは、なんか全てを諦めてる気がする。」
    ポツリと言った幸の言葉が、あたしの胸に突き刺さる。「諦めてる、か。当たってるかも知れないわね。」
    また一口、烏龍茶を飲む。すると幸が言った。
    「サユさん、今日この後、何か用事ある?」

    2007-12-06 07:44:00
  • 110:

    梅雨

    「ないけど…。」
    「それじゃあ、仕事終わったら遊び行こう?」
    突然の幸の提案。少し戸惑っていると、幸があたしの顔を覗きこみ言った。
    「…駄目?」

    2007-12-06 07:49:00
  • 111:

    名無しさん

    梅雨さん ありがとう?とても楽しく読ませてもらってます?

    2007-12-06 08:13:00
  • 112:

    梅雨

    116さん?
    こちらこそ、あまり更新せずにすみません?
    それでも読んでくださってありがとうございます??

    2007-12-06 13:39:00
  • 113:

    梅雨

    「いぃわよ。」
    あたしが言うなり、幸は嬉しそうに笑う。アフターなんて、望んでいないのに。あたしは、そんな事を思った。だけど、幸の笑顔を見ていると、まぁいぃか。なんて気になったりもした。

    ―営業終了後。あたしは幸の店の近くにある、喫茶店で幸を待っていた。正確には、そこで待っていてと、幸に言われたのだ。

    2007-12-06 13:45:00
  • 114:

    梅雨

    彼女は嬉しそうに、懐かしそぅに話し掛けてくるが、あたしはまったく思い出せずにいた。
    「え、えっと…ごめんなさい、誰…?」
    「やだ!覚えてないの?アリサよ!」
    アリサ?あたしは、自分の記憶を必死に辿り、思い出そうとした。しかしどれだけ考えても、同級生にアリサと言う名前はいない。

    2007-12-06 13:56:00
  • 115:

    名無しさん

    気になるから書いてな

    2007-12-07 23:17:00
  • 116:

    梅雨

    122さん?
    読んでくれてありがとうございます?
    今から書いて行きます?

    2007-12-08 06:35:00
  • 117:

    梅雨

    ……章!?あたしは余程、間抜けな顔をしていたのか、そんなあたしを見て、彼(彼女?)は大笑いしていた。
    「ホンマ久しぶりやなぁ!元気しとったん?サユが引越してからやから、七年振り?なるんかなぁ。」
    「……え、し、章?」
    章は、あたしが言いたい事が分かったのか、自分から話し始めた。

    2007-12-08 06:39:00
  • 118:

    梅雨

    「彼氏?」
    と、章。
    「いないわ。彼氏なんて。」
    「そっか。あれ、あたしの好きな人。まぁ元が男なんは知らんけどな。」
    そぅやって笑う章は、どこから見ても普通の女の子だった。

    2007-12-08 06:45:00
  • 119:

    梅雨

    「ホストやし、元が男やしで、望みはないに等しいけど、好きになってもたんは、しゃーないよな。」
    と、章は笑う。そして、少し話し、連絡先を交換して章は一緒に入ってきたホストの所に戻っていった。それから少しして、あたしの携帯が鳴る。ディスプレイを見ると【幸】の名前。

    2007-12-08 06:49:00
  • 120:

    名無しさん

    気になる?

    2007-12-08 22:02:00
  • 121:

    梅雨

    128サン?
    読んでくれて、ありがとうございます??

    2007-12-09 06:55:00
  • 122:

    梅雨

    電話に出ると、明るい幸の声が耳に響く。
    「サユさん、ごめんね!今おわった!」
    「うぅん。近くの喫茶店にいるから。」
    そぅ幸に告げて、電話を切る。ふと、さっきの章の事を考えた。

    2007-12-09 06:59:00
  • 123:

    梅雨

    彼は何故、望みがないに等しい恋をしてるのに、あんなに幸せそぅに笑えるの?あたしは、煉といた時あんな風に、笑えていたの?
    ―多分、きっと笑えていないだろう。
    煉を好きになれば成る程、あたしは彼を繋ぎとめたくて必死だったから。
    我に返り、何を考えてるんだろうと、自分自身に呆れてしまった。

    2007-12-09 07:09:00
  • 124:

    梅雨

    「サユさん、お待たせ!」
    顔をあげると、急いできたのか少し頬が赤くなり、息が乱れた幸が立っていた。「走ってきたの?」
    「うん。サユさん待たせちゃ、悪いと思って。」
    サラっと、そぅ言う言葉を言える幸を見て、あたしは言った。
    「幸は売れるわね。」

    2007-12-09 07:13:00
  • 125:

    梅雨

    「何、急に?」
    「なんとなく、そぅ思ったの。」
    営業でもいぃ。幸はあたしを、とても気持ちよくさせてくれる。精神的に。そんな幸の、力になってあげたい。あたしは自然と、そんな事を思った。ただし、少しでも色が見えれば、あたしは離れる。あんな思いは二度としたくないから。

    2007-12-09 07:17:00
  • 126:

    名無しさん

    にゃん?

    2007-12-09 08:12:00
  • 127:

    梅雨

    アニメ見てて書くの忘れてました?
    134サン?
    読んでくれて、ありがとうございます?

    2007-12-09 09:33:00
  • 128:

    梅雨

    とりあえず、喫茶店を出てからあたし達は繁華街の方に歩き出した。
    「とゆーか、幸は大丈夫なの?」
    「何が?」
    「こんな時間に、あたしと歩いて。お客さんに、見られたりしたら何か言われるんじゃない?」
    「大丈夫。俺まだまだ下っ端だし。」

    2007-12-09 09:40:00
  • 129:

    梅雨

    と、笑う幸。あたしは小さく、ため息をついた。
    「サユさんは、何か欲しいものとかないの?」
    「そぅね、服…とか?」
    「じゃあ、服でも見にいこっか!」
    と、あたし達はあたしが良く行く服屋に行く事にした。

    2007-12-09 09:45:00
  • 130:

    名無しさん

    気になる?

    2007-12-09 23:43:00
  • 131:

    名無しさん

    アゲ

    2007-12-10 17:58:00
  • 132:

    梅雨

    「サユさん、これは?」
    と、服屋につくなり、幸が持ってきたのは、背中がパックリと開いた、黒のニットワンピ。
    「…却下。」
    すかさずそぅ言うと、幸は「絶対似合う!一回着てみて!」と、何故かそのワンピを推してくる。仕方なくワンピを受け取り、試着室に入る。

    2007-12-11 02:26:00
  • 133:

    梅雨

    服を着替えよぅとした時、外から幸が話掛けてきた。「着たら言ってね!」
    「はい、はい。」
    あたしは適当に返事を返し、着替え始めた。

    2007-12-11 02:30:00
  • 134:

    梅雨

    「可愛い!サユさん似合ってるよ!」
    着替え終わった、あたしを見て幸が言った。嘘だとしても、やっぱり褒められるのは嬉しかった。
    「ありがとう。」
    「それにしなよ?今度それ着て遊び行こう!」
    と、幸。あたしは、そんな事言われた事がなかったから、少し驚いた。

    2007-12-11 02:34:00
  • 135:

    梅雨

    結局、幸が選んでくれたワンピだけ買い、あたし達は店を出た。そして、ただ目的もなく、色ンな店を見たり、途中で何か買って食べたり、そんな普通な事をした。あたしには、そんな普通の事がとても新鮮だった。「今日は、ありがとう。」「え?」
    「楽しかったわ。」
    そぅ言って、幸にいくらか渡そうとした時。
    「そーゆーのいぃから。俺、金が欲しくてサユさんと遊んだ訳じゃないよ。」

    2007-12-11 07:05:00
  • 136:

    梅雨

    幸はあたしが持っていた、お札を取りあたしの財布にしまう。
    「俺、ホストだけどサユさんは、客とかそーゆー目で見てる訳じゃないから。」
    幸のあたしを見る目が、真っ直ぐすぎて、あたしはつい目を逸らした。
    「ごめん。今日も仕事だし、そろそろ帰ろう?駅まで送る。」
    あたしは軽く頷き、駅で幸と別れた。

    2007-12-11 07:11:00
  • 137:

    梅雨

    家に着き、あたしは買った服をクローゼットにしまいベットに寝転がる。幸の言葉の意味を、考えてみたが、分からないままあたしは、いつの間にか眠ってしまった。

    「どーゆー意味だと思う?」
    あれから一週間。あたしは章…アリサとちょくちょく、連絡を取るよぅになって幸の言葉の意味を相談していた。

    2007-12-11 07:17:00
  • 138:

    梅雨

    「ん〜…、相手はホストなんでしょ?だったら営業って言う手もあるし。店には行ったりしてるの?」
    「二回程、行ったわ。でもね、変なの。」
    「何が?」
    「会計しようとしたら、俺の奢りとか言って、払わしてくれないのよ。」

    2007-12-11 07:23:00
  • 139:

    梅雨

    「育て…?なのかしら?」と、アリサ。
    「あたしに育てなんてして、意味があるのかしら。」「そーよね。何なのかしらね。」
    結局アリサも、よく分からないとなり、電話を切った。あたしも、考えても分からないから、その事は考えない事にした。営業ならそれでいぃ。と、言う事で落ち着いた。

    2007-12-11 07:27:00
  • 140:

    梅雨

    返事が遅くなり、ごめんなさい?
    読んでくれている方、ありがとうございます?

    2007-12-11 07:28:00
  • 141:

    梅雨

    「いらっしゃいませ!」
    ドアを開けると、爆音のトランスが耳に入る。あたしを見付けるなり、幸があたしの方に向かってきた。
    「サユさん!来るなら連絡ぐらいしてよ!」
    「ごめんなさい。近くまで来たものだから、顔でも見て行こうと思って。」
    あたしがそぅ言うと、幸は仕方ないな、といった感じであたしを席に案内した。

    2007-12-11 08:50:00
  • 142:

    名無しさん

    アゲ

    2007-12-11 23:49:00
  • 143:

    名無しさん

    ↑↑

    2007-12-12 02:10:00
  • 144:

    名無しさん

    ??

    2007-12-12 03:19:00
  • 145:

    名無しさん

    楽しみにしてます

    2007-12-12 22:56:00
  • 146:

    梅雨

    150サン?151サン?152サン?153サン?
    読んでくださりありがとうございます?
    今から更新していきます?

    2007-12-13 12:12:00
  • 147:

    梅雨

    「とりあえずビール。」
    席に座るなり、あたしは幸に言った。幸は「了解。」と言って、店の奥に入っていく。カバンからタバコを取り出そうとした時、ふいに視線を感じ、顔をあげるとあたしのちょうど真向かいの席に、あたしが初めてこの店に来た時にいた彼女が、こっちを見ていた。彼女は、あたしを睨むよぅな目で見ている。幸の客、全てが気にいらないといった感じで。
    「サユさん、お待たせ。」
    幸が手に、ビール瓶とグラスを持ってやってきた。あたしは、視線を彼女から幸にうつす。幸と目が合うと、幸は笑った。

    2007-12-13 12:22:00
  • 148:

    梅雨

    「ハイ、どーぞ。」
    幸からグラスを渡され、受け取ると、グラス一杯に黄金色の液体が注がれていく。あたしはソレを、二口ぐらいで飲み干した。
    「サユさん、ゆっくり飲まないと酔うよ。」
    と、心配そぅな幸を横目にあたしは言った。
    「大丈夫よ。あたしお酒強いから。」

    2007-12-13 12:25:00
  • 149:

    梅雨

    幸と、他愛もない会話をしている最中、ずっと彼女はあたし達の方を見ていた。あたしは、それに気付きながらも、あえて分かっていないフリをする。
    「2番テーブル、アンナちゃんから幸にドンペリピンク頂きましたぁ!」
    突然のシャンパンコール。幸はあたしに小さく謝るそぶりをすると、アンナと言う名前の、あの子の席へと行った。幸が隣に座るなり、彼女はあたしに勝ち誇ったよぅな笑顔を向ける。

    2007-12-13 12:30:00
  • 150:

    梅雨

    どぅやら彼女は、あたしを挑発しているらしい。
    「…これだからガキは。」
    あたしは、小さくそぅ言って、あたしの席に来たヘルプに「ロイヤルバカラ持ってきて。」と言った。小娘相手に、ちまちま勝負したって仕方がない。
    「な、なんと、6番テーブル、サユさんから幸に、ロイヤルバカラ頂きました!」
    店の中が一瞬ざわつく。

    2007-12-13 12:35:00
  • 151:

    梅雨

    あたしの席に、幸が慌てて戻ってきた。
    「サ、サユさん何やってんの!?」
    「何って、あの子が挑発したからソレにのってあげたのよ。」
    あたしは、そぅ言ってアゴで彼女をさした。彼女は、何とも言えない、悔しそうな顔をしている。あたしは、彼女に微笑み、ビールを一口飲んだ。幸は、そんなあたし達を、困ったよぅな顔で見ていた。

    2007-12-13 12:39:00
  • 152:

    梅雨

    すみませんが、誰かロイヤルバカラの大まかな値段とか分かる方がいたら教えてもらえませんか(>人

    2007-12-13 12:41:00
  • 153:

    名無しさん

    200万から300万ぐらいじゃない?

    2007-12-13 12:45:00
  • 154:

    梅雨

    161サン?
    ありがとうございます??助かりました?
    それでは書いて行きますね??

    2007-12-13 12:50:00
  • 155:

    梅雨

    「サユさん、これの値段いくらか分かってんの…?」
    幸が、呆れながらバカラを指差し言った。
    「さぁ。」
    と、言って、あたしはビールをグラスに注ぎ、一口飲んだ。ビールのキツイ炭酸が、あたしの喉を潤す。

    2007-12-13 12:54:00
  • 156:

    梅雨

    「はぁ。」
    幸があたしの横で、小さくため息をついた。
    「まぁいぃじゃない。それより、ビールもぅ一本持ってきて。」
    幸は困ったよぅな顔を、あたしに見せ、ビールを取りに店の奥へと行った。あたしは、幸が行ってすぐに立ち上がり、トイレへと向かう。

    2007-12-13 12:58:00
  • 157:

    梅雨

    用をたし、トイレから出るとアンナが手洗い場にもたれていた。
    「どいてくれる?手を洗いたいんだけど。」
    あたしの言葉を無視して、アンナは口を開いた。
    「あんた何なの?」
    「…ハァ。何が?」

    2007-12-13 13:02:00
  • 158:

    梅雨

    「幸の何かって聞いてんのよ!」
    アンナの声が、少しキツくなる。
    「前にも言ったと思うけど、ただの客よ。」
    あたしは、ゆっくりアンナに言い聞かせるよぅに言った。

    2007-12-14 02:01:00
  • 159:

    梅雨

    「あたしに嫉妬してるか知らないけど、しょうもない挑発とかしないでくれる?面白くないから。」
    あたしが言い終わると、アンナは顔を真っ赤にして、トイレから出て行った。
    「これだから、ガキは嫌なのよ。」
    そぅ呟き、あたしもトイレを出て自分の席に戻る。

    2007-12-14 02:08:00
  • 160:

    名無しさん

    おもしろい?いつも楽しく拝見してます?完結させてください?

    2007-12-14 05:42:00
  • 161:

    梅雨

    168サン?
    おもしろいと言ってくださりありがとうございます(?´艸`)
    長くなると思いますが、絶対完結させますね(●´▽`●)

    2007-12-14 16:02:00
  • 162:

    名無しさん

    楽しみ?

    2007-12-15 03:17:00
  • 163:

    名無しさん

    実話じゃないん?値段とか知らんってなんか萎えたわ??

    2007-12-16 00:06:00
  • 164:

    名無しさん

    実話じゃなくても楽しいし、展開気になるし梅雨さん自分のペースでいいんで更新楽しみにしてます??

    2007-12-16 01:52:00
  • 165:

    名無しさん

    実話ぢゃないって最初の方に書いてるやん
    ちゃんと読めや

    2007-12-16 02:31:00
  • 166:

    名無しさん

    早く読みたいー

    2007-12-16 04:02:00
  • 167:

    名無しさん

    おもろい?頑張ってぇ(?。'V`。)b+゚

    2007-12-16 04:16:00
  • 168:

    梅雨

    172サン?
    読んで頂き、ありがとうございます?
    完結まで、長いと思いますが良かったらまた読んでやってください(>_

    2007-12-16 04:51:00
  • 169:

    梅雨

    167の続き。

    アンナの席に目をやると、彼女は幸にもたれかかり、泣いているよぅだった。どぅせ、あたしの文句でも幸に言っているんだろう。そぅ思うと、なんだかバカらしくなりあたしは、そこらへんにいるホストを呼び「チェック」とだけ言った。
    「サユさん帰るの!?」
    あたしのチェックに、幸が戻ってきた。鞄から財布を取りながら、幸に言った。

    2007-12-16 04:57:00
  • 170:

    梅雨

    「えぇ。あたしはいぃから、あの子の側にいてあげたら?」
    「…下まで送る。」
    そぅ言った時の幸の顔は、なんだかとても悲しそぅに見えた。あたしはそれに、気付きながらも無視をした。
    「すみません。」
    気まずい雰囲気の中、先ほどのホストがあたしに伝票を渡す。少しだけ、気まずい雰囲気が緩んだ。

    2007-12-16 05:09:00
  • 171:

    梅雨

    鞄から三百万を取りだし、ホストに渡す。ホストはお金を受け取ると「少しお待ち下さい。」と言って、店の奥に消えていった。その間、また沈黙になり、耐え兼ねたあたしは口を開く。
    「ほら、仕事してきなさい。」
    手でシッシッとすると幸は、何とも言えない顔をして自分の客の席に戻っていった。
    外に出ると、ひんやりとした冷たい空気が、あたしを包んだ。

    2007-12-16 05:19:00
  • 172:

    梅雨

    「―はぁ。」
    冷たい手を擦りながら、あたしはタクシーに乗り家へと帰る。タクシーの中から見た、夜の街は近付くX'masのせいか、赤と緑のX'mas特有のカラーに染まりつつあった。
    「もぅすぐX'masですね。」
    愛想の良さそうな運転手が話かけてくる。
    あたしはバックミラー越しに、運転手を見て頷くだけだった。

    2007-12-16 05:26:00
  • 173:

    名無しさん

    楽しく見てます?頑張って

    2007-12-16 05:37:00
  • 174:

    梅雨

    家に着くなり、携帯のバイブが鳴り、ディスプレイを見ると【幸】と出ている。
    「もしもし、サユさん。」
    「どぅしたの?」
    「あのさ、、いや、家着いたかなって思って。」
    「大丈夫よ。もぅ着いたから。」

    2007-12-16 05:37:00
  • 175:

    梅雨

    182サン?
    こんな時間やのに見てもらいありがとうございます?頑張ります?

    2007-12-16 05:38:00
  • 176:

    梅雨

    「そっか…。」
    そぅ言うと、幸は黙ってしまった。
    「どぅかした?」
    あたしの問いに、何か答えよぅとしたのが、電話越しに分かる。そして、少しして幸が喋りだした。
    「…今日みたいな事、もぅしないでね。俺、前にも言ったと思うけど、サユさんの事は客として見てないから。」

    2007-12-16 05:42:00
  • 177:

    名無しさん

    いつ見てもおもしろい?楽しみだぁ?

    2007-12-16 05:50:00
  • 178:

    梅雨

    「だから…。」
    幸の言葉を最後まで聞かずに、あたしは話した。
    「何言ってるの。店でお金を使った時点で、あたしは幸の客よ。それにね、今日のだって幸の為にした訳じゃないわ。ただ、あの子の挑発にのってやっただけ。まぁ、あたしも大人げなかったけど。それより、もぅ眠いし寝るわ。お休み。」あたしは一方的に話、勝手に電話を切った。
    幸は何がしたいの?どぅして【客として、見てない。】なんて言うの?そんな言葉いらない。そんな言葉が欲しくて、幸に会いに行く訳じゃない。

    2007-12-16 05:51:00
  • 179:

    梅雨

    186サン?
    こんな下手くそな話やのに、楽しみと言って頂きありがとうございます?
    嬉しい(?´艸`)ゥフフ

    2007-12-16 05:52:00
  • 180:

    梅雨


    ただ、幸の笑った顔が見たいだけ。それだけでいぃ。あたしに、それ以上の事を望ませないで。都合のいぃ客。あたしは、それでいぃ。

    2007-12-16 05:57:00
  • 181:

    名無しさん

    せつな〜い?

    2007-12-16 10:20:00
  • 182:

    名無しさん

    アゲ

    2007-12-16 17:39:00
  • 183:

    名無しさん

    さゆちゃんも主ちゃんも大好き?

    2007-12-16 22:24:00
  • 184:

    梅雨

    190サン?
    読んでくれてありがとうございます??
    今から更新していきますね?
    191サン?
    アゲてくれてありがとうございます??
    192サン?
    大好きなんて(?´艸`)ゥフフありがとうございます??

    2007-12-17 16:16:00
  • 185:

    梅雨

    「カンパーイ!」
    テーブルの上には、沢山のシャンパンとボトルが並べられている。あたしの横に座っている、アリサはひどくご機嫌だ。
    「ホラ!サユも飲んで!」
    まだシャンパンが入っている、あたしのグラスに又、シャンパンをつぐアリサ。今日は、アリサが好きだと言っていたホストのバースディイベントらしく、何故かあたしはアリサに誘われて一緒に来ていた。

    2007-12-17 16:20:00
  • 186:

    梅雨

    「アリサ、飲み過ぎよ。」
    アリサの持っているシャンパンを奪い、テーブルに置く。
    「何よぉ、いぃじゃない。今日は賢吾の誕生日なんだから!」
    賢吾と言うのは、アリサが惚れているホストだ。彼はナンバーに入っているらしく、さっきからあっちの席、こっちの席、と忙しそぅに歩き回っている。
    「彼もぅ少しで、No.1になれるんですって。」

    2007-12-17 16:25:00
  • 187:

    梅雨

    アリサが、あたしにだけ聞こえるよぅに言った。彼女の目は、賢吾を見たまま。
    「そぅ。」
    「あたしね、彼がNo.1になったら決めてる事があるの。」
    と、あたしの方を向きアリサが言った。その時の、アリサの目は何かを決心している目だった。
    「何を?」

    2007-12-17 16:37:00
  • 188:

    梅雨

    「カミングアウトする。」
    「カミングアウト?」
    「そぅ。彼には、全て知って欲しいの。それに、隠してるのも結構辛いのよ。」そぅ言って、笑うアリサ。
    「さ、今日はとことん飲むわよ!」
    アリサは近くにいたホストに、「シャンパンもぅ一本!」と言った。

    2007-12-17 16:45:00
  • 189:

    梅雨

    その日は結局、店の閉店時間まで、アリサに付き合わされた。
    「気持ち悪い…。」
    アリサはソファに横になりながら、青冷めた顔で何度も同じ事を言っている。
    「アリサ、大丈夫?」
    あたしがそぅ聞いても、アリサは「気持ち悪い…。」としか言わない。仕方なく、あたしはボーイの子に、水を持ってきてくれるよぅに頼んだ。

    2007-12-18 02:53:00
  • 190:

    梅雨

    「アリサ大丈夫ですか?」
    頭の上から、声が降ってきたから見上げると、賢吾が心配そぅにアリサを見ている。
    「大丈夫じゃないわね。どぅしようかしら。」
    「俺、看てるんで、サユさんは先に帰ってもいぃですよ?サユさんも疲れたでしょ?」
    あたしは賢吾の言葉に甘えて、先に帰る事にした。アリサに、気付いたら連絡するよぅに頼んで。店から出ると、空はもぅ明るい。道ばたには、潰れて座りこんでいるホストが何人かいた。

    2007-12-18 03:00:00
  • 191:

    梅雨

    そんなホストを横目に、あたしはタクシー乗り場まで歩く。すると、少し先を歩く、見慣れた後ろ姿があった。
    ―煉だ。隣には、真っ赤なコートを着た、二十代半ばの女性。仲の良いカップルのよぅに、腕を組んで歩いている。どぅやら彼等も、タクシー乗り場に向かっているよぅだった。このまま行けば、煉と会ってしまう。そぅ思い、あたしは咄嗟に目についた喫茶店に入った。
    「いらっしゃいませー。」可愛らしい店員が、あたしを席に案内し、コーヒーとだけ言って外を見る。煉と、赤いコートの女性が、キスしているのが見えた。

    2007-12-18 03:08:00
  • 192:

    名無しさん

    楽しみにあげ

    2007-12-18 11:14:00
  • 193:

    梅雨

    「相変わらずね。」
    そぅ呟いて、店員が持ってきた苦いコーヒーを口に運ぶ。『俺、色とか出来ないから。』
    あたしといた時、彼は良くそぅ口にしていた。あたしはそんなの嘘だと、分かっていても、彼の言葉を信じよぅとしていた。だけど、サイトにはあたしの信じよぅとする事を、否定するかのよぅに彼の【色】で、常に盛り上がっていたっけ。

    煉の姿が見えなくなったのを、確認してあたしは店を出た。空はさっきよりも明るくなり、街には会社へ行く人や、学校に行く人でいっぱいになっていた。

    2007-12-18 17:44:00
  • 194:

    名無しさん

    更新されてる?

    2007-12-18 18:28:00
  • 195:

    梅雨

    201サン?
    読んでくれて、ありがとうございます??
    203サン?
    更新せずごめんなさい?
    今からしていきます?

    2007-12-18 20:35:00
  • 196:

    梅雨

    行き交う人のなみを、抜けタクシーに乗り、家に帰る。家に着くと、一気に疲れが押し寄せ、あたしは眠りについた。
    『サユは特別だから。』
    夢を見た。まだ煉が、あたしの隣で眠っていた頃の。あたしの髪を撫で、優しく笑いかける煉。その笑顔が、あたしは大好きだった。愛しくて。その頃のあたしには、煉が全てだった。

    2007-12-18 20:39:00
  • 197:

    名無しさん

    頑張れぇ?

    2007-12-18 20:51:00
  • 198:

    名無しさん

    頑張れぇ?

    2007-12-18 20:53:00
  • 199:

    梅雨

    起きると、あたしは泣いていた。涙なんて、あの時に全て流したと思っていたのに…。
    「…嫌な夢ね。」
    起き上がり、お風呂場へ向かう。バスタブに熱めのお湯を入れ、たまるのを待つ。洗面台の棚から、桃の香りがする入浴剤を選び、お風呂に置いた。お湯が溜まるまでには、まだ時間がかかる。その時、ふと思い出した。桃の香りの入浴剤は、煉が気に入っていた事を。

    2007-12-19 00:07:00
  • 200:

    梅雨

    …そして、この部屋には、煉と過ごした思い出がありすぎる事を。
    「引越し、しよう。」
    そぅ思いたち、パソコンをつける。新しい家を探す為に。2時間程、パソコンの前にいた時、お風呂の事を思いだし、慌ててお湯を止めにいき、入浴剤をいれバスタブに浸かる。体が温まっていく。

    2007-12-19 00:15:00
  • 201:

    梅雨

    次の日。
    「サユさん、引っ越すの?」あたしは、突然の幸の呼び出しで、オープンカフェに来ていた。
    「えぇ。今家を探してるの。でもいぃ所が中々なくて。」
    ホットカフェオレをクルクル掻き混ぜながら、持ってきていた家の雑誌を幸に見せる。

    2007-12-19 01:57:00
  • 202:

    梅雨

    幸は雑誌を手に取り、パラパラとめくる。
    「あ、ここは?繁華街から歩いて2分。2dkで、床暖房、オートロック完備だよ?因みにペットもオッケー。」
    「ペットはいぃのよ。飼う気ないし。実家に帰ればいるしね。」
    カフェオレを一口飲む。幸はまだ雑誌を、ペラペラとめくっている。

    2007-12-19 02:02:00
  • 203:

    梅雨

    それからカフェを出て、あたし達は不動産に行く事にした。
    「いぃ部屋あるといぃね。」
    と、幸。
    「てゆーか、忘れてたけど今日は何か用事があったんじゃないの?」
    あたしの言った事に、幸は忘れてた。みたいな顔をした。

    2007-12-19 02:10:00
  • 204:

    梅雨

    「今日は、サユさんに、渡したいものがあって。」
    「渡したいもの?」
    幸は頷くと、コートのポケットから小さい箱を取り出した。「あげる。」
    少し、照れたよぅな笑顔で幸はあたしに、箱を渡す。「なに?」
    「ちょっと早いけど、クリスマスプレゼント。」

    2007-12-19 11:50:00
  • 205:

    梅雨

    「クリスマス…プレゼント?」
    「もぅすぐクリスマスでしょ。だから。開けてみて。」
    金色のリボンを解き、箱を開けると中には、キレイなピンク色の石がついた、ハート型のネックレスだった。
    「安物だけど、サユさんに似合いそぅだったから。」
    あたしは、ネックレスを手に取り太陽にかざしてみた。太陽の光りに、石が反射してキラキラと光る。

    2007-12-19 11:55:00
  • 206:

    梅雨

    「…キレイ。幸、ありがとう。」
    あたしが言うと、幸は笑った。
    「あたしも、何かプレゼントしないといけないわね。」「いらないよ。それより付けてみて。」
    あたしは頷き、幸がくれたネックレスを付けてみた。
    「サユさん、よく似合ってるよ。」

    2007-12-19 11:58:00
  • 207:

    梅雨

    そぅ言って、笑う幸。なんとなく、あたしはこの笑顔が好きなんだ、と思った。惚れるとかじゃなく、ただ好きなんだと。
    「クリスマスの日、店終わったら会えない?」
    幸が言った。
    「お店に行くわ。ネックレス貰ったし、御礼もかねて。」「来なくていぃよ。終わった後、少しでもいぃから会いたいんだ。」

    2007-12-19 12:19:00
  • 208:

    名無しさん

    前から思とったんやけど?書きかためっさウザイ?
    ここのぬし何となく嫌い?1日に礼のレス返すだけや ちょっとしか書かんし??中身も薄い?

    2007-12-19 14:33:00
  • 209:

    名無しさん

    書き方がウザいっていうか、セリフが不自然で気になることない?
    なんか話し方が変や…

    2007-12-19 14:47:00
  • 210:

    名無しさん

    218さんの言いたい事と
    あたしの言いたいん同じ?セリフがまじ不自然?ずっと 思とった?目障りな話かたや?

    2007-12-19 14:56:00
  • 211:

    名無しさん

    そう思うんやったら読まんかったら?あたし楽しみにしてるのにそんなん言うて主さんが書くのやめたら嫌やからそんなん言わんといてほしい!

    2007-12-19 14:58:00
  • 212:

    名無しさん

    だって本当のことやもん。

    2007-12-19 15:10:00
  • 213:

    名無しさん

    掲示板は応援や意見言う所やと思いますよ。
    読んで思った事言って言いと思いますけどね(^O^)/ 好きな人がいれば嫌いな人いて当然ですから。あたしは前からズット思ってたけど書かなかっただけで同意見の人がいたから書きました掲示板はそういう所です。

    2007-12-19 15:14:00
  • 214:

    名無しさん

    アタシ他の小説も読んでるケドここのヌシ、所々他の小説の一部パクってると思う。
    フイクションやから詰るん分かるケド気のせいやナイと思うよ-そんなんすぐアタシ分かった-最低やと思う!!

    2007-12-19 16:39:00
  • 215:

    名無しさん

    目障り言ってどうなんねん?今から書き方変えろって言ってるん?更新するなって言いたいん?粗探しの為にわざわざ読んでるんですかー?目障りなら読まんかったらええやん?続き読みたいのに主が気悪なって更新やめたら嫌やわー。

    2007-12-19 18:19:00
  • 216:

    梅雨

    今更話し方かえられないんで、目障りなら、サゲて書いていきます。すみません。後、パクりと言う方、どこの小説からパクったかをちゃんと書いてから言ってくれませんか?そんなんも書いてないのに、パクりって普通に気悪いんですが。それと、読んでくれている方、ありがとうございます?

    2007-12-19 18:21:00
  • 217:

    確かに似てる?
    てかココの作者が別のやつを読んでて頭に残ってたんと思う・・・パクリというよりアイデアを使ったんやろな違うん書いてるん読んでる子やったらすぐワカルワ?

    2007-12-19 18:31:00
  • 218:

    名無しさん

    226は223に言ってんやけど主のいう様に別の作品の名前書いたら相手に迷惑カカルシ言えるハズないやん?

    2007-12-19 18:37:00
  • 219:

    名無しさん

    展開とか似てる事はそらあるよね。今まで見た物とか無意識にインプットされてるわけやし。小説もやけどドラマとか歌とか詩とかでも。パクった=悪意っていうのとはまた違うんちゃうかな?楽しみにしてるから頑張ってください?私は主さんがわざわざサゲて書く必要はないと思うよ?

    2007-12-19 18:45:00
  • 220:

    ?

    そら頭にインプットされてるゆうんも一理あんな
    でもや似てるとかゆうてる人らは他のん読んでて
    そう思ったんやろ?それやったらかなり似てる部分があるんちゃうのん??
    ホストもん多いからな??

    2007-12-19 21:03:00
  • 221:

    名無しさん

    ここの作者て性格ワル???どの小説をパクリましたか?みたいなコト普通聞かんやろ同じ小説書いてるコがダイタイ言わんやん?あと自作多いと思う?ぅちだけかな??

    2007-12-20 00:02:00
  • 222:

    名無しさん

    >>230うん、あんただけやで?あんたもだいぶ性格悪いし。

    2007-12-20 00:39:00
  • 223:

    名無しさん

    >>230だけやないと思う! 盗作とかそんな大きな問題やなくて書いてる人のレス良くないやん?
    なんとなく態度も嫌いやわ少なくとも小説つまんない個人的な意見でした?

    2007-12-20 02:11:00
  • 224:

    名無しさん

    ひどく…ってよく使われてる表現が気になるのは私だけ??

    2007-12-20 02:14:00
  • 225:

    名無しさん

    そうかなぁ?????今始めて読んだけど????なんでそれよか盛り上がってるん?
    あーしは興味ないからもう読まんけど
    読みたい人は読めばイイし^

    2007-12-20 02:38:00
  • 226:

    名無しさん

    うちはスキ?
    読みたいから書いてほしい?

    2007-12-20 02:47:00
  • 227:

    名無しさん

    どっちでもええとおもう?すきもキライもええやん?アタシはややキライよりヤケドナ潰しするコトもないよねぇ?ただセリフ変やなくらいの
    感想カナ?ではbyby?

    2007-12-20 02:58:00
  • 228:

    名無しさん

    頑張って完結してください???楽しみにしてます?

    2007-12-21 02:18:00
  • 229:

    名無しさん

    書くのやめたて思ってた?まだ書くんや??
    薄っぺらい小説書く主ってきらいやな?あたし???

    2007-12-21 05:13:00
  • 230:

    応援してます?

    2007-12-21 14:12:00
  • 231:

    名無しさん

    ヌシもう書く気ないんやろ?だったらもう読まんし??あんなくらい叩かれたからて書かんなら無理やな?

    2007-12-21 18:39:00
  • 232:

    名無しさん

    主さん書いてください??ぅちは主さんの小説好きです??この小説好きな人もいるんで??続きお願いします??

    2007-12-21 22:38:00
  • 233:

    名無しさん

    ファンの気持ちもわかるけど すんごく叩かれてもファンの 応援に励まされて書いてる作者もいてるやん
    書かないんなら書かないていうのも誠意やと思うでゞ書くんなら書いたらいいと思う
    ほったらかしはやめたら?

    2007-12-22 00:52:00
  • 234:

    名無しさん

    楽しみに待ってるのに………

    2007-12-22 14:33:00
  • 235:

    名無しさん

    ?

    2007-12-25 23:17:00
  • 236:

    名無しさん

    放置さいてい?ファンの人もぬしはパクリしたとか
    いわれてたしな?
    もう書けんのやろし一番の被害者は応援してた人や?なんかぬし気持ち悪いわ?

    2007-12-26 01:53:00
  • 237:

    名無しさん

    ほんまにもうかかへんの?ずっと待ってるのに

    2007-12-29 02:31:00
  • 238:

    名無しさん

    早く書こうよ

    2008-01-07 19:00:00
  • 239:

    出会い系

    2008-01-24 02:40:00
  • 240:

    出会い系

    2008-01-24 16:08:00
  • 241:

    出会い系

    2008-01-25 02:55:00
  • 242:

    出会い系

    2008-01-25 05:10:00
  • 243:

    出会い系

    2008-01-26 05:53:00
  • 244:

    名無しさん

    ???

    2008-02-12 05:54:00
  • 245:

    名無しさん

    ?

    2008-11-09 22:59:00
  • 246:

    名無しさん

    読んでたのに?↓

    2008-11-14 18:22:00
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